JPS6129383Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクリーム状の化粧品を収納した携帯用
化粧品容器に係り、特に化粧品掬い用ヘラを容器
体に付設し、該ヘラの粉失や携帯失念等を回避で
きるようにした便利な化粧品容器を提供すること
を目的とする。

以下添付図面を参照して本考案実施例を説明す
る。図で１はクリーム状の化粧品を収納した容器
体で、胴部２を６角形に形成し、上部に縮径した
口頚部３外周面には螺条４を形成し、且つ周縁の
フランジ５を口頂面に載置した皿状の栓体６で口
部を封止し、そして口頚部３に内キヤツプ７を螺
合装着し、該内キヤツプ７に外キヤツプ８を嵌合
装着している。

内キヤツプ７は下部を通常のキヤツプ状とし、
その周壁内周面に前記螺条４に螺合する螺溝を形
成し、且つ頂壁９裏面から前記栓体６内周面を押
える垂環１０を垂設し、そして頂壁９上面から６
角形の周壁１１を立設しており、外キヤツプ８は
頂壁１２から内キヤツプ周壁１１外面に嵌合する
同形の周壁を垂設している。

前記容器体１の胴部２の一面には、上下方向貫
通の６角形の角筒状の小形の保持部１３が一体に
形成してあり、該保持部１３で、容器外面に沿つ
て縦に配設したヘラ容器１４の下半部を挿入保持
している。

ヘラ容器１４は、ヘラ容器体１５に化粧品掬い
用ヘラ１６を嵌合収納したものである。ヘラ容器
体１５は上半部を段形に梢々拡開した６角形のも
ので、上端口部１７は外面を切落して肉薄として
あり、一方化粧品掬い用ヘラ１６は、上端を薄板
状の摘み部１８とし、該摘み部１８直下部を、外
面を６角形とし内側に前記口部１７に嵌合する周
溝を形成した嵌合部１９とし、該嵌合部１９下方
にヘラ部２０を形成したものである。

従つて、容器体１内の化粧品を掬う場合には、
ヘラ容器体１５を押えておいてこの容器体１５か
ら化粧品掬い用ヘラ１６を抜きとればよく、この
場合、ヘラ容器１４を保持部１３から抜きとり、
その後化粧品掬い用ヘラ１６をヘラ容器体１５か
ら抜きとつてもよい。

化粧品掬い用ヘラ１６は細身で小形のものなの
で、粉失したり又携帯するのを失念したりするこ
とがあるが、上記本考案ではヘラ１６を化粧品容
器の容器体１に付設したので、そのような懸念が
なく便利である。又この化粧品掬い用ヘラ１６は
容器外面に沿わせて配設しているので、最小限ス
ペースですみ、携帯するのに邪魔にならない。又
化粧品掬い用ヘラ１６はヘラ容器体１５に収納さ
れるが、その一部を該容器体１５の口部１７に嵌
合装着させて両者でヘラ容器１４を構成してお
り、従つてヘラ容器体１５の内部スペースＡに化
粧品を充填すればヘラ容器１４は独立の小形の化
粧品容器となるので、これを化粧品容器体１から
取外しポケツト等に入れる携帯容器として利用で
きて便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案携帯用化粧品容器の平面図、第
２図は第１図の−線矢視断面図である。 １……化粧品容器体、７……内キヤツプ、８…
…外キヤツプ、１３……保持部、１４……ヘラ容
器、１６……化粧品掬い用ヘラ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 化粧品を収納し且つ口頚部３にキヤツプ７を装
   着した容器体１の一側に筒状の保持部１３を縦設
   し、該保持部１３に、化粧品掬い用ヘラ１６の端
   部１９を口部１７に嵌合装着させてこのヘラ１６
   の大部分をヘラ容器体１５に収納してなるヘラ容
   器１４を挿入保持させた携帯用化粧品容器。