JPH05502655A - 布の巻き軸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 市の巻き軸 本発明は一般に、布および類似の材料を、貯蔵および、または輸送するために巻 くことかできる巻き軸に関する。

発明の背景および要約 布または類似の材料か巻かれる巻き軸は、芯として規定される。

現在使用されている芯は従来からの構造のものであり、比較的寿命か短く、使い 捨ててあって返却されない荷であると考えられ、通常それぞれの使用後に捨てら れていた。その結果として、新しい芯か、交換用および次の出荷用として供給さ れなければならなかった。

しかし、それら芯は嵩高であるので、環境的に受け入れられる方法で使用済の芯 を廃棄することは困難であり、ますます高価になるようになりつつある。

これに対し本発明の芯は、繰返し使用することかでき、補充コストを本質的に減 少てき、そして廃棄問題を最小にすることかできる。

芯は、特別に設計された端部キャップと組合わされ、布が巻かれ、そして出荷の ための束すなわちモジュールに束ねられた時に、しっかりとはまり合って背筋れ しないように特別に構成されている。芯と端部キャップとは、好ましくは分離し た部材て構成されて、布または類似の材料か予定した受け部へ移された後に、こ れら構成部材は分離されかつコンパクトなパッケージにまとめられて出荷人の所 へ返却される。

本発明の目的は、布または類似の材料のために特別に設計された芯を提供し、そ の芯のために特別に設計された端部キャップを提供し、芯およびこの芯の両端の 端部キャップから構成された巻き軸を提供し、かつ二つまたはそれ以上の巻き軸 からなるモジュールを提供して、これらのすへてか前記の利点を存するようにす ることにある。その他の目的、特徴および利点は、下記の説明にしたかって、特 に添付の図面を考慮した時に、明らかになるであろう。

図面の簡単な説明 図１は、本発明にもとつき構成された巻き軸であって、所定幅のフィルムまたは 布のウェブまたは類似の材料を巻くことれができる芯を存し、かつこの芯の端部 に取外し可能に固定された端部キャップを存したものの斜視図である。

図２は図１に示された芯と端部キャップとで構成された巻き軸の分解斜視図であ る。

図３は一方の端部キャップの外側正面図である。

図４は図３に示された端部キャップの端面図である。

図５は図３に示された端部キャップの内側立面図である。

図６は図５の線６−６についての断面図である。

図７はある長さの布を巻いた芯を示す部分断面立面図である。

図８は図７の線８−８についての断面図であって、ロック位置におけるロック装 置を示す図である。

図９は図８の線９−９についての断面図である。

図１０は図７の線１０−１０についての断面図であり、解放位置における口ｙり 装置を示す図である。

図１１は図１０の線＋１−ＩＩについての断面図である。

図１２はモジュールとして結集された複数の巻き軸を示す斜視図であって、はっ きりさせるために芯の上に巻かれた布や、頂部および底部のパレットを省略した 図である。

図１３は図３に類似した図であって、補強リブおよび重量減少のための開口を有 する変形構造の端部キャップを示す図である。

図１４は連続でなく中断された波形の外周輪郭を有する変形端部キャップを示す 図である。

図１５は角部か変形されて全体かへ角形の輪郭を備える変形端部キャップを示す 図である。

図１６は図１３に類似した図であるか、端部キャップの外周部に沿った起伏輪郭 か、角ばらずにむしろ三角形状と称されるものである点か異なっている図である 。

図１７は端部キャップのさらなる変形例であって、その外周輪郭は角ぼっている か、台形模様と称されるものの図である。

図１８は巻き軸の一端部分の断面図であって、芯と端部キャップとの間の開放式 ロック構造の変形例を示す図である。

図１９は図１７と類似した図であるか、端部キャップと芯との間のロック構造の さらなる変形例を示す図である。

図１９Ａは芯の斜視図である。

図２０は図１９の線２０−２０についての断面図である。

図２１は芯に対する取り替え用フラップの取り付は詳細構造を示す、図２０の部 分拡大図である。

図２２は、９個の芯および１８個の端部キャップを含む９個の巻き軸と、頂部お よび底部パレットとを含む完全なモジュールを示す端面図である。

図２３は図２２に示すモジュールの側面図である。

図２４は４個の芯および８個の端部キャップと、頂部および底部パレットとを含 む完全なモジュールの端面図である。

図２５は図２４に示すモジュールの側面図である。

図２６は、９個の芯と１８個の端部キャップモジュールとからなる端部キャップ および芯を有した返却パッケージの端面図であって、頂部および底部パレットに 関するこれらの配置を示す図である。

図２７は図２６に示す返却パッケージの側面図である。

図２８は図２６および図２７に示す返却パッケージの平面図であって、その頂部 パレットを除いて示す図である。

図２９は、４個の芯と８個の端部キャップモジュールとか分離されてなる端部キ ャップおよび芯を有した返却パッケージを、それらの頂部および底部パレットに 関する配置とともに示す端面図である。

図３０は図２９に示す返却パッケージの側面図である。

図３Ｉは図２９および図３０に示す返却パッケージの平面図であって、頂部パレ ットを除いて示す図である。

図３２は標準形トラックトレーラの床の上に支持された４つの９本巻きの軸モジ ュールを示す端面図である。

図３３は図３２に類似した図であるが、同しトラックトレーラが、１段に、１０ 個の返却用の空の９本芯モジュールを積めることを示す図である。

図３４は標準形トラックトレーラの床上に支持された４個の４本巻き軸モジュー ルを示す端面図である。

図３５は図３３に類似した図であるが、同じ標準形のトラックトレーラが、１段 に、返却用の１２個の空の４本巻き軸モジュールを積めることを示す端面図であ る。

詳細な説明 図面、特に図１〜図Ｉ＋を参照すれば、巻き軸１０は、長く伸びる芯ｌ２および この芯の各端部の端部キャップ１４からなる。

芯１２は、好ましくは、その全長にわたって実質的に均一な円形断面の円筒チュ ーブ状に形成されている。芯は、もし必要なら、図２０に示すような補強リブを 有しても良い。

端部キャップ１４は、それぞれ同形の、好ましくはそれぞれ実質的に平らな比較 的薄い本体すなわち中央部１５と、いくらか厚いリム１７とを有する四角な板で ある。各端部キャップのリムの縁または外周は軸方向に外側の外周表面部分１６ と、軸方向に内側の外周表面部分１８とを有し、両方とも半径方向外向きに形成 されている。これら内側および外側の外周表面部分は、好ましくは起伏模様を持 って端部キャップの全周囲にわたって伸び、それぞれ交互に外に向う張り出し表 面部分２０および内向き凹状表面部分２０からなっている。これらの張り出し表 面部分および凹状表面部分は、好ましくは、アーチ形であるとともに一般にサイ ン波形状の輪郭を存して一体となっている。二つの表面部分１６および１８の波 形模様は、一つの張り出しおよび凹状部かそれぞれ池の凹状部および張り出しと 対応するように、１８０度位相かずれている。

各端部キャップの外側の波形すなわち外周表面部分１６の張り出し表面部分およ び凹状表面部分は、それぞれ、連結表面２３によって、内側の波形すなわち外周 表面部分Ｊ８の凹状表面部分および張り出し表面部分に連結されている。連結表 面２３は、端部キャップの軸心に関する所定の角度、好ましくは９０度以下の角 度で形成されている。

各端部キャップは、その中心において、軸心方向の内向きに伸びるチューブ状の 円筒形ハブ２４を有する。芯に組み付けられた時、ノ＼ブは芯の端の範囲で望遠 鏡状に配置され、好ましくは容易に組み立ておよび分解かできるように固定され る。

図６に示されるように、ハブは、径方向外側の表面に、横断面か半円形の環状溝 ２６を存する。芯はそれぞれの端部の近くに直径方向に対向して円周上に伸びる スロット２８を有し、このスロットは、端部キャップのハブが芯に差し込まれた 時に、溝２Ｇに対応する。スロット２８の幅は、好ましくは溝２６の幅と同しで ある。

各端部キャップ１４を解放可能に芯１２に固定するために、ロック装置３０か備 えられる。ロック装置３０はしなやかて弾力のある材料で作られ、端と端とて連 結されると矩形状の閉鎖環を形成可能な、はぼＣ字形の半環３２．３４を有して いる。半環３２はほぼ平行な円形断面の脚３６および３８を有する。半環３４も またほぼ円形断面の平行な脚４２および４４を有し、その端部は脚３６および３ ８の端部と連結される。部材３２の脚３６および３８は部材３４の脚４２および ４４よりもいくらか直径か大きいように形成されている。さらに詳しく説明する と、部材３２の脚３６および３８の幅は芯のスロット２８の幅よりも大きく、部 材３４の脚４２および４４の幅は、実質的に溝２６のスロット２８の幅と同じで ある。

ロック装置か、通常の弛められている、すなわち曲げられていない条件にある場 合において、脚３６および３８、同様に脚４２および４４は、芯の外径よりも小 さい距離、およびハブの溝２６の直径よりも小さい距離だけ離れて位置される。

ロック装置３０は芯に適合するように曲げられるかまたは伸ばされる。それから 芯と一緒に端部キャップのハブ２４内に差し込まれ、芯のスロット２８と一緒に 端部キャップのハブ溝２６に適合して、このロック装置の一つは、脚４２および ４４かスロット２８をばちりと通り抜けるまで芯に沿って滑り、溝２６にはまり 込んで、端部キャップを解放可能に芯に固定する（図８参照）。端部キャップお よび芯は、口・ツク装置３０の脚４２および４４の代りに脚３６および３８を溝 ２８に適合するまで移動させることによって、弛めることかできる（図１０参照 ）。脚３６および３８は、スロット２８よりも幅か広いので溝にはまらない。

布または類似の材料Ｆは、各巻き軸における端部キャ・ノブとうしの間の芯の上 に巻くことかできる。

芯の上に巻かれたフィルムまたは布のロールは、芯とうしか平行になるとともに 、これら芯か縁どうしか接触している端部キャップに直角になるように、これら フィルムまたは布か巻かれた巻き軸を配列することによって、束すなわちモジュ ールに集合させることかできる。波形縁部分１６およびＩ８は互いにはまり合い 、これらは位相が異なっているので、縦方向および横方向のずれか防がれる。布 を巻いた任意の数の巻き軸を束ねたり集合させることかできる。たとえば、モジ ュールを、２列幅で２列高さの巻き軸、または３列幅で３列高さの巻き軸から作 ることかできる。隣接する端部キャップの側方縁どうしの波形縁部分１６および １８は各列においてはまり合い、かつ隣接する端部キャップの頂部および底部縁 の波形縁部分１６および１８は、各列においてはまり合う。図１２は９個（３列 幅て各列当り３個の巻き軸を含む）の巻き軸のモジュールを示すか、明確化のた めに、布と、端部キャップを芯に解放可能に固定するロック装置と、以下におい てさらに詳しく説明する頂部および底部パレットとは省略しである。縁と縁との はまり合いの状態は、図１２に明示されている。

図１３〜図１７は、変形構造の端部キャップを示す。図１３に示されている端部 キャップ１４ａは、重量軽減の目的で本体に形成された開口５０を除いては、上 記において説明された端部キャップ１４と実質的に同してあり、また補強リブ５ ２を備えている。

図１４に示す端部キャップ１４ｂは、４つの角における波形に起伏したサイン波 形状の輪郭か、その長さ方向の中央部で途切れていることを除いて、図１３の端 部キャップ１４ａに類似している。ここでは、まっすぐかつ平らで、しかも起伏 状の特徴がない中央部分５４が、各縁に存在する。

図１５は、図１３の端部キャップ＋４ａに類似しているか、実質的にへ角形状に なるように角部か変形された端部キャップ１４ｃを示す。モジュール内で明らか にこれらの角部は他の端部キャップの角部と接触せず、端部キャップ１４ｃどう しの係り合いは、起伏を持ったこれらの側面に沿ってたけ発生する。

図１６は、縁に沿った起伏模様か、図１３のサイン波形状の輪郭であるというよ りはむしろ、はぼ三角形の角ばった部分からなるという点を除いて、この図１３ における端部キャップ１４ａに本質的に類似した端部キャップ１４ｄを開示して いる。

図１７の端部キャップ１４ｅは、図１６の端部キャップ１４ｄと起伏の輪郭が異 なっており、角ぼって形成された部分は、外観上、截頭状または台形状に形成さ れている。

図１８は芯１２ａと端部キャップ１４ｆとの間の結合の変形例を示している。図 １８の芯１２ａは、その一端において外側にねじが切られ、かつその端部から少 し内側に入った位置に環状溝５６を存する点で、先に説明した芯とは異なってい る。１１１５６に適合したスナップリング５７が、芯の周囲を越えて半径方向の 外向きに突出している。端部キャップ１４ｆは、図３および図１３〜図１７の内 のいずれか任意のものに相当する外周輪郭を持つことかでき、かつ、少々変形さ れた形態のハブ２４ａであって、芯の端部を滑り越えてスナップリング５７に接 するものを存する。芯の端部にねじ込まれたナツト５８かハブの凹部５９に締ま り付くことで、端部キャップを芯に対し開放可能に固定する。

他方の端部キャップ１４ｆも、同様のスナップリングおよびナツトを用いた同様 の方法て、芯の他端に明らかに解放可能に固定することかできる。

図１９は図１８に示した解放可能な結合構造の変形例であって、カラー６０か、 芯の一端に溶接されるか、または完全に固定されている。

カラー６０は、その内側の端部に、半径方向の外向きに突出した接触部６１を有 する。カラーの外端には、外ねじか形成されている。カラーにねじ合わされたナ ツト６４は、ハブの外端の凹部６３に接して、端部キャップを接触部６１に対し て締め付ける。芯の他端の端部キャップは、明らかに、類似の方法を用いて、カ ラーおよびナツトによって解放可能に固定することかできる。

図１８および１９の両方において、芯と端部キャップとの間の結合は回転できる 結合であって、端部キャップか静止している間に芯を回転することかできる。回 転可能な結合によって、芯からの材料の巻き戻しか容易に行われる。

図１９に示された芯１２ａは、図１９ａ、図２０および図２１においてより明ら かに示されているように、端部キャップどうしの間で少々異なった構造を持って いる。両方の端部キャップとうしの間にアーチ形の取り替え可能な可撓性フラッ プ６６か設けられ、このフランジは、芯の周囲をほぼ９０度の範囲で包囲する。

長手方向に伸びるフラップいて芯の外側の表面は、長手方向に伸びるアンダカッ トすなわち蟻溝６８を有し、この溝は、フラップの長手方向の縁に沿った張り出 しフランジ７０を取り外し可能に受け止める。これらフランジは、溝に差し込ま れる場合に十分に曲げられるように、十分な可撓性を有する。フラップの他方の 長手方向縁は芯に対して自由で、布のウェブなどの導入端をフラップの下に差し 込めるようにして、二回目以降の巻き部か導入端の上に巻かれる場所で、巻かれ る布の次の巻きがパーマネントマークまたは崩れを起こさないようにすることが できる。

図１２を参考にしてすてに示唆したように、完成したモジュール〜１は、好まし くは頂部パレット７２および同様の底部パレット７３を含んでいる。これらパレ ットは、図２２〜図３５に示されている。パレットは一般に矩形で、二つの短い 方の側部のそれぞれに、各芯の両端の端部キャップとうしと同じ距離だけ離れて 、平行面ストリップ７４を存する。頂部パレットおよび底部パレットのストリッ プ７４は、モジュール内で端部キャップにはまり合うように、直接互いに向き合 っている。それぞれのパレットは、各側面に沿って、縁部保持フランジ７９およ び肩部８１を備えている。パレットのストリップは、図２２．２３．２４．２５ ．２８．２９および３１にもっとも良く示されている。

各ストリップ７４は横方向の外側表面部分８２および横方向の内側表面部分８４ （図２３）を有し、それらは起伏すなわち波形模様の全長にわたって伸びる。こ れらの波形表面部分は、ｔＭ部キャップと同じ模様を持つ。すなわち、もし芯か サイン波形状の模様を備えた端部キャップ１４．１４ａ、１４ｂまたは１４ｃを 持つならば、あるいは変形された三角形または台形模様を備えた端部キャップ１ ４ｄまたは＋４ｅを持つならば、ストリップ７４にも端部キャップのそれに適合 する模様を持たせる。各ストリップ上の波形表面部分８２および８４は、端部キ ャップの縁上の波形模様とちょうど同様に、位相か１８０度異なっている。

巻き軸は、その底部の列の端部キャップの下縁がスト？ノツプ７４に係り合わさ れて、底部パレットの上に置かれる。それから、頂部パレットか、巻き軸の頂部 列の端部キャップの上部縁かストリップ７４に係り合わされるように、この巻き 軸の上に置かれる。モジュールは、頂部および底部パレットを含めて、番号８６ で示されるような帯なとて一体に縛られる。

図２２および図２３は、それぞれ三本の巻き軸を各列に有する三列の９個の巻き 軸からなるモジュールＭを示しており、底部パレットにて支持されるとともに頂 部パレットにてカバーされ、かつストラップ８６によって一体に縛られている。

縛られた巻き軸は、パレットの長手方向に伸びている。底部列の巻き軸の端部キ ャップの起伏縁部分は、底部パレットの対向端に沿った起伏ストリップ７４とは まり合う。頂部パレットは、頂部列の端部キャップの起伏縁部分が、頂部パレッ トの端に沿ったストリップ７４の起伏模様とはまり合うように、巻かれた軸の頂 部列に適合する。すべての巻き軸における隣接キャップの起伏Ｒ部分は、互いに はまり合う。このようにして非常に安定なモジュールが提供され、モジュール内 では、それぞれの巻き軸が長手方向にも横方向にも移動しないように制約を受け る。

図２４および図２５は、底部列内に２本の巻き軸を備えるとともに、頂部列内に も２本を備えた４本ロールのモジュールＭを示している。

巻き軸はパレットの長手方向に伸びており、その端部キャップが隣接する端部キ ャップとはまり合い、かつ頂部および底部パレットの端部のストリップともはま り合っている。９本の巻き軸のモジュールに使用されたのと同じパレットを、４ 本の巻き軸のモジュールにも使用することかできる。図２４および図２５に示さ れた端部キャップは、番号＋４ｂか付されて図１４に示されたタイプのものであ り、また図２２および図２３の端部キャップは、［１１３に示されたタイプのも のである。

とのモジュールにおいてもすべての端部キャップが同じ縁形態すなわち円周の波 状形態を持っていれば、明らかにとの端部キャップも代用することかできる。

図２６〜図３１は、これまで説明した二つのモジュールのための返却パッケージ の形態を示している。図２６〜図２８において、返却パッケージは、９本の巻き 軸のモジュールから分離された９個の芯と１８個の端部キャップとからなってい る。これらの図は便利な返却パッケージを形成するための可能な部品配列形態を 示しており、そこにおいて芯は、頂部パレット７２および底部パレット７３の両 側部のほぼ中央において長手方向に伸び、３箇所において５個の端部キャップを 積み重ねたものが底部パレット上に配置され、この点は図２８においてもっとも 良く示されている。３つの残された端部キャップ群は縁部て立っており、それら の起伏円周は、頂部および底部のパレットの端部で起伏ストリップとはまり合っ ている。このような端部キャップのうちの二つは、図２６に示されるように一端 側に位置され、第三の端部キャップは他端側に位置される。この返却パッケージ は、適当な帯材て一体に束ねられる。頂部パレットが底部パレットに対して長手 方向にずれるのを防ぐために、各パレットは、側面縁の長さ方向の中央部に、パ ネル９０を有することができる。このパネルは、「蝶番」によりパレットに一体 的に連結されて、垂直位置すなわち動作位置へと揺動し、向かい合ったパレット の方へ突出して、このパレットに実質的に係り合う。一方のパレットにおけるこ のようなパネル９０と、パッケージの反対側の他のパレットにおけるもう一つの パネル９０てあって、半体側のパレットに対向する動作位置へと揺動するものと によって、パレットおよびパッケージの全体か安定する。

４個の巻き軸のモジュールにおける分離された部品のための返却パッケージか、 図２９〜図３１に示されている。そこでは、パレットの一端において２個の積み 重ね体か隣接され、他端において２個の積み重ね体か隣接され、かつ隣接する積 み重ね体の端部キャップの縁の起伏縁すなわち外周をはめ合わせることで、８個 の端部キャップか配置されている。底部パレット上にそれぞれ２個ずつ４組の積 み重ねとして配置されている４本の芯か、４個の端部キャップ積み重ね体の上に おいて、底部パレットの長手方向に配置されている。次に頂部パレットは端部キ ャップと芯との組立物の上に置かれ、そして返却パッケージの全体か、適当な帯 ８６によって一体に束ねられる。

図３２は、車輪Ｗを存するトラックトレーラＴの床の上に、９本巻き軸モジュー ルが４個支持されたものを示している。これらのモジュールは、各積み重ね列ご とに２段のモジュールを備えて、並んだ２列の積み重ねとして配置され、各積み 重ね段ごとに、上側のモジュールの底部パレットか下側のモジュールの頂部パレ ットの上に置かれている。布なとか芯から巻き戻されるとともに、芯と端部キヤ ツジとパレットとか返却パッケージとして形成された後に、図３３から明らかな ように、これら返却パッケージは寸法的に十分に小さくされ、その１０個をトラ ックに積むことかできる。図３２および図３３では、これらのモジュールおよび 返却モジコールは並んだ２列だけしか図示されていないか、これ以上の積み重ね 体を、トラックのホディの長さに応して、前の空間にても後の空間にても入れる ことかできる。

図３４および図３５は、図３２および図３３に示されるような９つモジュールと 同し概念の、巻き軸の４つの組み立てモジュールを図示している。

諸表子５−５０２６５５　（１０） 要　約　書 布または類似の材料のための巻き軸であって、材料か巻かれる芯と、この芯の各 端部に取外し可能に固定された端部キャップとを含む。芯は、取替え可能な可撓 性フラップを存し、このフラップは、芯の周囲をほぼ９０度の範囲て包囲して、 布または類似の材料の導入端をこのフラップの下に差し込めるようにして、二回 目以降の巻き部か導入端の上に巻かれるときにパーマネントマークまたは崩れを 起こさないようにされる。端部キャップは、その外周に沿い起伏模様を育して、 二またはそれ以上の巻き軸かモジュールにされたときに、他の端部キャップとは まり合う。モジュールは頂部および底部パレットと結合され、出荷のために縛り 合わされる。芯および端部キャップは分離可能な部品で構成されて、材料か巻き 戻された後に、出荷者への返却のために、これらの部品か分離されかつコンパク トなパッケージとして結合される。

国際調査報告

Claims (40)

【特許請求の範囲】
1. １．ある長さの可撓性材料を巻くことができる芯の一端に取り付けられる端部キ ャップであって、軸方向に内側の多角形外周表面部分と軸方向に外側の多角形外 周表面部分とを含む多角形状の半径方向外側周辺部を有し、前記内側および外側 の多角形外周表面部分は、半径方向の外向きに面するとともに、外向きの張り出 しと内向きの凹みとを交互に有する表面部材からなる起伏模様によってその周辺 の少なくとも一部分にわたってひろがっており、前記起伏する軸方向に内側およ び外側の外周表面部分は、周辺に関し互いにずらせて配置されて、一方の外周表 面部分における前記張り出し表面部分および凹状表面部分が、他方の外周表面部 分における張り出し表面部分および凹状表面部分と、軸方向に一致しないように 構成され、かつ、二つの端部キャップにおける前記軸方向に内側および外側の外 側表面部分の張り出し表面部分および凹状表面部分が互いにはまり合うとともに 、前記軸方向に一致しない表面部分が二つの端部キャップの相対的な軸方向の移 動を阻止するように、これら二つの端部キャップが縁と縁とを接触して配列され るように構成されていることを特徴とする端部キャップ。
2. ２．前記内側および外側の外周表面部分が、外周方向に実質的に連続して伸びて いることを特徴とする請求項１記載の端部キャップ。
3. ３．前記内側および外側の外周表面部分が、周方向に間隔をおいた断続模様状に 伸びていることを特徴とする請求項１記載の端部キャップ。
4. ４．前記外周が矩形であることを特徴とする請求項１記載の端部キャップ。
5. ５．前記外周が正方形であることを特徴とする請求項１記載の端部キャップ。
6. ６．前記外周が８角形であるとともに、前記外周表面部分の前記起伏模様が、少 なくとも一つおきの縁に沿って伸びていることを特徴とする請求項１記載の端部 キャップ。
7. ７．前記張り出し表面部分および凹状表面部分はアーチ形であり、かつサイン波 形状に融合して一体となっていることを特徴とする請求項１記載の端部キャップ 。
8. ８．前記張り出し表面部分および凹状表面部分は、端から端へ連結される角張っ た直線部分にて構成されていることを特徴とする請求項１記載の端部キャップ。
9. ９．前記外周が正方形であり、前記張り出し表面部分および凹状表面部分は、ア ーチ形であって、サイン波形伏に融合して一体となっていることを特徴とする請 求項１記載の端部キャップ。
10. １０．前記内側の外周表面部分および外側の外周表面部分は、内側の外周表面部 分の張り出し表面部分および凹状表面部分が、外側の外周表面部分の凹状表面部 分および張り出し表面部分と一致するように、互いに実質的に位相が１８０度ず らされていることを特徴とする請求項１記載の端部キャップ。
11. １１．前記内側の外周表面部分の前記張り出し外周表面部分および凹状外周表面 部分は、前記外側の外周表面部分の前記凹状表面部分および張り出し表面部分と 、それぞれ、前記端部キャップの軸に対し角度を有して配置された連結表面にて 結合されていることを特徴とする請求項１０記載の端部キャップ。
12. １２．長尺の可撓性材料のための巻き軸であって、長い芯と、前記芯のそれぞれ の端部に設けられて径方向の外向きに伸びる端部キャップとを有し、この端部キ ャップは、軸方向に内側の多角形外周表面部分と軸方向に外側の多角形外周表面 部分とを含む多角形状の半径方向外側周辺部を有し、前記内側および外側の多角 形外周表面部分は、半径方向の外向きに面するとともに、外向きの張り出しと内 向きの凹みとを交互に有する表面部材からなる起伏模様によってその周辺の少な くとも一部分にわたってひろがっており、前記端部キャップにおいて起伏する軸 方向に内側および外側の外周表面部分は、周辺に関し互いにずらせて配置されて 、一方の外周表面部分における前記張り出し表面部分および凹状表面部分が、他 方の外周表面部分における張り出し表面部分および凹状表面部分と、軸方向に一 致しないように構成され、かつ、２本の巻き軸の芯が平行になるように、また前 記軸方向に内側および外側の外周表面部分の張り出し表面部分および凹状表面部 分が互いにはまり合うとともに、前記軸方向に一致しない表面部分が二つの端部 キャップの相対的な軸方向の移動を阻止すべく、前記芯の各端部における端部キ ャップが縁と縁とを接するように、前記２本の巻き軸が配列されていることを特 徴とする巻き軸。
13. １３．各端部キャップの前記内側および外側の外周表面部分が、外周方向に実質 的に連続して伸びているることを特徴とする請求項１２記載の巻き軸。
14. １４．各端部キャップの前記内側および外側の外周表面部分が、周方向に間隔を おいた断続模様状に伸びていることを特徴とする請求項１２記載の巻き軸。
15. １５．前記端部キャップの前記外周が矩形であることを特徴とする請求項１２記 載の巻き軸。
16. １６．前記端部キャップの前記外周が正方形であることを特徴とする請求項１２ 記載の巻き軸。
17. １７．各端部キャップの前記外周が八角形であるとともに、前記外周表面部分の 前記起伏模様か、少なくとも一つおきの縁に沿って伸びていることを特徴とする 請求項１２記載の巻き軸。
18. １８．前記張り出し表面部分および凹状表面部分はアーチ形であり、かつサイン 波形状に融合して一体となっていることを特徴とする請求項１２記載の巻き軸。
19. １９．前記張り出し表面部分および凹状表面部分は、端から端へ連結される角張 った直線部分にて構成されていることを特徴とする請求項１２記載の巻き軸。
20. ２０．端部キャップは前記芯の一端部とともに望遠鏡状部分を構成する軸方向に 伸びた部分を有し、望遠鏡状部分の外側は直径方向に離れ合ったスロットを有す るとともに望遠鏡状部分の内側は前記スロットに対応する凹部を有し、かつ、解 放可能なロック装置が、前記スロットを通過して前記凹部へ突出して前記端部キ ャップを前記芯に解放可能に固定するロック要素を有することを特徴とする請求 項１２記載の巻き軸。
21. ２１．前記ロック装置は、その一端の近傍で相対的に小さい横断面を有すること で前記ロック要素を構成する第一部分と、対向端の近傍で前記第一部分よりも十 分大きい横断面を有して前記空所内へ突出することができない第二部分とを有し た、横方向に間隔をおいた脚を備え、かつ前記ロック装置は、前記脚の前記第一 部分を前記スロットおよび凹部に適合させる位置の方向へ滑らせることができる とともに、前記脚の前記第二部分を前記スロットおよび凹部に適合させる位置へ の反対方向に滑らせることができるように構成されていることを特徴とする請求 項２０記載の巻き軸。
22. ２２．前記端部キャップの前記外周が正方形であり、前記張り出し表面部分およ び凹状表面部分は、アーチ形であって、サイン波形状に融合して一体となってい ることを特徴とする請求項１２記載の巻き軸。
23. ２３．前記各端部キャップの前記内側の外周表面部分および外側の外周表面部分 は、前記内側の外周表面部分の前記張り出し表面部分および凹状表面部分が、前 記外側の外周表面部分の前記凹状表面部分および張り出し表面部分と一致するよ うに、互いに実質的に位相が１８０度ずらされていることを特徴とする請求項１ ２記載の巻き軸。
24. ２４．各端部キャップの前記内側の外周表面部分の前記張り出し外周表面部分お よび凹状外周表面部分は、前記外側の外周表面部分の前記凹状表面部分および張 り出し表面部分と、それぞれ、前記端部キャップの軸に対し角度を有して配置さ れた連結表面にて結合されていることを特徴とする請求項１２記載の巻き軸。
25. ２５．前記キャップの一方が、前記芯の一端を受ける中央開口と、前記芯の一端 から間隔をおいて配置された接触部と、前記芯の一端に取外し可能に固定されて 前記端部キャップを前記接触部に締め付けるリテーナとを有することを特徴とす る請求項１２記載の巻き軸。
26. ２６．前記芯は環状溝を有し、前記接触部は前記溝内に装着されるスナップリン グであることを特徴とする請求項２５記載の巻き軸。
27. ２７．カラーが前記芯の一端上に固定され、前記カラーは前記芯の前記一端から 離れた端部において環状の接触部を有し、前記端部キャップの一方は、前記カラ ーを受止めるとともに前記接触部に接触する中央開口部と、前記カラーに取外し 可能に固定されて前記一方の端部キャップを前記接触部に締め付けるリテーナと を有することを特徴とする請求項１２記載の巻き軸。
28. ２８．前記芯は、この芯上に巻き付けられた材料の巻き戻しを容易にするように 前記端部キャップに回転可能に結合されていることを特徴とする請求項１２記載 の巻き軸。
29. ２９．長尺の可撓性材料のための巻き軸のモジュールであって、前記各巻き軸が 、長い芯と、前記芯のそれぞれの端部に設けられて径方向の外向きに伸びる端部 キャップとを有し、この端部キャップは、軸方向に内側の多角形外周表面部分と 軸方向に外側の多角形外周表面部分とを含む多角形状の半径方向外側周辺部を有 し、前記内側および外側の多角形外周表面部分は、半径方向の外向きに面すると ともに、外向きの張り出しと内向きの凹みとを交互に有する表面部材からなる起 伏模様によってその周辺の少なくとも一部分にわたってひろがっており、前記端 部キャップにおいて起伏する軸方向に内側および外側の外周表面部分は、周辺に 関し互いにずらせて配置されて、一方の外周表面部分における前記張り出し表面 部分および凹状表面部分が、他方の外周表面部分における張り出し表面部分およ び凹状表面部分と、軸方向に一致しないように構成され、前記巻き軸のモジュー ルは、これら巻き軸の芯どうしが平行であり、かつ、前記軸方向に内側および外 側の外周表面部分の張り出し表面部分および凹状表面部分が互いにはまり合うと ともに、前記軸方向に一致しない表面部分が二つの端部キャップの相対的な軸方 向の移動を阻止すべく、隣接する芯の各端部における端部キャップが縁と縁とを 接するように構成されていることを特徴とする巻き軸のモジュール。
30. ３０．前記モジュールは、前記のように縁と縁とを接する前記巻き軸の端部キャ ップを備えた、少なくとも２本の巻き軸を有することを特徴とする請求項２９記 載の巻き軸のモジュール。
31. ３１．前記のように縁と縁とが接する少なくとも２本の巻き軸を各別に有する少 なくとも２列の巻き軸を有し、前記巻き軸列は、前記２列内において前記のよう に端部キャップの縁と縁とを接触させて互いに積み重ねられていることを特徴と する請求項２９記載の巻き軸のモジュール。
32. ３２．前記端部キャップの前記外周が矩形であることを特徴とする請求項２９記 載の巻き軸のモジュール。
33. ３３．底部パレット上に支持されるとともに、頂部パレットによって覆われ、か つ巻き軸およびパレットを一体に縛る手段を有することを特徴とする請求項２９ 記載の巻き軸のモジュール。
34. ３４．前記頂部および底部パレットは、対向するパレットに面する側に、芯の端 の端部キャップどうしの間と同距離だけ離れて位置する長い表面ストリップをそ れぞれ有し、前記互いに向き合った頂部および底部パレットの前記表面ストリッ プが２組の向き合ったストリップを構成し、各ストリップは横方向内側表面部分 と横方向外側表面部分とを含み、前記横方向内側表面部分および横方向外側表面 部分は、前記端部キャップの前記軸方向の内側および外側の外周表面部分の模様 に適合してはまり合う起伏模様を、実質的に前記ストリップの全長にわたって有 することを特徴とする請求項３３記載の巻き軸のモジュール。
35. ３５．前記張り出し表面部分および凹状表面部分はアーチ形であり、かつサイン 波形状に融合して一体となっていることを特徴とする請求項２９記載の巻き軸の モジュール。
36. ３６．各巻き軸の前記端部キャップが取外し可能に固定されて、材料が前記軸か ら巻き戻された後に前記芯と端部キャップは、互いに分離されるとともに、前記 パレットと結合されてコンパクトな返却パッケージを構成し、この返却パッケー ジにおいて、前記パレットは、前記表面ストリップとともに、互いに向き合う関 係によって二組の対向ストリップを構成し、前記芯は、互いに平行関係を保って 前記ストリップどうしの間で直角に伸びるように配列され、前記端部キャップの いくつかは、前記パレットの間における前記芯の両側で複数の積み重ね体となっ て、前記芯の横方向への移動を防ぐように構成され、そして残りの端部キャップ は、その軸方向の内側および外側の外周表面部分が前記ストリップの前記横方向 の内側および外側表面部分とかみ合うように配置されていることを特徴とする請 求項３４記載の巻き軸のモジュール。
37. ３７．各巻き軸の前記端部キャップが取外し可能に固定されて、材料が前記軸か ら巻き戻された後に前記芯と端部キャップは、互いに分離されるとともに、前記 パレットと結合されてコンパクトな返却パッケージを構成し、この返却パッケー ジにおいて、前記パレットは向かい合った平行関係に配置され、少なくとも前記 端部キャップのいくつかは前記パレットどうしの間で複数の積み重ね体として配 置され、かつ前記芯は、互いに平行関係をなして、前記端部キャップの積み重ね 体と前記パレットとの間に閉じ込められるように配置されていることを特徴とす る請求項３４記載の巻き軸のモジュール。
38. ３８．巻き軸であって、長い可撓性材料が巻かれるように構成された伸びた芯と 、この芯の一端部に端部キャップを有して前記芯に前記材料を保持する手段とを 有し、前記端部キャップは前記芯の一端において軸方向に望遠鏡状に伸びる部分 を有し、前記望遠鏡状部分の外側は直径方向に離れ合ったスロットを有するとと もに前記望遠鏡状部分の内側は前記スロットに対応する凹部を有し、前記巻き軸 は、前記端部キャップを前記芯に固定するための解放可能なロック装置を有し、 このロック装置は、前記望遠鏡状部分を包囲するとともに互いに横方向に間隔を おいた長い脚を含み、この脚は、その一端の近傍で横方向に間隔をおいた第一部 分を有するとともに、その他端の近傍で横方向に間隔を置いた第二部分を有し、 前記ロック装置は、前記第一部分を前記スロットおよび凹部に適合させる第一位 置ヘスライドすることができるとともに、前記第二部分を前記スロットおよび凹 部に適合させる第二位置ヘスライドすることができるように構成され、前記第一 位置は、前記ロック装置がこの第一位置にあるときに、前記スロットを通過して 前記凹部にへ突出して前記端部キャップと芯とを一体に固定するように構成され 、かつ前記第二位置は、前記ロック装置がこの第二位置にあるときに、前記芯お よび端部キャップを解放すべく前記凹部を空にするように構成されていることを 特徴とする巻き軸。
39. ３９．前記ロック装置は、可撓性を有して、前記望遠鏡状部分上で伸張され、か つ曲げ圧力でもってこの望遠鏡状部分を包囲するように構成されていることを特 徴とする請求項３８記載の巻き軸。
40. ４０．前記凹部は連続した環状溝の一部分であって、前記のように前記ロック装 置の脚の前記第一部分によって前記芯が前記端部キャップに固定されたときに、 この芯が端部キャップに対し相対的に回転可能なように構成されていることを特 徴とする請求項３８記載の巻き軸。