JP3023089U - 道路の側溝 - Google Patents

道路の側溝

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JP3023089U
JP3023089U JP1995008264U JP826495U JP3023089U JP 3023089 U JP3023089 U JP 3023089U JP 1995008264 U JP1995008264 U JP 1995008264U JP 826495 U JP826495 U JP 826495U JP 3023089 U JP3023089 U JP 3023089U
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JP1995008264U
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喜夫 中嶋
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喜夫 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 特に寒冷地に適し、十分な荷重強度を持っ
た、道路の側溝を提供する。 【解決手段】 路面に接する側壁の上面から、緩い傾斜
面で水平底面に至り、そこからアール付きで立ち上がる
側壁の上面が前記路面に接する側壁の上面よりも高い位
置にある厚肉のブロック体からなることを特徴とする道
路の側溝。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、特に寒冷地に設置して効果を発揮する、厚肉のブロック体からなる 道路の側溝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来道路の側溝には、図4に示すようなU字溝が汎用されてきたが、これを寒 冷地に設置すると、2〜3年後には凍結による影響が現れ、さらに土圧や重車両 の頻繁な通行によって崩壊が始まり、設計通りの当初の流量が確保できなくなる ばかりでなく、粗大ゴミや土石が溝に詰まるなどのトラブルが頻発するようにな る。
【0003】 この対策はきわめて困難であり、清掃作業や度重なる修復工事のために多大の 費用がかかつているのが現状である。さらに、従来のU字溝は、荷重強度が不足 するため、路肩をはみ出る車両によって破壊され、側溝内に落ちた車両の脱出は 困難であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来のU字溝の問題点を解決し、特に寒冷地に適した側溝を提供し て、地域社会の発展に貢献しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を特殊形態の側溝によって解決するもので、ここに提案 する道路の側溝形態は、厚肉のブロック体からなり、その内表面が、路面に接す る側壁の上面から緩い角度の傾斜面で水平底面に至り、さらにそこからアール付 きで立ち上がって側壁の内面を形成し、側壁上面が前記路面に接する側壁の上面 よりも高い位置にあるようにした形態である。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図に示す実施例によって詳しく説明する。 図1は、本考案の道路の側溝の斜視図であり、図2はその横断面図である。 図1に示す本考案の道路の側溝は、浅い底面の厚肉ブロック体であって、図面 の右の側壁1は路面に接し、左の側壁2は路面の端部となる。側溝の内表面は、 側壁の頂部3から、20度前後の緩い傾斜面5を形成して水平底面6に至り、さ らに、そこからアール(R)付き面7で立ち上つて側壁の頂部4につながってい る。
【0007】 図2の路面の末端にくる側壁2の高さHは、路面中央の高さを越えるようにす る。たとえば、幅員4mの場合は、路面中央から道路端部までは2mであるから 、これに道路キャンバー2%を乗じた4cm、幅員5mの場合は、6cmを側壁 1の高さhに付加して側壁2の高さの標準とするのが良い。
【実施例】
【0008】 図2には、本考案の道路の側溝の横断面図であるが、ここに示す本考案の側溝 のディメンシヨンは、側溝の幅Wが525mm、路面に接する側壁1の高さhが 200mm、アール(R)付きで立ち上がる側壁2の高さHが250mmであっ て、緩い傾斜面Sと、水平底面F及びアール(R)面Lが、それぞれ200mm 、100mm、100mmであるものが実用上最適であることがわかっている。
【0009】 上記ディメンシヨンの側溝では、毎秒2mの流速と0.0557m3 の流量の 泥水の処理が可能であるので、従来のU字溝300型に比べて遜色なく、しかも 堅牢であるため、破損や凍結などの恐れがない。 図4は、本考案の側溝を設置した道路の状態を示すもので、路面を従来よりも 広く有効に利用でき、保守点検も容易であることがわかる。
【0010】
【考案の効果】
従来の側溝は、底の部分が水平であるため、流量が少ないときは土砂やゴミ等 を圧送できず残り、それが固定化されて通水の妨げとなっていたが、本考案によ れば、土砂を含む雨水や泥水は、路面に直接接する傾斜面から、浅い水平底面に 達し、アール面で反転されるため、流量が少なくても土砂をよく圧送でき、溝が 詰まるような事態は起きない。また、肉厚で凍結の影響を受けることがないため 寒冷地の使用に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の道路の側溝の斜視図である。
【図2】本考案の道路の側溝の横断面図である。
【図3】本考案の道路の側溝の設置状況を示す説明図で
ある。
【図4】従来のU字溝の斜視図である。
【符号の説明】
1・・・側壁(路面側) 2・・・側壁(路肩側) 3・・・側壁頂部(路面側) 4・・・側壁頂部(路肩側) 5・・・斜面 6・・・水平底面 7・・・アール面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚肉のブロック体からなり、路面に接す
    る側壁上面から、緩い角度の傾斜面が水平底面に至り、
    それにアール付き立ち上がり面が続いて他の側壁内面を
    形成し、この側壁の上面が前記路面に接する側壁の上面
    よりも高い位置にあることを特徴とする道路の側溝。
  2. 【請求項2】 厚肉ブロック体の、幅が525mm、路
    面に接する側壁の高さが200mm、アール付き立ち上
    り面を持つ側壁の高さが250mm、緩い傾斜面と水平
    底面およびアール面が、それぞれが200mm、100
    mm、100mmのディメンションであることを特徴と
    する請求項1に記載の道路の側溝。
  3. 【請求項3】 両側壁の上面の高さの差は、道路幅員の
    1/2に道路キャンバー2%を乗じた数値が基準である
    ことを特徴とする請求項1に記載の道路の側溝。
JP1995008264U 1995-08-08 1995-08-08 道路の側溝 Expired - Lifetime JP3023089U (ja)

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