JPS591402Y2 - 回転電機の回転子 - Google Patents

回転電機の回転子

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Publication number
JPS591402Y2
JPS591402Y2 JP1979084505U JP8450579U JPS591402Y2 JP S591402 Y2 JPS591402 Y2 JP S591402Y2 JP 1979084505 U JP1979084505 U JP 1979084505U JP 8450579 U JP8450579 U JP 8450579U JP S591402 Y2 JPS591402 Y2 JP S591402Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
armature
insulating paper
rotor
commutator
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979084505U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS562769U (ja
Inventor
博昭 阿蘇
惣弌 吉野
勲 浜野
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to JP1979084505U priority Critical patent/JPS591402Y2/ja
Publication of JPS562769U publication Critical patent/JPS562769U/ja
Application granted granted Critical
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Expired legal-status Critical Current

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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は回転電機の回転子、特に回転子を構成するア
マチュアコイルとコンミテータとの接続手段の改良に関
するものである。
従来、この種の接続手段として、アマチュアコイルを各
々コンミテータセグメントに直接、超音波溶接にて固着
するものが提案されていた。
この種接続手段を第1図乃至第3図について詳述する。
第1図乃至第3図において、1は回転電機であるスター
タモータのシャフト、2はこのシャフト上に嵌着された
アマチュアコア、3はこのアマチュアコアに設けられた
スロット(図示せず)内に巻線されたアマチュアコイル
、3aはこのコイルの日出部、3bはこの目出部に連っ
て設けられた上記アマチュアコイル3のコイルエンドの
曲げ加工部である湾曲部、31 bは上記アマチュアコ
イル3の日出部側の湾曲3bより内周側におけるコイル
エンドの曲げ加工部である湾曲部、4は上記アマチュア
コイル3の日出部3aが接続されるコンミテータで、こ
のコンミテータは上記シャフト1に嵌着するブツシュ5
およびブラシ(図示せず)の摺動面を形成し、シャフト
1の周方向に配設された複数個のセグメント7を一体成
形する樹脂モールド材6より構成される。
6a及び6bは上記モールド材6の端部で、上記セグメ
ント7の固着を強固にするために構成される。
8は超音波溶接装置で、超音波電力発生装置9、コイル
10、磁歪素子11.ホーン12、チップ13より構成
される。
次に上記従来のものの動作について説明する。
即ち、セグメン)・7の端部上に配置された各アマチュ
アコイル3の口出部3aは、超音波溶接装置8により発
生する超音波振動が第1図矢印の如くチップ13を介し
てP方向の加圧力とQ方向の振動が印加され、この超音
波振動によりコイルの日出部3aとセグメント7は固着
される。
ところで上述の従来の超音波溶接法による接続にあって
は、超音波振動がコイル3の口出部3aに加えられたと
き、この日出部3aと一体に形成された湾曲部3bにも
同様に振動が加わる。
そのため、第2図に示す如く、日出部3aを有するコイ
ル3のエンド部が、目出部3aを有しない内周側のコイ
ルエンド部に高速度的に摺接し、その結果互いのコイル
3の絶縁皮膜が摩耗して破損してしまい、アマチュアコ
イル3間が短絡して回転電機としての作用をなさなくな
る欠点が生じていた。
この考案は上記の欠点を解消するべく、アマチュアコイ
ルの最外周側コイルエンド部の曲げ加工部とその内周側
コイルエンド部との間に環状の絶縁紙を介在させること
によりコイル間の短絡を防止すると共に、上記絶縁紙の
全周に所定ピッチで樹脂挿入用の穴を設けることにより
樹脂による充填固着を確実なものとする回転電機の回転
子を提供するものである。
以下、第4図乃至第6図に示すこの考案の一実施例につ
いて説明する。
即ち、各図において、14は上記アマチュアコイル3の
各口出部3aを有するコイルエンドの曲げ加工部である
湾曲部3bとその湾曲部3bの内周側のコイルエンドの
湾曲部31 bとの間に装着された絶縁紙で環状に形成
されており、しかも、この絶縁紙の湾曲部3bが位置し
ている部分を除く部分すなわち最外周側コイルエンドの
アマチュアコア2のスロットから出てすぐの直線部があ
る部分の全周に亙って、所定のピッチで樹脂挿入用穴1
4aが形成され、この樹脂挿入用穴14 aが第4図に
示すようにコンミテータ4に接続されるアマチュアコイ
ル間に位置するようにしている。
即ち、上述のような絶縁紙14を超音波溶接にて接続す
る以前にアマチュアコイル3の湾曲部3b、31b間に
装着し、その後、コイル3の口出部3aをセグメント7
に超音波溶接により固着する。
従って、各コイル3の湾曲部3b、31bは絶縁紙14
を介して接合させているため、超音波溶接の際の振動が
加わっても、コイル3の各絶縁皮膜の摩耗による破損は
生じに<<、例えコイル3の絶縁皮膜が破れても絶縁紙
14があるためコイル3の短絡は生じることはない。
特に摩耗を生じやすい湾曲部3bが位置している部分の
絶縁紙14には樹脂挿入用穴14aがないため、コイル
の絶縁皮膜が破れても短絡は生じることがなく一層信頼
性が上がる。
又は日出部3aの先端を切削して、その軸方向寸法を設
定値に設定した後、コイル3のエンド部分は樹脂にてモ
ールドされる。
この場合にあっても、絶縁紙14のコイルエンド直接部
がある部分には樹脂挿入用穴14 aが形成され、しか
も樹脂挿入用穴14 aがコンミテータに接続されるコ
イル間に位置するようにしているのでこの挿入穴14
aを介して樹脂がコイルエンド内周部まで充分含浸され
る。
また絶縁紙14はやわらかいため、樹脂の含浸の際に樹
脂に追従した動きの変形がなされ、樹脂との密着度がよ
くなり、上記樹脂挿入用穴とあいまってコイルエンドが
強固に固着され、遠心力によってコイルエンド部が飛び
出すおそれもなくなるものである。
なお、上述の絶縁紙14に摩擦係数が減少し得る油等を
付着させておけば一層の効果が期待できる。
以上の様にこの考案では、各アマチュアコイルの曲げ加
工部における最外周部とその内周側との相互コイル間に
環状の絶縁紙を介在させることにより、容易にアマチュ
アコイルの短絡を防止し得、しかも絶縁紙のコイルエン
ド湾曲部が位置する部分を除いた全周に樹脂挿入用の穴
を設け、この穴がコイル間に位置するようにしているか
ら、その挿入穴を介して含浸用樹脂がコイルエンド内周
部まで充分含浸できる強固にコイルエンドを固着でき、
確実な作用をなし得る回転電機の回転子を提供するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超音波溶接法を説明するための構成国、
第2図は従来の回転子を示す平面図、第8図は従来の回
転子の要部を示す断面図、第4図はこの考案の一実施例
の回転子を示す平面図、第5図は第4図に示す実施例に
使用される絶縁紙を拡大して示す構成国、第6図は第4
図に示す実施例の要部を示す断面図である。 図中、1はシャフト、3はアマチュアコイル、3aはア
マチュアコイルの目出部、3b、31bは湾曲部、4は
コンミテータ、6は樹脂モールド材、7はセグメント、
8は超音波溶接装置、14は、絶縁紙、14aは樹脂挿
入穴である。 尚、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アマチュアコアのスロットに挿入されて巻線され、曲げ
    加工されたアマチュアコイルの目出部をコンミテータの
    セグメントに超音波溶接法により接続してなるものにお
    いて、上記コンミテータに接続されるアマチュアコイル
    の日出部を除く最外周側コイルエンド部と日出部を有し
    ない内周側アマチュアコイルのコイルエンド部とのコイ
    ル相互間に環状の絶縁紙を介在させると共に、この絶縁
    紙の上記最外周側コイルエンド部の曲げ加工部が位置す
    る部分を除く部分の全周に所定ピッチで樹脂挿入用の穴
    を設け、この樹脂挿入用の穴が上記コンミテータに接続
    されるアマチュアコイル間に位置するようにしたことを
    特徴とする回転電機の回転子。
JP1979084505U 1979-06-19 1979-06-19 回転電機の回転子 Expired JPS591402Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979084505U JPS591402Y2 (ja) 1979-06-19 1979-06-19 回転電機の回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979084505U JPS591402Y2 (ja) 1979-06-19 1979-06-19 回転電機の回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS562769U JPS562769U (ja) 1981-01-12
JPS591402Y2 true JPS591402Y2 (ja) 1984-01-14

Family

ID=29317705

Family Applications (1)

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JP1979084505U Expired JPS591402Y2 (ja) 1979-06-19 1979-06-19 回転電機の回転子

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JPS562769U (ja) 1981-01-12

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