JPH05508331A - 身体障害者椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 身体障害者用椅子 本発明は、少なくとも、座、背もたれ、及び支持フレームを有し、座がその後端 でヒンジによって背もたれに調節自在に連結され、支持フレームがヒンジによっ て座に調節自在に連結され、ヒンジの軸線とヒンジの軸線が互いに平行である、 身体障害者用椅子に関する。

この種の座は一般に周知である。使用の際、座は、はぼ水平な位置をとるが、座 の後端にヒンジ連結された背もたれは座に対して鈍角を形成する。座及び背もた れへの支持フレームのヒンジ連結部は、背もたれと座とを連結するヒンジと整合 して位置決めされている。特に手段が講じられていない場合には、後方に傾けた 上半身により骨盤が前方に移動して後方に傾けられ、これを考慮すると、上半身 は実質的に尾骨によって支持され、最早座骨粗面によっては支持されない。この 仙骨着座位置は、更に、望ましからぬ荷重をを柱に加えることとなり、これは、 座を前方下方に傾けた場合でも起こりやすい。しかしながら、座及び背もたれの このような斜め位置決めは、屈曲産学又は伸長産学を抑圧するため、置傘につい ては望ましく、この目的で、大腿と背もたれとが構成する角度はかなり大きいか 又は９０″よりも小さく、例えば１２０’又は６０＠である。骨盤を重ねベルト 又は外転ブロックでその位置に固定することが知られている。

しかしながら、これらは、所望の着座位置、即ち、後方に傾けた背もたれが骨盤 を後方に傾けるため上半身が座骨粗面で実質的に支持され、斜めに調節された座 が上半身を重ねベルト及び／又は外転ブロックで実質的に支持する位置、をつく りださない。これとは別に、後方に傾けた背もたれは、身体障害者が後方に傾い た姿勢及び従って動的な姿勢をとるようにする。

本発明は、これらの欠点を克服することを目的とし、この目的のため、本発明に よれば、座が大腿を支持するようになった前区分及び骨盤を支持するようになっ た後区分を有し、これらの前区分及び後区分の各々は、座の後端にあるヒンジに 平行なヒンジで互いに別個に固定でき且つ調節できる、ことを特徴とする身体障 害者用椅子が提供される。

所望の着座位置を得るために座の骨盤区分を調節した後、これとは別に、座の大 腿区分を調節することによって所望の臀部角度を調節することができる。

本発明の別の実施例によれば、骨盤を支持するようになった座の区分は、腰領域 、好ましくは腰部を柱の仙骨の上縁部の高さと同じ高さのまで延びる後方区分を 有し、背もたれを座に調節自在且つ固定的に連結するため、ヒンジはこの位置に 配置されている。これによって、骨盤の所望の位置決め、及びかくして所望の着 座位置に影響を与えることなく背もたれの調節を行うことができ、更に、座の骨 盤区分の後部は骨盤に対して更に支持を与える。

本発明による身体障害者用椅子の別の利点及び他の特徴は、添付図面を参照して なされた多数の実施例の以下の説明から明らかになるであろう。

第１図は、本発明による身体障害者用椅子の第１実施例の側面図であり、 第２図は、第１図による身体障害者用椅子の正面図であり、 第３図は、本発明による身体障害者用椅子の第２実施例の斜視図であり、 第４図は、第１図による身体障害者用椅子の第１実施例の概略側面図であり、 第４ａ図は、第１図による椅子の、比較を行うための、概略側面図であり、 第５図は、第１図による身体障害者用椅子の第２実施例の概略側面図であり、 第６図は、第１図による身体障害者用椅子の第３実施例の概略側面図である。

第１図は、本発明による身体障害者用椅子の第１実施例を示す。椅子１は、座２ 、背もたれ３、及び支持フレーム４３を有する。座２は、大腿を支持するように なつた区分４及び骨盤を支持するようになった区分５を有する。大腿区分４及び 骨盤区分５は、ヒンジ６で相互にヒンジ連結されている。座２の骨盤区分５は、 はぼ水平な前方区分７及びこの前方区分に連結されたほぼ垂直な後方区分８を有 し、両部品は、以下に説明する支持面２１及び２２で骨盤を支持するのに適した 方法で考案されている。従って、座が使用されているとき、座骨粗面は、骨盤区 分５、特にこの区分の前方区分７で支持される。

骨盤区分５は、車輪４２を備えた支持フレーム４３に連結部品４０及びヒンジ４ １で取付けられている。ヒンジ４１により、骨盤区分がヒンジ６から僅かに前方 に逸らされるように、骨盤区分５を、好ましくは、前方区分７が水平方向、この 場合床４４に対して小さな角度、好ましくは約５″を構成する程度まで別に調節 することができる。

更に、ヒンジ４１により、椅子の全体を支持フレーム４３に関して大きな角度、 例えば４５’、でリクライニングすることができ、そのため、就寝位置即ち休息 位置が得られる。

座２の骨盤区分５は、椅子１を支持フレーム４３なしで自動車の前座席又は後座 席にいつでも使用できる状態で載せて容易に搬送できるように、好ましくは、連 結部品４０から外すことができるように取付けられている。

骨盤区分５の底部が、実際には、平らであるため、自動車の座席を損傷する危険 がない。支持フレーム４３は、ヒンジ４５によって、折り畳むことができるよう になっており、従って、容易に別に搬送できる。

本発明によれば、大腿区分４はヒンジ６で骨盤区分５の位置とは別に調節でき、 そのため、実際には、伸長産学及び屈曲産学を抑圧するのに必要な任意の角度を 骨盤の位置即ち適正な着座位置に影響を与えることなく構成することができる。

本明細書では、臀部角度という用語は、大腿区分４と骨盤区分５の前方区分７と が構成する角度に関する。

下肢及び足の重量が骨盤にかからないようにするため、高さ調節可能な足載せ台 １２が設けられ、この足載せ台は、ヒンジ１４で連結部品１５に連結された案内 体１３に連結され、連結部品１５はヒンジ１６で座２に連結されている。ヒンジ １４及び１６、及び足載せ台１２の高さによって大腿及び／又は下肢の長さに合 わせて調節することができる。

背もたれ３は、ヒンジ１７で骨盤区分５の後方区分８に連結されている。骨盤区 分５の後方区分８は腰部領域、好ましくは腰部を柱の仙骨の上縁部と同じ高さの 位置まで上方に延びている。骨盤区分５の後方区分８と背もたれの最下部分２０ とが構成する角度を腰部角度という用語で表す。このようにして、座２の骨盤区 分５の位置とは別に腰部角度をヒンジ１７で調節することができる。

腰部角度が大きい場合、背もたれ３全体が大きな角度で後方に傾かないようにす るため、別のヒンジ１８が設けられ、このヒンジによって、背もたれの最上区分 １９を最下区分２０に関して調節することができる。ヒンジ１８は、腰部角度に より決定された背もたれ３の最下区分２０の所定の位置についてを柱に対する最 適の適合性を得るため、好ましくは、を柱の最大後湾部の高さに配置されている 。背もたれ３の調節自在の最上区分１９は、動的な姿勢を許容することの他に、 頭部支持体２４で頭部に対して適当な支持をも与える。椅子の骨組みを構成する 部品１３．１５．４．７．８．１９、及び２０は、好ましくは金属製である。

身体障害者の大腿、骨盤、及び背中の実際の支持は、支持面２１及び２２、及び 支持面２３の夫々によって行われる。所望の位置に産学を保つのが必要である場 合には、肩部支持体２５、側腹部支持体２６、及び臀部支持体２７を設けるのが よい。脚の外転のため、支持体２８が設けられている。これらの支持体、即ちツ ク・ノド手段２４．２５．２６．２７及び２８の各々は、好ましくは、金属管を 詰め物で覆ったものであるのがよい。支持体２４．２５．２６．２７及び２８は 、夫々、ヒンジ２９．３０．３１．３２及び３３で椅子１の骨組みに連結されて いる。

ヒンジ２９．３０．３１．３２及び３３は、好ましくは、夫々の支持体が、固定 された調節自在の位置から遠ざかるように旋回でき且つ同じ位置に戻ることがで きるように考案されている。支持体の面２１．２２、及び２３、及び支持体即ち パッド手段２４．２５．２６．２７、及び２８は、弾性プラスチックフオーム、 例えば軟質のポリウレタンでできているのがよい。支持面２１．２２、及び２３ は、強化されている。

第１図に示すように、支持面２１．２２及び２３は関連ヒンジ１６．６．１７及 び１８上まで延び、これらの支持面は椅子の骨組みからスペーサ３４で間隔を隔 てられ、かくして、身体を支持するときに鋭い曲がり部ができないようになって いる。更に、支持面２１．２２及び２３はスペーサ３４で関連ヒンジの両側に取 付けられており、そのため、これらの支持面はヒンジ１６．６．１７及び１８の 調節に正確に追従できる。第１図は、ヒンジ６及び１７についてのこの取付けを 示す。部品１３．１５．４．７．８．１９及び２０によって形成される細い骨組 みにより、椅子は比較的軽量で適当な大きさにされ、使用に実際的であるように される。

第２図は、第１図による身体障害者用椅子の正面図であり、この図では、対応す る部品に同じ参照番号が附しである。

第３図は、身体障害者用椅子の第２実施例を示す。この図では、第１図及び第２ 図による実施例の部品と対応する部品には同じ参照番号が附しである。この実施 例では、大腿区分４は二つの半部９及び１０から成り、これらの半部の各々は、 左側の臀部角度と右側の臀部角度とを別々に設定するため骨盤区分５に関して別 々にヒンジ連結できる。半部９及び１０に形成された直立縁部１１によって、脚 は外転できるようになっている。

第４図乃至第６図の各々は、第１図による身体障害者用椅子の更に別の実施例を 概略に示す。第４ａ図は、比較の目的で、第１図による椅子を同じ概略の輪郭で 示す。

第４図、第４ａ図、及び第５図では、Ａは、ヒンジ点６と骨盤区分５のほぼ垂直 な後方区分８の前部との間の距離を示すのに使用される。支持面２２が設けられ ている（第１図参照）場合には、距離Ａは支持面２２の前側までの距離である。

かくして、距離Ａは、常に、患者の背。

中までの距離に対応する。第６図では、距離Ａはヒンジ４６と後方区分８との間 に構成される。本発明による身体障害者用椅子の適用分野では、距離Ａの大きさ は重要なパラメータである。距離Ａは、好ましくは、調節自在であり、４ｃｍ乃 至１５ｃ１１％好ましくは、４ｃ＋ｇ乃至１２ｃｍの範囲内の値に等しい。距離 Ａを調節するため、調節手段を高さ調節可能なスペーサ３４（第１図参照）の形 態で設けるのがよい。

第４図では、骨盤区分即ち後区分５を調節できるようにし且つ固定できるように するヒンジ４６は、支持体４３を座２に調節自在に連結するため、ヒンジ４１と 整合している。第４ａ図の実施例とは異なり、ヒンジ６は骨盤区分５を大腿区分 ４に連結していない。このように連結されていないため、ヒンジ６を骨盤区分５ に関して移動することによってで距離Ａを設定することができる。

第１図及び第４Ａ図におけるように、ヒンジ６はヒンジ４１の上方に配置されて いる。

第５図では、三つの全てのヒンジ６．４１及び４６が整合している。

第６図では、座の大腿区分即ち前区分を調節できるようにし且つ固定できるよう にするヒンジ６は、支持体を座に調節自在に連結するため、ヒンジ４１と整合し ている。次いで、大腿を支持するようになった前区分４１の前端にヒンジ４１を 配置する。ヒンジ６．４１はヒンジ１６と整合している。

当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく本発明による身体障害者用椅子の 上述の実施例に対する多くの変形を行うことができるということは理解されよう 。例えば、支持面２４．２５．２６．２７及び２８、又は少なくともその数を、 これらの支持体がなくてもよいような産学の程度の、障害の程度の低い身体障害 者に対し、省略できるということは明らかである。このような場合、本発明によ る身体障害者用椅子は大きさ及び外観が身体障害者に関して更に穏やかなものと なる。

〜４ 要　約　書 身体障害者用椅子（１）は少なくとも一つの座（２）、背もたれ（３）、及び支 持フレーム（４３）を有し、前記支持フレームはヒンジ（４１）で座に調節自在 に連結され、前記座はその後端がヒンジ（１７）で背もたれに調整自在に連結さ れると共に、前記ヒンジ（１７，４１）の軸線は互いに平行である。前記座（２ ）は、大腿を支持する前区分（４）及び骨盤を支持する後区分（５）に分割され 、これらの前区分及び後区分の各々は、座の後端にあるヒンジ（１７）に平行な ヒンジ（４１，４６）で互いに別個に固定でき且つ調節できるものである。

ｌｍｗ＋＋ｍ＋ｍａ＋＾ｍ−ｂｓ　ＰｃＴ”’　””””国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも一つの座（２）、背もたれ（３）、及び支持フレーム（４３）を 有し、前記座はその後端がヒンジ（１７）で背もたれに調節自在連結され、前記 支持フレームはヒンジ（４１）で座に調節自在に連結され、前記ヒンジ（１７） の軸線と前記ヒンジ（４１）の軸線が互いに平行な、身体障害者用椅子において 、前記座は、大腿を支持する前区分（４）及び骨盤を支持する後区分（５）を有 し、これらの前区分及び後区分の各々は、座の後端にあるヒンジ（１７）に平行 なヒンジ（６、４６）で互いに別個に固定でき且つ調節できる、ことを特徴とす る身体障害者用椅子。 ２．後区分（５）を調節できるようにし且つ固定できるようにするヒンジ（４６ ）が、支持フレームを座に調節自在に連結するためのヒンジ（４１）と整合して いる、請求項１に記載の身体障害者用椅子。 ３．前区分を調節できるようにし且つ固定できるようにするヒンジ（６）が、支 持フレームを座に調節自在に連結するためのヒンジ（４１）と整合している、請 求項１又は２に記載の身体障害者用椅子。 ４．前区分を調節できるようにし且つ固定できるようにするヒンジ（６）が、支 持フレームを座に調節自在に連結するためのヒンジ（４１）の上方に配置されて いる、請求項１又は２に記載の身体障害者用椅子。 ５．ヒンジ連結点（６、４６）から有もたれの前部までの距離（Ａ）が、４ｃｍ 乃至１５ｃｍ、好ましくは４ｃｍ乃至１２ｃｍの範囲にある、請求項１乃至４の うちのいずれか一項に記載の身体障害者用椅子。 ６．距離（Ａ）を調節するため、調節手段が設けられている、請求項５に記載の 身体障害者用椅子。 ７．骨盤を支持するようになった座（２）の区分（５）は、腰領域、好ましくは 腰部脊柱の仙骨の上縁部の高さと同じ高さのまで延びる後方区分（８）を有し、 背もたれを座に調節自在且つ固定的に連結するため、ヒンジ（１７）はこの位置 に配置されている、請求項１乃至６のうちのいずれか一項に記載の身体障害者用 椅子。 ８．背もたれ（３）は、更に、脊柱の長大後湾部の箇所でヒンジ連結可能である 、請求項７に記載の身体障害者用椅子。 ９．骨盤を支持するようになった座（２）の区分（５）の前方区分（７）は、水 平方向に関し小さな角度、好ましくは約５°で後方に向かって下方に傾斜した状 態で位置決めされている、請求項１乃至８のうちのいずれか一項に記載の身体障 害者用椅子。 １０．大腿を支持するようになった座（２）の区分（４）は二つの半部（９、１ ０）を有し、これらの半部は、骨盤領域を支持するようになった座（２）の区分 （５）に各々別々に且つ調節自在に連結されている、請求項１乃至９のうちのい ずれか一項に記載の身体障害者用椅子。１１．支持手段が多数の支持面（２１、 ２２、２３）の形状で設けられ、これらの支持面はヒンジ連結点（６、１６、１ ７、１８、４１、４６）上を延びている、請求項１乃至１０のうちのいずれか一 項に記載の身体障害者用椅子。 １２．多数の支持面（２１、２２、２３）は、ヒンジ連結点（６、１７、１８） の両側にスペーサ（３４）で連結されている、請求項１１に記載の身体障害者用 椅子。 １３．大腿を支持するようになった座（２）の区分（４）は少なくとも一つのヒ ンジ（１４）で足載せ台（１２）にヒンジ連結されている、請求項１乃至１２の うちのいずれか一項に記載の身体障害者用椅子。 １４．明細書中に記載された及び／又は図面に示された椅子とほぼ同じ、身体障 害者用椅子。