JPH0551116A - 重量構造物の運搬方法及びその装置 - Google Patents

重量構造物の運搬方法及びその装置

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JPH0551116A
JPH0551116A JP21383791A JP21383791A JPH0551116A JP H0551116 A JPH0551116 A JP H0551116A JP 21383791 A JP21383791 A JP 21383791A JP 21383791 A JP21383791 A JP 21383791A JP H0551116 A JPH0551116 A JP H0551116A
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Mitsuo Ota
充夫 太田
Satoyuki Yokoi
聡之 横井
Hiroshi Katsube
弘 勝部
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MITSUI FUDOUSAN KENSETSU KK
Toa Corp
PS Co Ltd
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MITSUI FUDOUSAN KENSETSU KK
Toa Corp
PS Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】重量数千トンのプレキャストコンクリート構造
物等を台車を用いることなく容易に陸上運搬する。 【構成】ケーソン1の底面と平坦な帯状路面2との間に
圧力媒体を充填する圧力媒体バッグ43、牽引板42、
減摩摺動板41を積層した支承部4を設ける。圧力媒体
バッグ43は常用10kgf/cm2 未満のゴム袋から
なり、供給管44を経て、圧縮空気を封入して膨張さ
せ、ケーソン1を地盤3上から浮上させると共に、その
荷重を均一に減摩摺動板41に分布させる。減摩摺動板
41の下面には溝が設けてあり、この溝は、減摩摺動板
41と平坦路2の上面のステンレス板21との間に密封
室を形成する。この溝に圧縮空気を供給管44から供給
する。ワイヤ45によって牽引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大型プレキャストコンク
リート構造物等の大型の重量構造物の運搬方法及びその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大型プレキャストコンクリート構造物等
の重量構造物は、軌条上を走行する台車に載せて運搬す
るのが普通である。長大な桁材とか大型防波堤用ケーソ
ンなどは単位大きさが近年ますます大きくなり、これを
載設して運搬する台車は強大重装備とせざるを得ず、極
めて高価となると共に、台車上に載せるために、重量構
造物を例えば1mも持ち上げる必要があり、作業の困難
性が増大している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば大型防波堤用ケ
ーソンを例にとると、従来のケーソンは1体の重量が2
000t程度以下であったが、近時6000tあるいは
それ以上のものが現出している。このようなケーソンは
地盤の良好な内陸部において製造し、岸壁に運んで台船
上に載せ、海上を所要位置まで運搬して据付ける。
【0004】このような場合の陸上運搬において、従来
のような台車装置を用いることなく、重量構造物を簡易
な方式で運搬する方法及びその装置を提供することが本
発明の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は大型重量構造物
の運搬に当り、この構造物の底面に受平面を形成し、こ
の受平面を多数の減摩摺動板を介して平坦運搬路上に載
せ、この受け平面とこの減摩摺動板との間に圧力媒体に
よる背圧を付加して前記構造物を浮上させ、減摩摺動板
の支承力を均等化し、この減摩摺動板を平坦運搬路上を
摺動させて前記構造物を陸上運搬することを特徴とする
重量構造物の運搬方法である。
【0006】上記方法を好適に実施するための本発明の
装置は、平滑金属板を載設した複数列の帯状の平坦路面
と、構造物の底面の受平面を支承し該平坦路面上に載設
する多数の支承装置と、該支承装置に圧力媒体を供給す
る圧力媒体源と、該支承装置を牽引する牽引装置とから
なり、前記支承装置は前記平坦路面上を摺動する減摩摺
動板、索引材及び圧力媒体バッグの積層材からなり、前
記減摩摺動板は超高分子樹脂の摺動板であって、その平
坦路面との摺動面に平坦路面との接触部によりシールさ
れた圧力媒体封入凹部を設け、該凹部に圧力媒体を供給
する供給管を結合したことを特徴とする重量構造物の運
搬装置である。
【0007】
【作用】本発明方法では、重量構造物の底面に受平面を
形成し、この受平面を多数の板状の減摩摺動板を介して
平坦運搬路上に載せ、圧力媒体によって、減摩摺動板に
背圧を掛け、構造物を僅かに浮上させると共に支承力を
均一化させ、これを摺動移動させるものである。
【0008】平坦運搬路は例えばプレストレストコンク
リートI型桁などを用い、その上面にステンレス鋼板な
どの平滑な金属板等を載置して形成する。平坦路面は幅
の狭い複数列の帯状とし、重量構造物を製造する場所の
床面にあっては製作のための地盤上面より運搬用の平坦
路面の上面を低くして形成するとよい。こうすると、重
量構造物の製造時には平面の床面上で製造することがで
き、製造完了したとき圧力媒体封入バッグに圧力媒体を
供給して膨張させ、重量構造物を浮上させて運搬するこ
とができ、重量構造物を持ち上げる別の装置を必要とし
ない。この浮上量は運搬に必要な最小限とすることがで
き、例えば5〜10cm程度で十分である。
【0009】圧力媒体としては圧縮空気を用いるとよい
が、其の他の圧力媒体を使用することもできる。圧力媒
体封入バッグは常用10kgf/cm2未満の強化ゴム
袋を用いるとよい。減摩摺動板としては摩擦係数の小さ
い超高分子合成樹脂、例えば超高分子状ポリエチレンの
板材(ステンレス鋼板との摩擦係数約0.2)を用い
る。この減摩摺動板のステンレス鋼板との当接面には凹
部を設け、この凹部に圧縮空気を供給する構造とするこ
とによって接触面の荷重を減じ、摺動抵抗を一層減少さ
せるようにする。凹部圧力を安定して維持するために外
縁部に圧力の逸散を防止する機構を設ける。例えば、重
量構造物の荷重P、減摩摺動材の摺動面の凹部の面積の
全面積に対する比率をx、摩擦係数をμとし、凹部に平
均支承面圧の2倍の圧力の圧力媒体を供給すると、この
減摩摺動材を水平に牽引するための所要引張力は近似的
に、μP(1−2x)となる。なお、摺動面に極圧減摩
剤等を用いてさらに引張力を減少させることは自由であ
る。
【0010】
【実施例】図1は本発明の運搬装置の牽引方向に直角な
部分横断面図である。図2はその縦断面図、図3は減摩
摺動材の下面、図4は牽引方向に直角な全体横断面図、
図5は全体平面図である。図4に示すようにケーソン1
の運搬方向に延長した複数列の平坦運搬路2を設ける。
この平坦運搬路2は例えばプレストレストコンクリート
I型桁と同様のものとし、その上面にステンレス鋼板を
貼着している。そして、ケーソン1の製造床盤3よりも
その天端を僅かに低くしておき、その上にのせた後述の
圧力媒体バッグに内圧を加えて膨張させ、ケーソン1全
体を支承部4を介して床盤3の上面から浮き上がらせ
る。支承部4は平坦運搬路2の上面に載置されている。
【0011】ケーソン1の底面に受平面を形成する板材
12が設けられ、この板材12と平坦な帯状路面2との
間に圧力媒体を充填する圧力媒体バッグ43、牽引板4
2、減摩摺動板41を積層した支承部4を介装してい
る。圧力媒体バッグ43は耐圧常用10kgf/cm2
未満のゴム袋からなり、例えば供給管44を経て、図示
しない圧気装置からの圧縮空気を封入して膨張させる。
図1は膨張した状態を示しており、ケーソン1を地盤3
上から浮上させると共に、その荷重を均一に多数のそれ
ぞれの減摩摺動板41に分布させる。
【0012】牽引板42は滑車5によりワイヤ45を介
して牽引される。圧力媒体バッグ43が膨張する以前、
すなわち、ケーソンの運搬開始以前は板材12は地盤3
の凹部31に載っており、その上面が地盤3の上面と同
一平面を形成し、ケーソンの製作床面となっている。牽
引板42は圧力媒体バッグ43と減摩摺動板41との間
に挾まれた鉄板等で、ワイヤ45によって牽引される。
【0013】減摩摺動板41は超高分子状ポリエチレン
を用いた。この材料は、 引張降伏応力 220kg/cm2 硬度(ロックウエルRスケール) 50 比重 0.94kg/l ステンレスとのすべり摩擦係数 0.2 である。図3(a)に示すように、減摩摺動板41の下
面は平面411と溝412が設けてある。溝412は図
3(b)に示すように、減摩摺動板41と平坦路2の上
面のステンレス板21と密着したとき密封室を形成す
る。この溝に圧縮空気を供給管44から管413、41
4を経て供給する(図3(c))。
【0014】図5は実施例の全体平面図である。陸上に
おいて製造されたケーソン1を運搬して来て、岸壁8か
ら海上の台船7に載せる直前の状態を示している。重量
6000トンのケーソンは、平坦路面2上を10台の牽
引台車5に誘導されて水平運搬され、2台のウインチ6
によりワイヤ61によって牽引されている。なお、図5
中の9は取りはずし可能な鋼製の桁である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、重装備の台車を設ける
必要がなく、また重量構造物を台車に載せるための格別
の装置を必要としない。また圧力媒体を用いて摺動板に
背圧をかけるので構造物全体を浮き上がらせることがで
き、さらに、その効果により各減摩摺動板の荷重を均一
化するので局部的な損傷を生ずることもなく、安定的に
牽引することができる。また、減摩摺動板の下面に凹部
を設けてここに圧力媒体を供給することによって、接触
面の押圧力を著しく減少することができるので牽引動力
も台車装置に比し大差ないものでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の運搬装置の牽引方向に
直角な部分横断面図である。
【図2】図2はその縦断面図である。
【図3】図3は摺動材の説明図で(a)は下面(図3
(b)のA−A矢視図)、(b)は図3(a)のB−B
矢視図、(c)は図3(a)のC−C矢視図である。
【図4】図4は牽引方向に直角な全体横断面図である。
【図5】図5は全体平面図である。
【符号の説明】
1 ケーソン 2 平坦運搬路 3 床盤 4 支承部 5 滑車 6 ウインチ 7 台船 8 岸壁 9 鋼製桁 11 底面 12 板材 21 ステンレス板 41 減摩摺動板 42 牽引板 43 圧力媒体バッグ 44 供給管 45 ワイヤ 61 ワイヤ 411 摺動面 412 凹部 413 供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横井 聡之 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 ピ ー・エス・コンクリート株式会社内 (72)発明者 勝部 弘 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 三 井不動産建設株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型重量構造物の運搬に当り、該構造物
    の底面に受平面を形成し、該受平面を多数の減摩摺動板
    を介して平坦運搬路上に載せ、該受平面と該減摩摺動板
    との間に圧力媒体背圧を付加して前記構造物を浮上さ
    せ、各減摩摺動板の支承力を均等化し、前記運搬路上を
    該減摩摺動板を摺動させて前記構造物を運搬することを
    特徴とする重量構造物の運搬方法。
  2. 【請求項2】 平滑金属板を載設した複数列の帯状の平
    坦路面と、構造物の底面の受平面を支承し該平坦路面上
    に載設する多数の支承装置と、該支承装置に圧力媒体を
    供給する圧力媒体源と、該支承装置を牽引する牽引装置
    とからなり、前記支承装置は前記平坦路面上を摺動する
    減摩摺動板、索引材及び圧力媒体バッグの積層材からな
    り、前記減摩摺動板は超高分子樹脂の摺動板であって、
    その平坦路面との摺動面に平坦路面との接触部によりシ
    ールされた圧力媒体封入凹部を設け、該凹部に圧力媒体
    を供給する供給管を結合したことを特徴とする重量構造
    物の運搬装置。
JP21383791A 1991-08-26 1991-08-26 重量構造物の運搬方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH066441B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07112900A (ja) * 1993-10-18 1995-05-02 Kawasaki Heavy Ind Ltd 重量物の据え付け方法および据え付け装置
JP2006283183A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 Nippon Steel Engineering Co Ltd 高炉炉体の撤去方法
CN103969064A (zh) * 2013-02-05 2014-08-06 中国国际海运集装箱(集团)股份有限公司 集装箱试验中加减砝码的设备及方法
WO2022146171A1 (ru) * 2020-12-30 2022-07-07 СЕМЕНОВ, Сергей Олегович Саморазгрузочная платформа

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WO2022146171A1 (ru) * 2020-12-30 2022-07-07 СЕМЕНОВ, Сергей Олегович Саморазгрузочная платформа

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