JPH05507625A - 2―アリール―アルカン酸のエナンチオマーの製法 - Google Patents

2―アリール―アルカン酸のエナンチオマーの製法

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JPH05507625A JP91511976A JP51197691A JPH05507625A JP H05507625 A JPH05507625 A JP H05507625A JP 91511976 A JP91511976 A JP 91511976A JP 51197691 A JP51197691 A JP 51197691A JP H05507625 A JPH05507625 A JP H05507625A
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スティーグリッツ,バリー
リン,ウィリアム ジェイ.
ジェブスト,ウォルファラム
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ファロン,ロバート ディー.
イングボルセン,クエルド
イデ,ビルギッテ
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ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ
イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 2−アリール−アルカン酸のエナンチオマーの製法技術分野 本発明は、エナンチオ選択性アミダーゼの存在下に相当するRおよびSアミドの 混合物をエナンチオ選択性加水分解することにより酸のエナンチオマーを調製す る方法に関する。
これはまた前記方法に使用するためのアミダーゼを産生ずる微生物および固定化 アミダーゼに関する。
背景技術 以下に記載の式!で表わされる多くの農園芸用中間体および薬剤製品は最近では ラセミ混合物またはジアステレオマー混合物として市販されそして使用されてい る。多くの場合、生理学的効果は1つのエナンチオマー/ジアステレオマーのみ から特異的に由来し、一方、他のエナンチオマー/ジアステレオマーは不活性で あるかまたは有害でさえある。エナンチオ分別化のための化学的または酵素的技 術は光学的に高純度の薬品の製造のために次第に重要な手段になってきている。
微生物または酸素の存在下に相当するラセミアミドをエナンチオ選択性加水分解 することにより光学的活性酸たとえば2−アリールアルカン酸を酵素的に生産す ることがヨーロッパ特許出願公開筒326、482号から知られている。使用さ れる微生物はコリネバクテリウム(Corynebacterium)およびブ レビバクテリウム(Brevibacteriu+n)属に属する。方法は有機 溶媒を用いることなくバッチ式で実施され、そして酵素活性物質は一度使用され た後廃棄された。このヨーロッパ特許出願公開筒326.482号の実施例にお けるデータによればSアミドの酸への転化は約40〜65%の範囲であり、すな わちSアミドの35〜60%が未転化のままである。生産された酸におけるS形 のエナンチオマー過剰分は92〜97%であった。微生物はN−メチルアセトア ミドを含む発酵基質中で培養された。
ヨーロッパ特許出願公開筒356,912号には、ラセミ脂肪族2−置換二トリ ルを光学的に活性な脂肪族2−置換カルボン酸へ転化しうるプソイドモナス(P seudomonas)、フサリウム(Fuiarium) + ロードコツカ ス(Rhodococcus)、ブレビバクテリウム(Brevibacter iu+w)、ミクロコツカス(Micro Coccus) 、、バクテリウム (Bacteridium)およびバチルス(Baci flus)の属からの 微生物が開示されている。
微生物はまた芳香族2−置換二トリルにおいても活性であると記載されているが 、裏付けのデータは示されていない0反応の完了後に相当するニトリルから得ら れるS酸のエナンチオマー過剰分は最大84%であった。ニトリルの酸への転化 のためにロードコツカスを用いる場合、エナンチオマー過剰分は35%であった 0発酵基質はニトリルを含んでいた。
ヨーロッパ特許出願公開筒348.901号は、ラセミ性α−置換二トリルまた はアミドをアルカリゲネス(^lcaligenes)、プソイドモナス(Ps eudomonas)、ロードプソイドモナス(Rhodopseudo口on as)、コリネバクテリウム(Corynebac tar tus)、アシネ トバクタ−(Acinetobacter)、バチルス(Bacillus)、 ミコバクテリウム(Mycobacteriuw)、ロードコツカス(Rhod ococcus)およびカンジダ(Candida)属の間から選択される微生 物で処理することにより光学的に活性なα−置換有機酸を製造する方法に関する 。この第348.901号公開物は本発明方法に使用するいずれの微生物も開示 していない。
本発明の目的はアミドたとえば2−アリールアルカン酸アミドの向上したエナン チオ選択転化を有する方法を提供するものである。
相当するニトリルおよびアミドからS酸を製造するために330の異なった土壌 サンプルから単離される809個の菌株の検査を記載する作業はAppl、 E nviron、 Microbiol、56 (1990)、 3125に明ら かであり、これは本特許出願の先行データの後に公開された。
本発明の目的はまたエナンチオマーであるRおよびSアミドの混合物を2つのア ミドエナンチオマーの1つに相当する酸へ高純度および高収率で転化する方法を 提供するものである。
本発明の目的はまた誘導物質としてニトリルまたはアミドを必要とすることなく エナンチオ選択性アミダーゼを生産する方法を提供するものである。
本発明の記載 本発明は、エナンチオ選択性アミダーゼ活性を有する酵素的に活性な生物学的物 質の存在下に相当するSおよびRアミドの混合物をエナンチオ選択性加水分解す ることにより酸のエナンチオマーを製造する方法を提供するものである。この方 法により、二種類の収率が重要である。N単に言えば、二種類の収率とは一つは 転化度でありもう一つは得られた酸の純度である。転化度とは2つのエナンチオ マーアミドの1つが酸へ転化される程度である。得られた酸の純度はここではエ ナンチオマー過剰分と称し、そして以下のように定義される。以下に記載のよう に、本発明はこれら二種類の収率の少なくとも1つに関する限り優れている。
我々は驚くべきことに本発明方法により非常に高い転化度を得ることができるこ とを見出した。一定の反応条件下で、はぼ100%の転化度を得ることさえ可能 である。
さらに驚くべきことに、本発明方法を用いて非常に高いエナンチオマー過剰分を 得ることができる。一定の反応条件下で、はぼ100%のエナンチオマー過剰分 を得ることさえ可能である。
それゆえ本発明方法を完了しアミド除去後、得られたRまたはS酸は非常に高純 度であり、はとんど100%の純度の場合もある。したがってエナンチオマーで あるRおよびSアミドの出発混合物、場合によりRおよびSアミドのラセミ混合 物から、本発明方法により、R酸およびSアミドがほとんど欠失したS酸および 未転化Rアミドの混合物を直接製造するかまたはS酸およびRアミドがほとんど 欠失したR酸および未転化Sアミドの混合物を直接製造することができる。これ は簡潔な分離とより高収率を許す。
本発明方法により調製されうる適当な酸の例は、一般式IX−CR’R” −C oon (1) (式中、Xは場合によりハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基またはベンゾ イル基で置換されてもよいフェニルまたはナフチル基を表わし、R’ はヒドロ キシ基、アミノ基またはアルキル基を表わし、R2は水素原子またはアルキル基 を表わす)で表わされる化合物である。
本発明方法において出発物質として使用されうるアミドの例は、一般式■ X−CR’R” −CONlb (II )(式中、R+、R2およびXは各々 前記定義のものである)で表わされる化合物である。
明らかに、上述したフェニルおよびナフチル基は両方とも置換されていてよい、 ナフチル基はαまたはβナフチル基である。ハロゲン原子は、好ましくは塩素原 子およびフッ素原子である。アルキルおよびアルコキシ基は好ましくは低級アル キルおよび低級アルコキシ基である。以後、用語低級とは当該基が10を越えな い、好ましくは4を越えない炭素原子を含むことを示す。
本発明方法で使用するアミドは場合によりその場で製造してもよい。
本発明方法で使用される酵素的に活性な生物学的物質はコナンチオ選択性アミダ ーゼ活性を有するので、この物質はここでアミダーゼと称される。
本発明の一つの見地において、本発明は前記生物学的物質を固定化することを特 徴とするものである。第二の見地において、この方法は加水分解を有機溶媒の存 在下に行なうことを特徴とするものである。
本発明方法で使用されるアミダーゼのエナンチオ選択性は、ラセミアミド、たと えば式■の酸、たとえばラセミ2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチル アミドの加水分解により測定されうる。
本発明方法により得られうる転化度は好ましくは約65%以上、さらに好ましく は約90%以上、よりさらに好ましくは約95%以上、最も好ましくは約99% 以上である。好ましい高転化率はさらに以下の実施例で説明する特に好ましい反 応条件を用いて得られうる。
得られたエナンチオマー酸のエナンチオマー過剰分は好ましくは約85%以上、 より好ましくは約90%以上、さらにより好ましくは約95%以上である。さら に以下の実施例で説明する特に好ましい反応条件を用いると、得られるエナンチ オマー酸のエナンチオマー過剰分は約99%以上、より好ましくは約99.5% 以上、最も好ましくは約99.9%以上である。エナンチオマー過剰分は以下の 式を用いてRおよびS形の濃度から計算される: ((S)−(R))/ ((S)+ (R))X100%(式中、[R)および (S)はそれぞれRおよびS形の濃度である)本発明はまたエナンチオ選択性ア ミダーゼ活性を有する酵素的に活性な微生物の生物学的に純粋な培養物を提供す るものである。実際、本発明は本質的にアミダーゼ活性を生ずる。すなわちたと えばアミドのような誘導物質を用いることなくアミダーゼ活性を生ずるロードコ ツカス菌株を記載する。
さらに、本発明は上記方法に使用するためのエナンチオ選択性アミダーゼ活性を 有する固定化された酵素的に活性な生物学的物質を提供するものである。さらに 、本発明はまた、ロードコツカス菌株から由来することを特徴とするエナンチオ 選択性アミダーゼ活性を有する生物学的物質およびニトリルまたはアミド(非置 換またはN−置換)を含まない培地中でアミダーゼ産生性ロードコツカス菌株の 培養を含むことを特徴とするエナンチオ選択性アミダーゼ活性を有する生物学的 物質を調製する方法を提供するものである。
これに加えて、本発明はまたエナンチオ選択性アミダーゼ活性を有する酵素的に 活性な微生物の生物学的に純粋な培養物およびこのような生物学的物質を調製す る方法を提供するものである。このような微生物はセラノティア、モラキセーラ またはプソイドモナスの菌株から得られうる。
発明の詳細な記載 本発明は、エナンチオマーであるRおよびSアミドの混合物に適切な反応培地中 で問題の生物学的物質の作用を受けさせることによりそれ自体公知の方法で実施 される。熟練者は本発明方法を実施するための都合の良い条件を決定することが でき、当然払われるべき注意は以下の実施例を含む本明細書に託される。
本発明の方法で使用される生物学的物質はそれ自体公知の方法で調製される。
アミダーゼ活性を存する生物学的物質は、ロードコツカスの本質的アミダーゼ産 生菌株、特にロードコンカスエリスロポリスDP−10からそれ自体公知の方法 で好ましく得られうる。この微生物菌株は、ブダペスト条約の条項下に、DSM  (ドイツチュ ザームルングフオンミクロオルガニスメン ラント ゼルタル トレン ゲーエムベーノh−、ブラウンシュバイヒ、ドイツ国(Deutsch e Sa+*mlung vonMicroorganis+wen und  Zellkuturen GmbH,Braunschweig、 Germa ny)に、受入れ番号DSM5910にて1990年3月23日付で寄託された 。上記のように1991年2月21日付で寄託された他のロードコツカス エリ スロポリス菌株は05M6374. DSM6375および[]55M6378 (それぞれロードコツカス エリスロポリスNo、DP−11,DP−26およ びDp−25)を含む。
菌株DSM5910は広い範囲の脂肪族および芳香族アミドをこれらの相当する 酸へ加水分解することができる。しかしながら、菌株はアミノ酸アミドたとえば フェニルグリシンアミドおよび多数の脂肪族アミノ酸アミドのDおよびL型の両 方ともを加水分解する。この菌株(および他のロードコツカス属に属する菌株) が本発明にしたがってラセミアミドをエナンチオ選択性加水分解する能力を有す ることは非常に驚くべきことである。菌株DSM5910はアミダーゼの産生に 対し本質的である。すなわちアミダーゼ活性の最大発現に対し誘導物質が必要で ないという点で有利である。
ロードコツカスアミダーゼは好ましくはエナンチオ選択性85%以上、より好ま しくは90%以上、さらにより好ましくは95%以上、そして最も好ましくは9 9%以上を有する。
アミダーゼ活性を有する生物学的物質はまたそれ自体公知の方法で、セラッティ ア、モラキセーラおよびプソイドモナスのアミダーゼ産生菌株から得られうる。
これらの菌株はブダペスト条約の条項下にNRRL (ノーザン レジオナル  リサーチ ラボラトリイーズ(Northern Regional Re5e arch Laboratories)、米国、イリノイ州、ペオリア)にて以 下の受入れ番号で寄託された。プソイドモナスプチダNRRL−B−18669 およびモラキセーラ種NRRL−8−18671は1990年7月8日に寄託さ れそしてプソイドモナスプチダNRRL−8−18820、プソイドモナス種N RRL−B−18819およびセラッテイアリクウエファシエンスN[IRL− B−18821は1991年5月9日に寄託された。
本発明によれば、この方法は、一般に均質または不均質の水性または水性・油性 培地中で微生物からの固定化細胞、全細胞または細胞抽出物およびアミドと得ら れる酸の混合物の関数として決められた温度およびpH値条件にて実施される。
酵素反応はバッチ式または連続式条件下に固定化細胞を用いて実施される。
本発明方法のための出発物質は予め調製されたアミドでよい;これはたとえば相 当するニトリルの化学的または酵素的加水分解により作られうる。これに代わっ て、アミドをたとえば相当するニトリルの酵素加水分解によりその場で作っても よい。
反応完了後、エナンチオマー酸を反応混合物から回収しそして常法により精製す ることができる。RおよびSアミドの混合物(たとえばラセミ混合物)を出発物 質として使用した場合、この方法の結果S酸およびRアミドの混合物またはR酸 およびSアミドの混合物が得られる。酸からアミドを分離後、アミドを公知の方 法でラセミ化してラセミアミドとしこれをすでに記載のように再生利用して加水 分解することができる。ラセミ化は、第四アンモニウム官能基を含む陰イオン交 換樹脂たとえばトルエンまたは他の非水性溶媒中OH形のアンバーライトIRA −400でアミドを還流することにより実施さ全細胞、細胞ペースト、均質化細 胞または粗製もしくは精製した酵素溶液である。固定化は、公知方法たとえば架 橋によりたとえば米国特許第4892.825号明細書にしたがってグルタルア ルデヒドまたはポリアゼチジンを用いて実施されうる。固定化物質は、固定床カ ラムまたは撹拌されたタンク反応器中のいずれかにて連続法で使用されるのが好 ましい、有機溶媒を使用する場合、撹拌したタンク反応器を使用するのが特に好 ましく、ここでは固定化物質および有機溶媒相は親水膜により保持される(たと えば、例8、図1)0本発明方法で使用されるべき有機溶媒は水混和性(たとえ ば、ジメチルスルホキシド)または水不混和性(たとえば、トルエンまたはオク タン)である。溶媒の量は一般に反応系の2〜20重量%である。
本発明方法は一般式Iで表わされる2−アリールアルカン酸を作るために使用さ れうる。
本発明方法は、特に式中アリール基Xがフェニル、p−クロロフェニル、p−イ ソブチルフェニル、3−ベンゾイルフェニル、β−ナフチルまたは6−メドキシ ー2−ナフチル基でありそしてRと称する基はヒドロキシ、メチル、エチルまた はイソプロピル基である酸の製造に特に適する。
本発明により製造されうる酸の特定例のいくつかは、2−(4−クロロフェニル )−3−メチル酪酸(以後CPIAとする)、(6−メドキシー2−ナフチル) ヒドロキシプロピオン酸、2−(6−メドキシー2−ナフチル)−プロピオン酸 、2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸、2−フェニル−2−ヒドロキ シプロピオン酸および2−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸である。
略語 CPIAmは2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチルアミドであり、C PIAは2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチル酸であり、IBAmは 2−(4−イソブチルフェニル)プロピオンアミドであり、IBACは2−(4 −イソブチルフェニル)プロピオン酸(イブプロフェン)であり、NPA■は2 −(6−メドキシー2−ナフチル)プロピオンアミドであり、NPACは2−( 6−メドキシー2−ナフチル)プロピオン酸(ナプロキセン)であり、ATAI は2−フェニル−2−ヒドロキシプロピオンアミドであり、ATACは2−フェ ニル−2−ヒドロキシプロピオン酸でありそして[IPLCは高性能液体クロマ ドグ続〈実施例において、上記したアミドおよび酸生成物は逆相高性能クロマト グラフィにより測定された。メタノール70〜75%および0.1%H:1PO 4で酸性化されたuto 25〜30%またはアセトニトリル67%および0. 1%HiPOnで酸性化されたato 33%の可動相を使用するゾルパックス (Zorbax) C18カラムを使用した。酸生成物のクロマトグラフィによ る同定および定量は信鱈すべき標準物と比較することにより測定した。
CPIAm/CPIA、 NPA*/NPACおよびIBAm/IBACの分離 に対するキラル)IPLCは、クロムテッヒ (Chromtech) (スウ ェーデン)製のα、−AGPカラムを用いて実施された。様々なエナンチオマー の分離に対する可動相を以下にまとめる。
アミドおよび酸エナンチオマーのキラルHPLC分離エナンチオマー 可 動  相 CPIA+w、 CPIA 95%0.01Mリン酸塩緩衝液(pH6,0)  : 5%エタノール NPAm、 NPAC95%0.04Mリン酸塩緩衝液(pH5,6) 75% エタノール IBAm、 IBAC96%0.02Mリン酸塩緩衝液<pH5,2) : 4 %エタノール ATA鋼およびATACエナンチオマーの分離に対するキラルHPLCをレゾル ボシル(Resolvosil) BSA−7カラム(アルチッチ(AIlte ch)社)を用いて実施した。ATAm/ATACエナンチオマー組成に用いる 可動相は0.01Mリン酸塩緩衝液(pH6,0)であった、上記アミドおよび 酸のエナンチオマー組成、純度およびクロマトグラフィによる同定は、信鯨すべ き標準エナンチオマーまたはラセミ混合物と比較することにより測定された。
製造例 R,5−CPINのR,5−CPIA−への化学的加水分解ラセミ2−(4−ク ロロフェニル)−3−メチルブチロニトリル9.69g (50ミリモル)、ジ オキサン75+d、水75M1およびアンバーライトIRA−400(OH)樹 脂25.2gを含む懸濁液を撹拌し、64時間還流加熱した。樹脂を濾過後、濾 液を蒸発乾固しそして50〜55°Cにて減圧濾中で乾燥すると粗製ラセミCP IAd、8 gが得られた。回収した物質の組成を)IPLcで決定した。
回収した物質はラセミ2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチロニトリル 3.6ミリモルおよびラセミCPIAm 46.4ミリモルを含んでいた。
例1 エナンチオ選択性アミダーゼ活性を存する生物学的物質の調製使用した微生物は 、ロードコツカス エリスロポリス(Rhodococcuserythrop olis) 05M5910(DP−10) 、ロードコツカス エリスロポリ スDS門6374(OP−11) 、ロードコツカス エリスロポリスDSM6 378(DP−25) 、ロードコツカス エリスロポリスDSM6375 ( DP −26)、プソイドモナス プチダ(Pseudomonas Putj da) NRRL−B−18669(13−55−ACN−28)、モラキセー ラ種(Moraxella sp、) NRRL−B−18671(3L−A− 1−5−1a−1) 、プソイドモナス プチダNRI?L−8−18820( 2D−11−5−1b)、プソイドモナス種NRRL−B−18819(2D− 11−5−1c)およびセラッテイアリクウエファシエンス (Serrati a Iiguefacfens)NRRL−8−18821(MOB1?I/N 3)である。
プソイドモナス、セラッティアおよびモラキセーラ菌株の培養に使用する増殖培 地は以下の成分からなる。
工Z上 KHiPO48,85 クエン酸ナトリウム 2.25 Mg5Oa、7Ht0 0.5 FeSOa、7Hz8 0.05 グルコースa 10.0 微量元素溶液c 1.Om ビタミン溶液d 1.Od ニトリル 2.7g オートクレーブ後の添加 微量元素溶液:25%Hcl 10af、Feclg・4HzO1,5g、 C oclf・6HzOO,019g、 Mnclg ・4Ht00.1g、 Zn clg 0.07g、 H3BO30,062g。
NaMoO4・2)1zO0,036g : Niclg ・6Hzo 0.0 24g、およびCuclz ・2HzOO,017g 、 Feclg ・4H zOをHclに溶かし蒸溜水を加えて12にする。
ビタミン溶液:ビオチン0.01g、葉酸0.01g、ピリドキシンI’1cl O,05g 、リボフラビン0.025 g 、チアミンHcl O,025g  、ニコチン酸0.025 g 、パントテン酸0.025 g 、ビタミン[ 1+g 0.0065g、 P −アミノ安息香酸0.025 gおよび千オ酢 酸0.025g、 1.4−ジシアノブタン(プソイドモナスプチダ13−5S −ACN−2a) 、2−メチルゲルタロニトリル(プソイドモナス種 2D− 11−5−1c、プソイドモナスブチダ2D−11−5−1b、 七うンfイ? ’Jり’ys7y’t7xスMOB IM/N3、モラキセーラ種 3L−A− 1−5−1a−1)。
上記培地(PR/グルコース) 10af容量に凍結貯蔵培養物0.1jdを接 種した。 250RPMにて振とう基中室温(22〜25℃)で−晩増殖後、接 種材料10−を21!フラスコ中の新しい培地990mへ加えた。培地中に泡を 発生させるのに十分な高速で電磁撹拌しながら細胞を18〜24時間増殖した。
遠心分離により細胞を採取し、0.85%食塩水で一回洗い、そして濃縮したペ ーストを貯蔵のために一70°Cの凍結器に直ちに入れた。
例2 エナンチオ選択性アミダーゼ活性を存する生物学的物質の調製ロードコツカスエ リスロポリスDP 、10の培養のために使用される増殖培地は以下の成分によ り作られた。
工Z上 KHtPOa 9.0O NaxllPOm −2Hzo 21.0ONacl O,50 CaC1z ’2H200,02 MgSO4・7nzo O,30 (NH,) 、SO,3,50 酵母抽出物(ディフコ) O,SO グルコース” 3.75 微量元素溶液” 10.00d pH値 7.5 0オートクレーブ後に添加 90微量元素溶液5L−7(たとえばO3?l、菌株カタログ、1983. p 296)これらの成分を水900dに溶かし、リン酸/水酸化ナトリウムを加え ることによりPH値を7.5に調節し、そして水を添加することにより溶液を1 2とした。
上記増殖培地100M!1を500 I11エルレンマイヤーフラスコへ加えオ ートクレーブした。グルコースを滅菌貯蔵溶液からの冷却培地へ添加した(20 %、重量/容量)、ロードコツカスエリスロポリスDSM5910を接種したエ ルレンマイヤーフラスコを28時間振とう5中で30℃にて培養した。
遠心分離(ツルバール5orva 11登録商標 遠心分離器中15分間20、 0OOrp■)により細胞を採取し、pH7の0.1Mリン酸塩緩衝液で2回洗 浄した。洗浄した細胞ペレット(=細胞ペースト)を4°Cで貯蔵するかまたは 凍結した(−25°C)。
例3 エナンチオ選択性アミダーゼ活性を有する生物学的物質の固定化例2で記載した ように得られた新しい細胞ペーストを前記のように固定化した(米国特許第4. 892.825号明細書、例11)。
例4 0−ドコツ力スエリスロボリスDP−10による5−CPIAmの5−CPIA への加水分解 乾燥した固定化ロードコツカスエリスロポリス0P−10のサンプル75mgを リン酸塩緩衝液(100mM、 pH値: 7.0) 3 dへ加え、4°Cに て1時間インキュベートした。固定化細胞懸濁液を室温まで温めそしてジメチル スルホキシド(以後、DMSOと称する)120d中の5−CPrAl1.3m g (29,8μモル)を加えた。50℃にて48時間撹拌しながらインキュベ ーション後、反応物を3M+(,504で酸性化してPR値3.0にした。塩化 メチレン4容量に加えそして懸濁液を15〜30分間撹拌した。塩化メチレン層 を除去し、窒素ガス気流下に蒸発乾固し、残渣をメタノール3rd中に懸濁した 。
メタノール溶液の組成をI(PLCにより測定した。
抽出した上澄液は0.5μモルCPIAmおよび28.3μモルCPIAを含有 した。
キラルHPLCによるエナンチオマー組成の測定により5−CPIAのエナンチ オマー過剰分は99%であった。
比較例 ロードコツカスエリスロポリス0P−10によるR−CPIAelの加水分解乾 燥した固定化ロードコツカスエリスロポリス0P−10のサンプル75−gをリ ン酸塩緩衝液(100■L pt+値: 7.0) 3 dへ加え4℃にて1時 間インキュベートした。固定化細胞懸濁液を室温まで温めそして0M30120 ul中のR−CPIAm6.3mg (29,8uモル)を加えた。50℃で4 8時間撹拌しながらインキュベーション後、反応物を3MH!So、で酸性化し てpHを3.0にした。塩化メチレン4容量を加えそして懸濁液を15〜30分 間撹拌した。塩化メチレン相を除去しそして窒素ガス気流下に蒸発乾固したゆメ タノール溶液の組成はIIPLCにより測定した。
抽出した上澄液はCPrAl122.7aモルおよびCPIA 0.5μモル未 満を含有した。
酸の量は出発物質における不純物として存在する量に相当する。
R−CPIAwの不完全な回収はほとんどが実験上の誤りおよび/または基質の 細胞および/または支持材料への吸着によるものであった。
例5 0−ドコンカスエリスロボリスDP−10によるR、5−CPrAl1の5−C PIAへの加水分解 乾燥した固定化ロードコツカスエリスロポリスDP−10のサンプル75−gを リン酸塩緩衝液(100mM、 pH値: 7.0) 3 afへ加え、4℃に て1時間インキュベートした。固定化細胞懸濁液を室温まで温め、DNS012 0pl中のjl、5−CPIAm6.3mg (29,8μモル)を加えた。5 0°Cで48時間撹拌しながらインキュベージラン後反応物を3MH,SO,で 酸性化してpH値3.0とした。塩化メチレン4容量を加えそして懸濁液を15 〜30分間撹拌した。塩化メチレン相を除去しそして窒素ガス気流下に蒸発乾固 した。メタノール溶液の組成をHPLCにより測定した。
抽出した上澄液はCPIAm 12.5aモルおよびCPrAl1.8μモルを 含有した。
キラル[IPLCによるエナンチオマー組成の測定によりR−CPIA−のエナ ンチオマー過剰分は100%であり5−CPIAのエナンチオマー過剰分は10 0%であった。
例6 0−ドコツカスエリスロポリスDP−10によるR、5−CPrAl1の5−C PIAへの加水分解 R,5−CPIAs 59.8μモルと72時間インキュベーシッンを用いて例 5の手法を繰り返した。メタノール溶液の組成はHPLCにより測定された。
抽出した上澄液はCPIAm 31.9aモルおよびCPrAl1.8μモルを 含有した。
キラルI(PLCによる抽出した上澄液のエナンチオマー組成の測定により、5 −cpr軸 4.8μモル、R−CPIAm 27.1μモルおよび5−CPr Al1.8μモルが示された。 5−CPIAのエナンチオマー過剰分は100 %であっ颯 例7 0−ドコツカスエリスロポリスDP−10によるトルエン中のS−CPIAmの CPIAへの加水分解 乾燥した固定化ロードコツカスエリスロポリスflP−10のサンプル300m gをリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値ニア、0)12mへ加え、混合物を 1時間4℃にてインキュベートした。固定化細胞懸濁液を室温まで温め、リン酸 塩緩衝液をデカンテーションにより除去した。11001IIリン酸塩緩衝液( pH値: 7.0)で飽和したトルエン12dを加えた。トルエン飽和緩衝液は 、トルエンと100s+M 17ン酸塩緩衝液(pH値ニア、0)の等容量を混 合し、振とうし、相を分離し、そして水相を除去することにより調製した。 5 −CPIA脂(19,7gモル/:)d)118gモルを添加後、トルエン懸濁 液を30℃にて撹拌しながらインキュベーションした。サンプル2dを48時間 および120時間で除去し、そして各サンプルを窒素ガス気流下に蒸発乾固した 。各サンプルをメタノール2d中に再懸濁しメタノール溶液の組成をIIPLc により測定した。
48時間後、トルエンの上澄サンプルはCPIAs+ 11.4μモルおよびC PIA 5.7μモルを含み、120時間後これはCPIAml、9gモルおよ びCPIA 9.4μモルを含有した。
例8 0−ドコツカスエリスロポリスDP−10による緩衝液/オクタンにおける5− CPIAへのS−CPIAmの加水分解乾燥した固定化ロードコツカスエリスロ ポリスDP−10のサンプル500mgを、リン酸塩緩衝液(100wM、 p H値: 7.0)161dおよびn−オクタン4dからなる二相溶液へ添加した 。固定化細胞懸濁液を3時間50℃にてインキュベートした。S−CPIAml Osg(47,4μモル)を添加しそして50°Cおよび600rp−にて6時 間インキュベージジン後に、各相のアリコート0.5jdを除去した。各アリコ ートをl0N)IclでpH2,0まで調整した。塩化メチレン4容量を各アリ コートへ加え、懸濁液を15分間撹拌した。塩化メチレン層を除去し、空気流下 に蒸発乾固しそして各残渣をメタノール0.51d中で再懸濁した。メタノール 溶液の組成は[’LCにより測定した。
抽出した上澄液には次のものが含まれていた:化合物 緩衝液相 オクタン相 CPIAa+ 0.5μモル 0 CPIA 19.8gモル 1.9μモル例9 0−ドコツカスエリスロポリス0P−10による緩衝剤/オクタンにおける5− CPIAへの連続5−CPIA―加水分解乾燥した固定化ロードコツカスエリス ロポリスDP−10のサンプル3.74gを、底部に取り付けられた親水性膜( PTGC04310)を有するミリボア超遠心分離セルからなる反応器へ加えた 。固定化細胞をリン酸塩緩衝液(100g*M、 pH値: 7.0)50dと n−オクタン20Wi中で50°Cにて2時間インキュベートした。 5−CP IAs+64mg (303,3μモル)を添加後、反応器を閉じそしてあらか じめS−CPIAmで飽和したリン酸塩緩衝液(100+M、 pH値: 7. 0)を送る螺動性ポンプの作動を開始した。
液体供給速度は20af/hに調整され反応系に対する3、5時間の水圧保持時 間にした。浸透膜が緩衝層を選択的に通過しそしてn−オクタンおよび固定化ロ ードコツカスエリスロポリスDP−10を保持した。
反応器の配置を図1に模式的に示す。
反応器流出液を一定の間隔を置いた時間ごとに集め、例7に記載のように抽出し 、そしてCPIA+*およびCPIAに対すHPLCにより分析した。
サンプル分析を出口における以下の速度に直した:経過時間 CPIAm CP IA 分 μモル/時 μモル/時 40 12.5 14.5 115 9.1 24.1 180 4.4 32.7 例11 05−CPIAの樹脂ラセミ化 5−CPIAsl、Og (4,7ミリモル)、アンバーライトIRA−400 (OH)樹脂1.0gおよびトルエン25mを含む懸濁液を撹拌し、40時間還 流加熱した。樹脂を濾去後、濾液を蒸発すると結晶性固体0.94 gが得られ た0回収された物質のエナンチオマー組成をキラルHPLCにより測定し、54 %S−CPIAmおよび46%Fl−CPI篩を示した。
例11 0−ドコツカスエリスロポリスDP−10によるS−CPIAm、R−CPIA +wおよびR,S−CPIAmの加水分解 ロードコツカスエリスロポリス0P−10の凍結した細胞ペーストのサンプル5 0■gを室温にてリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値: 7.0) 1 d へ加えた0次いでジメチルスルホキシド40μi中の5−cpr^■またはR, S−CPIAm9.4μモルを加えた。48時間50℃にてインキュベーション 後、反応物を3 Mll!SO4で酸性化してpH値3とした。塩化メチレン4 容量を加え、懸濁液を15〜30分間撹拌した。塩化メチレン相に除きそして窒 素ガス気流下に蒸発乾燥し残渣をメタノール1dに懸濁した。メタノール溶液の 組成は逆相1(PLCおよびキラルHPLCにより測定されそして表1に示され る。
表1 0−ドコツカスエリスロポリスロP−10によるS−CPIAm、 R−CPI AmおよびR,5−CPIA麟加水分解 S−CPIAm (9,4) ND” 9.1 NO” NO” 9.1 ND ”R−CPIAm (9,4) 8.2 ND慕・bNT NT NT NTR ,5−CPIA+m(9,4) 4.7 4.6 TR’ 4.7 4.6 N D”’NO=検知せず。
’ R−CPIAw出発物質におけるR−CPIA不純物に対する正しいデータ 。
cNT=試験せず。
’TR=検知されたこん踏量。
回収された5−CPIAのエナンチオマー過剰分は100%であった。
例12 0−ドコツカスエリスロボリスDP−10によるR、S−^TA+wのR−AT ACへの加水分解 ロードコツカスエリスロポリスDSM 5910(DP−10)の凍結した細胞 ペーストノサンフル50#gをI77酸塩緩衝液(10(lsM、 pH(i  : 7.0) 1dへ室温にて加えた0次いでジメチルスルホキシド40μi中 のR,5−ATAs12.1Nモルを加えた。48時間撹拌しながら28゛Cに てインキュベーション後、反応混合液を遠心分離して細胞破片を除きそして上澄 液を0.2μ膜フイルターに通過させた。清澄化した上澄液の組成を逆相HPL CおよびキラルtlPLcにより測定しそして表2に示す。
1L2 0−ドコツ力スエリスロポリスDP−10によるR、S−^TA−加水分解HP LCれた モル 基質 −! −一土立土一−−−−−−−−゛ れた モル) ATAs AT ACS−^TA偏R−ATAm 5−ATACR−ATACR,5−ATAs( 12,1) 3.3 4.2 3.3 TR” 0.3 3.9”TR=検知さ れたこん踏量。
R,S−ATAmの不完全な回収はほとんどが実験上の誤差および/または細胞 への基質の吸着のためであった6回収されたR−ATACのエナンチオマー過剰 分は86%であった。
例13 0−ドコツカスエリスロポリスDP−11による5−CPIA+s、R−CPI AmおよびR,S−CPIAmの加水分解 ロードコツカスエリスロポリスDP−11の凍結した細胞ペーストのサンプル5 0mgを室温にてリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値ニア、0)IHlへ加 えた0例11と同じ方法にて、S−CPIAmもしくはR−CPIAmまたはR ,5−CPIAm9.4μモルを加えた。Nilのように同じインキュベーショ ンおよび抽出記録の後で、抽出された上澄液の組成を逆相およびキラルHPLC により測定した。結果を表3に示す。
表3 0−Fコyカス!!JスOボ’JスDP IIにょるS−CPIAm、 R−C PIAmおよびR,5−CPrAm加水分解 1(PLCれた モル 基質 −1柾−一一土i土−−−−−−−−−”、 ht、= モル)CPIA m CPIA S−CPIAm R−CPTAw 5−CPIA R−CPTA S−CPIAm (9,4) 4.7 4.7 TR” NO’ 4.7 N0 hR−CPIAs (9,4) 8.3 ND”NT’ NT’ NT’ NT ’R,S−CPIAm(9,4) 6.3 2.8 1.8 4.5 2.8  ND+亀TR=検知されたこん踏量。
’NO=検知せず。
CR−CPIAs出発物質におけるR−CPIA不純物に対し修正したデータ。
’1llT=試験せず 回収された5−CPIAのエナンチオマー過剰分は100%であった。
例14 0−ドコツカスエリスロポリス0P−11にょるR、S−ATAmのP−ATA Cへの加水分解 ロートコ7カスエリスロポリスDP−11の凍結細胞ペーストのサンプル50v agを室温ニテ177酸塩緩衝液(100mM、 pH値: 7.0) I d へ加えた。例12.I[(7)方法テ、R,S−ATAm12.1μモルヲ加え た。N12におけるのと同じインキュベーション、遠心分離および濾過経過に続 いて、抽出した上澄液の組成を逆相HPLCおよびキラルI’1PLCにより測 定した。結果を表4に示す。
表4 0−ドコツカスエリスロポリス0P−11によるR、S−ATAm加水分解HP LCれた モル 基質 −1租−−一土立土一一−−−−−−−(’、、 hタモル) ATAs  ATAC5−ATAs R−ATIl++ 5−ATACR−ATACR,S −ATAm(12,1) 4.8 1.2 3.4 1.4 NrJ” 1.2 亀ND=検知されたこん踏量。
R,5−ATA+*の不完全な回収率はほとんどが実験誤差および/または細胞 への基質の吸着によるものであった0回収されたR−ATACのエナンチオマー 過剰分は100%であった。
例15 0−ドコyカス:L!JスOボ’)スDP 25によルS−CPI11w、 R −CPTAwおよびR,S−CPIAwの加水分解 ロードコツカスエリスロポリスDP −25の凍結した細胞ペーストのサンプル 50I1gを室温ニT +J 7酸塩緩衝液(100mM、 pH値: 7.0 ) 1 mへ加えた。例11と同じ方法で、S−CPIAmもしくはR−CI” rAn+またはl?、5−CPIAII9.4μモルを加えた。例11と同じイ ンキュページせンおよび抽出経過に続いて、抽出した上澄液の組成を逆相および キラル1(PLCにより測定した。結果を表5に示す。
表5 o−F:2−tカスエ’)スOホ’)スDP−25ニョルS−CPIAm、R− CPIAmおよびR,5−CPrAm加水分解 (゛しな −1:/l/) CPIAII CPIA 5−CPIAII R− CPIAII 5−CPIA R−CPIAS−CPIArs (9,4) 6 .0 3.2 1.7 4.3 3.2 ND”R−CPIAm (9,4)  8.4 ND”’ NTcNTcNTcNT’R,S−CPIAm(9,4)  6.2 3.1 1.8 4.4 3.1 ND””ND=検知せず。
bR−CPIA−出発物質におけるR−CPIA不純物に対する修正cNT=試 験せず 回収された5−CPIAのエナンチオマー過剰分は100%であった。
例16 0−ドコツ力スエリスロポリスDP −25にょるR、5−ATA−のR−AT ACへの加水分解 24個のロードコツカスエリスロポリスの凍結した細胞ペーストのサンプル5抛 8を室温ニテリン酸塩緩衝液(100mM、 pFI値: 7.0) 1 dへ 添加した。例5と同じ方法で、R,S−ATAm12.1μモルを添加した0例 12と同じインキュベーション、遠心分離および濾過経過に続いて、抽出した上 澄液の組成を逆相BPLCおよびキラルHPLCにより測定した。
結果を表6に示す。
表6 0−ドコツカスエリスロボリスDP−25による!1.5−ATA−加水分解H PLCれた モル 基質 −1祖−一一土立及−−−−−−−−−(′ れた モル)ATAm A TAC5−ATA+w R−ATAs 5−ATACR−ATACR,5−AT As(12,1) 9.7 1.8 6.2 3.5 NJ)” 1.81NO =検知せず。
回収されたR−ATACのエナンチオマー過剰分は100%であった。
例17 0−ドコツカスエリスロボリスDP −26によるS−CPIAm、R−CPI A++およびR,5−CPIA曽の加水分解 ロードコツカスエリスロポリスDP −26の凍結した細胞ペーストのサンプル 50I1gを室温にてリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値: 7.0) 1  dへ加えた0例11と同じ方法で、5−CPIAmもしくはR−CPIAmま たはR,5−CPIAd、4μモルを添加した0例11と同じインキュベーシヨ ンおよび抽出経過に続いて、抽出した上澄液の組成を逆相およびキラルHPLC により測定した。これらの結果を表7に示す。
表7 0−ドコツカスエリスロボリスDP −26による5−CPIAs、R−CPI A−およびR,5−CPIAmの加水分解 HPLCれた モル 基質 −m −一土立止−−−−−−−−−(゛ れた モルシンCPIAa  CPIA 5−CPIAm R−CPTAm 5−CPIA R−CPIAS− CPIAm (9,4) 4.6 4.7 TR” 4.6 4.7 NDゝR −CPIAm (9,4) 8.4 NO” NT’ NT’ NT’ NT’ R,5−CPIAm(9,4) 5.7 3.2 1.5 4.2 3.2 N O’”TR=検知したこん踏量 ’NO=検知せず ’ =R−CPIA−出発物質におけるR−CPIA不純物に対する修正したデ ータ 回収された5−CPIAのエナンチオマー過剰分は100%であった。
例1日 ロードコツカスエリスロポリス0P−26によるR、5−ATA−〇R−ATA Cへの加水分解 ロードコツカスエリスロポリスDP−26の凍結した細胞ペーストのサンプル5 0腸gを室温にてリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値: 7.0) 1 d へ添加した0例12と同じ方法で、R,5−ATAs12.1Mモルを加えた0 例12と同じインキユベーシヨン、遠心分離および濾過記録に続いて、抽出した 上澄液の組成を逆相およびキラルHPLCにより測定した。結果を表8に示す。
表8 0−ドコツカスエリスロボリスDP −26によるR、S−ATAm加水分解H PLC” 口 れた モル 基質 −U −一土立土−−−−−−−−−(゛、 れた モル ATA+s  ATACS−ATAm R−ATAm 5−ATACR−ATACR,5−AT Aa+(12,1) 8.5 3.0 6.2 2.3 ND” 3.0”ND =検知せず 回収されたR−ATACのエナンチオマー過剰分は100%であった。
例19 プソイドモナス プチダ13−53−ACN−2aによるR、5−NPAs+の 5−NPACへの加水分解 プソイドモナス プチダ13−55−ACN−2aの凍結した細胞ペーストのサ ンプル25−gを室温にてリン酸塩緩衝液(100sM、 pH値: 7.2)  1 dへ添加した。次いでジメチルスルホキシド40μi中のR,S−NPA m lμモルを添加した。48時間撹拌しながら28°Cでインキュベージラン 後、反応物を3M H−tsO4でpH値3まで酸性化した。塩化メチレン4容 量を加え、懸濁液を30分間撹拌した。塩化メチレン相を除去し、窒素気流下に 蒸発乾固した。残渣をメタノールIW1に再度溶かした。抽出した上澄液の組成 を逆相)IPLCおよびキラルIIPLcにより測定し表9に示す。
表9 プソイドモナスプチダ13−5S−ACN−2aによるR、S−NPAm加水分 解+1PLCれた モル 基質 −正枇一 −一土立土−−−−−−−−−′ れた モル) NPAm  NPAC5−NPAs+ R−NPAm5−NPACR−NPACR,5−NP hs(1,0) 0.420.44 ND’ 0.42 0.44 ND””N O=検知せず 回収された5−NPACのエナンチオマー過剰分は100%であった。
例20 プソイドモナスプチダ13−55−ACN−2aによるR、5−IBAaの54 BACへの加水分解 プソイドモナスプチダ13−5S−ACN−2aの凍結した細胞ペーストのサン プル50a+gを室温にてリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値: 7.0)  1 dへ加えた0次いでジメチルスルホキシド40μl中のR,5−IBAs  9.8aモルを添加した。48時間撹拌しながら28℃にてインキュ永−シッ ン後、反応物を31’l HgSO4で酸性化してpH値3にした。塩化メチレ ン4容量を加えそして懸濁液を15〜30分間撹拌した。塩化メチレン層を除き 、窒素ガス流下に蒸発乾固し、残渣をアセトニトリル1mに懸濁させた。アセト ニトリル溶液の組成を逆相HPLCおよびキラルHPLCにより測定し、そして 表10に示す。
表10 プソイドモナスプチダ13−55−ACN−2aによるR、S−IBAmの加水 分解+1PLc れた モル 基質 −U−キール (゛ れた モル) IBA履IBAC54BAs+ R4BAm 5−IBA CR4BACR,54BA−(9,8) 4.8 1.3 1.4 3.4 1 .3 NO−”ND=検知せず R,S−IBAmの回収が不完全なのは主に実験誤差および/または基質の細胞 への吸着によるものであろう。回収された5−IBACのエナンチオマー過剰分 は100%であった。
例21 プソイドモナスプチダ2D−11−5−1bによるR、S−NPAmの5−NP ACへの加水分解 プソイドモナスプチダ2D−11−5−1bの凍結した細胞ペーストのサンプル 205gを室温にてリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値: 7.2) 1  idへ添加した0例19と同じ方法にてジメチルスルホキシド40μ!中のR, 5−NPA鋼1鋼上8モル加した。24時間のインキュベーションと例19と同 じ抽出記録に続いて、抽出された上澄液の組成を逆相11PLcおよびキラルH PLCにより測定しそして表11に示す。
表11 プソイドモナスプチダ2D〜1l−5−1bによるR、 5−NPAmの加水分 解HPLCれた モル 基質 −7Jl −一土立土−−−−−−−−−′ れた モル) NPAm  NPAC5−NPAs R−NPA+m 5−NPACR−NPACR,5−N P篩(1,0) 0.600.40 0.05 0.55 0.39 0.01 1回収れた5−NPACのエナンチオマー過剰分は95%であった。
例22 プソイドモナスプチダ2D−11−5−1bによるR、S−IBAm(7)S− IBACへの加水分解 プソイドモナスプチダ2D−11−5−1bの凍結した細胞ペーストのサンプル 50mgを室温にてリン酸塩緩衝液(10hM、 pH値: 7.0) 1 m へ添加した0例20と同じ方法で、ジメチルスルホキシド40μ!中のR,S− IBAm 9.8μモルを添加した。例20と同じインキュベージジンおよび抽 出記録に続いて、抽出した上澄液の組成を逆相HPLCおよびキラルHPLCに より測定し、表12に示す。
表12 プソイドモナスプチダ2D−11−5−1bによるR、S−NPAm加水分解H PLCれた モル R,S−IBAm(9,8) 3.8 2.1 0.6 3.2 2.0 0. IR,54BA+wの不完全な回収はほとんどが実験誤差および/または基質の 細胞への吸着によるものであった0回収された5−IBACのエナンチオマー過 剰分は90%であった。
例23 プソイドモナス種2D−11−5−1cによるR、5−NPAaの5−NPAC への加水分解プソイドモナス種菌株2D−11−5−1cの凍結した細胞ペース トのサンプル20+*gを、室温にてリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値:  7.2) 1 mへ加えた0例19と同じ方法で、ジメチルスルホキシド40 μ!中のR,5−NPA+* 1μモルを添加した0例19と同じインキュベー ションおよび抽出記録に続いて、抽出した上澄液の組成を逆相HPLCおよびキ ラル)IPLCにより測定し、表13に示す。
表13 プソイドモナス種2D−11−5−1cによるR、5−NPA+w加水分解HP LC口 れた モル) 基質 −U−キール (′、れた モル) NPA+w NPACS−NPAm R−NPh+ 5− NPACR−NPACR,S−NPAm(1,0) 0.540.48 ND’  0.54 0.47 0.01” ND=検知せず 回収された5−NPACのエナンチオマー過剰分は96%であった。
例24 セラッティアリクウエファシエンスMOB I?I/N3によるR、S−NPA mのNPACへの加水分解 セラッティアリクウエファシエンスMOB IM/N3の凍結した細胞ペースト のサンプル20+wgを室温にてリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値ニア、 2) 1 dへ加えた。例19と同じ方法で、ジメチルスルホキシド40μ!中 のR,S−NPAm I 11モルを添加した0例19と同じインキュベーショ ンおよび抽出経過に続いて、抽出した上澄液の組成を逆相HPLCおよびキラル HPLCにより測定しそして表14に示す。
表14 セラッティアリクウエファシエンスMOB IM/N3によるR、S−NPAm の加水分解 R,S−NPAm(1,0) 0.640.26 0.20 0.44 0.2 5 0.01゛回収された5−NPACのエナンチオマー過剰分は92%であっ た。
例25 セラッティアリクウエファシエンスMOB IM/N3によるR、5−IBA− の5−IBACへの加水分解 セラッティアリクウエファシエンスMOB IM/N3の凍結した細胞ペースト のサンプル50■を室温にてリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値ニア、0)  1 dへ添加した0例20と同じ方法で、ジメチルスルホキシド40μ!中の R,S−IBAm 9.8μモルを添加した0例20と同じインキュベーション および抽出記録に続いて、抽出した上澄液の組成を逆相HPLCおよびキラルI IPLcにより測定しそして表15に示す。
表15 セラッティアリクウェファシエンス、MOB rM/N3によるR、5−IBA −の加水分解 1’1PLCれた モル 基質 −1批−−一土立土一一−−−−−−−゛ れた モル IBAs+ r BAc 5−IBAII R4BA@ 54BACR−IBACR,5−IBA +++(9,8) 4.9 0.7 2.0 2.9 0.7 ND慕”ND= 検知せず R,S−IBAmの不完全な回収はほとんど実験誤差および/または基質の細胞 への吸着によるものであった0回収された5−IBACのエナンチオマー過剰分 は100%であった。
例26 モラキセーラ種3L−A−1−5−1a−1によるR、S−ATAmのR−AT ACへの加水分解 モラキセーラ種3L−A−1−5−1a−1の凍結した細胞ペーストのサンプル 50■を室温にてリン酸塩緩衝液(100d、 pH値: 7.0) 1 mへ 添加した0次いでジメチルスルホキシド40μl中のR,5−ATAs12.1 μモルを添加した。48時間撹拌しながら28℃にてインキュベーション後、反 ゛応懸濁液を遠心分離して細胞破片を除きそして上澄液を0.2μ膜フイルター に通した。上澄液の組成を逆相HPLCおよびキラルIIPLcにより測定し、 そして表16に示す。
表16 モラキセーラ種3L−A−1−5−1a−1によるR、S−ATAmの加水分解 1(PLCれた モル 基質 −1祖−−一土立及一一一一一一一一一、れた モル ATA■ATAC S−ATAm R−ATA■5−ATAC[1−ATACR,5−AT^■(1 2,1) 7.6 1.5 4.9 2.7 11111” 1.5”ND=検 知せず R,S−ATAmの不完全な回収はほとんどが実験誤差および/または細胞への 基質の吸着のためであった0回収された5−ATACのエナンチオマー過剰分は 100%であった。
例27 0−ドコツカスエリスロポリスDP−10およびブレビバクテリウム種R312 によるCPIA−生物転化の比較ロードコツカスエリスロポリスDP−10およ びブレビバクテリウム種R312の凍結した細胞ペーストのサンプル50mgを 室温にてリン酸塩緩衝液(100mM、 pH値: 7.0) 1 d容量へ添 加した0次いでジメチルスルホキシド40μi中の5−CPIAm9.4μモル または17.5−CI”r^■を添加した。50°Cにて2.5,8.16およ び24時間後、反応物を3MFItSO4で酸性化してpH値を3.0にした。
塩化メチレン4容量を加えそして残渣をメタノールladに懸濁させた。メタノ ール溶液の組成を逆相1(PLCにより測定した。比活性として表わされる結果 を表17に示す。
表17 0−ドコツ力スエリスロボリスロP−10およびブレビバクテリウム種1?31 2によるS−CPIAmおよびRoS−CPAmの加水分解生物転化時間 比活 性 (μモル B 5.2 4.4 16 4.1 2.1 24 2.9 1.6 プレビバクテリウム 2 2.4 3.3R31253,03,6 83,83,1 162,82,2 242,81,7 暑乾燥細胞重量 ロードコツカスエリスロポリスDP−10を用いた5−CPIAsおよびR,S −CPIAm両方の加水分解に対しより高い比活性が得られた。
FIG、1 要約書 酸のエナンチオマーの1つが、相当するRおよびSアミドの混合物のエナンチオ 選択性加水分解をエナンチオ選択性アミダーゼ活性を有する酵素的に活性な生物 学的物質の存在下に実施し、前記生物学的物質がロードコツカス(Rhodo  coccus) 、セラッティア(Serratia) 、モラキセーラ(Mo raxel la)またはプソイドモナス(Pseudomonas)の菌株か ら由来する方法により調製される。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成4年12月2千日

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.生物学的物質がロードコッカス(Rhodococcus)、セラッティア (Serratia)、モラキセーラ(Moraxella)またはプソイドモ ナス(Pseudomonas)の菌株から由来するものであり、ただし生物学 的物質はロードコッカス種(Rhodococcus sp.)AK32(FE RM BP−1046)またはプソイドモナス フルオレセンス(Pseudo monas fluorescens)NRRL B 981 またはIF0  3081から由来するものではないことを特徴とするエナンチオ選択性アミダー ゼ活性を有する酵素的に活性な生物学的物質の存在下に相当するRおよびSアミ ドの混合物のエナンチオ選択性加水分解により酸のエナンチオマーを調製する方 法。
  2. 2.前記酸が一般式I: X−CR1R2−COOH(I) (式中、Xはフェニル基またはナフチル基であってこれらの基は場合によりハロ ゲン原子、アルキル、アルコキシまたはベンゾイル基で置換されてもよい基を表 わし、R1はヒドロキシル、アミノまたはアルキル基を表わしそしてR2は水素 原子またはアルキル基を表わす)を有することからなる請求の範囲第1項に記載 の方法。
  3. 3.R1がヒドロキシまたはアルキル基である請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. 4.R2が水素原子である請求の範囲第2項または第3項に記載の方法。
  5. 5.前記アルキル基およびアルコキシ基は10個以下の炭素原子、好ましくは4 個以下の炭素原子を含む請求の範囲第2項〜第4項のいずれか1に記載の方法。
  6. 6.前記生物学的物質がロードコッカスの菌株から由来する請求の範囲第1項〜 第5項のいずれか1に記載の方法。
  7. 7.前記菌株がロードコッカス エリスロポリス(Rhodococcuser ythropolis)に属し、好ましくは菌株DSM 5910,6374, 6375もしくは6378またはこれらの変異細胞もしくは突然変異体である請 求の範囲第6項に記載の方法。
  8. 8.前記生物学的物質がセラッティアの菌株から由来する請求の範囲第1項〜第 5項のいずれか1に記載の方法。
  9. 9.前記菌株がセラッティア リクウエファシエンス(Serratialiq uefaciens)に属しそして好ましくは菌株MOB IM/N3またはそ の変異細胞もしくは突然変異体である請求の範囲第8項に記載の方法。
  10. 10.前記生物学的物質がモラキセーラの菌株から由来する請求の範囲第1項〜 第5項のいずれか1に記載の方法。
  11. 11.前記菌株がモラキセーラ種(Moraxella sp.)3L−A−1 −5−1a−1またはその変異細胞もしくは突然変異体である請求の範囲第10 項に記載の方法。
  12. 12.前記生物学的物質がプソイドモナス プチダ(Pseudomonasp utida)の菌株、好ましくは13−5S−ACN−2aまたは2D−11− 5−5−1bから、またはプソイドモナス種(Pseudomonas sp. )2D−11−5−1cまたはその変異細胞もしくは突然変異体から由来する前 出の請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1に記載の方法。
  13. 13.前記の得られたエナンチオマ−酸がS形である請求の範囲第1項〜第12 項のいずれか1に記載の方法。
  14. 14.前記の得られたエナンチオマ−酸がR形である請求の範囲第1項〜第12 項のいずれか1に記載の方法。
  15. 15.前記出発アミドは2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチルアミド (CPIAm)でありそして生物学的物質がロードコッカスの菌株から由来する 請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1に記載の方法。
  16. 16.前記の得られたエナンチオマ−酸がS形である請求の範囲第15項に記載 の方法。
  17. 17.前記出発アミドが2−フェニル−2−ヒドロキシプロピオンアミド(AT Am)でありそして生物学的物質がロードコッカスまたはモラキセーラの菌株か ら由来する請求の範囲第1項〜第7項、第10項および第11項のいずれか1に 記載の方法。
  18. 18.前記の得られたエナンチオマ−酸がR形である請求の範囲第17項に記載 の方法。
  19. 19.前記出発アミドが2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオンアミド (NPAm)であり生物学的物質がセラッティアまたはプソイドモナスの菌株か ら由来する請求の範囲第1項〜第5項、第8項、第9項および第12項のいずれ か1に記載の方法。
  20. 20.前記の得られたエナソチオマ−酸がS形である請求の範囲第19項に記載 の方法。
  21. 21.前記出発アミドが2−(4−イソブチルフェニル)プロピオンアミド(I BAm)であり生物学的物質がセラッティアまたはプソイドモナスの菌株から由 来する請求の範囲第1項〜第5項、第8項、第9項および第12項のいずれか1 に記載の方法。
  22. 22.前記の得られたエナンチオマ−酸がS形である請求の範囲第21項に記載 の方法。
  23. 23.エナンチオマ−過剰分が少なくとも85%、好ましくは少なくとも90% 、より好ましくは少なくとも約95%、さらにより好ましくは少なくとも約99 %、最も好ましくは少なくとも99.5%である請求の範囲第1項〜第22項の いずれか1に記載の方法。
  24. 24.転化度が約65%以上、より好ましくは約90%以上、さらにより好まし くは約95%以上、最も好ましくは約99%以上である請求の範囲第1項〜第2 3項のいずれか1に記載の方法。
  25. 25.前記生物学的物質が固定化されている請求の範囲第1項〜第24項のいず れか1に記載の方法。
  26. 26.前記物質がグルタルアルデヒドで架橋することにより固定化される請求の 範囲第25項に記載の方法。
  27. 27.反応アミド混合物を含む溶液または懸濁液を、固定化生物学的物質が保持 されている反応器に通す請求の範囲第1項〜第26項のいずれか1に記載の連続 方法。
  28. 28.加水分解を有機溶媒の存在下に行なう請求の範囲第1項〜第27項のいず れか1に記載の方法。
  29. 29.有機溶媒の量を全反応系の2〜20重量%にする請求の範囲第28項に記 載の方法。
  30. 30.前記溶媒が水混和性有機溶媒、好ましくはジメチルスルホキシドである請 求の範囲第28項または第29項に記載の方法。
  31. 31.前記溶媒が水不混和性有機溶媒好ましくは炭素原子数6〜9の芳香族また は脂肪族炭化水素、最も好ましくはトルエンまたはオクタンである請求の範囲第 28項または第29項に記載の方法。
  32. 32.前記生物学的物質が固定化されている請求の範囲第28項〜第31項のい ずれか1に記載の方法。
  33. 33.反応系が水相および溶媒相を含み、そして溶媒相および固定化物質が親水 性膜に保持される請求の範囲第32項に記載の方法。
  34. 34.Xがフェニル、p−クロロフェニル、p−イソブチルフェニル、3−ベン ゾイルフェニル、β−ナフチルまたは6−メトキシ−2−ナフチル基である請求 の範囲第2項〜第33項のいずれか1に記載の方法。
  35. 35.R1はヒドロキシ、メチル、エチルまたはイソプロピル基である請求の範 囲第2項〜第34項のいずれか1に記載の方法。
  36. 36.式Iで表わされる酸が2−(4−クロロフェニル)酪酸、2−(4−クロ ロフェニル)−3−メチル酪酸、(6−メトキシ−2−ナフチル)ヒドロキシプ ロピオン酸、2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸、2−フェニル−2 −ヒドロキシプロピオン酸または2−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸 である請求の範囲第35項に記載の方法。
  37. 37.ラセミアミドのエナンチオ選択性加水分解を含む請求の範囲第1項〜第3 6項のいずれか1に記載の方法。
  38. 38.未転化アミドをラセミ化しラセミ化アミドを再循環させた後で前記加水分 解を行なう請求の範囲第37項に記載の方法。
  39. 39.前記生物学的物質が完全なまたは分裂した形で酵素的に活性な微生物細胞 を含む請求の範囲第1項〜第38項のいずれか1に記載の方法。
  40. 40.ほとんど水の不存在下に強塩基性イオン変換樹脂とアミドとを接触させる ことからなるRまたはSアミドをラセミ化する方法。
  41. 41.前記樹脂が強塩基性ゲル型樹脂である請求の範囲第40項に記載の方法。
  42. 42.前記樹脂が第四アンモニウム官能基を含む請求の範囲第41項に記載の方 法。
  43. 43.ロードコッカス、セラッティア、モラキセーラまたはプソイドモナスの菌 株から由来するものであってただしロードコッカス種AK32(FERM BP −1046)またはプソイドモナス フルオレセンスNRRL B981または IF0 3081からは由来しない物質の生物学的に純粋な培養物。
  44. 44.エナンチオ選択性アミダーゼの構成性産生が特徴的な請求の範囲第43項 に記載のロードコッカス菌株の生物学的に純粋な培養物。
  45. 45.ロードコッカス エリスロポリスの菌株、好ましくは菌株DSM5910 ,6374,6375もしくは6378またはその変異細胞もしくは突然変異体 の請求の範囲第44項に記載の培養物。
  46. 46.前出の方法の請求の範囲各項のいずれか1に記載の方法に使用するための エナンチオ選択性アミダーゼ活性を有する固定化した酵素的に活性な生物学的物 質。
  47. 47.グルタルアルデヒドで架橋することにより固定化された請求の範囲第46 項に記載の薬剤。
  48. 48.エナンチオ選択性アミダーゼ活性を有することが特徴的な、ロードコッカ ス、セラッティア、モラキセーラまたはプソイドモナスの菌株から由来する生物 学的物質であってただしロードコッカス種AK32(FERM BP−1046 )またはプソイドモナス フルオレセンスNRRL B981またはIF0 3 081からは由来しない生物学的物質。
  49. 49.ロードコッカス エリスロポリス、最も好ましくは菌株DSM5910, 6374,6375もしくは6378またはその変異細胞もしくは突然変異体か ら由来する請求の範囲第48項に記載の生物学的物質。
  50. 50.ニトリルまたはアミドを含まない培地中でロードコッカスのアミダーゼ産 生菌株を培養することを含むエナンチオ選択性アミダーゼ活性を有する生物学的 物質の調製方法。
  51. 51.ここで記載した新規特徴または特徴の組合せ。
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