JPH05506829A - 液体収集用マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液体収集用マット 本発明は、液密で可撓性の材料でできたマットであって、このマット上に引き込 まれた物体に作業を施すときに処理流体を収集するための、詳細には、航空機の 氷結防止中に氷結防止流体を収集するためのマットに関し、このマットは、少な くとも一つの排出開口部を有する。

Ｖｏ　７９１００３３１及び米国特許第３．５３３．３９５号は、航空機用の氷 結防止システムに関する。周囲ダイク（ｄｙｋｅ）は流体不透過性のコンクリー ト又はアスファルトで覆われている。Ｗｏ　７９１００３３１によれば、氷結防 止流体は、溜め及び地下バイブラインを通して排出され、米国特許第３．５３３ ，３９５号によれば、周囲ダイクの周囲の一部に沿った掘り溝を通して排出され る。

前記システムには以下の欠点がある。即ち、別の場所に動かすことができないと いうこと、コンクリート製の又はアスファルトでできた被覆に生じる漏れは修理 するのに非常に手間のかかるものであるということ、及び閉鎖されるべきストリ ップを必要とする長い時間を必要とするということである。

ドイツ特許３，８３４．３７５号は、洗車に関連して使用するための上述の種類 のマットに関する。このマットは、洗浄水を回収するための取り外し自在で膨ら まし自在の直立した側壁を有する。車を乗り入れるとき及び車を出すとき、側壁 は取り外されるか或いは乗り越えられる。流体をダイクするこのような側壁は、 非常に大型であるために、使用中、作業員がマット上に立つマットに関しては適 当でない。これは、第１には、マットに「櫂」が形成されるためであり、第２に は、側壁により自由な通過が妨げられるためである。更に、前記材料でできたマ ットには、マット上に乗り入れた航空機の駆動輪の直ぐ下流を膨らませる傾向が ある。この膨らみは車輪の自由な移動を妨げ、更に、マット材料に強い局部的な 変形を生ぜしめ、マットの早期劣化をもたらす。

本発明の目的は、このような膨らみが形成されないようにする、上述の欠点のな いマットを提供することである。

これは、本発明によれば、上述の種類のマットにおいて、マット上での移動方向 でマットを補則するための手段を有する、ことを特徴とする特徴とするマットが 得られる。

かくして製造されたマットは、移動方向で剛性であり、これによって上述の膨ら みが形成されないようにする。

マットの好ましい実施例は、補間手段が金属製であり、これらの手段はマット材 料に埋設されていることを特徴とする。金属製の補間手段は、好ましくは、鋼製 ワイヤである。

このように製造されたマットは、移動方向で剛性であるが、移動方向に垂直な方 向で可撓性であり、一つの場所から他の場所へ搬送するためロール条にすること ができる。補間手段がマット材料で包囲されているため、処理流体により腐食さ れることがなく、天候による一般的な変質も受けない。

マットの実施例は、処理流体を少なくとも一つの排出開口部に流すための溝を有 することを特徴とする。前記溝は、好ましくは、移動方向に対して横方向に延び ている。別の実施例では、溝は、縁部に沿って延び且つ少なくとも一つの排ｄ開 口部内に排出する収集用掘り溝内に排出する。更に別の実施例では、前記溝のう ちの幾つかの溝はマットの縁部で排出し、これらの溝の出口が排出開口部を構成 する。

前記実施例は、流体を溝を通して排出開口部に流し、排出開口部は、基礎層の収 集溜め又は溝に連結されているのがよい。また、溝をマットの縁部まで延長する と、流体は、この溝からマットの周囲に沿って延びる掘られた、予め製造された 、又は注型された掘り溝に排出される。収集された流体は、この掘り溝から更に プラントに送られ、このプラントで例えば圧送され且つ再利用のため浄化される 。

本発明によるマットの別の好ましい実施例は、移動方向に対して横方向方向に延 びる互いに平行なウェブからなることを特徴とする。ウェブには、取付は具と係 合するための係合手段が縁部に沿って設けられ、前記取付は具は、一方では、ウ ェブを互いに連結し且つこれらのウェブを上側にマットが置かれる基礎層に連結 するようになっており、他方ではウェブ間の接合部をンールするようになってい る。かくして、例えば、航空機に氷結防止を施すことに関して必要な非常に大型 のマットをつくることができる。

マットの表面には、溝間に、摩擦を生せしめる直立した部材が設けられ、処理流 体はこれらの部材間を溝へ排出される。これによって、油脂状の処理流体を使用 しているときでも車輛をマット上に安全に置くことができ且つ作業員が安全に立 つことができる。

本発明を添付図面を参照して以下に例として説明する。

第１図は、本発明による、溝を備えたマットの補剛材に沿った断面図であり、 第２図は、第１図のマットの■−■線に沿った断面図であり、 第３図は、第１図のマットを上方から見た平面図であり、 第４図は、互いに接合され且つ取付は具で固定された幾つかのマツトウニブから なるマットの平面図であり、第５図は、組み立てられ且つ取付は具で固定された ニっの隣接したマツトウニブを示す、第４図のｖ−Ｖ線に沿った拡大断面図であ り、 第６図は、第４図のマットの縁部に沿った掘り溝の断面図である。

第１図及び第２図に示すマット１は加硫ゴムでできており、三本のワイヤを捩じ り合わせた多数の平行な鋼製ワイヤ３の形態の補剛材が埋設された底区分２と、 補剛材及びかくしてマット上での移動方向に垂直に延びる、直線で構成された溝 ５を有する上区分４とを有する。溝５は全体に平らな底部６を有し、溝の側部７ は、溝がマットの上側８に向かって僅かに開いているように、互いから僅かに傾 斜している。二つの隣接した溝５の間の材料９の面積は、単一の溝の断面積の約 二倍である。かくして、マットの上区分４の溝間に配置された部分９は、材料の 縁部に溝のところで過度の応力を及ぼすことなく車輌の車輪から加えられる集中 した荷重を支持することができる 第２図は、捩じり合わせたワイヤが、垂直方向に延びるヤーンの層１０を備えた 織物になっているということを示す。これらのヤーンは、この場合、マットのゴ ム材料の強化部材即ち補強部材として作用する。しかしながら、独立した補強部 材、例えば埋設したキャンパス布、を使用することもできる。

第１図乃至第３図から明らかなように、マットの上側は、多数の非常に接近した 直立した本体１１からなるパターンを備えるように設計されている。

この設計により、マットは、油脂のような又は潤滑用の処理流体を使用している 場合でも滑り止めにされており、流体は本体１１間を溝５に流れることができ、 これによって、大きな凝集性の流体表面がマットの表面上に形成されないように する。

第４図は、マット上での移動方向に対して横方向に配列された多数の平行なウェ ブでできたマットを示す。このマットは、氷結防止流体をスプレーされるべき航 空機１３用のタクシ−ストリップ１２上に載っている。ウェブ、例えば１４及び １５は、長さ方向溝５を有し、ウェブの端部が形成するマットの二つの側部に沿 ってセメント製収集用掘り溝１６が設けられ、この掘り溝は格子１７で覆われて いる。各収集用掘り溝の一端には液体溜め１８が設けられ、収集された処理流体 は、再使用のため、この溜めからポンプ組立体（図示せず）で浄化プラントに圧 送される。収集用掘り溝１６及び溜め１８は、実際には、豪雨によって増大され ることのある比較的大量の水を受け入れて排出できるような寸法でなければなら ない。

第５図は、マットの二つの隣接したウェブ１４，１５を互いに及び基礎層１２に 取付は具１９でどのように取付けるかを示す。取付は具１９はその下側に突出区 分２０を備え、これらの突出区分は、ウェブの長さ方向側部に沿ってマツトウニ ブの表面の対応する溝２１にぴったりと嵌まる。溝２１は、溝５と同じ断面形状 を有するが、所望であれば、変形例として、ダブテールスプラインとして設計さ れていてもよい。この場合、突出区分は対応する形状を備えていなければならな い。取付は具１９は、その長さ方向中央線上に配置された適当な隙間の穴２２を 通り、マツトウニブ１４及び１５の隣接した縁部を横切るボルト（図示せず）で 基礎層に取付けられている。取付は具の上側には盛り上がったパターン２３が設 けられ、このパターンにより取付は具は滑り止めにされている。取付は具は、処 理流体を排出するための溝２４を区分２０の上側に有する。取付は具の長さ方向 縁部は、マット上での転勤に対する抵抗を最小にするため、傾斜している。

取付は具１９は、ウェブの全長に亘って延びている必要はないが、マットの重量 、行われるべき処理の性質及び種類に応じて、均等に間隔を隔てられた短いレー ル区分の複合体であってもよい。

マットが処理流体を排出できるようにするため、隣接した層が溝の方向に傾斜し ているのが必要である。これは、航空機用タクシ−ストリップ上でマットを拡げ る場合、一般的である。タクシ−ストリップは、雨水を排出するため特定の傾斜 を有する。このようなタクシ−ストリップ上のマットの構成は、上述のように、 マツトウニブがロールの状態から拡げられ互いに及び基礎層に取付は具１９で固 定されることを必要とするだけである。掘り溝１６は、例えば関連した格子１７ とともに、処理流体が排出されるマットの周囲に沿って設けられている。

第４図は、セメント製収集用掘りａ１６を示すが、単体をなしてつくられた小さ なマットの場合には、例えば、排出用溜めが配置されたマットの縁部まで単一の 点で延びる掘り溝をマットの周囲に設けるだけで十分である。

要　約　書 液密で可撓性の材料でできたマットであって、このマット上に引き込まれた物体 に作業を施すときに処理流体を収集するための、詳細には、航空機の氷結防止中 に氷結防止流体を収集するためのマットであり、このマットは少なくとも一つの 排出開口部を有する。このマットは、マット上での移動方向でマットを補則する ための手段を有する。このマットには、有利には、処理流体を少なくとも一つの 排出開口部に流すための溝が設けられている。

互いに平行なウェブからなる大型のマットと関連して使用する場合には、これら のウェブを互いに固定し且つこれらのウェブ間の接合部をシールする取付は具が 設けられる。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成　４　年　１１月　１１日

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも一つの排出開口部を有する液密で可撓性の材料でできたマット（ １）であって、このマット上に引き込まれた物体に作業を施すときに処理流体を 収集するための、詳細には、航空機の氷結防止中に氷結防止流体を収集するため のマットにおいて、マットは、マット土での移動方向でマットを補剛するための 手段（３）を有する、ことを特徴とするマット。
2. ２．前記補剛手段（３）は金属製であり、これらの手段はマット材料に埋設され ている、請求項１に記載のマット。
3. ３．金属製の補剛部材は鋼製ワイヤである、請求項２に記載のマット。
4. ４．処理流体を少なくとも一つの排出開口部に流すための溝（５）を有する、請 求項１乃至３のうちのいずれか一項に記載のマット。
5. ５．溝（５）は移動方向に対して横方向に延びている、請求項４に記載のマット 。
6. ６．溝は、縁部に沿って延び且つ少なくとも一つの排出開口部（１８）内に排出 する収集用掘り溝（１６）内に排出する、請求項４又は５に記載のマット。
7. ７．前記溝（５）のうちの幾つかの溝はマットの縁部で排出し、これらの溝の出 口が排出開口部（１８）を構成する、請求項４又は５に記載のマット。
8. ８．マット（１）はほぼ矩形であり、溝（５）はマットを一方の縁部から他方の 縁部までマットを横切って真っ直ぐに延びている、請求項７に記載のマット。
9. ９．移動方向に対して横方向方向に延びる互いに平行なウェブ（１４、１５）か らなる、請求項１乃至８のうちのいずれか一項に記載のマット。
10. １０．前記ウェブには、取付け具（１１）と係合するための係合手段が縁部に沿 って設けられ、前記取付け具は、一方では、ウェブ（１４、１５）を互いに連結 し且つこれらのウェブを上側にマットが置かれる基礎層（１２）に連結するよう になっており、他方ではウェブ間の接合部をシールするようになっている、請求 項９に記載のマット。
11. １１．マットが補強材料（１０）を含む、請求項１乃至１０のうちのいずれか一 項に記載のマット。
12. １２．溝（５）間のマットの表面（８）には、直立した摩擦を生ぜしめる部材（ １１）が設けられ、処理流体はこれらの部材間を溝へ排出されるようになってい る、請求項４乃至８に記載のマット。