JP3002663U

JP3002663U - タイヤ陳列台

Info

Publication number: JP3002663U
Application number: JP1994003217U
Authority: JP
Inventors: 宣夫清水
Original assignee: System Communications Inc
Current assignee: System Communications Inc
Priority date: 1994-04-01
Filing date: 1994-04-01
Publication date: 1994-09-27
Anticipated expiration: 1998-01-06

Abstract

(57)【要約】【目的】軽量且つ強固で、外観的な美観を備え、しかも
他の用途にも使用できるタイヤ陳列台を提供する。【構成】複数の発泡ポリウレタン製ブロック１２、１２
…をリング状に並べ、前記ブロック１２、１２…の接合
部１４、１４…に形成された凸凹を嵌合してリング状の
円筒を作る。そして前記円筒の接着剤を塗った外円周
に、ビニール製ステッカー１６を前記円筒の任意な１つ
の接合部を起点１８及び終点２０として巻きつけ、前記
起点１８と終点２０を着脱自在なファスナ２２で固定し
て組み立てる。これによりブロック同士がずれることが
なく強固な構造になるのでタイヤ２６を積むことができ
ると共に、軽いので取扱易い。また、このタイヤ陳列台
１０は開環して他の用途にも使用できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、タイヤ陳列台に係り、特にタイヤを積上げて陳列するタイヤ陳列台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種のタイヤ陳列台としては特に決まったものはなく、タイヤを床に直接積み上げるか、木製あるいはプラスチック製のパレットを床に敷いて、その上にタイヤを積上げることが一般に行われていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、床へ直接積み上げるとタイヤを汚したり、傷つけたりすることが多く商品価値を減少させる。また木製あるいはプラスチック製のパレットは容易に取扱うには重過ぎる欠点があり、更に前記パレットは使用しない時、他に用途がないので保管場所を必要とし邪魔になる傾向がある。

【０００４】本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、軽量且つ強固で、外観的な美観を備え、しかも他の用途にも使用できるタイヤ陳列台を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決する為の手段】

本考案は、前記目的を達成する為に、複数の発泡プラスチック製ブロックと、前記複数の発泡プラスチック製ブロックを接合して形成されたリング状円筒の外円周に巻着する帯状部材と、から成ることを特徴とする。

【０００６】

【作用】

本考案によるタイヤ陳列台をリング状のまま床に敷いて、その上にタイヤを積む。また、高くタイヤを積む場合、積んだタイヤの間に一定間隔で前記タイヤ陳列台を挟みながら積む。また、前記タイヤ陳列台を構成している帯状部材のファスナを剥がし、更にブロックの嵌合をはずして波形にしたものを平行に並べて床に敷き、その上にタイヤを積む。

【０００７】

【実施例】

以下添付図面に従って本考案に係るタイヤ陳列台の好ましい実施例について詳説する。図１にタイヤ陳列台１０の構成を示したように、６個の発泡ポリウレタン製ブロック１２、１２…をリング状に並べ、前記ブロック１２、１２…の接合部１４、１４…に形成された凸凹を嵌合してリング状の円筒を作る。そして前記円筒の接着剤を塗った外円周に、商品名等のデザインが印刷されたビニール製ステッカー１６を前記円筒の任意な１つの接合部を起点１８及び終点２０として巻きつけ、前記起点１８と終点２０を着脱自在なファスナ２２で固定して組み立てる。この時、前記円筒の外円周に巻くステッカー１６は、後で剥がせる程度に接着しておく。

【０００８】このように組立られたタイヤ陳列台１０はブロック同士１２、１２…がずれることがなく強固な円筒構造となるので本考案のタイヤ陳列台を床に敷いて、その上にタイヤを積むことができる。次に、タイヤ陳列台１０の使い方を以下に説明する。図２に示したようにタイヤ陳列台１０を床２４に敷き、その上にタイヤ２６、２６…を積んでいく。また、図３に示したように、タイヤ２６、２６…を高く積み上げる場合、前記タイヤ陳列台１０を床２４に敷くだけではなく段積みの途中に一定数間隔でタイヤ陳列台１０を挟むようにすると荷崩れを防止できると共に陳列のアクセントとすることができる。

【０００９】また、図４に別の使い方を示したように、前記タイヤ陳列台１０を構成しているステッカー１６のファスナ２２を剥がし、更にブロック１２、１２…の接合部の嵌合をはずして広げると、６個のブロック１２、１２…は片面をステッカー１６で添設された波形となる。これを複数本平行に並べて所望の長さにして床に敷き、その上にタイヤ２６、２６…を積むことができ展示のイメージを変えることができる。

【００１０】また、前記ステッカー１６の接着は容易に剥がせるように接着してあるので、商品イメージにあったデザインが印刷されたステッカー１６に簡単に貼り替えることができ、新商品や重点商品等のアピールに繰り返し使用することができる。また、本考案のタイヤ陳列台１０はタイヤの陳列以外の用途がある。例えば、図５に示したように、タイヤ陳列台１０を開環して前記波形にしたものを色々の商品を陳列区分けする囲いとして使うことができる。また、花壇の柵として使ってもよい。

【００１１】更に、図６に示したように、タイヤ陳列台１０のステッカーのファスナ２２を剥がして別のタイヤ陳列台１０に環装し、再びファスナ２２を固着することによって複数個連結させた連結リングを作り、インテリアとして使ってもよい。このように、本考案のタイヤ陳列台１０はタイヤの陳列以外にも色々な用途にも利用できるので、タイヤの陳列に使用しない場合でも特に保管場所を確保する必要がない。

【００１２】尚、本考案のタイヤ陳列台の実施例では、ブロックの材質として発泡ポリウレタンを使用したが、特にこれに限定したものではなく、他の発泡プラスチックでもよい。また、ブロックの数も６個に限定したものではない。また、本実施例では帯状部材の材質としてビニール製のものを使用したが、これに限定したものではなく紙製、布製、金属製等のものでもよい。

【００１３】また、本考案のタイヤ陳列台の用途は上記実施例に限定したものではなく、使う人のアイデアで色々工夫することができる。

【００１４】

【考案の効果】

以上、説明したように本考案に係るタイヤ陳列台によれば、複数の発泡プラスチック製ブロックをリング状に接合するのに、接合面に形成された凸凹を嵌合し、形成されたリング状円筒の外円周を帯状部材で巻着した。これにより、ブロック同士がずれることがなく強固な円筒構造となるので、本考案のタイヤ陳列台を床に敷いて、その上にタイヤを積むことができ、タイヤを汚したり、傷つけたりすることがなくなる。更に、タイヤを高く積み上げる場合、前記タイヤ陳列台を床に敷くだけではなく段積みの途中に一定数間隔で挟むようにすることにより荷崩れを防止できるとともに、陳列のアクセントになる。

【００１５】また、材質が発泡プラスチックなので軽く、従来の木製やプラスチック製のパレットに比べ取扱いが容易である。また、前記タイヤ陳列台のリングを開環してタイヤ陳列以外の用途、例えば商品のコーナー、花壇、装飾等に色々利用することができるので、陳列台として使用しない場合でも特に保管場所を確保する必要がなく、スペースを有効利用につながる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のタイヤ陳列台の構成を示す説明図

【図２】本考案のタイヤ陳列台の使用例を示した斜視図

【図３】本考案のタイヤ陳列台の使用例を示した斜視図

【図４】本考案のタイヤ陳列台の使用例を示した斜視図

【図５】本考案のタイヤ陳列台をタイヤの陳列以外への
使用例を示した斜視図

【図６】本考案のタイヤ陳列台をタイヤの陳列以外への
使用例を示した斜視図

【符号の説明】

１０…タイヤ陳列台１２…発泡プラスチック製ブロック１６…ステッカー２２…ファスナ２６…タイヤ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数の発泡プラスチック製ブロックと、前記複数の発泡プラスチック製ブロックを接合して形成
されたリング状円筒の外円周に巻着する帯状部材と、か
ら成ることを特徴とするタイヤ陳列台。
【請求項２】前記複数の発泡プラスチック製ブロックを
リング状に接合する接合面の一方に形成された凸と、他
方に形成された凹と、が着脱可能に嵌合されていること
を特徴とする請求項１のタイヤ陳列台。
【請求項３】前記帯状部材の両端部は着脱自在なファス
ナで形成されていることを特徴とする請求項１のタイヤ
陳列台。