JPH0624968Y2 - 電磁コイルのリード端子構造 - Google Patents

電磁コイルのリード端子構造

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JPH0624968Y2
JPH0624968Y2 JP8368590U JP8368590U JPH0624968Y2 JP H0624968 Y2 JPH0624968 Y2 JP H0624968Y2 JP 8368590 U JP8368590 U JP 8368590U JP 8368590 U JP8368590 U JP 8368590U JP H0624968 Y2 JPH0624968 Y2 JP H0624968Y2
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JP
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terminal
lead wire
bent portion
bent
coil
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JP8368590U
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JPH0442709U (ja
Inventor
光昭 坂本
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株式会社京浜精機製作所
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電磁コイルのリード線とターミナルとの電着
構造に関し、 電磁弁等への使用に適した電磁コイルのリード端子構造
に関する。
[従来の技術] 一般に、電磁コイルは、非磁性合成樹脂材料からなるボ
ビンに巻回されたコイルのリード線がボビンに一体的に
埋設されたターミナルと電気的に接続され、このターミ
ナルを介して入力する外部信号に従って可動鉄心を磁気
吸引して電磁弁等を作動させる。
従来の電磁コイルのリード端子構造について第5図〜第
8図により説明する。
まずターミナル1について第5図、第6図により説明す
る。
ターミナル1は板状をなし、水平部分の一側のターミナ
ル1Aがリード線に接続され、垂直部分の他端のターミ
ナル1Bより外部信号が入力される。一側のターミナル
1Aには、その先端部より、ターミナルの板面1Cを含
む略U字形の折曲部1Dと、折曲部1Dより離れた位置
に係止溝1Eか穿設される。
そして、このターミナル1はL形の折曲部分がボビン2
に埋設されるもので、ボビン2より一側のターミナル1
A、他側のターミナル1Bはそれぞれ突出する。
このようにボビン2に埋設されたターミナル1の一側の
ターミナル1Aにコイルを含むリード線Lを接続するに
は次の如く行なわれる。
ボビン2にコイルを巻回する作業は一般的に巻線機によ
って機械的に巻回されるものであって、このコイル巻作
業において、リード線Lを含むコイルは一定の荷重で引
張られた状態であってしかも折曲部1Dの内側1F内の
一定位置に配置される必要がある。
この為にリード線Lは一側のターミナル1Aの板面1C
の裏側の面1Gより表側の面1Hに引回され、折曲部1
Dの一側の端面1Dにて折曲されて折曲部1Dの内側
1F内に配置され、次いで係止溝1E内に係止された後
に裏側の面1G側へ引回される。
そして、折曲部1Dの両側より当接させた電極をもって
折曲部1Dの内側1F内にリード線(L)を電着するも
のである。
このような巻線機による巻線作業によると、一側のター
ミナル1Aの係止溝1E内にリード線Lが確実に係止さ
れない場合があり、この時、リード線Lの引回し側の折
曲部分が折曲部1Dの他側の端面1Dにて折曲されて
引回されることになる。この状態は第7図の一点鎖線で
示される。
このように、リード線Lが係止溝1E内に係止されず、
折曲部1Dの電着部分と折曲部1Dの他側の端面1D
との折曲部分が近接すると、次の問題を有す。
リード線Lは折曲部1Dにおける電着による応力と、
折曲部1Dの他側の端面1Dにおける折曲による応力
とを受けるものであって、応力を受ける部分が近接する
ことによってリード線Lの引張りに対するタフネスが低
下する。
リード線Lは折曲部1Dの他側の端面1Dにて折曲
されるが、このリード線Lの折曲部分は折曲部1Dの電
着時において、加熱される。
これによるとリード線は硬化して弾性力が低下してリー
ド線の引張りに対するタフネスが低下する。
、前記で述べた如く、リード線Lの折曲部分が加熱
されると、リード線を被膜しているポリアミドイミド等
の樹脂材料が焼けてリード線Lの表面が酸化することが
あり、この折曲部分のキズの検査がやりにくい。
このようなことから従来においては、リード線Lが一側
のターミナル1Aの係止溝1E内に確実に係止されてい
るか、二重、三重の検査をするもので、この検査による
と、検査工数が増えるのみならず多量生産に適さないも
のであった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、巻線機によるコイル巻作業時において、ター
ミナルの特定された位置において確実にリード線を折曲
することのできる電磁コイルのリード端子構造を提供す
ることにある。
[問題点を解決する為の手段] 本考案は前記目的達成の為に、非磁性合成樹脂材料から
なるボビンに巻回されたコイルと、前記ボビンに一体的
に埋設された板状のターミナルとを有する電磁コイルに
於て、 コイルのリード線が接続される一側のターミナルに、タ
ーミナルの先端部よりターミナルの板面を含む逆U字形
の折曲部と、該折曲部より離れた位置にあって、ターミ
ナルの板面を含むL形の突部とを形成し、折曲部の内側
にリード線を係合しつつその間に挟持するとともに突部
の端面にてリード線を折曲げ、折曲部に当接される電極
をもって、リード線とターミナルとを電気的に接続した
ものである。
[作用] 而して、リード線の引出し側は折曲部の内側に配置され
た後にL形の突部を介して折曲されるもので、常にリー
ド線は一定の位置で折曲されるもので電着される折曲部
より一定位置離れたところでリード線を折曲することが
できる。
[実施例] 以下、本考案になる電磁コイルのリード端子構造の一実
施例を第1図〜第4図により説明する。
第1図、第2図はターミナル20を示す。
ターミナル20は金属材料で板状を成しL形に形成さ
れ、水平部分にリード線Lを接続する一側のターミナル
20Aを形成し、垂直部分に外部信号が入力される他側
のターミナル20Bを形成する。
一側のターミナル20Aの端部Aの近傍には板面20C
を含んで逆U字形の折曲部20Dが形成され、この折曲
部20Dの内側Bがリード線Lを収納する。
折曲部20Dより一定距離l離れた(端部Aから離れる
側へ)位置に板面20Cより突起する突部20Eが形成
されるもので、この突部20Eは板面20Cを含んでL
形に形成される。
そして、正負一対のターミナル20は第3図、第4図に
示されるようにL形の折曲した部分Cがボビン2に埋設
されるもので、他側のターミナル20Bはボビン2の上
方に向かって突起し、一側のターミナル20Aはボビン
2の側方に向かって突起する。
そして、対をなすターミナルのうち一方のターミナルに
ボビン2に巻回されるコイルの巻きはじめのリード線が
電気的に接続され、他方のターミナルにコイルの巻きお
わりのリード線が電気的に接続される。
このターミナル20にコイルの端部のリード線を接続す
る方法につき具体的に第3図、第4図により説明する。
リード線Lは、一側のターミナル20Aの板面20Cの
裏側を通り折曲部20Dの一側の端面20D部分に引
出された後にこのリード線Lは板面20Cの表面にあっ
て折曲部20Dの内側Bを通って突部20Eの他側の端
面20Eにて折曲されて板面20Cの裏面に導き出さ
れる。
これと同時に折曲部20Dの対向する両側面の外周面に
電着用電極を接触させる。
これによると、折曲部20D、リード線Lが電気抵抗に
よって発熱し、折曲部20Dの内側Bとリード線Lの接
触部分が溶着してそれらが電気的に接続される。
かかる状態にあって、特に注目されなければならないこ
とは、リード線Lは、折曲部20Dの内側Bにあるとと
もに突部20Eの他側の端面20Eにて確実に裏面に
折曲されることにある。
これは係止溝にかえてL形の突部20Eを設けたことに
よって達成される。
従って、突部20Eの他側の端面20Eにて折曲され
た折曲部分の先にあるコイルをボビン2に巻回す際にお
いても、この折曲部分は折曲部20Dに対して確実に一
定なる位置にあって折曲部20Dに全く近接することが
ないものである。
従って、リード線の折曲部分が折曲部20Dに近接した
ことによる問題点を全て解消し得るものである。
尚、本例のターミナルはL形としたがその形状に何等限
定されるものでなく、折曲部及び突部を持てば前記効果
を達成し得る。
[考案の効果] 本考案によると非磁性合成樹脂材料からなるボビンに巻
回されたコイルと、前記ボビンに一体的に埋設された板
状のターミナルとを有する電磁コイルに於て、 コイルのリード線が接続される一側のターミナルに、タ
ーミナルの先端部よりターミナルの板面を含む逆U字形
の折曲部と、該折曲部より離れた位置にあって、ターミ
ナルの板面を含むL形の突部とを形成し、折曲部の内側
にリード線を係合しつつその間に狭持するとともに突部
の端面にてリード線を折曲げ、折曲部に当接される電極
をもって、リード線とターミナルとを電気的に接続した
のでリード線は突部の端面にて確実に折曲げられ、リー
ド線を電着する折曲部と近接することがないので、 折曲部における電着による応力と、折曲部分の曲げに
よる応力とが近接することによるリード線のタフネス低
下が抑止できる。
折曲部が電着によって加熱されても、折曲部分が電着
部より離れた位置にあることから折曲部分の温度上昇は
抑止され、リード線の熱硬化によるタフネス低下を抑止
できる。
で述べた如く、折曲部分におけるリード線の温度上
昇がないことより、この部における酸化被膜の生成がな
いので、この部の検査が容易で且つ正確に行なえるもの
である。
リード線が突部の端面にて確実に折曲されたのでこの
部の検査が不要となり生産性の著しい向上を図ることが
できた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す。 第1図はターミナルの正面図、第2図は第1図の右側面
図、第3図はボビンに埋設されたターミナルにリード線
を接続した状態を示す上部平面図、第4図は第3図の正
面図、第5図〜第8図は従来例を示すもので、第5図は
ターミナルの正面図、第6図は第5図の右側面図、第7
図はボビンに埋設したターミナルにリード線を接続した
上部平面図、第8図は第7図の正面図である。 20……ターミナル 20A……一側のターミナル 20B……他側のターミナル 20D……折曲部 20E……突部 B……折曲部の内側 L……リード線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性合成樹脂材料からなるボビンに巻回
    されたコイルと、前記ボビンに一体的に埋設された板状
    のターミナルとを有する電磁コイルに於て、 コイルのリード線が接続される一側のターミナルに、タ
    ーミナルの先端部よりターミナルの板面を含む逆U字形
    の折曲部と、該折曲部より離れた位置にあって、ターミ
    ナルの板面を含むL形の突部とを形成し、折曲部の内側
    にリード線を係合しつつその間に挟持するとともに突部
    の端面にてリード線を折曲げ、折曲部に当接される電極
    をもって、リード線とターミナルとを電気的に接続して
    なる電磁コイルのリード端子構造。
JP8368590U 1990-08-07 1990-08-07 電磁コイルのリード端子構造 Expired - Lifetime JPH0624968Y2 (ja)

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JPH0442709U JPH0442709U (ja) 1992-04-10
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