JPH05508828A - 電子部品包装のためのボロンアルミニウムホスフェート及びボロンアルミニウムホスホシリケート - Google Patents

電子部品包装のためのボロンアルミニウムホスフェート及びボロンアルミニウムホスホシリケート

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JPH05508828A JP91513303A JP51330391A JPH05508828A JP H05508828 A JPH05508828 A JP H05508828A JP 91513303 A JP91513303 A JP 91513303A JP 51330391 A JP51330391 A JP 51330391A JP H05508828 A JPH05508828 A JP H05508828A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電子部品包装のためのポロンアルミニウムホスフェート及びポロンアルミニウム ホスホシリケート 本発明は、AlPO4のクリストバライト型と同−又は類似の構造を有するボロ ンアルミニウムホスフェート(BAPO)及びボロンアルミニウムホスホシリケ ート(BAPO8)、そのための前駆体、結晶度の制御された均質粒子の製造法 及び電子部品包装の用途におけるその利用に関する。
技術の現状 回路の包装が集積回路の特性に強く影響し得ることは周知である。AIt’sは 、多層回路板で誘電体絶縁材料として頻繁に使用される。しがし近年、誘電率の 低いガラスと組み合わせたA1.03を充填剤として用いることにより、又はA lzos (K;10)をより誘電率の低い材料に置換することによりセラミッ ク絶縁材料の誘電率(K)を低下させる試みがなされてきた。集積回路における 基質材料の誘電率の低下は、信号伝搬速度を増し、電力消費を減少させ、電子漏 話(electronic cross−talk)を最小にし、従って機能密 度(functjonal density)をより高くする。ポリマー材料は 典型的にセラミック材料より低い誘電率を与えるが、多くの用途においてセラミ ック包装の信頼性、熱安定性、及び優れた熱伝導性がセラミック包装をより望ま しいものとしている。現在使用されている低−にセラミック誘電体は主に充填剤 入りガラス系であり、その場合ガラスは典型的にボロシリケート又はアルミノシ リケート組成物であり、充填剤は典型的にAl2O,、結晶ケイ酸塩又はアルミ ノシリケートである。これらの充填剤の重要な機能のひとつは、熱膨張率を向上 させて誘電体セラミックを回路の他の部品に合わせることである。誘電体の熱膨 張率は通常アルミナ(約6.2ppm/’C) 、シリコン(約3.5ppm/ ℃)又はGaAs (6,0ppm/’C)の熱膨張率に合わせる。
多くの場合回路包装で使用するガラスの熱膨張率は、例えばアルミナなどの基質 又はシリコンなどの回路の他の部品の熱膨張率に合わせるのに必要な熱膨張率よ り低い。このような場合、充填剤材料の熱膨張率は約44−6pp/℃以上、好 ましくは約66−12pp/T:の範囲で、誘電体の複合熱膨張率を基質及び/ 又は他の部品に合わせることができなければならない。複合包装系で使用される 充填剤は、低誘電率、優れた化学的適合性も持たなければならず、問題のガラス と組み合わさって密度の高い物体に焼結しなければならない。
低−誘電率の用途の場合、高熱膨張率充填剤として通常水晶が用いられる。望ま しいことに水晶は低い誘電率(約4.5)、25℃−約300℃の温度範囲で約 110−12pp/℃の熱膨張率及び優れた化学的耐久性を有する。しかし水晶 は573℃で変位的(displacive)α→β相転移を起こし、それには 比較的大きな体積変化が伴う。この急激な体積変化は、相転移を経て熱サイクル を行った場合に多層系において機械的不安定性を発現させ得る。通常包装の使用 温度は15〇−250℃を越えないが、セラミック多層電子部品包装の二次加工 で850−950℃における多数回の再燃焼が典型的に必要であり、α93層転 移は水晶−充填系の欠点である。
Al203−ベース多層基質材料の欠点は、加工に必要な高温である。
このような高温のために、金属化の場合超耐熱性金RMo又はWの使用が必要と なる。従ってAl2O5セラミックの置換の目的のひとつは、Cu、Ag又はA u金属化を用いることができるような低温で加工できることである。800−9 50℃の温度が好ましい。
さらに別の要求は、セラミック又はガラス−セラミック複合材料の金具化成分と の適合性である。適合性によりセラミックの汚染及びふくれが起こらないことが 保証される。
複合誘電体における充填剤として有用であるために、材料は滑らかな熱膨張挙動 を有し、最高的1000℃まで急激な体積変化を起こさず、25−300℃の範 囲で約66−12pp/’Cの熱膨張率を有する必要がある。充填剤は又、燃焼 の間、ガラスマトリックス及び溶融ガラスの存在下で安定でなければならない。
もちろん材料の誘電率は可能な限り低く、好ましくは約5以下でなければならず 、誘電損失は約15%tanδ以下でなければならない。最後に充填剤粉末は種 々のガラスと組み合わさって優れた湿潤性を有し、少なくとも20−60体積% の充填剤負荷で密度の高い複合材料を形成しなければならない。特に充填剤の湿 潤性により、低−に電子部品包装の用途で多くの場合に用いられる高い熱膨張率 を有する充填剤である水晶の場合に可能な量より大量の充填剤負荷が許されねば ならない。包装用途には純相材料が好ましいが、少量の不純相を含む材料も、主 相が所望の性質を有し、不純相の性質が有害なものでなければ適している。
AI PO4−ベース系におけるβ−クリストバライト相の安定化に関する代表 的文献には、Ormiston et al、、NASA Report CR −132331(1973):Horn et al、。
Trans、Bri t、Chem、Soc、、77.158 (1978)及 び79.109(1980);Robinson et a!、、J。
Amer、Chem、Soc、、47,587 (1964):Kobayas hi、J、Chem、Soc、Japan、72.94 (1964)及び74 ,190 (1966);Rey、Z、Krtst、、123.263 (19 66);及びFlorke、Z、Kr1st、125゜i、34(1967)が 含まれる。
B2O3、BPO4、A1.03、AlPO4、Sin、及びp、o、の種々の 組み合わせを含むクリストバライト相に関する代表的文献には米国特許第3,5 19,445号、 米国特許第3.650.783号、 米国特許第3,697,550号、 米国特許第4.576.920号、 米国特許第4.833.104号、 日本特許第59−59999号、及び 英国特許第2,209.521A号が含まれる。
発明の概略 本発明は、図1に略述されたBPO4AI PO4S i02三元相図の領域内 であり、12−70%のBPO4,2−88%のAI PO4及び0−77にの S i 02 [6−35%のB2O3,2−44%のA I 203.12− 50%のP2O3,0−77%の5i02]を含むある種のポロンアルミニウム シリコンホスフェート組成物に関する。これらの組成物は立方又は偽立方(ps eudocubic)正方対称を持つクリストバライト結晶構造を有する。これ らは約5.0以下、好ましくは4.6以下の低い誘電率及び約15%以下の誘電 損失(tanδ)を特徴とする。本発明は又、そのような組成物への水性混合物 、生粉末及び非晶質中間体、ならびに本発明のBAPOとBAPO3及びBPO 4、ガラス、シリケート、アルミノシリケート、ホスフェートなどから選ばれた 誘電体成分を含む多−成分組成物に関する。
本発明は又、安定化β−クリストバライト型のボロンアルミニウムホスフェート (BAPO)及びポロンアルミニウムホスホシリケートの、(i)これらの酸化 物又はその前駆体の水性分散液を6−35%のB2O3, 2−44%のAhOs、 0−77%の5i01及び 12−50%のPtOsのモル比に基づいて形成し、(i i)段階(i)の分 散液を約600℃−1200℃の温度に、揮発性物質をすべて除去するのに十分 な時間加熱する連続段階を含む製造法も目的とする。
安定化β−クリストバライトは、図1の三元相図で特定された領域A、+A、+ B上で製造することができる。図1の領域AI+Atは、12−48%のBPO 4,6−88%のAlPO4及び0−77%のSiO□[6−24%のBtus 、3−44%のAl2O3,12−50%のP2O3,0−77%の5iOsl からの好ましい組成物を示しており、それはβ−クリストバライトに特徴的なX −線回折)くターンを示す。領域A1は12−40%のBPO4,6−50%の AI PO4及び30−77%のSiO2[620%の8203.3−25%の A I 203.12−35%のP2O3,30−77%のSiO□]からの最 も好ましい組成物の範囲に及ぶ。領域Bはβ−クリストバライト及びBPO4の 両方のX−線回折パターンを示す組成物を表す。この領域は領域A1より望まし くないが、存在スるβ−クリストバライトの量により決定される程度に、依然と してガラス結合剤と共に焼結可能な気密性低−に多層基質を製造することができ る。領域Cはやはりβ−クリストバライトの存在を示すがα−クリストバライト の存在も示し、従ってα相に伴う熱的異常の故に避けなければならない。
本発明は又、 (i)固体全体の0−85重量%の結晶性又は非結晶性ガラス、及び(i i) 固体全体の15−100重量%の、単独の又は他の既知のシリケート、アルミノ シリケート又はホスフェート誘電材料と組み合わせた本発明のボロンアルミニウ ムホスフェート及び/又はボロンアルミニウムホスホシリケート組成物を含む集 積回路ガラス複合材料包装装置を含む種々の装置に関する。
本発明は又、結合剤ポリマーに分散した、好ましくは揮発性非水溶剤中の溶液の 形態の上記の誘電体組成物を含むテープ流延組成物に関する。
図面の簡単な説明 図1は、BAPO及びBAPO3のβ−クリストバライト安定性場(stabi lity He1d)を示すAlPO4、Sin!及びBPO4の三元相図であ る。
図2は、最も望ましい焼結可能性を示すBAPO及びBAPO8組成物の領域を 示す。
本発明の安定化クリストバライト組成物は、主にガラス複合紙−に誘電体系にお いて、又はガラスを挿入しない低−に多層回路板誘電材料として使用することを 目的とする。これらは又、その滑らかな熱膨張及び>1200℃までの熱安定性 が重要な高温構造セラミック又は超耐熱性用途にも有用である。低−に誘電体用 途のための充填剤は、低い誘電率、優れた化学的耐久性及び優れた焼結性、なら びに種々のガラスとの組み合わせにおける安定性を必要とする。理想的には、充 填剤材料は多層回路二次加工の温度範囲、すなわち約25−950℃で相転移に よる急激な体積変化を起こさない。
Sin、及びA I PO,の3つの主要形態、水晶、トリジマイト及びクリス トバライトの結晶構造はすべて、各酸素原子が2つの四面体に共通で角を共有す る四面体の無限の網目を与えるように結合した5in4、AlO4又はPO4四 面体の骨組により特徴づけられる。TO4四面体は互いに結合して環を形成し、 水晶ではそれがトリジマイト及びクリストバライトと異なる積み重なり方をして いる。トリジマイト及びクリストバライト構造は水晶構造より開放的であり、そ の密度は水晶で2.655、トリジマイトで2.30及びクリストバライトで2 .27g/mLである。これらの態種(modification)のそれぞれ は高温型への急激で一般に可逆的な相転移を行う。本発明の重要な特徴は、高温 β型の安定化及びα→α転移の回避である。AlPO4の高温β−クリストバラ イト型は、4.16.3.603.2.548及び2.173人にX−線回折線 を有する公称立方晶形である。低温α型は斜方晶形であり、約3.16及び2, 86人に2本の追加の回折線が存在することにより立方晶形と区別される。
トリジマイト及びクリストバライトの構造は、AC’ AC’ AC’ など及 びABCABCABCなどの積み重ね配列の四面体のシートに似ている。厳密に 言うとAlPO4のβ−クリストバライト型は、上記の回折線を有する立方又は 偽立方晶形である。しかし試料のいくらかは約4゜3人に弱い回折線を示す。こ れはABCABCABC積み重ね配列が少量のAC’ AC’積み重ねにより遮 られている一次元的積み重ねの混乱の証拠として説明されてきた。これらの混乱 したクリストバライトは、クリストバライトの高温型と同様に構造的不連続性が ないことが予想され、従って低にセラミックーガラス複合材料のための充填剤と して有用であろう。
我々は、BPO4〜AI PO4−3i02 (BAPO3)系におけるある組 成範囲が、室温におけるAI PO4及びシリカのβ−クリストバライト相のX −線粉末回折パターンと基本的に同一のパターンを有する粉末を形成することが できることを見いだした。加熱しても、室温におけるAlPO4の又はシリカの 非安定化クリストバライト相のような急激な材料の体積変化がない。本発明の安 定化β−クリストバライトの誘電率は、水晶の誘電率より低く、低−に電子部品 包装に有用である。
AI PO4のAIを少量のGa”及び/又はFe”で、及びSin、のStを Ge”で置換することができる。
β−クリストバライト−類似相の安定化は、900〜1150℃の温度の解放非 密封系で、適量のBPO4及びSin、をAIPO,に加えることにより達成す る。安定化β−クリストバライトは、約12−70%のB PO4,2−88% のAI PO4及び0−77%のSin、の範囲に及ぶ図1で特定した領域上で 製造することができる。図1に中心領域で示す好ましい組成物は、30−77% のSin、を含む。典型的組成物の誘電率はIMHzで約3. 7−4. 5で あり、誘電損失は約0,04−0.10%であり、熱膨張率は約55−12pp /℃である。例外的に優れた焼結可能性を有する領域を図2に示す。
I 1.BAPO及びBAPO3中間体本発明の中間体は、BAPO及びBAP O3前駆体の水性混合物、ならびに水性混合物の乾燥によって形成される生粉末 粒子を含み、ここで生粉末は乾燥しであるが焼成していない前駆体材料を言う。
典型的に水性混合物は、ホウ素及びアルミニウムのリン酸塩への前駆体及びシリ カの酸化物への前駆体を水中で、場合によっては遊離のヒドロキシルの存在下で 混合することにより製造する。水溶液中のBAPO及びBAPO8前駆体の重量 は、本発明の方法で加熱した場合に、開示された範囲のBAPO/BAPO8を 与える重量である。
A 1 (NOx) s及びAI−ホルメートは、電子工学的用途を目的とする セラミックのための好ましいAI化合物であり、AI−酢酸塩も使用することが できる。H8BO3は、好ましいポロン前駆体化合物である。
水溶性であるいずれの他のポロン前駆体も用いることができる。
低ナトリウムコロイドシリカ分散液又は部分的に加水分解された、従って水混和 性テトラエチルオルトシリケートは、2つの好ましいシリカ前駆体である。低ナ トリウム含有率を保証するための酸イオン交換によるケイ酸ナトリウムからのポ リケイ酸(polysilicic acid)及びテトラメチルオルトシリケ ートは、用いることができる他の適したケイ素化合物である。
N H、OHはヒドロキシル供給源として使用することができる。NH3ガスを 水性反応混合物中に導入することによるNH4OHのその場生成を用いることが できる。KOH又はLiOHも使用することができる。
電気分解により生成したーOHも適しており、イオン交換樹脂の形態で加えられ た一OHも適している。H3P0.、N H4Hz P 04、(NH4)t  )(P 04及び(N H4) 3 P O4は、分散液の所望の最終的pHに 依存して個別に、又は組み合わせて、あるいはNH4OHと結合させてリンの好 ましい供給源である。
典型的にpHは5以下であり、透明又は半透明の水性混合物を得、それを場合に よっては遊離のヒドロキシルイオンの供給源と接触させて本発明の生粉末中間体 め沈澱を誘発する。生粉末は懸濁液の滴から形成され、それを乾燥する。従って 生粉末は、水性前駆体混合物と焼成にょるBAPO/BAPO3生成物の中間段 階である。
最も好ましい生粉末粒子は球であり、メジアン直径が約1−20ミクロン、好ま しくは2−8ミクロンである。生粉末は最高的800℃、好ましくは600−7 00℃に加熱して粉末を与えることができ、それはX−線回折により調べると実 質的に非晶質であり、タップ後の密度(tapped density)が約0 .4−0.9g/mLであり、表面積が約2−2−5O/gである。非晶質又は 部分的結晶化生成物は、水性前駆体と焼成によるBAPO/BAPO5生成物の 間の第2の中間段階である。固体生粉末を800−1200℃、好ましくは85 0−1050℃に加熱すると結晶性材料が得られる。
III 水性媒体合成法 本発明の材料は、ケイ素、ホウ素、アルミニウム及びリンの酸化物あるいは酸化 物の前駆体を含む水−ベース混合物から合成することができる。この水性分散液 法は一般に分散液の形成、乾燥による非晶質粉末の回収、及び約800−120 0℃、好ましくは850−1050℃における材料が安定化クリストバライトに 結晶化するのに十分な時間の焼成を含む。この方法は米国特許第3.76’7. 432号に開示されているようなゾル−ゲル法と対照させるべきであり、比較す ると後者の方法には例えば引火性有機溶剤の使用、追加の加工段階の必要などの 多数の欠点がある。
本方法の水−ベース混合物は、ケイ素の有機及び無機供給源及び水溶性アルミニ ウムの供給源ならびにホウ素及びリン化合物を含むことができる。中間体は、該 B、AI、Si及びP化合物から、それらを水溶液の形態でヒドロキシルイオン と反応させて沈澱又はゾルを形成することにより製造することができる。
溶液は、可溶性金属塩(アルミニウム、ホウ素及びリン)とケイ素の有機又は無 機供給源を混合することにより反応なしで製造することもできる。可溶性金属塩 はいずれの水溶性塩であることもできる。電子工学的用途の場合、非−ハライド 可溶性塩が好ましい。溶液は、<1−40重量%固体の範囲で調製することがで きる。微粉末の製造の場合2−8%の固体負荷が好ましい。最終的溶液のpHは 、く1から〉11の範囲であることができる。コロイドシリカゾルは典型的に3 0−50%のSiO2を含む。E、1.du Pont de Nemours  and Co、から入手可能なLudox”の名前で販売されているようなコ ロイドシリカが特に適している。これらのゾルのpH値は8. 4−11であり 、平均的5iOz粒子の直径は220mである。SiO2の他の供給源はテトラ メチルオルトシリケート(TE01)又はテトラメチルオルトシリケート(TM O6)である。
本発明の方法を行う場合、水性分散液の均一性を維持するのが望ましい。この分 散液は、スプレー乾燥、凍結−乾燥、真空−乾燥又は撹拌器−乾燥により乾燥す ることができる。スプレー乾燥が球形微粉末の製造に好ましい方法である。スラ リの微粒化はロータリーディスク又は液体ノズル(f Iuid nozzIe )により行うことができる。そのようにして形成した粒子の直径はく1から〉2 0μmの範囲であり、メジアン粒径は典型的に2−15μmである。
乾燥した非晶質材料は、600−1200℃の温度で焼成することができる。し かし850−1050℃の焼成温度が、望ましくない結晶相の形成を避けるため に好ましい。形成された相及び結晶化の程度は、組成物、結晶化時間及び焼成温 度に依存する。
IV、従来の固相反応 本発明の組成物は従来の固相反応又は方法によっても製造することができる。好 ましくは試薬用又は商用銘柄の酸化物、リン酸塩、水酸化物、水和物、カルボン 酸塩、シュウ酸塩、炭酸塩などである反応物を、所望の化学量論によって指示さ れる量で十分に混合する。揮発によるB20゜及びP、05の損失を最小にする ために、ホウ素及びリン酸アルミニウムがB2O3及びP 20 sの供給源と して好ましい。混合は、従来のボールミル粉砕又は乳鉢中の粉砕により行うこと ができる。
反応物の混合物を、生成物と反応しない材料でできたるつぼ中で加熱する。例え ばA1.O8、ムライト、白金、銀又は金を用いることができる。反応温度は成 分を反応させるのに十分でなければならない。多くの固相反応の場合と同様に、 与えられた組成物の溶融温度より約100−200℃低い加工温度が一般に満足 できる温度である。好ましい組成物の場合、これは約800−1150℃の反応 温度に相当する。
反応時間は重要でないが成分を基本的に完全に反応させるのに十分でなければな らない。通常8−24時間が満足するべき反応時間である。
固相反応に慣れた者に周知である通り、反応の完結を促進するために加熱を中断 して再粉砕するのが多(の場合有利である。1回の粉砕及び加熱サイクルの後、 反応が完全でない場合が多く、それはSin、の豊富な相及びBPO4の豊富な 相の2種類のクリストバライト相を示すX−線回折によりて証明される。その結 果、連続的粉砕及び加熱の方法を同一温度又はより高い温度で、X−線回折パタ ーン上に異種の回折ピークが存在しないことにより不純相が存在しないことが証 明されるまで繰り返さなければならない。α−クリストバライトは約3.16及 び2.86人における回折ピークにより検出することができるが、α−クリスト バライトの存在は熱−機械的分析器(t he rmo−me chan i  cal analyzer)により決定される熱膨張率により検出するのが好ま しい。約15ppm/℃より高い熱膨張率は通常α−クリストバライトの存在を 示す。加熱サイクルが完結したら、試料を空気−又は水−クエンチするか、ある いは炉中で冷却することができる。
本発明の組成物は、結合剤ガラスの存在下及び不在下の両方における優れた焼結 性及び低い誘電率ならびに誘電損失を有する安定化β−クリストバライト相を与 える。これらの組成物は図2で斜交平行線をつけた領域で示す優れた焼結可能性 を有する。一般に密度の高い気密構造を得るために950−1150℃の温度が 必要である。図2における好ましい領域の8102−豊富組成物の焼結性の向上 は、BPO4、AlPO4及び5iOzの反応から生じた非特定組成物のガラス 相が少量存在することから誘導されると思われる。少量のガラス相は、焼結を増 進することが既知である。
少量のα−クリストバライトは、約180−250℃におけるα−βクリストバ ライト相転移に伴う大きな体積変化のために、その熱膨張挙動においていくらか 大きな非直線性を引き起こす。十分な量のBPO4の存在によりα−クリストバ ライト不純物の量を最少にして図1の領域Cを避けることは重要であり、それが 基本的に直線的な熱膨張挙動を有する粉末を与え、それは多層集積回路包装の場 合に眉間の熱膨張を合わせることが非常に重要であるために望ましい性質である 。加工温度を約1150℃以下に維持することも、B20.及びP、Osの損失 を避けるために重要である。B、03の損失はβ−クリストバライト相を不安定 化し、α−クリストバライト相及びその望ましくない熱膨張異常を出現させる。
特定したB P 04−A I P 04 S i Os組成物は単独で、又は 種々のガラスと組み合わせて低い誘電率、比較的高い熱膨張率(約55−12p p/℃)及び、驚くべきことに焼結及び湿潤性を有する安定化クリストバライト 材料を与え、これらは水晶の値より優れている。安定化クリストバライト及び多 数の低−にガラスを用いて作られた複合材料は電子部品包装の用途のための優れ た性質を有する。
粒径は適用法に従って選ぶことができる。従って組成物をスクリーン印刷により 適用する場合、粒径は印刷スクリーンを通るのに十分小さくなければならず、そ れらを生テープとして適用する場合、粒径は生テープの厚さより大きくてはなら ない。1−15ミクロンの大きさの結晶及び金属酸化物粒子が好ましい。
本発明の結晶材料中の酸化物のいずれも、非−酸化及び/又は還元条件下で燃焼 した場合還元されない。すなわちそれらは中性、還元及び酸化的大気条件下で燃 焼することができる。
■、装置−多層及び濃縮フィルム(thick film)用途種々の電子装置 のための誘電体としてのその主な用途において、ガラス及び有機結合剤と組み合 わせた本発明の非晶質又は結晶組成物は一般に、濃縮フィルムペースト又は生テ ープとして適用され、その両方をその後燃焼して固体粒子の圧縮(densif ication)及び非晶質の場合結晶化を行う。そのような濃縮フィルムの組 成物は、揮発性溶剤に溶解した有機ポリマー及びポリマー有機結合剤を含む揮発 可能な有機媒体中に分散した本発明の非晶質又は結晶組成物の微粒子を含む。生 テープの形態の場合、本発明の非晶質又は結晶組成物の微粒子を、燃焼すると揮 発可能であるか熱分解可能な溶剤、可塑剤及び固体有機ポリマーのマトリックス 中に分散する。
V、1.BAPO/BAPOSプラス追加の誘電体成分セラミック充填剤を、気 密性と低誘電率を得、熱膨張率を調節するためにガラスと組み合わせる。この方 法で誘電材料の熱膨張率を部品又は他の基質の熱膨張率と合わせることができる 。ボロシリケートガラスと組み合わせた充填剤として使用する場合、本発明のB APO及びBAPO8組成物はβ−クリストバライト構造を有する結晶材料であ ることができ、又は非晶質中間体であることができる。非晶質充填剤材料として 用いる場合、その後テープを燃焼することによりβ−クリストバライト相を発現 させる。ガラスなしく950−1150℃)で充填剤を用いた場合より低温(8 00−950℃)で安定化β−クリストバライト結晶構造が得られるので、非晶 質BAPO8を充填剤として用いるのが特に有利である。本発明の組成物で使用 することができるセラミック充填剤は単独の、又はこれらに限られるわけではな いがアルミナ、水晶、リン酸アルミニウム、窒素化アルミニウム、窒素化ホウ素 、融解石英、多結晶コーディエライト、ムライト、エンスタタイト、アノルタイ ト及びこれらの混合物から成る群より選ばれる他の充填剤と組み合わせた本発明 のBAPO又はBAPO5組成物であることができる。
セラミック充填剤は合計無機固体に基づいて最高100重量%の量で存在するこ とができる。40−60重量%の量で存在するのが好ましい。
セラミック充填剤は微粒子として存在しなければならない。粒子のいずれも約1 5μmの大きさを越えてはならず、10μmを越えないのが好ましい。粒径分布 曲線の50%の点が10μm以下でなくてはならず、2−5μmの範囲が好まし い。
VI 1.BAPO及びBAPOSプラスガラス本発明で使用することができる ガラス組成物は、例えば非晶質ボロシリケートガラス、結晶化可能及び結晶化不 可能リン酸塩ガラス及びケイ酸塩ガラス、例えばZn−ケイ酸塩及び他のケイ酸 塩、又はアルミノシリケートガラスである。多(のガラスが本発明に適している が、ガラスがβ−クリストバライト安定化法に適合することが重要である。Ba −Ca−Alボレートなどのある種のガラスはβ−クリストバライト構造を不安 定化し、望ましくないα→β転移を特徴とするトリジマイトを発現させる。
ガラスは850−950℃で粘性相焼結が可能であることが好ましい。
特に好ましいガラス組成物は、重量により72%のSiO2,25%の8203 .1%のAl2O8,1%のに、Olo、5%のNa、O及び0.5%のLi2 Oの組成を有する。さらに上記のガラスは、誘電率に不利な影響を与えるBi、 Pb又は他の大きな分極可能なイオンを実質的に含んではならない。
ガラスは全固体に基づいて0−85重量%、好ましくは40−60重量%の量で 存在しなければならない。燃焼層の強度は、ガラス濃度の増加と共に減少する。
ガラスは微粒子として存在しなければならない。粒径は重要ではないが、一般に 25ミクロン以下である。好ましい粒径は、分布曲線の50%点で2−6ミクロ ンである。
VIIl、ガラス及び/又は無機充填剤のための有機結合剤ガラス及び無機固体 を分散する有機媒体は、揮発性有機溶剤に溶解したポリマー結合剤及び場合によ っては他の溶解材料、例えば可塑剤、離型剤、分散剤、剥離剤、防汚剤及び湿潤 剤を含む。
優れた結合効率を得るために、ポリマーに対する無機固体の重量比は、少なくと も4:1で18:1を越えないことが好ましい。この限度内で、熱分解によって 除去しなければならない有機物の量を減少させ、粒子をより良(充填して燃焼の 時の収縮を減少させるために、最少可能量の結合剤を用いるのが望ましい。
過去には種々のポリマー材料、例えばポリ(ビニルブチラル)、ポリ(酢酸ビニ ル)、ポリ(ビニルアルコール)、セルロース性ポリマー、例えばメチルセルロ ース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキンエチ ルセルロース、アタクチンクポリプロピレン、ポリエチレン、シリコンポリマー 、例えばポリ(メチルシロキサン)、ポリ(メチルフェニルシロキサン)、ポリ スチレン、ブタジェン/スチレンコポリマー、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ アミド、高分子量ポリエーテル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのコポ リマー、ポリアクリルアミド及び種々のアクリルポリマー、例えばナトリウムポ リアクリレート、ポリ(低級アルキルアクリレート)、ポリ(低級アルキルメタ クリレート)及び低級アルキルアクリレートとメタクリレートの種々のコポリマ ー及びマルチポリマーが生テープのための結合剤として用いられてきた。エチル メタクリレートとメチルアクリレートのコポリマー、及びエチルアクリレート、 メチルメタクリレート及びメタクリル酸の三元ポリマーが、スリップ流延(sl ip casting)材料のための結合剤として以前に用いられてきた。
本発明の組成物の場合の生テープの製造のために好ましい種類のポリマー結合剤 は、米国特許第4,613.648号に開示されているようなポリマー結合剤で ある。これらのポリマー結合剤は、0−100重量%のC1−8アルキルメタク リレート、100−0重量%のCl−8アルキルアクリレート及び0−5重量% のエチレン性不飽和カルボン酸又はアミンの相溶性マルチポリマーの混合物であ り、マルチポリマーはさらに数平均分子量(Mn)が50.000−100.0 00であり、重量平均分子量(Mw)が150,000−350.000であり 、Mnに対するMwの比率が5.5以下であり、マルチポリマー混合物中の不飽 和カルボン酸又はアミンの合計量が0. 2−2. 0重量%であり、ポリマー 及びもしあればその中の可塑剤のガラス転移温度(T g)が−30から+45 ℃であることを特徴とする。
多くの場合ポリマー結合剤は、結合剤ポリマーに対して少量の可塑剤も含み、そ れは結合剤ポリマーのTgを下げる働きをする。もちろん可塑剤の選択は主に、 修正しなければならないポリマーにより決定される。
種々の結合剤系で用いられてきた可塑剤の中に、ジエチルフタレート、ジブチル フタレート、ジオクチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、アルキルホス フェート、ポリアルキレングリコール、グリセロール、ポリ(エチレンオキシド )、ヒドロキシエチル化アルキルフェノール、ジアルキルジチオホスホネート及 びポリ(イソブチレン)がある。これらの中でブチルベンジルフタレートが比較 的低濃度で有効に使用できるので、アクリルポリマー系で最も頻繁に使用される 。
流延溶液の場合有機媒体の溶剤成分は、ポリマーがその中で完全に溶液となり、 大気圧下で比較的程度の低い加熱により分散液から溶剤を蒸発させるのに十分な 高い揮発性を与えるように選ぶ。さらに溶剤は、有機媒体中に含まれる他の添加 剤の沸点及び分解温度以下で十分に沸騰しなければならない。従って大気圧下の 沸点が150℃以下の溶剤が最も頻繁に用いられる。そのような溶剤にはベンゼ ン、アセトン、キシレン、メタノール、エタノール、メチルエチルケトン、1.  1. 1−トリクロロエタン、テトラクロロエチレン、酢酸アミル、2. 2 . 4−トリエチルペンタンジオ−ルー1.3−モノイソブチレート、トルエン 、メチレンクロリド、2−プロパツール及びトリクロロトリフルオロエタンが含 多層電子回路のための誘電又は絶縁材料として、生テープが主に用いられる。生 テープのロールは、各層の位置合わせの孔を用いて回路の実際の寸法より幾らか 大きい寸法に削り取られる。多層回路の種々の層を連結するために生テープに通 過孔(via hole)を形成する。これは典型的に機械的押し抜きにより行 う。しかし鋭く焦点を合わせたレーザーを用いて生テープを揮発させることもで きる。典型的通過孔の寸法ハ、0.0015−0.63cmの範囲である。眉間 の相互連結は、通過孔に濃縮フィルム伝導性インクを満たすことにより形成され る。このインクは通常スクリーン印刷法により適用される。回路部品の各層は、 導電路をスクリーン印刷することにより仕上げられる。電気抵抗性インク又は高 誘電キャパシターインクも各層上に印刷し、抵抗性又は容量性回路素子を形成す ることができる。多層キャパシター工業で用いられるものと類似の、特別に配合 された高誘電率生テープを多層回路部品の一部として挿入することもできる。
回路の各層を仕上げた後、各層を積み重ね、貼り合わせる。閉じ込めうした(c onfined)ブレスダイを用いて眉間の正確な整合を確実にする。積層品を 加熱台カッター(fot stage cutter)を用いてトリミングする 。標準的濃縮フィルムコンベアーベルト炉中で燃焼を行う。このような誘電体組 成物の多くと異なり、本発明の組成物は空気のような酸化的雰囲気下、窒素のよ うな非−酸化的雰囲気下、又は成型ガス(forming gas)又はCo/ Co、のような還元的雰囲気下で燃焼することができる。
試験室 0.5−0.8gの重量の試料を80mLの水に加える。6滴のDARVAN  C分散剤を加えた後、試料に200ワツトの1/2インチホーンを用いて90% 出力で音波を通じる。その後それをLa5er Light Sctatter ing Microtrac II Small Particle 5ize  Analyzerに導入する。
メジアン粒径、dV50%は、その粒径分布に関してそのようにして分析した粒 子の50番目の体積パーセントである。
表面積 試料を最初に120℃に45分間加熱することによりガス抜きし、その後Mic rometrics Flowsorb 2300装置に導入してそこで30% N2−70%He混合物からのガス吸収により表面積を決定する。
熱的性質 標準熱−機械的分析器を用いて熱膨張率を得た。長さが約10mmの焼結円板を 用い、室温から約800℃の温度で5℃/分にて実験を行った。
誘電率及び誘電損失 以下の方法でセラミック試料を評価した。1μmを計測することができるデジタ ルゲージを用いて試料の寸法を計測した。試料の厚さは周上の4カ所及び中心で 計測した。典型的セラミック試料は、直径が10mmで厚さが約1mmの焼結円 板から成る。DuPontの導電性Ag組成物#4922を用い、100℃で1 時間ベーキングして銀電極をっける。電極はマスキング法を用いて試料の平行表 面全体につける。試料の端に電極材料がないように注意する。
Phys、Chem、Minerals 16,741.1989にSubra mantan et at、により記載されティる方法ニ従い、Hewlwtt −Packard (P、0.Box 1Q3Ql。
Pa1o Alto、CA 94303−0980)4274A及び4275A  LCRブリッジ及び固定具16034B(Test Tweezers)を用 いて平行板キャパシタンス法により誘電率測定を行う。
標準的融解石英、CaF2及びSrF2についてのデータから誘導した式より、 エツジキャパシタンスを算出する(Subramanianet at、、19 89): C,=(,0191nP/l−,043)PここでP及びtはcmで表した試料 の周及び厚さである。それから誘電率を算出する実際のキャパシタンスは、見掛 けの試料のキャパシタンスから算出エツジキャパシタンスを引き去ることにより 得る。
上記の方法を用いた誘電率測定値の精度は、標準的融解石英についての一連の測 定から決定した。これらの測定で観察された値は、シリカの場合Bussey  et al、による3、826±、011 (IEEE Trans、on I nstramentation and Mesurement、Vol、IM −13+305−311.1964)と比較して3.836九 〇5であり、C aF2の場合Andeenet al、による6、799±、0007 (J、 Appl、Phys。
42:2216−2219.1971)と比較して6.814±、07であり、 5rFzの場合Andeen et al、による6、4655と比較して6. 463±、09である。従って表面積が0. 05−IQcm”の試料の場合の Kの測定値の精度は、領 5−1.5%である。
大きな誤差は試料の形の不規則性に伴うと思われる。i−iewiett−Pa cl−1eにより特定された誘電損失(tanδ)における誤差は±、0016 −.0026であるが、HP4274A及びHP4275A LCRブリッジに 伴う実際の誤差は九 〇〇〇4近辺である。これらのブリッジは0.002のレ ベルで5−20%の誤差、0.0004−o、ooosのレベルで50−100 %の誤差を伴ってドープアルカリ土類金属フルオリドの損失を測定する。
以下の実施例は本発明を例示するものである。これらの実施例で製造したBAP O/BAPO3組成物の物理的性質を後文の表1にまとめる。
β−クリストバライト構造を有し、公称組成が10%BPO4/90%AlPO 4であるポロンアルミニウムホスフェート(後文ではBAPo 10/90と呼 ぶ)を、BPO,及びAlPO4の固相反応により製造した。2.376gのB PO4,24,66gのAlPO4及び2.964gのA1 pso* (5% 過剰AIPsO++)の混合物をめのうボールミル中で、粉砕媒体としてF r  e o n″TMsを用いて2時間粉砕し、1100℃のA1.03るつぼ中 で64時間加熱した。粉末生成物は、AlPO4のβ−クリストバライト型に特 徴的な単相X−線回折パターンを与え、主ピークはそれぞれ偽立方β−クリスト バライト結晶構造の(111)及び(220)回折に対応する4、03人及び2 .48人であった。偽立方(021)及び(112)回折に対応する約3.13 人及び約2.86人のピークがなく、α−クリストバライト相がないことを示し た。25−300℃の範囲に及ぶ示差走査熱量測定実験で吸熱反応がないことに より、αからβへの転移のないことが確認された。
実施例2 β−クリストバライト構造を有し、公称組成が15%BPO4/85%AlPO 4であるボロンアルミニウムホスフェート(BAPO15/85)を、BPO4 及びAlPO4の固相反応により製造した。3.98gのBPO4及び26.0 2gのAlPO4の混合物をめのうボールミル中で、粉砕媒体としてF r e  o n”TMsを用いて2時間粉砕し、1100℃のA1.O,るつぼ中で6 4時間加熱した。粉末生成物は、AlPO4のβ−クリストバライト型に特徴的 な単相X−線回折パターンを与え、主ピークはそれぞれ偽立方β−クリストバラ イト結晶構造の(111)及び(220)回折に対応する4、07人及び2.4 9人であった。偽立方(021)及び(112)回折に対応する約3.13人及 び約2.86人のピークがなく、α−クリストバライト相がないことを示した。
この試料の化学分析は、1.20%のBを示した。
実施例3 β−クリストバライト構造を有し、公称組成が10%BPO4/10%FePO 4/80%AIPO,であるボロンアルミニウム鉄ホスフェートを、BPO4、 AlPO4、Fe、O,及びAIPro@の固相反応により製造した。2. 5 74 gO)B P 04.22.269gのAlPO4,1゜944gのF  e 、0.及び3.212HのAIPsO@の混合物をメノウボールミル中で、 粉砕媒体としてFreonゝTMSを用いて2時間粉砕した。この試料の一部を 、1100℃のAl2O3るつぼ中で64時間加熱した。粉末生成物は、AI  PO4のβ−クリストバライト型に特徴的な単相X−線回折パターンを与え、主 ピークはそれぞれ偽立方β−クリストバライト結晶構造の(111)及び(22 0)回折に対応する4゜09人及び2.50人であった。偽立方(021)及び (112)回折に対応する約313人及び約2.86人のピークは非常に弱く、 少量のα−クリストバライト相が存在することを示した。化学分析は、0゜79 %のB含有率を示した。
実施例4 β−クリストバライト構造を有し、公称組成が20%BPOイ/10%AlPO 4/70%5iftであるボロンアルミニウムホスホシリケート(後文ではBA PO320/10/70と呼ぶ)をBPO4、AIPO,及びSin、の固相反 応により製造した。2.806gのBPO4,1,617gのAlPO4及び5 .577gのSin、の混合物をめのうボールミル中で、粉砕媒体としてF r  e o n”TMsを用いて2時間粉砕し、900℃のA1.O3るつぼ中で 24時間加熱した。粉末生成物は、A I PO,のβ−クリストバライト型に 特徴的な単相X−線回折パターンを与え、主ピークはそれぞれ偽立方β−クリス トバライト結晶構造の(111)及び(220)回折に対応する4、06人及び 2.49人であった。偽立方(021,)及び(112)回折に対応する約3. 13人及び約2.86人のピークはな(、α−クリストバライト相が存在しない ことを示した。約4人のブロードなピークが非晶質成分の存在を示した。非晶質 相の形成のために実際の組成を確実に知ることはできないが、試料の公称組成は B、1゜AI、。sP、 +sS i、 t。02である。
アセトン−DucoRセメント結合剤と混合した粉末生成物を、約113xlO ’Paの圧力のスチールダイでプレスし、1000℃で4時間焼成することによ り、0.087cmxO,870cm直径のセラミック円板の形態の試料を製造 した。この円板の誘電率を測定し、IMHzで4.06であり、誘電損失因子は 0.08%であった。
円板の形態で製造し、1000℃で4時間焼成した第2の試料を用いて熱膨張率 を決定した。この試料の熱膨張率は8.9ppm/℃であった。
実施例5 β−クリストバライト構造を有し、公称組成が15%BPOイ/15%AlPO 4/70%5i02であるボロンアルミニウムホスホシリケート(後文ではBA PO315/15/70と呼ぶ)をBPO,、AlPO4及びSin、の固相反 応により製造した。2.08gのBPO4,2,40gのAlPO4及び5.5 2HのSin、の混合物をめのうボールミル中で、粉砕媒体としてF r e  o n’TMsを用いて2時間粉砕し、1100℃のAI 2osるつぼ中で2 4時間加熱した。粉末生成物は、AI PO,のβ−クリストバライト型に特徴 的な単相X−線回折パターンを与え、主ピークがそれぞれ偽立方β−クリストバ ライト結晶構造の(111)及び(220)回折に対応する4、069人及び2 .490人であった。偽立方(021)及び(112)回折に対応する約3.1 3人及び約2,86人のピークはなく、α−クリストバライト相が存在しないこ とを示した。約4人のブロードなピークが非晶質成分の存在を示した。非晶質相 の形成のために実際の組成を確実に知ることはできないが、試料の公称組成はB 、。、、A1.。vsP、 +sS i、 t。02である。
アセトン−Duco’セメント結合剤と混合した粉末生成物を、約113xlO ’Paの圧力のスチールダイでプレスし、950℃で4時間焼成することにより 、0.134cmxO,8758cm直径のセラミック円板の形態の試料を製造 した。この円板の誘電率を測定し、IMHzで4.2であり、誘電損失因子は0 .1%であった。
円板の形態で製造し、1000℃で4時間焼成した第2の試料を用も為て熱膨張 率を決定した・8.lppm/℃。
実施例6−15 所望の組成物の化学量論により指示される量のB PO4、AI PO4及び5 in2を混合し、混合物を800−1150℃の温度に加熱することにより、種 々の量の81AISP及びSiを含む組成物を製造した。
位格子の寸法が異なるβ5−クリストバライト構造を示した。表1の欄7に示す (111)回折の“d”間隔は、偽立方β−クリストバライト構造の単位格子寸 法の相対的尺度である。5if2の場合4.05人及びAlPO4の場合4.0 8人の値からの変動は、比較的小さい83″″イオンの格子の寸法への影響を示 し、従ってBPO4の固溶体の量を示す。
誘電率、誘電損失及び熱膨張率の測定のために焼結円板を粉末から製造した。表 1に示す組成及び誘電ならびに熱的データは、β−クリストバライト構造が広い 組成範囲で安定であり、誘電率が驚くほど低いことを示している。
実施例1に の実施例は、A I (NOs) s、Hs B Os、H3PO4及びコロイ ドシリカからのBAPO336/32/32の製造を記載する。この方法は沈澱 段階を含む。
溶液I:23.12gのHs B O3及び124.57gのA! (No3) ・9H20を約ILの蒸留水に溶解し、約250mLに希釈した80゜36 g ノ85%Hs P 04を加え、最後に約600mLに希釈した49゜93gの LUDOX”AS40を加え、合計体積を2Lとし、60℃に加熱した。
溶液I I : 250mLの濃NH4OHを2Lに希釈し、60℃に加熱した 。溶液■及びIIを、螺動チューブポンプを用い、約200m1/分の速度で容 積が2Lの円筒状反応器の底に汲み上げた。Eberbachホモジナイザー( C1ifford Wood Inc、、NY)を容量の約70%で運転し、2 つの液流の高速及び高剪断混合ならびに得られる沈澱の微細分散を行った。反応 器中の滞留時間は30秒であった。
得られたスラリを、Ntroスプレー乾燥機を用い、円板回転45Mrpm、入 り口温度的300℃及び出口温度約175℃でスプレー乾燥した。得られた粉末 をさらに約120℃のP、Os上で約3日間乾燥した。熱重量分析により、この 粉末が100−600℃の間でその重量の約36%(N20及びN H4N O s )を失い、913℃でさらに0.4%を失うことが示された。1000℃に おける焼成の後、生成物はβ−クリストバライトに特徴的な鋭いXRDパターン を示した。XRFによる分析は、以下の結果を与えた。
Stow Alz03 PzOs Btus測定値% 20.7 17.3 5 1.1 検出せず計算値% 20.0 16.7 50.1 13.2結合剤と 混合した粉末生成物を283xiO’Paの圧力でスチールダイでプレスし、9 00℃で16時間焼成することにより、0.091cmxQ、760cm直径の セラミック円板を製造するのに使用した。Du Pont導電性Ag組成物#4 922を用いて銀電極をつけ、試料を100℃で1時間ベーキングした。得られ た密度の高い半透明の円板の、Hewlett−Packard 4275Aで 測定した誘電率及び誘電損失因子は、それぞれIMHzで4.5及び0. 4% であった。
第2のセラミック円板を用い、熱機械的分析器で熱膨張率を決定した。
25−600℃に及ぶ範囲で10.5ppm/℃の値が決定された。熱膨張異常 はこの領域で観察されず、この試料にα−クリストバライトが含まれないことが 保証された。
実施例17 この実施例は、A I (NOs) s、H3B Os、H,PO4及びコロイ ドシリカからのBaPO329,6/25.7/44.7の製造を記載する。こ の方法は沈澱段階を含む。
溶液1 : 20.46gのHlBO,及び107.65gのAI (NOs) ・9H!Oを約ILの蒸留水に溶解し、約250mLに希釈した70゜38gの 85%HsPO4を加え、最後に約600mLに希釈した75゜00gのLUD OX”AS40を加え、合計体積を2Lとし、60℃に加熱した。
溶液I I : 250mLの濃NH4OHを2Lに希釈し、60℃1.J]熱 した。溶液■及びIIを、螺動チューブポンプを用い、約200m1/分の速度 で容積が2Lの円筒状反応器の底に汲み上げた。Eberbachホモジナイザ ー(C1i f ford Wood Inc、、NY)を容量の約70%で運 転し、2つの液流の高速及び高剪断混合ならびに得られる沈澱の微細分散を行っ た。反応器中の滞留時間は30秒であった。
得られたスラリを、N1roスプレー乾燥機を用い、円板回転45Mrpm、入 り口温度的300℃及び出口温度約175℃でスプレー乾燥した。得られた粉末 をさらに約120℃のP、O,上で約3日間乾燥した。熱重量分析により、この 粉末が100−600℃の間でその重量の約32%(H,O及びNH4N0りを 失い、869℃でさらに1%を失うことが示された。1000℃における焼成の 後、生成物はβ−クリストバライトに特徴的な鋭いXRDパターンを示した。
この試料の一部を用い、実施例16の方法により誘電率及び誘電損失を決定した 。1000℃に16時間加熱することにより製造した密度の高い半透明のベレッ トの誘電率及び誘電損失因子は、それぞれIMHzで3,88及び0.09%で あった。この試料の一部のX−線回折は3゜92及び2.40人に主ピークを持 ち、強いβ−クリストバライトパターンを示した。微量のBPO4及びいくらか の非晶質材料を示す約4人を中心とするブロードなピークも観察された。
25−600℃に及ぶ範囲で熱膨張率は9.5ppm/℃であった。
α−クリストバライト型による熱膨張異常は観察されなかった。
実施例18 この実施例は、硝酸アルミニウム、硼酸、リン酸及びコロイドシリカからのBa PO811,2/22.8/66.0の製造を記載する。
溶液1:8.76gのHlBog及び107.79gのA I (No3) ’ 9H2Oを約ILの蒸留水に溶解し、約250mLに希釈した48.81gの8 5%H,P04を加え、最後に約600mLに希釈した125゜03gのLUD OX”AS40を加え、合計体積を2Lとし、60℃に加熱した。
溶液11 : 250mLの濃NH,OHを2Lに希釈し、60℃に加熱した。
溶液■及びIIを、嬬動チューブポンプを用い、約200m1/分の速度で容積 が2Lの円筒状反応器の底に汲み上げた。Eberbaahホモジナイザー(C 1ifford Wood Inc、、NY)を容量の約70%で運転し、2つ の液流の高速及び高剪断混合ならびに得られる沈澱の微細分散を行った。反応器 中の滞留時間は30秒であった。
得られたスラリを、N1roスプレー乾燥機を用い、円板回転45Mrpm、入 り口温度的300℃及び出口温度約175℃でスプレー乾燥した。
得られた粉末をさらに約120℃のP、0.上で約3日間乾燥した。熱重量分析 により、この粉末が100−600℃の間でその重量の約35%(N20及びN  H4N Os )を失い、600−900℃でさらに0.3%を失うことが示 された。SEMは粒子が直径が約7マイクロメーターの滑らかな球形であること を示した。XRFによる分析は、以下の結果を与えた。
5i01 Altos PtOs Btus測定値% 51.1 14.9 3 0.4 検出せず計算値% 50.0 14.6 30.4 5.0EDXによ る元素マツピングは、この材料からプレスしたベレットの密度が高く、ミクロス ケールで均一であることを示した。
1000℃に16時間加熱した試料のX−線回折パターンは、強いβ−クリスト バライトパターンを示し、主ピークが4、O9及び2.48λであり、トリジマ イトの内部成長にょる4、28の小ピーク及びα−クリストバライト相に属する 3、16及び2.88人の非常に弱い2本のピークを有する。
実施例16に記載した方法で1000℃で製造したセラミック円板を用い、IM Hzにおいて誘電率が4.22であり、誘電損失が0.09%であることを決定 した。第2のセラミック円板を用いて熱膨張率を決定し、25−200℃の範囲 における25.6ppm/℃といっその比較的大きな値が、α−クリストバライ ト相の存在の影響を示した。
実施例19−21 これらの実施例は、異なる合成法による3種類のBAPO8組成物の製造を記載 する。その方法では、(1)現行の実施例のLudox”GTEOSI:rl換 し、(2)!Jン酸をNH4H2PO4:ffi換する。
実施例19 以下の方法で組成物BAPO329,6/25.7/44.7を製造した。
溶液[ハ40.9g(7)HsBOs、215.3 go)A I (NOs)  * ・9H2o及び142.1gのNH4H2PO4を約ILの水中に含む。
214゜4g+7)テトラエチルオルトシリケート(S i I bond”、 28%5t02.90.0%モノマー)を65℃に加熱した水溶液に加え、その 後脱イオン水で約4Lに希釈した。溶液IIは約4Lに希釈した530mLの濃 NH4OHを含む。
両溶液を65℃に加熱し、実施例16に記載の要領で約200mL/分で反応器 にポンプで汲み上げた。Bowenスプレー乾燥機(注入150mL/分、45 M rpm、入り0390℃、出口的200’C)でスプレー乾燥後、dV5Q %が7ミクロンであり、粉末密度(A S 7MB527−81に従うタップ後 密度)が0.63g/mLの球形の粉末が得られた。粉末(7)TGAは、10 0−600℃c’2段11 (H2O及びNH4N03)の約25%の重量損失 を示した。DTAit、約9oo℃において焼結を示した。1025℃で8時間 焼成したこの試料は、β−クリストバライトに特徴的な回折パターンを示した。
実施例20 組成物BAPO320/20/60を、実施例19と類似の方法で製造シタ。試 薬+7)量ハ、30.3gのHsBOs、184.0gのAI (NOs) s  ・9 HzO1112,7g(7)NH41(2PO4,315,5g(7) SiI bond”TE01.及び352m1の濃NH4oHであった。Bow en乾燥機でスプレー乾燥する前のスラリのpHは9であった。スプレー乾燥条 件は実施例19と同一であった。約234gの生粉束を回収し、それは600℃ までで約26%の重量損失を示し、1ooo℃まででさらに0.4%の重量損失 を示した。そのDTAプロットは約820℃で軟化を示し、955℃でさえ結晶 化が少量であることを示し、注目に値しない。
X−線回折パターンはβ−クリストバライト構造を示し、主ピークが3、 94 及ヒ2.41人であった。1ooo℃で4時間焼成したセラミック円板の誘電率 及び誘電損失は、それぞれIMHzで4.10及び0゜04%であった。セラミ ック円板につき決定した熱膨張率は、10.3ppm/℃であった。
実施例21 組成物BAPO535/35/30を、実施例19と類似の方法で製造した。試 薬の量は、44.3gの83BO8,268,8gのAI(NO8)、・9H2 0,164,7gのN 84 Hz P 04.131.7gの5ilbond ”TE01、及び516m1の濃NH,OHであった。約160−175mL/ 分で供給してBowen乾燥機でスプレー乾燥する前のスラリのpHは9であっ た。入り口温度は約350−380℃であり、出口温度は約190−210℃で あった。約230gの生粉束を回収し、そのTGAは600℃までにおける約2 5%の重量損失及び958℃までにおけるさらに0. 2%の重量損失を示した 。そのDTAプロットは約800℃における吸熱により軟化を示した。又、結晶 化が836℃で開始され、874℃でピークとなることも示された。>1ooo ℃で加熱した試料のX−線回折パターンは、β−クリストバライト、及びトリジ マイト内部成長相の存在を示した。約4人を中心とするブロードなピークは、少 量の非晶質相の存在を示す。1150℃で製造したセラミック円板の誘電率及び 誘電損失は、それぞれIMHzで3.92及び0゜03%であった。熱膨張率は 、9.8ppm/℃であった。
実施例22 この実施例は、蟻酸アルミニウムがBAPO5の製造で使用することができるも うひとつの水溶性塩であることを示す。事実この塩は硝酸塩を用いた場合(典型 的にdV50%=6−7ミクロン)より小粒径(dV50=2.9ミクロン)の 生成物を与え、燃焼するとHzO1CO8及びCOのみを発生し、No、(硝酸 塩から)を発生しないので、この塩の使用は有利である。顕微鏡による比較は、 蟻酸アルミニウムから誘導した粉末も1000℃で焼結し、同一の組成を有する が蟻酸アルミニウムから誘導したのではないものより多孔度の低い試料を与える ことを示した。蟻酸アルミニウムから製造した燃焼試料のEDXによる元素マツ ピングは、それらがミクロスケールで均質であることを示した。蟻酸塩性は、( NH4)zHPO4のリン酸塩の供給源ならびに沈澱剤としての利用も示した。
ミキサーとして0sterizerブレンダーを用い、その中で合計体積500 mLを合わせた。最初に5.2gのH,BO,及び15.2gのAI (HCO O)s・3H20,19,0gのLUDOX”AS40を約300mLの熱脱イ オン水に溶解し、ブレンダーに加えた。その後200mLの熱脱イオン水中の2 0.4gの(NH4)zHPO<を含む第2溶液をブレングー中の第1溶液に激 しく撹拌しながらゆっくり加えた。
沈澱が形成され、得られたスラリのpHは5.08であり、その温度は49℃で あった。入り口温度が212℃及び出口温度が88℃のBuchiスプレー乾燥 機中に9mL/分で注入することによりスラリをスプレー乾燥した。得られた生 粉束のdV50%は2.3ミクロンであり、表面積は13m”/gであり、粉末 密度は0.43g/mLであった。
600℃における予備焼成による生成物は、814℃において結晶化の発熱を示 した。
実施例23 β−クリストバライト構造を有し、公称組成が15%BPO4/85%AIPO ,であるポロンアルミニウムホスフェート(BAPO15/85)を、BPO4 及びAlPO4の固相反応により製造した。7.96gのBPO4及び52.0 4gのAI PO4の混合物をめのうポールミル中で、粉砕媒体としてF r  e o n”TMsを用いて2時間粉砕し、1100℃のAllOsるつぼ中で 64時間加熱した。粉末生成物は、AlPO4のβ−クリストバライト型に特徴 的な単相X−線回折パターンを与え、主ピークはそれぞれ偽立方β−クリストバ ライト結晶構造の(111)及び(220)回折に対応する4、03人及び2. 47人であった。偽立方(021)及び(112)回折に対応する約3.13人 及び約2.86人のピークがなく、α−クリストバライト相がないことを示した 。
実施例24 β−クリストバライト構造を有し、公称組成が10%BPO4/10%FePO 4/80%AlPO4であるボロンアルミニウム鉄ホスフェートを、BPO4、 Fe2O,、A I p、o、及びAlPO4の固相反応により製造した。5. L48gのBPO4,3,888gのF e !O,,6,424gのA I  P、O,、及び44.538gのAlPO4の混合物をめのうボールミル中で、 粉砕媒体としてF r e o n”TMsを用いて2時間粉砕した。この試料 の一部を、900℃のAI!O,るつぼ中で24時間加熱した。粉末生成物は、 AlPO4のβ−クリストバライト型に特徴的な単相X−線回折パターンを与え 、主ピークはそれぞれ偽立方β−クリストバライト結晶構造の(111)及び( 220)回折に対応する4゜07人及び2.50人であった。偽立方(021) 及び(112)回折に対応する約3.13人及び約2.86人のピークは存在せ ず、α−クリストバライト相が存在しないことを示した。
実施例25 β−クリストバライト構造を有し、公称組成が36%BPO4/32%AI P O4/32%5i02であるボロンアルミニウムホスホシリケート(BAPO8 36/32/32)をBPO,、A I PO,及び5iO1の固相反応により 製造した。24.0gのBPO4,24,0gのAlPO4及び12.0gの5 iftの混合物をめのうボールミル中で、粉砕媒体としてF r e o nl lTMsを用いて2時間粉砕し、1100℃のAl2O、るつぼ中で64時間加 熱した。粉末生成物は、Alpoaのβ−クリストバライト型に特徴的な単相X −線回折パターンを与え、主ピークがそれぞれ偽立方β−クリストバライト結晶 構造の(111)及び(220)回折に対応する3、86人及び2.35人であ った。
実施例26 公称組成が11.2%BPO,/22.8%AlPO4/66.0%5iO1で あるボロンアルミニウムホスホシリケート(BAPO311゜2/22.8/6 6.0)をBPO,、A I PO,及びSin、の固相反応により製造した。
9.0gのBPO,,21,0gのAlPO4及び30.0gのSin、の混合 物をめのうボールミル中で、粉砕媒体としてF r e o n’TMsを用い て2時間粉砕し、1100℃のAI、03るつぼ中で64時間加熱した。粉末生 成物は、A I PO,のβ−クリストバライト型に特徴的な単相X−線回折パ ターンを与え、主ピークがそれぞれ4.02人及び2.49人であり、α−クリ ストバライト構造に特徴的な3.14及び2.85の弱いピークがあった。
表1 BAPOおよびBAPO5組成物の性質110.0 90.0 0.0 110 0 642 15.0 !l5−0 0.0 1100 644 20.0 1 0.0 70.0 1000 4 106 4.060−O88JS 15.0  15.0 ?0.0 950 4 4.07 4.200.10 8.16  30−0 10.0 60.0 1000 4 3.94 4.360.09  B、47 20.0 20−0 60.0 1050 4 3J4 4.210 .078 12.0 211.0 60.0 1100 4 [034,(no 、0g 9.49 25.0 25.0 50.0 !150 4 3.90  4.0〕 0.05 g、610 15.0 35.0 50.OA15o 4  4.00 3−760.0611 30.0 30.0 40.0 11so  4 3J8 t130.06 5J12 1B、0 410 40.0 11 00 4 3J913 35.0 35.0 30.0 1100 4 3.8 714 40.0 40.0 20.0 1200 4 3J1 3.960. 151s 45.0 45.0 10.0 1100 4 3J816 36. 0 310 32.0 900 1g 3.119 4.510−40 10− 517 29.6 254 44.7 1000 16 3.91 !、!1B 0.09 9.518 112 22.8 g6.OX0OOII 4.09  4.220.0O1025J19 29.6 25.7 44.7 1025  8 3.8620 20.0 20−0 60.0 600 220−0 20 .0 60.0 1000 4 3.94 4.100.04 10j21 3 5.0 35.0 30.0 600 235.0 35.0 30.0 11 00 4 3.91 3.920.03 9J22 30−0 210 45. 0 600 223 15.0 1110 ロ、O1100644,03253 6,032,032,O1100643J626 112 22.8 66.0  1100 64 4−0227 29.6 25.7 44.7 900 8 表 1(継続) BAPOおよびBAPO3組成物の性質28 35.0 !5.0 50.0 29 410 20.0 35゜0 3G 25.0 40.0 35.0 1000 4 3.93 4.090. 0431 1s、o 30.0 55.0 1000 4 3J932 30. 0 25.0 45.OGoo 2実施例27−32 これらの実施例は、実施例17及び19に示したものと同一の組成物及び他の5 種類のBAPO8組成物の製造を例とする別の製造法を示す。
この方法の場合前駆体の沈澱を省略し、それが製造法をさらに単純化する。シリ カの供給源はLUDOX”AS40であった。モル比、試薬の量、濃度(溶液中 の%最終生成物)及び生成粉末の物理的性質を表2に示す。
表2 酸性溶液から製造したBAPO3組成物27 29.6/25.7/44.74 0.9 215.1 !42.i”150 16 0.16 111.07.7 28 35/15150 50j 131.9 133.6 175.フ 1. ll O,459,OB、029 45/20/35 56.4 1711 1 5G 119.6 1.8 0.42 111.07.430 25/40/3 5 54.7 298.フ 14フ、5 104+5 15 0.5B O,フ  6.931 15/30155 20.3 243.2 135.5 X7L 2 1.11 0.79 3.07.232 30/25/45 114.4  421.2 21111.4”303 2.1 0.50 4.26.2”NH 482PO4 典型的な場合、成分H,BO8、A I (NO3)s ・9 H2O及びH, PO。
(又はN H4Ht P 04 )を約ILの脱イオン水に溶解した。この溶液 に1:1に希釈したLUDOX”AS40を加え、NH,OHを用いてpHを表 2に示す値に調節し、それから容積を1ガロンにした。溶液(又は懸濁液の方が 良い)を30m1/分でNf roスプレー乾燥機、又は150mL/分でBo wenスプレー乾燥機中に注入した。いずれの場合も車輪の回転は45M rp mであり、入り口は約300℃であり、出口は約175℃であった。得られた生 粉末を800℃又は850℃の回転キルン中で2時間焼成した。これらの生成物 のひとつ(実施例27)のXRF分析を下記に示す。
SiO2Alz03 PzOs BzOs測定埴% 30.9 15.0 44 .4 −計算値% 30.0 14.6 43.9 11.51000℃に4時 間加熱したBAPO825/40/35の試料のX−線回折パターンは、トリジ マイト内部成長による4、16人の弱いピークと共に強いβ−クリストバライト を示した。実施例16の方法により1200℃で製造したセラミック円板を用い 、誘電率が4.09であり、誘電損失が0.09%であることを決定した。
1000℃に4時間加熱したBAPO815/30155のX−線回折パターン は、トリジマイト内部成長による4、19人の弱いピークと共に強いβ−クリス トバライトを示した。
実施例33 微粉砕非晶質結晶化可能メタホスフェートガラス又は非晶質ボロシリケートガラ ス及び安定化β−クリストバライト(実施例23がらのBAPO15/85)を 含むホスフェート充填剤を混合することにより、誘電体組成物を調製した。ガラ スは、適した量のガラス成分を混合し、混合物を加熱して均質な溶融物を形成し 、得られたガラスを水ローラー上でドライクエンチし、その後ガラスフレークを 乾燥粉砕して微粉末とすることにより製造した。
ボールミル中で揮発性非水溶剤中の結合剤/可塑剤マトリックス中に誘電体組成 物を分散することにより流延溶液を調製した。米国特許第4゜613.648号 に開示されている種類のアクリル結合剤/可塑剤マトリックスを用いた。特定す ると結合剤は: (1)30重量%の、62゜3重量%のエチルメタクリレート 、37.1重量%のメチルメタクリレートの三元ポリマー; (2)50重量% のi、i、1−トリクロロエタン及び(3)20重量%のメチルエチルケトンを 含む。可塑剤はジオクチルフタレートであり、結合剤/可塑剤マトリックスの可 塑剤に対する結合剤の重量比は約4.5−5であった。溶剤は以下の成分を、示 した重量%で含んだ: 1、i、l i−トリクロロエタン 70−85%メチレンクロリド 2−7% メチルエチルケトン 4−11% イソプロパツール 2−6% 1、 1. 2−トリクロロ−1,2,2−)リフルオロエタン4−10% 分散は6−10時間混合することにより行った。スラリを60℃でケイ素被覆ポ リエステルフィルム上に流延することによりテープに形成した。キャストテープ の厚さは、4−10ミルの間で変化した。試料は、閉じ込めたブレスダイを20 .7x10’Pa下で70℃にて20分間運転することにより8シートを積層し 、基質の形に二次加工した。2゜54cmx2.54cmの積層成型品を空気中 で5℃/分の速度で予備加熱し、450℃に1時間維持し、有機結合剤を除去し た。結合剤が燃え切った後、成型品を900℃で1時間燃焼した。
誘電体試料を、メタホスフェートガラス及び実施例23からの安定化β−クリス トバライトBAPO15/85の混合物から二次加工した。
これらの組成物の燃焼テープの(重量%固体に基づく)組成及び誘電特性を下記 に挙げる: 重量%メタホスフェート 60 重量%BAPO15/85 40 誘電率 4.1 誘電損失 0.075% 上記の充填剤入りガラス複合材料の熱膨張を、標準的Du PontSerie s 9000熱−機械的分析器を用いて評価した。装置を用い、約150−27 0℃におけるα→β相転移に伴う急激な熱膨張異常から、少量のα−クリストバ ライト不純物を検出することができた。
安定化β−クリストバライトBAPO15/85を用いて製造したテープは、最 高600℃まで直線的熱膨張率を有した。
多層電子部品包装系の機械的結着性及び材料適合性は、多くの場合種々の眉間の 熱膨張を合わせることにより制御される。従って誘電体層が滑らかな熱膨張挙動 を有することが重要である。充填剤が大きな熱膨張異常を示す場合、回路の二次 加工の間に亀裂及び剥離が起こり、基質とケイ素チップの間の分離を生ずる。
実施例34−39 種々の安定化BAPOS組成物を用いて製造したガラス−複合テープの誘電及び 熱膨張特性の例示6種類の多層テープを実施例33に記載の方法を用いて調製し 、熱膨張特性の変化を例示する。誘電材料の熱膨張率を調節して、活性装置又は 成型品、あるいはその上に誘電材料を取り付けて熱伝導性及び/又は強度を向上 させるアルミナ、窒素化アルミニウム又はベリリアなどのチップキャリヤー又は 他の基質と合わせるか、又は補うことができる。
実施例 34 35 36 37 38 39メタホスフエートガラス 60  6θ 60 −− −− −−ボロシリケートガラス m−−〜 −−6060 60実施例22からのBAPOS 40 −− −− −− −− −一実施例 23からのBAPO5−40−一 −−−−〜一実施例24からのBAPO3− −−−40−−−−−−一実施例30からのBAPO8−−−−−−40−一  −一実施例31からのBAPO3−−−−−−−−40一実施例32からのBA PO8−−−−−−−−−−40誘電率 4.2 4.0 4.3 3.7 3 .8 3.7誘電損失(%) 0.14 0.17 0.0570.0910. 1 (1,085熱膨張率(ppm/℃) ?、4 7.9 7.0 5.8  6.2 5.3ボロシリケートガラスを用いて製造したテープは、メタホスフェ ートガラスを用いて製造したテープより誘電率が低い。誘電率測定値及び既知の 誘電率、ならびにガラスの密度から、これらのBAPO8誘電充填剤の誘電率が BAPOSの燃焼ベレットにつき測定した値と類似した3゜8−40近辺であろ うと見積もった。すべての場合にガラス−誘電体複合体の誘電損失は非常に低い 。異なるガラスを種々のBAPO3粉末と用いることにより、広範囲の熱膨張率 を得ることができた。結晶性BAPO8粉末の熱膨張率は、TMA分析によって 得た複合熱膨張率の値(ボロシリケートガラスの3.2ppm及びメタホスフェ ートガラスの7゜5ppm)に基づき6.5−7.5ppm近辺である。
実施例4O−45 BAPOS 29.6/25.7/44.7と種々の量のボロシリケート及びメ タホスフェートガラスの焼結可能性実施例33に記載の製造法に従い、種々の量 のボロシリケート及びメタホスフェートガラスを用いて実施例19からのBAP OS 29.6/25.7/44.7から6種類の多層テープを製造した。焼成 8一層積層テープの磨いた断面の微細構造を、走査型電子顕微鏡(sEM)によ り調べた。これらのテープの組成及び燃焼性を下記に示す。
実施例 40 40 42 43 44 45重量%メタホスフェートガラス  60 50 40 −− −− −−重量%ボロシリケートガラス −−−−− −605040重量%BAPO329,6/25.7/44.7 40 50  60 40 50 60誘電率(IMHz) 4.3 4.0 4.0 3.9  3.9 3.7誘電損失(%) 0.140.110.130.0790.0 80.14熱膨張率(ppm/℃) 7.6 8.5 7.2 6.0 6.5  6.4焼結密度は、セラミック電子部品包装で使用する誘電体系の場合に重要 なパラメーターである。密度の高い微細構造を有する成型品はより優れた絶縁性 を有する傾向があり、機械的に強い。典型的に、充填剤入りガラス複合材料で実 際に用いることができる充填剤の負荷は、充填剤の湿潤性により制限される。し かし燃焼テープの微細構造を比較すると、残存多孔度は、使用するガラスの種類 及び量に無関係であることがわかる。これらの充填剤入りガラス複合材料の高い 密度は、安定化β−クリストバライトBAPO3組成物の優れた湿潤性の結果で ある。
実施例46及び47 部分的及び完全結晶化BAPO329,6/25.7/44.7から製造した多 層テープの焼結、誘電及び熱膨張性の比較実施例33に記載の方法を用い、85 0℃の燃焼温度で2種類のテープを調製し、BAPO3粉末の結晶度が燃焼ガラ ステープ組成物の焼結、誘電及び熱膨張性に影響しないことを示した。実施例4 6の場合は800℃に2時間加熱した実施例19からのBAPOS 29.6/ 25゜7/44.7粉末の一部を用い、実施例47では第2部分を900℃で8 時間焼成して完全に結晶化した試料を形成して用いた。
実施例 46 47 重量%メタホスフェートガラス 60 60重量%部分的結晶化BAPO340 −−重量%完全結晶化BAPO540 誘電率 4.4 4.2 誘電損失(%) 0.12 0.1.1熱膨張率(ppm/℃) 7. 6 7 . 5SEM顕微鏡写真は、部分的結晶化又は完全結晶化BAPO8粉末のいず れかから製造した多層テープの微細構造に重大な差がないことを示している。上 表に示す通り、これらの2種類の誘電体−ガラス複合材料の誘電率、誘電損失及 び熱膨張率はほとんど同一である。
実施例48−51 部分的結晶化及び完全結晶化BAPOS 15/15/70から製造した多層テ ープの焼結、誘電及び熱膨張性の比較実施例33に記載の方法を用い、850℃ の燃焼温度で4種類の多層テープを調製し、β−クリストバライトBAPO3相 の生成温度を、非晶質又は部分的結晶性BAPO9をガラスと混合することによ り850℃に下げられることを示した。15/15/70の組成を有するこれら の実施例で使用したBAPO3粉末は、実施例16に記載の方法で合成した。部 分的結晶化BAPO3は、非晶質BAPO3を500℃及び600℃で4時間焼 成することにより得、完全結晶化BAPO3は、1000℃で4時間焼成した。
実施例 48 49 50 51 重量%ボロシリケートガラス 50 50 −− −−重量%カルシウム亜鉛シ リケートガラス−−−−6060重量%非晶質BAPO350−40− 重量%完全結晶化BAPO3−50−40誘電率 3.74 3.84 5.1 8 5.07誘電損失(%) 0.09 0.076 0.15 0.13熱膨 張率(p pm/℃) 5.4 5.6 7.6 7.9焼結成型品のSEM顕 微鏡写真は、非晶質又は結晶化BAPOSを用いて製造した成型品の間で焼結密 度の重大な差を示さない。部分的結晶化BAPO8とボロシリケート又はカルシ ウム亜鉛シリケートガラスの混合により製造した成型品に関し、安定化β−クリ ストバライトBAPO8の形成がX−線回折及びTMAにより確認された。ガラ スを添加せずに非晶質BAPO3を結晶化BAPO3に変換するには1000℃ 以上の温度が必要である。ガラス相を添加すると、850℃の温度で非晶質を結 晶性BAPO3に変換することができる。上表に示す通り、これらのガラス複合 材料の誘電率、誘電損失及び熱膨張率は、はとんど同一30/10/60BAP O8及び] 7/17/66BAPO8から製造した多層テープの焼結、誘電及 び熱膨張性の例実施例33に記載の方法を用い、1000℃で1時間焼成して2 種類の多層テープを調製し、実施例16に記載の方法で製造したBAPO5粉末 がガラス粉末を添加することな(密度の高い物体に焼結可能であることを示した 。
実施例 52 53 30/10/60BAPO3100−−17/17/66BAPOS −−10 0誘電率 3.9 3.8 誘電損失(%) 0.13 0.08 熱膨張率(ppm/℃) 7. 9 6. 3焼結成型品のSEM断面顕微鏡写 真は、両BAPOS組成物に関して密度の高い微細構造を示している。多層テー プ成型品の誘電及び熱膨張性は、同一のBAPO3組成物の場合の燃焼ペレツト のものと類似している。
要 約 書 AI PO4のβ−クリストバライト型と同−又は類似の構造を有するボロンア ルミニウムホスフェート(BAPO)又はボロンアルミニウムホスホシリケート (BAPO3) 、これらの前駆体、結晶度の制御された易流動性化学的均質粒 子の製造のための水溶液−分散法、及びこれらのボロンアルミニウムホスフェー ト及びボロンアルミニウムホスホシリケートをセラミック成分として用いた、又 は充填剤入りガラス−複合基国際調査報告 Fcr++vベゴ/1誌小帽匍叩−弯藺1$鴫頓(2)ト町μm拍齢S^ 50 142

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.誘電率が約5.0以下であり、誘電損失が約0.5%以下であり、モルに基 づいて 12−70%のBPO4、 2−88%のAlPO4 0−77%のSiO2を含み、図1の三元相図の領域A1及びA2内にある、β −クリストバライト結晶構造を有する結晶性ボロンアルミニウムシリコンホスフ ェート組成物。
  2. 2.追加のBPO4を含み、図1の三元相図の領域B内にある、請求の範囲1に 記載の組成物。
  3. 3.少なくとも15%の請求の範囲1又は2に記載の組成物を含み、残りがボロ シリケート、リン酸塩、ケイ酸塩及びアルミノシリケートガラスの群から選ばれ るガラスである組成物。
  4. 4.アルミナ、水晶、リン酸アルミニウム、窒素化アルミニウム、窒素化ホウ素 、エンスタタイト、アノルタイト、■輝石及びこれらの混合物の群から選ばれる 追加の誘電体成分を含む、請求の範囲1又は2に記載の組成物。
  5. 5.ボロシリケート、リン酸塩、ケイ酸塩及びアルミノシリケートの群から選ば れるガラス及びアルミナ、水晶、リン酸アルミニウム、窒素化アルミニウム、窒 素化ホウ素、融解石英、多結晶性コルジエライト、ムライト、エンスタタイト、 アノルタイト、■輝石及びこれらの混合物の群から選ばれる誘電体成分をさらに 含む、請求の範囲1又は2に記載の組成物。
  6. 6.BPO4、AlPO4及びSiO2の反応から形成したガラス相を最高約1 0%含む、請求の範囲1又は2に記載の組成物。
  7. 7.請求の範囲1又は2に記載の組成物をポリマー結合剤中に分散して含み、ポ リマーに対する無機固体の重量比が約4:1から18:1である生テープ。
  8. 8.ポリマー結合剤中の請求の範囲7に記載の組成物を含み、誘電体成分の少な くともひとつをアルミナ、水晶、リン酸アルミニウム、窒素化アルミニウム、窒 素化ホウ素、シリカ、ムライト、エンスタタイト、アノルタイト、■輝石及びコ ルジエライトの群から選び、ポリマーに対する無機固体の重量比が約4:1から 18:1である生テープ。
  9. 9.請求の範囲1又は2に記載の組成物をポリマー結合剤中に分散して含み、ポ リマーに対する無機固体の重量比が約4:1から18:1である濃縮フィルムペ ースト。
  10. 10.ポリマー結合剤中の請求の範囲9に記載の組成物を含み、誘電体成分の少 なくともひとつをアルミナ、水晶、リン酸アルミニウム、窒素化アルミニウム、 窒素化ホウ素、シリカ、ムライト、エンスタタイト、アノルタイト、■輝石及び コルジエライトの群から選び、ポリマーに対する無機固体の重量比が約4:1か ら18:1である濃縮フィルムペースト。
  11. 11.モルに基づいて 6−35%のB2O3、 2−44%のAl2O3、 0−77%のSiO2及び 12−50%のP2O5の酸化物又はこれらの前駆体の水性分散液。
  12. 12.請求の範囲11に記載の酸化物の乾燥粒子の組成物。
  13. 13.(i)モルに基づいて 6−35%のB2O3、 2−44%のAl2O3、 0−77%のSiO2及び 12−50%のP2O5の酸化物又はこれらの前駆体の水性分散液を形成し、 .(ii)段階(i)の分散液を約600−1200℃の温度で揮発性物質をす べて除去するのに十分な時間加熱する段階を含む、請求の範囲1又は2に記載の 組成物の製造法。
  14. 14.圧縮された請求の範囲1−6のいずれかひとつに記載の組成物を含む単層 又は多層電子回路を含む電子装置。
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