JPH0550978U - 小型直流モータのブラシダンパ - Google Patents

小型直流モータのブラシダンパ

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JPH0550978U
JPH0550978U JP10972691U JP10972691U JPH0550978U JP H0550978 U JPH0550978 U JP H0550978U JP 10972691 U JP10972691 U JP 10972691U JP 10972691 U JP10972691 U JP 10972691U JP H0550978 U JPH0550978 U JP H0550978U
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JP
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damper
brush
slit
motor
small
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JP10972691U
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広志 坂下
幸男 福田
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘着剤によってダンパをブラシに貼設しても
所定位置からずれることを防止する。 【構成】 スリット21を長手方向に形成して一方側を
分割した板状のブラシバネ20に先端部を除く一部にダ
ンパ23を貼設してなるブラシダンパにおいて、ブラシ
バネ20に固定孔22を形成すると共に、ダンパ23に
凸部24を形成し、凸部24をブラシバネ20に形成し
たスリット21及び固定孔22に係合させる。 【効果】 ブラシバネに対するダンパのずれが未然に防
止できるので、小型直流モータの整流子に対して安定し
た摺接状態を維持することができ、機械的ノイズの発生
を未然に防止して長寿命化を図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型直流モータのブラシダンパに関し、特にブラシバネに対するダ ンパの貼設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブラシを有する小型直流モータにあっては、ロータの回転中にブラシが振動す ると、整流子に対するブラシの良好な摺接状態が得られないばかりでなく、ブラ シノイズも大きくなる等各種の問題を生ずるので、ブラシの防振対策がとられて いる。
【0003】 図5は従来の小型直流モータの例を示す。図5において、カップ状のステータ ケース1の開放端部にはブラシホルダ2が圧入固定され、ステータケース1とブ ラシホルダ2に取り付けられた軸受7,8によって回転軸6が回転自在に支持さ れている。回転軸6にはロータコア4及び整流子9が固着され、ロータコア4に は駆動コイル5が巻回されている。ステータケース1の内周にはロータコア4を 取り囲むようにステータマグネット3が固定されている。ブラシホルダ2には板 状のブラシ10の基端部が固定されている。ブラシ10は、図6に示すように、 長手方向の一方側においてスリットがブラシ10の長手方向に形成され、これに よりブラシ10の上記一方側が複数条に分割されており、この一方側の先端部が 整流子9の周面に摺接している。ブラシ10の一部には、スリットの長手方向の 一部にわたって、ゴムや紙或いは樹脂等によって平板状に形成されたダンパ12 が粘着剤等により固着され、ブラシ10の防振対策がとられている。ブラシ10 の基端部にはターミナル13が固着されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の小型直流モータのブラシダンパにあっては、モータを高温、高湿の 環境で使用すると、ブラシ10にダンパ12を粘着剤によって貼設していること から、粘着強度が変化してダンパ12がブラシ10の所定位置からずれてしまう ことがあった。また、モータを長時間使用した場合には、モータ自体の発熱によ りモータ内部が高温になり、やはりダンパ12がブラシ10に対してずれてしま う。因みに、ダンパ12が長手方向と直角方向にずれた場合には、機械的なノイ ズが増大して寿命が減少する。また、長手方向にずれて整流子との摺接部分に到 達した場合には、導通不良が発生したりモータが停止することがある。
【0005】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、粘着剤によっ てダンパをブラシに貼設しても所定位置からずれることを防止することのできる 小型直流モータのブラシダンパを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、スリットを長手方向に形成して一方側を分割した板状のブラシバネ に先端部を除く一部にダンパを貼設してなるブラシダンパにおいて、前記ブラシ バネに固定孔を形成すると共に、前記ダンパに凸部を形成し、上記凸部を前記ブ ラシバネに形成したスリット及び固定孔に係合させる構成を有している。
【0007】
【作用】
ダンパに形成した凸部をブラシバネに形成した固定孔及びスリットに係合させ て粘着剤によって貼設すると、ダンパはブラシバネに対してずれることが防止さ れる。この結果、小型直流モータの整流子に対して安定した摺接状態を維持させ ることになり、機械的ノイズの発生が未然に防止され、しかも長寿命が図れる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案にかかる小型直流モータのブラシダンパの実施例について図面を 参照しながら説明する。図1乃至図3は本考案の第1の実施例を示す。図1及び 図2において、板状のブラシバネ20には、長手方向の一方側に長手方向の2条 のスリット21が形成され、このスリット21によって上記一方側が3分割され ている。この一方側の一部表面には、導電率良好な貴金属からなるクラッド部2 0aが形成されている。さらに、スリット21より図示左方の基端部側には、一 辺の長さをスリット21の幅にほぼ同じくした固定孔22が穿設されている。ま た、上記一方側の先端部及び他方側を除き、ダンパ23が粘着剤によって貼設さ れている。ダンパ23は上記長手方向の一部を覆っている。
【0009】 ダンパ23はゴムや紙或いは樹脂等からなり短冊状に形成され、上記ブラシバ ネ20の長手方向端部にスリット21及び固定孔22に対応位置して凸部24が 形成されている。凸部24は、図3に示すようにダンパ23の端部に幅を上記ス リット21及び固定孔22の幅寸法とほぼ等しいかやや小さくした舌片24aを 形成し、この舌片24aを裏面側に折り曲げることによって、ダンパ23の下面 に形成される。そして、凸部24を図2に示す如くスリット21及び固定孔22 に係合させ、ダンパ23の平坦部23aとブラシバネ20とを粘着剤によって貼 設する。
【0010】 このように、ダンパ23に形成した凸部24をブラシバネ20のスリット21 及び固定孔22に係合させて貼設することにより、固定孔22に係合させた凸部 24は、ブラシバネ20の長手方向及びこれと直角方向へのずれが阻止され、ま た、スリット21に係合した凸部24は、ブラシバネ20の長手方向と直角方向 へのずれが阻止されることになる。
【0011】 図4は本考案の第2の実施例を示す。図4において、ダンパ23の凸部25を ダボによって形成している。この場合ダンパ23としては、材質を樹脂とするこ とが望ましく、突出形成した凸部25を上記ブラシバネ20のスリット21及び 固定孔22に係合させる。この構成によっても前述の例と同様にブラシバネ20 に対して長手方向及びその直角方向へのずれが阻止される。図7は本考案の第3 の実施例を示し、スリット21と固定孔22が一体となっており、固定孔をスリ ットとみなすことができるので、スリットのみでダンパのずれ防止ができる。
【0012】 このように構成されたブラシバネ20は、その基端部を例えば図6について説 明したターミナル13に固定され、スリット21によって分割された先端部のク ラッド部20aを整流子9に摺接させた状態で使用することができる。
【0013】 尚、上述の実施例において説明した凸部24としては、ダンパ23に切り込み を形成し、舌片を裏面側にテーパ状に屈曲させてブラシバネ20のスリット21 に係合させてもよく、ブラシバネ20のスリット21及び固定孔22に係合させ る機能を有するものであれば、本考案を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の小型直流モータのブラシダンパは、 ダンパに形成した凸部をブラシバネに形成した固定孔及びスリットに係合させて 貼設するので、ブラシバネに対するダンパのずれが未然に防止できる。従って、 小型直流モータの整流子に対して安定した摺接状態を維持することができ、機械 的ノイズの発生を未然に防止して長寿命化を図ることができる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるブラシダンパの第1の実施例を
示す平面図である。
【図2】同上実施例の断面図である。
【図3】同上実施例の製造過程の一部形態を示す斜視図
である。
【図4】本考案にかかるブラシダンパの第2の実施例を
示す平面図である。
【図5】従来の小型モータを示す断面図である。
【図6】従来のブラシダンパを示す断面図である。
【図7】本考案にかかるブラシダンパの第3の実施例を
示す平面図及びその断面図である。
【符号の説明】
20 ブラシバネ 21 スリット 22 固定孔 23 ダンパ 24 凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリットを長手方向に形成して一方側を
    分割した板状のブラシバネに先端部を除く一部にダンパ
    を貼設してなるブラシダンパにおいて、前記ダンパに凸
    部を形成し、上記凸部を前記ブラシバネに嵌合固定させ
    てなる小型直流モータのブラシダンパ。
JP1991109726U 1991-12-13 1991-12-13 小型直流モータのブラシダンパ構造 Expired - Lifetime JP2574562Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991109726U JP2574562Y2 (ja) 1991-12-13 1991-12-13 小型直流モータのブラシダンパ構造

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JP1991109726U JP2574562Y2 (ja) 1991-12-13 1991-12-13 小型直流モータのブラシダンパ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0550978U true JPH0550978U (ja) 1993-07-02
JP2574562Y2 JP2574562Y2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=14517678

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991109726U Expired - Lifetime JP2574562Y2 (ja) 1991-12-13 1991-12-13 小型直流モータのブラシダンパ構造

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5694167U (ja) * 1979-12-21 1981-07-27
JPS5895178U (ja) * 1981-12-21 1983-06-28 株式会社東芝 整流子機のブラシ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5694167U (ja) * 1979-12-21 1981-07-27
JPS5895178U (ja) * 1981-12-21 1983-06-28 株式会社東芝 整流子機のブラシ装置

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Publication number Publication date
JP2574562Y2 (ja) 1998-06-18

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