JPH05504462A - 酵素に関する改良 - Google Patents

酵素に関する改良

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 酵素に関する改良 発明の分野 この発明は、新規な熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ類、新規な 熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ類の用途、前記グルカナーゼ類 をコードするDNA断片、および熱安定性(1,3−4,4)−β−グルカナー ゼ類の製造方法に関する。
技術的背景 (1,3−1,4)−β−グルカナーゼ類は、各種食品と動物飼料の製造と、( 1,3−1,4)−β−グルカン類中のβ−グルコソド結合を切断する必要があ る場合、生物学的研究における補助物質として用いられる。特に、醸造産業では 、このようなグルカン加水分解酵素を用いると、グルカン化合物の量の増大が原 因でマツシュの粘度が高くなるために濾過で問題を起こすことなく、麦芽を使用 する代わりに大比率の生の穀物を用いることができる。
混合結合(1,3−1,4)−β−グルカン類はエンバクおよび大麦のような穀 物の胚乳の細胞壁の主要部分を構成している。これらは、醸造産業に、例えば抽 出物の収率の減少、ウワ−ト(worDの分離もしくはビールの濾過の速度の低 下というようなきびしい問題を起こす。加工済みビールにβ−グルカン類か残る と濁りとゼラチン状沈殿が生成するに至る(Godfrey。
1983年の文献)。大麦(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ(E C3, 2,1,73)はp1子の発芽の初期段階中、胚盤とアリューロン層内で合成さ れる(McFadden等、1988年の文献)。しかし大比率の麦芽のβ−グ ルカナーゼかキルユング中、不可逆的に熱で不活性化され、残っている活性はマ ッノング(mashing)中に急速に破壊される(Loi ら、1987年の 文献)。
ウワートの粘度は、中温好性のバソラス(Bacillus)菌株、例えばバシ ラス・アミロリクエファシェンス(Bacillus amyl。
1iquefaciens)またはバシラス・サチリス(Bacillus 5 ubtilis)由来のβ−グルカナーゼを用いることによって低下させること かできることは永年にわたって知られていた。これら公知のグルカナーゼの重大 な欠点はその温度感受性であり、これらのグルカナーゼがマッシング法の初期の 段階でしか有効でないことを意味している。温度が65°Cを超える後期の段階 ではその活性は著しく減少する。
熱安定性が高いグルカナーゼを得るのを目的として、グルカナーゼをコードする バシルス・マセランス(Bacillus macerans)由来の遺伝子が 、バシラス・サチリス(Bacillus 5ubtilis)中でこれを発現 させるためにこの微生物中に導入された(ドイツ民主共和国特許願WPC12N /3157061)。しかしこのグルカナーゼは70°Cで、急速に不可逆的に 変性される。醸造工程に関連する公知のグルカナーゼのその外の欠点は、これら のグルカナーゼは、マッシング中の通常の条件であるpH4〜5の範囲では充分 な活性を発振しないことである。例えば、pH4,6におけるバフラスβ−グル カナーゼの活性は、pH6〜7ての活性の20%ニ過キない。その上、グルカナ ーゼがpH4でインキュベートされると安定性が低下する。
最高の特性を育する細菌の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼは、この酵素 をコードする遺伝子かクローン化され配列が決定されたバシラス・サチリスとビ ー・アミロリクエファシェンス由来のものである(Boriss等の1985年 文献: CantWellと1Jcconnellの1983年文献: HOf emeiSter等のl986年文献; Murphy等の1984年文献)。
ビー・マセランス由来のβ−グルカナーゼの方がビー・サチリスとビー・アミロ リクエファシェンスの酵素よりも熱安定性が高いということが最近判明した(B orrisの1981年文献; Borrisと5chroederの1981 年文献)。しかし、65℃を超える温度と4.5〜5.5のpH値は、工業的な マッシング条件としては一般的であるが、ビー・マセランスβ−グルカナーゼは この条件下で急速に不活性化する。ビー・マセランスβ−グルカナーゼ遺伝子は クローン化されており(Borriss等、1988年の文献)、そのヌクレオ チドの配列か決定されている(Borriss等in prep、)。ビー・マ セランスβ−グルカナーゼの誘導アミノ酸配列を、ビー・サチリスβ−グルカナ ーゼとビー・アミロリクエファシェンスβ−グルカナーゼの誘導配列を比較する と全相同性が70%であることが分かった。
生物活性を存する既存のタンパク質を、工業工程に一層適合させかつその利用範 囲を広げるために、その改良形を構築する多くの試みが近年行われている。多く の関心か酵素の熱安定性を増大することに集中している。酵素の熱安定性は、変 性エントロピーを低下する単一アミノ酸の置換で促進できると愚案されている( Matthe*s等の1987年文献)。タンパク質の熱安定性を増大する試験 的な規則が作られているが(Argos等の1979年文献; Imanaka 等の1986年文献; QuerolとParillaの1987年文献)、構 造の変化による機能の変化を正確に予測することは明確でない。
いく人もの研究者が、親分子の生物活性を保持するハイブリッドタンパク質を生 成する相同遺伝子の生体外組換えの実験を行った。5treu1i等(1981 年)とWeckと協同研究者(1981年)はハイブリッドヒト白血球インター フェロン遺伝子を構築した。
いくつかのハイブリッドインターフェロンによって、水庖性口炎と脳心筋炎のウ ィルスに対する保護に用いる宿主細胞の範囲が拡大される。したがって、インタ ーフェロンAとDの一部を結合するADハイブリッドは、マウスL−929細胞 、ヒトHe−La細胞および一層ラビット腎臓細胞内のいずれの親分子より著し く高い抗ウィルス活性を引き出した。熱安定性、pH安定性および抗原特異性は 、ハイブリッドと親インターフェロンの分子について同じであった。
デンマーク特許願第3368/87には、グリコアミラーゼによる糖化で得るこ とができるデキスロースの最大重1%に対してマイナスの作用がない、澱粉の液 化用キメラα−アミラーゼ酵素を得るために、バシラス・リケニホルミス(Ba cillus licheniformis)とパンラス・アミロリクエファシ ェンスのα−アミラーゼ遺伝子由来のDNA配列を結合することが開示されてい る。
このマイナスの作用は、このキメラα−アミラーゼで減少し、熱安定性は親酵素 と比へて保持された。
発明の開示 この発明は、インキュベートされる溶液の濃度範囲が1ml当たり0.3mg〜 1mgで、l0mM CaC1t 、40mM酢酸ナトリウム中、p H6,0 ,70’Cにて、10分間、好ましくは15分間、さらに好ましくは18分間イ ンキュベートした後、その活性の少なくとも50%を保持する熱安定性(1,3 −1,4)−β−グルカナーゼに関し、(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ の活性は、その酵素の(1,3−1,4)−β−グルカン中のβ−グリコシド結 合を加水分解する性能として理解される。
本願明細書において、“熱安定性の”という用語は、酵素がその基質を反応生成 物に変換するのに充分な期間、本願の場合、(1,3−1,4)−β−グルカン のβ−グルコシド結合を開裂して還元糖を得るのに充分な期間、高温で、変性に 抵抗しかつ酵素活性を保持する酵素の性能に関する。この高温とは60″Cを超 える温度を意味する。
その外の!l!!様として、この発明は、粗細胞抽出物中、65°CおよびpH 4,0で10分間インキュベートした後、少なくとも100%、好ましくは少な くとも110%、さらに好ましくは少なくとも120%の相対βグルカナーゼ活 性を存する熱安定性の(1゜3−1.4)−β−グルカナーゼに関する。この発 明の(1゜3−1.4)−β−グルカナーゼの上記の特徴的挙動の例は図10に 示し、この図10で、ハイブリット酵素H1の相対β−グルカナーゼ活性が、ビ ー・アミロリクエファシェンスとビー・マセランスのβ−グルカナーゼの相対β −グルカナーゼ活性と比較されている。図10から、H1酵素の相対β−グルカ ナーゼ活性は10分間のインキュベーション後約130%であることは明らかで ある。
この発明の発明者らは、組換えパンラス(1,3−4,4)−β−グルカナーゼ をコードするハイブリッド遺伝子を構築した。このグルカナーゼはいままでに知 られているいかなる(1゜3−1.4)−β−グルカナーゼより熱に対して安定 である。
そのハイブリッド遺伝子は、β−グルカナーゼのアミノ末端とカルボキシ末端部 をコードするパンラス・アミロリクエファシェンスとパンラス・マセランス由来 の遺伝子を相互交換することによって構築した。この構築は、ビー・アミロリク エファシェンスとビー・マセランスそれぞれの(1,3−1,4)−β−グルカ ナーゼ遺伝子の中央に位置する共通のE coRVエンドヌクレアーゼ制限部位 を融合点として用いるか、またはYonとFr1ed (Nucleic Ac 1d Re5earch 、 17巻、4895頁、1989年)とHorto nら(Gene、77巻、61−68頁、1989年)の方法にしたがってポリ メラーゼ連鎖反応(PCR)を用いてハイブリッド融合遺伝子を構築して行った 。
β−グルカナーゼハイブリッド酵素1(Hl)は、成熟ビー・アミロリクエファ シェンスβ−グルカナーゼの107のアミノ末端残基と、ビー・マセランスβ− グルカナーゼの107のカルボキシ末端アミノ酸残基とを有している。相互β− グルカナーゼハイブリッド酵素(reciprocal β−glucanas e hybrid enzyme2)(H2)は、ビー・マセランス酵素由来の 105のアミン末端部と、ビー・アミロリクエファシェンス由来のカルボキン末 端の107のアミノ酸とて構成されている。これら2つのハイブリッド酵素の生 化学特性は、互いに著しく異なるとともに、両方の親β−グルカナーゼとも著し く異なる。
ハイブリッド酵素H,、H,、H,及びH6をPCRを用いて構築した。H3は 成熟ビー・アミロリクエファシェンス(1゜3−1.4)−β−グルカナーゼの 16のアミノ末端アミノ酸残基と、ビー・マセランスβ−グルカナーゼの198 のカルボキシ末端アミノ酸残基を含有し1.H4は成熟ビー・アミロリクエファ シェンスのβ−グルカナーゼの36のアミノ末端アミノ酸残基とビー・マセラン スの178のカルボキシ末端残基を含存し、:H5は成熟ビー・アミロリクエフ ァシェンス(1,3−1゜4)−β−グルカナーゼの78のアミノ末端アミノ酸 残基と成熟ビー・マセランスβ−グルカナーゼの136のカルボキシ末端アミノ 酸残基を含有し;およびH6はビー・アミロリクエファシェンスβ−グルカナー ゼの152のアミノ末端残基と成熟ビー・マセランス(1,3−1,4)−β− グルカナーゼの62のカルボキシ末端アミノ酸残基を含有している。
親酵素に比較して、これらのハイブリッドタンパク質は、異なるpH最適条件、 熱安定性およびpH耐性の差のような新規の生化学特性を示す。)IIタンパク 質は、醸造産業にとって特に重要である。というのはこのタンパク質には、低p Hに対する耐性と、酵素活性の最適pHが低いこととが、ビー・マセランスβ− グルカナーゼの高pHにおける熱安定性を超える熱安定性と組合わされていたか らである。最適pHと特にpH耐性がより酸性の条件に移行したので、熱安定性 は、pHの全試験範囲にわたって両方の親酵素より優れている。
しかし、この発明の熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼの特性は、 高温でかつできるだけ低pHで(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ活性を得 たい場合、例えば、コーヒー代用品または特に食用飼鳥類の給餌用飼料ベレット を製造する場合のような各種の目的に酵素を利用するのに興味深いものである。
食用飼鳥類は、飼料中のβ−グルカン類を分解できないので、多量のβ−グルカ ン類の含存するペレット化飼料は、飼料/体重所得比を低下させかつ消化障害を 起こさせる。それ故に、飼料に(1,3−1,4)−β−グルカナーゼを添加す ることによって飼料中のβ−グルカン類を分解することは有利である。飼料ベレ ットの生産は、高温で行われるので、非熱安定性(1,3−4,4)−β−グル カナーゼは急速に分解することを意味している。しかしこの問題は、この発明の 熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼを飼料製造に用いることによっ て解決できる。
熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼをコードするハイブリッド遺伝 子の構築は、各種の方法で行われる。(1゜3−1.4)−β−グルカナーゼ遺 伝子の池の制限部位を用いるか、(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ遺伝子 のヌクレオチド配列をヌクレアーゼで消化して次いで育用なエンドヌクレアーゼ 制限部位を含有する合成ヌクレオチド配列を導入するか、または全部もしくは部 分的に合成の遺伝子が構築される。
またビー・アミロリクエファシェンスとビー・マセランス以外の微生物由来の( 1,3−1,4)−β−グルカナーゼ遺伝子も、熱安定性(1,3−1,4)− β−グルカナーゼをコードするハイブリッド遺伝子を得るために使用できる。
したがって、この発明は、他の態様において、この発明は式A−Mで表されるア ミノ酸配列からなる熱安定性ハイブリッド(1,3−1,4)−β−グルカナー ゼに関し、式中Aは、表Iに示す、パンラス・アミロリクエファシェンスもしく はパンラス・マセランスの(1,3−1,4)−β−グルカナーゼのN−末端部 のアミノ酸残基と少なくとも75%同一、好ましくは少なくとも85%同一、よ り好ましくは少なくとも90%が同一の5〜200のアミノ酸で構成されている ポリペプチドであり、Mは、表Iに示す、パンラス・マセランスもしくはパンラ ス・アミ0リクエフ7ンエンスの(1,3−1,4)−β−グルカナーゼのカル ボキシ末端部のアミノ酸残基と少なくとも75%同一、好ましくは少なくとも8 5%同一、より好ましくは少なくとも90%同一の5〜200のアミノ酸で構成 されているポリペプチドである。
上記の“同一の”という用語は、2つのポリペプチド中のアミノ酸の全組成もし くはその一部を比較した場合を意味する。
各ポリペプチドにおける、個々のアミノ酸残基の数とアミノ酸残基の全数を測定 した。したがって、同一度は、2つのポリペプチド中の同一アミノ酸残基の数の 、比較されるポリペプチド中のアミノ酸残基の全数に対する比率で表される。か くして、本願では、同一度は、他のポリペプチドもしくはその一部分の中のアミ ノ酸と同一の、この発明の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼもしくはその 一部分の中のアミノ酸の百分率で表される。本願では、(1,3−1,4)−β −グルカナーゼの比較される部分のアミノ酸残基の全数に対する、表工に示すビ ー・アミロリクエファシェンスもしくはビー・マセランスの(1,3−1,4) −β−グルカナーゼのアノ末端部と、表Iに示すビー・マセランスもしくはビー ・アミロリクエファシェンス(1,3−1,4)−β−グルカナーゼの百分率で 表される。
同一性はポリペプチド中のアミノ酸の位置には左右されず、同一性は、異なる化 学式を有する2つのアミノ酸のよくある同種の機能とは関係がないという意味で 絶対的あることは認識されるべきである。
本願において、ポリペプチドのアミノ末端部は、問題のポリペプチドもしくはそ の一部分のアミノ末端部として理解され、アミノ酸の数で測定され、その末端に 遊離のα−N Hを基を育する。ポリペプチドのカルボキシ末端部は、問題のポ リペプチドもしくはその一部分のカルボキシ末端部として理解され、アミノ酸の 数で測定され、その末端に遊離のα−COOH基を育する。
この発明の1つの態様において、細胞からの輸送(transport)か可能 なシグナルペプチドは、熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼのアミ ノ末端部に連結することができる。このシグナルペプチドは、細菌、または酵母 と真菌のような池の微生物中の自然の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ遺 伝子の関連部分でコードされるシグナルペプチドであるが、合成の起源もしくは これらの起源の組合せであってもよい。シグナルペプチドの選択は、熱安定性( 1,3−1,4)−β−グルカナーゼの発現に用いられる微生物によって決まる 。シグナルペプチドは好ましくは問題の微生物に相同のシグナルペプチドである 。例えば酵母が発現に用いられる場合、シグナルペプチドは、熱安定性(1,3 −1,4)−β−グルカナーゼを酵母の細胞から輸送可能にするためには、酵母 に相同でなければならない。適切な酵母のシグナルペプチドは、サツカロミセス 種(Saccharomyces 5pecies )のような酵母の少数の分 泌タンパク質のうちの1つとして知られている、インベルターゼ由来のシグナル ペプチドである。しかし、α因子と酸性ホスファターゼのシグナルペプチドのよ うな酵母由来のその外のシグナルペプチドも、熱安定性(1,3−1,4)−β −グルカナーゼを酵母細胞から輸送するのに使用できる。
この発明の好ましい態様において、シグナルペプチドは、上記のアミノ酸レベル で、パンラス・アミロリクエファシェンスのシグナルペプチドと、少なくとも7 5%同一、好ましくは少なくとも85%同一、さらに好ましくは少なくとも90 %同一である。
さらに別の態様において、この発明は下記のアミノ酸配列:(ln−Thr−G ly−Gly−5ar−1’he −Fhs−Glu−1’ro−Fhs −A jn−S@r−τ7’r−Ajn−5l撃秩|Gly−LJu− τrp−Gln−Ly*−Ala−Asp−Gly−τyr−5*r−^mn− Gly−Ajp−Mac−Phe−Asn−Cys−Thr|τrp− Arg−^Lm−/un −Ajn −Val −Sir −Ma C−Thr  −S@ l” −Lau−Gly−G1u4@ t−1%wg−Lau−Al a −Lau− Thr−5ar−Pro−5*r−τyr−Agn−Lys−Ph*−^sp− Cys−Gly−GLu−Amn−Arg−5ar−VaL|Gln− Thr−Tyr−Gly−Tyr −Gly−L@u−Tyr−Glu−Vat −Arg−Me e−Lym −Pro −+ALa −L刄gAjn−Thr  − Gly−11*−Va14@r−5*r−Phs−Fhs−Thr−τyr−T hr−Gly−Pro−Thr−Glu−Gly−Thr−oro− Trp −ksp −Glu−11@−Ajp −11* −Glu −1’h * −Lau−Gly−Lys −Asp −Thr −T■秩@−Lys − VJII −Gln−Phe−Ann−τyr−τyr −Thr −Asn− G 1y−Val −Gly−Gly−Hlm −GLu−Lys−Val−X  P@ −S@r−Lau− 0Gly−Fhs−/up−^1a−5@r−Lys−Gly−Ph*−Hls −Thr−τyr−Ala−Fh*−Asp−τrp−にL氏|Pro− Gly−Tyr −I L* −Lys −Trp−Tyr −VaL −/u p−Gl)T−VJLL −Lau−Lyg −HLs−T■秩|Alm−イr −^1ト Asn−IL@ −Pro −S@r −Thr−1ro−Gly−Lys 4 1s−Mat−Mac−Asn−Lau−τrp−Amn−fLy−Thr− Gly−Val−Alp−Aip−丁rp−Lau−Gly−5*r−τyτ− Asn−Gly−^11−^nn−1’ro−Lau−Ty秩|Ala− Glu−τF−Ajp−τrp−Val−Lyjl−τyr−Thr−5*r− Amnまたはその類似体を含有する熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナ ーゼに関する。
また、この発明は下記のアミノ酸配列:Gly−11*−Thr−5@r−5@ r−Val−5@r−^Lm−+1;Ln−Thr−Gly−tl;1y−5@ r−Fhs−Fhs|Glu−1’ro− Fhs−Ajn−5sr−Tyr−Asn−5@r−Gly−XAu−τrp− Gln−Lym−Ala−Agp−Gly−Tyr−5*r|/un− Gly−Aip−M@e−Fhs−^nn−Cys−τhr−τrp−Arg− Alm−^1n−^1n−VaL−5*rJI*t−τhr|5*r− またはその類似体を含有する熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼに 関する。
一般に広く容認されているアミノ酸の省略符号は以下の表の“類似体”という用 語は、本願で用いる場合、この発明の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ由 来の特徴的なアミノ酸配列と類似のアミノ酸の組成もしくは配列の酵素を示し、 その類似体の酵素活性と熱安定性に不利な作用をしない少数の変種も含まれる。
類似のポリペプチドもしくはタンパク質は、ビー・アミロリクエファシェンスと ビー・マセランス以外の微生物から誘導するか、または部分的にもしくは完全に 合成物の起源であってもよい。
この発明の(1,3−4,4)−β−グルカナーゼのアミノ酸は、例えば化学処 理、酵素処理もしくはその外の処理によって任意に修飾されていてもよく、この 処理は、(1,3−1゜4)−グルカナーゼの比活性と熱安定性に、実質的に不 利に作用しない。
別の3様において、この発明は、上記の熱安定性ハイブリッド(1,3−1,4 )−β−グルカナーゼをコードするヌクレオチド配列を含有するDNA断片に関 する。このDNA断片は、組換えDNA法による(1.3−1.4)−β−グル カナーゼの製造法に用いることができる。この発明のDNA断片を組換え(1, 3−1,4)−β−グルカナーゼの製造に用いること(例えばその断片を適切な ベクターに挿入し、そのベクターで適切な宿主微生物を形質転換し、得られた微 生物を培養して(1,3−1,4)−β−グルカナーゼを産生させ、次いでこの 酵素を微生物から回収することによる使用)には多くの利点がある。か(して、 多量の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼを提供することが可能であり、産 生される酵素は、汚染物質を含有しない実質的に純粋な形態で単離することがで きる。
この発明の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼは、ポリペプチド配列の個々 のアミノ酸の連続連結法、またはポリペプチド配列の個々のアミノ酸を形成する 断片を連結させて次いでこのポリペプチド配列を連結して所望のポリペプチドに する方法を利用する、公知の、液相もしくは固相のペプチド合成法でも製造でき る。固相ペプチド合成法は、例えば、Merrifieldの1963年の文献 に記載の方法で実施できる。固相合成法では、アミノ酸配列は、初期アミノ酸を 固定支持体に結合させ、次に所望の長さが得られるまで、ペプチド結合法で、他 のアミノ酸を配列に連続して付加することによって構築される。診断の目的に用 いる合成ペプチドの製造は、特に5hin旧ckの1983年の文献に記載され ている方法で実施できる。
特定の態様において、この発明は、次のヌクレオチド配列:CAGC(TC?T r TTAACGGCACACACATGGAA AGCCAGGACにに買T 口τNゴGGAG^CA(YGAτACCKコ℃τ丁ACにGATAAA GC AGにCAAAA cTAにTCAAACAAGTATAATG IJAGCG CTTTCCTCCTATTA ATTCTrTCTr CCATTCATA丁  CCTATCT(TCTG’TGCTGATG GTAにTr’T`GG TTTG丁^TTrT TAACAGAAGG ATTATCATTA TTr CCACCGATC’r’rCCCT”n GAAAAGG`TC 八τGTATGATCAATAAAGAAA GCGTGTTCAA AAAA にGGGGA ATGCTAACAT GAAACCACτb TTにCTAATrCTrGTCACCGG ATrGnTATG A(TTT GTG’TG GGAτCACTi℃TACTGTIゴCGGCTCAAACA G cccc^rcllTr TrTTGAACCTTT’rAACM;Cr  A詭CTCα℃工A丁CGCAAAAAGCTGAτG σTTACTCAAA  TCCACA?ATG TrTAACτGCA CTTにCCGτCCTAA TAACGTb 丁−τ話cC:rユπA吋話晶τCCごπCC田ロχ品σC工π買八−へご=C ACTGC工Q晶晶CCGごCπ貫ユ品ム話πごnπμσ買AτC^^σ簿厖τ C810111!i。
AAAC(1:GCTA AAAACACAGCGATTGTTrCA TC− ゴロゴCA CTTATACAGに TCCMC(:GAにα:GkCTCCT T GGGATGAGAT TC:ATATCGAA TTTCτAGCAA  AAGACACC^CAAAAGτCC`(: ATにATGAATCTATCGAACGG AACCGGAGTG CATG ACTGGT TAG(TTCTrA TAATGGAGCf AATCC(TTGT ACGCTCAATA TGAC℃aπA AAATA τACGA GCIJατAAτAτGAτrccAccTGGGCATGAに  eAG’TCCACTCCAGGCATGCAAGC丁丁またはその類似体も しくはサブ配列(subsequence )を実質的に含有する、DNA断片 に関する。
上記配列の各ヌクレオチドは一般に用いられている符号で表されている。すなわ ち次の通りである。
Aはアデニンを示す。
Tはチミジンを示す。
Gはグアニンを示す。
Cはシトシンを示す。
本願において、“類似体”という゛用語は、ヌクレオチド配列における1つもし くはいくつかの修飾を示すDNA断片を表すのに泪いられ、その修飾は、修飾さ れたDNA断片が上記定義の熱安定性を存するハイブリッド(1,3−1,4) −β−グルカナーゼをコードできるという特徴を有する。この修飾には、例えば 、そのDNA断片がコードして生成するアミノ酸配列に影響しない塩基の置換、 すなわち、機能として同等のアミノ酸、欠失および付加をコードすることになる 単一の塩基対の置換か含まれる。本願において、°サブ配列“という用語は、こ の発明の上記もしくは他のDNA配列の一部を含有し、上記定義の熱安定特性を 育する(1.3−1.4)−β−グルカナーゼを発現する性能を保持しているD NA配列を意味し、上記説明の修飾によって類似化されたサブ配列も含む。
(1,3−1,4)−β−グルカナーゼもしくはその一部をコードするDNA断 片は、例えば、紫外線、電離放射線、またはマイトマイシンC,5−ブロモウラ シル、スルホン酸メチルメタン、ヒドロキシルアミン、ナイトロジエンマスター ドもしくはニトロフランのような化学的変異原物質による処理によって突然変異 を起こさせ、遺伝子産物の酵素活性と熱安定性に実質的に作用することなく、変 異された配列から発現される遺伝子産物の特性のいくつかを変えることができる 。特に、部位特異的変異誘発法もしくは特異的誘発法が、(1,3−1,4)− β−グルカナーゼの熱安定性、酵素活性に対する最適1)Hなどの有用な特性を 改良するのに用いられる。
この発明のDNA断片は、適切な宿主生物内で発現されると、上記定義の熱安定 特性を有する(1.3−1.4)−β−グルカナーゼを産生するようになる配列 を確立するために、配列中の1つ以上のヌクレオチドの置換、付加、挿入もしく は欠失によって修飾される断片である。
またさらに別の態様で、この発明は、熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカ ナーゼを産生ずることができるような方法で上記DNA断片が導入された微生物 を培養することからなり、その培養が熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカ ナーゼを産生ずる条件下で実施され、次いで培養物から(1,3−1゜4)−β −グルカナーゼを回収する熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼの製 造方法に関する。
(1,3−1,4)−β−グルカナーゼもしくはその一部を産生ずるのに適切な 発現ベクターは宿主生物を形質転換する際、宿主生物中で複製できるベクターで ある。そのベクターは、自律複製が可能な例えばプラスミドのようなもの、また は、宿主の染色体で複製される例えばバクテリオファージのようなものでもよい 。広く用いられる適切なベクターの例は、P B R322および類縁ベクター と、PUCベクターなどである。適切なバクテリオファージの例にM+3とλが 含まれる。自己複製酵母のベクターの例は、自己複製に応答しつる、酵母の2μ のDNAの一部を育するベクターである。
この発明のDNA断片もしくはその一部を有するベクターをもっている生物は、 前記DNA断片を発現できる生物である。
その生物は、酵母もしくは細菌のような微生物が好ましい。サツカロミセス種の ような酵母は、細胞外タンパク質を産生するのに非常に有利ないくつかの固有の 特性をもっている。通常、酵母だけが、培養されている培地中に非常に少数のタ ンパク質を分泌する。それ故に、組換えタンパク質を酵母細胞が分泌できるなら ば、この酵母が産生ずる組換えタンパク質を単離し精製することは比較的容易で ある。熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼを分泌させるためには、 シグナルペプチドを酵素のN末端部に連結しなければならない。酵母が産生ずる 酵素のインベルターゼは、酵母細胞から分泌される少数の酵母タンパク質の1つ であるので、酵母のインバターゼ(1nvatase)からのシグナルペプチド は、熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼを酵母細胞から輸送できる ようにするのに適切であると考えられる。しかしグラム陽性微生物とグラム陰性 細菌が宿主生物として採用できる。°特にイー・コリ(E、Co11 )のよう なグラム陽性菌が有用であるが、ビー・サチリスのようなグラム陽性菌、および 真菌のような他の種類の微生物、または組換えDNA産物を製造するのに通常用 いられる他の微生物も使用できる。
この発明のDNA断片を発現するために微生物が用いられる場合は、培養条件は 、一般に、使用される微生物の種類のよってきまるが、当該技術分野の熟練者な らば、どの培養法を選ぶべきかおよびこの方法を最適化する方法を知っているで あろう。
さらに別の態様で、この発明は上記のDNA断片を発現することができる植物に 関する。植物の穀粒とジャームリング(germling)に熱安定性(1,3 −1,4)−β−グルカナーゼを発現できる植物を構築することは有利である。
というのは、この構築によって、例えば醸造工程中マツシュに酵素を添加する必 要かなくなるからである。この植物としては、(1,3−1゜4)−β−グルカ ナーゼによってβ−グルカン類の分解か必要な、ビール、コーヒー代用品、食品 などの製造工程で用いられるエンバク、大麦、ライ麦、小麦、米もしくはトウモ ロコシなとの植物が好ましい。その自然形の植物に比べて(1,3−1゜4)− β−グルカナーゼ活性が増大している植物は、例えばビール生産の原料として有 利である。その理由は、増大したβ−グルカナーゼ活性によって、ウワート内の β−グルカン類の量が減少して、濾過が容易になり最終製品の品質が改良される からである。したがって、この発明は、上記定義の熱安定性(1゜3−1.4) −β−グルカナーゼすなわち上記DNA断片でコードされる(1.3−1.4) −β−グルカナーゼを製造するのに有用な遺伝子構造に関し、その構造は、(1 ,3−1,4)−β−グルカナーゼをコードし、シグナルペプチドをコードする ヌクレオチド配列を含む場合もあるDNA断片2)に機能的に接続された調節配 列1)、およびDNA断片2)に機能的に接続された転写終結DNA配列3)か ら構成されている。
この発明の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼもしくはその一部の製造に有 用な遺伝子構造は、その遺伝子構造を含有していない植物に比べβ−グルカナー ゼ活性が大きい植物の構築に用いるのが好ましい。しかしこのとおりである必要 はない。
というは、この発明のDNA断片を発現する植物は、そのβ−グルカナーゼ活性 は弱いが高温においてその活性が保持されればよいからである。耐温度性β−グ ルカナーゼを産生し、かつ修飾されていない植物に比べてβ−グルカナーゼ活性 が大きい植物を構築する場合、その遺伝子構造は、(1,3−1,4)−β−グ ルカナーゼかその中で所望の活性を必要としかっβ−グルカナーゼかそこから活 性部位に輸送される組織もしくは細胞内で活性でなければならない。この遺伝子 構造は、他の(1゜3−1.4)−β−グルカナーゼ遺伝子と連結するかもしく はその遺伝子の代わりに挿入され、植物遺伝子の調節配列の制御下に挿入するこ とができるため追加の調節配列は必要でない。
しかし、トウモロコシ、米及び小麦のようなある種の植物には、(1,3−1, 4)−β−グルカナーゼ遺伝子は存在しないので、挿入されたβ−グルカナーゼ 遺伝子を植物中で発現させるには、挿入されたβ−グルカナーゼ遺伝子の発現を 制御する調節配列を導入するか、または代わりに発現を制御する池の調節配列を 植物に用いる必要がある。DNAの植物細胞への導入は、例えばはだかの原形質 体にDNAを直接注入するか、またはDNAでコートされた粒子を細胞もしくは 原形質体に注入することによって実施することができる。
上記定義の遺伝子構造に含まれている調節配列は、植物の構成プロモーターもし くは調節可能なプロモーターのような植物プロモーターか好ましい。その遺伝子 構造が遺伝子が修飾された植物中に用いられる場合、プロモーターは、植物中で 活性なプロモータが好ましく、CaMVプロモーター、MOSプロモータもしく は(1,3−1,4)−β−グルカナーゼプロモーターであってもよい。プロモ ーターの例を示したが池の配列も同し要望を満たすことかできる。その遺伝子構 造の転写終結配列は、遺伝子のDNA断片の転写を終結しかつポリアデニル化シ グナルを与えることができるヌクレオチド配列であり、植物から誘導されるのが 好ましく、すなわち植物の転写終結配列である。
さらに、その遺伝子構造は、それが導入された植物細胞内で遺伝子構造を選択で きる標識を備えている。植物細胞内で用いられる各種の標識がある。特に抗生物 質耐性を与える標識がある。これらの標識は、G418、ハイグロマイシン、プ レオマイシン、カナマシンおよびゲンタマイシンに対する耐性をもっている。
近年、特異的な望ましい性能を育する新規な植物もしくは植物細胞の有用な構築 法の開発に多大の努力が集中され、組換えDNA技術と適切な植物形質転換シス テムに基づいたいくつもの上記構築法が現在利用できる。この発明の植物、例え ば上記特性を育する植物は上記の方法で構築できると考えられる。
遺伝子が修飾された植物を横策する際の基本的原理は、挿入された遺伝子物質を 安定して維持するために、植物のゲノムに遺伝情報を挿入することである。遺伝 情報を挿入するいくつもの方法がある。2つの主要な原理があるが、遺伝情報を 直接導入する方法と、細菌のベクターシステムを使用して遺伝情報を導入する方 法である。従って、他の態様において、この発明は、上記定義の遺伝子構造を加 えた遺伝子を、エンバク、大麦、ライ麦、小麦、米もしくはトウモロコシのよう な植物のゲノムに導入することに関する。
新しい遺伝情報をもっている植物細胞が構築されると、これらの細胞は、アミノ 酸、植物ホルモン、ビタミンなとのような必要な成長因子を供給された適切な培 地中で細胞を培養するような公知の組織培養法にしたがって増殖され維持される 。
さきに述べたように、この発明の熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナー ゼはビールの製造に使うのが特に育利である。
マツソング工程中、β−グルカン類は麦芽から抽出されてマッツュの粘度を増大 させる。マツシュとウアート中のβ−グルカン類の量を減らすために、熱安定性 (1,3−1,4)−β−グルカナーゼはマツソング工程中に添加しなければな らない。
いくつかの醗造所では、マツシング工程は段階的工程として実施され、温度は、 約76°Cの高温の最高温度まで徐々に上昇させる。その外の醸造所では、マン シング工程は、固定温度で行われ、一般に50〜65°COa囲で実施される。
大麦中に存在する(1.3−1.4)−β−グルカナーゼは約55°Cで不活性 になり、市販されているCereflo (登録商標、デンマークのNovo− NordiskA/Sから入手できる(1.3−1.4)−β−グルカナーゼを 含有するコンポジット酵素製品)は約67゛Cで不活性になる。
この発明の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼは熱安定性が高く比活性が高 いので、マノツユ中のβ−グルカン類の分解を達成するのに、この酵素をごく少 量添加すれば充分である。
一般的なマツシュ中に存在するβ−グルカン類を分解するには、麦芽1kg当た り4mgのCerefloを添加する必要があるが、この発明の熱安定性(1, 3−1,4)−β−グルカナーゼは、同じ結果を達成するのに、はるかに少ない 量で充分であると予想される。20μg/kg麦芽程度もしくはさらに少ない量 の熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼで、一般的なマツシュ中のβ −グルカン類を分解するのに充分であると考えられる。
したがって、この発明はさらに、基質を、適切な時間、65“C以上の温度で、 前記の熱安定性(1,3−1,4)−β−グルカナーゼの有効量の作用に付すこ とからなり、(1,3−1゜4)−β−ガラクターゼの量が、基質1kg当たり 、多くても20018g、好ましくは多くても100μg、さらに好ましくは多 くても50μg、一層好ましくは多くても20μg、および最も好ましくは5μ gである、基質中の(1,3−1,4)−β−グルカン類の分解方法に関する。
β−グルカンを含有する基質は、固体もしくは液体の形態であってもよく、エン バクもしくは大麦のような各種の生の穀物、またはその一部もしくはその混合物 も含まれている。(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ酵素は、純粋の形態で 、またはその外の酵素もしくは助剤を含有する混合物の一部分として添加するこ ともでき、その酵素は可溶化されている方が好ましい。
またその酵素は、遺伝子工学によって植物中に組込んで基質中に含有させてもよ い。
また、(1,3−1,4)−β−グルカン類を含有する基質を、熱安定性(1, 3−1,4)−β−グルカナーゼを含有する第2基質、すなわちトウモロコシ、 米もしくは小麦が起源の第2基質と混合してもよい。トウモロコノ、米および小 麦は自然には(1,3−1,4)−β−グルカナーゼを産生しないが、遺伝子工 学の方法によって変化させて、熱安定性(1,3−1゜4)−β−グルカナーゼ をコードする遺伝子を組込んで発現させることができる。
次に、添付図面と下記の実施例によってこの発明をさらに説明する。
図面の説明 図1は、ハイブリッド遺伝子bgl−H1を含有するイー・コリの発現・分泌ベ クターの構築を示す図である。bgiAはビー・アミロリクエファシェンス由来 の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ遺伝子、bgl−Mはビー・マセラン ス由来の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ遺伝子である。詳細は実施例1 を参照。
図2は、ハイブリッド遺伝子bgl−H2を含有するイー・コリの発現・分泌ベ クターの構築を示す図である。bgl−Aはビー・アミロリクエファシェンス由 来の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ遺伝子、bgl−Mはビー・マセラ ンス由来の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ遺伝子である。詳細は実施例 1を参照。
図3は、bgl−H1iit伝子の線図とその融合領域の詳細である。SPはシ グナルペプチドである。
図4は、bgl−82遺伝子の線図とその融合領域の詳細である。SPはシグナ ルペプチドである。
図5は、ハイブリッドβ−グルカナーゼとビー・マセランスβ−グルカナーゼを 含有する試料のSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動図である。レーン1−3 はそれぞれ2μg、5μgおよびlμgの精製β−グルカナーゼ Hl、レーン 4は50℃gの上澄みタンパク質を含有する試料、レーン5は、pUC−H2で 形質転換されたイー・コリ細胞の100μgの細胞抽出物、レーン6は軽度に精 製したビー・マセランスβ−グルカナーゼ2μg:レーン7は精製したビー・マ セランスβ−グルカナーゼ1μg0 図6は、70°C5pH6,oにて各種の時間、インキュベートした後のトラン スジェニックイー・コリ細胞由来の粗抽出物中のノI<シラスハイブリッドβ− グルカナーゼH1と親酵素の活性を示す。活性は時間ゼロにおける活性に対する 百分率として表しである。
図7は65°C,pH6,0にて各種の時間インキュベートした後のトランスジ ェニック イー・コリ細胞由来の粗抽出物(原料と方法の項参照)中のハイブリ ッド式シラスβ−グルカナーゼH1と親酵素の活性を示す。活性は時間ゼロに対 する百分率として表しである。
図8はハシラスハイブリットβ−グルカナーゼH1とH2の65°C,pH5, 5における熱不活性化の時間経過を、ビー・アミロリクエファシェンスのβ−グ ルカナーゼと比較して示す。精製した、アミロリクエファシェンスとHlの酵素 は、40m M酢酸ナトリウム(pH5,5) 、lomMcacltおよび5 0℃g−ml−’のウシ血清アルブミン中で1μg−ml−’の濃度で溶解した 。
H2酵素の製剤は、同じ緩衝液中で0.75mg−mピ1のタンパク質濃度で溶 解した。試料を定期的に取出して残留β−グルカナーゼ活性について検定した。
図9は、バフラスハイブリッドβ−グルカナーゼH1とH2の活性のpH依存性 を示す。反応は、次の緩衝液すなわち40mM酢酸ナトリウム(pH3,6〜5 .6 );40mM K/Naホスフェート(pH6〜8)および40mMトリ ス−HCl (pH8,4〜8.8)中で、1〜6 u g H1β−グルカナ ーゼと7−70℃gのH2β−グルカナーゼの製剤とで行った。活性は基質とし てアゾ大麦β−グルカンを用いてBiocon検定法で測定した( McC1e aryの1988年の文献)。
図1Oは、65°C,pH4,0にて各種の時間インキュベートした後のトラン スジェニック イー・コリ細胞由来の粗抽出物中のムシラスハイブリッドβ−グ ルカナーゼH1と親酵素の活性を示す。活性は、時間ゼロにおける活性に対する 百分率で表しである。
図11は、ハシラスβ−グルカナーゼ、すなわち2μgのハイブリッドβ−グル カナーゼH1,375μgのハイブリッドβ−グルカナーゼH2製剤のタンパク 質、2μgのビー・マセランスβ−グルカナーゼまたは10℃gのビー・アミロ リクエファシェンスβ−グルカナーゼの55°Cにおける安定性のpH依存性を 示す。3.6〜5.6の範囲の指定したpH値に調節した40mM酢酸ナトリウ ム緩衝液中、または6.0〜8.0の範囲の指定したpH値に調節した40mM  K/Naホスフェート緩衝液中の10mM CacLと50℃g−ml−’ウ シ血清アルブミンで試験した。
55℃で1時間インキュベートした後、残留活性をA法で測定した(原料と方法 の項参照)。
図12は、CaC1xの存在下でのムシラスハイブリッドβ−グルカナーゼの熱 安定性の改良を示す。0、lμgのバシラスハイブリッド酵素H1もしくは75 0℃gのハイブリッド酵素H2の製剤を、1mlの40m M酢酸ナトリウム緩 衝液(pH5,5)に、50mM Caclzを添加もしくは添加せずに溶解し 、50.cz gm I −’のウシ血清アルブミンを補充した。指定温度で3 0分間インキュベートした後、残留活性を測定した。
図13は、65℃、pH4,1での精製パンラスバイブリフトβ−グルカナーゼ H3、H4、H5及びH6の熱による不活性化の時間経過を、ビー・アミロリク エファシェンス、ビー・マセランス、及びビー・サチリスの精製天然β−グルカ ナーゼと比較して示す。酵素を、40m M酢酸ナトリウム緩衝液(pH4,1 )、10mM Cacl、中、O,1mg−ml−’の濃度で溶解した。試料を 定期的に取出し、残留β−グルカナーゼ活性を検定した。
11i114は、精製パンラスハイブリッドβ−グルカナーゼH3、H4、H5 及びH6の70°C,pH6,0における熱不活性化の時間経過を、ビー・アミ ロリクエファシェンス、ビー・マセランスおよびビー・サチリスの精製した自然 のβ−グルカナーゼと比較して示す。これらの酵素は、40m M酢酸ナトリウ ム緩衝液(pH5,5) 、10mM CaCl2中に0.1 mg−m I− ’の濃度で溶解した。試料を定期的に取出し、残留β−グルカナーゼ活性を検定 した。
図15は、50gの粉砕した麦芽と200 m lの水に、5μgH3ハイブリ ッドβ−グルカナーゼと5μgのビー・サチリスβ−グルカナーゼをそれぞれ添 加した混合物とβ−グルカナーゼを加えなかった混合物のマッンング中の残留麦 芽β−グルカンの濃度、ならびに100 m lの酢酸ナトリウム緩衝液(pH 5,5)、5mMCaC1zによるβ−グルカン溶液(1,5m g/m l  ) 50m1に250 n gのビー・サチリスβ−グルカナーゼとH3ハイブ リッドグルカナーゼをそれぞれ添加した溶液の残留β−グルカンの濃度を示す。
試料を定期的に取出して残留β−グルカン類の検定を行った。
原料と方法 菌株、プラスミドおよび増殖培地 イー・コリDH5α細胞類、すなわちF −、endAI 、hsdR17(r x−、mt” ) 、5upE44、thil、λ−1recA1.gyrA9 6、relAl、φ80dlacZ 、6M15 (Hanahanの1985 年の文献)を、プラスミドの増殖とβ−グルカナーゼ遺伝子の発現に用いた。ベ クターにはp B r 322 (Bolivarらの1977年の文献)およ びpUc19 (Vanish Perronらの1985年の文献)が含まれ る。組換えプラスミドp E G 1 (Borrissらの1985年の文献 )は、ビー・アミロリクエファシェンスβ−グルカナーゼ遺伝子を有する挿入断 片を運び、pUc13−Mは、プラスミドI) U C19/ 34 (Bor rissらの1988年の文献)の挿入断片と同一のビー・マセランス由来のβ −グルカナーゼ遺伝子を育するDNAlfl人断片を運ぶ。
培地と増殖条件は先に記憶したとおりである(Borrissらの1988年の 文献)。
酵素と化学薬剤 放射性ヌクレオチドは、米国、マサチューセッツ州、ボストンのNe* Eng land Nuclear社から入手した。制限エンドヌクレアーゼ、子ウシ腸 ホスファターゼ、およびT4−DNAリガーゼは、西独マンハイムのBoehr inger IJannheim社から入手した。
修飾T7−DNAポリメラーゼ(Sequenase 、登録商標)は米国、オ ハイオ州、クリーブランドのUnited 5tates Biochemic alCorporation社から入手した。Geneclean (登録量a >キットは米国、カリフォルニア州、う・ジヨウの810101 Inc、社か ら入手した。大麦β−グルカンとβ−グルカナーゼ検定キットは、オーストラリ ア、ビクトリア州、ボロニアのBiocon社から購入した。リケナンは先に記 載したようにしてセトラリア・アイスランデイカ(Cetraria 1sla ndica)がら製造した(Borrissの1981年の文献)。
形質転換 イー・コリ細胞を、形質転換用に、LederbergとCohen (197 4年の文献に記載されているようにして増殖させてm製し、コンピテント細胞を 、Thomsen (1983年の文献)が記載したようにして凍結して貯蔵し た。
DNAの精製 プラスミドDNAを、)lattori と5akak iの方法(1986年 の文献)でイー・コリから調製した。制限エンドヌクレアーゼによる消化で生成 した特異的DNA断片を、アガロースゲル電気泳動法で分離し、そのゲルマトリ ックスがら、メーカーの指示にしたがってGenecleanキットを用いて精 製した。
DNA配列の決定 ハイブリッドβ−グルカナーゼ遺伝子のスプライス部位のまわりのヌクレオチド 配列を決定するために、修飾T7−DNAポリメラーゼ(5equenase、 登録商標)を用いた。その反応はzhangら(1988年の文献)が記載した ようにして実施した。
酵素の精製と分析 ハイブリッド酵素H1と親酵素の熱安定性を決定するために、プラスミドpUc I3−H1を有するイー・コリ細胞と、プラスミドI)EGIとpUc13−M を有するイー・コリ細胞を、トリプトファン−酵母培地(10gトリプトン、5 g酵母エキス、5gNaC1/l)中で、37°Cにて16〜20時間増殖させ た。得られた細胞を音波処理で(MSE音波処理機)溶解し、溶解細胞を遠心分 離によって透明にした後、透明化した溶解細胞の一部を含有する反応混合物を各 種の時111T65°Cまたは70°Cでインキュベートし、次いで残留β−グ ルカナーゼ活性を測定することによって、β−グルカナーゼの安定性を分析した 。
Borrissら(1988年の文献)に記載されている、細胞抽出物由来のβ −グルカナーゼの精製法を、親酵素とハイブリッド酵素H1について用いた。H 2β−グルカナーゼは定収率なために、この酵素は等質にまで精製しなかった。
粗細胞抽出物を硫酸アンモニウムで沈殿させて、このβ−グルカナーゼを、10 .4U/m g (10,4μm o l eグルコースmg−= m i n −りの比活性まで濃縮した。タンパク質の濃度は、Bradford (197 6年の文献)にしたがって、標準としてウシ血清アルブミンを使用して測定した 。酵素製剤は、5DS−PAGE法で分析した(Laemlkiの1970年の 文献)。
β−グルカナーゼの検定 A法:反応混合物は、1mlの0.5%(W/V)のリケナンもしくは大麦のβ −グルカンと、lom MのCaCI tを含有もしくは含有していない40m  M酢酸ナトリウム緩衝液(pH6,0)で構成されていた。反応は0.1ml の酵素溶液を添加することによって開始し、インキュベーションを37°Cで2 0分行った。反応を0.5mlの3,5−ジニトロサリチル酸を添加して停止さ せ、Miller(1959年の文献)が概説している試薬配合を用いて還元糖 の量を測定した。比活性は1分間に1mgのタンパク質が放出するグルコースの μmole数で表される。
B法 代わりに、アゾ大麦のβ−グルカンをβ−グルカナーゼ活性分析用基質と して使用した( McC1earyの1988年の文献)。
使用した緩衝液は、40m M酢酸ナトリウム、pH3,6〜5.6゜40mM リン酸カリウムナトリウム、pH6〜8:40mMhリスーHCI、pH8,4 〜8.8であった。
プレート検定 イー・コリ細胞を0.2%(W/V)のリケナンを含有する固形培地上でインキ ュベートした。0.2%(W/V)のコンゴ−・レッドで染色して、β−グルカ ナーゼを発現するコロニーのまわりの透明領域を出現させた。
封じ込め法 組換えDNAを含むすへての実験は、BLI実験室条件下で実施し、生物物質を 含む廃棄物はオートクレーブで処理した。
実施例1 ハイブリッドβ−グルカナーゼ遺伝子を存するプラスミドpUC13−H1とp Uc+9−82の構築。
ビー・アミロリークエファンエンスとビー・マセランスのβ−グルカナーゼ遺伝 子およびタンパク質は高度に相同性である。
遺伝子の中心に、ハイブリッドβ−グルカナーゼ遺伝子を構築する際の融合慨と して使用される独特のEcoRV制限部位がある。
pUcI3−Hlの構築(図1) 5°−フランキング領域と、ビー・アミロリクエファシェンスβ−グルカナーゼ 遺伝子のアミノ末端の1/2のコドン領域とを含有するEcoRV断片をプラス ミドI)EGIから単離しくBorissらの1985年の文献)、ビー・マセ ランス酵素のカルボキシル末端の1/2をコードするpUc13−M由来の大き なEcoRV断片と連結して、ハイブリッド遺伝子bgl−H1を育するプラス ミツドpUc13−H1を生成させた。p U C+3−Hlで形質転換された イー・コリDH5α細胞はアンピンリンに対して耐性である。
pUC19−H2の構築(図2) 相互的組換え遺伝子を構築するために、ビー・マセランスβ−グルカナーゼ遺伝 子をプラスミドpUC13−MからEcoRl−PstI断片として切取り、p BR322中で再クローン化してプラスミドpBR−MACIを生成させ、その プラスミドpBR−MACIから小さなEcoRV断片を精製して、プラスミド pEG 1由来の大きなEcoRV断片に融合させた。正しい配向の挿入断片を 存するそのプラスミドはpEG−H2と呼称され、このプラスミドで形質転換さ れたイー・コリ細胞を、テトラサイクリンを含存する培地内で選択した。ハイブ リット遺伝子をRcoRI−Bglll断片としてpEG−H2から切取り、E coRI−BamHIて消化されたpUc19内で再クローン化してプラスミド pUc19−H2を得た。
実施例2 ハイブリッドβ−グルカナーゼ遺伝子のbgl−HlとBglH2の構造。
bgl−81組換え遺伝子を発現する断片を図3に示す。その構造は469bp のフランキング領域、シグナルペプチドをコートする75bp、およびビー・ア ミロリクエファシェンスβ−グルカナーゼのアミノ末端の1/2をコードする3 21bpを含有している。この865bpのDNaストレッチを、カルボキシ末 端の1/2のコドン領域と、ビー・マセランス由来のβ−グルカナーゼ遺伝子の 3° −フランキング領域54bpにフレームで融合させた。
シグナルペプチド、ビー・アミロリクエファシェンスβ−グルカナーゼのアミノ 末端およびビー・マセランスβ−グルカナーゼのカルボキシル末端の1/2で構 成されているハイブリブトブレーβ−グルカナーゼのbgl−11遺伝子のヌク レオチド配列と誘導アミノ酸配列。スプライシングに用いられるEcoRV部位 が示されている。矢印がシグナルペプチダーゼの切断部位を示す。
他の組換え遺伝子のbgl−82(図4)は、99bpの5゛−フランクリン領 域、シグナルペプチドをコードする75bpおよびビー・マセランスβ−グルカ ナーゼのアミン末端の1/2をコードする315bl)で構成されている。この 489bpの断片は、ビー・アミロリクエファノエンスβ−グルカナーゼのカル ボキン末端の1/2をコードする321bpのDNAセグメントと約1.5kb の3゛ −フランキング領域にフレームで融合させた。
プラスミドの構造は、制限酵素の消化、スプライス部位まわりのDNA配列決定 もしくはその両方によって分析した。
表■ シグナルペプチドと、ビー・マセランス β−グルカナーゼのアミノ末端の1/ 2とビー・アミロリクエファシェンスタンパク質のカルボキシル末端の1/2と で構成されているハイブリッドプレーβ−グルカナーゼのbgl−H2遺伝子の ヌクレオチド配列と誘導アミノ酸配列。スプライシングに用いるEcoRV部位 を示しである。矢印はシグナルペプチドの切断部位を示し、3′非コドン領域の 配列は示していない。
実施例3 pUcI3−HlとpUcI9−H2がコードするハイブリッド遺伝子産物の分 析 イー −D ’J D H5a細胞をpUc13−HlもしくはpUC19−H 2それぞれで形質転換を行い、形質転換されたハイブリッドβ−グルカナーゼ遺 伝子をこれらのイー・コリ細胞内で発現させた。そのハイブリッドβ−グルカナ ーゼH1を、ビー・マセランスβ−グルカナーゼに対して使った方法(Borr issらの1988年の文It)にしたかって精製した。5DS−PAGE法に よって、β−グルカナーゼがクーマシーブルーで染色する1つのバンド(図5) として移行したことが確認された。ハイブリッド酵素H2の収率は、Hlで得ら れた収率の1%にすぎながったので、あまりに低すぎてクロマトグラフィーで純 粋な製剤を作ることができなかった(表■)。
表■ pUCI3−HlとpUc19−H2のそれぞれで形質転換されたイー・コリ細 胞てのβ−グルカナーゼの発現。
β−グルカナーゼの活性(μmoleグルコースml培養物−1・m1n−’) プラスミド 細胞 上澄み n、 d、 =検出不能 細胞を、トリプトファン−酵母培地中で、強く振盪しながら、37°Ci、:  テ20時間増殖させた。遠心分離(5000x gSIOm i n )した後 、酵素の活性を検定するのに上澄み液を直接使用した。
ペレットを洗浄し、40m M酢酸塩(pH6)に再懸濁し、氷上で、Bran so口5onifierを用いて4X20sec音波処理を行い、次に遠心分離 によって透明にした。
β−グルカナーゼH1の比活性は3700μmoleグルコースmg=−min −’と測定されたが、この値は、バシラスIMET 8376由来のβ−グルカ ナーゼの値(1330μmoleグルコースm g −’ −m i !N−’ ) (Borrissらの1985年の文献)およびビー・マセランス由来のβ −グルカナーゼの値(5030μm。
Ieグルコースmg−1・mim−’)に匹敵するものである。bgl−H2遺 伝子産物の特性決定には、10.4μmoleグルコースm g −1・mim −’の比活性を有する濃縮抽出物を用いた(表■)。
表■ ハイブリッドと親のβ−グルカナーゼの動力学的パラメーターβ−グルカナーゼ 基質 バイブリフトl バイブリフト2 7セランス アミロリクエファシェン ス(1)#總細胞抽出物 (2) BorrissとZemekの1981年の文献基質の特異性 ハイブリッド酵素H1とH2は大麦(1,3−1,4)−β−グルカンとリケナ ンを分解し、両方の基質によって測定したVmax値に有憇差はなかった(表I V)。両方のハイブリッドタンパク質のkm値は、基質として大麦β−グルカン もしくはリケナンを用いて測定した。
ハイブリッドβ−グルカナーゼの熱不活性化の動力学ハイブリッドβ−グルカナ ーゼの熱安定性の、ビー・アミロリクエファシェンスとビー・マセランス由来の 粗酵素との比較試験を、Hl、H2、ビー・アミロリクエファシェンスの組換え β−グルカナーゼ、およびビー・マセランスの組換えβ−グルカナーゼそれぞれ をコードするプラスミドPUC13−H1,PEG−H2、PEGIおよびP  U C13−Mで形質転換したイー・コリDH5α細胞の透明化した溶菌の試料 中でのβ−グルカナーゼの熱不活性化の時間経過を測定して行った。
pUc13−Hlで形質転換したイー・コリの菌株を、Deutsche Sa mmlung von Mikroorganismenに、受託番号D S  M5461で寄託した。pEG−82で形質転換したイー・コリ菌株をDeut sche Sammlung van Mikroorganismenに受託 番号D S M5460で寄託した。pEGIで形質転換されたイー・コリ菌株 をDeutsche Sammlung won Mikroorganism enに受託番号D S M5459で寄託した。pUcI3−Mで形質転換した イー・コリ菌株を、Deutsche Sammlung van Mikro organismenに受託番号D S M5462で寄託した。
試料(濃度範囲は通常0.3〜1mgタンパク質/ml)を、lomM CaC l2.40mM酢酸ナトリウム、I)H6,O中、70″Cでインキュベートし 、試料を定期的に取出して残留β−グルカナーゼ活性を測定した(図6)。この 分析結果によって、HI3−グルカナーゼの半減期(18,5分間で50%が不 活性化する)が、ビー・アミロリクエファシンス由来の粗酵素(4分間)および ビー・マセランス由来の粗酵素(9分11fI)より苦しく高いことが分かった 。H2β−グルカナーゼは2分間より小さい半減期で熱不活性化するので粗酵素 よりも熱に対して不安定である。
分析を65°Cで実施した場合(図7)、ハイブリッド酵素H1は30分間以上 安定であったが、ビー・アミロリクエファシェンス由来の酵素の半減期は約25 分間であり、ビー・マセランスの半減期は前者2つの酵素の中間であった。精製 H1酵素は、65℃、pH6,0で分析した場合1時間以上安定であったが、軽 度に精製されたH2酵素は20〜25分間以内で不可逆的に熱不活性化された( 図8)。ビー・アミロリクエファシェンス由来の精製酵素の不活性化の時間経過 を対照として示しである。−貫してハイブリッド酵素H1は、65°C〜70° Cで5分間後に試験したときに著しく活性化されていた(図6−8)。
ハイブリッドβ−グルカナーゼの酵素活性と安定性に対するpHの作用。
ハイブリッドβ−グルカナーゼH1の最適酵素活性のpH範囲はpH5,6〜6 .6であったが、ハイブリッド酵素H2のそれはpH7,0〜8.0(図9)で あった。ビー・アミロリクエファシェンスとビー・マセランス由来のβ−グルカ ナーゼの酵素活性のpH最最適範囲ハロぞれ、p H6,0〜7.0とp H6 ,0〜7.5であった(結果は記載していない)。また図9は、パイグリッド酵 素H1がpH4,8でその活性の50%を保持し、H2がpH5,6でその活性 の50%を保持することを示している。粗酵素の対応する値はpH5,2(ビー ・アミロリクエファシェンス)とpH5,5(ビー・マセランス)である。
その外の特徴は、pHの関数としての酵素の安定性である。
粗抽出物中のβ−グルカナーゼの熱不活性化の時間経過をpH4,0と温度65 °Cでたどったところ、ハイブリッド酵素H1は30分間以上安定であったが、 ビー・アミロリクエファシェンス由来のβ−グルカナーゼの半減期は20分間で あり、ビー・マセランス由来のβ−グルカナーゼの半減期はわずかに12分間で あった(図10)。この特徴を、バイブソリッドと親のβ−グルカナーゼについ て次のようにして試験した。すなわち、pH3〜9の範囲で55°Cにて1時間 インキュベートし次に残留酵素活性を測定した(図11)。β−グルカナーゼH 1は、3.6より小さいpHから7.0のpHまで安定であるが、β−グルカナ ーゼH2はI)H5,6〜6.0の非常に狭いpH範囲で安定であることは明ら かである。両者の親β−グルカナーゼは4.8より低いpHでは不安定であり、 6.0より高いpH(ビー・アミロリクエファシェンス)もしくは6.5より高 いpH(ビー・マセランス)で不安定である。
熱安定性に対するCa”の影響 ハイブリッドβ−グルカナーゼの安定性に対するCa”の影響を、pH5,5, 45°C〜75°Cの温度範囲での30分間検定法で分析した。図12に示すこ の分析の結果から、30分間検定法で50%が不活性化する温度を推定すること ができる。Ca″*イオンには両ハイブリッド酵素に対する安定化作用があるこ とは明らかである。50%か不活性化する温度は、10mMCa’″′″の存在 下で両ハイブリッドβ−グルカナーゼについて約5℃上昇する。またCa−イオ ンの同じ安定化作用が2つの粗酵素にも見出される。
実施例4 ハイブリッドβ−グルカナーゼH3、H4、H5およびH6の構築。
4つの(1,3−1,4)−β−グルカナーゼを次のようにして製造した。すな わち、YonとFr1ed 、 Nucleic Ac1d Res、。
17巻、4895頁、1989年およびHortonら、Gene、 77巻、 61−68頁、1989年に記載されている方法にしたかい、ポリメラーゼ連鎖 反応法を用いて、グルカナーゼをコードするハイブリッド融合遺伝子を構築する ことによって製造した。その融合遺伝子は、ビー・アミロリクエファシェンスB  E 20/78β−グルカナーゼ遺伝子由来のDNA配列と、ビー・マセラン スE138β−グルカナーゼ遺伝子由来のDNA配列とを含有している。この融 合遺伝子をプラスミドp T Z 19Rに挿入した( Meadら、Prot ein Engjneering 、1巻、67−74頁、1986年)。得ら れた4つの組換えプラスミドをそれぞれpTZI9R−H3、pTZ]9R−H 4、pTZI9R−H5おJ:びpTZI9R−H6,!:命名シタ。コレラの プラスミドをイー・コリDH5αの形質転換に使用した。得られた宿主細胞を最 少培地中、定常期まで増殖させてβ−グルカナーゼ遺伝子を発現させた。得られ たハイブリッド酵素をそれぞれH3、H4、H5およびH6と命名した。そのH 3酵素は式A I6− Mで表されているが、これは、H3酵素か、成熟ビー・ アミロリクエファシェンス(1,3−1,4)−β−グルカナーゼのN末端部由 来の16のアミノ酸を含有するハイブリッド酵素であることを示し、このアミノ 酸は、成熟ビー・マセランス(1,3−1,4)−β−グルカナーゼのN末端部 由来の対応する16のアミノ3を置換したものである。ハイブリッド酵素H4〜 H6は、成熟ビー・マセランス(1,3−1,4)−β−グルカナーゼのN−末 端部の36.78および152のアミノ酸をそれぞれ、ビー・アミロリクエファ シェンスβ−グルカナーゼのN末端部由来の対応する数のアミノ酸で置換するこ とによって、同じ方法で構築した。したがって4つの構築されたハイブリッド酵 素はすべて、ビー・アミロリクエファシェンス(1゜3−1.4)−β−グルカ ナーゼ由来のN末端をもっている。
さらに、すべてのハイブリッド酵素は、ビー・アミロリクエファシェンスβ−グ ルカナーゼのトランジェントシグナルペプチドで合成した。
ハイブリッド酵素H3をコードするpTZ19R−H3を有するイー°コリ菌株 を、Deutsche Sammlung van MikroorHnism enに受託番号D S M5790て寄託した。ハイブリッド酵素H4をコート するpTZ19R−H4て形質転換したイー・コリ菌株を、Deutsche  Sammlung Van klikroorganismenに受託番号DS M5791で寄託した。ハイブリッド酵素H5をコードするpT Z 19R− H5で形質転換したイー・コリを、Deutsche Sammlung vo nMikroorganismenに受託番号D S M5792で寄託した。
またハイブリッド酵素H6をコードするp T Z 19R−H6ブラスミドを 育す6イー −:Iり菌株を、Deutsche Sammlung won  Mikroorganismenに受託番号D S M5793で寄託した。上 記4つの菌株はすべて1990年2月9日に寄託した。
実施例5 ハイブリッドβ−グルカナーゼH3、H4、H5およびH6の精製と特性決定。
ハイブリッド融合遺伝子がコードするハイブリッド酵素を、その最適温度、最適 pH1比活性および熱安定性を測定することによって特性を決定した。これらの 特性を、上記のハイブリッド酵素H1、ならびに次のバシラス種:ビー・アミロ リクエファシェンスB E 20/78、ビー・マセランスE138、およびビ ー・サチリス種が産生ずる自然のバクラスβ−グルカナーゼとの対応する特性と 比較した。前記のビー・アミロリクエファシェンスβ−グルカナーゼをコードす る遺伝子を有するプラスミド(pEGl)と、ビー・マセランスβ−グルカナー ゼをコードする遺伝子を育するプラスミド(pUcI3−M)それぞれで形質転 換したイー・コリ細胞を、最少培地で定常期まで増殖させて、β−グルカナーゼ 遺伝子産物を発現させた。
ハイブリットβ−グルカナーゼH3、H4、H5およびH6、ならびに自然のビ ー・アミロリクエファシェンスとビー・マセランスのβ−グルカナーゼを発現す る上記の形質転換イー・コリ細胞を増殖させて得た培地11〜51を遠心分離と 0.8μmフィルターによる濾過とで透明化した。透明な上澄み液を限外濾過で 100 mlまで濃縮した。20m M酢酸ナトリウムpH5,0,5m M  CaC1zに対してダイアフィルトレージョンを行い(diafilratio n) 、得られた粗上澄み液をCM−セファロースカオチン交換カラムにかけた 。洗浄後、カラムを50m M酢酸ナトリウムpH5,0,50mM NaC1 ,5mMCaCItで溶離した。この精製法で得たβ−グルカナーゼは特に純粋 であったが、通常、β−グルカナーゼ活性を含有する画分をプールし、2〜5m lまで濃縮し、20mM酢酸ナトリウムpH5,0,5m M CaC1tを用 いるセファクリル520OHRカラム(2,5x60cm)の分子ふるいクロマ トグラフィーに付した。β−グルカナーゼのピークの両分を純粋な酵素の熱安定 性の分析に用いた。純粋なβ−グルカナーゼの収量は、11の培地当たり0.5 〜25mgの範囲であった。
自然のビー・サチリス酵素は市販の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ製品 (Cereflo (登録商標)、デンマーク、バグスバード、Novo−No rdisk A/ S )であった。精製の第1段階として、この製品を5倍に 濃縮し、次いで50mM)リス−HC1、pH8に対してダイアフィルトレージ ョンを行い、次にアニオン交換クロマトグラフィー(Whatman Dε53 )に付した。
未結合タンパク質を濃縮し、緩衝液は、ダイアフィルトレージョンによって、2 0mM酢酸ナトリウムpH5,0,5mMCaCl2に変更された。さらに、C M52によるカチオン交換クロマトグラフィー(Whatman )によって精 製した。β−グルカナーゼ活性を有する画分をプールし、濃縮し、セファクリル 5200HRの分子ふるいクロマトグラフィーに付した。約100 mgの純粋 なビー・サチリスβ−グルカナーゼを、11のCereflo 200L から 得た。
H3〜H6に対する最適温度。
1ml当り100μgの精製酵素を含有する、上記4種の試験酵素と4種の対照 酵素の上記純品製剤を希釈して、含有量を、検定条件下で測定可能な値が得られ る酵素量(0,5〜1.5μg/ml)にした。反応混合物は、50Rg/ml のウシ血清アルブミンを補充した100mM酢酸ナトリウム緩衝液(pH6,0 )中の1mlの基質(0,5mg/mlリケナン)と0.1mlの適切に希釈さ れた酵素製剤とで構成されていた。その混合物を、次の温度:25.37.50 .55.60.65.70.75.80および85°Cで10分間インキュベー トした。0.5mlの3.5−ジニトロサリチル酸を添加して反応を停止させた 。最適温度と、最適活性の少なくとも90%が与えられる温度範囲を測定し、結 果を下記表に示す。
表V H3〜H6、Hlおよび自然のハシラスβ−グルカナーゼの最適温度 β−グルカt−ゼ 最a温度(°C) 最適活性の>90%が得られる温度範囲 (°C) その上、H3酵素は、80°Cで、最適活性の75%の残留活性を有し、85° Cでは対応する残留活性は20%であった。
被検ハイブリッド酵素の中で、H4は、いずれの自然酵素より高い最適温度(7 0°C)を育しH3酵素は、最適活性の90%以上が保持される最も広い温度範 囲(55〜75°C)を示した。またこの酵素は、その最適活性に対して少な( とも90%の活性が得られる最高の温度限界をもっていた。
H3〜H6の最適pH。
これらの実験では、4つの対照酵素を含む上記の同じ酵素製剤の酵素活性を、3 .6〜8.0の異なるpH値の範囲で検定した。
検定には、アゾー大麦β−グルカンを基質として用いた。200μlの基質溶液 を、適切なpH値を育し10〜l00nHの精製酵素製剤を含有する200μm の100mM緩衝溶液と混合した。3.6〜6.0のpH範囲では、酢酸ナトリ ウム緩衝液を用い、6.1〜8.0のpH範囲ではトリス−アセテート緩衝液を 使用した。検定時間は10分間であった。最適pHと、最適活性の少なくとも9 0%が存在するpH範囲とを各酵素製剤について測定した。さらに、酵素の最適 pHにおける活性に対するpH5,0における活性を計算した。これらの検定結 果を以下の表に要約した。
表■ H3〜H6,Hlおよび自然パンラスβ−グルカナーゼの最適H β−グルカナーゼ 最適pH最適活性のと 最適pH5,5に90%が得られ  対するpH5,0 るpH範囲 の活性 H37,06,5〜7.0 10% 63%H46,55,9〜7.6 15%  70%H57,05,9〜7.6 30% 88%H66,55,9〜6.5  50% 80%H15,95,5〜6.5 55% 86%ビー ・ すチリ ス 6.5 5.9〜6.5 19% 75%ビー ・ 7セランス 7.6  5.9〜7.6 8% 56%ピー ・ アミロツクエフTノエンス 6.5  5.9〜7.0 30% 69%4つの被検酵素の最適pHは6.5〜7.0の 範囲内であった。
pH5,0で、酵素H5とH6は、その最適pHにおける活性に対して、非最適 pH条件に対していくぶん低い感度を示す3つの自然バランス酵素全部の対応す る値を超える活性を示した。
少なくとも90%の活性を保持する低pHの限界は、すべての被検酵素について 5.9であったが、この値は自然酵素について見出された値に類似している。そ れ故に、この実験の結果はビー・アミ0リクエフアンエンスとビー・マセランス の(1,3−1,4)−β−グルカナーゼ由来のポリペプチドを含存するハイブ リット酵素を慣築することによって、酸性条件に対してより高い酸性を得ること ができることを示している。
H3〜H6の比活性 H3〜H6β−グルカナーゼの比活性を、5(71MCaC1,を補充した20 mM酢酸ナトリウム緩衝液1ml当たり100μgβ−グルカナーゼタンパク質 の濃度で精製酵素の製剤を用いて、特に先に述べたようにして測定した。反応混 合物を、25°Cと50°Cとでそれぞれ20分間インキュベートし、次いで、 1mgの酵素当たり1 minで放出されるグルコースのμmole数で比活性 を測定した。得られた結果を以下の表に示す。
表V H3〜H6、Hlおよび自然のハシラスβ−グルカナーゼの比活性 (μmole グルコース1mgn製酵素−’−min −’)下記温度におけ る比活性 β−グルカナーゼ 25°C50℃ H37901700 H48502600 H56151890 H620403750 HI 2130 3690 ビー・サチリス 1420 2600 ビー・マセランス 350 1+80 ビー ・ アミ0リクエフアンエンス 1320 2490上記の結果から、2 5°Cにおいて、ハイブリッド酵素H6は、親バシラス酵素とビー・サチリスβ −グルカナーゼのいずれよりも著しく高い比活性を存することは明らかである。
一般に50°Cにおける比活性は、25°Cにおける値より高く1.5〜3倍で あった。またこの温度では、H6の比活性は、親酵素と自然のパンラス・サチリ スβ−グルカナーゼより大きい。ハイブリッド酵素H1も1両方の温度でH6酵 素と同程度の高い比活性を示した。
ハイブリッドβ−グルカナーゼH3〜H6の熱安定性。
精製ハイブリッド酵素の熱安定性を、特に実施例3に記載の方法にしたがって、 先に述べたバシラス種由来の精製自然酵素の熱安定性と比較して測定した。その 酵素活性は、65°C,I)84.1および70’C,pH6,0で測定した。
酵素の濃度は1ooμg/ml検定緩衝液であって。反応混合物の試料は、図1 3と14に示す時間間隔で集め結果を要約した。ハイブリッドβ−グルカナーゼ のH3、H4およびH5が、自然酵素と比べて、65’C,I)H4,Iにおい て、明らかに著しく高い安定性を示した。H3とH4の初期酵素活性の90%以 上およびH5の同活性の85%が60分後に残った。70°C5pH6,oでは 、H3の60分後の残留酵素活性は85%であった。これに対して、自然酵素の 65℃、pH4,1における60分後の残留活性は、ビー・アミロリクエファシ ェンスとビー・サチリスの(1,3−1,4)−β−グルカナーゼについてはわ ずかに約lO%であったが、ビー・マセランスβ−グルカナーゼは10分後に完 全に不活性化した。70°C,pH6,0では、ビー・サチリス、ビー・マセラ ンスおよびビー・アミロリクエファシェンスの酵素は、60分間のインキュベー ションの後、10%より少ない活性しか残らなかった。
実施例6 大麦β−グルカンの、マツソング中での加水分解反応に対する、H3ハイブリッ ド(1,3−1,4)−β−グルカナーゼの作用。
マソンング工程中に大麦β−グルカンを分解するH3″/Xイブリッド酵素の効 率を、市販のβ−グルカナーゼ製品の効率と比較する実験を実施した。マツソン グ混合物は、200 mlの予め加温された水道水(37°C)を添加した50 gの粉砕麦芽で構成されていた。この基質混合物に対し、H3酵素の精製製剤5 μgを混合しながら添加した。対照として、2つの類似のマツソング混合物を作 製した。その1つには、5μgのパンラス・サチリスβ−グルカナーゼを含有す る市販のβ−グルカナーゼ製品Cereflo 2001 (Nove−Nor disk A/S)の量を添加して作製した。最後のマツソング混合物は、β− グルカナーゼを含む添加しない負の対照である。このように作製した混合物を3 7°Cで約50分間放置してマツソングを開始し、その後、図15に示す温度曲 線にしたがって、175分後まで加熱した。65分間〜185分間の期間、図1 5に示す時間間隔をおいて試料を混合物から取出した。このマツソング期間に続 いて、4.6および24時間後に、別の試料を取出した。
取出した試料は、直ちに水中で冷却し、40″Cで遠心分離し、上澄み液を新し い試験管に移し、沸騰水中で15分間インキュベートして酵素を不活性化した。
次で試料を、Jφrgensenが報告した方法(Carlsberg Res 、 Commun、 、 53巻、277−285頁および287−296頁1 988年)にしたがってカルコフラワー(calcofluor)複合物生成反 応とフローインジェクション法を利用して、残留β−グルカンを検定した。
マツソング実験の結果を図15に要約し、上記マツソング混合物中の残留β−グ ルカンの量を示した。β−グルカナーゼを添加すると、負の対照と比較して混合 物中のβ−グルカンの量が著しく低くなることは明らかである。市販のβ−グル カナーゼ製品は、温度か約67°Cをこえるとβ−グルカンを加水分解しなくな ったか、同濃度で添1111 t、たハイブリッド酵素H3は、温度条件にかか わらず全インキュベーション期間を通して、連続してβ−グルカンを分解した。
H3酵素は活性か大きく、マツソング工程終了後の残留β−グルカンの量が10 0 mg/ Iより少なく、これに比べて、自然の対照混合物では約1600m gであり、市販のビー・サチリスβ−グルカナーゼの混合物ては約600 mg /lであった。H3ハイブリッド酵素を添加した混合物は、マツソングと静置の 24時間後、特に残留β−グルカンは検出できなかまた。
同じ実験中に、H3ハイブリッドβ−グルカナーゼとビー・サチリスβ−グルカ ナーゼをそれぞれ250ggづつ添加した純品のβ−グルカン溶液中の残留β− グルカンの量を分析した。
その溶液は、50m1のβ−グルカン(1,5mg/ml)を含有する100m M酢酸ナトリウムpH5,5,5mMCaC1zで構成されていた。これら溶液 は酵素を添加するまえに37°Cに予め加温した。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.インキュベートされる溶液の酵素濃度範囲が1ml当たり0.05mg〜1 mgで、6.0以下のpHおよび65℃以上の温度にて、5〜10mMCaCl 2、20〜40mM酢酸ナトリウム中で10分間以上インキュベートした後、そ の酵素活性の少なくとも50%を保持し、その酵素活性が、(1.3−1.4) −β−グルカン類のβ−グルコシド結合を加水分解する性能と解される熱安定性 (1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 2.インキュベートされる溶液の酵素濃度範囲が1ml当たり0.3mg〜1m gで、pH6.0および70℃にて、10mMCaCl2、40mM酢酸ナトリ ウム中で10分間インキュベートした後、その酵素活性の少なくとも50%を保 持し、その酵素活性が(1.3−1.4)−β−グルカン類のβ−グルコシド結 合を加水分解する性能と解される請求項1記載の熱安定性(1.3−1.4)− β−グルカナーゼ。 3.インキュベートされる溶液の酵素濃度範囲が1ml当たり0.05mg〜1 mgで、6.0以下のpHおよび65℃以上の温度にて、5〜10mMCaCl 2、20〜40mM酢酸ナトリウム中で15分間インキュベートした後、その酵 素活性の少なくとも50%を保持し、その酵素活性が(1.3−1.4)−β− グルカン類のβ−グルコシド結合を加水分解する性能と解される請求項1記載の 熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 4.インキュベートされる溶液の酵素濃度範囲が1ml当たり0.3mg〜1m gで、pH6.0および70℃にて、10mMCaCl2、40mM酢酸ナトリ ウム中で15分間インキュベートした後、その酵素活性の少なくとも50%を保 持し、その酵素活性が、(1.3−1.4)−β−グルカン類のβ−グルコシド 結合を加水分解する性能と解される請求項1記載の熱安定性(1.3−1.4) −β−グルカナーゼ。 5.インキュベートされる溶液の酵素濃度範囲が1ml当たり0.05mg〜1 mgで6.0以下のpHおよび65℃以上の温度にて、5〜10mMCaCl2 、20〜40mM酢酸ナトリウム中で18分間インキュベートした後、酵素活性 の少なくとも50%を保持し、その酵素活性が(1.3−1.4)−β−グルカ ン類のβ−グルコシド結合を加水分解する性能と解される請求項1記載の熱安定 性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 6.インキュベートされる溶液の酵素濃度範囲が1ml当たり0.3mg〜1m gで、pH6.0および70℃にて、10mMCaCl2、40mM酢酸ナトリ ウム中で10分間インキュベートした後、その酵素活性の少なくとも50%を保 持し、その酵素活性が、(1.3−1.4)−β−グルカン類のβ−グルコシド 結合を加水分解する性能と解される請求項5記載の熱安定性(1.3−1.4) −β−グルカナーゼ。 7.インキュベートされる溶液の酵素濃度範囲が1ml当たり0.05mg〜1 mgで、6.0以下のpHおよび65℃以上の温度にて、5〜10mMCaCl 2、20〜40mM酢酸ナトリウム中で30分間インキュベートした後、その酵 素活性の少なくとも85%を保持し、その酵素活性が、(1.3−1.4)−β −グルカン類のβ−グルコシド結合を加水分解する性能と解される請求項1記載 の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 8.インキュベートされる溶液の酵素濃度範囲が1ml当たり0.05mg〜1 mgで、6.0以下のpHおよび65℃以上の温度にて、5〜10mMCaCl 2、20〜40mM酢酸ナトリウム中で60分間インキュバートした後、その酵 素活性の少なくとも85%を保持し、その酵素活性が、(1.3−1.4)−β −グルカン類のβ−グルコシド結合を加水分解する性能と解される請求項7記載 の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 9.インキュベートされる溶液の酵素濃度が1mlあたり0.1mgで、4.1 のpHおよび65℃の温度にて、5〜10mMCaCl2、20〜40mM酢酸 ナトリウム中でインキュベートした後、その酵素活性の少なくとも85%を保持 し、その酵素活性が、(1.3−1.4)−β−グルカン類のβ−グルコシド結 合を加水分解する性能と解される請求項7または8に記載の熱安定性(1.3− 1.4)−β−グルカナーゼ。 10.その酵素活性の少なくとも90%を保持している請求項9記載の熱安定性 (1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 11.インキュベートされる溶液の酵素濃度が1ml当たり0.1mgで、6. 0のpHおよび70℃の温度にて、5〜10mMCaCl2、20〜40mM酢 酸ナトリウム中で30分間インキュベートした後その酵素活性の少なくとも85 %を保持している請求項7記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナー ゼ。 12.30分間インキュベートした後、その酵素活性の少なくとも90%を保持 している請求項11記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 13.60分間インキュベートした後、その酵素活性の少なくとも85%を保持 している請求項11記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 14.粗細胞抽出物中で65℃およびpH6.0にて10分間インキュベートし た後、少なくとも100%の相対β−グルカナーゼ活性を有する請求項1〜13 のいずれか1つに記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 15.粗細胞抽出物中で65℃およびpH6.0にて10分間インキュベートし た後、少なくとも110%の相対β−グルカナーゼ活性を有する請求項14記載 の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 16.粗細胞抽出物中で65℃およびpH6.0にて10分間インキュベートし た後、少なくとも120%の相対β−グルカナーゼ活性を有する請求項15記載 の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 17.式:A−M (式中、Aは表Iと表IIに示すバシラス・アミロリクエファシエンスもしくは バシラス・マセランスの(1.3−1.4)−β−グルカナーゼのN末端部のア ミノ酸残基と少なくとも75%同一の5〜200のアミノ酸で構成されているポ リペプチドであり、およびMは表Iと表IIに示すバシラス・マセランスもしく はバシラス・アミロリクエファシエンスの(1.3−1.4)−β−グルカナー ゼのC末端部のアミノ酸残基と少なくとも75%同一の5〜200のアミノ酸で 構成されているポリペプチドである)で表されるアミノ酸配列からなる請求項1 〜16のいずれか1つに記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ 。 18式:A−M (式中、Aは表Iと表IIに示すバシラス・アミロリクエファシエンスもしくは バシラス・マセランスの(1.3−1.4)−β−グルカナーゼのN末端部のア ミノ酸残基と少なくとも85%同一の5〜200のアミノ酸で構成されているポ リペプチドであり、およびMは図3と図4に示すバシラス・マセランスもしくは バシラス・アミロリクエファシエンスの(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ のC末端部のアミノ酸残基と少なくとも85%同一の5〜200のアミノ酸で構 成されているポリペプチドである)で表されるアミノ酸配列からなる請求項17 記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 19式:A−M (式中、Aは表Iと表IIに示すバシラス・アミロリクエファシエンスもしくは バシラス・マセランスの(1.3−1.4)−β−グルカナーゼのN末端部のア ミノ酸残基と少なくとも90%同一の5〜200のアミノ酸で構成されているポ リペプチドであり、およびMは表Iと表IIに示すバシラス・マセランスもしく はバシラス・アミロリクエファシエンスの(1.3−1.4)−β−グルカナー ゼのC末端部のアミノ酸残基と少なくとも90%同一の5〜200のアミノ酸で 構成されているポリペプチドである)で表されるアミノ酸配列からなる請求項1 8記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 20.Aが、表Iに示すバシラス・アミロリクエファシエンスの(1.3−1. 4)−β−グルカナーゼのN末端部のアミノ酸残基と少なくとも75%同一、好 ましくは少なくとも85%同一および特に少なくとも90同一の5〜200のア ミノ酸で構成されているポリペプチドである請求項17〜19のいずれか1つに 記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 21.Aが、表Iに示すバシラス・アミロリクエファシエンスの(1.3−1. 4)−β−グルカナーゼのN末端部のアミノ酸残基と少なくとも75%同一、好 ましくは少なくとも85%同一、および特に少なくとも90%同一の16のアミ ノ酸で構成されているポリペプチドである請求項20記載の熱安定性(1.3− 1.4)−β−グルカナーゼ。 22.Aが表Iに示すバシラス・アミロリクエファシエンスの(1.3−1.4 )−β−グルカナーゼのN末端部のアミノ酸残基と少なくとも75%同一、好ま しくは少なくとも85%同一、および特に少なくとも90%同一の36のアミノ 酸で構成されているポリペプチドである請求項20記載の熱安定性(1.3−1 .4)−β−グルカナーゼ。 23.Aが、表Iに示すバシラス・アミロリクエファシエンスの(1.3−1. 4)−β−グルカナーゼのN末端部のアミノ酸残基と少なくとも75%同一、好 ましくは少なくとも85%同一、および特に少なくとも90%同一の78のアミ ノ酸で構成されているポリペプチドである請求項20記載の熱安定性(1.3− 1.4)−β−グルカナーゼ。 24.Aが、表Iに示すバシラス・アミロリクエファシエンスの(1.3−1. 4)−β−グルカナーゼのN末端部のアミノ酸残基と少なくとも75%同一、好 ましくは少なくとも85%同一、および特に少なくとも90%同一の107のア ミノ酸で構成されているポリペプチドである請求項20記載の熱安定性(1.3 −1.4)−β−グルカナーゼ。 25.Aが、表Iに示すバシラス・アミロリクエファシエンスの(1.3−1. 4)−β−グルカナーゼのN末端部のアミノ酸残基と少なくとも75%同一、好 ましくは少なくとも85%同一、および特に少なくとも90%同一の152のア ミノ酸で構成されているポリペプチドである請求項20記載の熱安定性(1.3 −1.4)−β−グルカナーゼ。 26.酵素のN末端に連結されたシグナルペプチドを有する請求項1〜25のい ずれか1つに記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 27.サッカロミセス種のような酵母由来のシグナルペプチドを有する請求項2 6記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ。 28.酵母α因子、酵母酸性ホスファターゼまたは酵母インベルターゼ由来のシ グナルペプチドであるシグナルペプチドを有する請求項27記載の熱安定性(1 .3−1.4)−β−グルカナーゼ。 29.アミノ酸レベルで、バシラス・アミロリクエファシエンスのシグナルペプ チドと少なくとも75%、好ましくは少なくとも85%同一、より好ましくは少 なくとも90%同一のシグナルペプチドを有する請求項26記載の熱安定性(1 .3−1.4)−β−グルカナ−ゼ。 30.下記アミノ酸配列: 【配列があります】 またはその類似体からなる請求項1記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グ ルカナーゼ。 31.下記アミノ酸配列: 【配列があります】 またはその類似体からなる請求項1記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グ ルカナーゼ。 32.請求項1〜31のいずれか1つに記載の熱安定性(1.3−1.4)−β −グルカナーゼをコードするヌクレオチド配列からなるDNA断片。 33.下記ヌクレオチド配列: 【配列があります】 またはその類似体もしくはサブ配列からなる請求項32記載のDNA断片。 34.熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼを発現できるようなしか たで、請求項32もしくは33で定義されたDNA断片を導入された微生物を培 養することからなり、その培養を、熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナ ーゼを産生させその(1.3−1.4)−β−グルカナーゼを培養物から回収す る条件下で行う請求項1記載の熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼ の製造方法。 35.微生物が細菌である請求項34記載の方法。 36.細菌がグラム陰性菌である請求項35記載の方法。 37.グラム陰性菌がイー・コリ菌株である請求項36記載の方法。 38.イー・コリ菌株が、受託番号DSM5461でDeutsche Sam mlungvon Mikroorganismenに寄託された、プラスミド pUC13−H1を有するイー・コリ菌株またはその変異体もしくは変種である 請求項37記載の方法。 39.イー・コリ菌株が、受託番号DSM5790でDeutsche Sam mlungvon Mikroorganismenに寄託された、プラスミド pTZ19R−H3を有するイー・コリ菌株またはその変異体もしくは変種であ る請求項37記載の方法。 40.イー・コリ菌株が、受託番号DSM5791でDeutsche Sam mlungvon Mikroorganismenに寄託された、プラスミド pTZ19R−H4を有するイー・コリ菌株またはその変異体もしくは変種であ る請求項37記載の方法。 41.イー・コリ菌株が、受託番号DSM5792でDeutsche Sam mlungvon Mikroorganismenに寄託された、プラスミド pTZ19R−H5を有するイー・コリ菌株またはその変異体もしくは変種であ る請求項37記載の方法。 42.イー・コリ菌株が、受託番号DSM5793でDeutsche Sam mlungvon Mikroorganismenに寄託された、プラスミド pTZ19R−H6を有するイー・コリ菌株またはその変異体もしくは変種であ る請求項37記載の方法。 43.微生物が酵母である請求項34記載の方法。 44.酵母がサッカロミセス種である請求項43記載の方法45.サッカロミセ ス種がサッカロミセス・セレビシエである請求項44記載の方法。 46.請求項32または33に定義されたDNA断片を発現できる真核生物もし くは原核生物。 47.微生物である請求項46記載の生物。 48.細菌である請求項47記載の微生物。 49.グラム陰性菌である請求項48記載の細菌。 50.イー・コリ菌株である請求項49記載の細菌。 51.受託番号5461でDeutsche Sammlung von Mi kroorganismenに寄託された、プラスミドpUC13−H1を有す るイー・コリ菌株ならびにその変異体および変種。 52.受託番号DSM5790でDeutsche Sammlung von  Mikroorganismenに寄託された、プラスミドpTZ19R−H 3を有するイー・コリ菌株ならびにその変異体および変種。 53.受託番号5791でDeutsche Sammlung von Mi kroorganismenに寄託された、プラスミドpTZ19R−H4を有 するイー・コリ菌株ならびにその変異体および変種。 54.受託番号5792でDeutsche Sammlung von Mi kroorganismenに寄託された、プラスミドpTZ19R−H5を有 するイー・コリ菌株ならびにその変異体および変種。 55.受託番号5793でDeutsche Sammlung von Mi kroorganismenに寄託された、プラスミドpTZ19R−H6を有 するイー・コリ菌株ならびにその変異体および変種。 56.酵母である請求項47記載の微生物。 57.サッカロミセス種である請求項56記載の酵母。 58.サッカロミセス・セレビシエである請求項57記載のサッカロミセス種。 59.植物である請求項46記載の生物。 60.エンバク、大麦、ライ麦、小麦、米またはトウモロコシである請求項59 記載の植物。 61.基質を65℃以上の温度にして、ある期間、請求項1〜22のいずれか1 つに定義した熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼの有効量の作用に 付することからなり、(1.3−1.4)−β−グルカナーゼの量が、基質の1 kg当たり、多くても200μg、好ましくは多くても100μg、さらに好ま しくは多くても50μg、さらに好ましくは多くても20μg、および最も好ま しくは15μgである基質内の(1.3−1.4)−β−グルカン類を分解する 方法。 62.基質が、大麦、エンバクなどの殻粒由来の、未修飾で生の殻粒もしくはそ の一部分からなる請求項61記載の方法。 63.(1.3−1.4)−β−グルカン類を含有する基質を、請求項1〜22 のいずれか1つに定義した熱安定性(1.3−1.4)−β−グルカナーゼを含 有する、トウモロコシ、米もしくは小麦由来の第2基質と混合する請求項61ま たは62に記載の方法。 64.ウワートを、マッシング中に、65℃以上の温度および4〜5.5のpH で、請求項1〜22のいずれか1つに記載の熱安定性(1.3−1.4)−β− グルカナーゼで処理することを特徴とするビールの製造方法。 65.温度が70℃以上である請求項64記載の方法。 66.動物飼料に、給餌された動物の胃腸管内でβ−グルカン類を充分に分解す る量の請求項1〜22のいずれか1つに記載の熱安定性(1.3−1.4)−β −グルカナーゼを補充することを特徴とするβ−グルカン類を含有する動物飼料 の製造方法。 67.動物飼料がペレット化されている請求項66記載の方法。
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