JPH08324231A - 電気自動車の空調用モータの冷却装置 - Google Patents

電気自動車の空調用モータの冷却装置

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JPH08324231A
JPH08324231A JP7137490A JP13749095A JPH08324231A JP H08324231 A JPH08324231 A JP H08324231A JP 7137490 A JP7137490 A JP 7137490A JP 13749095 A JP13749095 A JP 13749095A JP H08324231 A JPH08324231 A JP H08324231A
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JP
Japan
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motor
air
air conditioning
vehicle
cooling
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JP7137490A
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English (en)
Inventor
Teruyuki Matsutani
輝之 松谷
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、車両用モータを冷却する
ブロアを利用して空調用モータを冷却し得て、ブロアの
兼用によりコストダウンを果たし得て、冷却用空気の切
換を有効に行なうことができ、電気自動車の停止時に空
調用モータの冷却を強化し得て、電気自動車のエネルギ
を効率よく使用でき、空調用モータ自体の温度管理によ
り焼損を未然に防止でき、冷却強化と温度管理とにより
空調用モータの保護を二重に果たすことにある。 【構成】 この目的を達成するために、この発明は、車
両用モータにより車輪を駆動する電気自動車において、
空調装置の空調用コンプレッサを駆動する空調用モータ
を設け、車両用モータ及び空調用モータを連通する空気
通路を設け、この空気通路内に冷却用空気を流通させる
ブロアを設け、このブロアによって前記空気通路に冷却
用空気を流通させることにより前記車両用モータと空調
用モータとの少くとも一方を冷却することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気自動車の空調用モ
ータの冷却装置に係り、特に、電気自動車の車両用モー
タを冷却するブロアを利用して空調用モータを冷却し得
る電気自動車の空調用モータの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用モータにより車輪を駆動する電気
自動車としては、図6・図7に示すものがある。図6・
図7において、202は電気自動車、204は車体、2
06は車輪である。電気自動車202は、車体206の
後部下方にメインバッテリ208を搭載し、エンジンル
ーム210に車両用モータ212を搭載している。車両
用モータ212は、ミッション214を介して車輪20
6に連絡されている。
【0003】車両用モータ212は、図8に示す如く、
車両用コントローラ216により制御される。車両用コ
ントローラ216は、図示しないアクセルペダルの踏み
込み量をアクセレータ218により電気信号に変換して
入力し、メインバッテリ208から車両用モータ212
に供給される電力を制御し、車両用モータ212の駆動
状態を制御する。
【0004】また、前記電気自動車202は、エンジン
ルーム210に空調装置(空気調和装置)220の空調
用コンプレッサ222を搭載している。空調用コンプレ
ッサ222は、空調用モータ224により駆動される。
空調用コンプレッサ222及び空調用モータ224は、
図10に示す如く、コンプレッサプーリ226及びモー
タプーリ228とベルト230とによりコンプレッサク
ラッチ232を介して連絡されている。
【0005】空調用モータ224は、図8に示す如く、
空調用モータコントローラ234により制御される。ま
た、前記コンプレッサクラッチ232は、空調用コント
ローラ236により制御される。空調用コントローラ2
36は、コンプレッサクラッチ232の接続状態を制御
するとともに、空調用モータコントローラ234により
メインバッテリ208から空調用モータ224に供給さ
れる電力を制御し、空調用モータ224の駆動状態を制
御する。
【0006】前記車両用モータ212は、図9に示す如
く、車両用モータケース238に大気に開口する吸気口
240を設けている。車両用モータ212には、車両用
モータケース238内を介して吸気口240に一端側を
連通するとともに他端側を排気口242に連通する空気
通路244を、ダクト246により形成して設けてい
る。このダクト246の排気口242側には、冷却用空
気を流通させるブロア248を設けている。
【0007】ブロア248は、ブロア用モータ250に
よりブロアファン252を駆動し、車両用モータケース
238により形成される空気通路244の吸気口240
からダクト246により形成される排気口242に冷却
用空気を流通させ、車両用モータ212を冷却する。な
お、符号254は、ステーである。
【0008】また、前記空調用モータ224は、図10
に示す如く、空調用モータケース256に大気に開口す
る吸気口258及び排気口260を設けている。空調用
モータ224は、駆動時のモータ自身の回転により空調
用モータケース256内を吸気口258から排気口26
0に冷却用空気を流通させ、冷却を行なっている。な
お、符号262は、ブラケットである。また、図6・図
7において、符号264は、各コントローラ216・2
34・236を内蔵するコントローラボックスである。
符号266は、空調用コンデンサである。
【0009】このような電気自動車の車両用モータの冷
却装置としては、特公昭51−27046号公報、特開
平4−325805号公報、特開平4−325806号
公報に開示されるものがある。
【0010】特公昭51−27046号公報に開示され
る冷却装置は、一端側を電気自動車の車外に連通すると
ともに途中を車両用モータ及び車両用コントローラを通
って他端側を電気自動車の車内に連通する通気管を設
け、この通気管の途中に切換ダンパとモータブロアとを
設け、排出空気を車室内に還流して冬季の暖房に使用す
るものである。
【0011】特開平4−325805号公報に開示され
る冷却装置は、車輪を駆動する車両用モータの車両用コ
ントローラを空調装置の冷凍サイクル内に設置し、車両
用コントローラの冷却と廃熱の有効利用を図るものであ
る。
【0012】特開平4−325806号公報に開示され
る冷却装置は、車輪を駆動する車両用モータ及び車両用
コントローラを空調装置の冷凍サイクル内に設置した電
気自動車において、冷凍サイクルの冷凍能力を電気自動
車のアクセル開度及び車両用モータの電流値の少なくと
もいずれか一方で制御し、車両用モータ及び車両用コン
トローラの過度な発熱を未然に抑え、十分なモータ効率
及び回路効率を保証するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の前記
図6〜図10に示す電気自動車202においては、イグ
ニションスイッチ(図示せず)のON時に、ブロア24
8を常時駆動して冷却用空気を車両用モータ212に流
通させ、冷却を行なっている。
【0014】しかし、車両用モータ212は、負荷の加
わる走行時に冷却を必要とするが、負荷の加わらない停
止時に冷却を必要としない。このため、従来の電気自動
車202は、メインバッテリ208のエネルギを効率よ
く使用できない不都合があった。
【0015】また、空調用モータ224は、駆動時のモ
ータ自身の回転により空調用モータケース256内を吸
気口258から排気口260に向い冷却用空気を流通さ
せ、冷却を行なっている。
【0016】しかし、空調用モータ224は、電気自動
車202の走行時に空調用コンデンサ266に走行風が
接触することにより負荷が少ないが、電気自動車202
の停止時に走行風を利用できないことにより負荷が大き
くなる。このため、従来の電気自動車202の空調用モ
ータ224は、モータ自身の回転による冷却だけでは十
分な冷却を果たし得ない不都合があった。
【0017】このような不都合に対しては、空調用モー
タ224に冷却用のブロア(図示せず)を設けることに
より、十分な冷却を果すことが考えられる。しかし、図
6・図7に示す如く、電気自動車202のエンジンルー
ム210には、車両用モータ212やミッション214
・コントローラボックス264等が配設されていること
により、空調用モータ224のブロアを配設するスペー
スを確保し難く、レイアウトが困難である不都合があっ
た。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両用モータにより車輪
を駆動する電気自動車において、この電気自動車に搭載
された空調装置の空調用コンプレッサを駆動する空調用
モータを設け、前記車両用モータ及び空調用モータを連
通する空気通路を設け、この空気通路内に冷却用空気を
流通させるブロアを設け、このブロアによって前記空気
通路に冷却用空気を流通させることにより前記車両用モ
ータと空調用モータとの少くとも一方を冷却することを
特徴とし、前記空気通路内に冷却用空気の方向を切換え
るダンパを設け、前記電気自動車の走行状態及び前記空
調装置の駆動状態に応じて前記車両用モータと空調用モ
ータとに夫々冷却用空気を流通させるよう前記ブロア及
びダンパを制御する制御手段を設け、車両用モータと空
調用モータとの間を伸縮可能な変位吸収ダクト部により
連絡して設け、空調用モータ自体の温度が設定温度以上
になると駆動を停止するようOFF動作する温度スイッ
チを設けている。
【0019】
【作用】この発明の構成によれば、冷却装置は、車両用
モータ及び空調用モータを連通する空気通路を設けると
ともに冷却用空気のブロアを設け、このブロアによって
車両用モータと空調用モータとの少くとも一方を冷却す
ることにより、車両用モータを冷却するブロアを利用し
て空調用モータを冷却することができ、また、制御手段
によって電気自動車の走行状態及び空調装置の駆動状態
に応じて車両用モータと空調用モータとに夫々冷却用空
気を流通させるようブロア及びダンパを制御することに
より、冷却用空気の切換を有効に行なうことができる。
また、冷却装置は、伸縮可能な変位吸収ダクト部により
車両用モータと空調用モータとの間の変位を吸収でき、
温度スイッチにより空調用モータ自体を温度管理するこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図5は、この発明の実施例を示すもので
ある。図5において、2は電気自動車、4は車体、6は
車輪である。電気自動車2は、車体6の後部下方にメイ
ンバッテリ8を搭載し、エンジンルーム10に車両用モ
ータ12を搭載している。車両用モータ12は、ミッシ
ョン14を介して車輪6に連絡されている。
【0021】車両用モータ12は、図2に示す如く、車
両用コントローラ16に接続されている。車両用コント
ローラ16には、図示しないアクセルペダルの踏み込み
量を電気信号に変換して入力するアクセレータ18を接
続し、イグニションスイッチ20を接続している。
【0022】車両用コントローラ16は、イグニション
スイッチ20のON時に、アクセレータ18から入力す
る電気信号によりメインバッテリ8から車両用モータ1
2に供給する電力を制御し、車両用モータ12の駆動状
態を制御する。
【0023】また、前記電気自動車2は、エンジンルー
ム10に空調装置(空気調和装置)22の空調用コンプ
レッサ24を搭載している。空調用コンプレッサ24
は、空調用モータ26により駆動される。空調用コンプ
レッサ24及び空調用モータ26は、図3に示す如く、
コンプレッサプーリ28及びモータプーリ30とベルト
32とによりコンプレッサクラッチ34を介して連絡さ
れている。
【0024】空調用モータ26は、図2に示す如く、設
定温度T以上になるとOFF動作する温度スイッチ36
を設け、空調用モータコントローラ38に接続されてい
る。空調用モータコントローラ38は、温度スイッチ3
6を介して空調用コントローラ40に接続されている。
空調用コントローラ40には、温度スイッチ36を介し
てコンプレッサクラッチ34を接続し、空調用スイッチ
42を接続している。
【0025】空調用コントローラ40は、空調用スイッ
チ42のON時に、コンプレッサクラッチ34の接続状
態を制御するとともに、空調用モータコントローラ38
によりメインバッテリ8から空調用モータ26に供給さ
れる電力を制御し、空調用モータ26の駆動状態を制御
する。
【0026】前記空調用モータ26に設けた温度スイッ
チ36は、モータ自体の温度tが設定温度T以上(t≧
T)になるとOFF動作し、空調用コントローラ40か
ら空調用モータコントローラ38及びコンプレッサクラ
ッチ34への信号を遮断する。信号が遮断されたことに
より、メインバッテリ8から空調用モータ26への電源
供給を空調用モータコントローラ38の制御により遮断
するとともに、コンプレッサクラッチ34を解放動作さ
せて空調用コンプレッサ24の駆動を停止させる。
【0027】また、温度スイッチ36は、モータ自体の
温度tが設定温度T未満(t<T)になるとON動作
し、空調用モータコントローラ38の制御によりメイン
バッテリ8から空調用モータ26への電源供給を許容し
て駆動するとともに、コンプレッサクラッチ34を接続
動作させて空調用コンプレッサ24の駆動を許容させ
る。
【0028】これにより、温度スイッチ36は、空調用
モータ26自体を温度管理でき、焼損を未然に防止する
ことができる。
【0029】なお、温度スイッチ36は、第1設定温度
T1以上になるとOFF動作し、第1設定温度Tよりも
低い第2設定温度T2(T1>T2)未満になるとON
動作するように、ヒステリシスを持たせることができ
る。
【0030】この場合に、温度スイッチ36は、モータ
自体の温度tが第1設定温度T1以上(t≧T1)にな
るとOFF動作して、空調用モータコントローラ38の
制御によりメインバッテリ8から空調用モータ26への
電源供給を遮断するとともに、コンプレッサクラッチ3
4を解放動作させて空調用コンプレッサ24の駆動を停
止させる。また、温度スイッチ36は、第2設定温度T
2未満(t<T2)になるとON動作して、空調用モー
タコントローラ38の制御によりメインバッテリ8から
空調用モータ26への電源供給を許容して駆動するとと
もに、コンプレッサクラッチ34を接続動作させて空調
用コンプレッサ24の駆動を許容させる。
【0031】これにより、温度スイッチ36は、空調用
モータ26及び空調用コンプレッサ24のいたずらな駆
動・停止の繰り返しを防止することができ、安定した作
動を保証することができる。なお、図5において、符号
44は、各コントローラ16・38・40を内蔵するコ
ントローラボックスである。また、符号45は、空調用
コンデンサである。
【0032】前記電気自動車2は、図3・図4に示す如
く、空調用モータ26の冷却装置46を設けている。冷
却装置46は、車両用モータ12の車両用モータケース
48に大気に開口する吸気口50を設け、出口52を設
けている。また、冷却装置46は、空調用モータ26の
空調用モータケース54に大気に開口する吸気口56を
設け、出口58を設けている。
【0033】前記車両用モータケース48の出口52に
は、車両側ダクト60の一端側を連絡している。前記空
調用モータケース54の出口58には、空調側ダクト6
2の一端側を連絡している。車両側ダクト60及び空調
側ダクト62の各他端側は、集合して集合ダクト64に
連絡している。集合ダクト64には、排気口66を設け
ている。
【0034】前記車両用モータケース48内には、車両
側ケース通路68が形成される。車両側ダクト60内に
は、車両側ダクト通路70が形成される。空調用モータ
ケース54内には、空調側ケース通路72が形成され
る。空調側ダクト62内には、空調側ダクト通路74が
形成される。集合ダクト64内には、集合ダクト通路7
6が形成される。
【0035】これら各通路68〜76は、互いに連通さ
れて車両用モータ12及び空調用モータ24を連通する
空気通路78を形成する。空気通路78は、一端側を分
岐して夫々車両用モータ12及び空調用モータ26の各
吸気口50・56に連通するとともに他端側を集合して
排気口66に連通している。これにより、冷却装置46
は、車両用モータ12及び空調用モータ26を連通する
空気通路78を設けている。
【0036】前記空調側ダクト62の途中には、伸縮可
能な変位吸収ダクト部80をクリップ81により介装し
ている。変位吸収ダクト部80は、弾性を有する素材に
より変形可能な形状、例えば蛇腹形状に形成されてい
る。この伸縮可能な変位吸収ダクト部80は、車両用モ
ータ12及び空調用モータ26を連絡している。この伸
縮可能な変位吸収ダクト部80は、車体4の振動に対応
して車両用モータ12と空調用モータ26との間の変位
を吸収できる。
【0037】前記冷却装置46は、空気通路78内に冷
却用空気を流通させるブロア82を設けている。ブロア
82は、ブロア用モータ84を設け、ブロアモータ84
により駆動されるブロアファン86を集合ダクト64内
に設けている。したがって、集合ダクト64は、ブロア
82のブロアケースを構成する。なお、符号87は、ブ
ロア用モータ84を支持するステーである。
【0038】前記冷却装置46は、ブロア82によって
前記空気通路78に冷却用空気を流通させることによ
り、前記車両用モータ12と空調用モータ26との少く
とも一方を冷却することを特徴とする。詳述すると、前
記冷却装置46は、空気通路78内に冷却用空気の方向
を切換えるダンパを設けている。この実施例の冷却装置
46は、車両側ダンパ88及び空調側ダンパ90を設け
ている。車両側ダンパ88は、車両側ダクト60内の車
両側ダクト通路70に設けられ、車両側ダンパモータ9
2により切換えられる。空調側ダンパ90は、空調側ダ
クト62内の空調側ダクト通路74に設けられ、空調側
ダンパモータ94により切換えられる。
【0039】前記ブロア用モータ84は、図2に示す如
く、前記車両側コントローラ16に接続されている。前
記車両側ダンパモータ92及び空調側ダンパモータ94
は、ダンパ切換回路96に接続されている。ダンパ切換
回路96は、前記車両用コントローラ16に接続され、
前記空調用スイッチ42が接続され、前記車両用モータ
12の回転数を検出する回転数センサ98が接続されて
いる。
【0040】制御手段を構成する車両用コントローラ1
6は、電気自動車2の走行状態及び空調装置22の駆動
状態に応じて、車両用モータ12と空調用モータ26と
に夫々冷却用空気を流通させるよう、ブロア82及びダ
ンパ88・90を制御する。
【0041】次に作用を説明する。
【0042】冷却装置46は、制御手段を構成する車両
用コントローラ16によって、図1に示す如く、制御が
開始されると(ステップ100)、イグニションスイッ
チ20がONか否かを判断する(ステップ102)。
【0043】この判断(ステップ102)において、イ
グニションスイッチ20がONでない場合は、リターン
する。この判断(ステップ102)において、イグニシ
ョンスイッチ20がONの場合は、車両用コントローラ
16によりブロア82のブロア用モータ84を駆動し、
空気通路78に冷却用空気を流通させて車両用モータ1
2を冷却する(ステップ104)。
【0044】この時点においては、車両側ダクト60内
の車両側ダクト通路70を開放し、空調側ダクト62内
の空調側ダクト通路74を閉鎖するように、車両側ダン
パ88及び空調側ダンパ90が切換えられている。した
がって、前記処理(ステップ104)においては、車両
用モータ12だけを冷却している。
【0045】次いで、空調装置22の駆動状態として、
空調用スイッチ42がONであるか否かを判断(ステッ
プ106)。この判断(ステップ106)において、空
調用スイッチ42がONでない場合は、前記処理(ステ
ップ104)を続行する。
【0046】この判断(ステップ106)において、空
調用スイッチ42がONの場合は、ダンパ切換回路96
により空調側ダンパモータ94を駆動して空調側ダンパ
90を切換え、空調側ダクト62内の空調側ダクト通路
74を開放することにより、車両用モータ12の冷却と
ともに空調用モータ26の冷却を開始する(ステップ1
08)。
【0047】電気自動車2は、走行時に車両用モータ1
2が回転され、停止時に車両用モータ12が停止されて
いる。
【0048】そこで、電気自動車2の走行状態として、
回転数センサ98の検出する車両用モータ12の回転数
が「0」(零)か否かを判断する(ステップ110)。
【0049】この判断(ステップ110)において、車
両用モータ12の回転数が「0」でない場合は、前記処
理(ステップ104)にリターンし、ダンパ切換回路9
6により空調側ダンパモータ94を駆動して空調側ダン
パ90を切換え、空調側ダクト62内の空調側ダクト通
路74を閉鎖することにより、車両用モータ12だけの
冷却を行なう(ステップ104)。
【0050】前記判断(ステップ110)において、車
両用モータ12の回転数が「0」の場合は、ダンパ切換
回路96により車両側ダンパモータ92を駆動して車両
側ダンパ88を切換え、車両側ダクト60内の車両側ダ
クト通路70を閉鎖することにより、車両用モータ12
の冷却を停止して、空調用モータ26だけを冷却して空
調用モータ26の冷却を強化する(ステップ112)。
【0051】これにより、冷却装置46は、電気自動車
2の停止時に、空調用コンデンサ45に走行風が接触さ
れずに空調用モータ26の負荷が大きい場合に、空調用
モータ26の冷却を強化することができることにより、
温度上昇を抑制することができる。
【0052】また、冷却装置46は、空調用モータ26
自体の温度tが設定温度T以上になると、温度スイッチ
36がOFF動作することにより、空調用モータコント
ローラ38の制御によりメインバッテリ8から空調用モ
ータ26への電源供給を遮断して停止するとともに、コ
ンプレッサクラッチ34を解放動作させて空調用コンプ
レッサ24の駆動を停止させる。
【0053】また、冷却装置46は、空調用モータ26
自体の温度tが設定温度T未満になると、温度スイッチ
36がON動作することにより、空調用モータコントロ
ーラ38の制御によりメインバッテリ8から空調用モー
タ26への電源供給を許容して駆動するとともに、コン
プレッサクラッチ34を接続動作させて空調用コンプレ
ッサ24の駆動を許容させる。
【0054】これにより、温度スイッチ36は、空調用
モータ26自体を温度管理でき、夏期のように過酷な条
件においても、空調用モータ26の焼損を防止すること
ができる。
【0055】車両用モータ12の冷却を停止して、空調
用モータ26の冷却を強化する処理(ステップ112)
を行なっている場合に、回転数センサ98の検出する車
両用モータ12の回転数が「0」か否かを判断する(ス
テップ114)。
【0056】この判断(ステップ114)において、車
両用モータ12の回転数が「0」の場合は、前記処理
(ステップ112)にリターンし、車両用モータ12の
冷却を停止して、空調用モータ26の冷却を強化する処
理(ステップ112)を続行する。
【0057】前記判断(ステップ114)において、車
両用モータ12の回転数が「0」でない場合は、電気自
動車2の走行が開始されて車両用モータ12が駆動され
ていることにより、ダンパ切換回路96により車両側ダ
ンパモータ92を駆動して車両側ダンパ88を切換え、
車両ダクト60内の車両側ダクト通路70を開放して車
両用モータ12の冷却を再開し、空調用モータ26の冷
却を行なう(ステップ116)。
【0058】車両用モータ12の冷却とともに空調用モ
ータ26の冷却の処理(ステップ116)を行なってい
る場合に、空調用スイッチ42がONであるか否かを判
断(ステップ118)。この判断(ステップ118)に
おいて、空調用スイッチ42がONの場合は、前記処理
(ステップ116)を続行する。
【0059】この判断(ステップ118)において、空
調用スイッチ42がONでない場合は、ダンパ切換回路
96により空調用ダンパモータ94を駆動して空調側ダ
ンパ90を切換え、空調側ダクト62内の空調側ダクト
通路74を閉鎖することにより、車両用モータ12だけ
を冷却し、空調用モータ26の冷却を停止する(ステッ
プ120)。
【0060】この処理(ステップ120)に続き、イグ
ニションスイッチ20がONか否かを判断する(ステッ
プ122)。
【0061】この判断(ステップ122)において、イ
グニションスイッチ20がONの場合は、車両用モータ
12だけの冷却の処理(ステップ120)を続行する。
【0062】この判断(ステップ122)において、イ
グニションスイッチ20がONでない場合は、車両用コ
ントローラ16によりダンパ切換回路96を介してブロ
ア82のブロア用モータ84の駆動を停止し、車両用モ
ータ12の冷却を停止し(ステップ124)、終了する
(ステップ126)。
【0063】イグニションスイッチ20のOFF時に
は、車両側ダクト60内の車両側ダクト通路70を開放
し、空調側ダクト62内の空調側ダクト通路74を閉鎖
するように、車両側ダンパ88及び空調側ダンパ90が
切換えられる。
【0064】このように、空調用モータ26の冷却装置
46は、車両用モータ12及び空調用モータ26を連通
する空気通路78に冷却用空気を流通させるブロア82
を設け、このブロア82によって前記車両用モータ12
と空調用モータ26との少くとも一方を冷却しているこ
とにより、車両用モータ12を冷却するブロア82を利
用して空調用モータ26を冷却することができる。
【0065】特に、この実施例の冷却装置46は、車両
用モータ12及び空調用モータ26を連通する空気通路
78を設けるとともに冷却用空気のブロア82及びダン
パ88・90を設け、制御手段である車両用コントロー
ラ16によって、電気自動車2の走行状態及び空調装置
20の駆動状態に応じて、車両用モータ12と空調用モ
ータ26とに夫々冷却用空気を流通させるよう、ブロア
82及びダンパ88・90を制御している。
【0066】これにより、この冷却装置46は、車両用
モータ12のブロア82に空調用モータ26を空調側ダ
クト62によって連絡することにより、車両用モータ1
2を冷却するブロア82を利用して空調用モータ26を
冷却することができ、ダンパ88・90によって冷却用
空気の切換を有効に行なうことができる。また、冷却装
置46は、伸縮可能な変位吸収ダクト部80により車両
用モータ12と空調用モータ26との間の変位を吸収で
き、温度スイッチ36により空調用モータ26自体を温
度管理することができる。
【0067】このため、この空調用モータ26の冷却装
置46は、電気自動車2の車両用モータ12を冷却する
ブロア82を利用して空調用モータ26を冷却し得て、
ブロア82の兼用によりコストダウンを果たし得て、ま
た、冷却用空気の切換を有効に行なうことができ、電気
自動車2の停止時に空調用モータ26の冷却を強化する
ことができる。また、この空調用モータ26の冷却装置
46は、電気自動車2のエネルギを効率よく使用でき、
空調用モータ26自体の温度管理により焼損を未然に防
止でき、冷却強化と温度管理とにより空調用モータ26
の保護を二重に果たすことができる。
【0068】なお、上述実施例の冷却装置46は、イグ
ニションスイッチ20のON時にブロア82を駆動して
ダンパ88・90の切換えを制御したが、イグニション
スイッチのON時且つ電気自動車2の走行時にだけブロ
ア82を駆動するよう制御するとともに、電気自動車2
の走行時に空調用スイッチ42のON・OFFによりダ
ンパ88・90の切換えを制御することができる。ま
た、冷却装置46は、電気自動車2の走行・停止にかか
わらず、空調用スイッチ42のON・OFFによりブロ
ア82の駆動・停止及びダンパ88・90の切換えを制
御することもできる。
【0069】
【発明の効果】このように、この発明によれば、冷却装
置は、車両用モータを冷却するブロアを利用して空調用
モータを冷却することができ、また、冷却用空気の切換
をダンパによって有効に行なうことができる。また、冷
却装置は、車両用モータと空調用モータとの間の変位を
吸収でき、空調用モータ自体を温度管理することができ
る。
【0070】このため、この空調用モータの冷却装置
は、電気自動車の車両用モータを冷却するブロアを利用
して空調用モータを冷却し得て、ブロアの兼用によりコ
ストダウンを果たし得て、また、冷却用空気の切換を有
効に行なうことができ、電気自動車の停止時に空調用モ
ータの冷却を強化し得る。また、この空調用モータの冷
却装置は、電気自動車のエネルギを効率よく使用でき、
空調用モータ自体の温度管理により焼損を未然に防止で
き、冷却強化と温度管理とにより空調用モータの保護を
二重に果たし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による冷却装置の実施例を示す制御の
フローチャートである。
【図2】冷却装置の回路ブロック図である。
【図3】冷却装置の概略側面図である。
【図4】冷却装置の概略正面図である。
【図5】電気自動車の要部平面図である。
【図6】従来例を示す電気自動車の要部平面図である。
【図7】電気自動車の要部側面図である。
【図8】電気自動車の空調装置の回路ブロック図であ
る。
【図9】車両用モータの概略正面図である。
【図10】空調用モータの概略正面図である。
【符号の説明】
2 電気自動車 6 車輪 8 メインバッテリ 12 車両用モータ 16 車両用コントローラ 18 アクセレータ 20 イグニションスイッチ 22 空調装置 24 空調用コンプレッサ 26 空調用モータ 34 コンプレッサクラッチ 36 温度スイッチ 38 空調用モータコントローラ 40 空調用コントローラ 42 空調用スイッチ 44 空調用コンデンサ 46 冷却装置 50 吸気口 56 吸気口 60 車両側ダクト 62 空調側ダクト 64 集合ダクト 66 排気口 78 空気通路 80 変位吸収ダクト部 82 ブロア 84 ブロア用モータ 88 車両側ダンパ 90 空調側ダンパ 92 車両側ダンパモータ 94 空調側ダンパモータ 96 ダンパ切換回路 98 回転数センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用モータにより車輪を駆動する電気
    自動車において、この電気自動車に搭載された空調装置
    の空調用コンプレッサを駆動する空調用モータを設け、
    前記車両用モータ及び空調用モータを連通する空気通路
    を設け、この空気通路内に冷却用空気を流通させるブロ
    アを設け、このブロアによって前記空気通路に冷却用空
    気を流通させることにより前記車両用モータと空調用モ
    ータとの少くとも一方を冷却することを特徴とする電気
    自動車の空調用モータの冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却装置は、前記空気通路内に冷却
    用空気の方向を切換えるダンパを設け、前記電気自動車
    の走行状態及び前記空調装置の駆動状態に応じて前記車
    両用モータと空調用モータとに夫々冷却用空気を流通さ
    せるよう前記ブロア及びダンパを制御する制御手段を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の空
    調用モータの冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却装置は、前記車両用モータと空
    調用モータとの間を伸縮可能な変位吸収ダクト部により
    連絡して設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気
    自動車の空調用モータの冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却装置は、空調用モータ自体の温
    度が設定温度を越えると駆動を停止するようOFF動作
    する温度スイッチを設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の電気自動車の空調用モータの冷却装置。
JP7137490A 1995-03-29 1995-05-12 電気自動車の空調用モータの冷却装置 Pending JPH08324231A (ja)

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JP9616395 1995-03-29
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0917279A2 (en) * 1997-10-16 1999-05-19 Normalair-Garrett (Holdings) Limited Motor cooling
JP2006002568A (ja) * 2004-05-19 2006-01-05 Toyota Motor Corp 冷却装置を備えたモータアシストターボ過給機

Cited By (3)

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EP0917279A3 (en) * 1997-10-16 2000-03-15 Normalair-Garrett (Holdings) Limited Motor cooling
JP2006002568A (ja) * 2004-05-19 2006-01-05 Toyota Motor Corp 冷却装置を備えたモータアシストターボ過給機

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