JPH0433067Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キヤツプ内に付けまつ毛を収納可能
としたマスカラ塗布具に関する。

〔従来の技術〕

実開昭58−40009号公報や、実開昭60−9411号
公報に記載されているように、従来のマスカラ塗
布具は、マスカラを収容した細長い容器本体にキ
ヤツプを螺着し、前記容器本体内に出入されると
ともに先端に塗布毛を有する塗布棒をこのキヤツ
プに連結した構造のものが一般的である。

〔考案が解決しようとする問題点〕

ところで、マスカラはまつ毛に塗布して使用す
るものであるため、付けまつ毛とな染みが深く、
同一場所に保管しておく方がまつ毛に関連するも
のとして便利であり、また、同時に両者を携帯す
る必要もある。その際、両者を別々に保管したり
携帯するのでは面倒で、一方を紛失してしまつた
りするおそれがある。

本考案は、このような面倒を解消するもので、
マスカラ塗布具と付けまつ毛とを一体に保管し、
携帯できるようにすることを技術的課題とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は、前記技術的課題を解決するため、容
器本体１にキヤツプ２を螺着し、このキヤツプ２
の着脱により容器本体１内に出入されるととも
に、先端に塗布毛４を有する塗布棒３をキヤツプ
２に連結したマスカラ塗布具において、次のよう
な技術的手段をとつた。

すなわち、キヤツプ２自体をも容器として使用
できるようにしたもので、前記キヤツプ２内を空
洞にして、キヤツプ２の一部に開口部を設け、こ
の開口部を開閉する蓋体５をヒンジ６により開閉
自在に設け、この蓋体５により開閉されるキヤツ
プ２の空洞内には受皿７を設置し、この受皿７上
には付けまつ毛８の形状に合致するカーブを描く
傾斜面１０を備えた付けまつ毛台９を形成した。

〔作用〕

蓋体５を開いてキヤツプ２内に、付けまつ毛８
を台９上に載せて収容することにより、これをマ
スカラ塗布具とともに保管、携帯できる。

〔実施例〕

以下、本考案の一実施例を第１図及び第２図に
基づいて説明する。

細長い筒状の容器本体１の口頸部にキヤツプ２
が着脱自在に螺着されている。このキヤツプ２は
容器本体１と同一形状で長さも略同一の長さに形
成されている。このキヤツプ２の容器本体１への
螺着部には、キヤツプ２の着脱に伴つて容器本体
１内に出入される塗布棒３が連結され、この塗布
棒３の先端には塗布毛４が植毛されている。さら
に、キヤツプ２内は空洞になつているとともに、
キヤツプ２の軸方向にキヤツプ２の螺着部から他
の一端にかけて半裁され、これによつて分割され
たキヤツプ２の一方が蓋体５として他方にヒンジ
６により回動開閉自在に取り付けられている。そ
して、この他方側に受皿７が設けられ付けまつ毛
８が載置されるようになつている。この受皿７に
はまつ毛８の形状に合わせたカーブを描く付けま
つ毛台９を設けてある。この付けまつ毛台９は傾
斜面１０を備えている。そして、容器本体１とキ
ヤツプ２は合成樹脂で形成されるが、その際蓋体
５は透明な樹脂で形成されている。

〔考案の効果〕

本考案によれば、キヤツプ２内に付けまつ毛を
入れ、これを傷めることなく保管、携帯ができる
ので便利で使い勝手が良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２
図はそのキヤツプの断面図である。 １……容器本体、２……キヤツプ、３……塗布
棒、４……塗布毛、５……蓋体。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器本体１にキヤツプ２を螺着し、このキヤツ
   プ２の着脱により容器本体１内に出入されるとと
   もに、先端に塗布毛４を有する塗布棒３をキヤツ
   プ２に連結したマスカラ塗布具において、 前記キヤツプ２内を空洞にして、キヤツプ２の
   一部に開口部を設け、この開口部を開閉する蓋体
   ５をヒンジ６により開閉自在に設け、この蓋体５
   により開閉されるキヤツプ２の空洞内には受皿７
   を設置し、この受皿７上には付けまつ毛８の形状
   に合致するカーブを描いた傾斜面１０を備えた付
   けまつ毛台９を形成したことを特徴とするマスカ
   ラ塗布具。