JPH0622909Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

Info

Publication number
JPH0622909Y2
JPH0622909Y2 JP1986170965U JP17096586U JPH0622909Y2 JP H0622909 Y2 JPH0622909 Y2 JP H0622909Y2 JP 1986170965 U JP1986170965 U JP 1986170965U JP 17096586 U JP17096586 U JP 17096586U JP H0622909 Y2 JPH0622909 Y2 JP H0622909Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
yoke
movable contact
conductive wire
wiring pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986170965U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6377240U (ja
Inventor
均 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP1986170965U priority Critical patent/JPH0622909Y2/ja
Publication of JPS6377240U publication Critical patent/JPS6377240U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622909Y2 publication Critical patent/JPH0622909Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンデンサやランプ負荷のような突入電流が
発生する負荷の開閉を行なう電磁継電器に関する。
[従来の技術] 従来、この種の電磁継電器としては、例えば、第5図乃
至第7図に示すようなものがある。
このものは、励磁用コイルを巻回した鉄心1と、ヨーク
2と、アーマチュア3と、可動接点4を有する可動接点
ばね5と、外部端子6に接続した配線パターン7を有す
る基板8と、導電線9とを有し、可動接点4と可動接点
ばね5と配線パターン7と外部端子6とを順次電気的に
接続している。
なお、これらの図において、10は電流の方向、11は
磁界の方向、12a,12bは磁束の方向を夫々示す。
[解決すべき問題点] しかしながら、このような従来の電磁継電器にあって
は、導電線9が鉄心1及びヨーク2を一括して囲むよう
に巻回されていて、導電線9及び鉄心1により形成され
た磁路の磁束12aと、導電線9及びヨーク2により形
成された磁路の磁束12bとが互いの磁力を打ち消し合
うように働く構造となっていたため、コンデンサやラン
プ負荷を接点により閉成する際に生じる突入電流を防ぐ
に十分な誘導電流が得られず、接点寿命を長くすること
ができないという問題点があった。
[問題点の解決手段] 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、励
磁用コイルを巻回した鉄心と、この鉄心の一端に磁気的
に接続したヨークと、前記励磁用コイルへの通電に応答
して前記鉄心に吸収されるアーマチュアと、可動接点を
有し且つ前記アーマチュアに固着した可動接点ばねと、
前記ヨークの背面に配置され且つ外部端子に接続した配
線パターンを有する基板と、前記鉄心及び前記ヨークに
対しその外側に8字状に巻回し又は前期ヨークのみに対
し円状に巻回することにより該鉄心及びヨーク又は該ヨ
ーク内に閉磁路を形成する導電線と、を有し、前記可動
接点と前記可動接点ばねと前記配線パターンと前記導電
線と前記外部端子とを順次電気的に接続したことを特徴
としている。
[実施例] 次に、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は、
その磁界の方向と電流の方向との関係を示す説明図、第
3図は、同じく磁束の方向を示す説明図である。なお、
これらの図において、従来と同一部分には同一符号を付
して説明する。
まず、構成すると、図中1は、励磁用コイルを巻回した
鉄心であり、L字形をなすヨーク2のベース片2a上に
載置して両者1,2を磁気的に接続している。ヨーク2
は、上記ベース片2aと、このベース片2aの一端から
上方に突出する立上り片2bとからなり、立上り片2b
の上部には、L字形をなす可動接点ばね5の基部5aを
固定している。
可動接点ばね5の、基部5aに連続するばね部5bは、
鉄心1の上方においてベース片2aと同方向に延びてお
り、鉄心1の上面に対向して配したアーマチュア3を固
定しているとともに、先端には可動接点4を設けてい
る。可動接点4は、ヨーク2に固定した支持枠13に設
けた固定接点14に臨ませており、励磁用コイルへの通
電に応答して鉄心1に吸引されるアーマチュア3の作動
により、可動接点4と固定接点14との間が接続又は遮
断される。
また、8は、ヨーク2の、立上り片2bの背面に配置さ
れたプリント基板であり、このプリント基板8には、あ
る形状の配線パターン7を設けているとともに、その配
線パターン7には、前記可動接点ばね5の基部5aと外
部端子6とを個別に固定している。そして、第2図に示
すように全体として閉磁路を形成するように鉄心1及び
ヨーク2に対しその外側に導電線9を8字状に巻回し又
は前記ヨーク2のみに対し導電線9を円状に巻回して、
当該導電線9の一端を配線パターン7に接続するととも
に、その他端を可動接点ばね5のばね部5bに接続して
いる。
更により詳しく説明すると、上記可動接点4が設けられ
た可動接点ばね5は、半田付あるいは圧着等によってプ
リント基板8上の配線パターン7に接続され、この配線
パターン7に導電線9の一端が接続され、かつこの導電
線9は半田付あるいは圧着によって外部端子6に接続さ
れている。
そして上記したプリント基板8は、導電線9をヨーク2
や鉄心1に巻回するための一手段であり、絶対的なもの
ではない。閉ループの導電線9は誘導成分を有するもの
であるが、閉ループ内に鉄などの透磁率の高い材料が存
在し、かつ材料内で同一方向に磁束が発生するような場
合、誘導成分は一層大きくなる。誘導成分を大きくする
ことが本考案の目的であり、誘導成分により、突入電流
をなまらせることによる接点寿命の延長を効果としてい
るものである。
次に、本実施例の動作について説明する。
鉄心1に巻回した励磁用コイルに通電すると、これによ
り生じた電磁力によってアーマチュア3が鉄心1に吸引
され、このアーマチュア3が固定された可動接点ばね5
のばね部5bが同方向に弾性変形して、ばね部5bの先
端に設けた可動接点4がヨーク2側に設けられた固定接
点14に接触する。そのため、可動接点ばね5と配線パ
ターン7と導電線9と外部端子6とが順次電気的に接続
される。
この場合、第2図に示すように全体として閉磁路を形成
するように導電線9を鉄心1及びヨーク2に巻回してい
るため、鉄心1及びヨーク2には、同図に示す方向に向
かう磁界11が発生する。そのため、第3図に示すよう
に導電線9と鉄心1により形成された磁路の磁束12a
と、導電線9とヨーク2により形成された磁路の磁束1
2bとが同方向に作用して、互いの磁力を打ち消し合わ
ないように働く。その結果、コンデンサやランプ負荷等
の接点を閉成する際に生じる突入電流を防ぐために十分
な誘導電流を得ることができ、従って、接点寿命を大幅
に長くすることができる。
第4図には、本考案の他の実施例を示す。
本実施例は、導電線9でヨーク2のみを巻回するように
したものである。
この場合、鉄心1側には磁路が形成されず、従って、ヨ
ーク2側磁路の磁束を低減させる磁路が生じないため、
前記実施例と同様に突入電流を防ぐために十分な誘導電
流を得ることができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、導電線を鉄
心及びヨークに対しその外側に8字状に巻回し、又はヨ
ークのみに対しその外側に円状に巻回して、これらの周
囲に閉磁路を形成する構造としたため、コンデンサやラ
ンプ負荷等の接点を閉成する際に生じる突入電流を防ぐ
ために十分な誘導電流を得ることができ、従って、接点
寿命を大幅に長くして、電磁継電器の耐久性を向上する
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図はその
磁界の方向と電流の方向との関係を示す説明図、第3図
は同じく磁束の方向を示す説明図、第4図は本考案の他
の実施例を示す斜視図、第5図は従来の電磁継電器を示
す斜視図、第6図はその磁界の方向と電流の方向との関
係を示す説明図、第7図は同じく磁束の方向を示す説明
図である。 1:鉄心、2:ヨーク 3:アーマチュア、4:可動接点 5:可動接点ばね、6:外部端子 7:配線パターン、8:基板 9:導電線、10:電流の方向 11:磁界の方向、12a,12b:磁束の方向 14:固定接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】励磁用コイルを巻回した鉄心と、この鉄心
    の一端に磁気的に接続したヨークと、前記励磁用コイル
    への通電に応答して前記鉄心に吸収されるアーマチュア
    と、可動接点を有し且つ前記アーマチュアに固着した可
    動接点ばねと、前記ヨークの背面に配置され且つ外部端
    子に接続した配線パターンを有する基板と、前記鉄心及
    び前記ヨークに対しその外側に8字状に巻回することに
    より該鉄心及びヨーク内に磁束が同一方向に一周する閉
    磁路を形成する導電線と、を有し、前記可動接点と前記
    可動接点ばねと前記配線パターンと前記導電線と前記外
    部端子とを順次電気的に接続したことを特徴とする電磁
    継電器。
JP1986170965U 1986-11-07 1986-11-07 電磁継電器 Expired - Lifetime JPH0622909Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986170965U JPH0622909Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07 電磁継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986170965U JPH0622909Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07 電磁継電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6377240U JPS6377240U (ja) 1988-05-23
JPH0622909Y2 true JPH0622909Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31106166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986170965U Expired - Lifetime JPH0622909Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07 電磁継電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622909Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57132627A (en) * 1981-02-09 1982-08-17 Omron Tateisi Electronics Co Magnet relay

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6377240U (ja) 1988-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010095333A (ko) 자동 장착용 코일
JPH0622909Y2 (ja) 電磁継電器
JP2625975B2 (ja) 電磁継電器
JPS6016024Y2 (ja) 電磁リレ−のコイル端子板
JP3647133B2 (ja) インダクタンス素子
JP2510366Y2 (ja) 薄形トランス
JPH0210791Y2 (ja)
JPH0644083Y2 (ja) 電磁リレーの電磁石構造
JPH0624968Y2 (ja) 電磁コイルのリード端子構造
JPH0119307Y2 (ja)
JPH02126349U (ja)
JPS6025860Y2 (ja) ソレノイド
JPH0622910Y2 (ja) 継電器の接点ギャップ保持構造
JPH0666195B2 (ja) チョークコイル
JPH0631633Y2 (ja) 電磁接触器
JPH0719527B2 (ja) 電磁継電器
JPS6116718Y2 (ja)
JPH01109628A (ja) 電磁継電器
JPH0717127Y2 (ja) 電磁石ブロックと端子ブロックの結合構造
JPS63236235A (ja) 電磁継電器
JPH01112627A (ja) 電磁継電器
JPH0410947U (ja)
JPH0270408U (ja)
JPH09232154A (ja) インダクタンス素子
JPH02170326A (ja) 電磁継電器