JPH0550235U - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置

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JPH0550235U
JPH0550235U JP10304391U JP10304391U JPH0550235U JP H0550235 U JPH0550235 U JP H0550235U JP 10304391 U JP10304391 U JP 10304391U JP 10304391 U JP10304391 U JP 10304391U JP H0550235 U JPH0550235 U JP H0550235U
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JP
Japan
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shift lever
locking portion
lever
opening
lock
Prior art date
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Withdrawn
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JP10304391U
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Inventor
彰 名倉
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の主要な目的は、シフトレバーの上部を
安全に取外すことができるようなシフトレバー装置を提
供することにある。 【構成】上部レバー部材22は、その下端部の筒部25
において下部レバー部材21と嵌合する。上部レバー部
材22に係止部61が設けられている。係止部61は、
ディテントプレート側の部材70に設けられたガイド溝
71に嵌合し、Pレンジに位置している時に、ガイド溝
71の開口部72を通って上方に抜けることができるよ
うになっている。係止部61は、ロック部材62がロッ
ク位置にある時に開口部72から抜けることが阻止され
る。操作子64によってロック部材62をロック解除方
向に動かすと、係止部61が開口部72を通ることがで
きる状態となり、上部レバー部材22の取外しが可能と
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車の自動変速機(オートマチック・トランスミッション)のシフ トコントロールを行うためのシフトレバー装置に係り、特にフロア式のシフトレ バー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フロア式の自動変速機用シフトレバー装置は、シフトレバーがフロア上方に突 き出ているため、例えばキャブオーバ型自動車などにおいて、停車時あるいは駐 車時に乗員が運転席と助手席との間を移動したり、シート上に横になる場合など にシフトレバーが邪魔になる。
【0003】 このような問題に対処するために、実開昭 61-204217号公報に見られるフロア シフトレバーのような折畳み可能なシフトレバーが提案されている。この先行技 術の場合、シフトレバー本体を上部と下部とに二分割するとともに、シフトレバ ー本体の外側に外筒を設けている。この外筒は、通常時(シフトレバー使用時) はシフトレバー本体の上部と下部との連結部分を被っており、この外筒によって 上部と下部とが固定された状態にある。そしてシフトレバーを折畳む際に、シフ トレバーをPレンジすなわちパーキング(駐車)レンジに移動させた状態で、外 筒をシフト操作ノブと一緒に手で引上げて上記連結部分を露出させることにより 、上部を折畳むことができる状態にする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述の先行技術の場合、Pレンジにおいては無条件にシフトレバー自体が上方 に動きうる状態となって折畳み可能になるため、安全上問題であるばかりでなく 、シフトレバーの不安定感を生む原因となる。また、折畳まれた状態のシフトレ バー上部がフロアコンソール上に存在するため、シフトレバー上部がある程度邪 魔になるとか、シフトレバー上部を格納するためのスペースを確保しなければな らないなどの問題が生じる。
【0005】 従って本考案の目的は、シフトレバーとは別の操作子を操作した時にのみシフ トレバーの上部をシフトレバーの下部から安全に取外すことができ、必要に応じ てシフトレバーが邪魔にならないようにすることのできるシフトレバー装置を提 供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を果たすために開発された本考案のシフトレバー装置は、下部レバー 部材およびこの下部レバー部材の上端部に挿脱可能に嵌合させられる上部レバー 部材を有するシフトレバーと、上部レバー部材の側面部に設けられた係止部と、 ディテントプレート側の部材に設けられかつ上記シフトレバーがPレンジにある 時に上記係止部が上方に通り抜けることのできる開口部を有するとともにシフト レバーがPレンジ以外の時には上記係止部を受け入れることによってこの係止部 が上方に動くことを阻止するガイド溝と、上記開口部の近傍に設けられていて上 記係止部が上記開口部を通ることを阻止するロック位置と上記係止部が上記開口 部を通ることを許容するロック解除位置とにわたって移動可能なロック部材と、 上記ロック部材を上記ロック位置に向って付勢する付勢手段と、上記ロック部材 を上記ロック解除位置に移動させることの可能な操作子とを具備している。
【0007】
【作用】
シフトレバーがPレンジに位置している時に、操作子によってロック部材をロ ック解除位置に動かすと、係止部がガイド溝の開口部を通って上方に抜けること ができる状態となる。この状態で上部レバー部材を引上げると、上部レバー部材 と下部レバー部材との嵌合が外れ、上部レバー部材を取外すことができる。
【0008】 上部レバー部材を元の取付状態に戻すには、上部レバー部材の下端部を下部レ バー部材の上端部に嵌合させるとともに、ロック部材によって係止部が開口部か ら抜けないようにすることによって、上部レバー部材を下部レバー部材に固定す る。
【0009】 シフトレバーがPレンジ以外のポジションにある時には、係止部がガイド溝に 沿って移動し、係止部がガイド溝に嵌合した状態が保たれることによって、上部 レバー部材が上方に動くことが阻止される。
【0010】
【実施例】
以下に本考案の一実施例について、図1ないし図6を参照して説明する。 図1に示されるフロア式シフトレバー装置10は、車体のフロアに固定される ベース部材11に、軸12を中心として車体の前後方向に回動するシフトレバー 13が設けられている。
【0011】 また上記ベース部材11にディテントプレート15が取付けられている。ディ テントプレート15には周知のストッパ溝16が設けられている。また、ディテ ントプレート15にカバー17が固定されている。カバー17の上部に、シフト レバー13を挿通させるための開口部18が設けられている。
【0012】 シフトレバー13は、下部レバー部材21と上部レバー部材22とからなる二 分割タイプである。下部レバー部材21はシフトレバー13の下半部を構成し、 上部レバー部材22はシフトレバー13の上半部を構成する。上部レバー部材2 2の下端に筒部25が設けられている。この筒部25に、下部レバー部材21の 上端部26が軸線方向から挿脱可能に嵌合させられる。
【0013】 図2等に示されるように、下部レバー部材21の軸線方向中間部に、水平方向 に突出するディテントピン30が設けられている。ディテントピン30は、下部 レバー部材21に開設された軸線方向に沿う長孔31に挿入されていて、長孔3 1の長さ範囲内で移動可能としてある。ディテントピン30は、ディテントプレ ート15のストッパ溝16の所定箇所に係合することにより、シフトレバー13 の誤操作を防止できるようにしてある。
【0014】 ディテントピン30はスライダ35に設けられている。スライダ35は、下部 レバー部材21の内部に軸線方向に摺動自在に収容されており、圧縮ばね36の 弾力によって上昇方向に付勢されている。スライダ35の上端に位置する端部材 37は、下部レバー部材21の上端開口38の近傍に位置している。
【0015】 一方、上部レバー部材22は合成樹脂製のグリップ45を備えている。このグ リップ45の上端に、プッシュ式のボタン46が設けられている。ボタン46は 、ばね47によって上方に付勢されている。ボタン46に連なる操作ロッド50 の下端は、中間ロッド51の上端部材51aに接している。中間ロッド51は上 部レバー部材22の内部を通って下方に延びており、中間ロッド51の下端52 がスライダ35の端部材37の上端面に接離可能に対向するようにしている。
【0016】 中間ロッド51は上部レバー部材22の軸線方向に昇降自在であり、好ましく は適宜の弾性部材55によって上向きに付勢されている。従って、図1に示され る状態でボタン46を押込むと、中間ロッド51が上部レバー部材22の内部を 所定量降下することにより、スライダ35が押されてディテントピン30が下が るような構成である。
【0017】 上部レバー部材22は、下部レバー部材21に対し、連結機構60によって固 定できるようになっている。連結機構60は、以下に述べるように、ピン状の係 止部61と、フック状のロック部材62と、付勢手段としてのばね63と、ロッ ク解除用の操作子64などを備えて構成されている。
【0018】 係止部61は上部レバー部材22の側面部に固定されており、水平方向に突出 している。この係止部61は、ディテントプレート15側の部材70に設けられ たガイド溝71に嵌合させられ、ガイド溝71に沿って移動するようになってい る。ガイド溝71は、シフトレバー13の回動軸12を中心とした円弧状をなし ている。ガイド溝71のPレンジ側(ロック部材62側)には、上方に向って開 口する開口部72が設けられている。
【0019】 開口部72は、係止部61が上方に通り抜けることのできる幅をもっている。 ガイド溝71が設けられている部材70は、ディテントプレート15の一部であ ってもよいし、あるいはディテントプレート15とは別体のプレートを適宜の固 定手段によってディテントプレート15に取付けたものであってもよい。
【0020】 ロック部材62は開口部72の近傍に設けられている。このロック部材62は 軸75によって部材70に枢着されており、軸75を中心として前後方向に回動 可能となっている。すなわちこのロック部材62は、図1あるいは図4に示され るロック位置から、図5あるいは図6に示されるロック解除位置にわたって回動 可能である。
【0021】 上記ロック位置においては、ロック部材62の先端部76によって開口部72 が塞がれることにより、係止部61が上方に移動することが阻止される。ロック 解除位置においては、ロック部材62の先端部76が開口部72から離れること によって、係止部61が開口部72を通って上方に移動できる状態になる。ロッ ク部材62の上端に、ガイド溝71に向って傾斜するテーパ面77が設けられて いる。
【0022】 操作子64は、ロック部材62を上記ロック解除方向に移動させることができ るようになっている。図示例の操作子64は、カバー17の前面壁17aに設け られている。なお、操作子64は適宜のリンクを介してロック部材62に接続さ れていてもよいし、あるいは適宜のリターンばねによってロック位置方向に付勢 してもよい。
【0023】 次に、上記構成のシフトレバー装置10の作用について説明する。 図1に示されるように、上部レバー部材22の下端の筒部25が下部レバー部 材21の上端部26に嵌合しかつロック部材62によって係止部61の抜け止め がなされている時には、上部レバー部材22が下部レバー部材21に固定されて 一体化しているため、このシフトレバー13を使って通常のシフト操作を行なう ことができる。
【0024】 すなわち、グリップ45のボタン46を指で押すと、中間ロッド51を介して スライダ35が押し下げられ、ディテントピン30が降下する。これにより、ス トッパ溝16とディテントピン30との係合が外れるため、シフトレバー13を Pレンジから図1に2点鎖線で示す位置などに移動させて、所望のセレクト操作 を行なうことができる。
【0025】 シフトレバー13がPレンジ以外に位置する時には係止部61がガイド溝71 に嵌合しているため、操作子64をロック解除方向に動かしても上部レバー部材 22を上方に引き抜くことはできない。このため、Pレンジ以外では常に上部レ バー部材22と下部レバー部材21とが連結された状態となる。
【0026】 上部レバー部材22を取外したい場合には、シフトレバー13をPレンジに位 置させた状態で、操作子64を指で操作することにより、ロック部材62を図5 に示されるロック解除位置に移動させる。こうすることにより、係止部61が開 口部72を通って上方に移動できる状態となる。
【0027】 従ってこのロック解除状態で上部レバー部材22を手で引き上げると、上部レ バー部材22の筒部25が下部レバー部材21の上端部26から外れることによ り、上部レバー部材22を取外すことができる。
【0028】 このように、停車時あるいは駐車時に上部レバー部材22を取外すことができ るため、乗員が運転席と助手席との間を移動することが容易となり、シート上に 横になる際などにもシフトレバー13が邪魔にならない。このため、キャブオー バ型トラックなどにおいて特に有効である。また、取外した上部レバー部材22 を安全な場所に保管しておけば、自動車の盗難を防止する上でも有効である。
【0029】 上部レバー部材22を元の取付状態に戻すには、上部レバー部材22の筒部2 5を下部レバー部材21の上端部26に嵌合させる。本実施例の場合、筒部25 を上端部26に嵌合させる際に、係止部61によってロック部材62のテーパ面 77が押されるため、ロック部材62が一旦ロック解除方向に動いてから、図4 に示されるロック位置に自動的に復帰する。
【0030】
【考案の効果】
本考案によれば、シフトレバーがPレンジにある時に、シフトレバーとは独立 した操作子をロック解除方向に動かした時のみ上部レバー部材を取外すことがで きる構造であるから、誤操作に対して十分安全であり、必要に応じて操作レバー を邪魔にならないようにすることができるとともに、取外された上部レバー部材 を適切に管理すれば、このシフトレバー装置を備えた自動車の盗難を防止するこ ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すシフトレバー装置の一
部を断面で示す側面図。
【図2】図1に示されたシフトレバー装置における下部
レバー部材と上部レバー部材を一部断面で示す側面図。
【図3】図1に示されたシフトレバー装置における連結
機構の横断面図。
【図4】図1に示されたシフトレバー装置の連結機構を
一部断面で示す側面図。
【図5】図1に示されたシフトレバー装置の連結機構の
ロック解除状態を一部断面で示す側面図。
【図6】図1に示されたシフトレバー装置の上部レバー
部材が取外された状態を一部断面で示す側面図。
【符号の説明】
10…シフトレバー装置、13…シフトレバー、15…
ディテントプレート、21…下部レバー部材、22…上
部レバー部材、60…連結機構、61…係止部、62…
ロック部材、63…ばね(付勢手段)、64…操作子、
70……ディテントプレート側の部材、71…ガイド
溝、72…開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部レバー部材およびこの下部レバー部材
    の上端部に挿脱可能に嵌合させられる上部レバー部材を
    有するシフトレバーと、上記上部レバー部材の側面部に
    設けられた係止部と、ディテントプレート側の部材に設
    けられかつ上記シフトレバーがPレンジにある時に上記
    係止部が上方に通り抜けることのできる開口部を有する
    とともにシフトレバーがPレンジ以外の時には上記係止
    部を受け入れることによってこの係止部が上方に動くこ
    とを阻止するガイド溝と、上記開口部の近傍に設けられ
    ていて上記係止部が上記開口部を通ることを阻止するロ
    ック位置と上記係止部が上記開口部を通ることを許容す
    るロック解除位置とにわたって移動可能なロック部材
    と、上記ロック部材を上記ロック位置に向って付勢する
    付勢手段と、上記ロック部材を上記ロック解除位置に移
    動させることの可能な操作子とを具備したことを特徴と
    するシフトレバー装置。
JP10304391U 1991-12-13 1991-12-13 シフトレバー装置 Withdrawn JPH0550235U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10304391U JPH0550235U (ja) 1991-12-13 1991-12-13 シフトレバー装置

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JP10304391U JPH0550235U (ja) 1991-12-13 1991-12-13 シフトレバー装置

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JPH0550235U true JPH0550235U (ja) 1993-07-02

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JP10304391U Withdrawn JPH0550235U (ja) 1991-12-13 1991-12-13 シフトレバー装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404