JPH0235086Y2 - - Google Patents

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JPH0235086Y2
JPH0235086Y2 JP6754086U JP6754086U JPH0235086Y2 JP H0235086 Y2 JPH0235086 Y2 JP H0235086Y2 JP 6754086 U JP6754086 U JP 6754086U JP 6754086 U JP6754086 U JP 6754086U JP H0235086 Y2 JPH0235086 Y2 JP H0235086Y2
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JP
Japan
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sealing material
bead portion
metal gasket
sealing
substrate
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JP6754086U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、弾性を有する金属ガスケツト基板の
ビード部分のシール性を高め、しかも高価な密封
材料を節約した金属ガスケツトに関するものであ
る。
(従来技術) 従来の金属ガスケツトは通常弾性の金属薄板を
一枚又は複数枚重ねたものを使用して、シール効
果を高めるために、金属ガスケツト基板の流体通
過開口部周辺付近にビード部分4を形成し、接触
間の面圧はそのビード部分4の表面側の頂部5、
裏面側の基部6に集中するような構成がとられて
いる。
そして、このビード部分4で接触する相手面1
0の面粗度を吸収し、接触面間の浸透もれを防ぐ
ために、金属ガスケツト基板の表裏全面に第8図
の如きゴム、合成樹脂等の密封材料7を塗布した
ものが使用されている。
また密封材料は耐熱性、耐油性を必要とする場
合には、フツ素系またはシリコン系のゴムまたは
合成樹脂等の高価な密封材料が使用されている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の金属ガスケツト基板は、密封材料を金属
ガスケツト基板の表裏全面にゴム、合成樹脂等の
高価な密封材料を塗布しているが、実際のシール
効果は金属ガスケツトを装着した接触する相手面
とビード部分が接触するシール線条にのみ発揮さ
れるものであつて、それ以外の部分に塗布されて
いる密封材料は実質的にはシール効果そのものに
は関係ないもので、高価な密封材料が無駄に塗布
されているとの欠点を有している。
又、従来の金属ガスケツト基板は表裏両面に均
一に密封材料が塗布されているために、そのビー
ド部分に塗布された密封材料は、接触面圧でビー
ド部分の弾力性を失うと、シール圧を維持するこ
とができなくなり、接触面間の浸透もれを防止す
ることが困難となる欠点を有している。
本考案は、前記の欠点を改良して金属ガスケツ
ト基板のビード部分の頂部、基部に作用する相手
面の接触面圧の大小に応じて密封材料の塗着の厚
み、幅を変更し、密封材料をスクリーン印刷法で
塗着することにより、ビード部分の所期のシール
圧を維持し、高価な密封材料を節約することを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は弾性を有する金属ガスケツト基板のシ
ール線条を形成する基部を含むビード部分にの
み、基板より軟質のゴムまたは合成樹脂よりなる
密封材料をスクリーン印刷法により塗着したもの
である。
(実施例) 本考案は弾性を有する金属ガスケツト基板1の
四隅にボルト孔2、中央に流体通過開口部3を形
成し、該流体通過開口部3の周囲にシール効果を
有するビード部分4が形成されている。
第2図の矢印で示すビード部分4の表面側の頂
部5と、裏面側の基部6,6の部分を含むビード
部分4に第5図のように、厚い密封材料7を塗着
した構成である。
また第6図は、金属ガスケツト基板1のビード
部分4の表面側の頂部にのみ密封材料7を塗着
し、その下に中板8を介して、更にもう一枚の金
属ガスケツト基板1のビード部分4の裏面側の基
部6,6の部分にのみ密封材料7を塗着した三層
の基板からなる構成である。
尚、中板8のビード接触面はスクリーン印刷で
密封材料7を塗着したものを使用する。
第7図は、金属ガスケツト基板1の四隅に設け
たボルト孔2付近のビード部分4には密封材料7
を幅狭く塗着し、ボルト孔2,2の間には密封材
料7を幅広く塗着した基板からなる構成である。
本考案の密封材料7を塗着する方法について一
例を説明すれば、スクリーン印刷法でビード部分
4に密封材料7を印刷固化した後、ビードを形成
する方法が一般的であるが、第3図に図示する如
く、ビード部分4を形成した金属ガスケツト基板
1に、スペーサ9等で、ビード部分4の凸部が平
坦になるようにした後、密封材料7の凸部を上に
してシール線条部分にスクリーン印刷法により密
封材料7を印刷、固化して形成してもよい。
また第4図に図示する如く、スペーサ9の上に
ビード部分4を形成した金属ガスケツト基板1を
裏返して置き、凹部のシール線条を形成する位置
にのみスクリーン印刷法により密封材料7を印
刷、固化して形成してもよい。
又、本考案に使用する密封材料7は金属ガスケ
ツト基板1より軟質のゴムまたは合成樹脂等の材
料を使用する。
尚、図面では金属ガスケツト基板1、密封材料
7の断面の厚みを厚く表現されているが、実際の
金属ガスケツト基板1の厚さは0.1〜1mm程度で
あるのに対し、密封材料7のスクリーン印刷法に
よる厚さは0.01〜0.5mm程度のものである。
(考案の作用効果) 本考案はシール効果を発揮するシール線条を含
むビード部分4の頂部5、基部6,6を含むビー
ド部分4にのみ密封材料7をスクリーン印刷法に
より塗着したので、弾性を有する金属ガスケツト
基板1のビード部分4のシール性を高め、しかも
高価な密封材料7を節約することができ経済的に
金属ガスケツトを提供することができる。
また、ビード部分4のみに塗着した密封材料7
は、弾性を有する金属ガスケツト基板1より軟質
の密封材料7を使用しているため、相手面10と
の密着が良くシール効果が良好である。
ビード部分4の相手面10の接触面圧の大小に
応じて、密封材料7の塗着の厚み、幅を変えるこ
とにより、接触面圧を平均化できるので、ボルト
軸力を配分してシール効果を調整することができ
る。
即ち、ボルト孔2付近は接触面圧が高くなるの
で、ビード部分4のみに塗着した密封材料7を幅
狭く薄く塗着し、それ以外のボルト孔2,2間は
密封材料7を幅広く厚く塗着形成することによ
り、接触面圧を高くすることができるため、ビー
ド部分4の接触面圧の大小により密封材料7の塗
着の厚み、幅を変更することにより、シール効果
をあげることができる。
また、本考案の密封材料7の塗着の厚み分は金
属ガスケツト基板1より厚く形成したので、ビー
ド部分4が可塑的に変形しても密封材料7によつ
て、シール圧を維持することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の効果を説明する金属ガスケツ
トの一例である金属ガスケツト基板の平面図、第
2図は第1図のA−A線における拡大断面図、第
3図および第4図はビード部分のスクリーン印刷
法による拡大説明断面図、第5図はビード部分に
密封材料を塗着した状態の拡大断面図、第6図は
他の実施例を示すビード部分に密封材料を塗着し
た状態の拡大断面図、第7図は本考案の他の実施
例を示す金属ガスケツト基板のビード部分に密封
材料を塗着した状態の説明平面図、第8図は従来
例の金属ガスケツト基板に密封材料を塗着した状
態の拡大断面図である。 1……ガスケツト金属基板、2……ボルト孔、
3……流体通過開口部、4……ビード部分、5…
…頂部、6……基部、7……密封材料、8……中
板、9……スペーサ、10……相手面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性を有するガスケツト金属基板1のシール線
    条を形成するビード部分4の頂部5、基部6,6
    を含むビード部分4にのみ、該基板1より軟質の
    ゴムまたは合成樹脂よりなる密封材料7を、スク
    リーン印刷法により塗着したことを特徴とする金
    属ガスケツト。
JP6754086U 1986-05-01 1986-05-01 Expired JPH0235086Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6754086U JPH0235086Y2 (ja) 1986-05-01 1986-05-01

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JP6754086U JPH0235086Y2 (ja) 1986-05-01 1986-05-01

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JPS62177963U JPS62177963U (ja) 1987-11-12
JPH0235086Y2 true JPH0235086Y2 (ja) 1990-09-21

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JP6754086U Expired JPH0235086Y2 (ja) 1986-05-01 1986-05-01

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JP3322765B2 (ja) * 1994-11-21 2002-09-09 国産部品工業株式会社 メタルガスケット
JP3709365B2 (ja) * 2001-10-23 2005-10-26 石川ガスケット株式会社 メタルガスケット
JP6344642B2 (ja) * 2014-03-26 2018-06-20 日本ガスケット株式会社 シリンダヘッドガスケット

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JPS62177963U (ja) 1987-11-12

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