JPH0554603U - 道路の継ぎ目構造 - Google Patents

道路の継ぎ目構造

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JPH0554603U
JPH0554603U JP10509491U JP10509491U JPH0554603U JP H0554603 U JPH0554603 U JP H0554603U JP 10509491 U JP10509491 U JP 10509491U JP 10509491 U JP10509491 U JP 10509491U JP H0554603 U JPH0554603 U JP H0554603U
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光政 丸田
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中井商工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】対向する腹板10,10 の上面にフィンガープレー
ト3,3 を噛み合わせた状態で配設し前記腹板10,10 間
に、道路の幅方向に延びる樋4 を配設し、これら樋4 と
フィンガープレート3,3 との間にシール材6 を介装した
道路の継ぎ目構造において、雨水の樋4 からの排出を円
滑にすること。 【構成】シール材6 を、土砂の粒子を通過させないが通
水性のある材料で形成したこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、道路の継ぎ目構造、特に高速道路等の道路基盤相互を接続するフィ ンガージョイントからその下方の樋へ、雨水等を円滑に排水し得るようにした道 路の継ぎ目構造に関するものである。
【0002】
【従来技術および課題】
一般に、高速道路等においては、気温変化による道路基盤の熱膨張や収縮等の 変形を吸収するために、隣接する道路基盤相互は、フィンガージョイントと呼ば れる伸縮自在な連結体で連結されている。 上記のフィンガージョイントの防塵・排水シールとしては、例えば、実公平2 −35843号に開示されたものがあり、次に説明するように図4に示すような 構造になっている。
【0003】 この防塵・排水シールでは、間隔を置いて対向する道路基盤1,1 の対向面に腹 板10,10 が添設されており、該腹板10,10 の頂面にフィンガープレート3,3 がか み合った状態で配設されている。 また、腹板10,10 の下端近傍部にはボルト80,80 とナット81,81 によって棚体 8,8 が取り付けられており、該棚体8,8 間には断面U字状の樋4 が架設してある 。
【0004】 また、フィンガープレート3,3 の下方と棚体8,8 との間には、上から、ゴムな どから成るシール材6 と、これの落ち込みを支えるスポンジ状のバックアップ材 5 と、さらに、これらを下方から支持するゴム板9 とが挿入されている。 上記シール材6 は雨水や土砂の下方への侵入を防止するもので、該シール材6 と腹板10,10 の接触面は接着剤で接着されており、これにより、該部分の防水性 が確保されている。
【0005】 路面に降った雨水がフィンガープレート3,3 の噛合間隙に侵入すると、該雨水 は、その下のシール材6 で遮られて路面上を流れ、路肩部に形成した排水溝( 図 示せず)に排水される。 このものでは、フィンガープレート3,3 の噛合間隙部に土砂などが侵入・堆積 しても、雨水は路面を流れて路肩部の排水溝に排水されるから、フィンガープレ ート3,3 の下方に樋4 のみを配設し、シール材6 などを設けない型式のもののよ うに、上記土砂が樋4 に堆積して排水不良を起こす心配がない。
【0006】 しかしながら、上記従来のものでは、路面に降った雨水が路面を伝わってその 路肩部の排水溝側に流れるから、特に降雨が激しい場合には、路上に溢れた雨水 が自動車走行時に激しく周囲に飛散し、後続車等の安全走行の妨げとなる。 本考案は、かかる点に鑑みて成されたもので、『対向する腹板10,10 の上面に フィンガープレート3,3 を噛み合わせた状態で配設し、前記腹板10,10 間に道路 の幅方向に延びる樋4 を配設し、これら樋4 とフィンガープレート3,3 との間に シール材6 を介装した道路の継ぎ目構造』において、降った雨水が樋4 から円滑 に排水できるようにし、これにより、走行車が路面に溢れる雨水を飛散させるこ とがないようにして、安全走行が確保できるようにする事をその課題とする。
【0007】
【技術的手段】
上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、『土砂の粒子を通過させな いが通水性のある材料でシール材6 を形成した』ことである。
【0008】
【作用】
上記技術的手段は次のように作用する。 路面に降った雨の水や土砂などは、フィンガープレート3,3 の間隙を通じてシ ール材6 の上部に達する。 このとき、シール材6 は土砂を通過させないが通水性のある材料で形成されて いるから、フィンガープレート3,3 の間隙を通して滴下した雨水などが、シール 材6 の上記通水路60を通過し、樋4 の底部にたまる。
【0009】 底にたまった雨水などは、樋4 から排出される。 一方、シール材6 は土砂の粒子を通過させないから、土砂はシール材6 の上部 に残留するため、雨水に混入して樋4 に流れ込むことがない。このため、樋4 に は、土砂が堆積せず、排水の流れが妨害されることがない。
【0010】
【効果】
フィンガープレート3,3 の間隙から雨水が道路へ流出することが防止できるか ら、道路を走行する自動車が路上の雨水を飛散させる不都合が少なくなり、安全 走行が確保できる。
【0011】
【実施例】
次に、上記した本考案の実施例を図面に従って詳述する。 本考案の実施例のものは、図1に示すように、フィンガープレート3,3 の下部 にある腹板10,10 の下部に棚体8,8 を溶接し、該棚体8,8 の先端部には弾性ゴム 製またはステンレス製の樋4 をボルト91, 91とナット92,92 で結合するとともに 、フィンガープレート3,3 の下と棚体8,8 との間にシール材6 を挿入したもので ある。
【0012】 この考案におけるシール材6 は、図2に示すように、ゴム粒子62,62 を樹脂で 固めたブロック状のものであり、図3に示すように、樹脂で接着状態に結合され たゴム粒子62,62 相互の間隙が連通して間隙通路60が形成され、該間隙通路60は シール材6 の上面から中間部を経て下面に貫通している。 又、上記ゴム粒子62,62 は1〜7 mm程度の大きさのものを使用し、これらを 固める樹脂としては、ウレタン系の樹脂を使用する。
【0013】 これにより、直径1 mm 程度の間隙通路60が形成され、通水性を有するが、土 砂を遮断する通水性のシール材6 が得られる。 尚、上記間隙通路60の大きさは、雨水と共に排水されて樋4 に堆積しない大き さの土砂粒子より大きければよい。 従って、かかる趣旨に適合する限り、上記間隙通路60の直径を上記値よりも小 さくしても又大きくしてもよい。
【0014】 また、このシール材6 を挿入したのち、その両側と腹板10,10 とを結合するた め、シール材6 の両側と腹板10,10 とを接着剤で接合している。 又、前記棚体8,8 の下部に、断面略U字状を呈するように曲げた樋4 を、その 両端でボルト締めし、樋4 の底部に開けた孔( 図示せず) を介して排水パイプ41 と連通させて、排水路に繋げている。
【0015】 このシール材6 を装着した防塵・排水シールでは、まず雨水などがフィンガー プレート3,3 の間隙を通って流入し、シール材6 の上面に達する。 このとき、前記フィンガープレート3,3 の間隙を通して水とともに土砂も該シ ール材6 の上面に達する事となるが、シール材6 が、土砂の遮断性と通水性とを 兼備しているから、水だけがこのシール材6 の間隙通路60,60 を通過して、その 下部に装着した樋4 に達することとなる。
【0016】 一方、土砂はシール材6 の上面に堆積するが、これらは、道路上における自動 車の走行による風圧等によってフィンガープレート3,3 の間隙を通して吸引され 、運び去られることとなるから、シール材6 の上面に一時的に堆積することによ って、何等問題を生じさせない。 このようにして、樋4 にたまった水は排水パイプ41を通じて円滑に外部に排出 されることとなる。
【0017】 以上のように、樋4 から排水パイプ41に至る排水路系に土砂を詰まらせること なく、水だけを排出させることによって、道路から速やかに、不要な水分および 土砂を排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の断面図
【図2】シール材6 の一部切欠の斜視図
【図3】シール材6 の拡大断面図
【図4】従来の道路の継ぎ目構造の断面図
【符号の説明】
10・・・腹板 8・・・棚体 3・・・フィンガープレート 4・・・樋 6・・・シール材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する腹板10,10 の上面にフィンガープ
    レート3,3 を噛み合わせた状態で配設し、前記腹板10,1
    0 間に道路の幅方向に延びる樋4 を配設し、これら樋4
    とフィンガープレート3,3 との間にシール材6 を介装し
    た道路の継ぎ目構造において、土砂の粒子を通過させな
    いが通水性のある材料でシール材6 を形成した道路の継
    ぎ目構造。
JP10509491U 1991-12-19 1991-12-19 道路の継ぎ目構造 Expired - Lifetime JP2515688Y2 (ja)

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JPH0554603U true JPH0554603U (ja) 1993-07-23
JP2515688Y2 JP2515688Y2 (ja) 1996-10-30

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