JP3304362B2 - 車両用空気調和機のファン制御装置 - Google Patents

車両用空気調和機のファン制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空気調和機のフ
ァン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空気調和機では、送風のためのブ
ロワモータがロックしているときそのまま通電が行われ
ると、モータの焼損あるいは通電素子の破壊等を招くた
め、モータへの印加電圧と通電電流値とを検出し、モー
タの印加電圧に対して検出された電流値が異常に大きい
場合をモータのロック状態と判断して、モータがロック
した場合にはモータへの通電を停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車両用空気調
和機は、様々な環境条件下で使用される車両に搭載され
ているため、環境条件に応じて送風ファンを駆動するモ
ータ電流値の変動があり、例えば、雰囲気温度が低下し
た場合にはモータ電流値が大きくなり、車両の高速走行
時に外気導入を行った場合には、外気が送風ダクト内に
押し込まれてファンの負荷が変化するため同様にモータ
電流値が大きくなり、さらに、車室内の様々な場所に設
けられている各吹出し口までは送風ダクトによって接続
されているため、吹出し口が切り替えられるとそれに応
じて通風抵抗が変化して送風ファンの負荷が変化し、こ
の変化によってモータの電流値が変動する。このため、
一定の基準電流値に基づいてロックの判定を行うと、上
記のとおり環境条件の変化によってモータ電流値が変動
した場合に、ロックしていないにも拘らず誤ってロック
の判定をする可能性があり、その結果、送風の停止など
の空気調和機の異常動作を招き、快適な空調動作が確保
されない可能性がある。
【0004】本発明は、車両用空気調和機においてブロ
ワモータのロックを検出する場合に、誤ったロックの検
出によって送風動作に支障を与えることが少ない車両用
空気調和機のファン制御装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両用空気調
和機の送風ファンを駆動するモータへの印加電圧および
通電電流値を検出して、前記印加電圧に対応した基準電
流値に基づいて前記モータのロックの判定を行うロック
判定手段を備えた車両用空気調和機のファン制御装置に
おいて、前記ロック判定手段は、(1)車速を検出する
車速検出手段と、前記車両用空気調和機が内気循環か外
気導入かを判定する内外気判定手段と、この内外気判定
手段によって外気導入であると判定されたときに、前記
車速検出手段が検出した車速が速くなるほど前記基準電
流値が大きくなるように補正する基準値補正手段とを備
えるか、(2)前記車両用空気調和機が内気循環か外気
導入かを判定する内外気判定手段と、この内外気判定手
段の判定結果に応じて前記基準電流値を補正する基準値
補正手段とを備えるか、(3)前記車両用空気調和機の
吹出口の切替状態を判定する吹出口判定手段と、この吹
出口判定手段の判定結果に応じて前記基準電流値を補正
する基準値補正手段とを備える。
【0006】
【作用】本発明では、送風ファンのモータのロックを検
出するために、印加電圧と通電電流値とが検出され、ロ
ック判定のための基準電流値が印加電圧に基づいて一旦
決められる。さらに、車両用空気調和機の環境条件の検
出、例えば、送風ダクト内や車室内の気温の検出、車両
の走行速度の検出、外気あるいは内気の区別および吹出
し口の区別の検出を行って、検出された条件に応じたモ
ータ電流値の変動傾向に基づいて、基準電流値を補正す
る。これにより、例えば、低温時や、高速走行における
外気導入時には、モータ電流値が大きくなることを考慮
して基準電流値を大きくしたり、それぞれの車両におけ
る吹出し口への送風ダクトの通風抵抗に応じて、基準電
流値を変更する。この結果、モータ電流値が大きくなる
傾向がある場合には、ロックの判定のための基準電流値
を大きくしておくことにより、誤ったロックの検出を回
避できるため、モータが停止されることがなく、モータ
が実際にロックしない限り安定した送風動作が確保され
る。
【0007】
【発明の効果】本発明では、モータの電流値を変動させ
る要因となる環境条件に基づいて基準電流値が補正され
るため、誤ってロックが検出されることが少なく、送風
動作が停止することが少ない。
【0008】
【実施例】次に本発明を車両用空気調和機における実施
例に基づいて説明する。図1にその回路図を示す本実施
例の車両用空気調和機は、図示しない送風ダクト内に、
送風ファン、エバポレータ、ヒータコアその他を配し
て、設定温度等に応じて暖房、冷房および送風量を自動
的に選択して運転するもので、本発明は、上記送風ファ
ンを駆動するための直流モータ(以下ブロワモータとい
う)1の制御に適用される。
【0009】図1において、2はイグニッションスイッ
チ、3はブロワモータ1への給電制御を行う送風用リレ
ー、4は空調制御を行うマイクロコンピュータ(以下マ
イコンという)、5、6はブロワモータ1を通電するた
めのパワートランジスタ、7はパワートランジスタ5、
6によるブロワモータ1への通電時に電流を一部バイパ
スさせて通電するとともに、ブロワモータ1の起動時に
は単独でブロワモータ1への通電に利用されるバイパス
用抵抗器で、送風ファンが最も弱いLo(ロー)に相当
するファン速度が得られるような抵抗値を有する。8は
送風ファンが最も強いHi(ハイ)に相当するファン速
度でブロワモータ1を駆動するためにパワートランジス
タ5、6および抵抗器7をバイパスしてバッテリ9の電
圧を直接印加するHiリレー、10はブロワモータ1を
流れるモータ電流値Imに対応する電圧Vrが検出され
る検流用抵抗器である。
【0010】一方、マイコン4に対して動作指示を与え
るための操作パネル20には、風量設定器21、室温設
定器22、吹出しモード設定器23、内外気切替スイッ
チ24、その他、エアコンスイッチ等の操作器が設けら
れるとともに、ブロワモータ1のロックが検出された場
合に表示するためのブロワモータロック表示器30等を
備える。またマイコン4は、後述するとおりブロワモー
タ1のロックを検出するための基準電流値を決定する際
に、ブロワモータ1の環境条件に応じて補正を行うため
に、ブロワモータ1の雰囲気温度を検出する雰囲気温度
センサ25と、車両の走行速度を検出するための車速セ
ンサ26とを備えており、さらにマイコン4は、空調制
御のための内気センサ、外気センサ、吹出し温センサ等
のその他のセンサ27を備えるともに、目標温度に応じ
て駆動されるコンプレッサ、ウォータバルブおよび温調
ダンパや、送風状態の選択に応じて駆動される吸い込み
口切替ダンパ、吹出し口切替ダンパ等が、アクチュエー
タ40として設けられている。
【0011】なお、雰囲気温度センサ25は、ブロワモ
ータ1の近傍に取りつけられるが、内気センサやその他
の温度センサを利用してもよい。車速センサ26は、車
両用空気調和機におけるブロワモータ1のロック判定に
用いられる以外に、車両エンジンの制御にも利用される
ものである。なお、4aはA/D変換器で、操作パネル
20からの各操作信号および各センサの検知信号ととも
に、ブロワモータ1の端子間の印加電圧Vm、検流用抵
抗器10で検出される電圧Vrをデジタル信号に変換す
る。4bはD/A変換器である。
【0012】次に、以上の構成からなる車両用空気調和
機におけるマイコン4によるブロワモータ1のロックの
判定について説明する。モータ電流値Imは、ブロワモ
ータ1がロックしていない場合には、定常電流値を示す
が、ロックしている場合には、定常電流値と比べて著し
く大きい値を示すため、ロックの判定は、モータ電流値
Imを検出し、それが、ロックの判定のための基準の電
流値と比べて大きいか否かによって行われる。モータ電
流値Imは、ブロワモータ1がロックしているしていな
いに関係なく、ブロワモータ1への印加電圧に応じて異
なるため、基準の電流値は、所定の演算式によってブロ
ワモータ1への印加電圧Vmに応じて決められる複数の
基準電流値からなる基準電流値群として設けられる。
【0013】以下、基準電流値群の決定について、図2
を参考にして説明する。ブロワモータ1がロックしたか
否かを判定するための基準電流値群は、従来より、通常
の運転においては何ら問題がないように、ブロワモータ
1への印加電圧Vmに対する定常電流値とロック発生時
の電流値のほぼ中間の値を各印加電圧Vmにそれぞれ対
応させて基準電流値群を初期設定している(ステップ1
1)。しかし、モータ電流値Imは、ブロワモータ1の
環境条件に応じて変動するため、ブロワモータ1の環境
条件を検出して、それらの環境条件に応じて上記初期設
定された基準電流値群を補正して、誤ったロックの検出
が行われないようにしている。
【0014】検出される環境条件としては、モータ電流
値Imに変動をもたらすものが挙げられ、ブロワモータ
1の雰囲気温度、車両用空気調和機において外気の導入
を行う場合には、車両の走行速度に応じて送風ダクト内
へ外気が押し込まれることによって送風ファンの負荷が
変化するため、内気循環か外気導入かの区別、また外気
導入の場合には車両の走行速度、さらに吹出し口に応じ
て送風ダクトが異なりそれによって通風抵抗が異なるた
め、吹出し口の区別がある。これらの環境条件を検出す
るためのセンサとして、上述のとおり、雰囲気温度セン
サ25および車速センサ26が備えられているが、送風
ダクトの通風抵抗に関わる各検出については特にセンサ
は設けられてなく、操作パネル20に設けられた内外気
切替スイッチ24からの切替信号や、吹出しモード設定
器23による吹出し口の選択信号が、環境条件の検出に
用いられている。
【0015】マイコン4では、上記初期設定された基準
電流値群をこれらの環境条件に応じて、ブロワモータ1
の雰囲気温度に基づいた温度補正(ステップ12)、外
気が導入されている場合には(ステップ13においてY
ES)、車速補正(ステップ14)、さらに、選択され
た吹出し口に応じた吹出し口補正を行い(ステップ1
5)、誤ったロックの検出を防止する。
【0016】温度補正では、雰囲気温度が低いほど基準
電流値を大きくさせるように補正し、高いほど小さくす
るようにする。外気導入時における車速補正では、車速
が速いほど基準電流値を大きくするように補正する。吹
出し口補正では、個々の吹出し口に応じて通風抵抗が異
なり、それに応じて送風ファンの負荷が異なるため、一
般的な傾向として述べられないが、その一例をステップ
15に示す。
【0017】以上の各補正を行った結果、例えば図3に
示すとおり、基準電流値群が大きくなるように補正され
た場合には、モータ電流値Imが大きい場合でも、誤っ
てロックが検出されることは少ない。
【0018】さらに、ブロワモータ1への印加電圧Vm
が低い場合には、ブロワモータ1等のばらつきやその他
の原因によって、検出されるモータ電流値Imが、上記
環境条件に応じて補正された基準電流値群の基準電流値
より大きくなる場合が生じる可能性があるため、一旦ロ
ックが検出された場合でも、印加電圧Vmを高くして再
判定を行い、2度ともロックが検出された場合に限っ
て、送風動作の停止を行うようにして、誤ったロックの
検出によって送風動作が停止することがないようにして
いる。
【0019】次に、マイコン4におけるロック判定に関
する制御動作を中心にして、車両用空気調和機の作動を
図4を参考にして説明する。イグニッションスイッチ2
がオンされると、マイコン4へ給電され、マイコン4が
起動する。風量設定器21がオフ(OFF)に設定され
ている場合には(ステップ1においてNO)、操作パネ
ル20に応じた空調動作は行われず、オンになるまで待
機する。風量設定器21が運転者の希望する風量あるい
は自動(AUTO)に操作されてオンになると(ステッ
プ1においてYES)、所定の起動制御が行われる。起
動制御では、例えば、パワートランジスタ5、6をオフ
にしたままで、送風リレー3がオンになり、バイパス用
抵抗器7を介した電圧V1(例えば4V)が印加される
とブロワモータ1の通電が開始され、このとき2秒タイ
マが計時を開始する。
【0020】ブロワモータ1の通電に伴って電圧V1が
ブロワモータ1への印加電圧Vmとして検出されて、ロ
ックの判定を行うための基準電流値I1が、電圧V1に
基づいて上述のステップ11〜15のとおり決定される
(ステップ2)。一方、電圧Vrに基づいてモータ電流
値Imが検出されて、モータ電流値Imが、基準電流値
I1と比較されてロックの判定が行われる。
【0021】モータ電流値Imが、基準電流I1より小
さい場合には(ステップ3においてNO)、ブロワモー
タ1は正常に作動していると判定され、操作パネル20
の操作に応じた空調動作へ移行し、空気調和機の制御動
作に応じてブロワモータ1への印加電圧Vmが変化し、
制御動作に対応した送風量が得られる。モータ電流値I
mが、基準電流値I1より大きい場合には(ステップ3
においてYES)、これが2秒間継続するか否か繰り返
し判別し(ステップ4においてNO)、2秒以内にモー
タ電流値Imが基準電流値I1より小さくなった場合に
は、上記の場合と同様に、空調動作へ移行する。
【0022】モータ電流値Imが基準電流値I1より大
きい状態が2秒間継続している場合には(ステップ4に
おいてYES)、ブロワモータ1がロックしている可能
性があるものの、実際にブロワモータ1がロックしたた
めにモータ電流値Imが基準電流値I1を越えたのか、
何らかの外因によってモータ電流値Imが基準電流値I
1を偶然越えたのかは、この時点では確定されない。
【0023】このため、ブロワモータ1への印加電圧V
mをHiリレー8によって一旦ファン速度Hiに相当す
る電圧V2(例えば12V)に変更する(ステップ
5)。ブロワモータ1の印加電圧Vmの変更に伴って、
基準電流値を算出する演算においては、新たな電圧V2
に対応した基準電流値I2が算出される。
【0024】モータ電流値Imを、電圧V2に対応する
基準電流値I2と比較してブロワモータ1のロックを再
判定し、モータ電流値Imが基準電流値I2以上の場合
には(ステップ6においてYES)、これが2秒間継続
するか否か繰り返し判別し(ステップ7においてN
O)、モータ電流値Imが基準電流値I2より大きい状
態が2秒間継続している場合には(ステップ7において
YES)、ブロワモータ1がロックしていると判別し、
それ以上継続してブロワモータ1への通電を行うと、ブ
ロワモータ1の焼損あるいはブロワモータ1を通電する
通電素子としてのパワートランジスタ5、6の破壊等を
招く虞があるため、ブロワモータ1への通電を停止する
とともに(ステップ8)、ブロワモータ1のロックを検
出したことを操作パネル20におけるモータロック表示
器30によって表示する。
【0025】モータ電流値Imが基準電流値I2より小
さい場合、あるいは、2秒以内にモータ電流値Imが基
準電流値I2より小さくなった場合には(ステップ6に
おいてNO)、印加電圧Vmが比較的低い電圧V1であ
ったために基準電流値I1に基づいたロックの判定にお
いて誤ってロックが検出されたこと、印加電圧Vmを電
圧V2に変更したことによってブロワモータ1への通電
電流が増加してトルクが大きくなったためにブロワモー
タ1が容易に回転を始めたこと、あるいは、電圧V2の
通電による発熱によって雪入りした氷が溶けてロックが
解除されたことなどが考えられ、いずれにしても、これ
らの場合には、ブロワモータ1はロックしていないと見
なすことができる。従って、こうした場合には、ブロワ
モータ1への印加電圧Vmをもとの電圧V1へ戻し(ス
テップ9)、操作パネル20の操作に応じた空調動作へ
移行し、その後は、空気調和機の制御動作に応じてブロ
ワモータ1を制御する。このため、空気調和機の制御動
作に応じた送風動作が確実に得られ、安定した運転を確
保できる。
【0026】上記実施例では、ブロワモータ1の起動制
御において、バイパス用抵抗器7のみによる一定の電圧
によって通電を行うものを示したが、操作パネル20の
操作状態に応じた電圧を印加して起動するものでもよ
い。また、再判定のために、ブロワモータ1の印加電圧
Vmを、ファン速度Loの電圧からHiの電圧に変更す
るようにしたが、起動時の印加電圧に対して一定の電圧
(例えば2V)を加えた電圧に変更するようにしてもよ
い。
【0027】図5に本発明の第2実施例を示す。上記第
1実施例では、送風ファンの制御状態に応じてブロワモ
ータ1への印加電圧Vmを変更するものを示したが、第
2実施例では、ブロワモータ1への印加電圧Vmを一定
にしてデューティ発生部4cを介してパワーMOSFE
T5Aのデューティ比を変更するPWM制御を行う。こ
の場合、ブロワモータ1への印加電圧Vm、モータ電流
値Imは、積分処理によって平均電圧、平均電流として
検出することによって、第1実施例と同様にロック判定
を行うことができる。上記の各実施例では、冷房および
暖房を行う車両用空気調和機を示したが、冷房あるいは
暖房を単独で行う空気調和機でもよく、また、送風制御
のみのブロワコントローラでもよい。
【0028】上記の各実施例では、基準電流値群を印加
電圧に基づいて算出するものを示したが、マイコンにお
けるメモリに、各印加電圧および環境条件に対応した基
準電流値群を設けて、印加電圧Vmと検出された環境条
件に応じて基準電流値群の中から運転状態に応じた基準
電流値を読出すようにしてもよい。上記の各実施例で
は、環境条件としての雰囲気温度、車速、吹出し口等の
全てに基づいて補正を行うものを示したが、各環境条件
のいずれかあるいは複数のみに基づいて補正を行うもの
でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す車両用空気調和機の第
1実施例を示す回路図である。
【図2】 本発明の実施例を示す車両用空気調和機の第
1実施例におけるロックの判定のための基準電流値群の
決定動作を説明するための流れ図である。
【図3】 本発明の実施例を示す車両用空気調和機の第
1実施例におけるロックの判定のための基準電流値群の
決定結果の一例を示す特性図である。
【図4】 本発明の実施例を示す車両用空気調和機の第
1実施例のロックの判定に係る作動説明のための流れ図
である。
【図5】 本発明の実施例を示す車両用空気調和機の第
2実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ブロワモータ(モータ) 4 マイクロコンピュータ(車両用空気調和機のファン
制御装置、ロック判定手段、基準値補正手段) 23 吹出しモード設定器(環境条件検出手段) 24 内外気切替スイッチ(環境条件検出手段) 25 雰囲気温度センサ(環境条件検出手段) 26 車速センサ(環境条件検出手段) Vm 印加電圧 Im モータ電流値(通電電流値)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−91396(JP,A) 特開 平4−365923(JP,A) 実開 昭58−126216(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 101 B60H 1/12 641 B60H 1/32 626 F04D 27/00 F01P 7/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用空気調和機の送風ファンを駆動す
    るモータへの印加電圧および通電電流値を検出して、前
    記印加電圧に対応した基準電流値に基づいて前記モータ
    のロックの判定を行うロック判定手段を備えた車両用空
    気調和機のファン制御装置において、 前記ロック判定手段は、車速を検出する車速検出手段
    と、前記車両用空気調和機が内気循環か外気導入かを判
    定する内外気判定手段と、この内外気判定手段によって
    外気導入であると判定されたときに、前記車速検出手段
    が検出した車速が速くなるほど前記基準電流値が大きく
    なるように補正する基準値補正手段とを備えたことを特
    徴とする車両用空気調和機のファン制御装置。
  2. 【請求項2】 車両用空気調和機の送風ファンを駆動す
    るモータへの印加電圧および通電電流値を検出して、前
    記印加電圧に対応した基準電流値に基づいて前記モータ
    のロックの判定を行うロック判定手段を備えた車両用空
    気調和機のファン制御装置において、 前記ロック判定手段は、前記車両用空気調和機が内気循
    環か外気導入かを判定する内外気判定手段と、この内外
    気判定手段の判定結果に応じて前記基準電流値を補正す
    る基準値補正手段とを備えたことを特徴とする車両用空
    気調和機のファン制御装置。
  3. 【請求項3】 車両用空気調和機の送風ファンを駆動す
    るモータへの印加電圧および通電電流値を検出して、前
    記印加電圧に対応した基準電流値に基づいて前記モータ
    のロックの判定を行うロック判定手段を備えた車両用空
    気調和機のファン制御装置において、 前記ロック判定手段は、前記車両用空気調和機の吹出口
    の切替状態を判定する吹出口判定手段と、この吹出口判
    定手段の判定結果に応じて前記基準電流値を補正する基
    準値補正手段とを備えたことを特徴とする車両用空気調
    和機のファン制御装置。
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