JP3211151B2 - 荷崩れ防止シート - Google Patents
荷崩れ防止シートInfo
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Description
ためのシートに関し、特に一枚のシートで一人の作業に
より数段に積載された荷物の荷崩れを防止するシートに
関する。
物を荷役用のパレットや台車上に数段に積載して搬送さ
れる。この場合、何らかの方法で荷物の荷崩れを防止し
なければ荷物が崩れ落ちることにより搬送作業が中断さ
れ作業効率が著しく低下する。そこで、従来より荷崩れ
を防止する手段として種々の技術が提供されている。例
えば、実用新案登録第3007683号があり、当該考
案は、積載された荷物の周囲を巻回するシートカバーの
側端部相互を面ファスナーにより連結固定する荷物用荷
崩れ防止装置である。また、パレット上に積載された荷
物を、荷崩れ防止のためストレッチフィルムにより包装
して搬送し、その後、このストレッチフイルムを剥がし
て、荷物をパレットから降ろすという方法がある。
第3007683号の荷物用荷崩れ防止装置は、ベルト
幅が狭く、数段に積載された荷物に使用するには、複数
個のベルトを使用しなければならず、手間と時間が掛か
り面倒であった。また、一人で荷物にベルトを巻回する
には、荷物を持ち上げ、シートを荷物間に挟持しなけれ
ばならず、煩雑であるばかりか、シートが荷物から外れ
ることもあり、二人で作業する方が好ましく、人的無駄
があった。
れを防止する方法は、剥がしたストレッチフィルムは再
利用できず、経費と資源の無駄を生ずる。さらに、廃棄
処理されたストレッチフィルムは、分解することなく蓄
積するので多くの廃棄場所が必要で、産業廃棄物として
問題となる。一方、焼却処分では焼却時のガス等により
人体に悪影響を及ぼすことがあり、保健衛生上問題とな
る。
解決するために提供されたもので、一人で荷物へのシー
トの巻回を可能とし、帯状の一枚のシートにより一度に
数段に積載された荷物の荷崩れを防止でき、さらには、
再利用が可能で、廃棄処理が不要な簡便で効率的な荷崩
れ防止シートの提供を目的とする。
めの手段を図面の符号を使用して、説明すると、請求項
1記載の発明は「シート100の一方の側端部1近辺に
複数の面ファスナー3を固着し、さらにシート100の
側端部1から外側に面ファスナー5を固着した複数のベ
ルト4を連設させ、シート100の他方の側端部2には
ベルト4の止め金具10を設けるとともに、少なくとも
止め金具10又はベルト4の近辺に連結部材14を介し
板状部材15を取着させて成り、複数箇所で止め金具1
0を介してシート100の面ファスナー3とベルト4の
面ファスナー5を接合させて連結する荷崩れ防止シー
ト」であることを要旨とした。請求項2の発明は、「面
ファスナー3又はベルト4はシート100の側端部1か
ら離隔して固着されていることを特徴とする荷崩れ防止
シート」であることを要旨とした。請求項3の発明は、
「シート100の中央部に弾性体11を設けた荷崩れ防
止シート」であることを要旨とした。
3が固着されるとともに面ファスナー5が固着された複
数のベルト4が連設されるので、複数箇所で止め金具1
0を介してシート100の面ファスナー3とベルト4の
面ファスナー5を接合させて、一度にかつ堅固に数段に
積載された荷物20の荷崩れを防止する。また、シート
100に縫着された連結部材14を介して取着された板
状部材15を、荷物20の隙間に差し込むことにより、
シート100の側端部1又は側端部2が係止されるの
で、荷物20に一人でシート100を巻回することがで
きる。さらにベルト4はシート100に縫着されない部
分9を有するので、シートに逢着されない部分9はシー
ト100の側端部2の下に重畳され、シート100をよ
り堅固に固定するとともに、荷の全周を余すところなく
被覆することができ、さらに締め付ける際の荷物への擦
れを防止できる。さらには、シート100の中間部に弾
性体11を設けることで弾性体11の収縮力により荷物
20を強固に巻回することができる。
挙げ具体的に説明する。
800mmで長さは4100mmで構成される。従来の
荷崩れ防止シートに比し、幅を10倍から16倍程広く
したため、1シートで一度に数段に積まれた荷物の荷崩
れを防止できる。シート100の一方の側端部1には幅
100mm、長さ500mmの面ファスナー3がシート
100に縫着され、さらに面ファスナー3からシート1
00の側端部1から外側に向かい300mmの長さで延
出するベルト4が連設される。このように、シート10
0の外側に向かうベルト4にはベルト4の先端部6から
シート100の側端部に向かい長さ150mmの面ファ
スナー5を固着する。シート100内の面ファスナー3
は全領域に亘り雌面ファスナーが形成され、ベルト4の
面ファスナー5は雄面ファスナーが形成される。
ト4は、図1に示すように幅800mmのシート100
に面ファスナー3を縫着して等間隔で3本形成される。
本実施例では、面ファスナー3のシート100への固着
は縫着によるが、シート100に固着できる方法であれ
ば他の方法でもよい。本実施例では、シート100はビ
ニール系繊維で形成されるが、他の合成繊維であっても
よい。
付設され、シート100の牽引を容易にしている。さら
に、ベルト4はシート100に面ファスナー3が縫着さ
れる部分の先端部8から、シート100の側端部1に向
かい長さ150mmに亘り縫着されず離隔されるので、
当該縫着されない部分9は止め金具10が設けられるシ
ート100の側端部2の下に重畳され、シート100を
より堅個に固定できるとともに、荷の全周を余すところ
なく被覆することができ、さらに締め付ける際の荷物へ
の擦れを防止できる。
ベルト4を係留するための止め金具10がベルト4の数
に対応して設けられる。本実施例の金具は短柵形のリン
グで、一端はシート100に縫着される。
幅100mmで長さ350mmの帯状ゴム11を上下方
向1列に紐12にて5枚連索し、連索された帯状ゴム1
1の各々の両端はシート100に縫着されている。ま
た、帯状ゴム11とシート100の連結を補助するとと
もに、帯状ゴム11が伸び過ぎることを防止するストッ
パーとして帯状ゴム11の長さより長い補助部材13が
帯状ゴム11の両端部近辺に縫着される。さらに、本実
施例で、弾性体11を5枚の帯状ゴム11で構成するこ
ととしたのは、シート100を牽引するとき、牽引力が
シート100の上下方向に均等に分散し、牽引によるシ
ート100の偏りを防ぐことができるからである。な
お、本実施例では、弾性体11に帯状ゴム11を使用す
るが、伸縮力がある素材であれば何でもよく、例えばス
プリングでもよい。
部材14たる布ベルトを介してプラスチック製の板状部
材15が懸装される。図2に示すように、この板状部材
15を積み上げられた荷物20の隙間に差し込み、荷物
20により板状部材15を挟持させれば、連結部材14
を介して止め金具10が設けられたシート100の側端
部1又は側端部2が係止され、一人で順次シート100
を荷物20に巻回することができる。板状部材15は、
荷物20の隙間に差し込んだ後、シート100を牽引し
ても抜けないような大きさが必要であり、本実施例で
は、長方形で長径が140mmで短径が80mmで構成
されている。なお、板状部材15は、プラスチックに限
定されるものでなく金属板や木板でもよい。また、板状
部材15はシート100の幅に応じて、シート100の
上部、中央部、下部に複数設けることもでき、又シート
側端部のみでなく長さ方向中央部にも設ければ、一回り
する途中にさらにシートを係止させることができるため
好ましい。さらには、連結部材14は、本実施例の布ベ
ルトに限定されるものではなく、板状部材15を係止で
きれば何でもよく、金属チェーンやプラスチックチェー
ンであってもよい。
め金具10に潜らせて強く牽引し、ベルト4の雄面ファ
スナーとシート100に縫着された面ファスナー3の雌
面ファスナーとを接合させ、数段に積まれた荷物を固定
する。
が固着されるとともに面ファスナーが固着された複数の
ベルトが連設されるので、複数箇所で止め金具を介して
シート面ファスナーとベルトの面ファスナーを接合させ
ることにより、1枚のシートで数段に積載された荷物の
荷崩れを防止できる。また、シートの側端部の近辺に連
結部材を介し板状部材を取着したので、シートの一端を
人が支える必要がなく、一人で荷物にシートを巻回でき
るという優れた効果を有する。さらに、ベルトがシート
に縫着されない部分を設けたので、シートの両側端部が
重畳し、荷物を堅固に巻回するとともに、その作業の際
に荷物に擦り傷等がつかないという効果がある。さらに
は、シートの中央部に弾性体を設けたので、荷物をより
堅固に巻回できるという優れた効果を有する。
態を示す斜視図
Claims (3)
- 【請求項1】 パレット上や台車上に積み上げられた荷
物の荷崩れを防止するシートであって、帯状のシートの
一方の側端部近辺に複数の面ファスナーを固着し、さら
にシートの前記側端部から外側に面ファスナーを固着し
た複数のベルトを連設させ、シートの他方の側端部には
前記ベルトの止め金具を設けるとともに、少なくとも前
記止め金具又はベルトの近辺に連結部材を介し板状部材
を取着させてなり、複数箇所で前記止め金具を介して前
記シートの面ファスナーとベルトの面ファスナーを接合
させて連結することを特徴とする荷崩れ防止シート。 - 【請求項2】 前記面ファスナー又は前記ベルトは前記
シートの側端部から離隔して固着されていることを特徴
とする請求項1記載の荷崩れ防止シート。 - 【請求項3】 前記シートの中央部に弾性体を設けた請
求項1又は請求項2のいずれかに記載の荷崩れ防止シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16470397A JP3211151B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 荷崩れ防止シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16470397A JP3211151B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 荷崩れ防止シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1111481A JPH1111481A (ja) | 1999-01-19 |
JP3211151B2 true JP3211151B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=15798278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16470397A Expired - Lifetime JP3211151B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 荷崩れ防止シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3211151B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4672155B2 (ja) * | 2000-03-21 | 2011-04-20 | 株式会社アオノ | 荷崩れ防止シート |
JP3877715B2 (ja) * | 2003-08-25 | 2007-02-07 | 本田技研工業株式会社 | バンパー傷付き防止カバー |
TW200808616A (en) * | 2006-06-09 | 2008-02-16 | Zerotechnos Co Ltd | Fastening band |
DE102008046122A1 (de) * | 2008-09-05 | 2010-03-25 | Rainer GmbH Ladungssicherungstechnik für Container, LKW, Bahn und Schiff | Transportsicherung |
JP2013075721A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-25 | Tana-X:Kk | 引越用保護カバー |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP16470397A patent/JP3211151B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1111481A (ja) | 1999-01-19 |
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