JPH055045Y2 - - Google Patents

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JPH055045Y2
JPH055045Y2 JP1986027654U JP2765486U JPH055045Y2 JP H055045 Y2 JPH055045 Y2 JP H055045Y2 JP 1986027654 U JP1986027654 U JP 1986027654U JP 2765486 U JP2765486 U JP 2765486U JP H055045 Y2 JPH055045 Y2 JP H055045Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用空気調和装置に係り、特
に、車室内に空気を導入するフアンを制御するフ
アン制御装置の改良に関する。
(従来の技術) 一般的に、自動車には、車室内の空気の温度を
調節する自動車用空気調和装置が設置されてい
る。
そして、この自動車用空気調和装置には、車室
内に空気を導入するフアンが設けられており、こ
のフアンの回転速度は、例えば、特開昭54−
130785号公報に開示されているように制御されて
いる。
第4図には、一般的なフアン制御装置の概略構
成図が示されており、以下のように構成されてい
る。
同図に示すように、空気調和機を総括的に制御
するオートアンプ3には、車室外の空気の温度を
検出する外気センサ1と車室内の空気の温度を検
出する内気センサ2が接続され、夫々のセンサで
検出した信号が入力されている。また、オートア
ンプ3には、オートアンプ3の指令によつて作動
するLO(ロー)リレー4、ML(ミドルロー)リ
レー5、MH(ミドルハイ)リレー6及びHI(ハ
イ)リレー7が夫々接続されており、夫々のリレ
ーの接続点には、抵抗器8、抵抗器9及び抵抗器
10が接続されている。そして、前記フアンを駆
動するフアンモータ11は、HIリレー7と抵抗
器10との接続点に接続されている。
以下に、このように構成されたフアン制御装置
の動作を、第5図に基づいて説明する。
同図において、横軸は外気センサ1と内気セン
サ2の合成抵抗値を、縦軸はフアンの吹出し風量
を示している。
例えば、外気温がT10、内気温がT21の時の外
気センサ1と内気センサ2の合成抵抗値がR0
あつたとすると、オートアンプ3は、LOリレー
4を作動させ、フアンモータ11に、抵抗器8、
抵抗器9及び抵抗器10を介して電力を供給し、
フアンを低速で回転させる。
また、外気温がT10、内気温がT13の時の外気
センサ1と内気センサ2の合成抵抗値がR1であ
つたとすると、オートアンプ3は、MLリレー5
を作動させ、フアンモータ11に、抵抗器9及び
抵抗器10を介して電力を供給し、フアンを中低
速で回転させるようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、前記したような従来のフアン制御装
置にあつては、外気センサ1と内気センサ2の合
成抵抗値の微小変動に対するリレーの動作点のチ
ヤタリングを防止するために、リレーの動作特性
にヒステリシスを設けている。このため、特に自
動車用空気調和装置の起動時において、外気セン
サ1と内気センサ2の合成抵抗値が、第5図中X
の範囲で示される制御のヒステリシス部に入つて
いた場合(例えば、動作点が同図中A点である場
合)には、MHリレー6が動作することになるの
で、夏期の自動車用空気調和機の起動時における
冷房能力を高くすることができず、車室内を急速
に冷房することができない(本来はHIリレーを
作動させたいが、ヒステリシスを設けているため
にHIリレーが働かない)という問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みて成
されたものであり、エンジンの起動初期時に、所
定の時間だけ風量を増加させ、起動初期時の冷房
能力を向上させることのできる自動車用空気調和
機のフアン制御装置を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するための本考案は、車室内の
空気の温度を検出する車室内温度検出手段と、車
両に搭載した空気調和装置を起動するエアコン起
動手段と、車室内に空気を取り入れるフアンを中
速回転にすべき信号を検出する中速回転指令信号
検出手段と、車両に搭載したエンジンを起動する
エンジン起動手段と、前記エンジン起動手段から
信号が出力された時から一定の時間だけ信号を出
力するタイマーと、前記エアコン起動手段、前記
中速回転指令信号検出手段、前記エンジン起動手
段及び前記タイマーからそれぞれ信号が出力され
ているときに、前記車室内温度検出手段により検
出された車室内温度データを補正すべき旨の判断
をする検出温度補正判断手段と、前記検出温度補
正判断手段から前記車室内温度データを補正すべ
き旨の信号が出力されたときに、ヒステリシス部
にある前記フアンの回転速度を一段階上げるよう
前記車室内温度データを補正して前記フアンの回
転速度を演算するフアン回転速度演算手段とを備
えたことを特徴とする。
(作用) 以下に、本考案に係るフアン制御装置の作用を
第1図に基づいて説明する。
エンジン起動手段から信号が出力されると、タ
イマー27はその時より一定の時間だけ信号を出
力する。この間、検出温度補正判断手段28は、
エアコン起動手段24、中速回転指令信号検出手
段25、エンジン起動手段26及びタイマー27
からそれぞれ信号が出力されているときに、車室
内温度検出手段により検出された車室内温度デー
タを補正すべき旨の判断をする一方、例えば前記
一定の時間を超えたときなど、前記4つの信号の
うちのいずれか一つでも出力されなくなると、前
記車室内温度データを補正しない旨の判断をす
る。そしてフアン回転速度演算手段は、検出温度
補正判断手段から前記車室内温度データを補正す
べき旨の信号が出力されると、ヒステリシス部に
あるフアンの回転速度を一段階上げるよう前記車
室内温度データを補正してフアンの回転速度を演
算する一方、補正しない旨の信号が出力される
と、前記車室内温度データを補正しないままこれ
に基づいてフアンの回転速度を演算する。このた
め、フアンモータ11は、エンジン起動時にフア
ンがヒステリシス部の中速回転域にあるとき、エ
ンジン起動時から一定の時間だけ一段階上の高速
回転域で回転することになる。
(実施例) 以下に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第2図には、本考案に係るフアン制御装置の概
略構成図が示されており、以下のように構成され
ている。
自動車用空気調和機を総括制御するオートアン
プ3には、車室外の空気の温度を検出する外気セ
ンサ1と車室内の空気の温度を検出する内気セン
サ2が接続され、夫々のセンサで検出した信号が
入力されている。また、オートアンプ3には、オ
ートアンプ3の指令によつて作動するLO(ロー)
リレー4、ML(ミドルロー)リレー5、MH(ミ
ドルハイ)リレー6及びHI(ハイ)リレー7が
夫々接続されており、夫々のリレーの接続点に
は、抵抗器8、抵抗器9及び抵抗器10が接続さ
れている。そして、前記フアンを駆動するフアン
モータ11は、HIリレー7と抵抗器10との接
続点に接続されている。
一方、オートアンプ3内には、内気センサ2に
抵抗器12を並列に接続するリレーの駆動回路
と、所定の時間だけ前記リレーを作動させるタイ
マー回路が設けられている。抵抗器12の抵抗値
は、外気センサ1と内気センサ2との合成抵抗値
がMH(ミドルハイ)のヒステリシス部にあると
きに、この抵抗器12を加えた合成抵抗値がヒス
テリシス部にないHI(ハイ)に変化するような適
当な値に設定されている。
前記したリレーの駆動回路は、トランジスタ1
6とトランジスタ16のエミツタに接続された前
記リレーのコイル13及びコイル13に並列に接
続された保護抵抗器15とで構成されている。ま
た、前記したタイマー回路は、アンド回路17の
入力端子に接続された抵抗器18、抵抗器19及
びトランジスタ20の直列回路と、トランジスタ
20のベースに接続された抵抗器21及びコンデ
ンサ22の並列回路と、コンデンサ22の充電速
度を決定する抵抗器23とで構成されている。そ
して、アンド回路17の入力端子には、エアコン
の起動信号、MHリレー6の駆動指令信号及びエ
ンジンを起動するイグニツシヨンスイツチの作動
信号を発生する機器が接続され、アンド回路17
の出力端子には、トランジスタ16のベースが接
続されている。
このように構成されたフアン制御装置は、以下
のように動作する。
まず、エンジンを駆動するイグニツシヨンスイ
ツチをONし、この時に、エアコンの起動手段で
あるエアコンスイツチのON信号とMHリレー6
を駆動すべき信号とが出力されている時には、ア
ンド回路17から信号が出力され、この信号によ
つてトランジスタ16がONする。そして、接点
14が閉じ、内気センサ2に抵抗器12が並列に
接続されて、外気センサ1と内気センサ2との合
成抵抗値を変化させる。その結果、第3図に示す
ように、動作点をA点からB点に移動させること
ができる。
一方、イグニツシヨンスイツチをONした瞬間
からタイマー回路が動作し、コンデンサ22の電
位は、時間と共に徐々に上昇し、この電位がトラ
ンジスタ20の動作電圧に達するとトランジスタ
20がONする。そして、アンド回路17から信
号が出力されなくなり、トランジスタ16が
OFFし、接点14が開いて、前記合成抵抗値の
補正が行われなくなる。したがつて、フアンモー
タ11の回転速度が高速から中速に制御される。
以上のように、エンジンの起動時に設定された
フアンモータ11の回転速度がヒステリシス部の
MH(ミドルハイ)である場合には、所定時間、
強制的にフアンモータ11の回転速度をHI(ハ
イ)にすることができるので、夏期におけるエン
ジン起動時の冷房能力を向上させることができ
る。
また、本実施例では、検出する動作信号がMH
の場合についてのみ述べたが、これに限られず、
他の動作信号についても本実施例と同様の動作を
させるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば、起動時にフアンがヒステリシス部の中速回
転域にあるときにフアンの回転速度をエンジン起
動時より一定の時間だけ強制的に一段階上の高速
回転域に変化させることができるので、夏期にお
けるエンジン起動時の冷房能力を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る自動車用空気調和機の
フアン制御装置のブロツク図、第2図は、本考案
に係る自動車用空気調和機のフアン制御装置の概
略構成図、第3図は、第2図に示したフアン制御
装置の動作説明に供する図、第4図は、従来の自
動車用空気調和機のフアン制御装置の概略構成
図、第5図は、第4図に示したフアン制御装置の
動作説明に供する図である。 1……外気センサ、2……内気センサ、8,
9,10……フアンモータ回転速度調節用抵抗
器、11……フアンモータ、12……補正用抵抗
器、14……接点、16,20……トランジス
タ、17……アンド回路、A,B……動作点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車室内の空気の温度を検出する車室内温度検出
    手段2と、 車両に搭載した空気調和装置を起動するエアコ
    ン起動手段24と、 車室内に空気を取り入れるフアンを中速回転に
    すべき信号を検出する中速回転指令信号検出手段
    25と、 車両に搭載したエンジンを起動するエンジン起
    動手段26と、 前記エンジン起動手段26から信号が出力され
    た時から一定の時間だけ信号を出力するタイマー
    27と、 前記エアコン起動手段24、前記中速回転指令
    信号検出手段25、前記エンジン起動手段26及
    び前記タイマー27からそれぞれ信号が出力され
    ているときに、前記車室内温度検出手段2により
    検出された車室内温度データを補正すべき旨の判
    断をする検出温度補正判断手段28と、 前記検出温度補正判断手段28から前記車室内
    温度データを補正すべき旨の信号が出力されたと
    きに、ヒステリシス部にある前記フアンの回転速
    度を一段階上げるよう前記車室内温度データを補
    正して前記フアンの回転速度を演算するフアン回
    転速度演算手段29と、 を備えたことを特徴とする自動車用空気調和機の
    フアン制御装置。
JP1986027654U 1986-02-28 1986-02-28 Expired - Lifetime JPH055045Y2 (ja)

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JP1986027654U JPH055045Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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JPS62139707U JPS62139707U (ja) 1987-09-03
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6012330A (ja) * 1983-06-30 1985-01-22 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5490618U (ja) * 1977-12-10 1979-06-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6012330A (ja) * 1983-06-30 1985-01-22 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置

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JPS62139707U (ja) 1987-09-03

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