JPH055038Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は誤記を隠蔽する修正液を収容する容器
に関する。

（従来の技術） 従来の修正液容器は、修正液を収容する容器本
体の開口部に塗布部材が装着され、該塗布部材を
覆うようにキヤツプが嵌着されている。ところ
で、修正液は速乾性であるので経時的に粘度が上
昇する弊害があり、この弊害を解消するには修正
液の溶媒を補充して希釈する必要があるが、従
来、希釈液の容器は修正液容器とは別個に管理さ
れていることが多く、希釈液容器を取り出して作
業を終了するまでに時間がかかり不便であつた。

（考案が解決しようとする課題） 本考案は、修正液と共に希釈液も収容すること
ができて、粘度が上昇した修正液の希釈が迅速に
なし得て便利な修正液容器の提供を目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本考案の修正液容
器は、修正液１を収容する容器本体２の開口部に
着脱自在で修正液塗布用刷子３を一体的に取付け
てなるキヤツプ本体４に更に副キヤツプ５により
開閉自在で修正液１の希釈液７をその内部に直に
充填する副容器部９を設けたことを特徴とするも
のである。

（作用） 希釈液７を直に充填する副容器部９をキヤツプ
本体４に設けることにより、修正液１とその希釈
液７とを一つの容器内に収容できることになる。

（実施例） 図示した実施例は、修正液１を収容する容器本
体２の開口部に着脱自在で修正液塗布用刷子３を
一体的に取付けてなるキヤツプ本体４に更に副キ
ヤツプ５により開閉自在で修正液１の希釈液７を
その内部に直に充填する副容器部９を設けたもの
である。

（考案の効果） 本考案は上記の通りであり、希釈液７を直に充
填する副容器部９をキヤツプ本体４に設けること
により、修正液１とその希釈液７とを一つの容器
に収容することができるので、修正液１の揮発に
よりその粘度が上昇した場合に迅速に希釈液７を
修正液１に補充して粘度を調整できる利便があ
る。

【図面の簡単な説明】

図は本考案修正液容器の実施例を示したもので
あつて、第１図は全体の縦断面図、第２図はキヤ
ツプ本体の側面図である。 １……修正液、２……容器本体、３……刷子、
４……キヤツプ本体、５……副キヤツプ、７……
希釈液、９……副容器部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 修正液１を収容する容器本体２の開口部に着脱
   自在で修正液塗布用刷子３を一体的に取付けてな
   るキヤツプ本体４に更に副キヤツプ５により開閉
   自在で修正液１の希釈液７をその内部に直に充填
   する副容器部９を設けたことを特徴とする修正液
   容器。