JPH0550245U - ガスケット - Google Patents
ガスケットInfo
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- JPH0550245U JPH0550245U JP10911991U JP10911991U JPH0550245U JP H0550245 U JPH0550245 U JP H0550245U JP 10911991 U JP10911991 U JP 10911991U JP 10911991 U JP10911991 U JP 10911991U JP H0550245 U JPH0550245 U JP H0550245U
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- JP
- Japan
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- rubber
- bolt
- hardness
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属板材の両面にゴム状弾性材被膜を被覆さ
れた素材にボルト貫通孔を打ち抜き加工する際のゴム材
のはみ出しを防止し得る構造とした。 【構成】 ボルト貫通孔の周辺部4のゴム状弾性材被膜
の硬度を、シール機能部5の硬度に比して局部的にアッ
プされた構造とする。
れた素材にボルト貫通孔を打ち抜き加工する際のゴム材
のはみ出しを防止し得る構造とした。 【構成】 ボルト貫通孔の周辺部4のゴム状弾性材被膜
の硬度を、シール機能部5の硬度に比して局部的にアッ
プされた構造とする。
Description
【0001】
本考案は、自動車、産業機械、その他一般機械において、互いに結合される2 部材の接合部のシール手段として使用されるガスケットの構造に関する。
【0002】
自動車、産業機械、その他の一般機械においては、互いに結合される2部材の 接合部のシール手段として、金属板材の両面にゴム状弾性材被膜を被覆された素 材にボルト貫通孔を打ち抜かれて成るガスケットが使用されている。
【0003】
上記したゴム状弾性材被膜を被覆された素材によるガスケットは、金属板材の 両面に糊状のゴム材料を塗布した後に加硫されて成る素材にボルト貫通孔や流体 流通孔などを打ち抜き、2部材の間に挟んでボルトを締め付け、2部材の各接合 面に対するゴム状弾性材の弾性的な接触圧力によってシール対象流体の漏れを抑 止するのであるが、ボルトの締め付け力の影響によってボルト貫通孔の周辺部の はみ出しを生じるので、このはみ出しを防止するための対策として、ゴム状弾性 材被膜の硬度をアップさせることが考えられる。
【0004】 しかしながら、ゴム状弾性材被膜の硬度をアップさせた場合には、ボルト貫通 孔を打ち抜かれる際に、ボルト貫通孔の周縁部にバリを生じるばかりでなく、シ ール作用を負担するシー機能部の弾性的な圧縮変形性の低減によるシール機能の 低下を避けることができない。
【0005】
本考案は、上記した従来のゴム状弾性材被膜を被覆された素材によるガスケッ トにおける問題点を考慮してなされたもので、金属板材の両面にゴム状弾性材被 膜を被覆された素材の打ち抜き加工で形成されたボルト貫通孔の周辺部の硬度を シール機能部の硬度に比してアップされた構成を備えるものである。
【0006】
上記した構造を備えた本考案によるガスケットにおいては、ゴム状弾性材被膜 の硬度を局部的にアップされたボルト貫通孔の周辺部が、ボルト貫通孔の打ち抜 き工程時におけるはみ出し現象を抑止し、ボルト貫通孔の周辺部に比して低い硬 度に保たれたシール機能部が、相手部材に対する柔軟な接触によって確実なシー ル機能を維持する。
【0007】
図1および図2に示す実施例は、金属板材1の両面にゴム状弾性材被膜2,2 を被覆された素材をもって製作された4角形のガスケットで、4隅のボルト貫通 孔3の周辺部4で、ボルト頭あるいはナットの大きさ、またそれらに適合した座 金の大きさの範囲にゴム状弾性材被膜2,2の硬度を局部的にアップされて、ゴ ム硬度92〜97度(JIS A)に、またシール機能部5の硬度を周辺部4の 硬度に比して低く、ゴム硬度80〜85度(JIS A)に設定されている。
【0008】 なおボルト貫通孔の周辺部の硬度のアップについては、プレス機械による打ち 抜き工程において、順送り型の最終工程に局部的な加圧・加熱装置を付設し、追 加加硫することによってゴム状弾性材を局部的に硬化させる手順による方法を用 いる。
【0009】
本考案によるガスケットが、上記したように、金属板材の両面にゴム状弾性材 被膜を被覆された素材にボルト貫通孔を打ち抜かれて成り、前記ボルト貫通孔の 周辺部のゴム状弾性材被膜の硬度をシール機能部の硬度に比してアップされた構 成を備えていることにより、硬度を局部的にアップされたボルト貫通孔の周辺部 が、ボルト貫通孔の打ち抜き工程時におけるはみ出し現象を抑止し、ボルト貫通 孔の周辺部に比して低い硬度に設定されたシール機能部が、相手部材に対する柔 軟な弾性接触によって確実なシール機能を維持する。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の平面図である。
【図2】本考案の実施例の断面図である。
1 金属板材 2 ゴム状弾性材被膜 3 ボルト貫通孔 4 ボルト貫通孔の周辺部 5 シール機能部
Claims (1)
- 【請求項1】 金属板材(1)の両面にゴム状弾性材被
膜(2,2)を被覆された素材にボルト貫通孔(3)を
打ち抜かれて成り、前記ボルト貫通孔(3)の周辺部
(4)の前記ゴム状弾性材被膜(2,2)の硬度をシー
ル機能部(5)の硬度に比してアップされたガスケッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109119U JP2597231Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109119U JP2597231Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | ガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550245U true JPH0550245U (ja) | 1993-07-02 |
JP2597231Y2 JP2597231Y2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=14502039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991109119U Expired - Lifetime JP2597231Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597231Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59121258A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-13 | Yuusan Gasket Kk | シリンダ・ヘツド・ガスケツト |
JPS61128456U (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-12 |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP1991109119U patent/JP2597231Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59121258A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-13 | Yuusan Gasket Kk | シリンダ・ヘツド・ガスケツト |
JPS61128456U (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2597231Y2 (ja) | 1999-07-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990330 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |