JPH079770Y2 - 包装用箱 - Google Patents

包装用箱

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JPH079770Y2
JPH079770Y2 JP964193U JP964193U JPH079770Y2 JP H079770 Y2 JPH079770 Y2 JP H079770Y2 JP 964193 U JP964193 U JP 964193U JP 964193 U JP964193 U JP 964193U JP H079770 Y2 JPH079770 Y2 JP H079770Y2
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JP
Japan
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handle
packaging box
flap
forming
locking
Prior art date
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JP964193U
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English (en)
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JPH0665214U (ja
Inventor
元明 五十嵐
Original Assignee
常陸森紙業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内部に小形家電製品等
を収納する段ボールからなる包装用箱に関し、特に、上
面に箱と一体となった把手把手を設けた包装用箱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ビデオ、コードレスホ
ン、パーソナルファクシミリ等に代表される小形家電製
品の梱包は、外表面に製品の写真や外形デザインあるい
はその他の情報を印刷した段ボール製の包装用箱内に収
納されており、また、重量も比較的軽量であるため、消
費者は購入した製品をそのまま持ち帰ることが多い。こ
のため、持ち帰りの際には、購入した製品を内部に収納
した包装用箱の外上パネル1に、例えば添付の図5に示
すようなプラスチック製の把手を取り付け、この把手に
より運んで持ち帰る。
【0003】このプラスチック製の把手は、図に示すよ
うに、プラスチック板の両端付近に矩形のスリット2、
2を形成した受部材3と、両端にロッキング板4、4を
形成したプラスチック製のグリップ5とから構成されて
いる。そして、この把手を包装用箱に取り付ける際に
は、まず、包装用箱の外上パネル1の任意の2箇所に、
水平かつ上記受部材3の2つのスリット2、2の形成位
置に矩形穴6、6を設ける。続いて、包装用箱の外上パ
ネル1の裏面に上記受部材3を当て、一方、包装用箱の
表側からは、上記グリップ5両端のロッキング板4、4
を押し曲げ、中央の把持部7に平行になるように変形さ
せながら、包装用箱の矩形穴6、6を介して受部材3の
スリット2、2内に差し込む。このグリップ5両端のロ
ッキング板4、4は、スリット2、2に差し込まれた
後、その弾性により把持部7から離れ、グリップ5の両
端のロッキング板4、4が受部材3の2つのスリット
2、2に係止され、これにより把手が固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な従来技術による包装用箱では、既述の様に、段ボー
ルの包装用箱とは別部材のプラスチック製の把手を必要
とするうえ、さらに、その組み込みのための作業が面倒
で手数がかかってしまい、そのため、包装全体としてコ
ストが高くなってしまうという問題点があった。また、
上記従来技術における包装用箱は再生可能な段ボールを
組み立てて構成されているが、一方、把手はプラスチッ
クから形成されており、このようなプラスチックを使用
することは、近年においては、廃棄物の処理あるいは環
境問題の観点からも、好ましいことではなくなってい
る。
【0005】そこで、本考案では、上記従来技術におけ
る問題点に鑑み、廃棄物として好くないプラスチック製
の把手を別部材として使用することなく、再生可能な段
ボール板の打ち抜きと折線の設定だけで、箱の外上面に
把手を容易に形成することが可能な包装用箱を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案により提案される包装用箱は、図1〜図3の
符号を引用しながら説明すると、包装用箱10の側面と
端面を形成する側パネル21、21と端パネル22、2
2から一対の上フラップ23、23’と一対の固定フラ
ップ24、24とを延設し、一対の上フラップのうちの
内側に位置する上フラップ23の一部には、その中央部
から上方に逆V字状に折り曲げて起こした部分によって
把手を形成する把手形成部50と、その先端に把手形成
部よりも幅の広い係止部55を切り出す。一方、一対の
上フラップのうちの外側に位置する上フラップ23’の
先端部には、包装用箱10の側パネル21の差込舌部2
5を挿入固定するスリット58を形成し、この上フラッ
プ23’を包装用箱10の一部に固定するための固定片
57を設けると共に、上フラップ23の把手形成部50
が形成された位置に対応し、組み立てられる把手の長さ
とほぼ等しい長さの開口を形成するための切り込みが設
けられている。この切り込みは、把手を組み立てる時に
は外側に折り曲げられ、開口を形成する。そして、この
開口を介して逆V字状に起こした把手形成部50を外側
の上フラップ23’から外部に突出させると共に、把手
形成部50の先端に形成した係止部55は内側の上フラ
ップ23の下面に係止する。さらに、上記の開口を形成
するた外側の上フラップ23’の中央部に形成した切り
込みは、これを外側に折り曲げ、形成して突出した把手
の長手方向両端を固定する固定部56、56を形成する
ために使用している。
【0007】
【作用】上記のような本考案による包装用箱の構造によ
れば、まず、製品を包装用箱内に収納して持ち運ぶ際の
把手を、内側に位置する上フラップ23の一部に形成さ
れた把手形成部50を中央部から上方に折り曲げて逆V
字状に起こして組み立てる構造としたため、廃棄処分の
面倒なプラスチックからなる別部材の把手を使用するこ
となく、再生可能な段ボールに打ち抜きと折線を設ける
だけでよく、その組み立ても簡単であり、さらには、組
み立て前の箱の外観には殆ど変更を加ず、箱の表面に印
刷されるデザインや情報にも殆ど影響を与えない。加え
るに、逆V字状に折り曲げて形成した把手を外部に突出
させるため、外側の上フラップ23’の中央部に形成し
た開口を形成するための切り込み部には、固定部56、
56が併せて形成され、これら固定部56、56は形成
した把手の長手方向両端部を溝52、52に係止して固
定するため、内部に小形家電製品を収納しても十分な強
度が得られ安全に運ぶことが可能である。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について、添付の図面
を参照しながら詳細に説明する。まず、添付の図4に
は、本考案の小形家電製品を梱包する包装用箱を組み立
てるための段ボールシートの展開状態が示されており、
この箱の側面と端面をそれぞれ構成する側パネル21、
21と端パネル22、22が折線33、33を介して相
互に連続して形成されている。また、図の最も右端の側
パネル21からは、折線33を介して接合片34が延設
されている。
【0009】側パネル21、21の上辺から折線35、
35を介して一対の上フラップ23、23’が延設され
ており、上記一対の上フラップの一方の上フラップ23
は、箱を構成した時、箱の上面内側に位置する上フラッ
プであり、他方の上フラップ23’は、箱の上面外側に
位置する上フラップである。また、端パネル22、22
の上辺からも、やはり折線36、36を介して一対の固
定フラップ24、24が延設されている。これら固定フ
ラップ24、24の先端中央には、後に詳述するが、把
手形成部を折曲げて把手を組み立てる際、この把手を差
し込んで固定するための「U」字溝241、241が形
成されている。
【0010】また、上記の側パネル21、21及び端パ
ネル22、22の下辺からは、折線40、40、41、
41を介して下フラップ42、42、43、43が延設
されている。なお、これらの下フラップは例えば接着テ
ープなどで固定されて箱の底面を構成する。
【0011】そして、本考案によれば、上記の様な包装
用箱の上面に把手を組み立てるため、上記一対の上フラ
ップ23、23’に打ち抜きと折線を設ける。まず、箱
の上面内側に位置する上フラップ23の中央から先端に
は、把手形成部50を打ち抜く。この把手形成部50は
「エ」の字を横にした形状をなしており、符号44、4
5は、この「エ」の字形状の把手形成部50を形成する
ための切落部と、「U」字状の切込みを示している。こ
の把手形成部50の中央部には2本の折線51、51が
設けられており、この把手形成部50はこれら2本の折
線51、51に沿って上方に折り曲げ、逆V字状に起こ
し、この起こした部分によって把手を形成するものであ
る。また、符号52、52はこの把手形成部50に形成
された楕円状の孔であり、これらの孔52、52は、把
手形成部50を上記の2本の折線51、51に沿って上
方に折り曲げて逆V字状に起こした際、後に詳述する固
定部を係止するための溝を形成するためのものである。
また、把手形成部50の先端には、この把手形成部より
も幅の広い係止部55が切り出されている。
【0012】一方、箱の上面内側に位置する上フラップ
23’の中央部には、図の左右対象に、「U」字状の固
定部56、56が切り込まれている。なお、これら固定
部56、56が形成される図の横方向の幅は、上記把手
形成部50の長手方向の幅にほぼ等しく形成されてお
り、これらを起こすことにより、上フラップ23’の中
央部に開口が形成される。また、この上フラップ23’
の先端には、このフラップを箱に固定するための差込舌
部57が設けられると共に、その境界付近には、図の左
側に示す側パネル21の上辺から延設した差込舌部25
を差し込むためのスリット58が形成されている。
【0013】次に、上記に説明した包装用箱の段ボール
シートを組み立てる手順について、以下に図1〜図3を
用いながら説明する。まず、図2には、内部に製品を収
納した状態の包装用箱10が示されており、この状態で
は、箱10の底面を固定して箱を完成した後、製品を内
部に収納し、上記一対の上フラップ23、23’を交互
に重ね合わせ、側パネル21の上辺から延設した差込舌
部25を上フラップ23’先端に形成したスリット58
に差し込んで固定する。
【0014】続いて、図1には、この包装用箱10の上
面に把手を組み立てる様子が示されており、図におい
て、まず、舌部25をスリット58から引き抜き、上記
一対の上フラップのうちの外側の上フラップ23’を上
方に押し開ける。この状態で、上記一対の上フラップの
他方のフラップ、すなわち、内側に配置された上フラッ
プ23の把手形成部50を、その2本の中央折線51、
51に沿って上方に折り曲げ、逆V字状に起こし、この
起こした部分によって把手を形成する。なお、図に破線
で示すように、この時、把手形成部50の先端に形成し
た幅広の係止部55を、上記内側の上フラップ23の下
側(内側)に入れるようにすることにより、この把手形
成部50が抜けるのを防止する。これと同時に、端パネ
ル22、22の上辺に延接された固定フラップ24、2
4を内側に折曲げ、その先端中央に形成した「U」字溝
241、241内に折り曲げた把手の両端部を差し込ん
で固定する。
【0015】その後、上方に押し開けた外側の上フラッ
プ23’の中央部に形成した固定部56、56を外側に
押し広げ、把手形成部50を折曲げて形成した把手が通
る開口を形成する。そして、図3に示すように、上記外
側の上フラップ23’を再び閉じ、側パネル21の先端
に形成した差込舌部25を、上フラップ23’の先端の
スリット58内に挿入して固定する。この時、図に示す
ように、把手形成部50を折曲げて形成した把手はこの
開口を介して外側に突出しており、同時に、上記外側の
上フラップ23’の中央部に形成した「U」字状の固定
部56、56を、把手形成部50を「V」字状に折り曲
げることにより把手の上辺に形成される溝52、52に
係止する。これにより、上フラップ23’の把手形成部
50を折曲げて形成した把手は、簡単かつ確実に、包装
用箱10の上面に取り付けられる。
【0016】
【考案の効果】以上の説明からも明らかな様に、本考案
による包装梱用箱によれば、廃棄処理の問題のない再生
可能な段ボールだけで、箱の上面を構成する上フラップ
に把手を形成する把手形成部を打ち抜きと折線を設ける
だけで、一体に形成でき、その組み立ても簡単であり、
かつ、内部に小形家電製品を収納しても十分な強度が得
られ、安全に運ぶことが可能である。また、本考案の包
装用箱によれば、組み立て前の箱の外観には殆ど変更を
加ず、また、箱の表面に印刷されるデザインや情報にも
殆ど影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による包装用箱の特徴を最も
表す、箱の組立状態を示す斜視図である。
【図2】上記包装用箱の把手組立前の状態を示す斜視図
である。
【図3】上記包装用箱の把手組立後前の状態を示す斜視
図である。
【図4】上記包装用箱を組み立てるための段ボールシー
トの展開状態図である。
【図5】従来技術の把手構造の一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 包装用箱 21 側パネル 22 端パネル 23、23’ 上フラップ 24 固定フラップ 25 差込舌部 50 把手形成部 51 折線 52 楕円孔(溝) 55 係止部 56 固定部(開口形成用) 57 差込舌部 58 スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 六面体の上面略中央部に把手を組み立て
    可能な包装用箱であって、側面と端面を形成する側パネ
    ルと端パネルから一対の上フラップと一対の固定フラッ
    プとを延設し、上記上フラップのうち内側に位置するフ
    ラップの一部には、中央部から上方に折り曲げて逆V字
    状に起こし、この起こした部分によって把手を形成する
    把手形成部と、その先端にはこの把手形成部よりも幅の
    広い係止部を切り出し、一方、上記上フラップのうちの
    外側に位置するフラップの先端部には上記包装用箱の側
    パネルあるいは端パネルに固定するための固定片を設け
    ると共に、上記上フラップの上記把手形成部が形成され
    た位置には、組み立てられる把手の長さとほぼ等しい長
    さの開口を形成するための切り込み部を設け、上記把手
    を組み立てる時には、上記逆V字状に起こした把手形成
    部を上記上フラップの切り込み部によって形成される開
    口を通して外部に突出させると共に、上記把手形成部の
    先端に形成した係止部を上記下フラップの下面に係止
    し、さらに、上記開口を形成する切り込み部には、上記
    折り曲げて起こして形成した把手の長手方向両端部を固
    定するための固定部を、併せて形成したことを特徴とす
    る包装用箱。
JP964193U 1993-02-13 1993-02-13 包装用箱 Expired - Lifetime JPH079770Y2 (ja)

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JPH0665214U JPH0665214U (ja) 1994-09-13
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JP4529821B2 (ja) * 2005-07-05 2010-08-25 凸版印刷株式会社 係止構造と該係止構造を用いた仕切り板

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