JP3211151B2 - 荷崩れ防止シート - Google Patents

荷崩れ防止シート

Info

Publication number
JP3211151B2
JP3211151B2 JP16470397A JP16470397A JP3211151B2 JP 3211151 B2 JP3211151 B2 JP 3211151B2 JP 16470397 A JP16470397 A JP 16470397A JP 16470397 A JP16470397 A JP 16470397A JP 3211151 B2 JP3211151 B2 JP 3211151B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
belt
load
side end
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16470397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1111481A (ja
Inventor
保夫 高木
Original Assignee
株式会社タカギ・パックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社タカギ・パックス filed Critical 株式会社タカギ・パックス
Priority to JP16470397A priority Critical patent/JP3211151B2/ja
Publication of JPH1111481A publication Critical patent/JPH1111481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3211151B2 publication Critical patent/JP3211151B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pallets (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷崩れを防止する
ためのシートに関し、特に一枚のシートで一人の作業に
より数段に積載された荷物の荷崩れを防止するシートに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に荷物の搬送は作業効率のため、荷
物を荷役用のパレットや台車上に数段に積載して搬送さ
れる。この場合、何らかの方法で荷物の荷崩れを防止し
なければ荷物が崩れ落ちることにより搬送作業が中断さ
れ作業効率が著しく低下する。そこで、従来より荷崩れ
を防止する手段として種々の技術が提供されている。例
えば、実用新案登録第3007683号があり、当該考
案は、積載された荷物の周囲を巻回するシートカバーの
側端部相互を面ファスナーにより連結固定する荷物用荷
崩れ防止装置である。また、パレット上に積載された荷
物を、荷崩れ防止のためストレッチフィルムにより包装
して搬送し、その後、このストレッチフイルムを剥がし
て、荷物をパレットから降ろすという方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実用新案登録
第3007683号の荷物用荷崩れ防止装置は、ベルト
幅が狭く、数段に積載された荷物に使用するには、複数
個のベルトを使用しなければならず、手間と時間が掛か
り面倒であった。また、一人で荷物にベルトを巻回する
には、荷物を持ち上げ、シートを荷物間に挟持しなけれ
ばならず、煩雑であるばかりか、シートが荷物から外れ
ることもあり、二人で作業する方が好ましく、人的無駄
があった。
【0004】一方、ストレッチフィルムを使用して荷崩
れを防止する方法は、剥がしたストレッチフィルムは再
利用できず、経費と資源の無駄を生ずる。さらに、廃棄
処理されたストレッチフィルムは、分解することなく蓄
積するので多くの廃棄場所が必要で、産業廃棄物として
問題となる。一方、焼却処分では焼却時のガス等により
人体に悪影響を及ぼすことがあり、保健衛生上問題とな
る。
【0005】そこで、本発明はかかる従来技術の欠点を
解決するために提供されたもので、一人で荷物へのシー
トの巻回を可能とし、帯状の一枚のシートにより一度に
数段に積載された荷物の荷崩れを防止でき、さらには、
再利用が可能で、廃棄処理が不要な簡便で効率的な荷崩
れ防止シートの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段を図面の符号を使用して、説明すると、請求項
1記載の発明は「シート100の一方の側端部1近辺に
複数の面ファスナー3を固着し、さらにシート100の
側端部1から外側に面ファスナー5を固着した複数の
ルト4を連設させ、シート100の他方の側端部2には
ベルト4の止め金具10を設けるとともに、少なくとも
止め金具10又はベルト4の近辺に連結部材14を介し
板状部材15を取着させて成り、複数箇所で止め金具1
0を介してシート100の面ファスナー3とベルト4の
面ファスナー5を接合させて連結する荷崩れ防止シー
ト」であることを要旨とした。請求項2の発明は、「面
ファスナー3又はベルト4はシート100の側端部1か
ら離隔して固着されていることを特徴とする荷崩れ防止
シート」であることを要旨とした。請求項3の発明は、
「シート100の中央部に弾性体11を設けた荷崩れ防
止シート」であることを要旨とした。
【0007】
【作用】本発明は、シート100に複数の面ファスナー
3が固着されるとともに面ファスナー5が固着された複
数のベルト4が連設されるので、複数箇所で止め金具1
0を介してシート100の面ファスナー3とベルト4の
面ファスナー5を接合させて、一度にかつ堅固に数段に
積載された荷物20の荷崩れを防止する。また、シート
100に縫着された連結部材14を介して取着された板
状部材15を、荷物20の隙間に差し込むことにより、
シート100の側端部1又は側端部2が係止されるの
で、荷物20に一人でシート100を巻回することがで
きる。さらにベルト4はシート100に縫着されない部
分9を有するので、シートに逢着されない部分9はシー
ト100の側端部2の下に重畳され、シート100をよ
り堅固に固定するとともに、荷の全周を余すところなく
被覆することができ、さらに締め付ける際の荷物への擦
れを防止できる。さらには、シート100の中間部に弾
性体11を設けることで弾性体11の収縮力により荷物
20を強固に巻回することができる。
【0008】
【実施の態様】以下、本発明を図面を参照して実施例を
挙げ具体的に説明する。
【0009】(実施例1) 本実施例において、図1に示すようにシート100は幅
800mmで長さは4100mmで構成される。従来の
荷崩れ防止シートに比し、幅を10倍から16倍程広く
したため、1シートで一度に数段に積まれた荷物の荷崩
れを防止できる。シート100の一方の側端部1には幅
100mm、長さ500mmの面ファスナー3がシート
100に縫着され、さらに面ファスナー3からシート1
00の側端部1から外側に向かい300mmの長さで延
出するベルト4が連設される。このように、シート10
0の外側に向かうベルト4にはベルト4の先端部6から
シート100の側端部に向かい長さ150mmの面ファ
スナー5を固着する。シート100内の面ファスナー3
は全領域に亘り雌面ファスナーが形成され、ベルト4の
面ファスナー5は雄面ファスナーが形成される。
【0010】本実施例において面ファスナー3及びベル
ト4は、図1に示すように幅800mmのシート100
に面ファスナー3を縫着して等間隔で3本形成される。
本実施例では、面ファスナー3のシート100への固着
は縫着によるが、シート100に固着できる方法であれ
ば他の方法でもよい。本実施例では、シート100はビ
ニール系繊維で形成されるが、他の合成繊維であっても
よい。
【0011】また、ベルト4の先端部6には取っ手7が
付設され、シート100の牽引を容易にしている。さら
に、ベルト4はシート100に面ファスナー3が縫着さ
れる部分の先端部8から、シート100の側端部1に向
かい長さ150mmに亘り縫着されず離隔されるので、
当該縫着されない部分9は止め金具10が設けられるシ
ート100の側端部2の下に重畳され、シート100を
より堅個に固定できるとともに、荷の全周を余すところ
なく被覆することができ、さらに締め付ける際の荷物へ
の擦れを防止できる。
【0012】一方、シート100の他方の側端部2には
ベルト4を係留するための止め金具10がベルト4の数
に対応して設けられる。本実施例の金具は短柵形のリン
グで、一端はシート100に縫着される。
【0013】シート100の中央部に弾性体11として
幅100mmで長さ350mmの帯状ゴム11を上下方
向1列に紐12にて5枚連索し、連索された帯状ゴム1
1の各々の両端はシート100に縫着されている。ま
た、帯状ゴム11とシート100の連結を補助するとと
もに、帯状ゴム11が伸び過ぎることを防止するストッ
パーとして帯状ゴム11の長さより長い補助部材13が
帯状ゴム11の両端部近辺に縫着される。さらに、本実
施例で、弾性体11を5枚の帯状ゴム11で構成するこ
ととしたのは、シート100を牽引するとき、牽引力が
シート100の上下方向に均等に分散し、牽引によるシ
ート100の偏りを防ぐことができるからである。な
お、本実施例では、弾性体11に帯状ゴム11を使用す
るが、伸縮力がある素材であれば何でもよく、例えばス
プリングでもよい。
【0014】止め金具10又はベルト4の近辺には連結
部材14たる布ベルトを介してプラスチック製の板状部
材15が懸装される。図2に示すように、この板状部材
15を積み上げられた荷物20の隙間に差し込み、荷物
20により板状部材15を挟持させれば、連結部材14
を介して止め金具10が設けられたシート100の側端
部1又は側端部2が係止され、一人で順次シート100
を荷物20に巻回することができる。板状部材15は、
荷物20の隙間に差し込んだ後、シート100を牽引し
ても抜けないような大きさが必要であり、本実施例で
は、長方形で長径が140mmで短径が80mmで構成
されている。なお、板状部材15は、プラスチックに限
定されるものでなく金属板や木板でもよい。また、板状
部材15はシート100の幅に応じて、シート100の
上部、中央部、下部に複数設けることもでき、又シート
側端部のみでなく長さ方向中央部にも設ければ、一回り
する途中にさらにシートを係止させることができるため
好ましい。さらには、連結部材14は、本実施例の布ベ
ルトに限定されるものではなく、板状部材15を係止で
きれば何でもよく、金属チェーンやプラスチックチェー
ンであってもよい。
【0015】上述のごとく巻回した後に、ベルト4を止
め金具10に潜らせて強く牽引し、ベルト4の雄面ファ
スナーとシート100に縫着された面ファスナー3の雌
面ファスナーとを接合させ、数段に積まれた荷物を固定
する。
【0016】
【発明の効果】本発明は、シートに複数の面ファスナー
が固着されるとともに面ファスナーが固着された複数の
ベルトが連設されるので、複数箇所で止め金具を介して
シート面ファスナーとベルトの面ファスナーを接合させ
ることにより、1枚のシートで数段に積載された荷物の
荷崩れを防止できる。また、シートの側端部の近辺に連
結部材を介し板状部材を取着したので、シートの一端を
人が支える必要がなく、一人で荷物にシートを巻回でき
るという優れた効果を有する。さらに、ベルトがシート
に縫着されない部分を設けたので、シートの両側端部が
重畳し、荷物を堅固に巻回するとともに、その作業の際
に荷物に擦り傷等がつかないという効果がある。さらに
は、シートの中央部に弾性体を設けたので、荷物をより
堅固に巻回できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の荷崩れ防止シートの正面図
【図2】実施例1荷崩れ防止シートを荷物に巻回する状
態を示す斜視図
【符号の説明】
1.シートの面ファスナー側の側端部 2.シートの止め金具側の側端部 3.シート上の面ファスナー 4.ベルト 5.ベルト上の面ファスナー 6.ベルトの先端部 7.取っ手 8.面ファスナーの縫着部分の先端部 9.ベルトの非縫着部分 10.ベルトの止め金具 11.弾性体(帯状ゴム) 12.紐 13.補助部材 14.連結部材 15.板状部材 20.荷物 100.帯状のシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット上や台車上に積み上げられた荷
    物の荷崩れを防止するシートであって、帯状のシートの
    一方の側端部近辺に複数の面ファスナーを固着し、さら
    にシートの前記側端部から外側に面ファスナーを固着し
    複数のベルトを連設させ、シートの他方の側端部には
    前記ベルトの止め金具を設けるとともに、少なくとも前
    記止め金具又はベルトの近辺に連結部材を介し板状部材
    を取着させてなり、複数箇所で前記止め金具を介して前
    記シートの面ファスナーとベルトの面ファスナーを接合
    させて連結することを特徴とする荷崩れ防止シート。
  2. 【請求項2】 前記面ファスナー又は前記ベルトは前記
    シートの側端部から離隔して固着されていることを特徴
    とする請求項1記載の荷崩れ防止シート。
  3. 【請求項3】 前記シートの中央部に弾性体を設けた請
    求項1又は請求項2のいずれかに記載の荷崩れ防止シー
    ト。
JP16470397A 1997-06-20 1997-06-20 荷崩れ防止シート Expired - Lifetime JP3211151B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16470397A JP3211151B2 (ja) 1997-06-20 1997-06-20 荷崩れ防止シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16470397A JP3211151B2 (ja) 1997-06-20 1997-06-20 荷崩れ防止シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1111481A JPH1111481A (ja) 1999-01-19
JP3211151B2 true JP3211151B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=15798278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16470397A Expired - Lifetime JP3211151B2 (ja) 1997-06-20 1997-06-20 荷崩れ防止シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3211151B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4672155B2 (ja) * 2000-03-21 2011-04-20 株式会社アオノ 荷崩れ防止シート
JP3877715B2 (ja) * 2003-08-25 2007-02-07 本田技研工業株式会社 バンパー傷付き防止カバー
TW200808616A (en) * 2006-06-09 2008-02-16 Zerotechnos Co Ltd Fastening band
DE102008046122A1 (de) * 2008-09-05 2010-03-25 Rainer GmbH Ladungssicherungstechnik für Container, LKW, Bahn und Schiff Transportsicherung
JP2013075721A (ja) * 2011-09-14 2013-04-25 Tana-X:Kk 引越用保護カバー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1111481A (ja) 1999-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3286752B2 (ja) 荷崩れ防止シート
US7458333B2 (en) Covering and securing structure for a covering body
US3128106A (en) Load tie-down assembly
JP3211151B2 (ja) 荷崩れ防止シート
JP4171520B2 (ja) 積載物固定具
JP3588773B2 (ja) 荷崩れ防止用締め具
JPH0661754U (ja) 運搬物用荷くずれ防止装置
JP3250075B2 (ja) 荷崩れ防止用ベルト
US20210130058A1 (en) Wrapping device having corner protectors for securing and supporting palletized materials
JP3092778U (ja) 荷崩れ防止用シート
JP3167123B2 (ja) 荷崩れ防止具
JP3164306B2 (ja) 荷崩れ防止具
JP4091818B2 (ja) ネット併用型運搬物用荷くずれ防止装置
JPH0348055Y2 (ja)
JP3011675U (ja) 運搬物用荷くずれ防止装置
JPH0232607Y2 (ja)
JP3119807B2 (ja) 方形箱の荷崩れ防止用緊締具
JP2008094405A (ja) 積載物固定具
JP3020758U (ja) 箱積荷用荷崩れ防止用具
GB2403940A (en) A cover for palletised goods
JP3143602U (ja) パレット積載物固定キャップ型カバーシート
JPH10248679A (ja) 簡易ベッドのとこ座装置
JPH0744598Y2 (ja) 荷くずれ防止用具
JP2002211566A (ja) 荷崩れ防止シート
JP3074254U (ja) 荷くずれ防止バンド

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130719

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term