JPH02297910A - ラジアル配向磁石の製造方法 - Google Patents

ラジアル配向磁石の製造方法

Info

Publication number
JPH02297910A
JPH02297910A JP11749989A JP11749989A JPH02297910A JP H02297910 A JPH02297910 A JP H02297910A JP 11749989 A JP11749989 A JP 11749989A JP 11749989 A JP11749989 A JP 11749989A JP H02297910 A JPH02297910 A JP H02297910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
radially oriented
hours
cast alloy
magnetic properties
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11749989A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0552046B2 (ja
Inventor
Takaaki Yasumura
隆明 安村
Yasutoshi Mizuno
水野 保敏
Tomoyuki Hayashi
智幸 林
Kazuo Matsui
一雄 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP11749989A priority Critical patent/JPH02297910A/ja
Publication of JPH02297910A publication Critical patent/JPH02297910A/ja
Publication of JPH0552046B2 publication Critical patent/JPH0552046B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モータのロータ等に使用されるラジアル配向
磁石の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、ラジアル配向磁石は次のような方法で製造されて
いる。
(1)磁性材料の粉状体(以下、磁粉)と、バインダー
としての樹脂を混合し、この混合物を磁場にてラジアル
配向させながら加圧成形し、いわゆるボンド磁石を製造
する。
(2)磁粉を磁場にてラジアル配向させながら加圧成形
し、A「等の不活性ガス雰囲気中で、1000℃以上の
高温で、1〜数時間焼結し、いわゆる焼結磁石を製造す
る。
(3)磁性材料を溶融後、鋳型にて鋳造し、この鋳造磁
石をホットプレスで押出し加工することによりラジアル
配向させる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前記(1)〜(3)の方法においては、各々次
のような欠点がある。
(1)のボンド磁石の場合は、バインダーとしての樹脂
が磁気特性を大幅に低下させる。しかし、磁石の機械的
強度を保持させる上で、ある程度の量のバインダーを使
用しなければならない。
(2)の焼結磁石の場合は、1000℃以上の高温での
焼結の際に、収縮あるいは膨張が生じ、寸法精度を高精
度にすることが困難である。
(3)の鋳造磁石の場合は、ホットプレス型の製作が困
難で、所望形状のものを製造することが困難ないしは不
可能である。また、この場合、結晶軸と磁化方向との相
対的な関係による異方性の問題があり、所望のラジアル
配向ができないこともある。
さらにまた、(1)と(2)の場合は、上記の欠点の他
に、磁場の関係で大型のものを製造することができない
本発明は、以上の諸点に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、磁気特性に優れ、しかも高寸法精度
を有し、かつ小型から大型まで所望形状を有するラジア
ル配向磁石を容易に製造することができる方法を提案す
るにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明はR−Fe−B−A
(R:Yを含む希土類金属のうち少なくとも1種、A:
Ga、Co、Cu、Ajlのうち少なくとも1種)系鋳
造合金を500〜1000℃で0.5〜2時間加熱後、
0.02〜2時間/mの速度で熱間圧延を行って配向さ
せた後、プレスして円弧状にし、該円弧状体を組合せて
ラジアル配向磁石とすることを特徴とする。
(作 用) 本発明ではR−Fe−B−A系鋳造合金を用いるが、こ
の鋳造合金であれば、下記の本発明における熱間圧延に
より異方化することができる。
なお、Rは3 ate%未満では立方晶組織となって異
方化が困難となり、30at−%より多いと非磁性のR
リッチ相が多くなるため、3〜30at!5%とするこ
とが好ましい。
Bは2 ats+%未満であると高保磁力を発現できず
、28 atm%より多いと微細なR−Fe−B−人相
を析出することができず保磁力を低下させるため、2〜
28at1%とすることが好ましい。
Aは、Ga、Co、Cu、Alのうち少なくとも1種で
あり、GaはiHcを増加させる作用を有し、0.4a
ta%未満ではこの作用が発現せず、1.25ats%
より多いとB「が低下するため、0.4〜1,25at
s%とすることが好ましい。
Coは、キューリ一点を増加させる作用を有し、0.2
ats%未満であるとこの作用は発現しないが、量が増
すにつれて保磁力を低下させるため、20at膳%が上
限である。
Cuは、加工異方性を向上させる作用を有し、0.4a
t−%未満でitこの作用が生ぜず、3at■%より多
いとBrが低下するため、0.4〜3at−%とするこ
とが好ましい。
Alは、保磁力を増大させる作用があり、0゜4 at
s+%未満ではこの作用が発現しないが、量が増すにつ
れて残留磁束密度を低下させるため、3at11%が上
限である。
Feは、残部を構成するものであり、上記のRlB、A
の量によって左右されるが、一般には、40〜90at
−%とすることが好ましい。
上記のR−Fe−B−A系鋳造合金は、温度500〜1
000℃で0.5〜2時間加熱後、速度0.02〜2時
間/mの熱間圧延が施工されて配向される。
この時、500℃未満、0.5時間未満の加熱では、上
記鋳造合金の再結晶化が生じないため、圧延ができなく
なり、1000℃より高温で、2時間より長い加熱であ
ると結晶粒が粗大化し、磁気特性が低下する。
また、0.02時時間用より速いと鋳造合金が割れてし
まい、2時間/mより遅くても配向度は変わらないため
、磁気特性は変化せず、むしろ温度を保持することが困
難となり、加工がむずかしくなる。
なお、この熱間圧延の際の加工率(鋳造合金の圧延前の
厚さ11と、圧延後の厚さt2とにおいて、tl −t
2 /ll )は、余り小さいと良好に配向せず、逆に
余り太き(ても配向度が変わらず、磁気特性に変化が見
られないため、40〜90%程度とすることが好ましい
本発明では、この熱間圧延後にプレス円弧状にする。こ
の円弧は、半円、1/3円、1/4円等適宜の円弧状で
良いが、半円より大きいとプレス型の製作が困難になる
のみならず、プレス加工性も低下するため、半円以下の
円弧状とすることが好ましい。
このようにして成形された円弧状体を2個以上組合せれ
ば、ラジアル配向磁石を得ることができる。
(実施例) 実施例I P r 17 F e 7e B 5Cu 2の鋳造合
金(厚さtl−20器)1を、800℃で1時間加熱後
、第1図に示すように800℃に加熱したロール2.2
間を速度0.5時間/mで通過させて厚さt2−4關に
熱間圧延した(加工率tl−t2/ll −80%)。
これにより、熱間圧延面乱雑であった鋳造6金1中の磁
気方向(図中の矢印)が、熱間圧延後の鋳造合金18の
厚さ方向に均一に配向した。
次いで、第2図(A)に示すように、熱間圧延後の鋳造
合金1aを半円形の凹部2を有するダイス3(800℃
)上に載置し、第2図(B)に示すように、上部からダ
イス4(800℃)をプレスして半円状に成形した。
本例では、上記熱間圧延後直ちにプレスしたため、鋳造
合金1aは十分高温となっており、プレスに先立つ鋳造
合金1aの加熱は不要であったが、熱間圧延とプレスの
間が長時間あるときは、鋳造合金1aを800〜850
℃程度に予め加熱しておく。
上記プレスの後、第3図に示すように、半円形鋳造合金
1bの両端を削除し、寸法精度を確保した。
そして、第3図に示す半円形鋳造合金1bを2個組合せ
て、第4図に示すようなラジアル配向磁石ICを完成し
た。
このラジアル配向磁石の磁気特性を測定したところ、1
Hc−9,2kOe、Br−12,3kG、(BH)m
ax−33,2kOeであった。
実施例2〜5 実施例1において、熱間圧延前の加熱温度・時間を下表
のようにする以外は、実施例1と全く同様にしてラジ、
アル配向磁石を製造し、磁気特性をilN定した。この
結果を下表にまとめて示す。
上表から明らかなように、800℃、lhrが最適であ
った〇 なお、600℃、lhrでは、鋳造合金に若干の割れが
発生して加工がやや困難になり、また変形能が小さく配
向が十分でないため、上表のようにようにBrがやや低
かった。
1000℃、lhrでは、結晶粒が粗大化する傾向が見
られ、上表のようにBrがやや低かった。
実施例6〜8 実施例1において、熱間圧延の速度(すなわち、ロール
通過速度)を下表のようにする以外は実施例1と全く同
様にしてラジアル配向磁石を製造し、磁気特性を測定し
た。この結果を下表にまとめて示す。
なお、熱間圧延速度(ロール通過速度)が0゜02時時
間用と速いと、変形能が小さいため配向がやや不足気味
で、上表のようにBrがやや低かった。
逆に、0.5時間/mを超えても配向度が変わらないた
め、磁気特性は変化しなかった。
実施例9〜12 実施例1において、熱間圧延時の加工率を下表のように
する以外は実施例1と全く同様にしてラジアル配向磁石
を製造し、磁気特性を測定した。
この結果を下表にまとめて示す。
上表から明らかなように、加工率が大きくなる程、配向
度が良好になるため、B「が増加した。
但し、加工率が90%を超えると、配向度に大きな変化
がなくなるため、Brは変わらなかった。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明に係る鋳造方法によれば、優
れた磁気特性を有し、かつ寸法精度の高いラジアル配向
磁石を容易に製造することができる。
また、複雑形状のものを、小型から大型のものまで容易
に製造することができる。
しかも、加工が簡単であり、鋳造、熱間圧延、プレスの
オンライン化が容易に行え、量産に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明に係るラジアル配向磁石の製造
方法を工程順に示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. R−Fe−B−A(R:Yを含む希土類金属のうち少な
    くとも1種、A:Ga,Co,Cu,Alのうち少なく
    とも1種)系鋳造合金を500〜1000℃で0.5〜
    2時間加熱後、0.02〜2時間/mの速度で熱間圧延
    を行って配向させた後、プレスして円弧状にし、該円弧
    状体を組合せてラジアル配向磁石とすることを特徴とす
    るラジアル配向磁石の製造方法。
JP11749989A 1989-05-12 1989-05-12 ラジアル配向磁石の製造方法 Granted JPH02297910A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11749989A JPH02297910A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 ラジアル配向磁石の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11749989A JPH02297910A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 ラジアル配向磁石の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02297910A true JPH02297910A (ja) 1990-12-10
JPH0552046B2 JPH0552046B2 (ja) 1993-08-04

Family

ID=14713253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11749989A Granted JPH02297910A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 ラジアル配向磁石の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02297910A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992020081A1 (en) * 1991-04-25 1992-11-12 Seiko Epson Corporation Method of producing a rare earth permanent magnet
JP2020092167A (ja) * 2018-12-05 2020-06-11 大同特殊鋼株式会社 円弧状永久磁石およびその製造方法
DE102016220654B4 (de) 2015-10-30 2023-09-28 GM Global Technology Operations LLC Verfahren zur herstellung eines nicht-planaren magneten

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63286515A (ja) * 1987-05-19 1988-11-24 Seiko Epson Corp 永久磁石の製造方法
JPH02252222A (ja) * 1989-03-25 1990-10-11 Seiko Epson Corp 永久磁石の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63286515A (ja) * 1987-05-19 1988-11-24 Seiko Epson Corp 永久磁石の製造方法
JPH02252222A (ja) * 1989-03-25 1990-10-11 Seiko Epson Corp 永久磁石の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992020081A1 (en) * 1991-04-25 1992-11-12 Seiko Epson Corporation Method of producing a rare earth permanent magnet
US5352302A (en) * 1991-04-25 1994-10-04 Seiko Epson Corporation Method of producing a rare-earth permanent magnet
DE102016220654B4 (de) 2015-10-30 2023-09-28 GM Global Technology Operations LLC Verfahren zur herstellung eines nicht-planaren magneten
JP2020092167A (ja) * 2018-12-05 2020-06-11 大同特殊鋼株式会社 円弧状永久磁石およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0552046B2 (ja) 1993-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60100402A (ja) 磁気異方性の鉄‐希土類系永久磁石を作る方法
JPH01139738A (ja) 磁気異方性磁石材料の製造方法及びその装置
JPH02297910A (ja) ラジアル配向磁石の製造方法
JPH07272914A (ja) 焼結磁石およびその製造方法
JPH01270210A (ja) アーク状永久磁石及びその製造方法
JPH02263404A (ja) 希土類鉄系永久磁石
JPH01261803A (ja) 希土類永久磁石の製造方法
CN1021607C (zh) 各向异性微晶稀土永磁材料的制备方法及其设备
JPH02297911A (ja) ラジアル配向磁石の製造方法
JPH10270224A (ja) 異方性磁石粉末の製造方法および異方性ボンド磁石の製造方法
JP2002226970A (ja) Co系ターゲットおよびその製造方法
JPS62102504A (ja) 樹脂結合永久磁石の製造方法
JPS63211705A (ja) 異方性永久磁石及びその製造方法
JPH05152119A (ja) 熱間加工した希土類元素−鉄−炭素磁石
JP3128993B2 (ja) 円弧形状磁石およびその製造方法
JPH06188120A (ja) 円弧形状磁石およびその製造方法
JPH06244046A (ja) 永久磁石の製造方法
JPS61290701A (ja) R−Fe−B系永久磁石およびその製造方法
JPH01169910A (ja) 異方性Nd−Fe−B系磁石の製造方法
JPH04352402A (ja) 円弧形状磁石およびその製造方法
JPS63213322A (ja) 希土類−鉄系永久磁石
KR19980058554A (ko) Re-tm-b 합금을 기초로 하는 영구자석 제조방법
JPH07161523A (ja) 希土類永久磁石およびその製造方法
JPH027403A (ja) 磁気異方性磁石およびその製造方法
JPS61243154A (ja) 磁性合金