JPH05508530A - 摩滅性塵埃を含む空気中で強制換気される高速電気モータ用電機子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 摩滅性塵埃を含む空気中で強制換気される高速電気モータ用電機子 従来の技術 本発明は、請求項１の上位概念の構成を有する電機子に関する。

本発明の上位概念と類似の電機子は、ドイツ連邦共和国特許第１５３８９０８号 公開公報により公知である。確かにこの電機子は、比較的確実に固定されており 遠心力から保護されている、巻線頭部と整流子との間の巻線の移行部を有してい るが、巻線頭部、ないし電機子成層鉄心のスロット内に位置する巻線は、別個の 手段では保護されていない、このような形式で構成された電機子は、最新の電気 工具がさらされている負荷に耐えられない。何故ならばこれらの電気工具は、例 えばハンマドリルやアンギュラ形グラインダにおいて生じるような、衝突衝撃や 振動によって過大な負荷が加えられるからである。さらに、強制冷却に用いられ る、摩滅性（純性）塵埃を含む周囲空気により、このような形式の機械において は通常の大きな負荷が生じ、このっような摩滅性塵埃を含む周囲空気により巻線 頭部が摩耗して電機子が破損する。

発明の利点 請求項１の特徴部分に記載の構成を有する電機子は、いずれにしてもこれまで通 常用いられているスロットシール体から成る補強部を著しく簡単に形成すること ができる、という利点を有する。この補強部は、例えばハンマドリルまたはアン ギュラ形グラインダにおいて使用した際に生じるような、巻線を弛緩させたりあ るいは裂断性の強い機械的な振動を吸収受容することができる。しかもこの補強 部は、摩滅性塵埃を含む冷却空気による摩耗からも、電機子の最高回転数時の遠 心力の作用からも、巻線頭部を保護するものでもあり、さらに、巻線頭部におけ る波形の膨らみ部分の通風機作用による電気モータの冷却を特徴とする請求項２ 以下の構成には本発明の有利な実施形態が示されている。

図面 次に、添付の図面に基づき本発明を以下の記載で詳細に説明する。

実施例の説明 図面に示されている電機子１の実施例は、スロット７を備えた成層鉄心５を支持 する電機子軸３を有する。

導体から成る巻線がスロット７中を通って導かれており、この巻線は、電機子端 面側で巻線頭部９．１１を形成し、ないしは巻線の端部を以て整流子１３に接続 されている。

スロット７は、樹脂含浸処理の施されたスロットシール体１５で充填されている 。これらのスロットシール体１５は、約３ｍｍの厚さの紙から成るコードないし 繊維織編組体から成るコードにより構成されており、スロット７内に圧入されて いる。このため巻線はスロット底部上に固定的に保持されており、大きな遠心力 であってもスロット７から外れて移動する恐れはない。

スロットシール体１５の端部は、コード巻線１７によって巻線頭部の腰部上に保 持されており、したがって電機子端面ないし巻線頭部９．１１のリブ状補強部を 形成している。

図示されていない別の実施例の場合、前記のコード巻線は、１つまたは複数個の 過大の長さのスロットシール体体により構成されており、その過大の長さの部分 は、スロットシール体の端部上において巻線頭部の腰部の周囲を１回または複数 回巻き付けられており、例えば結び目をつくることによって、または接着するこ とによって固定されている。

さらに別の図示されていない実施例の場合、コード巻線の代わりにリングを、例 えばゴムリングを配置することができる。このリングは、相応の弾性およびパイ アスカによって、ないしは変形作用によって、スロットシール体の端部上に、つ まり巻線頭部の最小直径部分上に固定的に配置されている。

また、プラスチック材によりスロットルシールを構成することにより、有利な実 施例が得られる。このプラスチック材は、電機子上に取り付けられた後もなお限 られた時間だけ変形し得るものであって、巻線頭部の輪郭線に応じて適合化可能 であり、ないしは必要に応じて流れを改善するために、例えば通風機作用を高め る目的で、変形させることが１きる。

すべての実施例において、スロットシール体１５は樹脂を含浸させることによっ て湿らされているので、スロットシール体と巻線頭部との間において極めて確実 な結合作用が得られる。

要　約　書 摩滅性塵埃を含む空気中で強制換気される高速電気モータ用電機子 要約 成層鉄心（５）のスロット（７）中に装着された巻線が設けられており、該巻線 は、前記スロット（７）内で縦長で弾性のスロットシール体（工５）により押さ え付けられており、さらに該巻線は、電機子端面にて巻線頭部（９，１１）を形 成している形式の、摩滅性塵埃を含む空気中で強制換気される５例えば電気工具 例えばアンギュラ形グラインダ内の、高速電気モータ用電機子（１）のために、 以下のように構成されている。すなわち、電機子巻線の堅牢性、および摩滅性塵 埃を含む冷却用空気に対する耐力を高める目的で、さらに、冷却作用を改善する 目的で、前記のスロットシール体（１５）は、スロット（７）を越えて突出して おり、電機子長手方向において巻線頭部（９，１１）の輪郭線を追従するように 構成されており、例えば母線に沿フて追従するように構成されており、さらに前 記のスロットシール体（工５）は、電機子（１）の端面まで延在し、その端部は 当該端面において集束されている。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．成層鉄心（５）のスロット（７）中に装着された巻線を備えており、該巻線 は、前記スロット（７）内で縦長で弾性のスロットシール体（１５）により押さ え付けられており、さらに該巻線は、電機子端面にて巻線頭部（９，１１）を形 成している形式の、摩滅性麈埃を含む空気中で強制換気される、例えば電気工具 内の、高速電気モータ用電機子（１）において、 軸線方向で前記スロット（７）を越えて突出するスロットシール体（１５）の端 部の少なくとも１つが、電機子長手方向で前記巻線頭部（９，１１）の輪郭線に 追従しており、例えば母線に沿って追従しており、 前記スロットシール体端部の少なくとも１つは、前記電機子（１）の端面まで延 在しており、当該端面にて集束されていることを特徴とする高速電気モータ用電 機子。
2. ２．前記スロットシール体（１５）の端部は、周方向に延在するコード巻線（１ ７）により保持されている、請求項１記載の電機子。
3. ３．前記コード巻線（１７）は、前記スロットシール体（１５）うちの１つまた は複数個のスロットシール体自体により構成される、請求項２記数の電機子。
4. ４．前記電機子の端面にて、リング（１９）がスロットシール体（１５）を固定 保持している、請求項１記載の電機子。
5. ５．前記スロットシール体（１５）の端部、コード巻線（１７）、および／また はリング（１９）は、樹脂を含優させることにより硬化されて当該電機子に固定 されている、請求項１〜４のいずれか１項記載の電機子。
6. ６．前記スロットシール体（１５）は、電機子スロット（７）中に装入された帯 状体または索状体である、請求項１〜５のいずれか１項記載の電機子。
7. ７．前記スロットシール体（１５）は遷移編組体により構成されている、請求項 １〜６のいずれか１項記載の電機子。
8. ８．前記スロットシール体（１５）は、スロット（７）への装着後、変形可能で ある、請求項１〜７のいずれか１項記載の電機子。