JPH0436735Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は爪の化粧料を収納してその化粧料を塗
布する機能を備えた爪化粧料容器に関する。

（従来の技術） 従来、マニキユアと除光液はそれぞれ別個の容
器に収納されて、それぞれの容器に一体的に備え
られた刷子によつてそれぞれ塗布されていた。

（考案が解決しようとする課題） 上記のように、従来、マニキユアと除光液はそ
れぞれ別個の容器に収納されていたので、例え
ば、旅行等においてセツトで携帯しなければなら
ず、それらを収納するバツグ等が嵩張つたり、一
方を紛失する等の不都合を生じたりして不便であ
つた。

そこで本考案は、マニキユアと除光液及びそれ
らの塗布用刷子を共に一つの容器に備えて、旅行
等に携帯する場合にも嵩張らず、また一方を紛失
する虞もない極めて利便な爪化粧料容器の提供を
目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本考案の爪化粧料
容器は、マニキユア１を収納する容器本体２の開
口部にキヤツプ本体３を冠着して当該キヤツプ本
体３の内部にマニキユア塗布用刷子４を垂設する
と共にキヤツプ本体１の上部に凹部５を設けて当
該凹部５内に除光液を含浸させた除光液塗布用刷
子６を装着し、キヤツプ本体３に対し除光液塗布
用刷子６を被覆する天冠キヤツプ７を着脱自在に
付設してなるものである。

また、除光液塗布用刷子６を爪にフイツトさせ
る目的で、除光液塗布用刷子６の先端面に爪の曲
面に対応した凹状曲面部８を形成するのもよい。

（実施例） 図示した実施例は、上端を開口してその開口端
の外周面に雄ネジ９を形成したプラスチツク製で
円筒形のマニキユア１を収納する容器本体２と、
上下端を開口してその下端開口内周面に上記容器
本体２の雄ネジ９と螺着する雌ネジ１０を形成す
ると共に上端開口外周面には雄ネジ１１を形成し
更に内部の略中高部に仕切壁１２を設けてその仕
切壁１２の上方に凹部５を設けたプラスチツク製
で円筒形のキヤツプ本体３と、キヤツプ本体３の
仕切壁１２の中央部から下方へ向つて一体的に垂
設したプラスチツク製の軸１３の下端に繊維を束
ねて取付けたマニキユア塗布用刷子４と、除光液
を含浸してキヤツプ本体３の凹部５に装着されそ
の先端突出面に爪の曲面に対応した凹状曲面部８
を設けた海綿状構造を有するスポンジ又はフエル
ト製等の除光液塗布用刷子６と、天面１４を有し
て下端開口内周面に上記キヤツプ本体３の上端に
設けた雄ネジ１１に螺着する雌ネジ１５を形成し
てその螺着状態で除光液塗布用刷子６を被覆する
プラスチツク製天冠キヤツプ７とからなるもので
ある。

（作用効果） 本考案は叙上のとおりであり、まず、マニキユ
ア１を収納する容器本体２の開口部にキヤツプ本
体３を冠着して当該キヤツプ本体３の内部にマニ
キユア塗布用刷子４を垂設すると共にキヤツプ本
体１の上部に凹部５を設けて当該凹部５内に除光
液を含浸させた除光液塗布用刷子６を装着し、キ
ヤツプ本体３に対し除光液塗布用刷子６を被覆す
る天冠キヤツプ７を着脱自在に付設してなるの
で、一つの容器にマニキユアと除光液及びそれら
の塗布用刷子のすべてを備えることが可能とな
り、これによつて旅行等に携帯する場合も嵩張ら
ず、一方が紛失する等の不都合がなく利便性が格
段に向上する作用効果がある。

次に、除光液塗布用刷子６の先端面に爪の曲面
に対応して凹状曲面部８を形成することによつて
爪に対し除光液塗布用刷子がきわめて良くフイツ
トし、塗布される除光液のばらつきがなく、マニ
キユアを効率良く除去できる作用効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示す縦断面図である。 １……マニキユア、２……容器本体、３……キ
ヤツプ本体、４……マニキユア塗布用刷子、５…
…凹部、６……除光液塗布用刷子、７……天冠キ
ヤツプ、８……凹状曲面部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ マニキユア１を収納する容器本体２の開口部
   にキヤツプ本体３を冠着して当該キヤツプ本体
   ３の内部にマニキユア塗布用刷子４を垂設する
   と共にキヤツプ本体１の上部に凹部５を設けて
   当該凹部５内に除光液を含浸させた除光液塗布
   用刷子６を装着し、キヤツプ本体３に対し除光
   液塗布用刷子６を被覆する天冠キヤツプ７を着
   脱自在に付設してなる爪化粧料容器。 ２ 除光液塗布用刷子６の先端面に爪の曲面に対
   応した凹状曲面部８を形成したことを特徴とす
   る請求項１記載の爪化粧料容器。