JP2515688Y2 - 道路の継ぎ目構造 - Google Patents

道路の継ぎ目構造

Info

Publication number
JP2515688Y2
JP2515688Y2 JP10509491U JP10509491U JP2515688Y2 JP 2515688 Y2 JP2515688 Y2 JP 2515688Y2 JP 10509491 U JP10509491 U JP 10509491U JP 10509491 U JP10509491 U JP 10509491U JP 2515688 Y2 JP2515688 Y2 JP 2515688Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
sealing material
plates
gutter
rainwater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10509491U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0554603U (ja
Inventor
光政 丸田
Original Assignee
中井商工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 中井商工株式会社 filed Critical 中井商工株式会社
Priority to JP10509491U priority Critical patent/JP2515688Y2/ja
Publication of JPH0554603U publication Critical patent/JPH0554603U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2515688Y2 publication Critical patent/JP2515688Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、道路の継ぎ目構造、特
に高速道路等の道路基盤相互を接続するフィンガージョ
イントからその下方の樋へ、雨水等を円滑に排水し得る
ようにした道路の継ぎ目構造に関するものである。
【0002】
【従来技術および課題】一般に、高速道路等において
は、気温変化による道路基盤の熱膨張や収縮等の変形を
吸収するために、隣接する道路基盤相互は、フィンガー
ジョイントと呼ばれる伸縮自在な連結体で連結されてい
る。上記のフィンガージョイントの防塵・排水シールと
しては、例えば、実公平2−35843号に開示された
ものがあり、次に説明するように図4に示すような構造
になっている。
【0003】この防塵・排水シールでは、間隔を置いて
対向する道路基盤1,1 の対向面に腹板10,10 が添設され
ており、該腹板10,10 の頂面にフィンガープレート3,3
がかみ合った状態で配設されている。また、腹板10,10
の下端近傍部にはボルト80,80 とナット81,81 によって
棚体8,8 が取り付けられており、該棚体8,8 間には断面
U字状の樋4 が架設してある。
【0004】また、フィンガープレート3,3 の下方と棚
体8,8 との間には、上から、ゴムなどから成るシール材
6 と、これの落ち込みを支えるスポンジ状のバックアッ
プ材5 と、さらに、これらを下方から支持するゴム板9
とが挿入されている。上記シール材6 は雨水や土砂の下
方への侵入を防止するもので、該シール材6と腹板10,10
の接触面は接着剤で接着されており、これにより、該
部分の防水性が確保されている。
【0005】路面に降った雨水がフィンガープレート3,
3 の噛合間隙に侵入すると、該雨水は、その下のシール
材6 で遮られて路面上を流れ、路肩部に形成した排水溝
( 図示せず)に排水される。このものでは、フィンガー
プレート3,3 の噛合間隙部に土砂などが侵入・堆積して
も、雨水は路面を流れて路肩部の排水溝に排水されるか
ら、フィンガープレート3,3 の下方に樋4 のみを配設
し、シール材6 などを設けない型式のもののように、上
記土砂が樋4 に堆積して排水不良を起こす心配がない。
【0006】しかしながら、上記従来のものでは、路面
に降った雨水が路面を伝わってその路肩部の排水溝側に
流れるから、特に降雨が激しい場合には、路上に溢れた
雨水が自動車走行時に激しく周囲に飛散し、後続車等の
安全走行の妨げとなる。本考案は、かかる点に鑑みて成
されたもので、『対向する腹板10,10 の上面にフィンガ
ープレート3,3 を噛み合わせた状態で配設し、前記腹板
10,10 間に道路の幅方向に延びる樋4 を配設し、これら
樋4 とフィンガープレート3,3 との間にシール材6 を介
装した道路の継ぎ目構造』において、降った雨水が樋4
から円滑に排水できるようにし、これにより、走行車が
路面に溢れる雨水を飛散させることがないようにして、
安全走行が確保できるようにする事をその課題とする。
【0007】
【技術的手段】上記課題を解決するための本考案の技術
的手段は、『土砂の粒子を通過させないが通水性のある
材料でシール材6 を形成した』ことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。路面に
降った雨の水や土砂などは、フィンガープレート3,3 の
間隙を通じてシール材6 の上部に達する。このとき、シ
ール材6 は土砂を通過させないが通水性のある材料で形
成されているから、フィンガープレート3,3 の間隙を通
して滴下した雨水などが、シール材6 の上記通水路60を
通過し、樋4 の底部にたまる。
【0009】底にたまった雨水などは、樋4 から排出さ
れる。一方、シール材6 は土砂の粒子を通過させないか
ら、土砂はシール材6 の上部に残留するため、雨水に混
入して樋4 に流れ込むことがない。このため、樋4 に
は、土砂が堆積せず、排水の流れが妨害されることがな
い。
【0010】
【効果】フィンガープレート3,3 の間隙から雨水が道路
へ流出することが防止できるから、道路を走行する自動
車が路上の雨水を飛散させる不都合が少なくなり、安全
走行が確保できる。
【0011】
【実施例】次に、上記した本考案の実施例を図面に従っ
て詳述する。本考案の実施例のものは、図1に示すよう
に、フィンガープレート3,3 の下部にある腹板10,10 の
下部に棚体8,8 を溶接し、該棚体8,8 の先端部には弾性
ゴム製またはステンレス製の樋4 をボルト91, 91とナッ
ト92,92 で結合するとともに、フィンガープレート3,3
の下と棚体8,8 との間にシール材6 を挿入したものであ
る。
【0012】この考案におけるシール材6 は、図2に示
すように、ゴム粒子62,62 を樹脂で固めたブロック状の
ものであり、図3に示すように、樹脂で接着状態に結合
されたゴム粒子62,62 相互の間隙が連通して間隙通路60
が形成され、該間隙通路60はシール材6 の上面から中間
部を経て下面に貫通している。又、上記ゴム粒子62,62
は1〜7 mm程度の大きさのものを使用し、これらを固
める樹脂としては、ウレタン系の樹脂を使用する。
【0013】これにより、直径1 mm 程度の間隙通路60
が形成され、通水性を有するが、土砂を遮断する通水性
のシール材6 が得られる。尚、上記間隙通路60の大きさ
は、雨水と共に排水されて樋4 に堆積しない大きさの土
砂粒子より大きければよい。従って、かかる趣旨に適合
する限り、上記間隙通路60の直径を上記値よりも小さく
しても又大きくしてもよい。
【0014】また、このシール材6 を挿入したのち、そ
の両側と腹板10,10 とを結合するため、シール材6 の両
側と腹板10,10 とを接着剤で接合している。又、前記棚
体8,8 の下部に、断面略U字状を呈するように曲げた樋
4 を、その両端でボルト締めし、樋4 の底部に開けた孔
( 図示せず) を介して排水パイプ41と連通させて、排水
路に繋げている。
【0015】このシール材6 を装着した防塵・排水シー
ルでは、まず雨水などがフィンガープレート3,3 の間隙
を通って流入し、シール材6 の上面に達する。このと
き、前記フィンガープレート3,3 の間隙を通して水とと
もに土砂も該シール材6 の上面に達する事となるが、シ
ール材6 が、土砂の遮断性と通水性とを兼備しているか
ら、水だけがこのシール材6 の間隙通路60,60 を通過し
て、その下部に装着した樋4 に達することとなる。
【0016】一方、土砂はシール材6 の上面に堆積する
が、これらは、道路上における自動車の走行による風圧
等によってフィンガープレート3,3 の間隙を通して吸引
され、運び去られることとなるから、シール材6 の上面
に一時的に堆積することによって、何等問題を生じさせ
ない。このようにして、樋4 にたまった水は排水パイプ
41を通じて円滑に外部に排出されることとなる。
【0017】以上のように、樋4 から排水パイプ41に至
る排水路系に土砂を詰まらせることなく、水だけを排出
させることによって、道路から速やかに、不要な水分お
よび土砂を排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の断面図
【図2】シール材6 の一部切欠の斜視図
【図3】シール材6 の拡大断面図
【図4】従来の道路の継ぎ目構造の断面図
【符号の説明】
10・・・腹板 8・・・棚体 3・・・フィンガープレート 4・・・樋 6・・・シール材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する腹板10,10 の上面にフィンガープ
    レート3,3 を噛み合わせた状態で配設し、前記腹板10,1
    0 間に道路の幅方向に延びる樋4 を配設し、これら樋4
    とフィンガープレート3,3 との間にシール材6 を介装し
    た道路の継ぎ目構造において、土砂の粒子を通過させな
    いが通水性のある材料でシール材6 を形成した道路の継
    ぎ目構造。
JP10509491U 1991-12-19 1991-12-19 道路の継ぎ目構造 Expired - Lifetime JP2515688Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10509491U JP2515688Y2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 道路の継ぎ目構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10509491U JP2515688Y2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 道路の継ぎ目構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0554603U JPH0554603U (ja) 1993-07-23
JP2515688Y2 true JP2515688Y2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=14398328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10509491U Expired - Lifetime JP2515688Y2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 道路の継ぎ目構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2515688Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0554603U (ja) 1993-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090014371A1 (en) Storm drain filter for erosion control
KR101963429B1 (ko) 측구 구조체
JP2515688Y2 (ja) 道路の継ぎ目構造
KR100881207B1 (ko) 신축이음용 배수장치
JP5374347B2 (ja) 道路橋継目部の排水構造
JPH0218151Y2 (ja)
JP4080269B2 (ja) 歩道巻き込み部の排水構造
JP3186992B2 (ja) 道路橋の排水施設、伸縮装置、伸縮継手及び排水装置
CN216108058U (zh) 一种人行桥排水系统
CN220166578U (zh) 一种路基伸缩缝排水结构
CN216074718U (zh) 一种桥梁伸缩缝排水装置
JP3661147B2 (ja) 側溝用ブロック及び排水性舗装道路用ブロックと集水兼導水蓋
CN218542281U (zh) 梯形背贴式排水止水带
KR200323998Y1 (ko) 필터 드레인형 교량 배수처리장치
JPH086367B2 (ja) 排水溝ブロック
JPH0860736A (ja) 透水性舗装路面用街渠蓋
JPH018629Y2 (ja)
CN217026666U (zh) 一种用于城市桥梁中央绿化带的排水系统
CN220013372U (zh) 桥梁梁端防水结构
JPH0743247Y2 (ja) 路面排水帯
CN212128844U (zh) 一种整体式路基单向横坡桥梁的桥面排水系统
KR200167590Y1 (ko) 교량용 신축 이음장치
JPH0242785Y2 (ja)
JP2619805B2 (ja) 道路側縁用ブロック
JP3323915B2 (ja) 高架道路遮音壁外側面用雨樋

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term