JPH0631633Y2 - 電磁接触器 - Google Patents

電磁接触器

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JPH0631633Y2
JPH0631633Y2 JP1986170458U JP17045886U JPH0631633Y2 JP H0631633 Y2 JPH0631633 Y2 JP H0631633Y2 JP 1986170458 U JP1986170458 U JP 1986170458U JP 17045886 U JP17045886 U JP 17045886U JP H0631633 Y2 JPH0631633 Y2 JP H0631633Y2
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JP
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coil
iron core
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contactor
frame
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JP1986170458U
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信広 梶原
隆司 百崎
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株式会社戸上電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁接触器に関し、特に電磁石を励磁するコイ
ルのボビン構造に関する。
〔従来の技術〕
電磁接触器は、電磁石を励磁させることによって、可動
接触子を固定接触子に対して開閉操作するものである。
可動接触子は、通常、電磁石を構成する可動鉄心と連動
する可動接触子支持枠に取り付けられて、可動鉄心の動
作により駆動される。可動鉄心は、固定鉄心に巻装され
た電磁コイルに通電することにより吸着される。
この電磁コイルは、電圧仕様によって線径や巻数を変え
る必要があるため、固定鉄心に対して着脱可能なボビン
形式とし、電磁接触器の製品組み立て時に、仕様に合わ
せてコイルボビンを選択して組み込んである。電磁コイ
ルのコイル線端部は、コイルボビンに設けたコイル端子
に接続される。リード線の場合、その先端は、接触器ケ
ースに設けられた操作端子にビス等で締付け接続され、
可撓性接続板とした場合は、コイル端子又は接触器ケー
スの操作端子の何れか一方に取付けられ、他方の露出導
電面に弾力的に接続される。
さて、電磁接触器は通常、配電盤等の垂直取付面に底板
が密着する状態に取付けられる。したがって、固定鉄心
と可動鉄心の磁極面は鉛直面となる。E形積層鉄心を用
いた電磁石では、鉄心の積層方向が鉛直となる横形、鉄
心の長手方向が鉛直となる縦形の配置の何れかで使用さ
れる。横形方式は、鉄心の長手方向が横形となり電磁接
触器の横寸法が大きくなる。鉄心を横形配置にすると、
接極面の鉛直方向の幅が短くなるので、縦形配置に比べ
て、鉄心の自重による鉄心接極面位置での鉄心を引き離
す回転モーメントが大きい。電磁接触器の中形クラスに
なると、鉄心の重量も重くなってくるため、この回転モ
ーメントは、接極面における電磁吸引力に比較して無視
できない値となる。そこで、接極面間で振動を生じ、騒
音の一要因となる。また、開放電圧値が上昇し、操作電
圧の瞬時的な電圧降下の際に、電磁接触器が開放してし
まう等の不具合が生じる。
したがって、鉄心重量の重い中形容量以上の電磁接触器
では、鉄心を縦形配置にすることが好ましい。
また、電磁接触器は配電盤等に多数取付けられる場合も
多く、全体の取付スペースを小さくするため、各個の取
付スペースを小さくすることが要求されている。そし
て、電磁接触器では導線引込端子は接触構造の関係で、
通常上下の方向に配置されており、電磁石用操作端子も
上下の方向の一方又は両方に配置されている。これらの
端子の上下には導線引込及び接続用のスペースを要する
ため、縦寸法を小さくしても取付スペースの低減には余
り効果がなく、むしろ横寸法を小さくすることが効果的
である。
さらに、前に述べたE形鉄心は長手方向の長さが鉄心厚
みに比し著しく大きく、鉄心を横形配置にすると、電磁
接触器の横寸法を小さくすることができないので、鉄心
が大きくなる中形容量以上ではこの面からも鉄心を縦形
配置にすることが好ましい。
〔考案が解決しようとする問題点〕
E形鉄心を有する電磁接触器では、鉄心の長手方向に対
して直角の方向にスペースが多く得られ、従来このスペ
ースを利用してコイルボビンにコイル端子を設け、この
コイル端子から接触器ケースの操作端子に接続するよう
にしていたが、上述のような理由により、電磁接触器に
おいてE形鉄心を縦形配置し、しかもコイル用操作端子
を上下に配置した場合、コイル端子から接触器操作端子
までの距離が離れ、リード線等で接続する場合、組み立
てがやり難く、可動部に引っ掛かる等の問題があった。
また、裸接続板を用いることも絶縁上、組み立て上の困
難さがあった。
したがって、接触器操作端子のできるだけ近くにコイル
ボビンのコイル端子を設けることが必要となるため、縦
形配置のコイルボビンの場合、コイル端子部が大きく出
っ張ることになり、この出っ張り部を1本又は2本単独
に引き出すと捲線の時、この出っ張り部にコイル線が引
っ掛かって自動捲線が困難であった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みて案出された
ものであり、鉄心を縦形配置したときの絶縁や組立上の
問題を解消するとともに、コイル捲線時にコイル線が引
っ掛かって断線することを防止することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案の電磁接触器は、可動
接触子の開閉操作を行う電磁石のE形固定鉄心の中央脚
に、電磁コイルを巻装したコイルボビンを配設した電磁
接触器において、前記コイルボビンにおける前記可動接
触子側の端部に、前記E形固定鉄心に吸着するE形可動
鉄心の中央脚及び両側部脚が通過可能な長方形の開口を
長手方向に沿って設けた長方形のフレームを一体に連設
し、該フレームの長手方向の一端部に前記コイルボビン
のコイル端子を設け、コイル線端部を前記フレームに沿
って導出して前記コイル端子に接続するとともに、基端
を該コイル端子に固着された帯状の可撓性の接続導体の
他端を、接触器ケースに形成した接続導体挿通用窓部を
通して前記接触器ケース外部の操作端子に固定したこと
を特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。
第3図は本考案を適用した電磁接触器の全体構成を示す
断面図であり、図中1は絶縁材にてなるケース、2はカ
バー、3は底蓋、4は固定鉄心支持枠、5は固定鉄心、
6及び7は緩衝シート、8は固定鉄心5を固定鉄心支持
枠4に連結するピン、9は電磁コイル、10は可動鉄心、
11は反発スプリング、12は可動枠、13は可動鉄心と可動
枠12とを連結する連結板、14は緩衝座、15,16は固定接
触子、17,18は固定接触端子板、19は可動接触子、20は
該可動接触子19に接点圧力を与える接触スプリング、21
はスプリング受である。
前記電磁コイル9はコイルボビン22に巻装されており、
コイル線端部はボビン22に設けられたコイル端子23に導
かれ、接続される。このコイル端子23より、リード線又
は可撓性接続板等の接続導体24を介して、ケース1に設
けられたコイル接続用の操作端子25に接続される。この
場合、接続導体24がリード線の場合はコイル端子23及び
操作端子25に半田付けやねじ締め等により接続され、接
続導体24が可撓性接続板の場合は、一方がコイル端子23
に半田付けやねじ締め等により接続され、他方は接触器
ケースの操作端子25の露出導電面にねじ締めで接続され
る。なお、この可撓性接続板等の接続導体24とコイル端
子23とは、一体に構成することもできる。
第1図はコイルボビン22の正面図、第2図は一部切欠側
面図である。第1図及び第2図に示されているように、
コイルボビン22は、一方の端部にフレームFを一体に有
しており、このフレームFは、E型の可動鉄心10の中央
脚部が通過できる開口22aと両側脚部が通過できる開口2
2b及び22cとを有している。このように開口22b及び22c
の周囲をフレームFにより囲む形状として、強度の向上
を図っている。コイルボビン22の一方の開口22bを形成
している端子導出部22dには溝部22fを設け、第2図に示
すように電磁コイル9のコイル線端部9aがチューブ被覆
された状態で収納されており、さらに端子導出部22dの
先端部に設けられたコイル端子23に半田付け等で接続さ
れている。なお、開口22bを形成している端子導出部22d
と開口22cを形成しているフレーム構成部22eは、コイル
ボビン22の組み込む時の左右、上下方向の位置決めガイ
ドとなる部分であり、また開口22bの周囲のコイルボビ
ンフレーム部の重量とのバランス化を図っているため、
コイル捲線時に高速で回転するコイルボビンの振動防止
に効果を発揮し、捲線作業の能率を向上させる。
上記において、コイルボビン22の開口22b,22cを形成す
る端子導出部22d,フレーム構成部22eは強度確保のため
及び捲線時の断線防止のために、開口22b,22cを囲む形
状にしている。
これらの図中26は電磁コイル9に発生するサージ電圧吸
収のためにコイル端子23,23間に接続されたサージ吸収
素子あるいはバリスタを示している。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案によれば、下記の効果を
奏する。
コイルボビンの一端部に、可動鉄心の中央脚及び両側
部脚が通過可能な長方形の3つの開口を可動鉄心の長手
方向に沿って設けた長方形のフレームを一体に連設し、
コイル線端部をこのフレームに沿って導出してフレーム
の長手方向の端部に設けたコイル端子に接続する構成で
あるため、コイル端子部が大きく出っ張っていた従来の
ものに比べ、捲線作業時にコイル線が引っ掛かって断線
することがない。
コイル線端部をフレームに沿って導出し、フレーム端
部のコイル端子に接続しているため、コイル端子部の強
度を確保することができる。
E形鉄心を縦形配置する構成とすることができるた
め、横形方式の構造の電磁接触器に比較して、電磁接触
器本体の幅寸法を縮小できる。
縦形の鉄心配置とすることができるため、横形方式と
比較して、鉄心の自重による鉄心接極面での鉄心を引き
離す回転モーメントが小さくなり、このため接極面間で
の騒音特性が改善され、かつ開放電圧値の低減化を図る
ことができる。
可撓性の接続導体がコイルボビンの一側を接触器ケー
スに仮止めしているため、部品組立時にコイルボビンが
飛び出したり位置ずれしたりするのを防止することがで
き、組立の作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコイルボビンの正面図、第2図はその
一部切欠側面図、第3図は本考案を適用した電磁接触器
の断面図である。 1:ケース、2:カバー 3:底蓋、4:固定鉄心支持枠 5:固定鉄心、6,7:緩衝シート 8:ピン、9:電磁コイル 9a:コイル線端部、10:可動鉄心 11:反発スプリング、12:可動枠 13:連結板、14:緩衝座 15,16:固定接触子 17,18:固定接触端子板、19:可動接触子 20:接触スプリング、21:スプリング受 22:コイルボビン、22a,22b,22c:開口 22d:端子導出部、22e:フレーム構成部 22f:溝部、23:コイル端子 24:接続導体、25:操作端子 26:バリスタ F:フレーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動接触子(19)の開閉操作を行う電磁石の
    E形固定鉄心(5)の中央脚に、電磁コイル(9)を巻装した
    コイルボビン(22)を配設した電磁接触器において、前記
    コイルボビン(22)における前記可動接触子(19)側の端部
    に、前記E形固定鉄心(5)に吸着するE形可動鉄心(10)
    の中央脚及び両側部脚が通過可能な長方形の開口(22a)
    及び(22b),(22c)を可動鉄心の長手方向に沿って設けた
    長方形のフレーム(F)を一体に連設し、該フレーム(F)の
    長手方向の一端部に前記コイルボビン(22)のコイル端子
    (23)を設け、コイル線端部を前記フレーム(F)に沿って
    導出して前記コイル端子(23)に接続するとともに、基端
    を該コイル端子(23)に固着された帯状の可撓性の接続導
    体(24)の他端を、接触器ケース(1)に形成した接続導体
    挿通用窓部(H)を通して前記接触器ケース(1)外部の操作
    端子(25)に固定したことを特徴とする電磁接触器。
JP1986170458U 1986-11-05 1986-11-05 電磁接触器 Expired - Lifetime JPH0631633Y2 (ja)

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JPS6375929U JPS6375929U (ja) 1988-05-20
JPH0631633Y2 true JPH0631633Y2 (ja) 1994-08-22

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ID=31105208

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6223056Y2 (ja) * 1981-05-13 1987-06-12

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JPS6375929U (ja) 1988-05-20

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