JPH05502494A - 内燃機関用の燃料噴射ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 内燃機関用の燃料噴射ポンプ 従来技術 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念に記載の形式の内燃機関用の燃料噴射ポ ンプに関する。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第３７１９８３３号明細書から公知のこのような 燃料噴射ポンプでは、ポンプ作業室の充填及び圧力逃しは高圧搬送の開始前及び 終了後に燃料通路を介して行われる。この公知の構成の欠点は、高圧噴射を終了 させるために弁を介して制御される、ポンプ作業室内の高圧形成に基づき加熱さ れた燃料が、次いで行われる吸込み行程において、少なくとも燃料通路内に存在 する燃料量範囲で、ポンプ作業室に再び供給されるということにある。これによ ってポンプ作業室の温度が上昇し、しかも異なる熱さの吸い込まれる燃料に基づ き一方ではマグネット弁が著しく負荷されかつ他方では負荷及び回転数に関連し た密度変動が生ずる。更にポンプ作業室内の温度が上昇したばあい、充填密度が 減少するため高い漏れ損失及び低い圧縮圧力が生じ、これによって構造的に予め 規定された出力に不都合な影響が及ぼされる。更にドイツ連邦共和国特許出願公 開第３６１２９４２号明細書から、弁の冷却を行うことが公知である。この公知 の燃料噴射ポンプは、それぞれ１つのポンプ作業室を制限する多数のポンプピス トンを有している。ポンプピストンのそれぞれの吸込み行程中にはポンプ作業室 は吸込み室に接続され、この吸込み室内には燃料貯蔵タンクから燃料が搬送され る。ポンプピストンのそれぞれの吐出行程中にはポンプ作業室は多数の圧力通路 の１つに接続され、この圧力通路は噴射導管を介して内燃機関の噴射個所に接続 されている。ポンプ作業室は電気的に制御される弁を介して逃し室に接続可能で ある。弁を介して、噴射を生ぜしめるポンプピストン行程が制御される。弁を冷 却するために吸込み行程時に燃料が吸込み室から弁の内室を介してポンプ作業室 内に流れる。圧力逃しのばあい燃料は弁の圧力室を介して流出する。従って弁内 室の貫流びいては弁の冷却はそれぞれポンプピストンの吸込み行程中にのみ得ら れる。

発明の利点 請求の範囲第１項の特徴部分に記載の本発明による燃料噴射ポンプの利点は、冒 頭に述べた欠点を回避して、燃料通路が常時燃料によって貫流されひいては弁が 申し分なく冷却されかつ吸い込まれる燃料の温度が下げられるということにある 。

その他の請求項に記載の本発明の構成によって本発明による燃料噴射ポンプの有 利な構成及び改良が得られる。請求項第３項に記載の絞りを適当に設計すること によって、バイパスを介して流出する燃料量を目的通り規定することができる。

請求項第４項による構成によってポンプ作業室の冷却が行われるので、燃料を圧 縮したばあい高い圧力が得られかつ弁を介して流出する燃料の温度を減少させる ことができる。

図面 次に図示の実施例につき本発明番説明する。

このばあい第１図は燃料噴射ポンプの概略的な縦断面図であり、第２図は第１図 でＩ＋で示した燃料噴射ポンプ部分の拡大図である。

実施例のＥａ 第１図及び第２図で図示された分配型構造形式の燃料噴射ポンプはシリンダブシ ュ１１のシリンダ孔ＩＯ内で作業するポンプピストン１２を有していて、このポ ンプピストン１２は駆動軸１３を介してころ付きリング１４と端面カムディスク １５とから構成されたカム駆動装置によって往復運動と同時に回転運動させられ る。燃料噴射ポンプは内室１８を制限するケーシング１７を有していて、この内 室１８は吸込み室として用いられかつ内室１８には搬送ポンプ１９によって貯蔵 タンクから燃料を供給される。ケーシング１７の一方の端面ではケーシング内に 分配体２２が差し込まれている。ポンプピストン１２はシリンダ孔１０内に配置 された端部範囲に分配溝２３を備えている。シリンダブシュ１】並びに分配体２ ２は燃料噴射ポンプによって運転される内燃機関のシリンダの数に相応して搬送 通路２４を有していて、この搬送通路２４によって燃料は圧力弁２５及び噴射導 管２６を介して内燃機関のシリンダの噴射弁に案内される。

分配体２２はポンプピストン１２の縦軸線２７に対して同軸的にのびる段状の孔 ２８を有していて、この孔２８内には内室１８に面した小径の孔範囲でシリンダ ブシュ１１が差し嵌められている。シリンダブシュ１１は燃料噴射ポンプの内室 １８内に突入していてかつフランジ２９によって小径の孔２８の移行部に形成さ れた環状肩３０で内室１８に対して支持されている。

シリンダブシュ１１のフランジ２９は大径の孔２８の範囲内に配置される端部範 囲で、フランジ端部に向けて横断面を狭められてテーバ状に形成されている。シ リンダ孔１０は孔２８内に配置されるシリンダブシュ１１の端部範囲で拡大した 直径を有している。

孔２８の大径範囲内には、孔２８を閉鎖する電気的に制御される弁３２が外側か ら差し込まれる。弁３２は例えばマグネット弁として構成されている。孔２８は 弁ケーシング３４の外周面のそれぞれ１つの環状溝３４内に相互聞漏を置いて押 入される２つのシールリング３５によって外部に対してシールされている。弁ケ ーシング３４内には弁体３７が差し込まれていで、この弁体は端部範囲でシリン ダブシュＩＩに向けて弁ケーシング３４から突出していてかつこの突出部分で弁 体３７とシリンダブシュ１１との間でシールリング３８を固定している。シール リング３８は半径方向でわずかな遊びを以って有利にはシリンダブシュ内に配置 された段部内に圧入されていてかつこれによって圧力負荷に基づき生ぜしめられ る半径方向力を吸収しひいては他方の側でシリンダ孔１０内のポンプピストン１ ２によって閉じられたポンプ作業室４０を孔２８に対してシールしている。この 構成によってシリンダブシュ１１の端部と、弁体と、弁ケーシング３４との間で 環状室４１が制限される。環状室４１は分配体２２内の燃料通路４２を介して燃 料噴射ポンプの内室１８に接続されている。環状室４１からは弁ケーシング３４ を介して、燃料通路４２に対して直径方向で向い合って位置する、ポンプピスト ンの縦軸線２７に対してほぼ平行にのびるバイパス導管４３が案内されていて、 このバイパス導管４３内には絞り４４が配置されている。このバイパス導管４３ は短い横孔４６を介して、シールリング３５の間に配置された、弁ケーシングの 外周面内の環状溝と孔２８の壁との間に形成された環状室４８に連通していて、 この環状室４８は矢張り分配体２２内の横孔４９に接続されている。分配体２２ 内の横孔４９は戻し導管５１を介して燃料貯蔵タンク２０又は搬送ポンプ１９の 吸込み導管に接続されている。燃料噴射ポンプの内室１８は同様に公知の形式で 絞り５２を介して燃料戻し導管５１に接続されている。

諸表子５−５０２４９４　（３） 弁３２は閉鎖部材として弁体３７内の袋孔５６内に密に案内されたニードル５７ を有していて、このばあい袋孔５６は圧力室５８を形成する横断面を拡大された 範囲を有している。弁３２の圧力室５８は弁体３７内の横孔６１並びに縦孔５９ を介してポンプ作業室４０に接続されている。ニードル５７はポンプ作業室４０ に向けてテーバ状のシール面６２を有していて、このシール面は、圧力室５８か ら袋孔への移行部の同様にテーパ状に形成された袋孔のシール座６３と協働する 。圧力室５８内ではニードル５７は横断面を縮小された範囲６４を有している。

ポンプ作業室４０内で支配する圧力は圧力室５８内でニードル５７の範囲６４の 両端面に作用するので、ニードル５７には合成の押圧力は作用しない。ニードル ５７が離反したばあいポンプ作業室４０は孔５９、横孔６１、圧力室５８、弁体 ３７内の別の横孔６６及び弁ケーシング３４内の開口６７を介して環状室４１に かつこの環状室４１及び燃料通路４２を介して内室１８に接続される。

弁３４の開放及び閉鎖期間並びに開放及び閉鎖時間は種々の運転パラメータ、例 えば回転数、負荷等に関連して制御される。駆動軸の回転位置並びに回転数を検 出するために回転センサ６８が設けられている。ポンプピストン１２の吸込み行 程時には弁３．２が開放されかつ搬送ポンプの搬送圧力を受けた燃料が内室１８ から通路４２、環状室４１、弁３２及び縦孔５９を介してポンプ作業室４ｏ内に 流入する。ポンプピストン１２の吐出行程時の所定の時点に弁３２が閉じられか つポンプ作業室４０内で再び高圧が形成される。ポンプピストン１２の所定の回 転位置では分配溝２３が搬送通路２４の１つに接続されかつ、噴射弁が開放され ると、高圧下の燃料が轟該噴射個所に向１すで流れる。

高圧搬送を終了させるために弁３２が開放されかつ燃料がポンプ作業室４０から 弁３２を介して環状室４１に流入する。環状室４１からは燃料の一部が燃料通路 ４２を介して内室１８内に戻される。燃料の別の部分は絞り４４を介して別の環 状室４８内に流入して、この環状室４８及び分配体２２内の横孔４９を貫流しか つ戻し導管５１を介して燃料貯蔵タンク２０内に戻される。更に燃料は内室１８ から環状室４１、絞り４４及び環状室４８を介して常時流れる。それというのも 内室１８内では戻し導管５１内におけるよりも高い燃料圧力が支配するからであ る。両環状室４１．４８を介した燃料流によってポンプ作業室４０の範囲で弁３ ２及びシリンダブシュは内室１８からの冷たい燃料によって取り囲まれひいては 冷却され、かつ燃料噴射段階に続いてポンプ作業室から流出する加熱された燃料 は吸込み行程において極めてわずかな量でポンプ作業室に再び供給される。所望 の冷却作用を得るために環状室４１．４８を介して流れる燃料流は絞り４４，５ ２を適当に設計しかつ適合させることによって調節される。

要　約　書 燃料噴射ポンプがシリンダブシュ（１１）のシリンダ孔（１０）内で作業するポ ンプピストン（１２）を有している。シリンダ孔＜１０）内で一方ではポンプピ ストン（１２）によってかつ他方では電気的に制御される弁（３２）によってポ ンプ作業室（４０）が制限されている。ポンプ作業室（４０）が弁（３２）を介 して、ポンプピストン（１２）の吸込み行程時に及び噴射を生ゼしめるポンプピ ストン行程を制御するために吸込み室（１８）に接続可能である、シリンダブシ ュ（１１）が部分的に環状室（４１）によって取り囲まれていて、この環状室（ ４１）を介してポンプ作業室（４０）と内室（１８）との間で燃料が流れる。

環状室（４１）からバイパス（４３）が分岐していて、このバイパス（４３）を 介して弁（３２）を部分的に取り囲む別の環状室（４８）内に燃料が流れる。環 状室（４８）が戻し導管を介して燃料貯蔵タンクに向けて圧力を逃される。両環 状室（４１，４８）が内室（１８）内で支配する圧力に基づき常時燃料によって 貫流され、これによりポンプ作業室（４０）並びに弁（３２）が冷却される。

国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．内燃機関用の燃料噴射ポンプであって、ポンプピストン（１２）がポンプ作 業室（４０）を制限していて、このポンプ作業室（４０）がポンプピストンのそ れぞれの吸込み行程中及びポンプピストンの制御された吐出行程区分中に、電気 的に操作される弁（３２）によって制御される燃料通路（４２）を介して、燃料 貯蔵タンク（２０）から燃料を搬送される吸込み室（１８）に接続可能であり、 かつ、ポンプ作業室（４０）がポンプピストンのそれぞれの吐出行程中に分配部 材（１２）内に配置された分配開口（２３）を介して多数の圧力通路（２４）の １つに接続可能であり、この圧力通路（２４）が噴射導管を介して内燃機関の噴 射個所に接続されていて、このばあい噴射導管内への高圧下での燃料搬送が弁（ ３２）の閉鎖段階によって規定されている形式のもにおいて、燃料通路（４２） から、吸込み室（１８）と弁（３２）との間で燃料戻し部（５１）に対するバイ パス導管（４３）が分岐していることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射ポン プ。
2. ２．弁（３２）が燃料噴射ポンプのケーシング部分（２２）内の孔（２８）内に 差し込まれていてかつこの孔（２８）と協働して、バイパス導管（４３）及び燃 料戻し部（５１）に接続された環状室（４８）を制限している、請求項１記載の 燃料噴射ポンプ。
3. ３．バイパス導管（４３）と燃料通路（４２）との分岐部の下流側に絞リ（４４ ）が設けられている、請求項１又は２記載の燃料噴射ポンプ。
4. ４．ポンプ作業室（４０）の周面が、ケーシング部分（２２）内の孔（２８）内 に配置されたシリンダブシユ（１１）によって制限されていて、孔（２８）とシ リンダブシュ（１１）との間に、一方では吸込み室（１８）にかつ他方では弁（ ３２）に接続された環状室（４１）が形成されていて、バイパス導管（４３）が シリンダブシユ（１１）を取り囲む環状室（４１）から分岐している、請求項１ から３までのいずれか１項記載の燃料噴射ポンプ。