JPH04292439A - 化学的に安定化されたクリストバライトの製造方法 - Google Patents

化学的に安定化されたクリストバライトの製造方法

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JPH04292439A
JPH04292439A JP3272494A JP27249491A JPH04292439A JP H04292439 A JPH04292439 A JP H04292439A JP 3272494 A JP3272494 A JP 3272494A JP 27249491 A JP27249491 A JP 27249491A JP H04292439 A JPH04292439 A JP H04292439A
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cristobalite
aqueous dispersion
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particles
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Susan L Bors
スーザン・エル・ボールス
Steven Charles Winchester
ステイーブン・チヤールズ・ウインチエスター
Michael Aaron Saltzberg
マイケル・アロン・ザルツベルク
Horacio Enrique Bergna
オラーシヨウ・エンリケ・バーグナ
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EI Du Pont de Nemours and Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の分野】本発明は、化学的に安定化したクリス
トバライト組成物、すなわち加熱によってアルファから
ベータへの急激な変形をしないクリストバライト様ケイ
酸塩の製造方法に関する。
【0002】
【本発明の背景】結晶性シリカは、天然に3つのはっき
りした構造、すなわち、石英、トリジマイトおよびクリ
ストバライトで見出されており、X線回折分析によって
同定されるように各結晶性構造は異なる温度範囲におい
て安定な多形形態を有している。シリカの各結晶性形態
において、ケイ素原子は4面体配位をした4つの酸素原
子に結合している。各形態は、ケイ素−酸素4面体の3
次元の結晶性網状構造への明瞭な転移を表わしている。 一般的に結晶化温度により、どの構造が生成されるかが
決められる。石英は、約867℃以下の温度でシリカを
結晶化することにより生成し、トリジマイトは約867
℃〜約1470℃の結晶化温度で生成する、そしてクリ
ストバライトは約1470℃以上の温度で生成する。ク
リストバライトは2つの多形形態、すなわち低クリスト
バライト(α−クリストバライト)と高クリストバライ
ト(β−クリストバライト)の形態で存在する。高クリ
ストバライトは約1470℃以上の温度での結晶性シリ
カの安定形態であり、これを約200〜275℃の温度
範囲に冷却すると普通は低クリストバライトに変わる。
【0003】低い誘電率を適用するために、石英はその
高い熱膨張係数(TCE)のゆえに最も普通に使用され
る充填剤である。石英は、好ましい低い誘電率(約4)
、25〜300℃の温度範囲で約10〜12ppm/℃
の高いTCEおよび優れた化学的耐久性を有している。 然しながら、石英は573℃で変位するα→β相転移を
行ない、これは比較的大きい容積変化を伴なう。この急
激な容積変化は、機械的な不安定性(クラッキング、ひ
び割れ等)を引き起こし、多層系において相転移による
熱サイクル時に進展することは良く知られている。石英
は低いKの誘電体において使用される多くのガラスによ
って良くは濡れない。従って、この石英の焼結特性は、
しばしば充填剤入りのガラス複合材料においてその配合
量を制限することになる。改良されたガラス濡れ特性(
wettingproperties)を有する充填剤
は、低いKの充填剤のより高い配合量を可能にし、従っ
て複合材料の誘電率を低下させ、密閉性を増大する。
【0004】低いKの多層複合材料に有用であるために
は、材料は、スムーズな熱膨張挙動(すなわち、少なく
とも1000℃まで何らの相転移を行なわない)を有す
べきであり、そして25〜300℃の範囲で約8〜12
ppm/℃のTCEを備えるべきである。さらに、誘電
率は出来るだけ低く、好ましくは約5より小さくなけれ
ばならず、そして誘電体損も0.3%tanδより小さ
くあるべきである。また、充填剤粉末は、少なくとも2
0〜60容積%の充填剤配合量において稠密な複合材料
を生成するように種々のガラスと組合せて良好な濡れ特
性を有するべきである。特に、充填剤の濡れ特性は、石
英について可能であるより大きい充填剤配合量を可能に
するものでなければならない。
【0005】優勢な相が安定化された高βクリストバラ
イトであるガラス−セラミックスは、他の成分、例えば
Na2O、CaOおよびAl2O3を含有する高シリカ
ガラスを結晶化させることにより生成させうることは、
多年認められてきた。高度に安定化されたガラス−セラ
ミックスを生成させるこの方法は、55〜90重量%の
SiO2、5〜40重量%のAl2O3および1〜5重
量%のCaO、CuOまたはSrOを含有するガラス組
成物を、主要な結晶性の相として高クリストバライトを
有するガラス−セラミックスに結晶化させたものである
ことが、MacDowellの米国特許第3,445,
252号に開示されている。Liの米国特許第4,07
3,655号では、ガラス組成物をCaO(CaOの7
0モル%までは他の酸化物により置換することができる
)とAl2O3を等モル比で含有するものに限定するこ
とによって相純度の改良された高クリストバライトのガ
ラス−セラミックスの製品を特許請求している。
【0006】Kadukは、グリセロールの存在下で、
水熱反応条件下で反応するシリカとホウ素酸化物の原料
を含有する高pH溶液からの安定した高クリストバライ
トの生成を開示している。このタイプの方法は、通常低
いクリストバライトを生成する。最近、Perrota
らの米国特許第4,818,729号には、シリカ、ア
ルミナおよびLi2O、BeOおよびMgOを除く任意
のアルカリまたはアルカリ土類金属酸化物を含有する乾
燥したゲルから安定化した高クリストバライトを生成さ
せるための別の湿式化学方法を開示した。彼等は、Al
2O3対アルカリまたはアルカリ土類金属酸化物のモル
比がほとんど等モル、すなわち、0.95と1.1の間
でなければならないことを請求しており、さもないと高
クリストバライトの相は安定化しないとしている。彼等
は、シリカ対アルミナのモル比が10〜40に変化する
ことができ、安定化した物質を生成しうると特定してい
る。彼等の方法は、高い(安定化した)クリストバライ
トを生成させるために800〜1400℃で長時間(し
ばしば24時間より長い)のか焼を必要とし、そして他
の相、例えばアノーサイトによって実質的に汚染される
物質を生ずる。
【0007】
【発明の要約】基本的な観点として、本発明は次の逐次
工程: (a)  モル基準で、2〜12%のアルミナまたはそ
のプレカーサー、90.5〜97.5%のシリカまたは
そのプレカーサーおよび0.5〜8%の金属酸化物(M
exO)またはそのプレカーサーから実質的になり、金
属がナトリウム、カルシウム、ストロンチウムおよびそ
の混合物から選ばれ、Al2O3対MeOのモル比が0
.9〜5である、コロイド状または小サイズ粒子の均一
な水性分散体を生成させ; (b)  工程(a)の均一な水性分散体を乾燥し、酸
化物混合物の無定形な微粒子を回収し;そして(c) 
 工程(b)からの無定形の粒子を、混合物を結晶性に
するのに充分な時間800〜1400℃の温度でか焼す
ることからなる化学的に安定化したクリストバライトの
製造方法に関する。
【0008】定義 ここで使用されている「化学的に安定化されたクリスト
バライト」という用語は、(1)αからβへ相転移をせ
ず、(2)加熱により熱膨張において突然の変化をうけ
ず、そして(3)クリストバライト以外の相の10モル
%以上を含有しないところのクリストバライト様の化合
物を意味する。
【0009】ここで使用されている「プレカーサー」と
いう用語は、乾燥および燃焼することによって分解し、
陽イオンの酸化物例えば水溶性の塩、炭酸塩、ジュウ酸
塩、カルボン酸塩等を生成するイオン性化合物を意味し
ている。
【0010】本発明の詳述 室温でのX線回折図形がシリカの高(β)クリストバラ
イトの結晶形態のそれと名目上同じであり、そして誘電
率が4.5未満である物質がケイ素とアルミニウムの酸
化物またはプレカーサーおよびカルシウム、ナトリウム
および/またはストロンチウムの金属酸化物(MeO)
またはプレカーサーを含有する水性の混合物から合成で
きることが分った。工程は、分散体を生成させ、乾燥し
て無定形粉末を回収し、物質を結晶性の安定化したクリ
ストバライトにするのに充分な時間をかけて800〜1
400℃でか焼することから一般的になっている。
【0011】本発明の方法によって製造された安定化し
た高クリストバライト粉末は、低−Kガラス複合材料に
おける充填剤として用いることを企図されている。また
、これらは1400℃以上での平滑な熱膨張と熱安定性
が重要である高温における構造上の応用で有用である。 低いKの誘電体に適用するための充填剤は、低い誘電率
、良好な化学的耐久性および種々のガラスとの組み合せ
における良好な焼結特性を必要とする。理想的には、充
填材料は、多層回路の加工または応用の温度範囲、25
〜900℃、において相転移による急激な容積変化をう
けないものであろう。本発明者等は、CaO−Al2O
3−SiO2、SrO−Al2O3−SiO2およびN
a2O−Al2O3−SiO2系におけるある範囲の組
成物を室温でβ−クリストバライトの構造とほとんど同
一の構造を持つものとして合成できることを見出した。 本発明の安定したクリストバライトの誘電率は約3.7
〜4.0である。
【0012】無定形のプレカーサーを製造するのに使用
される水性混合物は、シリカまたはシリカゾルのコロイ
ド状の供給源およびアルミニウムおよびナトリウム、カ
ルシウムおよび/またはストロンチウムのイオン性溶液
を含有することができる。この溶液は、ある種のアルミ
ニウムの可溶性の塩およびカルシウム、ナトリウムおよ
び/またはストロンチウムの可溶性の塩およびシリカ供
給源を水酸化アンモニウム溶液と反応させ、ゾルまたは
スラリーを生成することによって調製することができる
。シリカ供給源は、コロイド状のシリカまたはエステル
化したシリカであることができる。コロイド状のシリカ
供給源が有機化合物を必要としないので好ましい。
【0013】また、溶液は、可溶性の金属塩(アルミニ
ウムおよびカルシウム、ナトリウムおよび/またはスト
ロンチウムの)を沈殿させることなしにコロイド状のシ
リカと混合することにより調製することができる。
【0014】可溶性の金属塩は任意の水溶性の塩である
こともできる。電子的応用のためには、ハロゲン化物を
含まない可溶性の塩が好ましい。溶液は1から23重量
%の固体の範囲で調製することができる。微粉末の製造
には2〜8%の固体の添加が好ましい。最終的な溶液の
pHは、3.0ほどに低いかまたは10.5ほどに高い
かでありうる。コロイド状のシリカゾルは、典型的には
30〜50%のSiO2を含有する。特に好適なのは、
E.I. du Pout de Nemours a
nd Co., Wilmington, DEから入
手しうるLudox(R) colloidal si
licaである。これらのゾルは、8.4〜11のpH
値を有し、そしてSiO2粒子のサイズは3〜30ノナ
メーターの範囲である。
【0015】SiO2の別の供給源は、化学量論的に適
切な量のMeOおよびAl2O3をその上に被覆したS
iO2の微小球である。
【0016】Al2O3およびその水加物の技術的およ
び工業的等級は、MeOの技術的および工業的等級と同
じように本発明を実施するために好適である。
【0017】上述したように、本発明の化学的に安定化
したクリストバライトの組成物は、モル%で2〜12%
のAl2O3、90.5〜97.5%のSiO2および
0.5〜8%のMeO(ここで金属はカルシウム、スト
ロンチウム、ナトリウムまたはその混合物である)を含
有する。さらに、Al2O3対MeOのモル比は、0.
9〜5である。
【0018】アルミナおよびシリカと組み合せて、既述
のもの以外のアルカリおよびアルカリ土類酸化物を含有
する組成物は、純粋な高クリストバライトの相を生成し
ないことが分った。
【0019】本方法を実施するには、SiO2、Al2
O3およびMeOの水性分散体の均一性を維持するのが
望ましい。これは、分散の均一性を保つために比較的小
エネルギーの入力のみを必要とする慣用的なプロペラー
タイプのミキサーの使用によって達成することができる
【0020】この分散体は、慣用の噴霧乾燥、凍結乾燥
、真空乾燥または撹拌パン乾燥によって乾燥することが
できる。噴霧乾燥は、微粉砕した小球状粉末を製造する
ための好ましい方法である。使用される噴霧乾燥器は、
ポータブルの実験用モデル((Niro製)である。ス
ラリーの噴霧化は、ロータリーディスクまたは液体用ノ
ズルによって達成できる。ロータリーディスクアトマイ
ザーは、微粉末を製造するのに好ましい。かくして生成
した粒子は、約2〜20μmの平均直径を有する。粒子
のサイズは、加える固体量に依存して決まる。
【0021】乾燥した無定形物質は、800〜1400
℃の温度でか焼され、室温でのX線回折図形がβ−クリ
ストバライトのそれと同一の物質を製造することができ
る。然しながら、望ましくない結晶相の生成を避けるた
めに950〜1200℃のか焼温度が好ましい。生成す
る相および結晶化の程度は、組成物、結晶化時間および
か焼温度に依存するであろう。
【0022】か焼が完了すると、か焼した粒子のサイズ
を減少させることが望ましい。これは、従来のサイズ減
少の技術、例えばボールミリング、ジェットミリング、
ロッドミリング、スゥエコミリング(Sweco mi
lling)、ワイ−ミリング(Y−milling)
等によって行なうことができる。
【0023】結晶性物質を製造するための処方の金属酸
化物成分の本発明の結晶性組成物の粒子サイズは、それ
自体厳密なものではない。たいていは、粒子のサイズは
適用する方法により選択されるであろう。従って、組成
物がスクリーン印刷により適用されるならば、それらは
印刷スクリーンを通過するほど十分小さくなければなら
ず、これらがグリーンテープ(無地テープ)として適用
されるならば、グリーンテープの厚さよりもより小さく
なければならない。1〜15ミクロンの大きさの結晶性
で金属酸化物の粒子が好ましい。
【0024】Al2O3対MexOの比が、か焼による
結晶化を効果的にするのに必要な時間量に実質的に影響
することが分った。特に、Al2O3/MexOの比が
1.5〜2.5であり、そして好ましくは2である場合
、必要とされるか焼時間は一層短かくなる。
【0025】全ての場合において本発明の方法の結晶化
生成物は、実質的にはβ−クリストバライトからなり、
これは他の結晶性の相、例えばアノーサイトおよびトリ
ジマイトのような相の10%より多くないものとの混合
物であってもよい。然しながら、Al2O3対MexO
の好ましい比が使用される場合、他の結晶性の相の量は
あまり重大ではない。従って、本発明の方法は、化学的
に安定化したクリストバライトの全く純粋な粉末を製造
することを可能にするものである。
【0026】
【実施例】〔実施例1〕組成物、1CaO・1Al2O
3・40SiO2の安定化したクリストバライト100
gを製造するために、硝酸カルシウム水加物と硝酸アル
ミニウム水加物の適切な量を脱イオン水に溶解し、pH
2.5の溶液を調製した。適量のDu Pont Lu
dox(R) AS−40のpHを硝酸で2に調整する
。ついで2つの分散体を一緒に混合した。この溶液を連
続的な撹拌タンク中で水酸化アンモニウム溶液と反応さ
せ、pH9のゾルを生成した。そして2リットルの最終
的な容積とした。
【0027】このゾルを30ml/分の供給速度で、3
20℃の入口温度および180℃の出口温度を用いて噴
霧乾燥した。カーブした鋭いエッヂのある回転ディスク
を用いてゾルを噴霧化した。これにより表面積〜80m
2/gおよび6.9μmの平均粒子サイズを有する微小
球粉末が生成した。
【0028】粉末をアルミナ坩堝に入れ、1010℃で
24時間か焼し、β−クリストバライトのX線回折図形
を有する粉末を得た。粉末の表面積は、<1m2/gに
減少し、平均粒子サイズは7.8μmに増加した。
【0029】〔実施例2〕β−クリストバライトのX線
回折図形を生ずる実施例1と同一の組成物の粉末を加水
分解反応なしに製造することができる。Ca2+とAl
3+を含有する溶液を、上述のように調製した。Du 
Pont Ludox(R) AS−40の適切量をカ
ルシウム−アルミニウム溶液と混合しpH3である2リ
ットルの溶液を得た。得られた混合物を上述のように噴
霧乾燥し、70m2/gの表面積および7.8μmの平
均粒子サイズを有する粉末を製造した。
【0030】粉末をアルミナ坩堝に入れ、24時間10
10℃でか焼し、β−クリストバライトのX線回折図形
を有する粉末を得た。
【0031】〔実施例3〕メタノール中で組成物、1C
aO・1Al2O3・40SiO2 100gを製造す
るために、硝酸カルシウム水加物と硝酸アルミニウム水
加物の適量を含有する溶液を調製した。テトラエチルオ
ルトシリケートの適量を123.6gの脱イオン水およ
びメタノールと混合し、全容を1700mlとした。こ
の溶液を15分間熟成させた。ついで2つの溶液を混合
し、pH<1である透明な混合物2リットルを生成させ
た。ついでこの混合物を水酸化アンモニウムの水溶性混
合物と連続撹拌タンク中で反応させ、pH10を有する
スラリーを生成した。つぎにスラリーを実施例1のよう
に噴霧乾燥した。無定形粉末を1300℃で8時間か焼
し、X線の回折図形がβ−クリストバライトのそれであ
る粉末を製造した。
【0032】〔実施例4〕スラリーを実施例1における
ように調製した。この溶液を噴霧乾燥の代りに凍結乾燥
し、9.2ミクロンの平均粒子サイズを有する粉末を生
じた。1010℃までで24時間か焼した時、この粉末
は無定形物質および高および低クリストバライトの混合
物からなっていた。1100℃のか焼温度で24時間か
焼し、室温でのX線回折がβ−クリストバライトのそれ
である粉末を生成した。
【0033】〔実施例5〕組成物、1Na2O・1Al
2O3・20SiO2の安定したクリストバライト10
0gを製造するために、硝酸アルミニウム水加物と硝酸
ナトリウム水加物の適量を脱イオン水に溶解し、pH2
の溶液300mlを生成させた。適量のLudox(R
) AS−40のpHを硝酸で2に調整した。2つの溶
液を合し、脱イオン水を用いて1リットルの容積に希釈
した。これを水溶性の水酸化アンモニウム溶液と連続撹
拌タンク中で反応させ、最終pHが9であるスラリーを
生成した。このスラリーをカーブした鋭いエッヂのある
噴霧ホイールを使用し、30ml/分の供給速度、31
0℃の熱風(空気)温度で噴霧乾燥した。噴霧ホイール
を15,000rpmの速度で回転させた。得られた無
定形粉末を1100℃で24時間か焼し、室温でのX線
回折が安定したβ−クリストバライトのそれである物質
を生成した。
【0034】〔実施例6〜9〕濃度の異なる出発原料溶
液を用いて実施例1のように溶液を調製し、固体含有量
5、2.5、1.25および0.625重量%を有する
最終スラリーを生成させた。これらのスラリーを実施例
1におけるように噴霧乾燥した。安定なクリストバライ
トへの結晶化は1010℃、24時間で達成された。ス
ラリーの固体含量が、表1に示したように無定形および
結晶化物質の粒子サイズに影響を及ぼすことがわかった
【0035】
【表1】
【0036】〔実施例10〜11〕室温のX線回折が、
β−クリストバライトのそれである物質を生成するのに
必要な結晶化時間と温度は組成物によって異なる。2つ
の組成物を、実施例1で述べた方法によって調製し、異
なる温度で異なる時間か焼した。生成した相は、表2に
おいてまとめたようにX線回折により同定された。
【0037】
【表2】
【0038】〔実施例12〕β−クリストバライト粉末
を、100nmの粒径を有する噴霧乾燥したアルミナ/
カルシアで被覆されたコロイド状シリカをか焼すること
によって調製した。
【0039】被覆されたシリカは、Wesbond, 
Corporation, Wilmington, 
Delwareによって供給されるWesol PX9
0であった。Wesol PX90は、Al2O3とC
aOで被覆された100nmのシリカから調製されたp
H4.05の22.17重量%の固体−含有のアクアゾ
ルである。固体の相対的な組成は、SiO2が40モル
、Al2O3が2モルおよびCaOが1モルであった。 91gのWesol PX90を脱イオン水309gで
希釈し、pH4.12の5重量%アクアゾルを得た。こ
のゾルをBuchi/BrinkmannのMini 
Spray Dryerモデル190中で噴霧乾燥した
。入口温度は215〜220℃であり出口温度は115
〜120℃であった。
【0040】得られた噴霧乾燥粉末は、2〜7ミクロン
の直径を有する多孔質微小球からなるものであるが、走
査電子顕微鏡(SEM)で示されるように生成物のほと
んどは2〜4ミクロンであった。生成物を静的な炉中で
1000℃で24時間加熱した。得られた物質のX線回
折は標準的な純粋なβ−クリストバライトと同一のパタ
ーンであった。
【0041】〔実施例13〜16〕 (石英と安定化したクリストバライトを含有する充填剤
入りガラス複合材料の誘電特性の比較)誘電組成物を、
無定形結晶性の微小ガラス粒子および/または無定形ボ
ロシリケートガラス粒子およびシリカ充填剤(石英また
は安定化したクリストバライトのいずれか)を混合する
ことによって調合した。ガラス粒子は、ガラス成分の適
量を混合し、混合物を加熱して均一な溶融体を生じさせ
、得られたガラスを冷却ロールを通して乾燥急冷し、つ
いでガラスフレークを乾燥磨砕して細かい粒子とするこ
とによって得た。
【0042】キャスチング用溶液を、誘電組成物をボー
ルミル中の揮発性非水性溶媒中でバインダー/可塑剤の
マトリックス中に分散化させることによって調製した。 Usalaの米国特許第4,613,648号で開示さ
れた型のアクリル系バインダー/可塑剤マトリックスを
使用した。特にバインダーは、62.3重量%のエチル
メタクリレート、37.1重量%のメチルメタクリレー
トからなるターポリマー30重量%;1,1,1−トリ
クロロエタン50重量%およびメチルエチルケトン20
重量%からなっている。ジオクチルフタレートは可塑剤
であり、バインダー/可塑剤マトリックスは、バインダ
ー対可塑剤の重量比が約4.5対5からなるものである
。溶媒は、次の成分を次の重量で含有している:  1
,1,1−トリクロロエタン            
                70〜85%  メ
チレンクロリド                  
                      2〜7
  %  メチルエチルケトン           
                         
  4〜11%  イソプロパノール        
                         
       2〜6  %  1,1,2−トリクロ
ロ−1,2,2−トリフルオロエタン      4〜
10%
【0043】分散体は、6〜10時間混合するこ
とによって調製された。溶液は、60℃でシリコンで被
覆したポリエステルフィルム上でキャスチングすること
によってテープに形成した。形成したテープの厚さは約
4.1〜10ミルの間であった。3000psiの圧力
下、70℃で20分間作動させた限定加圧ダイにより8
枚のシートを一緒に積層することでサンプルを支持体の
形状寸法に加工した。1インチ×1インチの積層したパ
ーツを空気中で5℃/分の速度で予備加熱し、450℃
に1時間保ち、有機バインダーを除去した。バインダー
が燃え尽きた後、パーツを900℃で60分間焼成した
【0044】誘電パーツは、ボロシリケートガラス(C
GW 7070、Corning Glass Wor
ks, Corning, New York)、コー
ジエライトガラスおよび石英または安定化したクリスト
バライトのいずれかの混合物から加工した。実施例13
の組成物は、シリコンの熱膨張係数につり合うような熱
膨張係数を有するように設計され、一方、実施例15の
組成物は、アルミナの熱膨張係数につり合った熱膨張係
数を有するように設計された。処方(固体の重量%基準
)とこれらの組成物の焼成テープの誘電特性は下記の如
くである。
【0045】
【表3】
【0046】石英でつくられたテープの誘電特性は、安
定化したクリストバライトでつくられたテープのそれに
大変類似している。テープの他の成分の知られた誘電特
性および誘電密度から、安定化したクリストバライトの
誘電率は約4であると推定される。
【0047】〔実施例17〜18〕 (化学量論的および非化学量論的に安定化したクリスト
バライトの熱膨張特性の比較) 前に開示された化学量論的な原料に比べて非化学量論的
なクリストバライトがより優れた熱膨張特性と相純度を
有することを示すためさらに2つのテープを実施例13
〜16に記した方法を用いて作製した。多層電子パッケ
ージングシステムの機械的完全度と物質の適合性は、し
ばしば種々の層間の熱膨張の整合によって制御される。 従って、誘電層がスムーズな熱膨張挙動を有することは
非常に重要である。さもなくば、これらの層と他の層、
例えばアルミナ基体またはシリコンチップ間のクラッキ
ングおよび層間剥離が回路加工中に生ずる可能性がある
。驚くべきことに、我々は発明者は、非化学量論的に安
定化したクリストバライト(過剰のアルミナを有する)
の膨張特性が、前に開示した化学量論的な化学組成物の
それに比べてより線形であることを見出した。これは、
下に示したように2つの物質でつくられたガラス複合材
料テープの熱膨張を分析することによって説明すること
ができる。
【0048】
【表4】
【0049】非化学量論的な安定化されたクリストバラ
イトでつくられたテープは、研究された範囲以上の、2
5〜600℃でも、あまり変化しない熱膨張係数(TC
E)を有する。テープの他の成分の知られた熱膨張係数
および密度から非−化学量論的な安定化されたクリスト
バライトのTCEが約10〜12ppm/℃であると推
定される。一方、化学量論的な安定化したクリストバラ
イトでつくられたテープは、より高温でよりも低温の方
がはるかにTCEが高い。低温でより高いTCEを示す
のは、これらのサンプル中に微量の低クリストバライト
の存在による。低クリストバライトは、相対的に高いT
CEを有し、低クリストバライトの正確な組成と熱履歴
によって約150℃から270℃の間で変化しうる温度
で高クリストバライトに相転移を行なう。この相転移は
、大きい容積膨張を伴なう。一度、全ての低クリストバ
ライトが高クリストバライト(約200℃より高い温度
で)に変形すると、非化学量論的および化学量論的なサ
ンプルのTCEは実質的に同一になるのである。従って
、過剰のアルミナを組成物に添加すると、前に開示した
化学量論的な組成物より良好な相純度を有するサンプル
を生じ、これは関心ある温度範囲のすべてにわたって、
より線形の熱膨張挙動を示す複合材料パーツを生ずるよ
うになるのである。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    下記の逐次工程:(a)  モル
    基準で、2〜12%のアルミナまたはそのプレカーサー
    、90〜97.5%のシリカまたはそのプレカーサーお
    よび0.5〜8%の金属酸化物(MexO)またはその
    プレカーサーから実質的になり、ここで金属(Me)は
    、ナトリウム、カルシウム、ストロンチウムおよびその
    混合物から選ばれ、そしてAl2O3対MexOのモル
    比が0.9〜5である、コロイド状または小サイズ粒子
    の均一な水性分散体を生成させ;(b)  工程(a)
    の均一な水性分散体を乾燥し、酸化物混合物の無定形な
    微粒子を回収し;そして(c)  工程(b)からの無
    定形の粒子を、混合物を結晶性にするのに充分な時間8
    00〜1400℃の温度でか焼することからなる、化学
    的に安定化したクリストバライトの製造方法。
  2. 【請求項2】  工程(a)において均一の水性分散体
    をアルミニウムと金属の塩の水性のイオン性溶液とシリ
    カゾルとの混合物として生成させる請求項1記載の方法
  3. 【請求項3】  混合物がAl2O3およびMexOを
    その上に被覆したSiO2の固体微小球を包含する請求
    項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  工程(a)の均一な水性分散体を水酸
    化アンモニウムで処理し、乾燥する前にアルミニウムと
    金属の酸化物を沈殿させる請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】  工程(a)の均一な水性分散体を噴霧
    乾燥させる請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】  工程(a)の均一な水性分散体がハロ
    ゲン化物を含まないものである請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】  か焼した粒子が少なくとも95重量%
    は結晶性である請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】  工程(a)の均一な水性分散体のpH
    が3〜10である請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】  工程(c)からのか焼した粒子を磨砕
    し、粒子のサイズを減少させる請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】  分散体の均一性を維持するため、水
    性分散体を撹拌する請求項3記載の方法。
  11. 【請求項11】  金属がナトリウムまたはナトリウム
    とカルシウムの混合物のいずれかである請求項1記載の
    方法。
  12. 【請求項12】  か焼が950〜1200℃で行なわ
    れる請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】  均一な水性分散体が92〜96%の
    シリカを含有する請求項1記載の方法。
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