JPH0552046B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0552046B2 JPH0552046B2 JP1117499A JP11749989A JPH0552046B2 JP H0552046 B2 JPH0552046 B2 JP H0552046B2 JP 1117499 A JP1117499 A JP 1117499A JP 11749989 A JP11749989 A JP 11749989A JP H0552046 B2 JPH0552046 B2 JP H0552046B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- atm
- magnet
- hours
- hot rolling
- radially oriented
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 19
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 19
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 claims description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 7
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 6
- 229910052733 gallium Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 2
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000001953 recrystallisation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
≪産業上の利用分野≫
本発明は、モータのロータ等に使用されるラジ
アル配向磁石の製造方法に関する。 ≪従来の技術≫ 従来、ラジアル配向磁石は次のような方法で製
造されている。 (1) 磁性材料の粉状体(以下、磁粉)と、バイン
ダーとしての樹脂を混合し、この混合物を磁場
にてラジアル配向させながら加圧成形し、いわ
ゆるボンド磁石を製造する。 (2) 磁粉を磁場にてラジアル配向させながら加圧
成形し、Ar等の不活性ガス雰囲気中で、1000
℃以上の高温で、1〜数時間焼結し、いわゆる
焼結磁石を製造する。 (3) 磁性材料を溶融後、鋳型にて鋳造し、この鋳
造磁石をホツトプレスで押出し加工することに
よりラジアル配向させる。 ≪発明が解決しようとする課題≫ しかし、前記(1)〜(3)の方法においては、各々次
のような欠点がある。 (1)のボンド磁石の場合は、バインダーとしての
樹脂が磁気特性を大幅に低下させる。しかし、磁
石の機械的強度を保持させる上で、ある程度の量
のバインダーを使用しなければならない。 (2)の焼結磁石の場合は、1000℃以上の高温での
焼結の際に、収縮あるいは膨張が生じ、寸法精度
を高精度にすることが困難である。 (3)の鋳造磁石の場合は、ホツトプレス型の製作
が困難で、所望形状のものを製造することが困難
ないしは不可能である。また、この場合、結晶軸
と磁化方向との相対的な関係による異方性の問題
があり、所望のラジアル配向ができないこともあ
る。 さらにまた、(1)と(2)の場合は、上記の欠点の他
に、磁場の関係で大型のものを製造することがで
きない。 本発明は、以上の諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、磁気特性に優れ、
しかも高寸法精度を有し、かつ小型から大型まで
所望形状を有するラジアル方向磁石を容易に製造
することができる方法を提案するにある。 ≪課題を解決するための手段≫ 上記目的を達成するために、本発明はR−Fe
−B−A(R:Yを含む希土類金属のうち少なく
とも1種、A:Ga、Co、Cu、Alのうち少なくと
も1種)系鋳造合金を500〜1000℃で0.5〜2時間
加熱後、0.02〜2時間/mの速度で熱間圧延を行
つて配向させた後、プレスして円弧状にし、該円
弧状体を組合せてラジアル配向磁石とすることを
特徴とする。 ≪作用≫ 本発明ではR−Fe−B−A系鋳造合金を用い
るが、この鋳造合金であれば、下記の本発明にお
ける熱間圧延により異方化することができる。 なお、Rは3atm%未満では立方晶組織となつ
て異方化が困難となり、30atm%より多いと非磁
性のRリツチ相が多くなるため、3〜30atm%と
することが好ましい。 Bは2atm%未満であると高保磁力を発現でき
ず、28atm%より多いと微細なR−Fe−B−A相
を析出することができず保磁力を低下させるた
め、2〜28atm%とすることが好ましい。 Aは、Ga、Co、Cu、Alのうち少なくとも1種
であり、GaはiHcを増加させる作用を有し、
0.4atm%未満ではこの作用が発現せず、1.25atm
%より多いとBrが低下するため、0.4〜1.25atm
%とすることが好ましい。 Coは、キユーリー点を増加させる作用を有し、
0.2atm%未満であるとこの作用は発現しないが、
量が増すにつれて保磁力を低下させるため、
20atm%が上限である。 Cuは、加工異方性を向上させる作用を有し、
0.4atm%未満ではこの作用が生ぜず、3atm%よ
り多いとBrが低下するため、0.4〜3atm%とする
ことが好ましい。 Alは、保磁力を増大させる作用があり、
0.4atm%未満ではこの作用が発現しないが、量
が増すにつれて残留磁束密度を低下させるため、
3atm%が上限である。 Feは、残部を構成するものであり、上記のR、
B、Aの量によつて左右されるが、一般には、40
〜90atm%とすることが好ましい。 上記のR−Fe−B−A系鋳造合金は、温度500
〜1000℃で0.5〜2時間加熱後、速度0.02〜2時
間/mの熱間圧延が施工されて配向される。 この時、500℃未満、0.5時間未満の加熱では、
上記鋳造合金の再結晶化が生じないため、圧延が
できなくなり、1000℃より高温で、2時間より長
い加熱であると結晶粒が粗大化し、磁気特性が低
下する。 また、0.02時間/mより速いと鋳造合金が割れ
てしまい、2時間/mより遅くても配向度は変わ
らないため、磁気特性は変化せず、むしろ温度を
保持することが困難となり、加工がむずかしくな
る。 なお、この熱間圧延の際の加工率(鋳造合金の
圧延前の厚さt1と、圧延後の厚さt2とにおいて、
t1−t2/t1)は、余りに小さいと良好に配向せ
ず、逆に余り大きくても配向度が変わらず、磁気
特性に変化が見られないため、40〜90%程度とす
ることが好ましい。 本発明では、この熱間圧延後にプレス円弧状に
する。この円弧は、半円、1/3円、1/4円等適宜の
円弧状で良いが、半円より大きいとプレス型の製
作が困難になるのみならず、プレス加工性も低下
するため、半円以下の円弧状とすることが好まし
い。 このようにして成形された円弧状体を2個以上
組合せれば、ラジアル配向磁石を得ることができ
る。 ≪実施例≫ 実施例 1 Pr17Fe76B5Cu2の鋳造合金(厚さt1=20mm)1
を、800℃で1時間加熱後、第1図に示すように
800℃に加熱したロール2,2間を速度0.5時間/
mで通過させて厚さt2=4mmに熱間圧延した(加
工率t1−t2/t1=80%)。 これにより、熱間圧延前乱雑であつた鋳造合金
1中の磁気方向(図中の矢印)が、熱間圧延後の
鋳造合金1aの厚さ方向に均一に配向した。 次いで、第2図Aに示すように、熱間圧延後の
鋳造合金1aを半円形の凹部2を有するダイス3
(800℃)上に載置し、第2図Bに示すように、上
部からダイス4(800℃)をプレスして半円状に
成形した。 本例では、上記熱間圧延後直ちにプレスしたた
め、鋳造合金1aは十分高温となつており、プレ
スに先立つ鋳造合金1aの加熱は不要であつた
が、熱間圧延とプレスの間が長時間あるときは、
鋳造合金1aを800〜850℃程度に予め加熱してお
く。 上記プレスの後、第3図に示すように、半円形
鋳造合金1bの両端を削除し、寸法精度を確保し
た。 そして、第3図に示す半円形鋳造合金1bを2
個組合せて、第4図に示すようなラジアル配向磁
石1cを完成した。 このラジアル配向磁石の磁気特性を測定したと
ころ、iHc=9.2kOe、Br=12.3kG、(BH)max
=33.2kOeであつた。 実施例 2〜5 実施例1において、熱間圧延前の加熱温度・時
間を下表のようにする以外は、実施例1と全く同
様にしてラジアル配向磁石を製造し、磁気特性を
測定した。この結果を下表にまとめて示す。
アル配向磁石の製造方法に関する。 ≪従来の技術≫ 従来、ラジアル配向磁石は次のような方法で製
造されている。 (1) 磁性材料の粉状体(以下、磁粉)と、バイン
ダーとしての樹脂を混合し、この混合物を磁場
にてラジアル配向させながら加圧成形し、いわ
ゆるボンド磁石を製造する。 (2) 磁粉を磁場にてラジアル配向させながら加圧
成形し、Ar等の不活性ガス雰囲気中で、1000
℃以上の高温で、1〜数時間焼結し、いわゆる
焼結磁石を製造する。 (3) 磁性材料を溶融後、鋳型にて鋳造し、この鋳
造磁石をホツトプレスで押出し加工することに
よりラジアル配向させる。 ≪発明が解決しようとする課題≫ しかし、前記(1)〜(3)の方法においては、各々次
のような欠点がある。 (1)のボンド磁石の場合は、バインダーとしての
樹脂が磁気特性を大幅に低下させる。しかし、磁
石の機械的強度を保持させる上で、ある程度の量
のバインダーを使用しなければならない。 (2)の焼結磁石の場合は、1000℃以上の高温での
焼結の際に、収縮あるいは膨張が生じ、寸法精度
を高精度にすることが困難である。 (3)の鋳造磁石の場合は、ホツトプレス型の製作
が困難で、所望形状のものを製造することが困難
ないしは不可能である。また、この場合、結晶軸
と磁化方向との相対的な関係による異方性の問題
があり、所望のラジアル配向ができないこともあ
る。 さらにまた、(1)と(2)の場合は、上記の欠点の他
に、磁場の関係で大型のものを製造することがで
きない。 本発明は、以上の諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、磁気特性に優れ、
しかも高寸法精度を有し、かつ小型から大型まで
所望形状を有するラジアル方向磁石を容易に製造
することができる方法を提案するにある。 ≪課題を解決するための手段≫ 上記目的を達成するために、本発明はR−Fe
−B−A(R:Yを含む希土類金属のうち少なく
とも1種、A:Ga、Co、Cu、Alのうち少なくと
も1種)系鋳造合金を500〜1000℃で0.5〜2時間
加熱後、0.02〜2時間/mの速度で熱間圧延を行
つて配向させた後、プレスして円弧状にし、該円
弧状体を組合せてラジアル配向磁石とすることを
特徴とする。 ≪作用≫ 本発明ではR−Fe−B−A系鋳造合金を用い
るが、この鋳造合金であれば、下記の本発明にお
ける熱間圧延により異方化することができる。 なお、Rは3atm%未満では立方晶組織となつ
て異方化が困難となり、30atm%より多いと非磁
性のRリツチ相が多くなるため、3〜30atm%と
することが好ましい。 Bは2atm%未満であると高保磁力を発現でき
ず、28atm%より多いと微細なR−Fe−B−A相
を析出することができず保磁力を低下させるた
め、2〜28atm%とすることが好ましい。 Aは、Ga、Co、Cu、Alのうち少なくとも1種
であり、GaはiHcを増加させる作用を有し、
0.4atm%未満ではこの作用が発現せず、1.25atm
%より多いとBrが低下するため、0.4〜1.25atm
%とすることが好ましい。 Coは、キユーリー点を増加させる作用を有し、
0.2atm%未満であるとこの作用は発現しないが、
量が増すにつれて保磁力を低下させるため、
20atm%が上限である。 Cuは、加工異方性を向上させる作用を有し、
0.4atm%未満ではこの作用が生ぜず、3atm%よ
り多いとBrが低下するため、0.4〜3atm%とする
ことが好ましい。 Alは、保磁力を増大させる作用があり、
0.4atm%未満ではこの作用が発現しないが、量
が増すにつれて残留磁束密度を低下させるため、
3atm%が上限である。 Feは、残部を構成するものであり、上記のR、
B、Aの量によつて左右されるが、一般には、40
〜90atm%とすることが好ましい。 上記のR−Fe−B−A系鋳造合金は、温度500
〜1000℃で0.5〜2時間加熱後、速度0.02〜2時
間/mの熱間圧延が施工されて配向される。 この時、500℃未満、0.5時間未満の加熱では、
上記鋳造合金の再結晶化が生じないため、圧延が
できなくなり、1000℃より高温で、2時間より長
い加熱であると結晶粒が粗大化し、磁気特性が低
下する。 また、0.02時間/mより速いと鋳造合金が割れ
てしまい、2時間/mより遅くても配向度は変わ
らないため、磁気特性は変化せず、むしろ温度を
保持することが困難となり、加工がむずかしくな
る。 なお、この熱間圧延の際の加工率(鋳造合金の
圧延前の厚さt1と、圧延後の厚さt2とにおいて、
t1−t2/t1)は、余りに小さいと良好に配向せ
ず、逆に余り大きくても配向度が変わらず、磁気
特性に変化が見られないため、40〜90%程度とす
ることが好ましい。 本発明では、この熱間圧延後にプレス円弧状に
する。この円弧は、半円、1/3円、1/4円等適宜の
円弧状で良いが、半円より大きいとプレス型の製
作が困難になるのみならず、プレス加工性も低下
するため、半円以下の円弧状とすることが好まし
い。 このようにして成形された円弧状体を2個以上
組合せれば、ラジアル配向磁石を得ることができ
る。 ≪実施例≫ 実施例 1 Pr17Fe76B5Cu2の鋳造合金(厚さt1=20mm)1
を、800℃で1時間加熱後、第1図に示すように
800℃に加熱したロール2,2間を速度0.5時間/
mで通過させて厚さt2=4mmに熱間圧延した(加
工率t1−t2/t1=80%)。 これにより、熱間圧延前乱雑であつた鋳造合金
1中の磁気方向(図中の矢印)が、熱間圧延後の
鋳造合金1aの厚さ方向に均一に配向した。 次いで、第2図Aに示すように、熱間圧延後の
鋳造合金1aを半円形の凹部2を有するダイス3
(800℃)上に載置し、第2図Bに示すように、上
部からダイス4(800℃)をプレスして半円状に
成形した。 本例では、上記熱間圧延後直ちにプレスしたた
め、鋳造合金1aは十分高温となつており、プレ
スに先立つ鋳造合金1aの加熱は不要であつた
が、熱間圧延とプレスの間が長時間あるときは、
鋳造合金1aを800〜850℃程度に予め加熱してお
く。 上記プレスの後、第3図に示すように、半円形
鋳造合金1bの両端を削除し、寸法精度を確保し
た。 そして、第3図に示す半円形鋳造合金1bを2
個組合せて、第4図に示すようなラジアル配向磁
石1cを完成した。 このラジアル配向磁石の磁気特性を測定したと
ころ、iHc=9.2kOe、Br=12.3kG、(BH)max
=33.2kOeであつた。 実施例 2〜5 実施例1において、熱間圧延前の加熱温度・時
間を下表のようにする以外は、実施例1と全く同
様にしてラジアル配向磁石を製造し、磁気特性を
測定した。この結果を下表にまとめて示す。
【表】
上表から明らかなように、800℃、1hrが最適で
あつた。 なお、600℃、1hrでは、鋳造合金に若干の割れ
が発生して加工がやや困難になり、また変形能が
小さく配向が十分でないため、上表のようによう
にBrがやや低かつた。 1000℃、1hrでは、結晶粒が粗大化する傾向が
見られ、上表のようにBrがやや低かつた。 実施例 6〜8 実施例1において、熱間圧延の速度(すなわ
ち、ロール通過速度)を下表のようにする以外は
実施例1と全く同様にしてラジアル配向磁石を製
造し、磁気特性を測定した。この結果を下表にま
とめて示す。
あつた。 なお、600℃、1hrでは、鋳造合金に若干の割れ
が発生して加工がやや困難になり、また変形能が
小さく配向が十分でないため、上表のようによう
にBrがやや低かつた。 1000℃、1hrでは、結晶粒が粗大化する傾向が
見られ、上表のようにBrがやや低かつた。 実施例 6〜8 実施例1において、熱間圧延の速度(すなわ
ち、ロール通過速度)を下表のようにする以外は
実施例1と全く同様にしてラジアル配向磁石を製
造し、磁気特性を測定した。この結果を下表にま
とめて示す。
【表】
なお、熱間圧延速度(ロール通過速度)が0.02
時間/mと速いと、変形能が小さいため配向がや
や不足気味で、上表のようにBrがやや低かつた。 逆に、0.5時間/mを超えても配向度が変わら
ないため、磁気特性は変化しなかつた。 実施例 9〜12 実施例1において、熱間圧延時の加工率を下表
のようにする以外は実施例1と全く同様にしてラ
ジアル配向磁石を製造し、磁気特性を測定した。 この結果を下表にまとめて示す。
時間/mと速いと、変形能が小さいため配向がや
や不足気味で、上表のようにBrがやや低かつた。 逆に、0.5時間/mを超えても配向度が変わら
ないため、磁気特性は変化しなかつた。 実施例 9〜12 実施例1において、熱間圧延時の加工率を下表
のようにする以外は実施例1と全く同様にしてラ
ジアル配向磁石を製造し、磁気特性を測定した。 この結果を下表にまとめて示す。
【表】
上表から明らかなように、加工率が大きくなる
程、配向度が良好になるため、Brが増加した。 但し、加工率が90%を超えると、配向度に大き
な変化がなくなるため、Brは変わらなかつた。 ≪発明の効果≫ 以上詳述したように本発明に係る鋳造方法によ
れば、優れた磁気特性を有し、かつ寸法精度の高
いラジアル配向磁石を容易に製造することができ
る。 また、複雑形状のものを、小型から大型のもの
まで容易に製造することができる。 しかも、加工が簡単であり、鋳造、熱間圧延、
プレスのオンライン化が容易に行え、量産に適し
ている。
程、配向度が良好になるため、Brが増加した。 但し、加工率が90%を超えると、配向度に大き
な変化がなくなるため、Brは変わらなかつた。 ≪発明の効果≫ 以上詳述したように本発明に係る鋳造方法によ
れば、優れた磁気特性を有し、かつ寸法精度の高
いラジアル配向磁石を容易に製造することができ
る。 また、複雑形状のものを、小型から大型のもの
まで容易に製造することができる。 しかも、加工が簡単であり、鋳造、熱間圧延、
プレスのオンライン化が容易に行え、量産に適し
ている。
第1図〜第4図は本発明に係るラジアル配向磁
石の製造方法を工程順に示す説明図である。
石の製造方法を工程順に示す説明図である。
Claims (1)
- 1 R−Fe−B−A(R:Yを含む希土類金属の
うち少なくとも1種、A:Ga、Co、Cu、Alのう
ち少なくとも1種)系鋳造合金を500〜1000℃で
0.5〜2時間加熱後、0.02〜2時間/mの速度で
熱間圧延を行つて配向させた後、プレスして円弧
状にし、該円弧状体を組合せてラジアル配向磁石
とすることを特徴とするラジアル配向磁石の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11749989A JPH02297910A (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | ラジアル配向磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11749989A JPH02297910A (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | ラジアル配向磁石の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02297910A JPH02297910A (ja) | 1990-12-10 |
JPH0552046B2 true JPH0552046B2 (ja) | 1993-08-04 |
Family
ID=14713253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11749989A Granted JPH02297910A (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | ラジアル配向磁石の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02297910A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992020081A1 (en) * | 1991-04-25 | 1992-11-12 | Seiko Epson Corporation | Method of producing a rare earth permanent magnet |
DE102016220654B4 (de) | 2015-10-30 | 2023-09-28 | GM Global Technology Operations LLC | Verfahren zur herstellung eines nicht-planaren magneten |
JP7155971B2 (ja) * | 2018-12-05 | 2022-10-19 | 大同特殊鋼株式会社 | 円弧状永久磁石およびその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63286515A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-24 | Seiko Epson Corp | 永久磁石の製造方法 |
JPH02252222A (ja) * | 1989-03-25 | 1990-10-11 | Seiko Epson Corp | 永久磁石の製造方法 |
-
1989
- 1989-05-12 JP JP11749989A patent/JPH02297910A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63286515A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-24 | Seiko Epson Corp | 永久磁石の製造方法 |
JPH02252222A (ja) * | 1989-03-25 | 1990-10-11 | Seiko Epson Corp | 永久磁石の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02297910A (ja) | 1990-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01139738A (ja) | 磁気異方性磁石材料の製造方法及びその装置 | |
CN107424695B (zh) | 一种双合金纳米晶稀土永磁体及其制备方法 | |
JPH0366105A (ja) | 希土類系異方性粉末および希土類系異方性磁石 | |
JPH0552046B2 (ja) | ||
JPS62203302A (ja) | 鋳造希土類―鉄系永久磁石の製造方法 | |
JPH02263404A (ja) | 希土類鉄系永久磁石 | |
JPH01261803A (ja) | 希土類永久磁石の製造方法 | |
JPH0552047B2 (ja) | ||
JPH10270224A (ja) | 異方性磁石粉末の製造方法および異方性ボンド磁石の製造方法 | |
KR100225497B1 (ko) | RE-TM-B 합금을 기초로 하는 영구자석 제조방법(METHOD FOR MANUFACTURING PERMANENT MAGNET BASED ON Re-TM-B ALLOY) | |
JPS63211705A (ja) | 異方性永久磁石及びその製造方法 | |
JPS63286515A (ja) | 永久磁石の製造方法 | |
JPH01169910A (ja) | 異方性Nd−Fe−B系磁石の製造方法 | |
JPH01175207A (ja) | 永久磁石の製造方法 | |
JPS61290701A (ja) | R−Fe−B系永久磁石およびその製造方法 | |
JPH02252222A (ja) | 永久磁石の製造方法 | |
JPH04134806A (ja) | 永久磁石の製造方法 | |
JPS63213317A (ja) | 希土類−鉄系永久磁石 | |
JPH03150818A (ja) | 希土類磁石の製造方法 | |
JPH01245503A (ja) | 希土類磁石の製造方法 | |
JPS63209107A (ja) | ボンド磁石用磁粉の製造方法 | |
JPH027403A (ja) | 磁気異方性磁石およびその製造方法 | |
JPH07161523A (ja) | 希土類永久磁石およびその製造方法 | |
JPH02252211A (ja) | 異方性永久磁石およびその製造方法 | |
JPH06124829A (ja) | 円弧形状磁石およびその製造方法 |