JPH0550183U - ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ - Google Patents

ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ

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JPH0550183U
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    • F16D66/021Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means
    • F16D66/022Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーネスの交換作業を行うことなく、プロー
ブを取り換えることができるようにすることにある。 【構成】 ブレーキライニング材におけるロータとの非
接触面から前記ロータとの接触面側へ所定距離進んだ位
置に一端が設定される検出用導体13と、この検出用導
体13を支持するプローブ本体側ハウジング11と、前
記プローブ本体側ハウジング11に着脱自在のコネクタ
ハウジング21と、摩耗検知装置の検知端子に接続さ
れ、前記コネクタハウジング21に固定され、かつ前記
コネクタハウジング21を前記プローブ本体側ハウジン
グ11に結合したとき前記検出用導体13と接触する端
子22とを備える。 【効果】 プローブ取り換え作業に要するコストを大幅
に低減させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車等の車両において、ブレーキライニング材の摩耗を検知す るために設けられる摩耗検知用のプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用ブレーキは、ドラムブレーキにおけるシューライニングあるいはディス クブレーキにおけるブレーキパッドのようなライニング材をロータに押し付ける ことによって、ブレーキングを行うようにしている。したがって、このライニン グ材の摩耗量を検知し、過度の摩耗に至る前に警告を発するようにすることによ り安全性の向上を図ることができる。
【0003】 上記のような摩耗によるブレーキライニング材の使用限界時を検知する手段と して、ブレーキライニング材もしくは該ブレーキライニング材の近傍に、そのブ レーキライニング材が所定量摩耗したときロータと接触するかもしくはロータと の接触で断線する導体を備えたプローブを設け、前記導体がロータと接触するか もしくはロータとの接触で断線したとき、警告灯の点灯等によりブレーキライニ ング材の摩耗を知らしめるようにした接触式もしくは断線式の摩耗検知装置が既 に公知である。
【0004】 図16は、制御部Aに接続された回路導体Bによりループ状の検出部101を 形成し、この検出部101を樹脂製のハウジング102内に収納してなる、断線 式摩耗検知装置のプローブ100を示している。このプローブ100は、前記検 出部101をブレーキライニング材C内に没入させた状態で、前記ブレーキライ ニング材Cの裏金Dに固定されている。したがって、この図16に示すプローブ 100は、ブレーキライニング材Cが所定量摩耗すると、ロータ(不図示)によ り前記検出部101が切断される。
【0005】 図17は接触式摩耗検知装置のプローブ200を示している。このプローブ2 00は、制御部A′に接続された回路導体B′の先端を検出部201とし、この 検出部201をハウジング202内に固定したものである。この図17のプロー ブ200も、前記検出部201をブレーキライニング材C内に没入させた状態で 、前記ブレーキライニング材Cの裏金Dに固定されている。この図17に示すプ ローブ200では、ブレーキライニング材Cが所定量摩耗すると、前記検出部2 01が車輪と一体に回転するロータRと接触し、前記制御部A′に対して通電が なされる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述したような断線式あるいは接触式の摩耗検知装置によるブレーキライニン グ材の摩耗検知は、プローブの破損を伴うものである。したがって、一度検知が なされた場合は、前記プローブを新しいものと取り換える必要がある。
【0007】 しかしながら、上記図16あるいは図17に示す従来のプローブは、検出部1 01,201が回路導体B,B′と一体であるため、摩耗検知がなされた後で、 このプローブ100,200ばかりでなく、プローブ100,200と摩耗検知 装置の制御部A,A′を接続する回路導体B,B′をも取り換えなければならな い。すなわち、従来のプローブによると、摩耗検知がなされるたびにハーネスの 取り換え作業を行わなければならず、その作業コストや取り換え用のパーツ代が 高くつくという問題があった。
【0008】 考案は上記のような事情に鑑みなされたものであって、ブレーキライニング材 の摩耗による残量が所定量に達したとき、ロータと接触するかもしくはロータと の接触で断線する導体を備えたブレーキライニング材の摩耗検知用プローブであ って、かつ、ブレーキライニング材の摩耗を検知した後に、ハーネスの取り換え 作業を行わなくてもよいようにすることを可能としたブレーキライニング材の摩 耗検知用プローブを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する考案によるブレーキライニング材の摩耗検知用プローブは 、ブレーキライニング材におけるロータとの非接触面から前記ロータとの接触面 側へ所定距離進んだ位置に一端が設定される検出用導体と、この検出用導体を固 定したプローブ本体側ハウジングと、前記プローブ本体側ハウジングに着脱自在 であるプローブコネクタ側ハウジングと、前記プローブコネクタ側ハウジングに 固定され、かつ前記プローブコネクタ側ハウジングを前記プローブ本体側ハウジ ングに結合したとき、前記検出用導体と接触する端子とを備えるものである。
【0010】
【作用】
考案によるブレーキライニング材の摩耗検知用プローブによると、摩耗検知が なされた後は、摩耗検知を終えた検出用導体を固定しているプローブ本体側ハウ ジングをプローブコネクタ側ハウジングから取り外し、新たなプローブ本体側ハ ウジングを前記プローブコネクタ側ハウジングに結合するだけで、プローブの取 換作業を終えることができる。
【0011】
【実施例】
図1〜図3に示す実施例のブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ(以下 、単にプローブという。)は断線式のプローブであって、プローブ本体1とプロ ーブコネクタ2を備えている。これらプローブ本体1とプローブコネクタ2は、 プローブ本体1が雄コネクタを構成するとともにプローブコネクタ2が雌コネク タを構成することにより互いに着脱自在である。
【0012】 プローブ本体1は、図4〜図6に示すように、ハウジング11、パッキン材1 2および検出用導体13を備えている。
【0013】 ハウジング11は、硬質樹脂により、一端側開放の略筒状に形成されている。 このハウジング11の他端を閉塞する端部壁11aには、このハウジング11の 外方へ向って突出する略角柱状の没入部11bが形成されている。この没入部1 1bの立上がり部周囲には前記端部壁11aの外面によって当接面11cが形成 されている。このハウジング11の外周には、前記当接面11cと径方向におい て連続する面を有するフランジ11dが突設されている。また、図5に示すよう に、このハウジング11の上壁には、後述するプローブコネクタ2の爪21Ag が係合するための切欠孔11eが穿設されている。また、図6に示すように、ハ ウジング11の両側壁には、前記切欠孔11eよりも他端側すなわち前記没入部 11b側(矢符X方向側)に移行した位置に、パッキン材12を係止するための 係止孔11fがそれぞれ穿設されている。さらに、前記端部壁11aの内面には 、横方向(図中矢符Y−Y′方向)中間部に、このハウジング11の一端側(図 中矢符X′方向側)へ延びる仕切突起11gが形成されている。
【0014】 パッキン材12は、ゴム等の軟質部材により形成されたもので、両端開放の筒 状部12aとこの筒状部12aの一端部において径方向外側へ突出した左右一対 の耳部12bとからなる。筒状部12aの内周面および外周面には、周方向に延 びる溝が軸方向に複数個づつそれぞれ形成されており、これらの溝によって、前 記筒状部12aの内周面および外周面は、軸方向に凹凸が連続した防水形状とな っている。また、前記一対の耳部12bは、前記ハウジング11の両側壁に形成 した係止孔11fにそれぞれ嵌合している。そして、この嵌合によって、当該パ ッキン材12は前記ハウジング11の端部壁11aに隣接する位置に保持されて いる。
【0015】 検出用導体13は偏平な金属片によりなり、平面視略U字状に形成されている 。この検出用導体13は、U字の折返し部13aが前記ハウジング11の没入部 11bに埋め込まれている。前記検出用導体13のU字の両端部はハウジング1 1の一端側(矢符X′方向側)へ向って延びている。この検出用導体13のU字 の両端部は接触部13b,13cを構成している。これらの接触部13b,13 cは、前記ハウジング11内において、前記仕切突起11gを挟む位置に配置さ れている。
【0016】 プローブコネクタ2は、図7に示すように、ハウジング21と一対の端子22 (図7においては一方の端子22のみを図示)を備えている。
【0017】 ハウジング21は、前記プローブ本体1のハウジング11と同様の硬質樹脂に よって形成されており、ハウジング本体21Aと係止片支持部材21Bとにより 構成されている。
【0018】 ハウジング本体21Aは、前記プローブ本体1のハウジング11内に挿入する ことができる外形を有している。ハウジング本体21Aは内部に一対の端子22 をそれぞれ収納するための空間21Aa(図7においては一方の空間21Aaの みを図示)を備えている。また、このハウジング本体21Aの先端には、前記パ ッキン材12の内径よりもやや径の大きい突起部21Abが形成されている。こ の突起部21Abの先端面の下部には、後述する係止片支持部材21Bを装着す るための装着孔21Acが開設されている。また、前記突起部21Abの先端面 の上部には、前記プローブ本体1の仕切突起11g上部および接触部13b,1 3cを挿入するための挿入孔21Adが形成されている。また、このハウジング 本体21Aの後端面には、前記空間21Aa内に一対の端子22を挿入するため の挿入口21Aeが形成されている。さらに、このハウジング本体21Aの上面 には、中央よりも前端側から後方へ延びる弾性片21Afが形成されている。ま た、この弾性片21Afの上面の所定位置に、上方へ突出する爪21Agが形成 されている。さらに、前記空間21Aaには、この空間21Aaに挿入される端 子22に押圧されることによって下方へ撓む係止片21Ahが形成されている。 この係止片21Ahは、端子22による押圧を解除されると、上方の正常位置へ 弾性復帰する。前記係止片21Ahは、前記正常位置において、端子22に形成 した係止凹部22Ajに嵌入する。
【0019】 係止片支持部材21Bは、前記ハウジング本体21A内の所定位置に端子22 を挿入した後、前記装着孔21Acに挿入することによって前記ハウジング本体 21Aに固定される。この係止片支持部材21Bは、前記装着孔21Acに装着 されることによって、前記ハウジング本体21の係止片21Ahの下方への移動 を阻止する。また、この係止片支持部材21Bには、前記プローブ本体1の仕切 突起11gの下部を挿入するための切欠部21Baが形成されている。
【0020】 端子22は、金属片により一体形成された検出用導体接触部22Aと電線接続 部22Bとを備えている。
【0021】 検出用導体接触部22Aは筒状に形成されており、図3に示すように、その内 部には、この検出用導体接触部22Aの周壁を切り起こし且つ折曲することによ り形成された接片22Aaが設けられている。この接片22Aaは、検出用導体 接触部22Aに挿入された前記検出用導体13の接触部13b,13cに弾接す る。また、この検出用導体接触部22Aには、この端子22をハウジング本体2 1の所定位置に挿入したときにこのハウジング本体21の係止片21Ahに対応 する位置に、係止凹部22Ajが形成されている。この係止凹部22Ajは、検 出用導体接触部22Aの外壁をその一部を残して内側に打ち抜くことにより、い わゆるランス(不図示)とともに形成されている。
【0022】 電線接続部22Bには、摩耗検知装置の制御部(不図示)とこのプローブコネ クタ2とを接続する電線Eが、防水用のゴム製パッキン22Cを介して接続され ている。なお、電線Eは、先端において被覆部E2が除去され導体E1が露出し ている(図3参照)。また、前記ゴム製パッキン22Cは、その内周面が被覆部 E2の先端に密着するとともに、外周面がハウジング本体21Aの内壁面に密着 している。前記電線接続部22Bの端部は、前記電線Eに前記ゴム製パッキン2 2Cを介して圧着されている。また、電線接続部22Bの前記端部を除く部分は 、前記電線Eの先端において露出した導体E1に圧着されている。
【0023】 図9は、以上のようにしてなるプローブを自動車のディスク型ブレーキ装置に 装着した状態を示している。この装着は以下のようにして行うことができる。
【0024】 まず、プローブ本体1のハウジング11の没入部11bをブレーキパッドP内 に没入させた状態で、フランジ11dを前記ブレーキパッドPの裏金Dにねじ止 め等により固定する。このとき、検出用導体13の折返し部13aの先端は、前 記ブレーキパッドPにおける、ロータRとの非接触面P1から前記ロータRとの 接触面P2側へ所定距離L進んだ位置に設定される。前記所定距離Lは、ブレー キパッドPの摩耗残量の限界値に基づいて設定され、既述から明らかなように、 ハウジング11に対する検出用導体13の固定位置を調整することにより適宜な 値に変更することが可能である。
【0025】 次に、端子22に電線Eを接続したプローブコネクタ2をプローブ本体1に結 合する。この結合は、プローブコネクタ2のハウジング本体21Aに形成した弾 性片21Afを外力により下方に撓ませた状態で、プローブコネクタ2のハウジ ング21をプローブ本体1のハウジング11内に挿入することによって行うこと ができる。前記ハウジング本体21Aの弾性片21Afに形成した爪21Agが ハウジング11の切欠孔11eに対応する位置に到達した時点で、前記弾性片2 1Afに対する外力を解除すると、前記爪21Agは切欠孔11eの後端周縁に 係合し、ハウジング21はハウジング11からの離脱を阻止される。また、ハウ ジング21をハウジング11に挿入するのに伴って、プローブ本体1側の検出用 導体13の接触部13b,13cおよびハウジング11に形成した仕切突起11 gが、ハウジング21の挿入孔21Adおよび切欠部21Baを介してハウジン グ21内に侵入する。また、ハウジング21内に侵入した前記接触部13b,1 3cは、さらに端子22の検出用導体接触部22A内に侵入する。このようにし て検出用導体接触部22A内に侵入した前記接触部13b,13cに、前記検出 用導体接触部22A内に設けた接片22Aaが弾接することにより、検出用導体 13と端子22が電気的に接続される。
【0026】 以上のようにして自動車のブレーキ装置に装着された上記プローブは、ブレー キパッドPがロータRとの接触で摩耗し、前記ブレーキパッドPの残り厚みが前 記所定距離Lを下回ると、検出用導体13の折返し部13aがロータRに接触し て断線する。したがって、電線Eに検出用導体13の断線により作動する摩耗検 知装置の制御部を接続しておくことにおり、ブレーキパッドPが所定量摩耗した ことを検知することができる。
【0027】 上記プローブによりプレーキパッドPの摩耗が検出された場合、プローブのプ ローブ本体1は損傷しており、再使用することはできない。しかし、上記の考案 によるプローブでは、摩耗の検出によって損傷するのはプローブ本体1のみであ り、電線Eを接続したプローブコネクタ2は全く損傷することはない。したがっ て、上記プローブでは、摩耗検出後、プローブ本体1からプローブコネクタ2を 外し、ブレーキパッドPの裏金Dに固定されている損傷したプローブ本体1を新 たなプローブ本体1に取り換え、次いでこの新たなプローブ本体1に再度プロー ブコネクタ2を結合することで、プローブコネクタ2に接続された電線Eを含む ハーネスには何等手を加えることなく、プローブの交換作業を終えることができ る。プローブ本体1からプローブコネクタ1を取り外す作業は、プローブコネク タ1の弾性片21Afを外力によって下方に撓ませることにより、爪21Agと 切欠孔11eの係合を解除し、次いでプローブコネクタ2を引き出すことにより 容易に行うことができる。
【0028】 図10は考案による他のブレーキライニング材の摩耗検知用プローブを示して いる。この図10に示すプローブは、接触式のプローブであって、プローブ本体 51とプローブコネクタ52を備えている。
【0029】 プローブコネクタ52は、内蔵する端子(不図示)の数が1個である点を除い て、先の実施例のプローブにおけるプローブコネクタ2とほぼ同様の構成である 。したがって、ここでは、図10のプローブコネクタ2と対応する部位に、この プローブコネクタ2に付した符号の前に「5」を付加した符号を付すのみとし、 詳細な説明は省略する。
【0030】 プローブ本体51も、検出用導体513、およびブレーキパッドの裏金に対す る取付手段が、先の実施例の検出用導体13および取付手段であるフランジ11 dと異なる他は、先の実施例のプローブ本体1とほぼ同様の構成である。したが って、ここでは、図11〜図13に基づいて、検出用導体513、およびブレー キパッドの裏金に対する取付構造についてのみ説明する。前記プローブ本体51 の他の部位に関しては、先の実施例のプローブ本体1に付した符号の前に「5」 を付加した符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0031】 前記プローブ本体51のハウジング511は、他方の面を閉塞する端部壁51 1aに円柱状の突出部511Aを備えている。この突出部511Aの先端部がこ のハウジング511の没入部511bを構成している。前記突出部511Aには 、前記没入部511bと隣接する位置に、図12および図13に示すような取付 用の凹部511eが形成されている。この凹部511eには、このハウジン グ511と別体の取付用ワッシャ511e(図14参照)の内周縁部が嵌合す る。
【0032】 プローブ本体51の検出用導体513は、角柱状の金属板によって形成されて いる。この検出用導体513は、その先端が前記没入部511a内の所定位置に 設定された状態で、先端部側513aが前記突出部511Aに埋め込まれている 。検出用導体513の後端部側513bは、ハウジング511内の空間部に突出 している。この後端部側513bは、プローブコネクタ52に保持された端子( 不図示)との接触部を構成している。
【0033】 以上のようにしてなる図10のプローブのプローブ本体51は、図14に示す ように、ワッシャ511eを用いて自動車のブレーキ装置に装着される。すな わち、前記ワッシャ511eの内周縁を前記プローブ本体51の突出部511 Aに形成した凹部511eに嵌入させ、ハウジング511の没入部511bを ブレーキパッドP内に没入させた状態で、前記ブレーキパッドPの裏金Dに前記 ワッシャ511eをねじ止め等により固定している。このとき、検出用導体5 13の先端は、先の実施例における検出用導体13の折り返し部13aの先端と 同様、前記ブレーキパッドPにおける、ロータRとの非接触面P1から前記ロー タRとの接触面P2側へ所定距離L進んだ位置に設定される。
【0034】 裏金Dに取り付けられたプローブ本体51に対するプローブコネクタ52の取 付手順は先の実施例の場合と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0035】 この図10〜図14に示すプローブでは、ブレーキパッドPが所定量摩耗する ことによって、ブレーキング時に検出用導体513がロータRに接触する。した がって、摩耗検知装置の摩耗検出端子の一方の極を前記ロータRに接続し、他方 の極をプローブコネクタ52の端子(不図示)に接続しておくことにより、ブレ ーキパッドPの摩耗による残量が限界値に近づいたこと検知することができる。
【0036】 この図10〜図14のプローブも、摩耗検出後には、プローブ本体51からプ ローブコネクタ52を取り外し、損傷したプローブ本体51を新たなプローブ本 体に取り換え、次いでこの新たなプローブ本体51にプローブコネクタ52を接 続することによって、プローブコネクタ52に接続した電線Eを含むハーネスの 交換作業を行うことなく、プローブの交換を行うことができる。
【0037】 なお、上記各実施例のプローブはブレーキパッドP上に配置し、このプローブ の没入部11a,511aをブレーキパッドP内に埋め込むようにしているが、 考案によるプローブは、図15に示すように、ブレーキパッドPと隣接する位置 に配置するようにしてもよい。この図15は、前記図1〜図9に示したプローブ を、ブレーキパッドPの外側に装着した状態を示している。この図15の場合で も、検出用導体13,513の先端は、ブレーキパッドPにおける、ロータRと の非接触面P1から前記ロータRとの接触面P2側へ所定距離L進んだ位置に設 定する。
【0038】 また、上記実施例のプローブは、摩耗を検出するブレーキライニング材として ディスクブレーキのブレーキパッドを対象としているが、考案のプローブは、ド ラムブレーキのシューライニングの摩耗を検出する場合にも同様に適用すること ができる。
【0039】
【考案の効果】
考案によるブレーキライニング材の摩耗検知用プローブによると、ブレーキラ イニング材の摩耗を検知した後に前記プローブを取り換える際に、このプローブ に接続される電線を含むハーネスを取り換える作業を行うことなくプローブの交 換を行うことができるから、プローブの取り換えに要するコストを大幅に低減さ せることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】考案によるブレーキライニング材の摩耗検知用
プローブをプローブ本体とプローブコネクタに分解した
状態を示す平面図である。
【図2】図1のプローブ本体とプローブコネクタの結合
状態を示す一部を切り欠いた平面図である。
【図3】図1のプローブ本体とプローブコネクタの結合
状態を示す縦断面図である
【図4】図1のプローブ本体の背面図である。
【図5】図4のV −V 断面図である。
【図6】図4のVIーVI断面図である。
【図7】図1のプローブコネクタの縦断面図である。
【図8】図1のプローブコネクタの正面図である。
【図9】図1のブレーキライニング材の摩耗検知用プロ
ーブの使用状態説明図である。
【図10】考案による他のブレーキライニング材の摩耗
検知用プローブを示す一部を切り欠いた側面図である
【図11】図10のプローブのプローブ本体の背面図で
ある。
【図12】図11のプローブ本体の縦断面図である。
【図13】図12の要部断面図である。
【図14】図10のブレーキライニング材の摩耗検知用
プローブの使用状態説明図である。
【図15】図1のブレーキライニング材の摩耗検知用プ
ローブの他の使用状態を説明する図である。
【図16】従来のブレーキライニング材の摩耗検知用プ
ローブの説明図である。
【図17】従来の他のブレーキライニング材の摩耗検知
用プローブの説明図である。
【符号の説明】
11,511 (プローブ本体の)ハウジング 13,513 検出用導体 21,521 (プローブコネクタの)ハウジング 22 端子 P ブレーキパッド R ロータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキライニング材の摩耗による残量
    が所定量に達したとき、ロータと接触するかもしくはロ
    ータとの接触で断線する導体を備えた、ブレーキライニ
    ング材の摩耗検知用プローブであって、 ブレーキライニング材におけるロータとの非接触面から
    前記ロータとの接触面側へ所定距離進んだ位置に一端が
    設定される検出用導体と、 この検出用導体を固定したプローブ本体側ハウジング
    と、 前記プローブ本体側ハウジングに着脱自在であるプロー
    ブコネクタ側ハウジングと、 前記プローブコネクタ側ハウジングに保持され、かつ前
    記プローブコネクタ側ハウジングを前記プローブ本体側
    ハウジングに結合したとき、前記検出用導体と接触する
    端子と、 を備えることを特徴とするブレーキライニング材の摩耗
    検知用プローブ。
JP1991110023U 1991-12-12 1991-12-12 ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ Expired - Lifetime JP2580485Y2 (ja)

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