JPH0550702U - 電磁コイルのリード端子構造 - Google Patents

電磁コイルのリード端子構造

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JPH0550702U
JPH0550702U JP10894891U JP10894891U JPH0550702U JP H0550702 U JPH0550702 U JP H0550702U JP 10894891 U JP10894891 U JP 10894891U JP 10894891 U JP10894891 U JP 10894891U JP H0550702 U JPH0550702 U JP H0550702U
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bent
bent portion
coil
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一美 大倉
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株式会社京浜精機製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】コイル巻作業時に、端子の特定位置に確実にリ
ード線を折曲られる電磁コイルのリード端子構造を提供
する。 【構成】非磁性合成樹脂製ボビンに巻回されたコイルと
該ボビンに埋設された導電性L形板状端子5を有し、コ
イル端部リード線を端子に接続した電磁コイルに於て、
水平端子部5Aと垂直端子部5BとでL形に形成する。
端子部5Aの先端部に該端子部5Aの板を含む逆U字状
折曲部5Dを形成し、それより後端方向の端子部5Aの
上端面5E上に板面5Cに沿い垂直方向の係止突部5F
を設け、コイル端部のリード線を係止突部5Fで折曲し
て折曲部5D内に配置し、折曲部5Dに当接される電極
をもってリード線を折曲部5D内に電着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁コイルのリード線とターミナルとの電着構造に関し、電磁弁等 への使用に適した電磁コイルのリード端子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電磁コイルは、非磁性の合成樹脂材料からなるボビンに巻回されたコ イルの巻始め、巻終りのリード線がボビンに一体的に埋設されたターミナルと電 気的に接続され、このターミナルを介してコイルに入力される外部信号に従って 可動鉄心を固定鉄心に対して磁気吸引して電磁弁等を作動させる。従来の電磁コ イルのリード端子構造について図5から図8によって説明する。まずターミナル 1について図5、図6により説明する。ターミナル1は導電性板材料よりなるL 形状をなし、図5において水平方向にのびる一側のターミナル部1Aがリード線 に接続され、図5において垂直方向にのびる他側のターミナル部1Bより外部信 号が入力される。一側のターミナル部1Aには、その先端部より、一側のターミ ナル部1Aの板面1Cを含む逆U字形の折曲部1Dと、折曲部1Dよりlだけ離 れた位置にあって、一側のターミナル部1Aの上端面1Fより下方に向かってへ こんだ係止溝1Eが穿設される。そして、このターミナル1は一側のターミナル 部1A、他側のターミナル部1BのL形の折曲部分がボビン2の射出成形時にお いて、ボビン2に一体成形されて埋設されるもので、ターミナル1の一側のター ミナル部1A、及び他側のターミナル部1Bの先端部はそれぞれボビン2より突 出する。このようにボビン2に埋設されたターミナル1の一側のターミナル部1 Aにコイルのリード線Lを接続するには次の如く行なわれる。ボビン2にコイル を巻回す作業は一般的に巻線機によって機械的に巻回されるものであって、この コイル巻作業において、リード線Lは一定の荷重で引張られた状態であって、し かも折曲部1Dの内側1G内の一定位置に配置される必要がある。この為にリー ド線Lは、一側のターミナル部1Aの板面1Cの裏面の面Aより表側の面Bに上 端面1Fを介して引回され、折曲部1Dの右端面Cにて折曲され、折曲部1Dの 内側1G内に配置され、次いでリード線Lは一側のターミナル部1Aの表面B上 を通って係止溝1E内に係止された後に再び一側のターミナル部1Aの裏側の面 A側へ引回される。そして、折曲部1Dの両外側面より電極を当接して圧着し、 もって折曲部1Dの内側1G内にリード線Lを電着するものである。
【0003】 このような巻線機による巻線作業によると、一側のターミナル部1Aの係止溝 1E内にリード線Lが確実に係止されない場合があり、この時、リード線Lは折 曲部1Dの左端面Dにて折曲されて引回されることになる。この状態は7の一点 鎖線で示される。これによると、次の問題を有す。リード線Lは折曲部1Dに おける電着による応力と、折曲部1Dの左端面Dにおけるコイル巻きによる引張 応力とを受けるものであって、応力を受ける部分が近接することによってリード 線Lの引張りに対するタフネスが低下する。リード線Lは折曲部1Dの左端面 Dにて折曲されるが、このリード線Lの折曲部分は折曲部1Dの電着時において 、加熱される。これによるとリード線は硬化して弾性力が低下してリード線の引 張りに対するタフネスが低下する。前述の如く、リード線Lの折曲部分が加熱 されると、リード線を被膜しているポリアミドイミド等の樹脂材料が焼けてリー ド線Lの表面が酸化することがあり、この折曲部分のキズの検査がやりにくい。 このようなことから従来においては、リード線Lが一側のターミナル1Aの係止 溝1E内に確実に係止されているか、拡大境等を使用いて二重、三重の検査をす るもので、この検査によると、検査工数が増えるのみならず多量生産に適さない ものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、巻線機によるコイル巻作業時において、ターミナルの特定された位 置において確実にリード線を折曲することのできる電磁コイルのリード端子構造 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的達成の為に、非磁性合成樹脂材料からなるボビンに巻回され たコイルと、前記ボビンに一体的に埋設された導電性材料よりなるL形板状のタ ーミナルとを有し、コイルの端部のリード線をターミナルに電気的に接続した電 磁コイルに於て、ターミナルを水平方向にのびる一側のターミナル部と、垂直方 向にのびる他側のターミナル部とによってL形に形成し、一側のターミナル部に は、その先端部近傍に一側のターミナル部の板面を含む逆U字状の折曲部を形成 するとともに折曲部より(l)だけ後端に向かって離れた一側のターミナル部の 上端面上に一側のターミナル部の板面に沿って垂直方向にのびる係止突部を設け 、コイルの端部のリード線を係止突部にて折曲して折曲部の内側に配置し、折曲 部に当接される電極をもってリード線を折曲部内に電着したものである。
【0006】
【作用】
コイルの端部のリード線は、係止突部にて折曲部に向かって折曲されて折曲部 の内側に配置され、折曲部においてリード線はターミナルに電着される。リード 線は折曲部に向かって常に一定なる位置にある係止突部で折曲されるので折曲部 に向かうリード線の折曲が確実に行なわれるとともに係止突部によるリード線の 折曲位置と折曲部による電着位置を常に一定距離だけ離して配置できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案になる電磁コイルのリード端子構造の一実施例を図1から図4に よって説明する。図1、図2によってターミナル5について説明する。ターミナ ル5は導電性材料よりなるL型形状をなし、水平方向に向かってのびる一側のタ ーミナル部5Aと垂直方向に向かってのびる他側のターミナル部5Bとよりなる 。一側のターミナル部5Aの先端部近傍には、一側のターミナル部5Aの板面5 Cを含んで逆U字形に曲がった折曲部5Dが形成され、折曲部5Dより後端に向 かって(l)だけ離れた一側のターミナル部5Aの上端面5E上には一側のター ミナル部5Aの板面5Cに沿って垂直方向の上方に(P)だけ突出する係止突部 5Fが形成される。そして、このターミナル5は一側のターミナル部5A、他側 のターミナル部5BのL形の折曲部分がボビン2の射出成形時においてボビン2 に一体成形されて埋設されるもので、ターミナル1の一側のターミナル部5A及 び他側のターミナル部5Bの先端部はそれぞれボビン2より突出する。
【0008】 このようにボビン2に埋設されたターミナル5の一側のターミナル部5Aにコ イルのリード線Lを接続するには図3、図4の如く行なわれる。コイルのリード 線Lは、一側のターミナル部5Aの板面5Cの裏面Aを通り、折曲部5Dの右端 面5G部分に引出された後にこのリード線Lは板面5Cの表面Bにあって折曲部 5Dの内側5Hを通って係止突部5Fの左端面5Jに達し、この係止突部5Fの 左端面5Jにて折曲されて板面5Cの裏面Aに導き出される。これと同時に、折 曲部5Dの互いに対向する両側面の外周面に電着用電極を接触させる。これによ ると、折曲部5D、リード線Lが電気抵抗によって発熱し、折曲部5Dの内側5 Hとリード線Lの接触部分が溶着してそれらが電気的に接続される。
【0009】 かかる状態にあって、特に注目されなければならないことは、リード線Lは、 折曲部5Dの内側5Hにあるとともに係止突部5Fの左端面5Jにて確実に一側 のターミナル部5Aの裏面Aに折曲されることにある。従って、係止突部5Fの 左端面5Jにて折曲されたリード線Lの折曲部分Dと折曲部5Dとは常に一定の 距離だけ離れて配置されるものでリード線の折曲部分Dが一側のターミナル部5 Aの折曲部5Dに近接したりすることがない。従って、リード線Lの折曲部分D が折曲部5Dに近接したことによる問題点を全て解消し得るものである。
【0010】 又、係止突部5Fの一側のターミナル部5Aの上端面5Eから係止突部5Fの 上端面5Kとの距離(P)を、一側のターミナル部5Aの上端面5Eから折曲部 5Dの内上底部5Cとの距離(N)の三倍以上としたことによると、リード線L の上方へ移動は折曲部5Dの内上底部5Cによって制限され、そのとき係止突部 5Fの上端面5Kはリード線Lより更に上方に配置されるので、係止突部5Fに よってリード線Lを確実に折曲できるものでリード線Lが係止突部5Fより外れ ることを完全に抑止できたものである。
【0011】
【考案の効果】 本考案になる電磁コイルのリード端子構造によると、非磁性合成樹脂材料から なるボビンに巻回されたコイルと、前記ボビンに一体的に埋設された導電性材料 よりなるL形板状のターミナルとを有し、コイルの端部のリード線をターミナル に電気的に接続した電磁コイルに於て、ターミナルを水平方向にのびる一側のタ ーミナル部と、垂直方向にのびる他側のターミナル部とによってL形に形成し、 一側のターミナル部には、その先端部近傍に一側のターミナル部の板面を含む逆 U字状の折曲部を形成するとともに折曲部より(l)だけ後端に向かって離れた 一側のターミナル部の上端面上に一側のターミナル部の板面に沿って垂直方向に のびる係止突部を設け、コイルの端部のリード線を係止突部にて折曲して折曲部 の内側に配置し、折曲部に当接される電極をもってリード線を折曲部内に電着し たので一側のターミナル部の折曲部における電着によるリード線の応力と、係 止突部によるリード線の折曲部分の曲げによるリード線の応力とを受ける部分が 近接することがないのでリード線のタフネス低下が抑止できる。一側のターミ ナル部の折曲部が電着によって加熱されても、係止突部によるリード線の折曲部 分が電着部より離れた位置にあることからリード線の折曲部分の温度上昇は抑止 され、リード線の熱硬化によるタフネス低下を抑止できる。折曲部分における リード線の温度上昇がないことより、この部における酸化被膜の生成がないので 、この部の検査が容易で且つ正確に行なえるものである。係止突部を一側のタ ーミナル部の板面に沿って垂直方向に同一面をもって形成したので製作時におい て曲げが不要となり、単にプレス打抜きによって形成できたのでターミナルの製 造コストの低減を達成できた。
【0012】 又、係止突部の一側のターミナル部の上端面から係止突部の上端面との距離( P)を、一側のターミナル部の上端面から折曲部の内上底部との距離(N)の三 倍以上としたことによると、係止突部におけるリード線の折曲保持が正確に行な いうるもので係止突部からリード線が外れるという不具合を完全に抑止できたも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる電磁コイルのリード端子構造に係
わるターミナルの正面図である。
【図2】図1のターミナルの斜視図である。
【図3】図1のターミナルにリード線を接続する状態を
示す上部平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】従来のターミナルを示す正面図である。
【図6】図5の斜視図である。
【図7】図5のターミナルにリード線を接続する状態を
示す上部平面図である。
【図8】図7の側面図である。
【符号の説明】
5 ターミナル 5A 一側のターミナル 5B 他側のターミナル 5C 板面 5D 折曲部 5E 上端面 5F 係止突部 5H 折曲部5Dの内側 5K 係止突部5Fの上端面 5L 折曲部5Dの内上底部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性合成樹脂材料からなるボビンに巻
    回されたコイルと、前記ボビンに一体的に埋設された導
    電性材料よりなるL形板状のターミナルとを有し、コイ
    ルの端部のリード線をターミナルに電気的に接続した電
    磁コイルに於て、ターミナル5を水平方向にのびる一側
    のターミナル部5Aと、垂直方向にのびる他側のターミ
    ナル部5BとによってL形に形成し、一側のターミナル
    部5Aには、その先端部近傍に一側のターミナル部5A
    の板面5Cを含む逆U字状の折曲部5Dを形成するとと
    もに折曲部5Dより(l)だけ後端に向かって離れた一
    側のターミナル部5Aの上端面5E上に一側のターミナ
    ル部5Aの板面5Cに沿って垂直方向にのびる係止突部
    5Fを設け、コイルの端部のリード線Lを係止突部5F
    にて折曲して折曲部5Dの内側5Hに配置し、折曲部5
    Dに当接される電極をもってリード線Lを折曲部5D内
    に電着してなる電磁コイルのリード端子構造。
  2. 【請求項2】 前記、係止突部の一側のターミナル部5
    Aの上端面5Eから係止突部5Fの上端面5Kとの距離
    (P)を、一側のターミナル部5Aの上端面5Eから折
    曲部5Dの内上底部5Cとの距離(N)の三倍以上とし
    てなる請求項1記載の電磁コイルのリード端子構造。
JP10894891U 1991-12-07 1991-12-07 電磁コイルのリ―ド端子構造 Expired - Lifetime JP2514415Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017069300A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 新電元メカトロニクス株式会社 ソレノイド

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