JPH0769341A - ロール状製品の梱包体 - Google Patents

ロール状製品の梱包体

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JPH0769341A
JPH0769341A JP21851493A JP21851493A JPH0769341A JP H0769341 A JPH0769341 A JP H0769341A JP 21851493 A JP21851493 A JP 21851493A JP 21851493 A JP21851493 A JP 21851493A JP H0769341 A JPH0769341 A JP H0769341A
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JP
Japan
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roll
shaped product
roll core
right angle
crest
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JP21851493A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamano
浩市 山野
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用する軸受け部材のコストが安く購買管
理、組み立て生産管理にも工数を要しないロール状製品
の梱包体を提供するにある。 【構成】 収納箱2内に収納されたロール状製品1の両
端中空部内に収納箱内2の両側に収納配置された軸受け
材3の軸受け部39が挿入支持されているロール状製品
1の梱包体において、軸受け部材3は、厚紙製帯状体3
1が折曲されて筒体が形成され、筒体の一端縁から連設
された複数個の山部35、35、・・が筒体の内方にほ
ぼ直角に折曲され、各山部35、35、・・の先端の凸
片37、37、・・が筒体の内方に山部35、35、・
・とはほぼ直角に折曲され、複数個の凸片37、37、
・・により軸受け部39が形成されて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フィルムや粘
着シート等を巻き芯の回りに巻き付けたロール状製品の
梱包体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、フィルムや粘着シート等
を巻き芯の回りに巻き付けたロール状製品の梱包体は、
単なる段ボール箱に収納するばかりでなく、段ボール箱
内に軸受け部材が収容され、段ボール箱内のロール状製
品はその両端中空部内に軸受け部材の軸受け部が挿入支
持されている。このようにロール状製品は段ボール箱内
において、軸受け部材の軸受け部により支持されること
によりロール状製品の特に端縁のエッジ部が損傷をうけ
ることから免れ、ロール状製品の保存、輸送において都
合がよい。
【0003】ところで、従来のロール状製品の梱包体に
おいては、図4に示すように、木製軸受け板(ロ)の中
央部に穿設された透孔(イ)に、一端に係止用のフラン
ジ(ハ)が設けられた合成樹脂製軸芯(ニ)が挿入され
た軸受け部材(ホ)が段ボール箱(ヘ)内の両端に収納
され、段ボール箱(ヘ)内において、ロール状製品
(ト)の両端中空部内に軸受け部材(ホ)の軸芯(ニ)
が挿入支持され、ロール状製品(ト)は段ボール箱
(ヘ)内において、いわば中吊り状態に収納されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すような、従来のロール状製品の梱包体においては、
ロール状製品(ト)を段ボール箱(ヘ)内から取り出し
た後は段ボール箱(ヘ)及び軸受け部材(ホ)は廃棄さ
れるものであり、木製軸受け板(ロ)や合成樹脂製軸芯
(ニ)を使用した軸受け部材(ホ)はコスト高である
上、合成樹脂製軸芯(ニ)は焼却すると高熱を発して焼
却炉を損傷するので適当場所に廃棄せざるを得ず、と言
って廃棄場所も容易には得られない問題がある。
【0005】又、このような木製軸受け板(ロ)や合成
樹脂製軸芯(ニ)を使用した軸受け部材(ホ)は部品点
数が多く購入ルートが異なるので購買管理、組み立て生
産管理にも工数を要し煩瑣なものであった。
【0006】本発明は、上記の従来のロール状製品の梱
包体における問題点に着目してなされたものであり、そ
の目的とするところは、従来のロール状製品の梱包体に
おける問題点を解消し、使用する軸受け部材のコストが
安く購買管理、組み立て生産管理にも工数を要しないロ
ール状製品の梱包体を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のロール状製品の梱包体においては、収納箱
内に収納されたロール状製品の両端中空部内に収納箱内
の両側に収納配置された軸受け材の軸受け部が挿入支持
されているロール状製品の梱包体において、軸受け部材
は、厚紙製帯状体が折曲されて筒体が形成され、筒体の
一端縁から連設された複数個の山部が筒体の内方にほぼ
直角に折曲され、各山部の先端の凸片が筒体の内方に山
部とはほぼ直角に折曲され、複数個の凸片により軸受け
部が形成されて構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0008】本発明において、収納箱の材質としては、
特に限定されるものではないが、例えは、段ボール、カ
ートン紙等の梱包材料として必要な強度を備え、安価で
焼却し易い材質を使用することが望ましい。又、本発明
において、厚紙製帯状体の厚紙の材質としては、特に限
定されるものではないが、例えば、段ボール、カートン
紙等の軸受け部材としての必要な強度を備え、且つ、安
価な材料を使用することが望ましく、厚紙製帯状体が折
曲されて形成される筒体としては、円筒体及び角筒体の
いずれでもよいが、この筒体が収納される段ボール箱内
で妄動しないようになっていることが望ましく、特に、
厚紙箱の内壁面に密接する四角筒が望ましい。
【0009】
【作用】本発明のロール状製品の梱包体においては、軸
受け部材は、厚紙製帯状体が折曲されて筒体が形成さ
れ、筒体の一端縁から連設された複数個の山部が筒体の
内方にほぼ直角に折曲され、各山部の先端の凸片が筒体
の内方に山部とはほぼ直角に折曲され、複数個の凸片に
より軸受け部が形成されて構成されているものであるか
ら、使用後は焼却することにより廃棄場所を何ら必要と
しないものであり、段ボール製であるから、従来の木製
軸受け板(ロ)や合成樹脂製軸芯(ニ)を組み立てたも
のに比較してコストが安く、購買管理、生産管理に煩瑣
な工数を必要としない。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図により説明する。
図1は本発明ロール状製品の梱包体の一例を示す分解斜
視図である。図1において、1はロール状製品であり、
このロール状製品1はセルロース系不織布の両面に粘着
剤が塗布され、剥離紙を介して巻き芯11に巻き付けら
れたものである。2はロール状製品1が収納される段ボ
ール箱であり、上方の開口部周縁に4枚の蓋21、2
1、・・が一体に設けられている。
【0011】3、3はロール状製品1の両端部に設けら
れた軸受け部材であり、これらの軸受け部材3、3は図
2に示す帯状段ボール紙31を組み立てて製作される。
即ち、帯状段ボール紙31には4個の矩形部32、3
2、・・が相互間に折れ線33、33、33を介して連
設され、端部の矩形部32の端部に糊代部34が折れ線
33を介して連設されている。
【0012】各矩形部32、32、・・の一側縁には山
部35、35、・・が折れ線36、36、・・を介して
連設され、各山部35、35、・・の先端部には半長円
形凸部37、37、・・が折れ線38、38、・・を介
して連設されている。このような帯状段ボール紙31の
4個の矩形部32、32、・・が折れ線33、33、・
・によりほぼ直角に折曲されて角筒状とされ、糊代部3
4に接着剤が塗布されて反対側の矩形部32に接着され
て角筒状の軸受け部材本体が形成される。(図1)
【0013】このようにして形成された角筒状の軸受け
部材本体の矩形部32、32、・・の各山部35、3
5、・・を折れ線36、36、・・により角筒状の軸受
け部材本体の内方にほぼ直角に折曲され、次いで、各凸
部37、37、・・が折れ線38、38、・・により角
筒状の軸受け部材本体の内方にほぼ直角に折曲され、各
凸部37、37、・・により形成される小角筒状の軸受
け部39が形成される。(図1)
【0014】ロール状製品1の両端部が角筒状の軸受け
部材本体内に挿入されると共に軸受け部材3の軸受け部
39がロール状製品1の巻き芯11内に挿入され、矢印
aで示すように、段ボール箱2内に挿入される。このよ
うに段ボール箱2内に挿入されたロール状製品1は軸受
け部材3の軸受け部39に軸受けされた状態、即ち、中
吊り状態で段ボール箱2内に収納されている。尚、角筒
状の軸受け部材3の外径の寸法Dは段ボール箱2内の幅
の寸法Wとほぼ等しくなされている。
【0015】〔実施例1の作用〕次に、図1〜3に示す
本発明ロール状製品の梱包体の作用について説明する。
ロール状製品1は軸受け部材3の軸受け部39に軸受け
され、中吊り状態で段ボール箱2内に収納されているの
で、ロール状製品1の端縁のエッジ部も損傷を受けるこ
となく、全体が美麗な状態で保管、輸送される。ロール
状製品1の使用に際しては、ロール状製品1を収納箱2
内から取り出し、ロール状製品1の両端から軸受け部材
3を外し使用する。不要となった収納箱2及び軸受け部
材3は焼却する。
【0016】
【発明の効果】本発明のロール状製品の梱包体において
は、軸受け部材は、厚紙製帯状体が折曲されて筒体が形
成され、筒体の一端縁から連設された複数個の山部が筒
体の内方にほぼ直角に折曲され、各山部の先端の凸片が
筒体の内方に山部とはほぼ直角に折曲され、複数個の凸
片により軸受け部が形成されて構成されているものであ
るから、使用後は焼却することにより廃棄場所を何ら必
要としないものであり、段ボール製であるから、従来の
木製軸受け板や合成樹脂製軸芯を組み立てたものに比較
してコストが安く、購買管理、生産管理に煩瑣な工数を
必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ロール状製品の梱包体の一例を示す分解
斜視図。
【図2】図1に示す本発明ロール状製品の梱包体に使用
する軸受け部材の展開図。
【図3】図1に示す本発明ロール状製品の梱包体におけ
るロール状製品の両端部に軸受け部材を取り付けた状態
を示す斜視図。
【図4】従来のロール状製品の梱包体を示す分解斜視
図。
【符号の説明】
1 ロール状製品 11 巻き芯 2 収納箱 21 蓋 3 軸受け部材 31 厚紙製帯状体 32 矩形部 33 折れ線 34 糊代部 35 山部 36 折れ線 37 凸部 38 折れ線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納箱内に収納されたロール状製品の両
    端中空部内に収納箱内の両側に収納配置された軸受け材
    の軸受け部が挿入支持されているロール状製品の梱包体
    において、軸受け部材は、厚紙製帯状体が折曲されて筒
    体が形成され、筒体の一端縁から連設された複数個の山
    部が筒体の内方にほぼ直角に折曲され、各山部の先端の
    凸片が筒体の内方に山部とはほぼ直角に折曲され、複数
    個の凸片により軸受け部が形成されて構成されているこ
    とを特徴とするロール状製品の梱包体。
JP21851493A 1993-09-02 1993-09-02 ロール状製品の梱包体 Pending JPH0769341A (ja)

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