JP2001055155A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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JP2001055155A JP11230785A JP23078599A JP2001055155A JP 2001055155 A JP2001055155 A JP 2001055155A JP 11230785 A JP11230785 A JP 11230785A JP 23078599 A JP23078599 A JP 23078599A JP 2001055155 A JP2001055155 A JP 2001055155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動時の騒音を低減しつつ安価なパワーステ
アリング装置を提供すること。 【解決手段】 ハンドル11の操作に基づきステアリン
グシリンダ30に作動油をポンプ24によって供給し車
輪41を操舵させる産業車両のパワーステアリング装置
10であって、ハンドル10が操作されているか否かを
判定し(S12)、ハンドル10が操作されていないと
判定されたときにモータ60の駆動回路80に対しハン
ドル11の操作時より高い周波数となるチョッパ駆動信
号を出力する(S16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業車両用の油圧
式パワーステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフトなどの産業車両に
おいて、ステアリングシリンダ(油圧シリンダ)を用い
て操舵輪を操舵する全油圧式パワーステアリング装置が
知られている。このパワーステアリング装置は、ハンド
ル操作に基づいてモータを駆動しポンプを作動させてス
テアリングシリンダへ作動油を供給し、その作動油の供
給量を調整して操舵輪の操舵制御を行うものである。
【0003】このパワーステアリング装置において、モ
ータの駆動は、一般にチョッパ回路が用いられる。図6
に示すように、チョッパ回路Aは、スイッチング素子B
を内蔵して構成され、制御ユニットCからチョッパ駆動
信号であるパルス信号の入力に応じて駆動し、モータD
を駆動させポンプEを作動させる。一方、チョッパ回路
AによりモータD及びポンプEなどを駆動する際には、
それらの駆動音が発生する。この駆動音は、ハンドル操
作され産業車両が駆動しているときにはそれ以上の音が
発生するため、あまり気にならないものとなるが、ハン
ドル操作されていないときには耳障りなものとなる。
【0004】このような産業車両のパワーステアリング
装置における騒音対策として、チョッパ駆動信号の周波
数を可聴領域(人間の可聴領域をいう。以下、同じ。)
より高い周波数に設定し、人間には聞こえない音とする
ことが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うにパワーステアリング装置の騒音対策を行うと、ハン
ドル操作時などにチョッパ回路Aが高速動作することな
り、チョッパ回路Aに内蔵されるスイッチング素子Bに
大きなスイッチング損失が発生する。このスイッチング
損失は熱となるため、スイッチング素子Bを定格範囲な
どで無理なく動作させるためには、図7に示すように、
スイッチング素子Bの保護回路Fを設ける必要がある。
従って、パワーステアリング装置の騒音対策の結果、保
護回路Fの増設によりコストアップとなってしまう。
【0006】そこで本発明は、このような問題点を解決
するためになされたものであって、作動時の騒音を低減
しつつ安価なパワーステアリング装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
パワーステアリング装置は、ハンドル操作に基づき操舵
用油圧シリンダに作動油をポンプによって供給し操舵輪
を操舵させる産業車両のパワーステアリング装置におい
て、ポンプを作動させるモータと、チョッパ回路を有し
チョッパ回路を用いてモータを駆動するモータ駆動手段
と、ハンドルの操作状態を検出するハンドル操作検出手
段と、ハンドル操作検出手段の検出信号に基づきハンド
ルが操作状態か否かを判定するハンドル操作判定手段
と、ハンドル操作判定手段によりハンドルが操作されて
いないと判定されたときにモータ駆動手段に対しハンド
ルの操作時より高い周波数となるチョッパ駆動信号を出
力するモータ駆動制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】また本発明に係るパワーステアリング装置
は、前述のモータ駆動制御手段が、ハンドル操作判定手
段によりハンドルが操作されていないと判定されたとき
に、モータ駆動手段に対しハンドルの操作時より高い周
波数であって可聴領域以上の周波数となるチョッパ駆動
信号を出力することを特徴とする。
【0009】これらの発明によれば、ハンドルの非操作
時に、モータ駆動手段に対しハンドルの操作時より高い
周波数となるチョッパ駆動信号又はハンドルの操作時よ
り高い周波数であって可聴領域以上の周波数となるチョ
ッパ駆動信号を出力することにより、それらのチョッパ
駆動信号に基づいて作動するモータ及びポンプなどから
生ずる騒音を可聴領域以上の周波数のものとすることが
できる。このため、可聴領域における騒音の発生を抑制
することができる。
【0010】また本発明に係るパワーステアリング装置
は、前述のモータ駆動制御手段が、ハンドル操作判定手
段によりハンドルが操作されていないと判定されたとき
に、モータを低速でアイドリング回転させることを特徴
とする。
【0011】また本発明に係るパワーステアリング装置
は、前述のモータ駆動制御手段が、ハンドル操作判定手
段によりハンドルが操作されていないと判定されたとき
に、モータ駆動手段に対し、ある所定のデューティー比
となるチョッパ駆動信号を出力することを特徴とする。
【0012】これらの発明によれば、ハンドルの非操作
時において、モータ駆動手段にあるデューティー比とな
るチョッパ駆動信号を出力し、モータを低速でアイドリ
ング回転させることにより、チョッパ回路のスイッチン
グ素子の駆動負担を軽減することができる。このため、
チョッパ回路に高周波のチョッパ駆動信号を出力する場
合でも、スイッチング素子の保護回路等を増設する必要
がなく、ほとんどコストアップなくモータ駆動時の騒音
の発生を防止できる。
【0013】また本発明に係るパワーステアリング装置
は、望ましくは、バッテリ式の産業車両に用いられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0015】図1に本発明の実施形態に係るパワーステ
アリング装置の全体構成の説明図を示す。
【0016】図1に示すように、パワーステアリング装
置10は、前輪駆動及び後輪操舵の四輪車であってバッ
テリにより駆動するフォークリフトに用いられるもので
ある。パワーステアリング装置10には操舵するための
ハンドル11が設けられている。このハンドル11に
は、ハンドル11の操作性を向上させるノブ13が取り
付けられている。また、ハンドル11の下方にはステア
リングシャフト12が取り付けられ、ハンドル11の操
作に応じて回動可能に支持されている。ステアリングシ
ャフト12の途中には、ロータリエンコーダ14が設け
られている。ロータリエンコーダ14は、ハンドル11
の操作状態を検出するハンドル操作検出手段であり、回
転板14a及び検出部14bにより構成されている。
【0017】回転板14aはステアリングシャフト12
に一体的に取り付けられ、ハンドル操作に応じてステア
リングシャフト12と共に回転する。回転板14aは、
その周方向に沿って開口される多数のスリットを形成し
ている。例えば、回転板14aには、40個のスリット
が周方向に沿って等間隔で開口され、かつ、回転板14
aの回転の基準位置を検出するための1個のスリットが
40個のスリットと異なる周上に開口される。
【0018】検出部14bは、回転板14aの外側に配
設され、回転板14aの回転量を検出する。検出部14
bは、図示しない3組の受光素子及び発光素子により構
成されている。受光素子と発光素子は、回転板14aを
挟んで配置され、発光素子が発する光を受光素子がスリ
ットを介して検出しパルス信号を出力する。また、各受
光素子はパルス信号の位相が90度ずれるように配設さ
れており、その受光素子のうちの一つは1個のスリット
を検出可能な位置に配設されている。受光素子として
は、例えばフォトトランジスタが用いられ、発光素子と
しては、例えば発光ダイオードが用いられる。
【0019】なお、パワーステアリング装置10におけ
るハンドル操作検出手段としては、上述したロータリエ
ンコーダ14に限られるものでなく、ハンドル操作の有
無を検出できれば、その他の装置などであってもよい。
【0020】ステアリングシャフト12の下端は、オー
ビットロール20に連結されている。オービットロール
20は、作動油を供給する作動供給ユニットであり、バ
ルブ部21とリリーフ弁22により構成されている。バ
ルブ部21は、二つの給排ポートe、f、導入ポートg
及び排出ポートhを備えている。導入ポートgは、管路
23を通じて油圧ポンプ24に接続されている。排出ポ
ートhは、管路25を通じて油タンク26に接続されて
いる。また、管路23と管路25との間には、管路23
側を流入側としてリリーフ弁22が接続されている。リ
リーフ弁22は、管路23から導入ポートgに供給され
る作動油の油圧を所定圧力に制限する。
【0021】バルブ部21にはステアリングシャフト1
2が接続され、ステアリングシャフト12の回動に基づ
きその回動に応じた油量の作動油を給排ポートe、fの
一方から供給すると共に、その供給分だけ外部から戻さ
れた作動油を他方の給排ポートe、fから受け入れる。
給排ポートeは管路27を通じてステアリングシリンダ
30の油室31に接続され、給排ポートfは管路28を
通じてステアリングシリンダ30の油室32に接続され
ている。
【0022】ステアリングシリンダ30は、作動油の供
給により車輪41、41を操舵させる操舵用油圧シリン
ダであり、複動両ロッド型のものが用いられる。ステア
リングシリンダ30は、シリンダチューブ33を備えて
おり、そのシリンダチューブ33内にはピストン34が
配設されている。このピストン34により、シリンダチ
ューブ33の内部が油室31と油室32に区画されてい
る。ピストン34の両面には操舵ロッド35がそれぞれ
設けられ、各操舵ロッド35はシリンダチューブ33の
各端部から延出している。各操舵ロッド35の端部は、
レバー36、ナックル37を介して操舵輪である車輪4
1と機械的に連結されている。
【0023】管路27と管路28との間にはバイパス管
51が接続されている。また、バイパス管51には、電
磁弁52及び絞り弁53が設けられている。電磁弁52
は、ノーマルクローズ型の2位置2ポート切換弁であ
る。絞り弁53は、電磁弁52が故障で連通状態となっ
たときにバイパス管51を流れる作動油の流量を制限す
ることにより、ハンドル操作を可能とするものである。
【0024】油圧ポンプ24には、モータ60が接続さ
れている。モータ60は、油圧ポンプ24を作動させる
ためのものであり、駆動回路80により駆動される。
【0025】パワーステアリング装置10には、制御ユ
ニット70が設けられている。制御ユニット70は、パ
ワーステアリング装置10の装置全体の制御を行うもの
であり、CPU、ROM、RAMを含むコンピュータを
主体として構成されている。ROMには、ハンドル操舵
時の制御ルーチンを含む各種制御ルーチンが記憶されて
いる。
【0026】制御ユニット70は、ロータリエンコーダ
14と接続され、ロータリエンコーダ14から出力され
るハンドル操作信号が入力される。また、制御ユニット
70は、電磁弁52に接続されており、その電磁弁52
に制御信号を出力し電磁弁52の開閉制御を行う。ま
た、制御ユニット70は、駆動回路80と接続されてお
り、ハンドル操作信号に基づいて駆動回路80にチョッ
パ駆動信号を出力し駆動回路80を通じてモータ60の
駆動制御を行う。
【0027】また、制御ユニット70は、ハンドル操作
検出信号に基づき、ハンドル11が操作状態か否かを判
定するハンドル操作判定手段として機能する。また、制
御ユニット70は、ハンドル11が操作状態でないと判
定したときに、駆動回路80に対しハンドル操作時より
高い周波数となるチョッパ駆動信号を出力するモータ駆
動制御手段として機能する。
【0028】図2にパワーステアリング装置10の制御
ユニット及び駆動回路を示す。
【0029】図2に示すように、モータ60は、バッテ
リ90と接続されており、そのバッテリ90から電源供
給を受けている。また、モータ60は、駆動回路80と
接続され、その駆動回路80の作動により駆動される。
駆動回路80は、チョッパ回路81とドライバ回路82
を備えて構成されている。チョッパ回路81は、スイッ
チング素子83を有しており、そのスイッチング素子8
3を適宜スイッチングさせて、モータ60に印加される
電圧を調整する。
【0030】モータ60の正負の両端子間には、モータ
保護用のダイオード61が付設されている。一方、スイ
ッチング素子83には、スナバ回路などの保護回路は特
に付設されていない。なお、図2において、モータ60
の電圧・電流を平滑化する平滑リアクトルやスイッチン
グ素子83がオフのときにモータ負荷電流の通路となる
ダイオードなどの図示を省略してある。
【0031】チョッパ回路81のスイッチング素子83
は、制御ユニット70のチョッパ駆動信号をドライバ回
路82を介して入力され、そのチョッパ駆動信号に基づ
いてスイッチング動作する。
【0032】次に、パワーステアリング装置に動作につ
いて説明する。
【0033】図3に、パワーステアリング装置10の動
作についてのフローチャートを示す。フォークリフトの
キースイッチがオンとされることにより処理が開始さ
れ、まず、図3のステップS10(以下、単に「S1
0」と示す。他のステップについても同様とする。)に
て、ハンドル11の操舵角の読み込みが行われる。ハン
ドル11の操舵角の読み込みは、ロータリエンコーダ1
4から出力されるハンドル操作信号に基づいて行われ、
読み込まれた操舵角のデータは制御ユニット70に記憶
される。
【0034】次いで、S12に移行し、ハンドル操舵角
に変化がないか否かが判定される。この判定は、先に記
憶されているハンドル操舵角のデータと、S10にて記
憶されたハンドル操舵角のデータとを比較することによ
り行われる。このS12にて、ハンドル操舵角に変化が
あると判定されたときには、S14に移行し、低周波チ
ョッパ駆動処理が行われる。
【0035】この低周波チョッパ駆動処理は、図4に示
すように、制御ユニット70から低周波のパルス信号で
あるチョッパ駆動信号を出力し、ドライバ回路82を介
してチョッパ回路81に入力することにより行われる。
このチョッパ駆動信号を受けて、チョッパ回路81が低
周波でオンオフを繰り返し、そのオンオフの状態に基づ
いてモータ60の駆動が制御される。このモータの駆動
に応じて、油圧ポンプ24がステアリングシリンダ30
に作動油を供給し、車輪操舵が行われる。
【0036】このとき、チョッパ駆動信号の周波数は、
モータ60に流す電流の平滑化を考えれば高周波の方が
望ましいが、チョッパ駆動信号を受けてスイッチングす
るスイッチング素子83のスイッチング損失が多大なも
のとならないように、一定の低周波とされる。例えば、
低周波のチョッパ駆動信号の周波数は、数百〜1kHz
程度に設定される。
【0037】また、低周波のチョッパ駆動信号のデュー
ティー比は、ハンドル11の操舵角(ハンドル操作量)
に応じて適宜変化し、例えば30〜100%に変化す
る。なお、ここでいう「デューティー比」とは、オンオ
フの1周期の時間Tに対するオン時間Tonの比をい
う。
【0038】一方、S12にて、ハンドル操舵角に変化
がないと判定されたときには、S16に移行し、高周波
チョッパ駆動処理が行われる。
【0039】この高周波チョッパ駆動処理は、図5に示
すように、制御ユニット70から高周波のパルス信号で
あるチョッパ駆動信号を出力し、ドライバ回路82を介
してチョッパ回路81に入力することにより行われる。
このチョッパ駆動信号を受けて、チョッパ回路81が高
周波でオンオフを繰り返し、そのオンオフの状態に基づ
いてモータ60の駆動が制御される。このモータ60の
駆動に応じて、油圧ポンプ24がオービットロール20
に作動油を供給し、ハンドル11の操作に対し迅速に作
動油をステアリングシリンダ30に供給できる状態とな
る。
【0040】この高周波のチョッパ駆動信号の周波数
は、低周波のチョッパ駆動信号の周波数より高い周波数
であり、少なくとも人間が聞き取れない可聴領域外の周
波数とされる。例えば、高周波のチョッパ駆動信号の周
波数は、10k〜15kHz程度に設定される。
【0041】また、高周波のチョッパ駆動信号のデュー
ティー比は、ある所定の値とされ、例えば、30%に設
定される。このようにハンドル非操作時にデューティー
比の小さいチョッパ駆動信号が出力されることにより、
モータ60が低速でアイドリング運転されることとな
る。
【0042】以上のように、本実施形態に係るパワース
テアリング装置10によれば、ハンドル11の非操作時
に、駆動回路80に対し、ハンドル11の操作時より高
い周波数となるチョッパ駆動信号又はハンドル11の操
作時より高い周波数であって可聴領域以上の周波数とな
るチョッパ駆動信号を出力することにより、そのチョッ
パ駆動信号に基づいて作動するモータ及びポンプなどか
ら生ずる騒音を可聴領域以上の周波数のものとすること
ができる。このため、可聴領域における騒音の発生を抑
制することができる。
【0043】また、ハンドル11の非操作時に、モータ
60を低速でアイドリング回転させ又は駆動回路80に
デューティー比の小さいチョッパ駆動信号を出力するこ
とにより、チョッパ回路81のスイッチング素子83の
駆動負担を軽減することができる。このため、チョッパ
回路81に高周波のチョッパ駆動信号を出力する場合で
も、スイッチング素子83の保護回路等を増設する必要
がなく、ほとんどコストアップなくモータ駆動時の騒音
発生の防止が図れる。
【0044】なお、上述した本実施形態では前輪駆動及
び後輪操舵の四輪車であってバッテリ式のフォークリフ
トに用いられるパワーステアリング装置10について説
明したが、本発明に係るパワーステアリング装置はその
ようなものに限られるものではなく、その他の形態のフ
ォークリフト又はその他フォークリフト以外の産業車両
に用いられるものであってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ハ
ンドルの非操作時に、モータ駆動手段に対しハンドルの
操作時より高い周波数となるチョッパ駆動信号又はハン
ドルの操作時より高い周波数であって可聴領域以上の周
波数となるチョッパ駆動信号を出力することにより、そ
れらのチョッパ駆動信号に基づいて作動するモータ及び
ポンプなどから生ずる騒音を可聴領域以上の周波数のも
のとすることができる。このため、可聴領域における騒
音の発生を抑制することができる。
【0046】また、ハンドルの非操作時において、モー
タ駆動手段にある所定のデューティー比となるチョッパ
駆動信号を出力しモータを低速でアイドリング回転させ
ることにより、チョッパ回路のスイッチング素子の駆動
負担を軽減することができる。このため、チョッパ回路
に高周波のチョッパ駆動信号を出力する場合でも、スイ
ッチング素子の保護回路等を増設する必要がなく、ほと
んどコストアップなくモータ駆動時の騒音の発生を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパワーステアリング装
置の説明図である。
【図2】図1におけるパワーステアリング装置の制御ユ
ニット及び駆動回路の説明図である。
【図3】図1におけるパワーステアリング装置の動作を
示すフローチャートである。
【図4】図1におけるパワーステアリング装置における
低周波チョッパ駆動処理の説明図である。
【図5】図1におけるパワーステアリング装置における
高周波チョッパ駆動処理の説明図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10…パワーステアリング装置、11…ハンドル、14
…ロータリエンコーダ、24…ポンプ、60…モータ、
70…制御ユニット、80…駆動回路、81…チョッパ
回路、83…スイッチング素子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル操作に基づき操舵用油圧シリン
    ダに作動油をポンプによって供給し操舵輪を操舵させる
    産業車両のパワーステアリング装置において、 前記ポンプを作動させるモータと、 チョッパ回路を有し、前記チョッパ回路を用いて前記モ
    ータを駆動するモータ駆動手段と、 前記ハンドルの操作状態を検出するハンドル操作検出手
    段と、 前記ハンドル操作検出手段の検出信号に基づき前記ハン
    ドルが操作状態か否かを判定するハンドル操作判定手段
    と、 前記ハンドル操作判定手段により前記ハンドルが操作さ
    れていないと判定されたときに、前記モータ駆動手段に
    対し前記ハンドルの操作時より高い周波数となるチョッ
    パ駆動信号を出力するモータ駆動制御手段と、を備えた
    ことを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ駆動制御手段は、前記ハンド
    ル操作判定手段により前記ハンドルが操作されていない
    と判定されたときに、前記モータ駆動手段に対し前記ハ
    ンドルの操作時より高い周波数であって可聴領域以上の
    周波数となるチョッパ駆動信号を出力すること、を特徴
    とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記モータ駆動制御手段は、前記ハンド
    ル操作判定手段により前記ハンドルが操作されていない
    と判定されたときに、前記モータを低速でアイドリング
    回転させること、を特徴とする請求項1又は2に記載の
    パワーステアリング装置。
  4. 【請求項4】 前記モータ駆動制御手段は、前記ハンド
    ル操作判定手段により前記ハンドルが操作されていない
    と判定されたときに、前記モータ駆動手段に対し、ある
    所定のデューティー比となるチョッパ駆動信号を出力す
    ること、を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    パワーステアリング装置。
  5. 【請求項5】 バッテリ式の産業車両に用いられること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパワース
    テアリング装置。
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