JPH05503471A - インキジェットプリンタの中の清掃及び密封ステーションにおける異なる運動を発生及び分離するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 インキシエンドプリンタの中の清掃及び密封ステーションにおける異なる運動を 発生及び分離するための装置 技術分野 本発明は請求の範囲第１項の上位概念に記載のインキジェットプリンタの中の清 掃及び密封ステーションにおける異なる運動を発生及び分離するための装置に関 する。

背景技術 インキジェットプリンタは多数の他の例えばワイヤドツトプリンタ、ドツトマト リクスプリンタ、熱転写記録型感熱プリンタ、電子写真プリンタ等のテキスト端 末機器と共にマイクロプロセッサの高性能化によりますます注目されるようにな ってきている。テキスト処理周辺機器の高性能化によりプリンタの購入の際には 例えば迅速性、経済性、文字品質等が選択要因となってきている。これに加えて カラー印刷能力が種々の利用分野で重要度を増している。このために熱転写記録 の他にインキジェット印刷がカラーインキ製造の簡単性及び低コストに起因して 最適の前提条件を提供する。インキジェットプリンタ内で使用されるカラーイン キの色は例えばドイツ特許出願公開第３７３６９１６号公報ではイエロー、シア ン、マゼンタ、ブラックである。インキジェットプリンタの場合にインキ製造の 簡単性及び低コストの利点に対して、プリンタヘッドのノズル噴射口の中のイン キがインキジェットプリンタの長期の不使用の際に乾燥する欠点がある。インキ 乾燥を阻止するためにインキジェットプリンタは例えば清掃及び密封ステーショ ン又は吸い込み再生装置を有する。これに加えて清掃及び密封ステーションの役 目は、インキジェットプリンタの中のプリンタヘッドのノズル噴出口の汚れの除 去にある。このためにプリンタヘッドは、清掃及び密封ステーションとの名前か ら分かるように規則的な間隔で清掃されインキジェットプリンタ長期不使用の際 には密封される。しかし清掃及び密封ステーションがその役目を果たすためには 、プリンタヘッドの清掃及び密封の際のカラーインキの混合、プリンタヘッド列 装置への吸い込み及び被覆装置のドツキングの際のプリンタヘッドのノズル噴出 口内のメニスカスの破壊を阻止する措置が施されなければならない。このために 吸い込み及び被覆装置は例えば２部分構成で側方へのずれ可能な旋回でこの中に 配置される。吸い込み及び被覆装置をプリンタヘッド列装置にドツキングしドツ キング状態でインキをプリンタヘッド列装置からポンプで吸い出すためには、こ のために必要な旋回てこ運動又はポンプ運動が発生されかつ互いに分離可能でな ければならない。

ドイツ特許出願公開第３３１６４７４号公報、ドイツ特許出願公開第３３１６９ ６８号公報、ドイツ特許出願公開第３６０４３７３号公報、ドイツ特許出願公開 第３６１１３３３号公報、ドイツ特許出願公開第３６３３２３９号公報、ドイツ 特許出願公開第３７２６６７１号公報、ドイツ特許出願公開第３８１０６９８号 公報、ヨーロッパ特許出願公開第００９４２２０号公報に異なる方法でプリンタ ヘッドのノズル噴出口を清掃、洗浄し長期不使用の場合にはノズル噴出口を密封 するインキジェットプリンタの中のプリンタヘッドのための清掃及び密封ステー ション又は吸い込み再生装置がそれぞれ１つづつ開示されている。有利には清掃 及び密封ステーション又は吸い込み再生装置は、インキジェットプリンタ内のキ ャリッジの外のパーキング位置ある。これにより付加的に必要なインキジェット プリンタ内の組み込み室は清掃及び密封ステーションの外法に依存してインキシ エンドプリンタ幅を広くしひいては取扱いを困難にする。

これに加えてドイツ特許出願公開第３６１１３３３号公報に開示の吸い込み及び 被覆装置は前方及び後方へ可動で清掃及び密封ステーションの中に配置されてい る。キャリッジが正確な位置で清掃及び密封ステーションに対して清掃及び密封 ステーションの別個のパーキング位置により位置決めされることが可能であるの で吸い込み及び被覆装置は前方及び後方へ可能であるだけでよい、このために清 掃及び密封ステーションの中には、複雑な伝動装置を介してポンプてこ及び滑動 可能に支承の吸い込み及び被覆装置を駆動しひいてはドツキング及び吸い込み動 作を導入する電動機が設けられている。

技術的課題 本発明の課題は、プリンタヘッドの清掃のために清掃及び密封ステーションの吸 い込み及び被覆キャップをプリンタヘッドのノズルプレートに近づけ又はノズル プレートから遠ざけ、ノズルプレートへの吸い込み及び被覆キャップのドツキン グ状態では吸い込み装置（ベローズポンプ）を作動する、インキジェットプリン タ内の清掃及び密封ステーションにおける異なる運動を発生及び分離するための 装置を低コストで簡単に製造することにある。

上記課題は請求の範囲第１項の特徴部分に記載の特徴により解決される。

有利な実施例はその他の項に記載されている。

図面の簡単な説明 第１図はインキジェットプリンタの上面図、第２図は清掃及び密封ステーシゴン の斜視図、第３図〜第１１図は清掃及び密封ステーションにおける異なる運動を 発生及び分離するための転てつクラッチの回転方向に依存して異なる状態図であ る。

発明の最良の実施形態 第１図の上面図はインキジェットプリンタ１の構造原理を示す、インキジェット プリンタ１の構造の特徴は、キャリッジ７の上に配置されているプリンヘッド列 装置８にある。すなわちプリンヘッド列装置８は、担持装置１０の２つのケーシ ング壁１００，１０２の中に回転可能に支承されているプラテン９に平行に動か されることが可能である。駆動ビニオン歯車９００を有する駆動装置９０により 伝導装置９１を介して図示の回転方向で駆動されるプラテン９は、例えば印字領 域ＤＢにわたり延びている用紙状記録担体を、プリンタヘッド列装置８及びプラ テン９により形成されている印字ゾーンＤＺＯ中に搬送する。記録担体に印字す るためプリンタヘッド列装置８は、インキジェットプリンタ１が４色カラープリ ンタとして形成されているこの場合には４つの隣接して配置されているプリンタ ヘッド８０を有し、プリンタヘッド８０は、記録担体に面しているノズル噴出口 面８００を有する。４つの使用可能なカラーインキの色はイエロー、マゼンタ、 シアン、ブラックである。カラーインキは、４つの異なるプリンタヘッド８０に 任意に配置することができる。プリンタヘッド９０の清掃に関連する理由から色 は上記の順序でプリンタヘッド８０に右から左へ割り当てるとよい。

ヘッド８０に対向して位置する領域が示されている。

用紙状記録担体に印字領域ＤＢの全体にわたり印字することを可能にするために プリンタヘッド列装置７は、ケーシング壁１００．１０２の中に固定されている ２つの平行な案内棒７０の上を往復運動する。プリンタヘッド列装置７の往復運 動は、ドイツ実用新案登録出願第８９０６７２７号公報に記載のようにたわみ牽 引手段７１により行われる。たわみ牽引手段７１は方向変換ロール７２と電動機 ７３の駆動ビニオン歯車７３０を形状結合で巻いている。

プラテン９を介して案内される記録担体を印字領域ＤＢ内で印字するために、プ リンタヘッド列装置８を有するキャリッジ７は、印字領域ＤＢを制限する位置の 間を往復運動される０作動モードとして単方向印字作動も双方向印字作動も可能 である。単方向印字作動の場合には記録担体はただ１つの運動方向で行毎に記録 され、大幅に速い印字速度を可能にする双方向印字作動の場合には記録担体は印 字領域ＤＢの中でプリンタヘッド列装置８の２つの運動方向で行毎に印字可能で ある。

いずれの作動モードであれ印字開始時に、印字領域ＤＢの外の休止位置Ｃにある キャリッジ７はまず位置Ａまで加速される。これによりプリンタヘッド列装置７ は、連続印字に必要な記録担体に対する相対速度に達する９位置Ａは第１の可能 な印字位置を定める。次いで実際の印字６１　Ｍ　Ｄ　Ｂ内でキャリッジ７は、 最後の可能な印字位置Ｂに達するまで印字のために一定速度で動かされる。位置 Ｂを越えるとキャリッジ７は位置りまで制動されて静止状態にされ、次いで記録 担体がプラテン９を介して１印字行歩進される。後続行の印字のためにキャリッ ジ７は反対の方向で位置りから位置Ｂに加速される。ここでは位置Ｂは、印字す る後続行の第１の印字位置である位置Ｂで印字速度に達した後に後続行は位置Ｂ とＡの間で印字される。キャリッジ７は最後の可能な印字位置Ａに達すると位置 Ｃまで再び制動される。次いで再び行歩進が行われ新たな行の印字が行われる。

このようにして記録担体が行毎に印字される。

単方向作動ではキャリッジ７を高速戻しで位置Ｂから位置Ｃに動かすとよい。

区間ＣＡ及びＢＤは以下において行過ぎ領域ＵＥＢと呼ばれる０行過ぎ領域ＵＥ Ｂは印字領域ＤＢと共にプリンタヘッド列装置８のための作業領域を定める。

行過ぎ領域ＵＥＢの最小長は、物理的に必要な加速及び制動区間により機械的公 差の考慮のもとに定められる。第１図との関連で説明した実施例の場合には行過 ぎ領域ＵＥＢは約４０ｍｍである。

印字作動では紙ぼこりによりプリンタヘッド８０が汚れる。従ってプリンタヘッ ド８０は時折清掃されなければならない、清掃の際にプリンタヘッド８０は洗浄 される。すなわちインキがノズル噴出口を介してプリンタヘッド８から吸い出さ れる。プリンタへラド８０の洗浄により、印字作動時に使用されなかったプリン タヘッド８０のノズル噴出口のインキの乾燥も阻止される。このためにインキジ ェットプリンタ１の中に清掃及び密封ステーション６が設けられている。清掃及 び密封ステーション６はキャリッジ７の行過ぎ領域ＵＥＢ内に配置されている。

行過ぎ領域ＵＥＢは右側でも左側でもよい。しかし左側が有利であることが分か った。

プリンタヘッド８０の清掃のためにプリンタヘッド列装置７は行過ぎ領域ＵＥＢ に入って担持装置１０のケーシング壁ｌＯＯに当たって接触する。ケーシング壁 １００は清掃及び密封ステーション６及びキャリッジ７のために清掃動作に重要 な共通の基準面を形成する。清掃動作の詳細は第３図〜第１１図に関連して説明 する。

第２図の斜視図は清掃及び密封ステーション６の構造を示す、清掃及び密封ステ ーション６は以下においてＲＤステーションと呼ばれる。ＲＤステーション６は インキジェットプリンタｌとは独立に機能する独立のユニットとして構成されて いる。ＲＤステーション６は閉鎖系ユニットとしてインキジェットプリンタの中 に設けることができる。これは、ＲＤステーション６がＯＥＭ製品（ｏｒｉｇｉ ｎａｌ　ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ　ｍａｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇ）として異なるイン キジェットプリンタの中に設けることが可能な利点を有する。ＲＤステーション ６により、インキジェットプリンタｌの障害のない作動に必要なプリンタヘッド ８０のサービス処理が行われる。サービス処理は主に次のことを含む。ノズル噴 出口の乾燥及び汚れを阻止するためにプリンタヘッド８ｏをそのノズル噴出口と 一緒に所定の時間間隔で清掃すること。

障害の際、例えば侵入空気を除去するためにプリンタヘッド８０内のインキを吸 い出すこと。インキジェットプリンタ１が休止状態の際に例えば祇ぼこりによる 詰まりによるノズル噴出口の乾燥及び汚れを阻止するためにこれを被覆すること 、更にインキシエンドプリンタｌの搬送及び保管の際にノズル噴出口からのイン キの流出を阻止すること等である。

第１図のＲＤステーション６は、インキジェットプリンタ１の印字作動に起因す るキャリッジ７の行過ぎ領域ＵＥＢの中に配置されているのでインキジェットプ リンタ１の構造を細くすることが可能である。

印字動作の際にプリンタヘッド列装置７が加速及び制動動作により一時的に行過 ぎ領域ＵＥＢ内にある時にＲＤステーション６はキャリッジ７の位置Ａと位置Ｃ の間の行過ぎ領域ＵＥＢを遮ってはならない。

サービス作動でのプリンタヘッド列装置８のノズル噴出口の清掃の際にＲＤステ ーション６は正確な位置でプリンタヘッド列装置８にドツキングされてインキが ノズル噴出口から吸い出されなければならない。ただしドツキングとはＲＤステ ーション６のプリンタヘッド列装置への結合のことである。

休止状態でのインキジェットプリンタ１の搬送及び保管の際にはノズル噴出口は 乾燥から保護されなければならない、更にインキが流出してはならない。従っ列 装置８にドツキングしてノズル噴出口を密封しなければならない。

ＲＤステーション６は転てつクラッチ６、旋回でこ３、吸い込み及び被覆キャッ プ４（以下ＳＡキャンプと呼ぶ）、ベローズポンプ５を有する。転てつクラッチ ２は板カム２０及びころ２１を有する。ころ２１は板カム２０の輪郭軌道をころ がる。板カム２０は回転モーメン）ＤＭを受け取るために別の電動機（第２図に 示さず）の駆動軸に形状結合で固定されている。電動機としては有利には直流電 動機が使用される。

更に板カム２０は、電動機から背く端面側に偏心して突出するクランクピン２０ ０を有する。クランクピン２００は棒部材５０を介してベローズポンプ５のベロ ーズ５１に連結されている。偏心配置のクランクピン２００を有する板カム２０ の回転によりベローズ５１は棒部材３０を介して交互に伸縮される。これにより 往じるベローズポンプ５のポンピング作用はＲＤステーション６で例えば第１図 のプリンタヘッド８０のノズル噴出口からのインキの汲み出しに利用される。

このためにベローズポンプ５はたわみ管５２及びたわみ空気管５３の双方を介し てＳＡキャップ４に接続されている。しかしＲＤステーシゴン６により種々の噴 射装置からの別の液体の吸い出し及び排出も可能である。

インキジェットプリンタ１のプリンタヘッド８０からのインキ汲み出しのために ＳＡキャップ４は４つの等しい大きさの同一形状の凹部（吸い込み開口、中空室 ）４０が配置されている。凹部４０は一方ではたわみ管５２（吸い込みチャネル ）を介してベローズポンプ５に固定の排出容器５４に接続され、他方ではたわみ 空気管５３（圧力補償チャネル）を介して雰囲気につながっている。たわみ空気 管５３は、例えばベローズポンプ５に結合されている制御可能な換気弁５５を有 する。このためにたわみ空気管５３は、ＳＡキャップ４の側面から突出している 換気ノズル５４に被せて接続されている。ベローズポンプ５の代わりにインキは たわみ管ポンプ、ピストンポンプ、ダイヤフラムポンプによりノズル噴出口から 吸い出すことも可能である。

ＲＤステーション６のＳＡキャップ４の中にある凹部４０の数は使用プリンタヘ ッド数に対応する。本例の場合のようにインキシエンドプリンタ１により例えば ４色印字画を作る場合にはインキジェットプリンタエのサービス処理は所要の４ つのプリンタヘッドの排出のために構成されていなくてはならない。プリンタヘ ッド噴出口からの吸い出し中にインキが混合するのを回避するために凹部４０又 は吸い出し開口の数は、プリンタヘッドに割り当てられている使用カラーインキ の数に等しい。

ＳＡキャップ４のプリンタヘッド列装置８に面している側の吸い込み開口４０の 中にそれぞれ１つのバスタブ状ゴム挿入体４１が弾性キャップの形で配置されて いる。バスタブ状ゴム挿入体４１は液体吸収性詰物４２を有する。プリンタヘッ ド８０からのインキの汲み出しのためにＳＡキャップ４が前述のようにプリンタ ヘッド列装置８０にドツキングされる。その際に弾性キャップすなわちゴム挿入 体４１はノズル噴出口の上に被さる。以陣においてＳＡキャップ４のトンキング とはＳＡキャンプ４の側方へのずらし及び旋回を指す。インキが吸い込み開口４ ０及びたわみ管５２を介して支障なく汲み出されるようにバスタブ状挿入体４１ の上にリップタイプシール４１０が配置されている。

リップタイプシール４１０はゴム挿入体４Ｉのハスタブ開口４１１を囲み、ＳＡ キャンプ４のドツキングの際にプリンタヘッド列装置８に押しつけられ、これに よりプリンタヘッド８０のノズル噴出口が気密に密封される。

ＳＡキャップ４のトンキングは旋回てこ３により行われる。旋回てこ３は、担持 装置１０のケーシング壁１００と別のケーシング壁１０１の間に渡されている軸 ３０の上をずらし及び旋回可能に支承されている。

旋回でこ３のずらし及び旋回を最小の力で行うために摩擦作用はできるだけ小さ くなければならない。

旋回動作は、電動機が出力する回転モーメントＤＭが転てつクラッチ２０を介し て、旋回てこ３に作用する傾動モーメントＫＭに変換されることにより行われる 。回転モーメン）ＤＭの変換のために旋回てこ３はころ２Ｉを介して板カム２０ にばねにより押しつけられている。ばねによる押しっけの際に生じる力をできる だけ小さく保つために旋回でこ３は２部分構成になっており、従って摩擦作用の 原因の１つである旋回てこ３の自重も分割される。しかし旋回でこ３の２部分構 成の本質的な理由は、ＳＡキャップ４の正確な位置でのドツキングのために旋回 てこ３の側方ずらしが必要となることがあることにある。仮に一体的構成である とすると、ころ２１が板カム２０の輪郭軌道面を側方へずれることになる。これ はとりもなおさず板カム２０の輪郭軌道面が、ドツキングの際の最大の何方ずれ に整合されて形成されていなければならないことを意味する。

旋回てこ３のＳＡキャップ４を担持するてこ上部３１は２つのてこアーム３１０ ．３１１を介して旋回及びずれ可能に軸３０の上に配置されでいる。旋回てこ３ のてこ上部３１は２つの互いに対向して位置する支持アーム３１２．３１３も有 する。支持アーム３１２．３１３は、プリンタヘッド列装置８から背く側でＵ字 状横材３１４を介して互いに連結されている。ＳＡキャップ４の支承のための第 １の実施例ではＵ字状横材３１４の脚部の中にそれぞれ１つのＴ字状凹部３１５ が設けられている。Ｔ字状凹部３１５は、ＳＡキャップ４のジャーナル用ピン４ ４の自在可動支承のために用いられる。ＳＡキャップ４の支承のためにジャーナ ル用ビン４４はＴ字状凹部３１５の中に押し込められる。旋回アーム３１０．３ １１と支持アーム３１２．３１３の間でてこ上部３１は方形中間部３１６を有す る。長方形中間部３１６の中にはボケント状凹部３１７が設けられている。

ＳＡキャップ４が正確な位置でプリンタヘッド列装置８にドツキングされるよう に位置決め装置が設けられている。位置決め装置は２つの対向して位置し旋回て こ３の旋回方向で先細りのセンタリングフィンガー３３から成る。センタリング フィンガー３３は支持アーム３１３の側でＵ字状横材３１４の脚部の上に配置゛ されている。旋回でこ３の旋回時に第１のセンタリングフィンガー３３は自動的 に、プリンタヘッド列装置８の中に設けられている第２図に示されていない第１ のセンタリング窓８１をめ、これによりＲＤステーション６をプリンタヘッド列 装置８に対して位置決めする。位置決めのために旋回てこ３はＲＤステーション ６と一緒に側方へずらすことができる。

ＳＡキャップ４のドツキングのために（頃動モーメン）ＫＭは旋回でこ３のてこ 下部３２を介して旋回てこ３のてこ上部３１へ伝達される。このためにてこ下部 ３２はてこ上部３１と同様に軸３０の上に旋回可能に配置されている。てこ下部 ３２の特徴は、軸３０が中央又は基部を貫通しているてこアーム３２０及び副ア ーム３２１にある。てこアーム３２０と副アーム３２１の間に軸３０の領域内で 第１の凹部３２２が設けられている。凹部３２２の中にはてこ上部３１の旋回ア ーム３１０が配置されている。凹部３２２の寸法は、てこ上部３１がてこ下部３ ２とは独立に必要に応じて側方へずらすことが可能であるように選択されている 。

これに加えててこアーム３２０と副アーム３２１の間には第２の凹部３２３が設 けられている。第２の凹部３２３の中にはころ２１が第２の軸３５の上に軸方向 可動及び回転可能に支承されている。軸３５の上には凹部３２３の中で更に第１ のばね３６が配置されている。ばね３６はころ３１の軸方向可動性に第１のばね 力Ｆ１により抗する。軸３５は第３の凹部３２４を貫通している。第３の凹部３ ２４はてこアーム３２０の基部の中に設けられている。この第３の凹部３２４の 中で軸３５に第２のばね３７がばね力Ｆ２により懸けられている。第２のばね３ ７は旋回てこ３の旋回動作のためにインキジェットプリンタ１の担持装置１０に 接続されている。これは第２図に示されていない、ばね３７の第２のばね力Ｆ２ によりころ２１は板カム２０に押しつけられている。ＳＡ中キヤツプのトンキン グに必要な旋回てこ３の旋回運動はてこ下部３２のてこアーム３２０からてこ上 部３１へ伝達される。このためにてこアーム３２０は滑子のように旋回アーム３ １０．３１１の間のてこ上部３１のポケット状凹部３１７の中に入って噛み合う 。てこ上部３１を軸３０の上をずらすことができるようにてこ上部３１のポケッ ト状凹部３１７はてこ下部３２のてこアーム３２０に対して、てこ上部３１ひい てはＳＡキャンプ４の所要の側方ずれの大きさだけ幅広い。

第３図〜第７図及び第１０図〜第１１図の側面図は板カム２０の異なる回転方向 に対して転てつクラッチ２の回転角に依存する状態に基づいて転てつクラッチ２ の構造及び動作を示す。板カム２０の双方の回転方向は、第２図の説明に記載の ＲＤステーション６の作動モードの実施のために利用される。第３図、第５図、 第１Ｏ図の板カムの右方回転では、旋回でこ３に内蔵のＳＡキャンプ４は常時交 互にプリンタヘッド列装置８にドツキングされたり（第３図）これから離された りする（第１０）。第４図、第６図、第７図、第１１図の板カム２０の左方回転 では旋回でこ３はプリンタヘッド列装置８にト′ツキングされ（第４図）、イン キがプリンタヘッドのノズル噴出口からベローズポンプ５により回転方向の逆転 まで吸い出される（第６図、第７図、第１１図）。

旋回及び少い出し動作のために板カム２０は２つの半径方向で走行し段差Ｘだけ 上下しているカム輪郭軌道２０１．２０２を有する。第３図、第４図、第１Ｏ図 の外側の運動伝達カム輪郭軌道２０２は、板カム２０の上でまわるころ２１のた めの転がり面として使われる。プリンタヘッド列装置８へのＳＡキャンプ４のト ンキング及びプリンタヘッド列装置８からのＳＡ中キヤツプの外し必要な行程を 実現するためにカム輪郭軌道２０１．２０２の間の段差Ｘはその目一杯の大きさ で板カム２０の輪郭の２７３にわたり作用する。外側の運動伝達カム輪郭軌道２ ０２はこの個所では内側のアイドリングカム輪郭軌道２０１に密に接しているの で、ころ２１の位置はばね力Ｆ２により又はばね力Ｆ２に抗して行程のための値 だけ板カム２０に対してずらされる。

第３図及び第４図にはそれぞれ転てつクラッチ２の可能な初期杖屈が示されてい る。この場合にはころ２１は板カム２０の外側カム輪郭軌道２０２に載っており 、従って第２図の旋回でこ３に内蔵のＳＡキャンプ４はプリンタヘッド列装置８ から離れた状態にある。

ばね力Ｆ２を補償する釣り合い力ＦＧは、回転可能に支承されている板カム２０ により受け取られる。ころ２１、旋回てこ３、ＳＡ中キヤツプは機械的な２アー ム形てこ装置を形成する。このてこ装置に作用するばね力Ｆ２はころ２０か又は ＳＡ中キヤツプを介して補償される。板カム２０が第３図に図示の矢印方向で右 方へ又は第４図の矢印方向で左方へ回転されると、ころ２１は双方の場合にばね 力Ｆ２により板カム２０の外側カム輪郭軌道２０２を離れる。これにより生じる ころ２１の位置ずれは第２図に示されているようにＳＡ中キヤツプをプリンタヘ ッド列装置８ヘドツキングさせる作用をする。この作用は旋回てこ３が行程だけ 旋回されることにより実現される。

例えばサービス作動及び休止状態等のインキシエンドプリンタ１の状態に依存し て、板カム２０の所与の回転方向に対して、ボンピング動作又はＳＡ中キヤツプ の外しが行われなければならない０例えばサービス作動の場合で板カム２０が左 方回転の場合にはボンピング動作が行われなければならない。このために、クラ ッチ原理で動作する転てつトング２０３が設けられている。転てつトングは板カ ム２０の領域内に段差Ｘの外に配置されている。転てつトングは内側のカム輪郭 軌道２０１に斜めに接触しており、一端を仮カム２０に固定され、他端を板カム ２０の段差面２０４にばね固定されている。板カム２０が左回転の場合にはころ ２１がもはや位置ずれを行わないすなわち動かされている板カム２０に相対的に ころ２１がアイドリングし、板カム２０が右回転の場合にはころ２１が１回転毎 に２つの位置ずれを行うことができるように転てつトング２０３は寸法決め及び 板カム２０の上への配置が行われる。

この場合にインキジェットプリンタ１の作動モードに依存しての回転方向の正し い選択はＲＤステーション６と同様にインキジェットプリンタ１の構成部分であ る制御装置により行われる。このために制御装置は電動機に連結されている。電 動機の制御のために制御装置は例えばマイクロプロセッサを備え、マイクロプロ セッサは公知の電気的切り換え装置を介して、電動機に印加される供給電圧の極 性とひいては電動機の回転方向を切り換える。ＲＤステーション６の電動機の制 御の他に第１図の電動機７３及び駆動装置９０もこの制御装置により制御される 。制御装置は通常は普通の方法で構成されている。

第５図、第６図、第７図はそれぞれころ２１が外側のカム輪郭軌道２０２を離れ 従ってＳＡ中キヤツプがプリンタヘッド列装置８にトンキングされている転てつ クラッチ２の状態を示す。第５図、第６図、第７図のこの状態の特徴は、ＳＡ中 キヤツプのドツキング状態ではころ２１は板カム２０の外側のカム輪郭軌道２０ ２にも内側のカム輪郭軌道２０１にも載っていないことにある。ころ２１が外側 のカム輪郭軌道２０２を離れると機械的てこ装置はばね力Ｆ２の作用のもとに載 置状態をとろうとする。これは、ばね力Ｆ２を補償する釣り合い力ＦＣが回転可 能支承の板カム２０により供給される第３図及び第４図とは異なり、ばね力Ｆ２ を補償する釣り合い力ＦＣがプリンタヘッド列装置８により供給されることによ り実現される。これは、ＳＡ中キヤツプのプリンタヘッド８へのドツキングのた めに旋回でこ３により行われる行程が、板カム２０のカム輪郭軌道２０１．２０ ２の間の段差Ｘより小さいことを意味する。これにより、ころ２１を板カム２０ の内側のカム輪郭軌道２０１から離すための空隙Ｘの値が得られる。空隙ΔＸに より、第６図及び第７図のころ２工の軌道切り換えにより付加的摩擦が発生しな いことが実現される。従ってころ２１を板カム２０の段差面２０４に押しつける ばね力Ｆｌは小さくともよい、ＲＤステーション６のための典型的な行程値は例 えば６〜１０ｍｍである。第５図のころ２１が板カム２０に相対的に段差面２０ ４と転てつトング２０３の間を動かされるのに対して第６図及び第７図のころ２ １は板カム２０の相対的に転てつトング２０３を通り過ぎる。

第８図及び第９図の上面図はそれぞれ第５図及び第７図の転てつクラッチ２の状 態を示す。軸３５をばね３６によりばね力Ｆ１で板カム２０の段差面２０４に押 さえつけられているころ２１が第８図の板カム２０の右回転の場合には転てつト ング２０３と段差面２０４の間を板カム２０に相対的に通り抜けて動かされ第９ 図の板カム２０の左回転の場合には転てつトング２０３の側を板カム３０に相対 的に通り抜けて案内されることが明瞭に図示されている。

第８図のころ２１の相対運動の場合には、転てつトング２０３の段差面２０４を ばね押ししている端部がころ２１から押されて離される。

第９図のころ２１の相対運動の場合にはころ２１は軸３５の上をずらされ、その 際にばね３６は圧縮される。その際にばね３６はころ２１により、ころ２１が転 てつトング２０３を通過するまで圧縮されている。

第１０図には板カム２０の右回転がさらに続いた場合にころ２１がばね力Ｆ２に 抗して再び外側のカム輪郭軌道２０２に到達しこれによりＳＡ中キヤツプがプリ ンタヘッド列装置８から外されることが示されている。板カム２０も右回転がさ らに続いた場合に第３図の転てつクラッチ２の状態が再び到来しＳＡ中キヤツプ のドツキング又は外しか新たに開始される。

第１１図は板カム２０の左回転がさらに続いた場合にころ２１が第７図及び第９ 図の転てつクラッチ２０３通過の後にばね力Ｆ１により板カム２０１．２０２の 段差Ｘに押しつけられることが示されている。板カム２０の左回転がさらに続（ と第６図の転てつクラッチ２の状態が到来しインキがプリンタヘッド８０のノズ ル噴出口からさらに汲み出される。

参照番号リスト ■　インキジェットプリンタ ２　転てつクラッチ ３　旋回てこ ４　吸い込み及び被覆キャップ（ＳＡキャ、７プ）５　ベローズポンプ ６　清掃及び密封ステーション（ＲＤステーション）７　キャリッジ ８　プリンタヘッド列装置 ９　プラテン １０　担持装置 ２０　板カム ２１　ころ ３０　第１の軸 ３１　てこ上部 ３２　てこ下部 ３３　第１のセンタリングフィンガー ３４　第２のセンタリングフィンガー ３５　第２の軸 ３６　第１のばね ３７　第２のばね ４０　中空室、凹部、吸い出し開口 ４１　バスタブ状ゴム挿入体 ４２　液体吸収性詰物 ４３　換気ノズル ４４　ジャーナル用ビン ５０　棒部材 ５１　ベローズ ５２　たわみ管 ５３　たわみ空気管 ５４　排出容器 ５５　換気弁 ７０　案内棒部材 ７１　たわみ牽引手段 ７２　方向変換ロール ７３　電動機 ８０　プリンタヘッド ８１　第１のセンタリングフィンガー ９０　駆動装置 ９１　伝動装置 １００．１０１．１０２　ケーシング壁２００　クランクピン ２０１　内側のカム輪郭軌道 ２０２　外がさのカム輪郭軌道 ２０３　転てつトング ２０４　段差面 ３１０．３１１　てこ上部の旋回アーム３１２．３１３　てこ上部の支持アーム ３１４　機材 ３１５　Ｕ字状凹部 ３１６　て二上部の中間部 ３１７　ポケット状凹部 ３２０　てこ下部のてこアーム ３２１　てこ下部の副アーム ３２２　第１の凹部 ３２３　第２の凹部 ３２４　第３の凹部　。

４１０　リップタイプシール ４１１　バスタブ開口 ア３０　第２の駆動ピニオン歯車 ８００　ノズル噴出口 ９００　第１の駆動ピニオン歯車 Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ　キャリッジの状態 ＡＢ　キャリッジの作業領域 ＤＢ　印字領域 ＤＭ　回転モーメント ＤＺ　印字ゾーン Ｆｌ、Ｆ２　ばね力 ＫＭ　傾動モーメント ＵＥＢ　キャリッジの行過ぎ領域 ａ　センタリング距離 Ｘ　段差 ΔＸ　空隙 ６　拓　１！ 国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．次のことを特徴とするインキジェットプリンタの中の清掃及び密封ステーシ ョンにおける異なる運動を発生及び分離するための装置。 ａ）電動機により駆動される板カム（２０）が、第１の運動を発生する半径方向 で突出し偏心配置されているクランクピン（２００）を有する。 ｂ）電動機により駆動される板カム（２００）が、板カム（２０）の２つの個所 で互いに移行する２つの互いに段状のカム輪郭軌道（２０１、２０２）を有する 。 ｃ）カム輪郭軌道（２０１、２０２）により案内されるころ（２１）が板カム（ ２０）に対して半径方向の第２の運動の発生のためにばね力（Ｆ２）により弾性 的に板カム（２０）に配置されている。 ｄ）板カム（２０）の輪郭に転てつトング（２０３）が配置され、転てつトング （２０３）は、電動機駆動の板カム（２０）の回転方向に依存しての板カム（２ ０）の回りのころ（２１）のころがり軌道の制御により第１の運動から第２の運 動を分離する。 ２．前記転てつクラッチ（２０３）が自己制御切り換えトングとして形成されて いることを特徴とする請求の範囲第１項記載のインキジェットプリンタの中の清 掃及び密封ステーションにおける異なる運動を発生及び分離するための装置。 ３．前記転てつトング（２０３）が、第１のカム輪郭軌道（２０１）が第２のカ ム輪郭軌道（２０２）へ移行する、前記板カム（２０）の上の２つの位置の間に 配置されることを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載のインキジェッ トプリンタの中の清掃及び密封ステーションにおける異なる運動を発生及び分離 するための装置。 ４．前記転てつトング（２０３）が、一端を前記第１のカム輪郭軌道（２０１） が前記第２のカム輪郭軌道（２０２）へ移行する前記２つの位置のうちの一方の 側の一端で前記板カム（２０）に固定され、他方の端部で前記双方のカム輪郭軌 道（２０１、２０２）に接触しながら前記板カム（２０）の段差面（２０４）に 衝突していることを特徴とする請求の範囲第１項から第３項のうちのいずれか１ つの項に記載のインキジェットプリンタの中の清掃及び密封ステーションにおけ る異なる運動を発生及び分離するための装置。 ５．前記ころ（２１）が軸方向ばね力（Ｆ１）に抗して前記カム輪郭軌道（２０ １、２０２）により案内されることを特徴とする請求の範囲第１項記載のインキ ジェットプリンタの中の清掃及び密封ステーションにおける異なる運動を発生及 び分離するための装置。 ６．前記ころ（２１）が前記第２の運動発生のために前記転てつトング（２０３ ）の作用のもとに交互に前記第１のカム輪郭軌道（２０２）の上に載ったり空隙 （Δｘ）だけ前記第２のカム輪郭軌道（２０１）から離されたりすることを特徴 とする請求の範囲第１項又は第５項記載のインキジェットプリンタの中の清掃及 び密封ステーションにおける異なる運動を発生及び分離するための装置。 ７．前記ころ（２１）が、前記第２の運動が前記第１の運動から分離されると空 隙（Δｘ）だけ前記第２のカム輪郭軌道（２０１）から離されることを特徴とす る請求の範囲第１項又は第５項記載のインキジェットプリンタの中の清掃及び密 封ステーションにおける異なる運動を発生及び分離するための装置。