JPH05504537A - ケーブルのリール巻き装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ケーブルのリール巻き装置 本発明は、 一フレームと、 一前記フレームに垂直方向に運動不能に取り付けられたサポートであって、リー ルの軸線方向幅に応じて相互に向かったり、離れる方向に水平可能に運動可能の サポートと、 一各サポートに取り付けられた懸吊アームであって、下端においてリールの中心 を掴持する掴持手段を備え、最大リールの中心と最小リールの中心との間の高さ の差と最大リールの昇降距離との和に対応する距離にわたってサポートに対して 垂直方向に移動可能に配！された懸吊アームと、−懸吊アームを垂直方向に移動 させる動力手段とを含み、ケーブル等をリールに巻いたり、繰り出す装置に関す る。

この種の装置はケーブルをリールに巻いたり、そこから繰り出すために特にケー ブル産業分野において使用されているが、この装置は例えばロープのようなその 他の類似の製品をリールに巻（ときにも適用可能である。本装置の目的はリール がその中心軸の周りで回転しうるようにリールを持ち上げることである。本装置 は中心孔あるいはリールの両側に設けられたその他の昇降手段からリールを掴持 するための掴持ピンを含む。リールは元々両側で対称的であり、かつ中心孔は同 じ水平軸線に正確に位置しているものの、リールと、特にそれらの２個のフラン ジとは使用時損傷を受けたり変形してそのため持ち上げるべきリールが下に位置 する面上で直立位置に位置しないようにし、あるいは傾いてリールの中央孔が相 互に対して異なる高さに位置することがありうる。下に位置する面が不均一に摩 耗すると同じ状態が発生する。従って、本装置の掴持ビンは中央孔間の高さの差 を補償しうる必要がある。このことに加えて、本装置は種々直径のリールを扱い つるべきことは勿論である。

フィンラント特許明細書第６１０１２号（スエーデン特願第７６０３７５２号） は本装置のフレームに、詳しくはフレームのコラムによって支持された水平ビー ムに固定されたサポートに垂直方向に移動可能に取り付けられた懸吊アームに掴 持ピンが固定されているケーブルをリール巻きする装置を開示している。そのた めサポートは、それが水平ビームに対する垂直位置を保つが、ビームに沿って水 平方向に運動可能であるように水平ビームに固定されている。リールを掴持する ために、リールが回転自在となるに十分床面から持ち上げうるように懸吊アーム は昇降できる。

しかしながら、この種のケーブルのリール巻き装置はある大きな欠点を有してい る。懸吊アーム用のサポートが垂直方向に運動不能にフレームに固定されている ので、懸吊アームの掴持ピンがリールの中央孔と係合するように押し込みつるよ うにするためには懸吊アームは可成り長い距離を降下する必要がある。リールが 回転できる程度にまて懸吊アームを持ち上げた後は懸吊アームは可成り長い状態 に留まる。リールを回転させると懸吊アームに著しい応力を発生させ、そのため 振動や振れを発生させ、リール巻取りを阻害し、懸吊アームを損傷させる可能性 がある。別の欠点はリール巻取りの間懸吊アームの振れを阻止するために、懸吊 アームを出来るだけ小さい空隙でそれらのサポートに支承させる必要がある。

この結果、懸吊アームの下端における掴持ピンはその降下位置において側方向へ は大きく移動することはできない。従って、掴持ビンは損傷あるいは何らかの他 の理由により元の位置から僅かにずれた中央孔を見つけることができない。

これらの欠点を排除するために、懸吊アーム用のサポートがフレームに対して垂 直方向に運動可能のケーブルのリール巻き装置が開発されてきた。そのような装 置の一例がフィンランド特許明細書第６０５４２号（ドイツ特許明細書第２７１ ３８６６号）に開示されている。この装置は種々の直径のリールを取扱いでき、 かつリールの中心孔間の高さの小さい差を補償できる。しかしながら、このこと は可成り複雑な構造により達成される。懸吊ロッド用のサポートは個別のコラム 上で垂直方向に運動可能に取り付けられており、これはサポートに個別の昇降機 構を設けることを要する。さらに、掴持ビンを備えた２個の懸吊アームにはそれ ぞれ、掴持ビンがロック位置と、掴持ピンがそのサポートに対して垂直の撓み運 動を実行できる自由位置との間で移動可能にする個別の機械類を設けている。２ 個のサポートは長さの調製が可能で、サポートと共に垂直方向に運動可能の水平 方向の横ビームにより相互に接続されている。リールを扱う場合、比較的大きい 質量を動かす必要がある。

さらに別の欠点はリールの変形による中央孔間の高さの差が発生したとしても、 サポートが横ビームにより相互に接続され、かつ相互に独立して運動することが できないため補償できるのは懸吊ロッドの可なり小さい撓み運動の範囲内でのみ 可能であるということであるＣ懸吊ロッドの撓み運動に対して必要なばね一レバ ージヨイント構造は懸吊ロッドの側に余地を必要とし、そのためサポートを大き くし、リールの周りの作動を阻害する。

従来技術による装置のさらに別の欠点は掴持ピンをリール巻き位置においてフレ ームに完全にしっかりと固定できないことである。懸吊ロッドのサポートには、 それに対して掴持ビンをリール巻き位置て押圧しうる当接部を設けている。しか しながら、サポートはコラムに沿って垂直方向に運動可能であるため、サポート とコラムとの間には常にｒＦさい不具合な空隙が残っている。このことを避けよ うとして、その作動モータを含め懸吊ロッドをサポートに枢着したベース上に取 り付け、コラムの両側の摺動面に対して押圧される２個のスライドベアリングを 設けた。その目的はベースをコラムに対して枢動させ、掴持ビンがサポートの当 接部に対して作動モータにより押圧されると、ベースのスライドベアリングがコ ラムをしっかりと掴持するようにすることである。しかしながら、サポートとコ ラムとの間の空隙を除去するような方法は構造を複雑に、コストを上昇させる。

その他のタイプのケーブルのリール巻き装置がドイツ公開公報第１４７４２３８ 号から公知であり、かつ米国特許明細書第３１２３３１４号は、リール持上げア ームがリールの側方に位置した水平枢動軸に垂直方向に枢着されている水平構造 体を開示している。しかしながら、この構造体はリールの側方で比較的大きい床 空間を要し、そのためその他の製作装置やハンドリング装置をリール巻上げ装置 と協働するように配置させることは難しい。

ドイツ公開公報第２５１９０７０号は、リール掴持手段が、サポートがコラムを 垂直方向に移動可能なように各々個別のコラムに取り付けられている門状構造体 を開示している。この構造体は可成り単純であるが、サポートを動かすとき依然 として比較的大きい質量を移動させる必要がある。

本発明の目的はケーブル等をリール巻きしたり、あるいは繰り出したりする装置 を提供することである。本装置は前述の欠点を排除し、種々サイズのリールや、 あるいは激しく変形したリールさえも単純であるが頑丈な構造体を用いて扱うこ とがてきる。この目的は、 一各々の固定サポートが、懸吊アームの最上位置において懸吊アームをサポート を介してフレームにしっかりと支持すること、かつ−各懸吊アームが、該懸吊ア ームの降下した掴持位置において該懸吊アームの軸線方向においてサポートに対 して懸吊アームの撓み運動と、リールの軸線に対して垂直の平面における水平方 向の旋回運動とを許容するばね部材によって固定サポートに支持されていること を特徴とする本発明による装置によって達成される。

本発明は掴持手段が上昇したリール巻き位置においてそれらのサポートに安定し て支持されうるちのとすれば、懸吊アームは垂直方向に比較的長い距離にわたっ て降下しつるという概念に基いている。長い距離を垂直方向に降下運動するとい うことは、懸吊アームがその上端においてサポートに枢着するとリールの軸線に 対して垂直の平面において懸吊アームの下端て掴持手段を比較的広く水平方向に 運動しうるようにする。ばね部材は垂直方向に懸吊アームを僅かに撓み運動でき るようにする。さらに、懸吊アームはばね部材上で旋回できる。そのため掴持手 段はリールの位置が正しくない可能性があっても無関係にリールの中央孔へ挿入 しつる。

フレームに対して垂直方向に運動不能の固定サポートには完全に空隙がない。

もし垂直方向に運動可能のサポートが用いられるとすれば、空隙の発生を避ける のは難しい。可動サポートにおいて必要とされる垂直スライドベアリングも排除 される。このように、掴持手段を固定サポートによりフレームにしっかりと固定 することができる。

スエーデン特許明細書第３９９８６４号と比較して以下の利点が達成される。

懸吊アーム用サポートが本装置のフレームに垂直方向に運動不能に固定されてい るので、サポートを垂直方向に運動させる機械類が何ら必要でない。双方の懸吊 アームが垂直方向の広範囲にわたって相互に独立して運動可能であるので、変形 したリールとか、凹凸の面に位置したリールの中央孔の間に大きな高さ方向の差 があったとしても容易にその差を補償する。リールを支持した掴持手段を常にリ ールの直径とは無関係に固定サポートの固定した当接面に対して持ち上げるので 、リールは常に一定の作動高さ、即ち人間工学的に適性な位置に位置されるので 小さいリールの場合に極めて低い作業レベルで作業するということが避けられる 。

サポートが固定されているので、しっかりした安定性のある支持フレームが達成 される。掴持手段がサポートにしっかりと固定され、サポートの方はコラムにし っかりと固定されているので、リールはリール巻取り位置において極めてしっか りと支持される。下端で懸吊アームに対してはばね−レバー装置が何ら必要ない ので、サポートはより「細（ヨされ、例えばケーブルの端をリールに挿入すると きリールの周りての作業を邪魔することはない。門形構造のフレームの横ビーム は懸吊アームを垂直方向に運動させるとき動かないので、動かせるべき質量は低 度で、門形フレームは極めて安定している。

以下本発明を添付図面を参照して詳細に説明する。

第１図と第２図はそれぞれ最大リールと最小リールを扱う場合の本装置の一好適 実施例の側面図、 第３図は本装置の正面図、 第４図はリール巻き装置の別の実施例の側面図、および第５図は第４図の線４− ４に沿って視た断面図である。

第１図から第３図までに示すケーブルのリール巻き装置は２個のサポートコラム ２と、異なるリール幅に対してコラム間の距離を調整するために図示していない 作動手段により横ビームの長手方向を短くしたり長くしうる相互接続の横ビーム ３とを含む。

双方のサポートには、サポートに回転可能であるか軸線方向には運動不能に装着 されたスクリューロッド６と、サポートに対して回転可能であるが軸線方向には 摺動可能に装着された掴持コツト７とを含む垂直方向の懸吊アーム５が設けられ ている。掴持ロッド７はスクリューロッドとねじ係合しており、その下端にはリ ール９の中央孔に挿入されリールを掴持するための掴持ピン８が設けられている 。スクリューロッドはギヤケース１０を介してモータ１１に接続されている。

ギヤケースはボールジヨイント１５により、サポートに支持されたばね１２に装 着されている。ばねはスクリューロッドを僅かに垂直方向に撓み運動させ、ジヨ イントは横ビーム３に対して垂直の垂直平面での旋回運動を許容する。

懸吊アームのスクリューロッドと掴持ロッドとは、掴持ロッドの掴持ピン８が最 小のリール９′の中央孔と最大リール９”の中央孔との間の距離Ａにわたって、 かつリールを回転自在とするためにベース１３にわたってリールを十分持ち上げ るに必要な距離Ｂにわたって垂直方向に運動しつるような長さである。

各サポートの下部分は、掴持ロッドが上昇したリール巻き位置に位置していると き掴持ロッドの下端がそれに対して載置される下方向に開放したサポート溝を形 成する固定当接部１４を含む。

リールを掴持するためには、双方のサポートの掴持ピンは扱うべきリールの中央 孔と整合するように降下されその後相互に向かって移動され、そのため掴持ピン がリールを掴持する。その後、掴持ロッドは、該ロッドの下端がサポートに設け られた当接部１４の溝に位置するまてモータによって上昇させられる。上昇運動 はまずばねを圧縮し、次いで掴持ロッドをそれらの溝にぴったりと引張る。

サイズの異なるリールを持ち上げるためには、掴持ロッドのみを運動させる必要 があり、一方サポートは固定されたままであることが注目される。このように運 動させるべき質量は極めて小さい。サポートはサポートコラムに運動不能に位置 しているのでフレームは極めて安定している。掴持ロッドが相互に対して独立し て運動するので、掴持ピンは垂直方向に、傾いたリールの中央孔の位置に応じて 種々の高さまで移動しつる。全てのリールは同じ人間工学的な作業レベルまで上 昇される。

第４図と第５図とに示すリール巻き装置の実施例においては、対応する部分に対 して第１図から第３図までに使用したのと同じ参照番号を使用している。この実 施例の前述の実施例との相違点は王として、サポート４がフレームのコラム２の 一部であり、コラムの上方延在部を形成していることのみである。部材６と７と によって形成された懸吊アームにおいて、運動可能の部材７は第１の実施例のも のと僅かに相違している。サポート４の垂直フラノンに接触しているカイトロー ル１６は部材７の上端に配設され、一方下端には第４図において矢印で示すよう に掴持ピン８の軸線に対して垂直の垂直平面において部材７の旋回運動を許容す るロール１７が設けられている。

図面と図面に関連した説明とは本発明の概念を示すことのみを低回している。

本発明は請求の範囲内で細部の変更が可能である。サポートをコラムに固定する 代りに、サポートは種々のリール幅に応じてそれぞれ横ビームあるいはレール系 の長手方向に運動可能なように門形フレームの固定サポートあるいは上方のサポ ートレール系上の個別のモジュールとして装着可能である。後者の場合、リール ノス÷ムはリール巻き装置のフレームとして作用する。掴持ピンの代りに、懸吊 アームには例えば掴持フンクのようなその他の何らかの種類の掴持手段を設ける ことができる。また、サポートは全体的あるいは部分的にフレームによって形成 することも可能である（第４図および第５図）。例えば、サポートコラムの断面 がＵ字形である場合、懸吊アームと動力手段とはコラム内に装着てき、そのため コラムはサポートとして作用する。懸吊アームがコラムを相互に接続している横 ビームのすぐ下方でサポートコラム内に位置されるとき、リールの重さによって コラムに加えられる曲げトルクを最・］＼としうる。機械的な昇降手段の代りに 、懸吊アームを圧力流体シリンダによって移動させることができる。

ＦＩ６．３ １際調査報告 ｌＡ１１ａｌｌ−＾ｍ、ｃｓｈい一、　ＰＣＴ／Ｆｌ　９０１００１５０国際調 査報告 ＰＣＴ／Ｆｌ　９０１００１５０

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．ケーブル等をリール巻きしたり、繰り出すための装置において、−フレーム （１）と、 −前記フレームに垂直方向に運動不能に取り付けられ、リール（９）の軸線方向 の幅に応じて相互に向かって、かつ離れる方向に水平方向に運動可能である２個 のサポート（４）と、 −各サポートに取り付けられた懸吊アーム（５）であって、下端にはリールの中 央部を掴持する掴持手段（８）を備え、最大リール（９′）の中心と最小リール （９′′）の中心との間の高さの差（Ａ）と最大リール（９′）の上昇距離（Ｂ ）との和に対応する距離にわたってサポートに対して垂直方向に移動可能に配置 されている懸吊アーム（５）と、 −懸吊アームを垂直方向に移動させる動力手段（１０，１１）とを含む装置であ って、 各固定サポート（４）か、懸吊アーム（５）の最上位置においてサポートを介し てフレームにしっかりと懸吊アームを支持する当接部（１４）を含み、各懸吊ア ーム（５）が、懸吊アームの降下した掴持位置において懸吊アームの軸線方向で サポートに対して懸吊アームの撓み運動と、リールの軸線に対して垂直の平面に おける水平方向の旋回運動を許容するばね部材（１２）によって固定サポートに 支持されていることを特徴とするケーブル等をリール巻き、あるいはリールから 繰り出す装置。
2. ２．サポート（４）の懸吊アーム（５）が、相互に対して軸線方向に運動可能に 係合した２個のロッド部分（６，７）を含み、一方のロッド（７）にはリール（ ９）の掴持手段（８）が設けられ、他方のロッド（６）がサポート（４）に軸線 方向に固定され、かつ動力手段（１０，１１）に接続されていることを特徴とす る請求の範囲第１項に記載の装置。
3. ３．懸吊アーム（５）が、リールの軸線に対して垂直の平面においてベアリング 上で前記アームを旋回できるようにするベアリング（１５）によりサポート（４ ）によって支持されていることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項に記 載の装置。
4. ４．懸吊アーム（５）か、該アームを垂直方向に撓ませることのできるばね（１ ２）によってサポート（４）によって支持されていることを特徴とする請求の範 囲第１項または第２項に記載の装置。