JPH05509281A - 塩素酸からの二酸化塩素の生成 - Google Patents

塩素酸からの二酸化塩素の生成

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 l豆二ヱ1 塩素酸からの二酸化塩素の生成 l豆二玉上 本発明は、塩素酸とアルカリ金属塩素酸塩、通常は塩素酸ナトリウム、との混合 物からの二酸化塩素の製造に関する。
l豆立1j バルブ工場の漂白剤として有用な二酸化塩素は塩素酸塩の酸性水溶液を還元する ことによって、下記式%式% に従い化学的に製造されるが、その際電子e−は種々の還元剤、例えばメタノー ル、塩素イオン及び過酸化水素により供給される。この反応を実施するための多 (の工業的方法においてこのプロセスのための酸性度は硫酸により提供されるが 、一方塩素酸イオンは塩素酸ナトリウムによって提供される。これらの化学種の 存在は副生物としての成る形態の硫酸ナトリウムの形成をもたらす。
工業的方法の特別な具体例の一つは、本出願人に譲渡された米国特許第4,08 1,520 号(その開示は本文において参考文献として引用される)に記述さ れているような、本出願人の出願にかかるいわゆる「R8」法である。この方法 の改良形態及び修飾形態も本出願人の米国特許第4.465.658 号、同第 4.473.540 号及び同第4,627,969 号(これらの開示は本文 において参考文献として引用される)に記述されている。
この二酸化塩素生成方法においてその反応媒質は硫酸の高い合計規定度にあり、 そして大気圧以下の圧力のもとてその沸点に維持される。塩素酸イオンの還元剤 としてメタノールが用いられ、それにより二酸化塩素の形成は実質的に純粋な形 でもたらされる。反応媒質の沸騰する性質は水蒸気を生じ、これがガス状の二酸 化塩素の稀釈剤の役目をし、それによって二酸化塩素の分解が防止される。
副生硫酸ナトリウムがその反応媒質中で運転開始の後その溶液が硫酸ナトリウム で飽和されるまで形成され、次いでその反応媒質から硫酸ナトリウムが沈殿する 。反応容器からこの硫酸ナトリウムのスラリーを取り出し、このものから硫酸ナ トリウムの結晶を濾過分離して母液は塩素酸ナトリウム、硫酸及びメタノールの 補給量を添加した後反応帯域へ再循環される。
この方法は非常に効率が高く、そして工業的量で迅速に二酸化塩素を作り出す。
上にあげた式から結論されるように、生じた二酸化塩素の各モルについて1モル の塩素酸イオンと、それに従って1モルのナトリウムイオンとがその反応媒質に 加えられる。ナトリウムイオンは硫酸と共に導入された硫酸イオンと結合して硫 酸ナトリウムを生じ、これはその溶液の酸性度に依存して重硫酸ナトリウムであ るか、又はR8法の条件のもとではより通常的には、セスキ硫酸ナトリウムの複 塩、すなわちNa、旧SO,)、[又はNaHSO4−Na2SO4]であるこ とができる。
もう一つの、硫酸に基づく二酸化塩素形成方法、すなわち米国特許第3,864 ,456 号(その開示は本文において参考文献として引用される)に記述され ている低酸性度「R3」法は中性の硫酸ナトリウムを副生物として生ずる。
このような副生硫酸ナトリウム及び副生セスキ硫酸ナトリウム[「塩ケーキ」と も呼ばれる]は一般にこれまでバルブ工場における硫黄損失の補給に用いられて きた。
しかしながら漂白プラントの塩素化段階において塩素の二酸化塩素による置換を 高い割合で採用することはその二酸化塩素形成プロセスからの副生塩ケーキの生 成量が工場の必要補給量を超えることをもたらす。
従って例えばR8法の種々の特徴を有し、しかも同時に、二酸化塩素の同じ生成 量についてより少ない割合で硫酸ナトリウム副生物を生ずるような二酸化塩素の 生成方法がめられている。
例λば米国特許第2,811,420 号等において、金属陽イオンが補償する 必要がないということの考慮のもとに、塩素酸と塩酸との反応が下記式、すなわ ちHClOs + HCI →C10,十繕eta + R20に従い二酸化塩 素と、塩素と、及び水とを生ずるように、二酸化塩素の製造のために金属塩素酸 塩の代替として塩素酸を使用することが既に古くから示唆されていた。しかしな がら塩ケーキ副生物を生じないという明らかな利点にもかかわらず、これまで塩 素酸を製造するための工業的に可能なプロセスが存在せず、従ってそのような二 酸化塩素の生成方法はこれまで実用化されていない。
本出願人の、1990 年6月8日に出願されて現在出願中の米国特許出願筒5 38.163号 [E437] (これは本出願人に譲渡されており、その開示 はここに参考文献として引用する)にはアルカリ金属塩素酸塩の水溶液から塩素 酸ナトリウム又は他のアルカリ金属塩素酸塩と塩素酸との混合物を製造するため の電気化学的な方法が記述されている。
1豆立1尤 驚くべきことに、そのようなアルカリ金属塩素酸塩と塩素酸との混合物を硫酸イ オンの不存在のもとて二酸化塩素を生成するために使用でき、従って廃棄しなけ ればならなかったり、又は更に処理しなければならないような副生塩ケーキの生 成が避けられることが見出された。
従って、本発明の1つのアスペクトにおいて、二酸化塩素を製造するための方法 が提供されるが、これは塩素酸の還元を水性の反応媒質の中で実質的に硫酸イオ ンの不存在のもとに、成る反応帯域中で約7までの合計酸規定度において、その 反応媒質に加えた後でそこから取り出されるような死装荷量(dead 1oa d )のアルカリ金属塩素酸塩の存在のもとに行なって二酸化塩素を形成させる ことよりなる。
好ましくはこの方法は連続法であって、その際死装荷量のアルカリ金属塩素酸塩 をその反応帯域と電解帯域との間で循環させ、この電解帯域においてその死装荷 量のアルカリ金属塩素酸塩とこのプロセスで消費される塩素酸を補給するために 加えられるアルカリ金属塩素酸塩とが含まれるアルカリ金属塩素酸塩供給溶液が 電解的に酸性化され、一方アルカリ金属イオンは電解的にその供給溶液から除去 される0次にその塩素酸と死装荷量のアルカリ金属塩素酸塩とを含む酸性化され た溶液を反応帯域へ送り込んでここへの塩素酸供給を提供する。そのアルカリ金 属塩素酸塩は好ましくは塩素酸ナトリウムである。
電気化学的な酸性化及びアルカリ金属イオンの電気化学的な除去を実施する態様 の1つにおいて、アノード室とカソード室とを分けるカチオン交換膜を有する電 解セルが用いられる。
その水性供給溶液はアノード室へ供給され、そして水素イオンがこのアノード室 の中で電解的に作り出され、一方アルカリ金属イオンはこのアノード室からカチ オン交換膜を通してカソード室へ移される。塩素酸を含むその酸性化されたアル カリ金属塩素酸塩の溶液はアノード室から取り出される。
これと異なって、水素イオンを形成する、例えば水素ガスの水素イオンへの酸化 のような他のいかなる酸化反応もアノ・−ド反応として用いることができる。こ のような水素ガスのアノード酸化反応はカソード反応としての酸素ガス電解還元 と組み合わせて燃料電池運転を提供することができ、その際アノード室電解液の 酸性化及びカソード室電解液中のアルカリ金属水酸化物溶液の形成に加えて電気 的エネルギーが発生する。
水素ガスの水素イオンへのアノード酸化を水の水酸イオンと水素ガスとへの還元 と組み合わせた場合にはこの後者のガスはアノード供給物として用いることがで き、そして同時にその電気化学的反応電位の差の結果として実質的なエネルギー 節約が達成できる。同様に、水の水素イオンと酸素とへのアノード酸化をその酸 素ガス流のカソード還元と組み合わせたときも類似のエネルギーと物質との節約 が達成される。
アルカリ金属カチオンの移動及び水酸イオンを作り出す電気化学反応はカソード 室中でのアルカリ金属水酸化物溶液の形成をもたらし、これは有用副生物として 回収することができる。
少なくとも約70%以上、好ましくは少なくとも約80%の高い電流効率を達成 して経済的方法を提供するためにはアノード室電解液中の [Na”] : [ H”1 のモル比は一般に、その全電解反応を通じて約1000 : 1から約 1:5まで、好ましくは約1000: 1から約1:2まで変化する。
その塩素酸は一般にその二酸化塩素形成反応媒質の中のただ1つの酸性化学種を なす。成る場合においては塩素酸を1種類以上の追加的な酸と混合して前述した 最高で約7規定までの所望の辛酸規定度の水準をもたらすのが望ましい。
加えて、その反応媒質は一種類以上の緩衝性イオンを含むことができ、それによ ってその反応媒質中の遊離水素イオン濃度よりも高い合計酸規定度がもたらされ る。この効果は本出願人に譲渡された米国特許第4.086,328号 [E1 32] (その開示は本文において参考文献として引用される)に記述されてい る。
本発明の具体例の1つにおいて水性反応媒質中での二酸化塩素を形成させるため の還元はメタノールを用いて行うことができる。この方法は前記R8法の排出液 のない態様形を提供することができる。従って、本発明のもう一つのアスペクト において、二酸化塩素を製造するための方法が提供されるが、これは塩素酸及び アルカリ金属塩素酸塩の水溶液を約7規定までの合計酸規定度を有する反応帯域 の中で水性酸性反応媒質へ供給し、この水性反応媒質を、その反応帯域に加えら れている大気圧以下の圧力のもとでその沸点に維持し、上記水性酸性反応媒質か ら上記アルカリ金属塩素酸塩の上記塩素酸供給により維持されている上記約76 規定までの合計酸規定度において二酸化塩素を生成させ、二酸化塩素を上記反応 帯域から水蒸気との混合物の形で取り出し、そしてその供給されたアルカリ金属 塩素酸塩をその反応帯域から回収することよりなる。
本発明のもう1つの具体例において、水性反応媒質中での二酸化塩素を生成する 塩素酸の還元は電解的操作で行うことができる0本出願人に譲渡された米国特許 第7,767.510 号[E197コ (その開示は本文において参考文献と して引用される)に二酸化塩素を製造するための電気化学的方法の1つが記述さ れているが、これは約7規定の硫酸よりも高い合計酸規定度及び好ましくは約0 .1 ないし約2モルの塩素酸ナトリウムの濃度を有する水性の塩素酸イオン酸 性溶液を通してカソード電流を通ずることによって行われる0本発明のこの具体 例においてはこの電気化学的方法を、但し修飾された形で用いる。上記の先行特 許は7規定以下の合計酸規定度においては比較的純粋な二酸化塩素を製造するこ とは不可能であったことを示している。しかしながらこれが今や、塩素酸を用い ることによって可能になることが見出された。
従って本発明の更にもう一つのアスペクトにおいて二酸化塩素を製造するための 電気化学的方法が提供されるが、この方法は約7よりも低い合計酸規定度を有す る塩素酸の水性溶液を通してカソード電流を通ずることよりなる。
゛ の な 第1図は本発明の1具体例に従い提供される二酸化塩素生成方法の図式フローシ ートである。
第2図は本発明のもう1つの具体例に従い提供される二酸化塩素生成方法の図式 フローシートである。
しい の 1 第1図を参照するならば、第1図は本発明に従う二酸化塩素の製造の具体例を示 すものである。二酸化塩素生成過程 IOは二酸化塩素発生機12を含み、二の 中で塩素酸がメタノールで還元されてその反応媒質に加えられている大気圧以下 の圧力のもとにその沸点に維持されている水性酸性反応媒質の中で二酸化塩素が 形成される。
この反応媒質の酸性度は約7蜆定まで変化することができ、一般には約0.1  から約6規定まで、好ましくは約1規定から約3規定まで、そして最も好ましく は約 1.5 規定から約2.5 規定まで変化することができる。
この反応媒質の中の塩素酸ナトリウムの濃度はその反応媒質の塩素酸ナトリウム での飽和までの範囲であり、一般には6ないし約9モル、好ましくは約7ないし 約8モルの温度である。二酸化塩素発生機12はその反応媒質の塩素酸ナトリウ ムによる飽和の条件のもとで運転され、この場合にその二酸化塩素発生機12の 中の反応媒質からの塩素酸ナトリウムの沈殿が起こる。これに代えて、この発生 機12は飽和1点よりも低い濃度で運転することもできる。
二酸化塩素発生機中の反応媒質の温度は一般に、二酸化塩素の自然分解の温度に 対して少な(とも約50℃、好ましくは約60℃ないし約75℃高い。その反応 媒質を反応温度における沸点に維持するためにその二酸化塩素発生機12に加え られる大気圧以下の圧力は、一般に約50から約400 mmHgまで、好まし くは約90から約15(l rnrnHgまで変化する。所望の場合には、生成 ガスの流れの中の二酸化塩素の分圧を制御するために空気抜き出しを採用するこ ともできる。
メタノールの供給はその二酸化塩素発生機12ヘライン14によって提供される が、一方再循環される使用済み反応媒質に伴う塩素酸及び塩素酸ナトリウムの水 性溶液はライン16によってその二酸化塩素発生機12 へ供給される。水性酸 性反応媒質からその発生機12 の中で形成された二酸化塩素は二酸化塩素発生 機12 からライン18によって水蒸気との混合物の形で抜き出され、そして引 き続(、例えばパルブ工場の漂白工程におけるような使用のための二酸化塩素の 水性溶液を形成するように処理される。
この発生機12の中で沈殿した塩素酸ナトリウムはライン20により、使用済み 反応媒質中のスラリとして取り出されて濾過機22へ送られ、ここでその結晶性 塩素酸ナトリウムは使用済み反応媒質から分離される。二酸化塩素発生機12が 非結晶化モードで運転さする場合には濾過機22は省略される。ライン20によ って取り出される塩素酸ナトリウムは連続運転の定富的条件のもとでライン16 より供給されるものと同じ量であり、従って単にその二酸化塩素発生機12を通 過する列装荷量として存在する。以下の記述かられかるように、この塩素酸ナト リウムは閉鎖回路内でその全回路をめぐって循環され、従って既述の工業的方法 と異なり、処理を必要とするようななんらの排出流を形成しない。加久て、この 二酸化塩素生成方法は硫酸を用いないので、その二酸化塩素生成反応媒質の中に 硫酸イオンは存在せず、従って更に処理し、または利用することが要求されるよ うな硫酸ナトリウムは形成され得ない。
濾過機22の中で結晶性塩素酸ナトリウムと分離された使用済み反応媒質はライ ン24により供給ライン16 へ送られ、それによって塩素酸及び塩素酸ナトリ ウムの水性溶液とともに二酸化塩素発生機12へ再循環される。
濾過機22からの結晶性塩素酸ナトリウムはライン25 により溶解槽26へ送 られ、この中で塩素酸ナトリウムはライン28より供給された水で溶解されてそ の水溶液を形成する。ライン30の中の追加的な塩素酸ナトリウムも溶解槽26 へ供給されて、二酸化塩素発生機12の中でこの二酸化塩素生成方法において消 費された塩素酸イオンを補給するようにすることもできる。これに代えて、補給 用塩素酸ナトリウムは溶解槽26から得られる塩素酸ナトリウム溶液に加えても よい。
好ましくは溶解槽26から得られる水性塩素酸ナトリウム溶液は塩素酸ナトリウ ムに関して実質的に飽和しているのがよく、そして後で述べるような理由のため に懸濁した塩素酸ナトリウム結晶を含むことができる。ライン32の中の溶液は 膜で分離された電解セル36 のアノード室34へ送られる。塩素酸ナトリウム のスラリーを用いる場合は追加的な、例えばイオン交換膜または隔膜のような1 つ以上の分離手段をライン12 の中の供給流とアノードとの間で採用すること によりアノードをセル36の中のスラリーと隔離するのが一般に望ましい。この ような追加的な分離手段は所望の場合には、もし供給物がスラリーよりなるもの でない場合でも使用することができる。
セル36はカチオン交換膜38を含み、これがセル36 の内部をアノード室3 4とカソード室40とに分離し、これらの中にそれぞれ電解室アノード 42及 び電解室カソード 44が設けられている。
カチオン交換膜38はカチオンがアニオンよりも優先的に選択的に通過すること を可能とするいかなる好都合な材料から形成されていてもよい。好ましくはこの カチオン交換膜は商標r NAFIONJ (DuPont 社)またはrFL EMION J (旭ガラス社)のもとに市販されているような、カチオン交換 性ペンダント官能基を含むパーフルオロカーボンポリマーより形成されているの がよい。
アノード室中で追加的な1枚以上のイオン交換膜が用いられる場合には、そのよ うな膜はいかなる好都合なイオン交換物質より形成されていてもよい。
電解セルの中で用いられるアノード 42はいかなる所望の形態を取ることもで きるが、例えばDAS−0□(登録商標)電極のような酸素発生反応に関して低 い過電圧のものを使用するのが好ましい。同様に、カソード 44には、例えば ニッケルのようないかなる好都合な材料を使用してもよい。
ライン 46によりカソード室40へいずれかの好都合な型の水性電解質が供給 される。アノード42とカソード 44との間にアノード室34の中の塩素酸ナ トリウム水溶液及びカソード室40の中の電解質の電解を達成するように電流が 加えられる。
セル36の中で印加された電流によってい(つかの反応が同時に起こる。アノー ド42のところでは水が次式 %式% のように酸素と水素イオンとに電解され、一方力ソード42のところでは水が次 式 %式% のように水素と水酸イオンとに電解される。
同時に、塩素酸ナトリウムの水性溶液または水性スラリーの中のナトリウムイオ ンは加えられた電流の作用のもとにアノード室34からカチオン交換膜38を横 切ってカソード室40へ移動する。従って、実際においてその電解的に形成され た水素イオンはアノード室34の中でその移されるナトリウムイオンを置き換λ 、そしてその移行したナトリウムイオンはカソード室40の中でその電解的に形 成された水酸イオンと結合するのに用いられる。
セル36の中の総合反応は次式 %式% のように表わされると考えることができ、但しこの式においてXは処理された塩 素酸ナトリウムの合計モル量を表わし、そして (x−21Na(:Low は 列装荷量として循環される塩素酸ナトリウムのモル量を表わす。次にその得られ た塩素酸含有水性塩素酸ナトリウムイオン液はライン48によってその二酸化塩 素発生機12への供給ライン 16へ送られる。
出される。これと異なって、その酸性化された生成物の流れをアノード室へ再循 環させてライン48の中の酸性化された溶液に所望の酸規定度を作り出させ、一 方酸素は適当なガス/液分離装置から抜き出されるようにしてもよい。
カソード室40の中で形成された水酸化ナトリウムはガス/液分離器54を通過 させ、ここから水素をライン56より抜き出し、そしてライン52によって水酸 化ナトリウム溶液の所望の濃度に達するまで再循環される。また、カソード室を 電解液が一回だけ通過するような方法も採用することができる。得られた水酸化 ナトリウム水溶液はライン58において水性の生成物流として回収される。この 溶液はバルブ工場において大きな用途を有し、特にバルブ工場の漂白プラントに おいて行われる精製及び漂白過程における化学剤として用いられる。ガス状副生 物、すなわち水素及び酸素もバルブ工場において利用することができる。
バルブ工場が通常、塩化ナトリウムから水酸化ナトリウム水溶液を作り出すため の現場での電解的プロセスを備えている場合には、このようなプロセスは塩素を 一緒に生成することをもたらす、しかしながらそのように−緒に作り出された塩 素を利用する能力はしばしば限定されており、これがそのバルブ工場における苛 性液/塩素の不均衡化をもたらす0本発明の方法を用いることによって、二酸化 塩素生成方法における過剰の硫酸ナトリウムの同時的生成の問題が克服されるば かりでなく、水酸化ナトリウムの製造に際しての塩素の同時的生成の問題も克服 される。カソード室4Qの中で形成される水酸化ナトリウム溶液の濃度は、上に 記述したように流量の調節や生成物溶液の再循環によっていかなる好都合な水準 にも調節することができる。
上に記述したような、セル36の中で行われる電解過程のための高い電流効率は アノード室34の中での[Na”l : [Hゝ] の高いモル比に帰すること ができる。
このように高い [Na″″]:[H’l のモル比は塩素酸ナトリウムの形で セル36と二酸化塩素発生機12との間で循環されるナトリウムイオンの死菌荷 量を採用することによって達成される。
一般に、アノード室34の中での [Na”] : [H”l のモル比は約1 000 : 1から約1:5まで、好ましくは約1000 : 1から約1:2 まで変化する。このようなモル比はアノード室34への供給溶液の濃度及びアノ ード室34からカソード室40ヘナトリウムイオンが移行する限度に依存する。
従ってナトリウムイオンとして約[1,1ないし約15 Mの濃度を有する供給 溶液を用い、そしてアノード室34から二酸化塩素発生機12 へ供給するため にナトリウムイオンとして約0.1ないし約12 Mの濃度を有する酸性化され た溶液を取り出すのが好ましい。
セル36の中で行われる電解過程はライン32の中のアルカリ金属塩素酸塩温液 の合計酸規定度を上昇させる。ライン32の中の供給物に対して行われた電解の 程度と最初の合計酸規定度とに依存して、例えば蒸発等によってライン48の中 の生成物の流れを′a縮して二酸化塩素発生機12へ供給するに先立ちその合計 酸規定度を上昇させ、それによってその二酸化塩素生成反応媒質の中の所望の合 計酸規定度をもたらすようにするのが望ましい。一般に、供給溶液の合計酸規定 度はほぼ中性から約12規定まで、好ましくは約01から約10規定まで変化し 、そして電解はアノード室34 からのライン48の中の、一般に約0.2 規 定から約15規定まで、好ましくは約0.5 規定から約6規定までの合計酸規 定度を有する生成物流がもたらされるように行うのがよい。
セル3Gの運転のパラメータは本発明の方法にとって決定的ではなく、そして広 (変化することができる。例^ばその電解過程はいかなる所望の電解条件のもと で行ってもよいが、一般には約0.Olないし約10 kA/m”、好ましくは 約1ないし約5 kA/a+” の膜電流密度において行われる。
同様に、その電解過程は広い温度範囲において実施することができるが、一般に 約O℃から約150℃、好ましくは約15℃から約90℃において行われる。一 般に、高い温度においてアルカリ金属塩素酸塩が大きな溶解度を有することを考 えるならば、より高い温度が好ましく、それによって [Na″1=[H″″1  のモル比が高められる。この高温度における高い溶解度は特に塩素酸ナトリウ ムについて当てはまり、従ってより高温度、約60℃以上の温度での運転が好ま しい。電解からの酸性化された生成物流は高い塩素酸ナトリウム濃度を保持して おり、従ってこれを二酸化塩素発生機12 へ送り込むに先立ってこの生成物流 を冷却することは塩素酸ナトリウムの沈殿をもたらすが、これは取り出してセル 供給液へ再循環させることができる。
以上の記述より明らかなように、第1図の方法により塩素酸とメタノールとから 二酸化塩素が形成され、そしてこれは約90%よりも大きい、好ましくは約95 %よりも大きい高効率で行うことができる。この方法はいかなる排出流の廃棄を も要せず、そして中でも硫酸ナトリウムは同時生成されない。二酸化塩素生成過 程のための塩素酸イオンを提供する塩素酸ナトリウムとして導入されるナトリウ ムイオンは水酸化ナトリウム水溶液の形でこの過程から排出される。この二酸化 塩素生成過程のための酸は水から電解的に作り出されるが、これはナトリウムイ オンと結合するのに必要な水酸イオンを同時生成する。
この塩素酸ナトリウム溶液を酸性化させる電解的方法はまた二極性膜を用いて電 解することによっても実施することができる。この具体例においては水性塩素酸 ナトリウム供給液は、それぞれが隣り合ったものと二極性膜によって分離されて いるような複数個の単位セルの中で処理される。二極性膜は1つのセルの基部室 の中でアニオン性の表面を有し、そして隣接のセルの酸性室の中でカチオン性の 表面を有する0個々のセルは単一のカチオン交換膜により、または2枚のそのよ うな膜によって分離されていることができる。
後者の方法においては酸性化用の塩素酸ナトリウムは2枚のカチオン交換膜の間 の中央室へ供給され、この中央室からの酸性化された排出流は更に酸性化させる ために酸性室の中に送り込まれる。この酸性室からナトリウムイオンは中央室へ 送り込まれ、一方この中央室からナトリウムイオンが基部室へ送り込まれる。
二極性膜によって隔てられた複数個のセルを用いた場合にガスの発生はその酸性 室においても基部室においても起こらず、そして全反応は下記式によって表わす ことができよう: (x+ylNaC10x + yHzo −4xNacloz + yHclo s + yNaOHそれら複数個のセルは両端においてカチオン性膜で終端して いる。別な電極すすぎ液、例えば硫酸ナトリウム溶液を、それぞれそのカソード 及びアノードに隣接するカソード室とアノード室との間で循環させる。
従って単一の供給電流が複数個の各単位セルにおいて直列に酸性化反応を起こす ために用いられ、その際ガスの発生は末端のアノード室とカソード室とにおいて しか生じない。
二極性膜及びその作動はよく知られており、そして例えば米国特許第4,042 ,043 号、同第 4,180,815号、同第4,057,581 号、同 第4.355.116 号、同第4.116,889号、同第4,253,90 0 号、同第4,584,246号、及び同第4.673.454 号に記述さ れており、これらの特許はその詳細について引用される。
次に第2図については、これは本発明の具体例の1つを示すものであり、その際 二酸化塩素は電解的過程において口触反応的に作り出される。上に述べたように 、硫酸を約7よも高い合計酸規定度において、かつ好ましくは約0.1 ないし 約2モルの塩素酸ナトリウム濃度において用いるような方法は既に米国特許第4 .767.510号に記述されている。
二酸化塩素生成過程100 は二酸化塩素発生機102を含み、その際塩素酸は 水性酸性反応媒質の中で電解的に還元されて二酸化塩素が形成される。
二酸化塩素発生機102 はアノード 104 及びカソード 106 を有す る分割されていない電解セルを含むが、但しこのセルは所望の場合には適当なカ チオン交換膜によって個別のアノード室とカソード室とに分離されていることが できる。
二酸化塩素はライン108 より供給される塩素酸と塩素酸ナトリウムとの供給 溶液から作られ、そして生成二酸化塩素はライン110 より取り出される。セ ル102の中での電気化学的過程による二酸化塩素の生成の機構は塩素酸イオン と、電気化学的に形成された短寿命の亜塩素酸イオンとの間の二酸化塩素を生ず る化学反応を含むと信じられる。化学的に形成された二酸化塩素の1部は電気化 学的に還元されて亜塩素酸イオンを形成するが、−ガニ酸化塩素の残余はその溶 液から生成物として取り出される。
生じていると考えられる反応は次のように表わすことができる: Clog + e−−4G10x− 総合して: Cl0x−+ e−+ 2H” −C102+ HJこれらの式から、その生じ た二酸化塩素が塩素酸イオン還元のための活性化学種の形成に用いられることよ り、この過程は口触反応的であると考えることができる。米国特許第4,767 .510 号に記述されているように、二酸化塩素の成る残留濃度をその口触反 応サイクルの維持のために水性酸性溶液の中で維持しなければならない。
分割されていないセルにおいては亜塩素酸イオンはアノード 104 へ向かい 移動しようとするが、その電解液の中に大過剰で存在する塩素酸イオンによって 消費されて二酸化塩素を形成し、それによって亜塩素酸イオンは全くアノードへ 到達せず、そしてそれに加えて、それらの酸性媒質の中での寿命は極めて短い。
セルを全体として考えた場合に、アノード反応とカソード反応とは次のように表 わすことができる一カソード反応 2H(:lo3+ 2e + 2H” −12C10,+ 2HiOアノ一ド反 応 HzO−2e −* ’AL + 2H”これらの反応は第2図に示されている 。
総合してセル全体として 2HC10g = 2C10a+坏o* + 2H”この二酸化塩素形成のため の電気化学的過程は、そのような形成をもたらすための1つの化学的過程として 、半量の水が作り出されて半量の酸が消費される間に同じモル量の二酸化塩素を 作り出す。
第1図の具体例の場合と同様に、ライン 110 の中の二酸化塩素生成ガスの 流れは実質的に純粋であって塩素によって汚染されていない。アノード反応から の副生酸素はライン112 から抜き出すことができる。
電流が加えられないときはライン108 の中の供給溜液からなんらの二酸化塩 素も生成されない。
本発明の方法において用いられるカソード 106 は前述した米国特許第4, 767.51C1号に引用された米国特許第4,426,263 号に記述され ている材料と異なって、水性の酸性反応媒質の中での塩素酸イオンの還元による 二酸化塩素の化学的生成に対して化学的に不活性な(すなわち全く触媒的性質を 有しない)いかなる好都合な導電性材料から作られていてもよい。好適なカソー ド材料は白金族の金属及び、特に安価であること及び使用の容易さより見て、例 えばグラファイトやガラス状炭素のようないずれかの形態の炭素を包含する。カ ーボンカソードの使用もこれが中間状態を安定化すること、すなわち亜塩素酸イ オンが例えばCl0−やC1−のようなより低い原子価状態へ更に電解還元され ることに対して安定化するために有利である。カソードは電流効率を改善するた めに3次元的な高表面積型であることができる。
電解セルの中で用いるアノードIQ4 はいかなる所望の形態のものでもよいが 、但し酸素発生反応に関して低い過電圧のもの、例えばDSA−Ox (登録商 標)電極を用いるのが好ましい。同様に、カソード44にはいかなる好都合な構 造材料をも使用することができ、例えばニッケルを用いることができる。
セル102 の中での塩素酸からの二酸化塩素の電気化学的生成は7規定以下の 合計酸規定度、及び一般に約2モル以上でその反応媒質の飽和点までに及ぶ塩素 酸イオン濃度で行われる。
ここで用いられる比較的高い塩素酸イオン濃度は、硫酸イオンの存在しないこと がもたらすような約7規定以下の合計酸規定度において塩素酸から二酸化塩素を 形成するための推進力を与える。このようにして、米国特許第4.767.51 0 号において二酸化塩素を製造することが不可能であると言われているような 条件を用いて二酸化塩素が製造される。
硫酸イオンは水素イオンを緩衝する傾向を有するが一方高い塩素酸濃度は非解離 の塩素酸の高い濃度をもたらし、これはこの二酸化塩素生成過程に含まれるキー 中間体の1つであると信じられる。
反応媒質の中のそのような高い塩素酸イオン濃度はライン108 の中の塩素酸 と塩素酸ナトリウムとの供給混合物によって与えられる。塩素酸ナトリウムは列 装荷濃度として存在するけれどもその水性の酸性反応媒質の中において所望の反 応条件を提供する。
反応媒質の合計酸規定度は一般に約1.5 から約7規定まで、好ましくは約1 .5 から約3.5 規定まで変化する。反応媒質中の塩素酸濃度は一般に、約 2モルから飽和まで、好ましくは約5モルから約9モルの濃度までに変化する。
発生機102 の中での電気化学的過程に含まれると考えられる種々の反応を支 持するためには、その電解液の中の溶解された二酸化塩素の濃度を維持すること が重要である。生じた二酸化塩素を全て除去した場合には二酸化塩素の生成は停 止する。加えて、運転開始時には若干の溶解した二酸化塩素が必要である。運転 開始時及び反応の間に1リットル当り約0.01ないし約15 g fgpHの 範囲、好ましくは約0.1 ないし約8 gpt の範囲の溶解した二酸化塩素 の濃度が用いられる。
種々の複反応を抑え、そして消費された塩素酸1モルについて1モルの二酸化塩 素を作り出す総合化学反応効率を最大化するために、電解液中の塩素酸イオンの 濃度は、溶解された二酸化塩素の濃度に対して実質的に過剰量、一般には少な( とも約2:1のモル過剰率、好ましくは少なくとも約10:1において、通常は 約1000 : 1のモル過剰率でなければならない。
一般に、溶解している二酸化硫黄の濃度は、二酸化硫黄をその生成速度でそのス トリッピング除去することによって実質的に均一な水準に保たれる。二酸化塩素 はその高い分圧において自動的に分解し、従って二酸化塩素はその分解分圧より も充分に低い値、通常は約100 mmHg以下の分圧まで稀釈する必要がある 。電解セル102 から、その生じた二酸化塩素をストリッピング除去し、そし て必要な稀釈をもたらすためにいかなる好都合な稀釈ガスをも使用することがで き、通常は空気が用いられる。二酸化塩素はライン 110 の中の排圧ガスの 流れから水に溶解させることによって回収することができる。
電気化学的な反応の間にカソード 106 に加えられる電圧はその電極の材質 に依存し、そして通常は餡和せ電極(SCE)に対して約+1.0ボルトから約 −0,5ボルトまで変化する。炭素電極については好ましい電位は約+0.4ボ ルトであり、−ガロ金電極については好ましい電位は約+0.7ボルトである。
この過程は通常一定電圧の条件のもとで運転されるが、この電流は一定であるの が好ましい。
セルの運転温度は得られる二酸化塩素ガスの純度に影響を与える。より高い温度 は亜塩素酸イオンの下記式 %式% に従う分解によって塩素イオンを形成する傾向を有するが、しかしながらこの分 解はより高い塩素酸濃度によって逆の効果がもたらされる傾向を示す。このよう にして塩素イオンの形成は塩素の形成をもたらし、その結果は約90%よりも高 い、好ましくは約95%よりも高い効率損失及び二酸化塩素純度の損失である。
この死菌荷量の塩素酸ナトリウムを含む水性排出流をセル102 からライン1 14 により回収し、そしてこれを次の電解セル 16 へ送り込む。塩素酸を 経て二酸化塩素を形成するために消費された塩素酸イオンを補給するための補給 用塩素酸ナトリウムはライン118より供給される。好ましくはこのライン 1 18 から供給される塩素酸ナトリウムはセル102 によって作り出される水 の中に溶解されるような結晶形のものであるのがよい。
セル116 は第1図について上に記述したセル36と同じように構成され、か つ運転されるが、ここではその詳細についての記述が参照される。第1図につい て上に記述したように、二極性の膜も用いることができる。
二酸化塩素発生機102 からのライン114 の中の排出流はカソード室−1 20とカチオン交換膜122 によって分離されているアノード室118 へ送 り込まれる。ライン123 よりカソード室120 へ電解液が供給される。セ ル116 にはアノード 124 及びカソード126 によって電流が加えら れる。
ライン 118 中の塩素酸ナトリウムの補給用供給液に対応するモル量で塩素 酸を含む酸性化された塩素酸ナトリウム溶液がアノード室118 から取り出さ れ、そしてこれはライン108 によって二酸化塩素発生セル102 へ再循環 される。カソード室120 から水酸化ナトリウム溶液が取り出され、そしてこ れはガス/液分離器130 を通って再循環され、この分離器から水素が所望の 濃度に達するまでライン 132 より排出される。生成水酸化ナトリウム溶液 はライン 134 から取り出される。
第1図の具体例の場合と同様に、二酸化塩素発生過程 100 は約90%より も高い、好ましくは約95%よりも高い高効率で、廃棄を必要とするような副生 硫酸ナトリウムをなんら形成することな(、塩素酸から二酸化塩素を作り出す。
及i舅 例」2 この例及び次の例2及び例3は純粋に化学的過程によって二酸化塩素を製造する 場合を示す。
10シの呼称容量の二酸化塩素発生機を128 mmHgの大気圧以下の圧力の もとて60℃の水性酸性反応媒質の沸点において運転して約5 g/分の比較的 遅い製造量で二酸化塩素を生成させた。
5.1 Mの塩素酸ナトリウム及び1.44 Nの塩素酸の水溶液を約50 m l/分の流量で反応媒質に供給し、一方メタノールを約4.6 111/分の流 量でその発生機に供給した。この反応媒質は約1.2 ないし 1.3N(これ は通常的03 ないし 0.4 Nの蟻酸を含む)の合計酸規定度及び約6ない し6.6 MのNaCl0x濃度を有していた。
この発生機は定常状態の条件のもとで運転してその水性反応媒質から塩素酸ナト リウムを沈殿させ、このものはこの発生機から取り出された。結晶生成装置から 取り出された塩素酸ナトリウムはこのものの飽和水溶液の形にした後で電解して 塩素酸ナトリウムと塩素酸とを含む供給溶液を形成させた。
電解は酸素発生アノード(osA−o* (登録商標)]、ニッケルカソード及 びセルをアノード室とカソード室とに分離するカチオン交換膜[NAFION  (登録商標)427]を備えた、スウェーデンのElectroceLI AH より提供された2室MPセルの中で行った。アノード、カソード及び隔膜はそれ ぞれ100 am” の面積を有していた。約3 kA/cm”の電流密度と約 40ないし 50℃の温度とを用い、その際アノード室電解液として水性塩素酸 ナトリウム及びカソード室電解液としてIN水酸化ナトリウム水溶液を用いた。
この装置は265時間の反応時間の間に98.7%の総合収率で二酸化塩素を作 り出した(二酸化塩素の収率は1モルの塩素酸イオンが反応して1モルの二酸化 塩素を形成する限度である)。この実験は生じた1gのCIO□当り 0.34  gのメタノール消費量を示し、これはR8法の標準消費量(IgのCIO□当 り約0.15g)よりも高い。
匠ユ 水性反応媒質が約13 ないし 1.8 規定の合計酸度及び約5ないし 5. 6 Mの塩素酸ナトリウム濃度を有して沸騰温度が63℃であり、大気圧以下の 圧力が150 mmHg であったことを除いて例1の操作を繰り返した。
2.28 時間の反応時間の間に二酸化塩素の収率は1分間当り7gのClO2 と言う工業的により許容できる製造量において98%であった。この製造量に対 して酸性度がメタノールよりも制限的に作用するであろうことを確かめるために 過剰のメタノールを供給した。
九l 水溶液媒質が約2ないし2.2 規定の合計酸度及び約58 ないし 6.2  Mの塩素酸ナトリウム濃度を有し、その際沸騰温度が65℃であって大気圧以下 の圧力が150 mmHgであったことを除いて例1の操作を繰り返した。
1.5時間の反応時間の間に、1分間当り 12ないし20 g のC10オの 製造量において二酸化塩素の収率は98%であった。この製造量に対して酸性度 がメタノールよりもむしろ制限的に作用するであろうことを確かめるために過剰 のメタノールを供給した。
以上の何重ないし3の結果は、塩素酸を用いるメタノールに基づく二酸化塩素生 成方法から、塩素酸ナトリウムが死菌荷量で発生機と電解装置との間で循環され 、かつ排出流副生物が形成されない条件のもとで、高い効率(収率)で二酸化塩 素を製造して合計酸規定度の広い範囲にわたりこの方法のための塩素酸イオン及 び水素イオンの両者を与えることを例示するものである。
例−生 この例は自勉反応的な電解過程によって二酸化塩素を製造する場合を説明する。
電解実験は、数層の炭素布でできた3次元的カソード[5tackpole社の 5WB−8]を備えた修飾型の非分離MPセル[Electrocell AB Iの中で行った。その3−D電極の合計厚さは約20111I+ であり、そし てその断面積は約100 cm” であった。カソード電流フィーダはチタンで あり、そしてアノードとしてEltsch社からのDAS−0□ (登録商標) を用いた。
皮相電流密度は約1ないし約3 kA/am”の範囲で変化し、一方温度は約2 5から約70℃まで変化した。
二酸化塩素は窒素ガスをパブリンクさせ、かつ低い水準の真空度を適用すること によってそのカソード室から沃化カリ (KI) l−ラップへストリッピング しl)5塩素酸及び塩素酸す1−リウムの種々の水性混合物をその電解セルに供 給した。実験の結果は下記の第1表に総括する。
註 11: [NaClO3] + [HCl0−] の合計2)1f流効率に 基づき算出 上の表から見られるように、高められた温度で2規定に近い酸性度において、及 び外気温度で2.5 規定の酸性度において二酸化塩素生成の良好な効率が得ら 例4のセルの中で追加的な実験を実施したが、この場合に比較的濃厚な塩素酸( 約3.5 M)を合計酸規定度6.ONになるように硫酸と混合した。塩素酸ナ トリウムの形での追加的な塩素酸塩は加えなかった。
2 kA/cm”の電流密度において非常に純粋なC102(97%)がそれぞ れ90%及び58%の化学的効率及び電流効率で生じ、それによって、塩素酸イ オン濃度を上昇させかつ硫酸イオンを減少させたときに約7蜆定よりも低い酸度 において口触反応的過程での二酸化塩素の効率的生成が達成できることが示され た。
に二亙1 この開示を要約すれば、本発明は二酸化塩素発生機と酸性化セルとの間で死菌荷 量のナトリウムまたは他のアルカリ金属塩素酸塩の循環を採用することによって 、塩素酸から排出流のない方法で二酸化塩素を生成するための新規な方法を提供 するものである。
第1図 FIG、 2 要 約 書 約7規定までの合計酸規定度において成る反応帯域の中で水性反応媒質中で実質 的に硫酸イオンの不存在のもとに、かつその反応媒質へ加えて後でここから取り 出される成る死装荷量の塩素酸ナトリウムの存在のもとで、塩素酸の還元を行な うことによって、廃棄される硫酸ナトリウム排出流を作り出すことなくバルブ工 場の化学剤として、有用な二酸化塩素が製造される。
この方法のための塩素酸はその死装荷量の塩素酸ナトリウムと補給量の塩素酸ナ トリウムとの水溶液から電解的に作り出される。二酸化塩素を生成するための塩 素酸の還元はメタノールを用いるか、または電解的に行なうことができる。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成5年2月22日

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二酸化塩素を製造するに当り、或る反応帯域の中で約7規定までの合計酸 規定度において水性反応媒質中で実質的に硫酸イオンの不存在のもとに、かつそ の反応媒質へ加えて後でそれから取り出される或る死装荷量のアルカリ金属塩素 酸塩の存在において、塩素酸の還元を行なって二酸化塩素を形成させることより なる方法。
  2. (2)上記死装荷量のアルカリ金属塩素酸塩を上記反応帯域と或る電解帯域との 間で循環させ、その際この電解帯域の中で上記死装荷量のアルカリ金属塩素酸塩 及び上記還元において消費される塩素酸を補給するために加えられたアルカリ金 属塩素酸塩が含まれるアルカリ金属塩素酸塩供給溶液を電気化学的に酸性化して 酸性化溶液を作り出し、一方アルカリ金属イオンは電気化学的にその供給溶液か ら除去し、そして塩素酸と死装荷量のアルカリ金属塩素酸塩とを含む上記酸性化 された溶液を上記反応帯域へ送り込んで上記反応媒質への塩素酸の供給を提供す る、連続的に実施される請求の範囲1の方法。
  3. (3)下記、すなわち 上記セルをアノード室とカソード室とに分離するカチオン交換膜を含む電解セル を準備し、上記水性供給溶液を上記アノード室へ供給し、上記アノード室の中で 電解的に水素イオンを生成させ、一方同時に上記アノード室から上記カチオン交 換膜を通して上記カソード室へアルカリ金属カチオンの移動を行なわせ、そして 上記酸性化された供給溶液を上記アノード室から取り出す ことによって上記供給溶液の上記電気化学的な酸性化とアルカリ金属イオンの電 気化学的な除去とを同時的に行なう、請求の範囲2の方法。
  4. (4)上記アルカリ金属塩素酸塩が塩素酸ナトリウムである、請求の範囲3の方 法。
  5. (5)上記アノード室へ供給される上記供給溶液が上記水素イオンの電解的な生 成の間において上記アノード室の中で少なくとも約1000:1ないし約1:5 の[Na+]:[H+]のモル比を与えるのに充分なナトリウムイオンを含んで いる、請求の範囲4の方法。
  6. (6)上記[Na+]:[H+]のモル比が約1000:1なし、し約1:2で ある、請求の範囲5の方法。
  7. (7)アノード室が上記水素イオンの電解的生成の間において少なくとも約70 %の電流効率を与えるのに充分なアルカリ金属イオンを含んでいる、請求の範囲 3の方法。
  8. (8)上記電流効率が少なくとも約80%である、請求の範囲7の方法。
  9. (9)上記アノード室がアノードと供給流との間に追加的な分離手段を備えてい る、請求の範囲3の方法。
  10. (10)上記電解セルが、それぞれ互いに二極性膜で隔離されている多数の単位 セルの1つよりなり、その際これら多数の単位セルの各末端に1方が配置された アノードとカソードとを有し、そして上記水性供給溶液を各単位セルの酸性室へ 並列の流れで供給し、また上記酸性化された供給溶液を各単位セルの上記酸性室 から並列の流れで取り出す、請求の範囲4の方法。
  11. (11)上記水性供給溶液が各カチオン交換膜で側面部を構成したそれぞれの単 位セルの中の中央室に供給され、次いで上記酸性室に送られる、請求の範囲10 の方法。
  12. (12)水酸イオンが各単位セルの基部室の中で、各単位セルの酸性室内での同 時的な水素イオンの電解的生成とともに電解的に生成され、そして水酸化ナトリ ウムの水溶液を各単位セルの各基部室から取り出す、請求の範囲10の方法。
  13. (13)水酸イオンの上記電解的生成を約0.01ないし約10kA/m2の膜 電流密度において実施する、請求の範囲3の方法。
  14. (14)上記電流密度が約1ないし5kA/m2である、請求の範囲13の方法 。
  15. (15)上記酸性化されたアルカリ金属塩溶液を所望の酸性度に達するまでアノ ード室を通して再循環させる、請求の範囲3の方法。
  16. (16)水酸イオンを、同時に上記アノード室の中での水素イオンの上記電解的 生成とともに、上記カソード室の中で電解的に生成させ、そしてアルカリ金属水 酸化物溶液を上記カソード室から取り出す、請求の範囲3の方法。
  17. (17)アルカリ金属がナトリウムである、請求の範囲16の方法。
  18. (18)上記水酸化ナトリウムの溶液を、所望の濃度の水酸化ナトリウムの溶液 が作り出されるまでカソード室を通して再循環させる、請求の範囲17の方法。
  19. (19)少なくとも1種類のアルカリ金属塩の上記水性溶液の上記電気化学的な 酸性化を水素ガスのアノード反応による水酸イオンヘの酸化及び上記水素イオン の上記水性溶液への添加によって行ない、そして上記アルカリ金属イオンの電気 化学的除去をカチオン交換膜を横切って上記水性溶液からアルカリ金属イオンを 受容媒質へ移動させることによって行なう、請求の範囲2の方法。
  20. (20)酸素ガスのカソード電解還元を行なってそれにより上記アノード反応と カソード反応とが電気エネルギーを作り出す燃料電池を構成する、請求の範囲1 9の方法。
  21. (21)水のカソード還元を上記受容媒質の中で行なって水素と、及び上記移動 したアルカリ金属イオンと結合してアルカリ金属水酸化物水溶液を形成する水酸 イオンとを作り出し、そして上記水素は上記水素ガスのアノード酸化のために供 給される、請求の範囲19の方法。
  22. (22)少なくとも1種類のアルカリ金属塩の上記水溶液の上記電気化学的な酸 性化を上記水溶液の中の水の水酸イオンと酸素とへのアノード酸化によって行な い、そしてアルカリ金属イオンの上記電気化学的な除去を、カチオン交換膜を横 切って上記水溶液からアルカリ金属イオンを受容媒質へ移動させることによって 行なう、請求の範囲2の方法。
  23. (23)上記酸素のカソード電極還元を行なう、請求の範囲22の方法。
  24. (24)二酸化塩素を製造するに当り、塩素酸及びアルカリ金属塩素酸塩の水溶 液を約0.1ないし約6規定の合計酸規定度を有する或る反応帯域の中で水性の 酸性反応媒質に供給し、上記水性反応媒質をその反応帯域に加えられている大気 圧以下の圧力のもとで沸騰点に維持し、上記水性酸性反応媒質から、上記供給塩 素酸によって維持されている約0.1から約6規定までの上記合計酸規定度にお いて二酸化塩素を生成させ、二酸化塩素を上記反応帯域から水蒸気との混合物の 形で取り出し、そして 上記反応帯域からその供給されたアルカリ金属塩素酸塩を取り出す ことよりなる方法。
  25. (25)上記反応媒質が約1ないし約3規定の合計酸規定度を有する、請求の範 囲24の方法。
  26. (26)上記反応媒質が約1.5ないし約2.5規定の合計酸規定度を有する、 請求の範囲25の方法。
  27. (27)上記アルカリ金属塩素酸塩が塩素酸ナトリウムであり、そして上記反応 媒質が塩素酸ナトリウムに関して実質的に飽和している、請求の範囲24の方法 。
  28. (28)上記アルカリ金属塩素酸塩が塩素酸ナトリウムであり、そして上記反応 媒質が約6から約9モルまでの塩素酸ナトリウム濃度を有する、請求の範囲24 の方法。
  29. (29)上記塩素酸ナトリウムの濃度が約7から約8モルまでである、請求の範 囲28の方法。
  30. (30)上記反応媒質が二酸化塩素の自然分解温度に対して約50℃高い温度に 維持される、請求の範囲24の方法。
  31. (31)上記温度が約60℃から約75℃までである、請求の範囲30の方法。
  32. (32)上記反応帯域が約50ないし約400mmHgの大気圧以下の圧力に維 持されている、請求の範囲30の方法。
  33. (33)上記反応帯域が約90ないし約150mmHgの大気圧以下の圧力に維 持されている、請求の範囲31の方法。
  34. (34)上記取り出されたアルカリ金属塩素酸塩を或る電解帯域へ送り込み、こ の中で、上記過程において消費される塩素酸を補給するために加えられたアルカ リ金属塩素酸塩と上記取り出されたアルカリ金属塩素酸塩とを含むアルカリ金属 塩素酸塩供給溶液が電気化学的に酸性化されて酸性化された溶液を形成し、一方 アルカリ金属イオンは上記供給溶液から電気化学的に取り除かれ、そしてその酸 性化された溶液は上記反応帯域への塩素酸及び水性アルカリ金属塩素酸塩溶液の 上記供給物を提供する、請求の範囲24の方法。
  35. (35)上記アルカリ金属塩素酸塩が塩素酸ナトリウムである、請求の範囲34 の方法。
  36. (36)二酸化塩素を製造するに当り、約7規定よりも低い合計酸規定度を有す る塩素酸の水性酸性溶液を通してカソード電流を流すことよりなる、電気化学的 方法。
  37. (37)上記塩素酸の水性酸性溶液が約1.5ないし約3.5の合計酸規定度を 有する、請求の範囲36の方法。
  38. (38)上記水性酸性溶液アルカリ金属塩素酸塩をも含んでいる、請求の範囲3 7の方法。
  39. (39)上記アルカリ金属塩素酸塩が少なくとも約2モルの濃度で上記水性酸性 溶液の中に存在する塩素酸ナトリウムである、請求の範囲38の方法。
  40. (40)上記塩素酸ナトリウムが約5ないし約9モルの濃度で存在する、請求の 範囲39の方法。
  41. (41)上記水性酸性溶液の中で溶解した二酸化塩素の或る濃度が維持される、 請求の範囲38の方法。
  42. (42)上記溶解した二酸化塩素の濃度が約0.01から約15gp1まで変化 する、請求の範囲41の方法。
  43. (43)上記溶解した二酸化塩素の濃度が約0.1から約8gp1まで変化する 、請求の範囲42の方法。
  44. (44)上記塩素酸の水溶液の中の塩素酸イオンの濃度が溶解した二酸化塩素の 濃度に対して少なくとも約2:1のモル過剰量である、請求の範囲42の方法。
  45. (45)上記塩素酸の水溶液の中の塩素酸イオンの濃度がその溶解した二酸化塩 素の濃度に対して少なくとも約10:1のモル過剰量である、請求の範囲43の 方法。
  46. (46)溶解した二酸化塩素の濃度が二酸化塩素の生成の間中実質的に一様な水 準に保たれる、請求の範囲44の方法。
  47. (47)塩素酸とアルカリ金属塩素酸塩との水性溶液を上記水性酸性溶液に連続 的に供給し、その間上記供給されたアルカリ金属塩素酸塩の水溶液を連続的に上 記水性酸性溶液から取り出す、請求の範囲38の方法。
  48. (48)上記取り出されたアルカリ金属塩素酸塩を或る電解帯域へ送り込み、こ の中で、上記過程において消費される塩素酸を補給するために加えられたアルカ リ金属塩素酸塩と上記取り出されたアルカリ金属塩素酸塩とを含むアルカリ金属 塩素酸塩供給溶液が電気化学的に酸性化されて酸性化された溶液を形成し、一方 アルカリ金属イオンはその供給溶液から電気化学的に取り除かれ、そしてその酸 性化された溶液は上記電解帯域への塩素酸及び水性アルカリ金属塩素酸塩の上記 供給物を提供する、請求の範囲47の方法。
  49. (49)アルカリ金属塩素酸塩が塩素酸ナトリウムである、請求の範囲48の方 法。
  50. (50)上記カソード電流が飽和甘汞電極に対して約+1.0ないし約−0.5 ボルトの電位を有する、請求の範囲38の方法。
  51. (51)上記カソード電流が、その水性酸性溶液からの二酸化塩素の化学的製造 に対して化学的に不活性な導電性材料より構成されているカソードを用いて印加 される、請求の範囲50の方法。
  52. (52)上記電極材料がカーボンである、請求の範囲51の方法。
  53. (53)上記カソードが3次元的な大表面積の形態である、請求の範囲52の方 法。
  54. (54)分割されていない電解セルの中で実施する、請求の範囲36の方法。
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