JPH0228087Y2 - - Google Patents

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JPH0228087Y2
JPH0228087Y2 JP1984080840U JP8084084U JPH0228087Y2 JP H0228087 Y2 JPH0228087 Y2 JP H0228087Y2 JP 1984080840 U JP1984080840 U JP 1984080840U JP 8084084 U JP8084084 U JP 8084084U JP H0228087 Y2 JPH0228087 Y2 JP H0228087Y2
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JP
Japan
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rotation speed
signal
blower
air conditioner
engine
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JP1984080840U
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JPS60192916U (ja
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用エアコンデイシヨナの制
御装置、特にアイドル回転数多段制御形のエアコ
ンデイシヨナの制御装置に関する。
エアコンデイシヨナ(以下、単にエアコンとい
う)を装着した自動車において夏季に冷房運転を
行なうと、アイドリング時の冷房効果が走行時に
比べて劣ることが経験される。これは、エアコン
のコンプレツサがエンジンによつて駆動されるた
め、エンジンの回転数の低いアイドリング時に
は、冷媒の循環量が低下するからである。このた
め、冷房運転時にアイドル回転数を平生より少し
高目に設定するためのFICD(フアスト・アイド
ル・コントロール・デバイス)が備えられること
がある。
従来のFICDは、エアコンのみならずライトな
どの電気負荷やパワステアリングポンプ駆動負荷
が加わつたときにアイドルアツプするためのISC
(アイドル・スピード・コントローラ)に組込ま
れており、機械式と電気式とがある。機械式のも
のは、エアコンのオン信号によりソレノイドバル
ブがオンしてこれによりバキユームアクチユエー
タに負圧が導入され、エンジンスロツトルレバー
が一定度開いてエンジン回転数が上昇し、プーリ
比に応じてコンプレツサ回転数も上昇して冷房能
力が増加する。電気式のものは、エアコンオン信
号およびアイドル運転信号によりエンジンコント
ロールユニツトがアイドル回転数制御装置を駆動
し、エンジン回転数を上げてコンプレツサの冷房
能力を増加させる。
従来のこのようなISCは、アイドル回転数の制
御が、平生時と増加時の2段しかないため、1段
目では暑すぎ、2段目では涼しすぎるといつた状
態のときにはクーラとしてうまく機能しない。ま
た、フロントクーラだけではなくリヤクーラも備
えられている場合には、大幅なアイドルアツプを
しないと冷房能力が不足するが、この場合にフロ
ントクーラのみを使用すると冷房能力が過大にな
つてしまう。このため、従来のISCは、単に室内
温度が適正に制御できないのみならず、燃費、振
動、騒音等の問題も発生させる。すなわち、アイ
ドル回転数が上がれば燃費や車体振動が増加し、
さらに、ブロワの騒音やコンプレツサのオン・オ
フシヨツクも加わり、エアコンオン・オフ時の温
度差も大きくなる。
この考案は熱負荷を検出する温度センサと、前
記温度センサからの信号、エアミツクスダンパの
位置を示す信号及びブロワ回転数信号を論理判定
してエアコンデイシヨナ作動中にブロワ回転数及
びエンジンアイドル回転数を変化させる制御手段
とを備え、上記温度センサからの信号が設定温度
を上回る温度を示し、且つエアミツクスダンパ位
置を示す信号が最冷位置を示したときに、ブロワ
回転数に応じて該ブロワ回転数がハイレベルでな
いときにブロワ回転数を増速せしめ、該ブロワ回
転数がハイレベルのときにエンジンアイドル回転
数を増速させるように上記制御手段が作動するよ
うに構成されたことを特徴とする。
以下、添付図面を参照してこの考案を説明す
る。
第1図は、この考案の一実施例における制御部
の配置構成を示している。自動車の天井内側には
車室内温度センサ1が設けられ、インストルメン
トパネル上には室温設定装置2が設けられ、その
下にはエアコンブロワフアン3が設けられてい
る。フロントシートの裏側にはエアコンコントロ
ールユニツト4が設けられ、トーボード上にはエ
ンジンコントロールユニツト5が設けられてい
る。エンジンルーム内には、カウルトツプに近接
してアイドル回転数制御装置6およびエンジン7
に近接してエアコンコンプレツサ8がそれぞれ設
けられている。
第2図は、この考案の一実施例における制御ブ
ロツクを示している。エアコンコントロールユニ
ツト4にはエアコンオン信号とともに車室内温度
センサ1から車室内温度信号T1および室温設定
装置2から設定温度信号T2が入力されると、エ
アコンコントロールユニツト4は、T1とT2との
温度偏差とT2値に応じて、ブロワ回転数を上げ
るかまたはエンジン回転数を上げるかを判断し
て、フアン回転数指令信号Fかまたはエンジンコ
ントロールユニツト5への信号A1〜Anを出力す
る。
このエアコンコントロールユニツト4における
制御は、例えば第3図に示すように、室内温度信
号T1が室温27℃で検知したものであり、設定温
度信号T2が室温25℃を設定したものであるなら
ば、その温度偏差T1−T2=2が目標偏差T(必要
な場合は日射補正を入れたもの)に対して大きく
なければ、例えばアイドル回転数900rpmになる
ような信号A1をエンジンコントロールユニツト
5へ出力する。T1−T2>Tの場合は、今度はエ
アミツクスダンパが最冷位置にあるか否かが判断
され、エアミツクスダンパが最冷位置にあるとき
は、現在の状態ではそれ以上冷却することはでき
ないので、ブロワ回転数を上げて風量を増すか、
またはエンジン回転数を上げてコンプレツサの冷
房能力を増す。しかしながら、ブロワの回転数を
上げると室内騒音が増加するので、まずブロワが
その能力の75%以上のハイレベル運転されている
かどうかが判断され、そのように運転されている
場合には、ブロワの回転数を増加させることな
く、アイドル回転数を例えば1050rpmになるよう
に信号A2をエンジンコントロールユニツト5へ
出力する。ブロワの回転数がその能力の75%にな
つていないときは、アイドル回転数の低いA1
号を出力するとともに、ブロワ回転数を上げるた
めの指令信号Fを出力する。出力がA1〜Anの多
段制御の場合は、目標偏差T、エアミツクスダン
パ条件およびブロワフアン条件を必要に応じてn
段階に分割する。
第2図に戻つて、エンジンコントロールユニツ
ト5に信号A1〜Anが入力され、かつアイドル運
転信号Iおよびニヨートラル信号Nが入力される
と、エンジンコントロールユニツト5は、アイド
ル回転数制御装置6にA1〜Anに応じた信号B1
Bnを出力する。制御装置6は、この信号B1〜Bn
に従つてエンジン7を信号R1〜Rnでもつて作動
させ、エンジン7を所定の回転数S1〜Snで回転
させる。エアコンプレツサ8は、エンジン7によ
つてベルト駆動されるので、そのプーリ比によつ
てコンプレツサ8の回転数X1〜Xnが定まる。こ
れら信号A,B,R,S,Xは、A1〜nからX1
〜nまでそれぞれ1対1で対応し、上記例の場合
はA1信号によりX1=900rpm,A2信号によつて
X2=1050rpmが得られるように装置が組立てら
れる。
第2図のエンジンコントロールユニツト5から
エアコンプレツサ8までの制御は、FICDが多段
制御になつていることを除いて、従来のISCと同
じであり、そのアイドルアツプ制御回路も、第4
図に示すように、エアコントロールユニツト4
に、例えば2段目のアイドルアツプ信号を出力さ
せる機能を持たせるとともに、エンジンコントロ
ールユニツト5に、この信号を受けてエアコンプ
レツサ8を1050rpmで回転させる信号を出力させ
る機能を持たせるように構成すればよい。他のバ
ツテリ9、イグニシヨンスイツチ10、低圧スイ
ツチ11、高圧スイツチ12、パワリレー13お
よびマグネツトクラツチ14等の構成は従来の
FICDと同じである。
上記実施例は、車室内温度センサ1からの室内
温度信号T1と室温設定装置2からの設定温度信
号T2との温度偏差を利用しているが、車外温度
センサやクリーニングユニツト内の温度センサを
利用してより細かな制御を行なつてもよく、一つ
の温度センサによる粗い制御を行なつてもよい。
以上のように、この考案は、現温度が設定温度
を上回り、エアミツクスダンパが最令位置にあ
り、ブロワ回転数がハイレベルにないと、まず、
ブロワ回転数が増量調整し、その上で現温度か設
定温度に達しないとエンジン回転数を多段制御す
るので、無駄なエアコン運転がなくなつて燃費が
よくなり、またアイドル回転数を車体振動特性の
共振周波数を逃げた点に設定できるので車体振動
を軽減することができる。また、ブロワをハイレ
ベル以下で運転できるのでブロワ騒音を低減さ
れ、コンプレツサを多段制御するので、オン・オ
フの切換えが少なくなつて切換時のシヨツクが軽
減されるとともに、吹出し温度のばらつきも小さ
くなつてフイーリングが向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例における制御部
の配置構成図、第2図は、この考案の一実施例に
おける制御ブロツク図、第3図は、この考案の一
実施例におけるエアコンコントロールユニツト内
の制御のための流れ図、第4図は、この考案の一
実施例における制御のための回路図である。 10……イグニシヨンスイツチ、11……低圧
スイツチ、12……高圧スイツチ、13……パワ
リレー、14……マグネツトクラツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱負荷を検出する温度センサと、前記温度セン
    サからの信号、エアミツクスダンパの位置を示す
    信号及びブロワ回転数信号を論理判定してエアコ
    ンデイシヨナ作動中にブロワ回転数及びエンジン
    アイドル回転数を変化させる制御手段とを備え、
    上記温度センサからの信号が設定温度を上回る温
    度を示し、且つエアミツクスダンパ位置を示す信
    号が最冷位置を示したときに、ブロワ回転数に応
    じて該ブロワ回転数がハイレベルでないときにブ
    ロワ回転数を増速せしめ、該ブロワ回転数がハイ
    レベルのときにエンジンアイドル回転数を増速さ
    せるように上記制御手段が作動するように構成さ
    れたことを特徴とする自動車用エアコンデイシヨ
    ナの制御装置。
JP8084084U 1984-05-31 1984-05-31 自動車用エアコンディショナの制御装置 Granted JPS60192916U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8084084U JPS60192916U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 自動車用エアコンディショナの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8084084U JPS60192916U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 自動車用エアコンディショナの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60192916U JPS60192916U (ja) 1985-12-21
JPH0228087Y2 true JPH0228087Y2 (ja) 1990-07-27

Family

ID=30627065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8084084U Granted JPS60192916U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 自動車用エアコンディショナの制御装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS60192916U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS529136U (ja) * 1975-07-08 1977-01-22
JPS5851383U (ja) * 1981-09-30 1983-04-07 株式会社長谷川工務店 引戸用警報装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS529136U (ja) * 1975-07-08 1977-01-22
JPS5851383U (ja) * 1981-09-30 1983-04-07 株式会社長谷川工務店 引戸用警報装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60192916U (ja) 1985-12-21

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