JP3162325B2 - 背もたれおよび座席の調整が連動している、腰掛け用家具部材 - Google Patents

背もたれおよび座席の調整が連動している、腰掛け用家具部材

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JP3162325B2 JP24303097A JP24303097A JP3162325B2 JP 3162325 B2 JP3162325 B2 JP 3162325B2 JP 24303097 A JP24303097 A JP 24303097A JP 24303097 A JP24303097 A JP 24303097A JP 3162325 B2 JP3162325 B2 JP 3162325B2
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    • A47C1/03205Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest having adjustable and lockable inclination
    • A47C1/0325Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest having adjustable and lockable inclination by means of clamps or friction locking members

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腰掛け用家具部材
または類似のもの、とりわけ、例えば高さ調整可能な背
部を備えた詰め物がなされたリクライニングチェア、或
いはこれに相当する病院用ベッドのような、腰掛け可能
なリクライニング用家具を含む、背もたれおよび座席の
調整が連結された、詰め物がなされた家具部材に関す
る。更に具体的にいえば、本発明は、支持架台に調整可
能に取り付けられた背もたれと、支持架台に調整可能に
取り付けられた座席とを備えた支持架台を有し、背もた
れおよび座席が双方の間の角度の頂点の領域内で互いに
移動可能に連結され、背もたれが当該頂点の上方で距離
を隔てて支持架台上の旋回軸に連結され、且つ座席が前
部末端の付近で支持メカニズムによって支持架台に移動
可能に取り付けられ、その結果、背もたれが、最も高い
直立の位置、すなわち着席位置から最も低い伸張された
位置、すなわちリクライニング位置へ、支持架台との関
連で後方傾倒と下降の重ね合わされた運動を行い、且つ
また座席が着席位置からリクライニング位置へ同期化さ
れた形でのわずかな運動、とりわけ重ね合わされた滑り
および引き上げの運動を行うような、詰め物がなされた
家具部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】背もたれ調整と座席調整が連結された、
多様で快適且つ複雑な腰掛け用家具部材(肘掛け椅子、
詰め物がなされた肘掛け椅子、安楽椅子、バス、鉄道お
よび航空機用椅子、高さ調整可能な背部を備えたリクラ
イニング用家具)、とりわけ詰め物がなされた家具部材
は、先行技術からも公知である。本発明の出発点を形成
する国際特許出願公開第95/25452号公報は、一
般的に知られている先行技術の優れた概要を提供してい
る。
【0003】まず第一に、後方に、リクライニング位置
に寄り掛かったときに、背もたれが後方および下方に傾
倒し、他方に置いて座席の後部末端が下方揺動し、且つ
前部末端が上方揺動するように、座席の下に配置された
旋回軸を巡って揺動するように支持フレームに取り付け
られた座席と背もたれが角度的に硬直した単位を形成す
る腰掛け用家具部材は公知になっている(国際特許出願
公開第95/25452号公報の図1および図2)。こ
の運動は、通常はもどしばねの力に抗して行われる。こ
の場合には、背もたれと座席の調整の角度的に硬直した
接続が快適でなく、且つまた背もたれと座席の伸張され
た位置が存在しないのである。加えるに、リクライニン
グ位置において、座席の前部末端がかなり上方に動かさ
れるのは不快であり、また使用者の脚部の健康にも特に
よいわけではない。
【0004】支持架台がフレーム状に作られ、背もたれ
が、座席の後部末端に対する背もたれの連結点の上方に
かなりの距離を置いて、フレーム状の支持架台の後部部
分に旋回可能に連結されている腰掛け用家具部材の構造
は、相対的に共通のものである(国際特許出願公開第9
5/25452号公報の図3および図4)。かくて座席
の後部末端は、背もたれによって支持架台上に支持され
ている。前部末端またはその付近では、座席はわずかに
上方への傾斜を有するスライドガイド内を案内されてお
り、その結果、着席位置からリクライニング位置への移
行の際に、座席の前部末端は前方に移動するが、上方へ
は、ほんのわずかしか移動しないことになる。
【0005】上記のシステムにおいては、使用者が自己
の体重を移すことによって着席位置とリクライニング位
置との間の異なる位置へ、相対的に容易に且つ余り大き
な力を使わずに移動することが出来る。しかしながら、
一般的には、特定の好みの位置を維持することが出来る
ためには、追加的な制動手段を使用することが必要であ
る。
【0006】この腰掛け用家具部材の不利益な点は、背
もたれと座席の角度のほぼ頂点における二つの部材の旋
回接続に起因する。二つの部材の接続は、構造的には単
純であるが、二つの部材は一般には詰め物がなされた支
持部分を持っている。使用者によって使用される詰め物
がなされた支持部分の詰め物がなされた表面は、かく
て、幾らか座席の上方または背もたれの前方、従って、
背もたれと座席の間の旋回軸の上方または前方に存在す
る。これは、着席位置からリクライニング位置への移行
の際に、詰め物がなされた支持部分がそれぞれ互いに離
れるという結果をもたらす。すなわち使用者が極めて不
快であると感ずる、いわゆる「シャツをずらす効果」を
もたらす結果になる。
【0007】同様にして、角度の頂点における上記の旋
回接続の結果でもある今一つの問題は、着席位置からリ
クライニング位置への移行の際に形成される、いわゆる
「穴」である。この「穴」は、それが大きすぎるときに
は困ったことになる。何故ならば、骨盤および背中の領
域が、リクライニング位置において、もはや適切に支持
されないことになるからである。
【0008】最後に、前部末端への座席の取り付けは、
着席位置からリクライニング位置への移行の際に、使用
者の膝の裏に過大な衝撃が生じないように、入念に行わ
なければならない。
【0009】先行技術においても、背もたれと座席の間
の後方末端または下方末端に接続メカニズムを備えるこ
とによって、この「シャツをずらす効果」を除去するた
めの試みが、すでになされている。それは、背もたれと
座席の間の、詰め物がなされた二つの支持部分の表面
が、着席位置において、ほぼ互いに接する位置に旋回接
続の軸を置くことである。これは、縁部側でそれぞれの
フレームから突出し、且つその自由な末端でのみ互いに
旋回するように接続される不ラップによって行われる
(国際特許出願公開第95/25452号公報の図5お
よび図6)。
【0010】別の腰掛け用家具部材においては、支持架
台への背もたれの連結点が座席に対する背もたれの連結
点の上方ではなく、ずっとその下方に置かれることによ
って、上記の公知の腰掛け用家具部材に対する大きな利
点が得られる。またこれは、レバーメカニズムを介し
て、すなわち背もたれの補足的に重ね合わされた傾倒運
動を達成するニージョイント接続を介して行われる。座
席それ自体は、支持架台に対する背もたれの連結点から
かなりの距離を置いて支持架台上に、その前部末端付近
で旋回するように連結されている。この連結点は、座席
の前部末端付近に存在するので、座席の前部末端は、着
席位置からリクライニング位置への移行の際に、先行技
術から公知になっている腰掛け用家具部材におけるより
も、その上方移動が少ないのである。
【0011】この公知の腰掛け用家具部材の分析結果
は、相対的に伸張されたリクライニング位置が望まれる
ときには、前と同様に「シャツをずらす効果」が認めら
れることを示している。国際特許出願公開第95/25
452号公報の図5および図6に示されている位置変更
は、比較的強い「シャツをずらす効果」を回避すべきと
きには、背もたれの相対的に小さな運動のみが許される
ことを示している。加えるに、骨盤および背中の領域に
おける「穴」の寸法は、依然として極めて大きなもので
ある。最後に、上述の先行技術の実施形態(図5および
図6)は、いずれにしても、座席の前部末端の大きな持
ち上がりが生ずることを示している。これは、足置き台
を備えた座席の場合は受け入れ可能であるかもしれない
が、一般に折り畳み可能な足置き台を備えていない、現
に考慮中の形式の腰掛け用家具部材については、妥当す
るものではない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の出発
点は、上記の後半に説明した特に人気の高い形態の腰掛
け用家具部材であって、背もたれが、座席の後部末端に
対する背もたれの連結点の上方にかなりの距離を置いて
フレーム状の支持架台の後部部分で旋回するように接続
されているものである。
【0013】この先行技術に基づいて、本発明の第一の
課題は、上述の「シャツをずらす効果」を最小限にし、
且つリクライニング位置においても骨盤および背中の領
域が効果的に支持されるように、骨盤および背中の領域
にある「穴」を閉鎖することである。
【0014】本発明の特別な課題は、「シャツをずらす
効果」を軽減するために、着席位置からリクライニング
位置への移行の間の、背もたれと関連した使用者の臀部
支点の移動が小さくなるような結果をもたらすように、
腰掛け用家具を設計することによって、上記の課題を達
成することである。
【0015】もともと最大の単純性という利点を有する
先行技術の基本原理を保持しながら、上記の課題を達成
することは、本発明の更なる課題である。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、座席への
背もたれの接続が、双方の間の角度の頂点の領域におい
て、各側に、二つの溝付きクランク内を走る二つの接続
軸を有し、接続軸および溝付きクランクの第一の対が、
背もたれが延びている座席の後部末端に置かれ、且つま
た接続軸および溝付きクランクの第二の対が、第一の対
の上方で距離を置いて座席の後部末端に置かれるという
特徴によって、冒頭に述べた形式の腰掛け用家具部材に
おいて解決される。
【0017】本発明を開発するに当たっては、本発明が
目標とする形式の腰掛け用家具部材においては、着席位
置に正しく着席している場合には、使用者個人の臀部
は、本来、常に座席上のほぼ同一の位置に存在すること
が確認された。その位置がどこであるかは、もちろん異
なる影響要素、例えば詰め物がなされた支持部の高さ、
使用者個人の体重、その体格および寸法、および男性で
あるか女性であるかによって異なる。しかしながら、た
いていの場合は、使用者の身体の支点は、常に座席の上
方の背もたれの前の比較的狭い輪郭の範囲に存在するも
のである。
【0018】次いで上記の確認から歩を進めて、使用者
の臀部との関連で、背もたれ上の詰め物がなされた支持
部分の長さの変化が、着席位置からリクライニング位置
への移行の際に、いかにしてこれを回避することが出来
るかについての分析がなされた。この長さの変化は、上
記の「シャツをずらす効果」の原因である。もちろん使
用者は、席位置からリクライニング位置への移行の際も
着席したままであり、同人はスリップすることはない。
その結果として、使用者の背中は、背もたれの詰め物が
なされた支持部分の表面上の位置を変えないように、或
いは変えたとしても、それは出来るだけわずかであるよ
うに、努力がなされなければならない。しかしながら、
これに加えて、(連続的に、または両側に置かれた軸部
分によって形成される)支持架台上に背もたれのための
旋回軸を備えた本発明の出発点を構成する先行技術の単
純な設計は、基本的には残されている。
【0019】本発明の概念によれば、上記の望ましい結
果は、接続軸を備えた単純な旋回ジョイントを介してで
はなく、ダブルジョイントを介して達成される角度の頂
点の領域における座席への背もたれの接続によって達成
される。接続軸および溝付きクランクを備えた接続メカ
ニズムは、座席の後部末端に連結された背もたれが、着
席位置からリクライニング位置への移行の際に、座席と
の関連で前方へ、すなわちその前部末端に向かって動か
されることを保証する。この移動の方向は、着席位置か
らリクライニング位置への移行の際に、詰め物がなされ
た支持部分に互いの離反をもたらすような移動の方向と
は反対の方向である。本発明によれば、詰め物がなされ
た支持部分は、先行技術におけるほどは劇的に離反する
動きをしないので、着席位置からリクライニング位置へ
の移行の際に、背もたれの詰め物がなされた支持部分
は、座席の詰め物がなされた支持部分の上方を、多少前
方および上方に移動し、その結果、背中と臀部の領域に
形成される「穴」は、ずっと小さなものであり、快適な
着席という目的のために最適であるように、かなりにこ
れを除去することさえ出来るのである。
【0020】本発明による設計は、過去におけると同様
に緩衝装置を形成することによって、比較的容易に且つ
経済的に構成することが出来、それ故、原則として公知
の腰掛け用家具部材において長いこと使用されてきた支
持架台の使用を継続することが出来、連結点をうまく隠
すことが出来る。
【0021】本発明の概念は、本発明により可能となる
若干の実施形態のみを示す目的で示されている添付の図
面と併せて、下記の詳細な説明からも明らかなように、
異なる様々な方法で物理的に実施することが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明による腰掛け用家具部材ま
たは類似のものは、基本的には公知の腰掛け用家具部材
の改良であって、先行技術の基礎的な構造を保有する。
本発明の背景を明らかにするために、まず第一に図8お
よび図9との関連で先行技術による腰掛け用家具部材の
説明をすれば、次の通りである。図示されている腰掛け
用家具部材は、一般に且つまた優れた実施形態において
は、詰め物がなされた家具部材、とりわけ詰め物がなさ
れた椅子または複数シートの詰め物がなされたソファー
の一部である。しかしながら、このことは、腰掛け用家
具部材を、例えばプラスチック製または木製の芝生用腰
掛け用家具として、詰め物がなされた支持部分なしに実
施することが出来ないことを意味するものとして解釈さ
れてはならない。上述のように、本発明は、座席および
背もたれが相互に連携して位置的に調整されるように連
結されたものとして、その最も一般的な定義においての
腰掛け用家具部材に関するものである。その結果、それ
らは、肘掛け椅子であり、詰め物がなされた椅子であ
り、安楽椅子であり、同じくバス、鉄道および航空機用
の椅子であり、二人掛けまたは三人掛けのソファー、或
いは腰掛けることが出来るリクライニング用家具、例え
ば高さ調整可能な背部を有する病院用ベッド、またはこ
れに相当する詰め物がなされたリクライニングチェアで
もあり得る。
【0023】図8および図9に示す腰掛け用家具部材
は、連携調整のために連結された背もたれおよび座席を
持っている。背もたれ2および座席3は、ここでは詰め
物がなされた椅子として実施されている腰掛け用家具部
材の支持架台1上に支持されているものとして、これを
認めることが出来る。背もたれ2は、旋回軸4を巡って
旋回するために架台に接続されており、且つこの旋回軸
4は、側面から側面へ、椅子の幅を横断して連続的に延
びる部材を形成する単一の旋回軸として形成することが
出来、且つまた椅子の各側、とりわけそのそばにおかれ
た部材を構成する別個の旋回軸によって形成することも
できる。背もたれ2は、旋回ジョイントPによって角度
の頂点の領域において座席3に移動可能に接続されてい
る。
【0024】座席3の前部末端の下、支持架台1には、
座席3を支える横木5が存在する。座席3の底部の横木
5の領域には、スライドレール6が存在する。更に正確
に言うならば、座席3の前部末端の横木5の領域には、
座席3の両側にスライドレール6が存在する。横木5お
よびスライドレール6は、ともに座席3の前部末端の滑
り運動および引き上げ運動を可能にする座席3の前部末
端のための支持メカニズムを形成する。指摘しておかな
ければならないのは、前部末端における座席3の滑り運
動および引き上げ運動が、先行技術においても公知であ
るように、スライド移動ガイドの代わりに接続ロッドガ
イドによっても達成することが出来ることである。基本
的には、座席3のほぼ中心下の支持架台1上に支持メカ
ニズム5、6を一つだけ使用することも可能である。こ
れは、更なる設計の可能性を提供する。
【0025】背もたれ2は、図8および図9との比較か
ら見られるように、最も高い直立の位置、すなわち着席
位置から、最も低い伸張された位置、すなわちリクライ
ニング位置へ、支持架台1との関連で、重ね合わされた
後方傾倒および下降の運動を行う。同時に座席3は、着
席位置からリクライニング位置へ、上記の重ね合わされ
た後方傾倒および下降の運動と同期化された形で、わず
かな運動を行う。着席位置からリクライニング位置への
移行の際の座席3の引き上げ運動は、再び直立した状態
で座ろうとする試みでなされる使用者の体重の着席位置
への移動が、使用者の更に大きな重量によって座席3を
押し下げることに使用され、場合によっては戻しバネ
(図示されていない)によって支持されて、かくて再び
背もたれ2の位置を正すという結果をもたらす。背もた
れおよび座席の調整が連結されているこの種の腰掛け用
家具部材においては、座席3の何らかの移動なしには、
これが全く機能しないことは、つとに明らかである。
【0026】図8および図9は、平均的な着席者の身体
の臀部支点7を示すものである。支点7は、人が正しく
腰を掛けているときには、座席3の上方および背もたれ
2の前方の或る位置に存在する。本明細書の前の部分で
すでに述べたように、臀部支点7は、着席位置からリク
ライニング位置への移行中には、座席との関連では、ほ
んの少ししか、または全く移動しない。
【0027】上述の通り、図8および図9は、本発明の
出発点を形成する先行技術の腰掛け用家具部材を示すも
のであって、先行技術において実施されている背もたれ
2および座席3の連結の基本的概念は原則的に維持され
ている。これを基として、図1および図2は、本発明の
第一の実施形態による接近方法を示すものあって、着席
位置における背もたれ2および座席3の位置が、実線で
示され、リクライニング位置は点棒線で示されている。
背もたれ2および座席3の間の角度の頂点の領域におけ
る座席3への背もたれ2の接続は、図8および図9の公
知の配置との関連では、本質的に変更されている。完璧
を期すために指摘すれば、一般にこの接続は、背もたれ
2および座席3の各側で行われ、従って背もたれ2およ
び座席3の右手および左手で、或いは一点で、とりわけ
ほぼ中心で行われる。
【0028】接続部は、溝付きクランク10、11内を
走る二つの接続軸8、9を持っている。この場合、接続
軸8および溝付きクランク10の第一の対が、座席3の
後部末端に置かれており、且つ背もたれ2の下方末端
が、この接続部まで延びていることは明らかである。ま
た、接続軸9および溝付きクランク11の第二の対が、
第一の対8、10の上方に距離を置いて座席3の後部末
端に置かれていることも見ることが出来る。図1におけ
る表示は、着席位置からリクライニング位置への移行の
間に、背もたれ2が旋回軸4の下方で、座席3よりも強
く前方に動かされることを特に明らかにしている。その
結果としての背もたれ2の下方末端と座席3との間の相
対的な運動は、接続軸8および溝付きクランク10によ
って形成される第一の対によって調整される。「シャツ
をずらす効果」は、明らかに軽減され、且つリクライニ
ング位置への移行の際に生ずる骨盤領域における「穴」
は、快適といえる程度まで縮小される。
【0029】着席位置およびリクライニング位置は、溝
付きクランク10、11内の接続軸8、9の最終位置に
よって規定される。
【0030】図2は、とりわけ第二の対9、11のため
の或る特定の位置が特に有利な効果をもたらすことを示
している。この実施形態においては、接続軸および溝付
きクランクの第二の対9、11が、旋回軸4と、接続軸
および溝付きクランクの第一の対8、10との間の距離
のほぼ中心に置かれている。図に示すように、もし、接
続軸および溝付きクランクの第一の対8、10が、ほぼ
座席3の底部に置かれるとすれば、接続軸および溝付き
クランクの第二の対9、11は、ほぼ座席3の詰め物が
なされた支持部分12の頂点の高さに置かれることが望
ましい。
【0031】図示された実施形態では、背もたれ2およ
び座席3上の詰め物がなされた支持部分12は、ほぼ同
一の厚さを持っていることを認めることが出来る。図2
は、背もたれ2上の詰め物がなされた支持部分12が、
リクライニング位置への移行の際に、いかにして座席3
の詰め物がなされた支持部分12の後部末端上で動かさ
れ、かくて使用者の腰椎領域を支持するかを示してい
る。二つの相互に接続された部分、とりわけ背もたれ2
および座席3への接続軸および溝付きクランクの割り当
ては、本質的には自由に決定することが出来る。しかし
ながら、図に示す実施形態では、第一の接続軸8は背も
たれ2上に置かれ、且つ第一の溝付きクランク10は座
席3上に置かれているが、他方において第二の接続軸9
は座席3上に、そして第二の溝付きクランク11は背も
たれ2に置かれている。接続軸および溝付きクランクの
第二の対9、11は、溝付きクランク10の中の接続軸
8の移動から生ずる背もたれ2および座席3の互いに相
対的な運動を、基本的に相殺するために使用される。
【0032】図1および図2に示す実施形態は、直線で
走り且つ座席3の面に対してほぼ平行に並べられたクラ
ンク10を持っている。これは、第二の溝付きクランク
11が直線で走り且つ、とりわけ着席位置において、座
席3の面に対してほぼ垂直にに配列されていることに対
応するものである。しかし、クランク10を、座席3の
面に対して傾斜させて、後部末端から前部末端に上昇す
るような形で配置することも可能である。この傾斜され
た位置は、好みの利用に応じて、それ故背もたれ2およ
び座席3の形状にも応じて、背もたれ2および座席3の
変更された運動をもたらす。
【0033】図1は、座席3の前部末端における破線
で、支持メカニズムの一部である対応するスライドレー
ル6の傾斜した位置を示す。この傾斜は、地面に対して
は、約40°にすることが出来る。傾斜角度は、リクラ
イニング位置への移行中に、使用者の膝の裏に座席3の
前部末端が余りにも強く押されたと、使用者が感じない
ように選定すべきである。そこでの或る程度の上昇は快
適であるが、多過ぎるのは不快である。さもないとき
は、座席3の前部末端の移動は、たいていは角度の頂点
の接続領域の形状に従う。
【0034】図5は、概略図で座席3の前部末端の領域
を示すものであって、座席3の前部末端上の特定の点の
移動が、着席位置からリクライニング位置への移行中に
追跡されたものである。実線は、図1および2に示す直
線の溝付きクランク10を具備した実施形態におけるこ
の点の移動を示す。ここでは、リクライニング位置に到
達する少し前に生ずる湾曲が、この曲線に示されてい
る。この点は、リクライニング位置に到達する前の約5
°であることは、実践からも知られている。この効果
は、先行技術からの公知の腰掛け用家具部材の使用者に
とっては、「傾倒」として、不快なものとして知られて
いる。
【0035】図3および4は、上記の「傾倒」効果がも
はや発生しないか、或いは少なくとも基本的にはもはや
発生しないような実施形態を示すものである。これは、
図3および4の実施形態によれば、凹面に曲げられてお
り、且つここに示されている優れた教示によれば、円形
アーク状に形成されている溝を持った第一の溝付きクラ
ンクによって達成される。このように凹面に曲げられた
溝を有する溝付きクランク10の位置は、溝付きクラン
ク11と関連した接続軸9の旋回滑り運動および背もた
れ2の望みの移動によって決定される。試験の結果は、
凹面に曲げられた溝付きクランク10を、座席3の下方
縁部に対して全く平行というわけではない形で走らせ、
しかし、図に示すように、座席3の底部の後部末端にあ
る溝付きクランク10の後部末端を、座席3の前部末端
の方向に向けられたその前部末端よりも低くすること
は、良策であることを示している。更に図示された実施
形態は、ここで選定された設計では、クランク10のア
ーク状になされた凹面の溝の円形アークの半径が、着席
位置における二つの接続軸8、9の間の距離にほぼ相当
するか、或いはわずかにこの距離よりも小さいことを示
している。もちろん、ここでは、幅広い変形の可能性が
ある。基本的には、S字形のクランクによる、または異
なる半径の凹面に曲げられたクランクまたは真っ直ぐな
クランクの部分と組み合わせた凹面に曲げられたクラン
クによる、更なる最適化も可能と思われる。
【0036】図5は、図3および4の実施形態のクラン
ク10の、凹面に曲げられた溝の特別な利点がどこにあ
るかを示すものである。図5の破線は、凹面に曲げられ
た溝を備えたクランク10が使用されるときの対応する
点の挙動を示すものである。ここでは、リクライニング
位置から起きあがるときに、「傾倒効果」の根源が本質
的に取り除かれ、背もたれ2の均一でな快適な運動がも
たらされることが示されている。
【0037】図4は、背もたれ2に割り当てられた部
材、それ故、とりわけ第一の接続軸8および第二の溝付
きクランク11が、背もたれ補強材13に組み合わされ
ていることを示す。従って、座席3に割り当てられた部
材、それ故、とりわけ第二の接続軸9および第一の溝付
きクランク10は、座席補強材14に結合されている。
図に示す実施形態においては、背もたれ補強材13およ
び座席補強材14は、ケーシンク(図示されてない)に
よって包囲することが出来る、単一の扱いやすい部品を
形成するために、互いに組み合わされている。この総合
的な補強材は、支持架台1の左右の側に置かれているこ
と、とりわけ二つの鏡面相称の総合的補強材が使用され
ていることを認識しなければならない。背もたれ2およ
び座席3の間の中心に置かれる単一の総合的な補強材、
或いは背もたれ2および座席3の間のほぼ中心に置かれ
る二つの個別の補強材、すなわち一個の背もたれ補強材
および一個の座席補強材も、基本的には可能である。
【0038】更に図1における実施形態は、この概念で
も、背もたれ2は、ほぼ旋回軸4の高さで後方に曲げら
れていることを示す。これは、それに応じて快適なリク
ライニング位置をもたらす。
【0039】個々の距離と半径が適切な寸法にされてい
るときは、背もたれ2および座席3の詰め物がなされた
支持部分12は、これを連続的に作ることが出来、横か
らの総合的な補強材は、ほとんどその中に隠すことが出
来る。
【0040】溝付き10、11内の接続軸8、9の案内
は、ほとんど摩擦なしに行われるように、スライド被覆
またはスライド内装物を備えるため、または別の方法で
これらの表面を処理するために、溝付きクランク10、
11の末端を適当に丸めることが可能である。接続軸
8、9それ自体を、更に摩擦を減ずるために、溝付きク
ランク10、11内を走るローラとして作ることが、い
かにして可能であるかも、思い描くことが出来る。
【0041】図6は、「シャツをずらす効果」を軽減
し、且つ上記の符号が対応する部分の表示のために使用
されている、同様に機能的な形状になされた腰掛け用家
具部材への、今一つのアプローチの方法を示すものであ
る。その限りで、これらの部材の説明を繰り返すことは
不必要である。
【0042】今一つの案としては、角度の頂点の領域に
おける座席3に対する背もたれ2の接続部が、各側で三
つの接続軸15、16、17と一つの溝付きクランク1
8を持つことが考慮されている。第一の接続軸15は、
溝付きクランク18の中を走行し、この対は座席3の前
部末端に置かれている。第二の接続軸16は、対151
8の上方に距離を隔てて背もたれ2上に置かれ、第三の
接続軸17は座席3の後部末端に置かれている。第二の
接続軸16および第三の接続軸17は、補助接続ロッド
19を介して互いに連結されている。
【0043】実線での着席位置の表示、および破線での
リクライニング位置の表示は、補助接続ロッド19の作
動を示すものである。リクライニング位置への移行の際
に、接続軸15がクランク18の溝内の接続軸17から
離反するので、座席3が背もたれ2から引き離され、か
くて、その結果として、座席との関連で、「シャツをず
らす効果」を発生させる背もたれ2の若干の移動が取り
消され、或いは相殺される。
【0044】最後に図7は、別の実施形態を示すもので
あって、そこでは各側での角度の頂点の領域における、
座席3への背もたれ2の接続が、背もたれ2の下方末端
および座席3の後部末端の間の両末端に置いて旋回可能
に接続されている補助接続ロッド20によって達成され
るように配慮されている。この補助接続ロッド20は、
背もたれ2および座席3の間にニージョイントと同様の
接続を形成し、リクライニング位置への移行の際に座席
3の振り子運動を可能にする。同様に、これは、図7が
示すように、座席3との関係で背もたれ2の移動を部分
的に相殺する。同様に、図7には、例えばスライドレー
ル6および横木5から形成される先行技術において使用
される支持メカニズムの代わりに、座席3の前部末端部
分を案内し且つ支持する、更なる旋回リンクが示されて
いる。
【0045】発明の実施の形態の説明の始めに、図8お
よび9を参照して、座席3の前部末端がスライドレール
6によって横木5に支持されている事実を指摘した。そ
こには、着席位置とリクライニング位置との間の腰掛け
用家具部材の運動を敏感に調整することが出来、或いは
個々の位置を確立することが出来るように、限定された
制動効果を達成することを可能にする公知の制動手段2
1が示されている。そのような制動手段21または別の
同等の制動手段は、もちろん本発明の腰掛け用家具部材
においても実施されるべきものであって、これについて
は先行技術または出願人に共通に保有されている「家具
部材、とりわけ詰め物がなされた家具部材の可動部分の
ために制動手段」との名称を有し、ドイツ特許出願第1
9634807.2号および第19638075.8号
に基づいて優先権の主張がなされている特許出願を参照
願いたい。
【0046】腰掛け用家具部材、とりわけ詰め物がなさ
れた家具部材の概念は、一般には特別な製品として、椅
子、肘掛け椅子、安楽椅子と、上記の個々の座席の調整
可能性を備えた多数席用の詰め物がなされた家具をも含
んでいる。これらの腰掛け用家具部材は、例えば航空機
の座席、或いは快適な旅行用のバスおよびその他の交通
手段の座席をも包含するものである。これらの腰掛け用
家具部材は、その他の領域のためにも使用することが出
来る。
【0047】本発明に従ってさまざまな実施形態を示し
且つ説明してきたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、当業者に知られたときは数々の変更および修正
を可能にすることは当然である。従って、本発明は、本
明細書に図示され且つ記載された詳細に限定されるもの
でなく、これに添付されている特許請求の範囲により包
含されているすべての変更および修正をも含むものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による腰掛け用家具部材の概略描写図で
あって、着席位置を実線で示し、リクライニング位置を
点棒線で示したものである。
【図2】図1に示された実施形態の背もたれおよび座席
の間の角度の頂点の領域の拡大図である。
【図3】図2に相当する図であるが、異なるクランクガ
イドを備えた別の実施形態を示す図である。
【図4】図3のクランクガイドを実質的に実施する補強
材を示す図である。
【図5】本発明による腰掛け用家具部材の座席の前部末
端領域を示す図である。
【図6】本発明による腰掛け用家具部材の今一つの実施
形態を示す図であって、着席位置を実線で示し、リクラ
イニング位置を点棒線で示したものである。
【図7】図6と同様の視点から見た本発明による腰掛け
用家具部材の第四の実施形態を示す図である。
【図8】着席位置にある公知の腰掛け用家具部材の一実
施形態を示す図である。
【図9】リクライニング位置にある図8による腰掛け用
家具部材を示す図である。
【符号の説明】
1…支持架台 2…背もたれ 3…座席 4…旋回軸 5…横木 6…スライドレール 7…臀部支点 8…接続軸 9…接続軸 10…溝付きクランク 11…溝付きクランク 12…詰め物がなされた支持部分 13…補強材 14…補強材 15…接続軸 16…接続軸 17…接続軸 18…溝付きクランク 19…補助接続ロッド 20…補助接続リンク 21…制動手段 P…旋回ジョイント
フロントページの続き (72)発明者 クリストフ、ハルトマン ドイツ、52072、アーヘン、ボホルツァ ー、シュトラーセ、80 (56)参考文献 特開 平6−245837(JP,A) 国際公開95/25452(WO,A1) 米国特許4452486(US,A) 西独国特許出願公開3033953(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/00 A47C 3/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背もたれおよび座席の調整が連結されて
    おり、支持架台と、支持架台に調整可能に取り付けられ
    た背もたれと、支持架台に調整可能に取り付けられた座
    席とから構成され、背もたれおよび座席が、双方の間に
    形成される角度の頂点の領域における接続部によって互
    いに移動可能に接続されており、背もたれが当該頂点の
    上方で距離を隔てて支持架台上の旋回軸に連結され、且
    つ座席の前部末端が背もたれと座席の同時的な調整を行
    わせる形で支持メカニズムによって支持架台に移動可能
    に取り付けられ、且つ背もたれが最も高い直立の着席位
    置から最も低い伸張されたリクライニング位置へ、支持
    架台に関して後方傾倒と下降の重ね合わされた運動を行
    い、且つまた当該座席が着席位置からリクライニング位
    置へと軽い運動を行い、また角度の頂点の領域における
    座席への背もたれの接続が、接続軸および溝付きクラン
    クの対として各側で二つの溝付きクランク内を走る二つ
    の接続軸を持っており、接続軸および溝付きクランクの
    第一の対が座席の後部末端に置かれており、背もたれが
    当該後部末端に延びていて、接続軸および溝付きクラン
    クの第二の対が接続軸および溝付きクランクの第一の対
    の上方に距離を隔てて座席の後部末端上に置かれてお
    り、接続軸および溝付きクランクの第二の対が、背もた
    れが連結されている支持架台上の旋回軸と、接続軸およ
    び溝付きクランクの第一の対との間の距離のほぼ中央に
    置かれていることを特徴とする、腰掛け用家具部材。
  2. 【請求項2】 背もたれおよび座席の調整が連結されて
    おり、支持架台と、支持架台に調整可能に取り付けられ
    た背もたれと、支持架台に調整可能に取り付けられた座
    席とから構成され、背もたれおよび座席が、双方の間に
    形成される角度の頂点の領域における接続部によって互
    いに移動可能に接続されており、背もたれが当該頂点の
    上方で距離を隔てて支持架台上の旋回軸に連結され、且
    つ座席の前部末端が背もたれと座席の同時的な調整を行
    わせる形で支持メカニズムによって支持架台に移動可能
    に取り付けられ、且つ背もたれが最も高い直立の着席位
    置から最も低い伸張されたリクライニング位置へ、支持
    架台に関して後方傾倒と下降の重ね合わされた運動を行
    い、且つまた当該座席が着席位置からリクライニング位
    置へと軽い運動を行い、また角度の頂点の領域における
    座席への背もたれの接続が、接続軸および溝付きクラン
    クの対として各側で二つの溝付きクランク内を走る二つ
    の接続軸を持っており、接続軸および溝付きクランクの
    第一の対が座席の後部末端に置かれており、背もたれが
    当該後部末端に延びていて、接続軸および溝付きクラン
    クの第二の対が接続軸および溝付きクランクの第一の対
    の上方に距離を隔てて座席の後部末端上に置かれてお
    り、接続軸および溝付きクランクの第一の対の溝付きク
    ランクが、凹面状に曲げられ、且つ座席の底部末端に置
    かれているその後部末端において、その前部末端におけ
    るよりも低い溝を持っていることを特徴とする、腰掛け
    用家具部材。
  3. 【請求項3】 背もたれおよび座席の調整が連結されて
    おり、支持架台と、支持架台に調整可能に取り付けられ
    た背もたれと、支持架台に調整可能に取り付けられた座
    席とから構成され、背もたれおよび座席が、双方の間に
    形成される角度の頂点の領域における接続部によって互
    いに移動可能に接続されており、背もたれが当該頂点の
    上方で距離を隔てて支持架台上の旋回軸に連結され、且
    つ座席の前部末端が背もたれと座席の同時的な調整を行
    わせる形で支持メカニズムによって支持架台に移動可能
    に取り付けられ、且つ背もたれが最も高い直立の着席位
    置から最も低い伸張されたリクライニング位置へ、支持
    架台に関して後方傾倒と下降の重ね合わされた運動を行
    い、且つまた当該座席が着席位置からリクライニング位
    置へと軽い運動を行い、また角度の頂点の領域における
    座席への背もたれの接続が、接続軸および溝付きクラン
    クの対として各側で二つの溝付きクランク内を走る二つ
    の接続軸を持っており、接続軸および溝付きクランクの
    第一の対が座席の後部末端に置かれており、背もたれが
    当該後部末端に延びていて、接続軸および溝付きクラン
    クの第二の対が接続軸および溝付きクランクの第一の対
    の上方に距離を隔てて座席の後部末端上に置かれてお
    り、接続軸および溝付きクランクの第一の対の接続軸
    と、接続軸および溝付きクランクの第二の対の溝付きク
    ランクが、背もたれ補強材中に結合されており、接続軸
    および溝付きクランクの第二の対の接続軸と、接続軸お
    よび溝付きクランクの第一の対の溝付きクランクが、座
    席補強材中に結合されており、背もたれ補強材および座
    席補強材が、全体としての補強材を形成するために接合
    されていることを特徴とする、腰掛け用家具部材。
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