JPH07186707A - 電動機付コンプレッサの制御装置 - Google Patents

電動機付コンプレッサの制御装置

Info

Publication number
JPH07186707A
JPH07186707A JP33786793A JP33786793A JPH07186707A JP H07186707 A JPH07186707 A JP H07186707A JP 33786793 A JP33786793 A JP 33786793A JP 33786793 A JP33786793 A JP 33786793A JP H07186707 A JPH07186707 A JP H07186707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
vehicle
rotation speed
electric motor
stopped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33786793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Iio
正裕 飯尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP33786793A priority Critical patent/JPH07186707A/ja
Publication of JPH07186707A publication Critical patent/JPH07186707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気自動車用空調装置において、停車時のコ
ンプレッサの振動,騒音を緩和する。 【構成】 車速検出スイッチ18と、回転数制限手段1
3aとを設け、車速検出スイッチ18の出力に基づき回
転数制御回路10を制御して、車両の停車時、電動機付
コンプレッサ50の最大回転数を走行時より小さく設定
することにより、停車時におけるコンプレッサの騒音,
振動を小さくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動機付コンプレッ
サの制御装置、特に電気自動車用空調装置に用いられる
電動機付コンプレッサの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車用空調装置には、一般に密閉
型電動機付コンプレッサが用いられている。この電動機
付コンプレッサは、回転数制御回路により所定の最大回
転数の範囲内で可変速運転され、コンプレッサとともに
冷却サイクルを構成するエバポレータの冷房能力が制御
される。上記回転数制御回路は、マイクロコンピュータ
等から成るコントロールユニットにより制御され、当該
コントロールユニットは、内気温度,外気温度,日射温
度等の冷房負荷と設定温度に基づき総合信号を求め、こ
の総合信号に基づき上記回転数制御回路を介して、電動
機付コンプレッサの回転数を図4に示す如く制御する。
当該電動機付コンプレッサはエンジン駆動式コンプレッ
サとは異なり、車載バッテリで駆動されるので、車速に
関係なく、図4に示すように走行時,停車時とも同じ最
大回転数が設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気自動車
は、ガソリンやディーゼル等のエンジン車とは異なり、
エンジン騒音が無いことから極めて静かである。特に、
停車時には車両駆動モータも停止しており、一番静かな
状態である。一方、電気自動車用空調装置は、車速に関
係なく、冷房負荷や温度設定器の温度調節レバー位置に
よりコンプレッサの回転数が決まり、運転初期には最大
回転数で運転されることが多く、特に車両駆動モータが
停止している停車状態にあってはコンプレッサの騒音,
振動のみが目立ち、騒音,振動面でエンジン車に比較し
不利であった。
【0004】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、停車時のコンプレッサの振
動,騒音を緩和することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では、車両の停
車,走行状態を検出する車両状態検出手段と、この車両
状態検出手段の出力に基づき回転数制御回路を制御し
て、車両の停車時、電動機付コンプレッサの最大回転数
を走行時より小さく設定する回転数制限手段とを備えた
ものである。
【0006】
【作用】この発明においては、車両状態検出手段により
車両が停車状態か走行状態かを検出し、停車状態にあっ
ては、車両状態検出手段の出力に基づき回転数制限手段
が電動機付コンプレッサの最大回転数を走行時よりも小
さく設定するので、停車時における電動機付コンプレッ
サの振動,騒音が少なくなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図に基づいて説
明する。図1は、この発明の一実施例を示す構成図であ
る。なお、図1は冷房専用回路について示したものであ
るが、冷暖共用となるヒートポンプサイクルに関しても
図示はしていないが適用可能である。図において、1は
コンプレッサで、減速機2を介して直流電動機3により
回転駆動されものであり、これらコンプレッサ1,減速
機2,電動機3は基体4上に一体化され、電動機付コン
プレッサ50が構成されている。上記コンプレッサ1
は、コンデンサ5,受液器6,膨張弁7及びエバポレー
タ8とともに冷却サイクル9を構成し、内気又は外気が
上記エバポレータ8により冷却され、車室内に吹出され
る。一方、上記電動機3は回転数制御回路10により可
変速運転される。この回転数制御回路10は、直流電力
を電圧周波数可変の交流電力に変換するインバータ10
aと、インバータ10aからの交流電力をその電圧周波
数に応じた電圧の直流電力に変換するコンバータ10b
とから成り、これらインバータ10a,コンバータ10
bはサイリスタ等により構成されている。上記インバー
タ10aには、エアコンスイッチ11を介して電気自動
車の車載バッテリ12が接続され、当該バッテリ12か
ら出力される直流電力がインバータ10aにより電圧周
波数可変の交流電力に変換され、この交流電力がコンバ
ータ10bにより直流電力に変換されて、電動機付コン
プレッサ50が所定の最大回転数の範囲内で可変速運転
される。
【0008】上記回転数制御回路10は、マイクロコン
ピュータ等から成るコントロールユニット13により出
力電圧が制御される。当該コントロールユニット13
は、温度設定器14から入力される設定温度TDと、内
気温度センサ15から入力される内気温度Trと、外気
温度センサ16から入力される外気温度Taと、日射温
度センサ17から入力される日射温度Tsに基づき、下
記演算式により総合信号Tを求め、この総合信号Tに基
づき上記インバータ10aを構成するサイリスタの点弧
角を制御することにより、回転数制御回路10の出力電
圧を制御する。 T=aTr+bTa+cTs−dTD (なお、a,b,c,dは定数)
【0009】ここで、本実施例においては、車両の停
車,走行状態を検出する車両状態検出手段として車速が
零となるとオン作動する車速検出スイッチ18が設けら
れるとともに、コントロールユニット13の機能とし
て、上記車速検出スイッチ18の出力に基づき、車両の
停車時、電動機付コンプレッサ50の最大回転数を例え
ば走行時の2/3程度に小さく設定する回転数制限手段
13aが付加されている。なお、車両状態検出手段とし
ては、上記車速検出スイッチ18の他に、車両駆動モー
タの電流値や回転数を検出するセンサ、あるいは振動セ
ンサ等を用いることも可能である。
【0010】以上の構成において、コントロールユニッ
ト13は、温度設定器14,内気温度センサ15,外気
温度センサ16,日射温度センサ17及び車速検出スイ
ッチ18の各出力を入力し、設定温度TD,内気温度T
r,外気温度Ta及び日射温度Tsに基づき上述した演
算式を用いて総合信号Tを求め、この総合信号Tに基づ
き回転数制御回路10を制御し、電動機付コンプレッサ
50を所定の最大回転数の範囲内で可変速運転する。内
気温度Tr,外気温度Ta,日射温度Tsを含む冷房負
荷が高く、温度設定器14の温度調節レバー位置が最大
(フルクール)となると、総合信号Tも大きくなって電
動機付コンプレッサ50は最大回転数で運転され、エバ
ポレータ8より最大冷房能力が得られる。また、逆に総
合信号Tが小さくなると電動機付コンプレッサ50は低
速回転となり、エバポレータ8の冷房能力は小さくな
る。
【0011】ここで、コントロールユニット13の回転
数制限手段13aは、図2のフローチャートに示すよう
に、エアコン(A/C)スイッチがオンで温度設定器1
4の温度調節レバー位置が最大(フルクール)であれば
(ステップS1)、車速検出スイッチ18の出力に基づ
き車両状態が停車状態か走行状態かを判定する(ステッ
プS2)。車速検出スイッチ18がオン,すなわち停車
状態であれば、電動機付コンプレッサ50の最大回転数
を低速側に設定する(ステップS3)。また、車速検出
スイッチ18がオフ,すなわち走行状態であれば、最大
回転数を通常(従来と同様)の高速側に設定する。
【0012】以上により、車両の停車状態にあっては、
電動機付コンプレッサ50の最大回転数が図3に点線で
示すように走行時より低く抑えられるので、停車時の騒
音,振動が緩和され、静粛化が達成可能となる。走行状
態に入れば、図3に実線で示すように従来通りの最大回
転数で運転でき、コンプレッサの騒音,振動が発生する
が、走行状態では車両駆動モータ等の他の騒音,振動も
加わることから違和感は感じない。電気自動車用空調装
置は、停車状態でもコンプレッサの回転数はエンジン車
より大幅に高く、吐出量が少なくとも冷房性能は確保で
きる。また、停車状態では、外気侵入量も少なく、コン
プレッサの最大回転数を下げても実用的に問題はない。
【0013】なお、上記実施例では、コンプレッサの最
大回転数を2段階に変化させる場合について示したが、
2段階より多くして乗員の好みにより停車時の最大回転
数を選択できるようにしても良い。また、上記実施例で
は、回転数制御回路10がインバータとコンバータより
構成されているものについて示したが、サイリスタやパ
ワートランジスタを用いて、直流電力をオンする割合を
制御することにより電圧可変の直流電力が得られる直流
チョッパ回路を用いても良い。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、車両
の停車,走行状態を検出する車両状態検出手段と、この
車両状態検出手段の出力に基づき回転数制御回路を制御
して、車両の停車時、電動機付コンプレッサの最大回転
数を走行時より小さく設定する回転数制限手段とを備え
たので、電気自動車の停車状態におけるコンプレッサの
騒音,振動を低下させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】実施例における走行時と停車時のコンプレッサ
回転数を示す図である。
【図4】従来例における走行時と停車時のコンプレッサ
回転数を示す図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 3 電動機 8 エバポレータ 9 冷却サイクル 10 回転数制御回路 13 コントロールユニット 13a 回転数制限手段 18 車速検出スイッチ(車両状態検出手段) 50 電動機付コンプレッサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機付コンプレッサ及びエバポレータ
    を有して成る冷却サイクルと、前記電動機付コンプレッ
    サの回転数を制御する回転数制御回路と、冷房負荷と設
    定温度に基づき前記回転数制御回路を制御するコントロ
    ールユニットとを備えた電気自動車用電動機付コンプレ
    ッサの制御装置であって、 車両の停車,走行状態を検出する車両状態検出手段と、
    この車両状態検出手段の出力に基づき前記回転数制御回
    路を制御して、車両の停車時、電動機付コンプレッサの
    最大回転数を走行時より小さく設定する回転数制限手段
    とを備えたことを特徴とする電動機付コンプレッサの制
    御装置。
JP33786793A 1993-12-28 1993-12-28 電動機付コンプレッサの制御装置 Pending JPH07186707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33786793A JPH07186707A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 電動機付コンプレッサの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33786793A JPH07186707A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 電動機付コンプレッサの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07186707A true JPH07186707A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18312737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33786793A Pending JPH07186707A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 電動機付コンプレッサの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07186707A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001055155A (ja) * 1999-08-17 2001-02-27 Toyota Autom Loom Works Ltd パワーステアリング装置
JP2012066793A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Denso Corp 車両用空調装置
WO2013035431A1 (ja) * 2011-09-08 2013-03-14 トヨタ自動車株式会社 車両用空調装置
WO2013042534A1 (ja) * 2011-09-19 2013-03-28 トヨタ自動車株式会社 車両用空調装置
KR20190124918A (ko) * 2018-04-27 2019-11-06 현대자동차주식회사 진동 감쇄가 가능한 차량의 컴프레서 및 이의 제어 방법

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001055155A (ja) * 1999-08-17 2001-02-27 Toyota Autom Loom Works Ltd パワーステアリング装置
JP2012066793A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Denso Corp 車両用空調装置
WO2013035431A1 (ja) * 2011-09-08 2013-03-14 トヨタ自動車株式会社 車両用空調装置
JP2013056624A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Denso Corp 車両用空調装置
WO2013042534A1 (ja) * 2011-09-19 2013-03-28 トヨタ自動車株式会社 車両用空調装置
CN103813915A (zh) * 2011-09-19 2014-05-21 丰田自动车株式会社 车辆空气调节装置
KR20190124918A (ko) * 2018-04-27 2019-11-06 현대자동차주식회사 진동 감쇄가 가능한 차량의 컴프레서 및 이의 제어 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7201010B2 (en) Compressor control system for vehicle air conditioner
US6955060B2 (en) Air conditioner with control of compressor
US20020084769A1 (en) Air conditioner for hybrid vehicle
JP2003025832A (ja) 車両用空調装置
JPH0780417B2 (ja) 電気駆動式自動車用空気調和装置の制御方法と装置
JP3775351B2 (ja) ハイブリッドコンプレッサ装置およびハイブリッドコンプレッサの制御方法
JP2002243246A (ja) 空調装置
JP2005001523A (ja) 車両用空調装置
JP2001277844A (ja) 空調回路における電気式コンプレッサの制御装置
JP3104308B2 (ja) 電気自動車用空調装置
JPH07186707A (ja) 電動機付コンプレッサの制御装置
JP3304542B2 (ja) 自動車用電動圧縮機の制御駆動装置
JP3286051B2 (ja) 車両用空気調和装置の制御装置
JP2004249897A (ja) 車両用空調装置
JP3316014B2 (ja) 電気自動車の空調装置
JPH0738625U (ja) 車両用冷却ファンの制御装置
JP4151439B2 (ja) インバータ装置および電動コンプレッサ制御システム
JP4175052B2 (ja) ハイブリッド車両用コンプレッサ制御装置
JPH07144531A (ja) 自動車用電動空気調和装置の制御装置
JPH07172157A (ja) 車両用空気調和装置の制御装置
JP2003237356A (ja) 自動車用制御システム
JP3262654B2 (ja) 自動車のガソリンエンジンのアイドリング制御装置
JPH07120081A (ja) 電動圧縮機の制御駆動装置
JP2004122814A (ja) 車両用空調装置
JP2001130249A (ja) 車両用空調装置の制御方式