JP2506409Y2 - インキリボンカセット - Google Patents

インキリボンカセット

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JP2506409Y2
JP2506409Y2 JP2640792U JP2640792U JP2506409Y2 JP 2506409 Y2 JP2506409 Y2 JP 2506409Y2 JP 2640792 U JP2640792 U JP 2640792U JP 2640792 U JP2640792 U JP 2640792U JP 2506409 Y2 JP2506409 Y2 JP 2506409Y2
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ink ribbon
piece
cassette
lid
paper
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規夫 皆木
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株式会社パイロット
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はファブリックリボンを折
り畳んで収納するインキリボンカセットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のインキリボンカセットは、その強
度や製造のし易さ等からプラスチック成形品で形成さ
れ、それにファブリックのインキリボンを折り畳んで収
納するものが多かった。しかし、このプラスチック成形
品のカセットはかなり嵩張るため、工場や営業所等で保
管するにはかなりの場所を要したり、製品の搬送も1回
で少量しか送れなかったり、また、セ−ルスマン等も各
種のサンプルを何種類も携帯できなかったり等の不便さ
があった。
【0003】さらに、カセットが使用済になったときの
廃棄処分においても、この嵩張るカセットを大量に廃棄
するのは大変な作業であり、特に、その焼却時に発生す
るガスが有毒なもので大気汚染の要因ともなっていた。
また、プラスチックの焼却は紙等の焼却よりかなり高温
になるため、焼却炉の損傷がひどくなる等の問題があっ
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこれらの欠点
を除去するものであって、すなわち、印字するときは箱
形状に組立てて強い剛性となり、かつリボン走行も支障
のない状態で使用することができるが、印字しないとき
は嵩張る箱形を解体してシ−ト状にすることによって保
管や搬送の問題を解決でき、さらに、使用済のカセット
を焼却処分するときもプラスチックのような高温や有害
ガスを出さない、インキリボンカセットの提供を目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案者は、インキリボンカセットを、底片と側片で断
面コ字状をなす紙製のカセット本体と紙製の蓋体を固定
して箱形状に形成し、底片と蓋体の一方又は双方に長孔
を設け、中央の湾曲部と両側を延出した固定部でハット
状としたダム部材を紙製とし、この湾曲部をカセット本
体内に突出するように長孔に挿着するとともに、固定部
を底片又は蓋体の外面に固着してなる構成とした。
【0006】本考案において、カセット本体と蓋体の固
定は、接着や接着テ−プによるものでもよいが、カセッ
ト本体の側片に設けた突片と、蓋体の周辺部に設けた孔
との係合で固着するもの、または、前記突片と孔の係合
に接着テ−プを組み合わせたものでもよい。また、カセ
ット本体の底片を一端部外方へ延設して延出片を設け、
この延出片に、ともに紙製のテンション部材とテンショ
ン受け部材を固定して各部材を一体に固定し、テンショ
ン部材に装着したばねをテンション受け部材の側面にイ
ンキリボンを挟んで押圧するようにしてもよい。
【0007】
【作用】本考案のカセットは、各部材がシ−ト状となっ
ている各部品を折り曲げて箱型状に形成し、インキリボ
ンを収納して各部材と蓋体を相互に固定して一体状に組
み立てる。印字のときはこのカセットをプリンタに装着
し、印字しないときはシ−ト状に延ばして保管や搬送を
する。また、使用済カセットを焼却するときは、カセッ
トがプラスチックでなく紙製であるので、焼却温度もプ
ラスチックのように高温とならず、かつ有害ガスも発生
しない。さらに、このような紙製カセットであっても、
このダム部材がカセット内に突出してあるので、詰めて
収納してあるインキリボンは、このダム部材でほぐさ
れ、支障なく外部へ送出できる。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図面によって説明する。図
1は本実施例の分解斜視図、図2はダム部材を示す部分
断面図、図3は図2のA−A断面図、図4、図5、およ
び図6はカセット本体、テンション部材、およびテンシ
ョン受け部材の各展開図である。
【0009】図で1はカセット本体、2はテンション部
材、3はテンション受け部材であり、いずれもシ−ト状
の紙製ブランク(図2、図3、図4)を折り曲げて箱状
に成形する。カセット本体1は展開図を図4のように
し、底片4と、底片4の両側片を折り曲げて起立させる
2つの側片5,5と、側片5,5の一端部を内方へ対向
して折り曲げる2つの折り曲げ片6,6で、他端部を開
口した箱型状に形成してある。底片4の一端部側で折り
曲げ片6の外側には、底片4と面一で同じ幅の延出片7
を延設し、底片4の折り曲げ片6の内側には長手方向に
直交する長孔8を設け、また、側片5および折り曲げ片
6の上端部には、根本がくびれた突片9を10個設けてあ
る。
【0010】テンション部材2は展開図を図5のように
し、3つの片を折り曲げてコの字状に形成し、各片の上
端縁および下端縁に、根本をくびれさせた突片9を各3
個づつ設ける。テンション受け部材3は展開図を図6の
ようにし、天片10の隣合う2つの辺に2つの側片11,11'
を折り曲げて垂下させ、天片10の他の辺には折り曲げ位
置をずらせて垂下させる2つの幅狭の垂下片12,12'を設
ける。天片10の各折り曲げ線から内方にはコ字状のスリ
ットを4個設けて切り起こし、それを突片9 とし、側片
11,11'と垂下片12,12'の先端縁および天片10の他の1辺
にも突片9 を設け、突片9はいずれも根本をくびれさせ
た形状としてある。
【0011】カセット本体1の延出片7には、テンショ
ン部材2およびテンション受け部材3の各下端部の突片
9が係合可能な孔13を7個設けてある。テンション部材
2には、板ばね状のばね14の両端部を撓ませて装着し、
その撓んだ中央部がテンション受け部材3の側片11' を
圧接させるようにしてある。また、テンション受け部材
3には、側片11および垂下片12に孔15を設け、その孔15
に先端に係止部16を有するフック部材17を挿入し、フッ
ク部材17の両側に設けた溝18を垂下片12の厚みに嵌め込
んで強固に固定してある。
【0012】紙製の平板状よりなる蓋体19は、カセット
本体1と延出片7に対し、長さがほぼ同一で幅が僅かに
大きな形状とする。蓋体19には、カセット本体1、テン
ション部材2、テンション受け部材3の各上端部の突片
9と係合可能な孔20を、それぞれの対応箇所に18個設け
るとともに、底片4の長孔8と同形の長孔8を互いに対
向させて設けてある。
【0013】紙製の平板を折り曲げて形成したダム部材
21は、中央の湾曲部22と両側を延出したり両固定部23,
23でハット状とし、その長さを長孔8より僅かに短くし
て、湾曲部22をカセット本体1内に突出するように長孔
8に挿着でき、かつ、両固定部23を底片4および蓋体19
の外面に接着テ−プ等で固着できるようにしてある。ま
た、カセット本体1の開口部近傍の両側片5,5,に
は、縦溝24,24を対向して設け、この縦溝24,24にスト
ッパ−板25を着脱可能に挿着する。
【0014】本実施例のインキリボンカセットを組み立
てて印字をするには、まず、ブランクのシ−ト状となっ
ている各部品を折り曲げて箱型状とし、そのカセット本
体1の延出片7にテンション部材2とテンション受け部
材3を互いに対向させて載置し、その各下端部の突片9
を延出片7の孔13にそれぞれ係合させて固着する。次
に、このカセット本体1内にインキリボン(図示せず)
を折り畳んで収納し、その1部をテンション部材2に装
着して側片11' を圧着するばね14とテンション受け部材
3の側片11' 間に挿通させ、さらに、外部を半周させて
カセット本体1の開口部より内部に収納させる。
【0015】その後、これら各部材の上方から蓋体19を
被せ、その周辺部の孔20に各部材の上端部の突片9をそ
れぞれ係合させ固着する。なお、この突片9は孔13,20
に係合させた後折り曲げ、その上から接着テ−プ(図示
せず)で固着する。こうして、各部品が互いに強固に固
定されて、剛性を有する一体状のリボンカセットを形勢
する。
【0016】こうして形成したインキリボンカセットを
プリンタ−(図示せず)に装着するが、フック部材17が
あるのでプリンタの係止部(図示せず)に好適に係止さ
れ固定される。なお、カセット本体1の底片4および蓋
体19には、ダム部材21がそれぞれの外側から嵌着されそ
の湾曲部22がカセット内突出させてあるので、このよう
な紙製のカセットであっても、カセット本体1内に折り
畳んで収納したインキリボンは、このダム部材によって
ほぐされて外部へ送出されるので、リボン走行に支障を
きたすことはない。
【0017】
【考案の効果】本考案は以上の構成により、印字時のみ
箱状に組み立てて強い剛性で使用でき、かつ、紙製のカ
セットてあってダム部材等によりリボン走行に支障をき
たすことはない。また、非印字時には嵩張る箱形を解体
してシ−ト状にできるので、シ−トを束ねるだけの貯蔵
や搬送となり、問題を一挙に解決できる。使用済のカセ
ットの廃棄処分も、嵩張らないシ−ト状の紙の束を焼却
するだけの簡単な作業となり、かつ、プラスチックのよ
うな高温や有毒ガスを生じることもない。したがって、
焼却炉の高温による損傷や、大気汚染等の公害問題が起
こらない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の分解斜視図である。
【図2】同実施例のダム部材示す部分断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】同実施例のカセット本体の展開図である。
【図5】同実施例のテンション部材の展開図である。
【図6】同実施例のテンション受け部材の展開図であ
る。
【符号の説明】
1 カセット本体 2 テンション部材 3 テンション受け部材 4 底片 5 側片 7 延出片 9 突片 14 ばね 19 蓋体 20 孔 21 ダム部材 22 湾曲部 23 固定部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インキリボンを外部に走行させ、かつ、内
    部に収納させるインキリボンカセットにおいて、底片
    (4) と側片(5) で断面コ字状をなす紙製のカセット本体
    (1) と紙製の蓋体(19)を固定して箱形状に形成し、底片
    (4) と蓋体(19)の一方又は双方に長孔(8) を設け、中央
    の湾曲部(22)と両側へ延出した固定部(23)でハット状を
    なすダム部材(21)を紙製とし、その湾曲部(22)をカセッ
    ト本体(1) 内へ突出させるように長孔(8) に挿着すると
    ともに、固定部(23)を底片(4) 又は蓋体(19)の外面に固
    着したことを特徴とする、インキリボンカセット。
  2. 【請求項2】カセット本体(1) と蓋体(19)の固定が、カ
    セット本体の側片(5) に設けた突片(9) と、蓋体(19)の
    周辺部に設けた孔(20)との係合である請求項1記載のイ
    ンキリボンカセット。
  3. 【請求項3】カセット本体(1) が、底片(4) を一端部外
    方へ延設して延出片(7) とし、この延出片(7) に、とも
    に紙製のテンション部材(2) とテンション受け部材(3)
    を固定して各部品を一体に固定し、テンション部材(2)
    に装着したばね(14)をテンション受け部材(3) の側面に
    インキリボンを挟んで押圧してなる、請求項1又は2記
    載のインキリボンカセット。
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