JPH05162536A - 電気自動車用空気調和装置 - Google Patents

電気自動車用空気調和装置

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JPH05162536A
JPH05162536A JP32565291A JP32565291A JPH05162536A JP H05162536 A JPH05162536 A JP H05162536A JP 32565291 A JP32565291 A JP 32565291A JP 32565291 A JP32565291 A JP 32565291A JP H05162536 A JPH05162536 A JP H05162536A
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JP
Japan
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heat exchanger
air
intake
motor
vehicle
Prior art date
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Application number
JP32565291A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Tsuemoto
敏浩 津江本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータを駆動源とする電気自動車に適用でき
モータの冷却が可能で排熱をより有効に利用できる電気
自動車用空気調和装置を実現する。 【構成】 車速動圧を受ける方向の吸気孔30、走行用
モータ50等のコンポーネントに係る吸気孔32,3
4,36及び38、室内換気に係る吸気孔40を有する
ダクト42を設ける。冷房運転時には、切換ダンパ44
を図中a側に切り換え、車速動圧により吸気孔30から
大量の空気を室外熱交換器12に導入し、熱交換効率を
高める。暖房時には、切換ダンパ42をb側に切り換
え、走行用モータ50等の排熱や、室内の換気を各吸気
孔32〜40から室外熱交換器12に導き、排熱を回収
する。室外熱交換器10に供給される空気が低温時でも
排熱により暖められた空気であるため着霜を防止でき
る。また、走行用モータ50がダクト42の外に配置さ
れているため、走行用モータ50の排熱が止まることが
なく、走行用モータ50の冷却も促進される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータを駆動源とする
電気自動車に搭載され室内熱交換器及び室外熱交換器を
有する電気自動車用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される空気調和装置は、一
般に、図2に示されるような冷凍サイクルを形成してい
る。この図においては、車室内に設けられる室内熱交換
器10と、車外気が流通する室外熱交換器12と、が示
されており、圧縮機14によって送出される冷媒が四方
弁16を介して室内熱交換器10及び室外熱交換器12
に流通している。
【0003】冷媒は、暖房・除湿時には、図中実線矢印
で示されるように流通し、冷房・除霜時には図中破線矢
印で示される方向に流通する。また、室外熱交換器12
は、暖房・除湿時には吸熱器(エバポレータ)として作
動し、冷房・除霜時には放熱器(コンデンサ)として作
動する。
【0004】図3には、一従来例に係る特開昭62−1
81909号公報に開示されている装置の構成が示され
ている。この図に示される構成では、車室18内に設け
られる室内熱交換器10がエンジンルーム20内に設け
られる室外熱交換器12と接続されており、室外熱交換
器12近傍の開口22にはシャッター24が設けられて
いる。
【0005】この従来例では、暖房時には、制御装置2
6が図中〇印で示されるセンサを用いて外気温とエンジ
ンルームの温度差を検出し、外気温が低下した場合には
シャッター24を閉じてエンジンルーム20内への外気
の導入を停止させる。この時、エバポレータとして作用
している室外熱交換器12には、エンジン28により暖
気を送り、冷媒の蒸発を促進させる。これにより、コン
デンサとして作用している室内熱交換器10の暖房能力
が高まる。
【0006】また、冷房時において、制御装置26によ
り外気温の上昇が検出された場合、制御装置26はシャ
ッター24を開き、コンデンサとして作用している室外
熱交換器12に車速動圧により外気を導入し、エバポレ
ータとして作用している室内熱交換器10の能力を向上
させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の空気調和装置をそのまま電気自動車に応用す
ることはできない。すなわち、先に説明した従来例の場
合エンジン28が駆動源であるが、電気自動車ではより
冷却を必要とするモータが駆動源であり、外気温が低下
している場合でもモータの冷却を促進させる必要があ
る。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、モータを駆動源と
する電気自動車において効率良い熱交換を実現すると共
に、モータ冷却が可能でかつ他の車載発熱コンポーネン
トの排熱を利用することが可能な電気自動車用空気調和
装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、車速動圧により外気を吸入する第
1の吸気孔、車室内から吸気する第2の吸気孔、車載の
発熱コンポーネント又はその周囲から吸気する第3の吸
気孔、及び車両の所定部位に設けられた排気孔を有する
ダクトと、ダクト内に設けられ、排気孔に係る空気の流
路を第1の吸気孔から排気孔に至る流路並びに第2及び
第3の吸気孔から排気孔に至る流路のいずれかに切り換
える切換ダンパと、第1又は第2及び第3の吸気孔から
排気孔に向け空気を流通させる送風機と、を有し、モー
タがダクト外に設けられ、室外熱交換器が排気孔と切換
ダンパの間に設けられたことを特徴とする。なお、モー
タとしては、特に走行用モータであれば発熱が大である
ため、暖気の効果が大きい。
【0010】
【作用】本発明においては、ダクト内に設けられた切換
ダンパにより空気の流路が切り換えられる。すなわち、
第1の吸気孔から排気孔に至る流路と、第2及び第3の
吸気孔から排気孔に至る流路と、のいずれかに切り換え
られ、送風機がこの流路に沿って空気を流通させる。例
えば冷房運転時には、排気孔に係る空気の流路が第1の
吸気孔から排気孔に至る流路に設定され、車速動圧によ
りダクト内に外気が導入される。この外気は送風機及び
室外熱交換器を経て排気孔から車外に排出される。この
場合、車速動圧により大量の空気が導入されるため、室
外熱交換器による効率良い放熱、従って良好な冷房運転
が実現される。また、例えば暖房運転時には、排気孔に
係る空気の流路が第2及び第3の空気孔から排気孔に至
る流路に切り換えられ、室内においてあるいは車載の発
熱コンポーネント(エンジン、バッテリ、インバータ、
モータ等)により暖められた空気が、送風機及び室外熱
交換器を介して排気孔から外部に排出される。この際、
エバポレータとしての室外熱交換器により、車室内の換
気による排熱や車載の発熱コンポーネントの排熱が回収
され、効率的な熱交換、ひいては良好な暖房運転等が実
現される。さらに、低温時の暖房運転中でも、排熱回収
により得られる空気温度がある程度高温であるため、室
外熱交換器への着霜が防止される。また、モータがダク
ト外に設けられており、ダクト内の空気の流通により熱
が滞らないためモータの冷却も促進される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図2または図3に示される従来
例と同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
【0012】図1には、本発明の一実施例に係る電気自
動車用空気調和装置の構成が示されている。この図に示
される装置は、吸気孔30,32,34,36,38及
び40を有するダクト42を備えている。ダクト42の
内部には、切換ダンパ44、室外熱交換器12、送風機
46が設けられており、ダクト42はさらに排気孔48
を備えている。図示しないが、室内熱交換器10は、図
2のサイクルを形成するよう車室内に設けられている。
【0013】さらに、この図に示される車両はいわゆる
ハイブリッド車であって、車両後部にエンジン28を、
車両前部に走行用モータ50をそれぞれ搭載している。
また、図示しないが、走行用モータ50の駆動のため、
バッテリ、インバータ等も搭載している。
【0014】室外熱交換器12及び送風機46は、排気
孔48の直前に設けられており、切換ダンパ44は、図
示しないモータ、アクチュエータ等により駆動され、こ
の排気孔48に連通する流路を車速動圧を受ける方向の
吸気孔30と他の吸気孔32〜40のいずれかに切り換
える。すなわち、冷房運転を行う場合、切換ダンパ44
が図中a側(破線側)に切り換えられ、図中白抜き矢印
で示される如く空気が流通する。また、送風機46はこ
のような流通が行われる向きに回転する。逆に、暖房運
転時には、切換ダンパ44は図中b側(実線側)に切り
換えられる。この場合、図中黒矢印で示される如く空気
が流通する。送風機46は、やはりこのような流通が行
われる如く回転する。
【0015】従って、本実施例の装置を用いて冷房を行
う場合、車速動圧により大量の空気が吸気孔30からダ
クト42内に導入され、この空気が室外熱交換器12に
送られる。室外熱交換器12は、この空気により効率の
良い熱交換を行い、車室内の冷房効率を向上させる。
【0016】また、暖房運転を行う場合、走行用モータ
50の排熱、インバータの排熱、バッテリの排熱、エン
ジン28のラジエータ52からの排熱、車室内の換気に
よる排熱が、それぞれ吸気孔32,34,36,38及
び40からダクト42内に導かれ、これが室外熱交換器
12に送られる。すると、これらの排熱が室外熱交換器
12の吸熱動作により回収されることとなり、暖房時に
おける熱交換の効率が向上し、良好な暖房動作を確保で
きる。さらに、低温時に暖房運転を行っている場合で
も、これらの排熱により室外熱交換器12が暖められる
ため、室外熱交換器12への着霜が防止され、従来より
低温での暖房運転が可能となる。さらに、ダクト42内
の空気流通で走行用モータ50の排熱が回収されること
によりその冷却が促進されることとなる。
【0017】なお、この実施例は、エンジン28及び走
行用モータ50を共に搭載するいわゆるハイブリッド車
での実施例であるが、無論、本発明は、エンジン28を
搭載しない電気自動車でも適用できる。さらに、ダクト
42は熱を移動させる手段であり、同様な動作をする他
の手段、例えばヒートパイプで置換しても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷媒内に切換ダンパを設け、この切換ダンパの切換によ
り冷房時には車速動圧による外気を、暖房時には車室内
の換気、発熱コンポーネントによる暖気等を室外熱交換
器に向け導入するようにしたため、効率良い熱交換を行
うことが可能となり、排熱の有効利用が行われ、低温時
における室外熱交換器への着霜を防止することができ
る。さらに、モータの冷却が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電気自動車用空気調和
装置の構成を示す透視図である。
【図2】車両用空気調和装置の一般的な構成を示す図で
あり、特に室外熱交換器の機能を示す図である。
【図3】一従来例に係るエンジン車両空気調和装置の構
成を示す図である。
【符号の説明】
10 室内熱交換器 12 室外熱交換器 30,32,34,36,38,40 吸気孔 42 ダクト 44 切換ダンパ 46 送風機 48 排気孔 50 走行用モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを駆動源とする電気自動車に搭載
    され室内熱交換器及び室外熱交換器を有する電気自動車
    用空気調和装置において、 車速動圧により外気を吸入する第1の吸気孔、車室内か
    ら吸気する第2の吸気孔、車載の発熱コンポーネント又
    はその周囲から吸気する第3の吸気孔、及び車両の所定
    部位に設けられた排気孔を有するダクトと、 ダクト内に設けられ、空気の流路を第1の吸気孔から排
    気孔に至る流路並びに第2及び第3の吸気孔から排気孔
    に至る流路のいずれかに切り換える切換ダンパと、 第1又は第2及び第3の吸気孔から排気孔に向け空気を
    流通させる送風機と、 を有し、 モータがダクト外に設けられ、 室外熱交換器が排気孔と切換ダンパの間に設けられたこ
    とを特徴とする電気自動車用空気調和装置。
JP32565291A 1991-12-10 1991-12-10 電気自動車用空気調和装置 Pending JPH05162536A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120020831A (ko) * 2010-08-31 2012-03-08 현대자동차주식회사 전기 자동차용 냉난방 및 에어컨 회로
JP2013091367A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Keihin Thermal Technology Corp 車両用空調装置
CN114228446A (zh) * 2021-12-24 2022-03-25 珠海格力电器股份有限公司 化霜装置、交通工具、交通工具空调系统及其控制方法
US11383583B2 (en) 2018-04-06 2022-07-12 Denso Corporation Thermal management device for vehicle
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