JPH05501399A - 敗血症治療用組成物 - Google Patents

敗血症治療用組成物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (関連技術) 本発明は敗血症の予防または治療に関する方法および組成物に関する。特に本発 明はCD14単球分化抗原またはLPS−LBP複合体に結合し、そのことによ ってCD14発現細胞によるLPS−LBP複合体の結合を阻止する分子に関す る。
(背景) 敗血症はトキシンによって誘導される病気で、そのトキシンは一般に感染や外傷 によって誘導または蓄積される。一般に敗血症の初期症状には悪寒、多量の汗、 異常な発熱、衰弱などがあり、引きつづいて恒常的発熱、ショックを起こす低血 圧、好中球減少症、白血球減少症、分散住血管内凝血、成人性呼吸困難および多 重器官疾患などが起こる。
敗血症誘導トキシンは病原性バクテリア、ウィルス、植物および毒液と関連して いることが分っている。バクテリアトキシンの中でよく分がっているものにグラ ム陰性菌のエンドトキシンまたはリボ多糖(LPS)がある。これらの分子は全 てのグラム陰性菌の外膜に偏在する糖脂質である。はとんどのLPS分子の化学 構造は複雑カリ多様であるが、その一般的特徴にはLPSのリピドA領域がある 〔リーシエル(Rietschel)、E、 Th、等、−ンドトキシンハンド ブック″、1:l87−224、R,A、ブロクターCProctor>および E、 Th、ソーシェル(Rretschel)纒、エルスピア版、アムステル ダム(1984))。生体系におけるリビドAの認識が全てではないにしろ多く の敗血症の病理生理学的変化を開始させる。
現在、宿主(ヒトを含む)のLPSへの一次応答が単球/マイクロファージ系統 の細胞によるLPSの認識と関連し、つづいて一般にサイトカインと呼ばれてい る物質を含む多くの細胞産物の急速な生成が起こるという主張が支持されている 。
敗血症、特にLPSへの応答に関すると考えられている他の細胞には多形核白血 球および内皮細胞がある。
これらの細胞もLPSに応答し強力な炎症物質を生成し得る。
特に成人性呼吸困難t (ARDS)の場合、LPSがグラム陰性敗血症におけ るヒトの死亡の第1の原因となると信じられている。ヴアンデベンター(van  Deventer)等、Lancet、l : 605 (1988)、ジ− グラ−(Ziegler)等、J、 Infect、Dis、136:19−2 8 (1987)。たとえば最近、特定のサイトカイン、腫瘍壊死因子アルファ /カチェクチン(TNF)は敗血症ショックの一次仲介物であると報告されてい る。
ビュートラ−(Beutler)等、N、Eng、J、Med、、316 :3 79 (1987)実験動物やヒトへのバクテリア由来LPSエンドトキシンの 静脈注射がTNFの急速かつ一時的放出か起こる。ビュートラ−(Beutle r)等、J、 fmmunol 、I 35:3972 (1985)、マチソ ン(lilathison)等、J、Cl1n、 1nvest、81゜192 5 (1988)。TNFが敗血症ショックの重要な仲介者であるという証拠は 基本的に抗TNF抗体による動物の前処理が到死を減するという実験から得られ た。ビュートラ−(3eutler)等、5irence 1229:869  (1985)、マチソン(Mathison)等、J、Cl1n1[nrest 、 81 :1925 (1988)、これらの報告はLPSまたは他の因子に よって引き起こされるTNFの分泌が敗血症の致死的症状を軽減することを示し ている。
血液にLPSを導入すると、それがリポ多糖結合たんばく質(LBP)と呼ばれ るたんばく質と結合する。LBPは健康なヒトや動物の血清中に100ng/+ nJ程の濃度で存在する60KDの糖たんばく質である。
急性状態の場合、LBPは肝細胞で合成さね、血清中の濃度は30〜50μg/ rILlに達する。LBPは急性状態のヒトやウサギの血清から精製できる。ト ビアス(Tobias)等、J、Epp、Med、164ニア77−793 ( 1986)、LBPはLPSのリビドA領域を認識し、ラフおよびスムーズ両型 のLPSと高アフィニティーなl:1の化学量論的複合体を形成する。トビアス (Tabins)等、J、Biol Chem。
264:10867−10871 (1989)。LBPは殺菌性透過促進因子 (BPI)として知られているLPS結合たんばく質とホモロジーを持っN末端 配列を有している。トビアス(Tobias)等、J、Biol Chem、  263 : 13479−13481 (1988)。BPIはPMNの特定の 顆粒中に保存されており(ウニイス(Weiss)等、Blood、69 :  652−659 (1987))、LPSに結合しその透過性バリヤーを破壊す ることによりグラム陰性菌を殺す。
ウニイス(llleiss)等、J、 Ianunol、132:3109−3 115 (1984)。
BPIとは対照的に、LBPはグラム陰性菌に対して直接的細胞毒性を示さず[ トビアス(Tobias)等、J、Biol Chem、263:13479− 13481(1988)]その詳細な機能は不明である。
その他の背景として、単球/マクロファージ系統の細胞は微生物の食作用、抗原 物質の取り込みおよびヘルパーT細胞を刺激する形態の提示などを含む多様な免 疫機能を行う。おそらくこれらも腫瘍に対する免疫探索に関係しており、ある種 の補体成分やサイトカインを分泌している。表面膜抗原はこれらの活性を調節す る上で重要な働きをしている。い(つかの単球/マクロファージ表面抗原か同定 され、それらの分子量が決定された。これらの抗原の1つであるCD14は単球 、マクロファージおよび活性化顆粒球が発現する55KDの糖たんばく質である 。これはMO2、MY4.3C10およびLEUM3を含む多くのモノクローナ ル抗体(mAb)で認識される。CD14の生物学的機能は分かっていないが、 成熟細胞におけるその制限的発現は重要なエフェクター機能を暗示している。単 球細胞表面分化抗原CD14をコードする遺伝子のヌクレオチド配列が決定され 、それからCD14のアミノ酸残基配列が誘導された。(フエレロ(Ferre ro)等、Nucleic Ac11ds Re5earch、 Vol、16  : 4173 (1988)(発明の概要) 本発明はサイトカインの生産および放出の基本的レギュレーターは、特に単球/ マクロファージ系統の細胞の場合、CD14レセプターであるという発現から産 まれた。サイトカインの分泌が敗血症の症状の発現に重要な役割を果たしている ことから本発明はサイトカイン、特にTNFの分泌を阻止する方法および試薬に 関する。
それゆえ、ある態様において本発明は敗血症の危機にある患者に治療効果量の抗 CD14抗体、抗LBP抗体、LBPペプチドアナログもしくはこれらの組合せ 物を好ましくは静脈注射で投与することに関する。この方法は単独、もしくは抗 生物質、ステロイド、抗TNF抗体、TNFアンダゴニストなど1つ以上の試薬 で治療することを含む敗血症の症状を阻止または軽減することが知られている他 の治療法と組合せて使用できる。
さらに本発明は敗血症の症状を肚または軽減するのに有用な典型的には単位投与 量形の治療組成物に関する。この組成物には活性成分として抗CD14抗体、抗 LBP抗体およびLBPアンダゴニストとして働<LBPペプチドアナログを1 つ以上含む医薬的に許容し得るキャリヤーが含まれる。好ましい態様において本 発明の治療組成物にはさらに活性成分として抗生物質、ステロイド、抗TNF抗 体、TNFアンダゴニスト、可溶性CD14など敗血症の症状を阻止または軽減 することが知られている試薬を単独または組合せ物の形で含まれる。
(図面の簡単な説明) 図面は本発明の公開の一部を構成する。
第1図はLBPがELPSとMOとの相互作用を促進することを示している。
単一層のMOを種々の量のり、BP存在下EまたはELPS”とインキュベート しその吸着指数を測定した。コントロールとしての急性状態たんばく質、マンノ ース結合たんばく質(MBP)(5μg/mf)はELPS”の結合を促進しな かった(吸着指数4.9)。
これらの結果は4回の別個の実験における代表的なものである。
第2図はELPSのMOへのLBP依存的結合がE膜中のLPSの密度に依存す ることを示している。ELPSを種々の量のLPSで調製し、5μg/dLBP の存在下、または非存在下単一層のMOとインキュベートした。それらの結果は 4回の別個の実験における代表的なものである。
第3図はMOがLPS非存在下ではLBPを認識しないことを示している。ビオ チンおよびストレプトアビジンでコートしたE(EBAV)をビオチン化LBP とインキュベーションしてELBPを生成させた。
ELBPおよびEBAVの両方を37°Cで20分同種々の量のLPSとインキ ュベートし、洗浄後単層のMOへの結合を測定した。
第4図はLBPがFc仲介食作用を促進することを示している。
単層のMO(5日間培養)を種々の量の抗E−1gGの存在下、45分間E、E LBPまたはEC3biとインキュベートした。Eの食作用は材料の方法のセク ションで説明する方法で測定した。ELBPはMOとのインキュベーションの際 にELPS”に1μg/−のLBPを添加することにより得られた(0.3μg LPS/3x10’ E)。抗EIgGの非存在下におけるEの吸着は以下のと おりであった:E、吸着指数(AI)−0;EC3bi、Al−417;ELB P。
Al−404゜これらの結果は4回の別個の実験における代表的なものである。
85図はりガントコート表面にMOを拡げる際の過酸化水素の分泌を示している 。3X10’個のMO(3日間培養)をコートしたマイクロプレートのウェルに 添加し、経時的に過酸化水素の発生を測定した。過酸化物の活発な生成は免疫複 合体(H8A−抗H3A、黒丸)上へのブレーティングまたは可溶性アゴニスト PMAに応答して(黒ダイヤモンド)起こった。LPSコート化表面表面相互作 用の際には低いが再現性のある過酸化物の放出が観察された(白三角)。しかし 、LBPコート化表面表面ブレーティングの場合放出は起こらず(白画角)、ま たLPSコート化表面表面LBPのコーティングはLPSにより誘導される過酸 化物の生成が阻害された(白ダイヤモンド)。LBPコート化ウェつ中のMOは PMAに応答した正常な過酸化物の発生を示すことからLBPが過酸化物の生成 や測定を妨害することはなかった。
第6図はモノクローナル抗CD14抗体によるLPS−LBP複合体結合の阻害 を示している。単層のヒトMOを0℃で15分間指示濃度のモノクローナル抗体 とインキュベートした。LPSとLBPで順次コートした赤血球を添加し、その 吸着を測定した。これらの結果は3回の別個の投与応答実験および固定濃度の抗 体を用いて行った10回の実験における代表的なものである。マクロファージ上 の別の決定基に対する多くの高濃度のmAbはELBPの結合になんの影響も示 さなかった。
第7図は表面に結合した抗CD14mAbがLBP−LPS複合体の結合を低減 することを示している。単層のヒトマイクファージを指示モノクローナル抗体2 5μg /mrcコートした基質に定着させた。この細胞を洗浄後ELPS10 を添加し、その吸着を測定した。
第8図はLPSがTNF生産を誘導するのにLBPが必要とされることを示して いる。ウサギの腹腔滲出マクロファージ(PEM)に指示濃度のLBP(LBP )加熱(変性)LBP、ウシ血清アルブミン(BSA)またはウシ胎児血清(F e2)の存在下LPSを作用された。
そのPEMによって生産されるTNF量を測定した。
第9図はLBPのトリプシン消化に対する感受性をそれが結合するリガンド、す なわちRe595LPSの存在下または非存在下の条件で示している。分子量マ ーカー(ファルマシア、ピスカタウエイ、N+J、;カタロ’ftk l 7− 0446−01.94キロダルトン(KD)のホスホリラーゼB、67KDのウ シ血清アルブミン、43KDのカバルプミン、30KDのカルボニツクアンノ1 イドラーゼ、20、IKDの大豆トリプシンインヒビターおよび14.4KDの アルファラクトアルブミン)をLBPを含むレーンの隣りに示した。これらの結 果はLPSへのLBPの結合はLBPの構造変化を生じ、このことはLPS−L BP複合体の一部として存在するときのみCD14を結合する能力を説明するこ とを示している。
(発明の詳細な説明) A、定義 アミノ酸残基:ここで述べられているアミノ酸残基はL型のものが好ましい。
しかし、そのポリペプチドが免疫グロブリン結合の望ましい機能を維持するかぎ りD型残基でL型アミノ酸残基で置換し得る。NHlはポリペプチドのアミノ末 端に存在するフリーのアミノ基を意味する。C0OHはポリペプチドのカルボキ シ末端に存在するフリーのカルボキシ基を示す。標準的ポリペプチド命名法;J 。
Biol、 Chew、 243 : 3552−59 (1969)に従かい アミノ酸残基の略号を以下の対応表に示す。
対応表 記号 アミノ酸 (1文字) (3文字) )’ Phe フェニルアラニン M Met メチオニン A Ala アラニン S Ser セリン HHis ヒスチジン Q Gin グルタミン E Glu グルタミン酸 W Try トリプトファン RArg アルギニン D Asp アスノくラギン酸 N Asn アスパラギン CCys システィン 全てのアミノ酸配列は左から右にアミノ末端からカルボキシ末端の方法で示され ている。さらにアミノ酸残基配列の始めまたは終りにあるダラシはさらに1つ以 上のアミノ酸残基配列につづくペプチド結合を示している。
種々の文法型の“抗体”という言葉は免疫グロブリン分子および、または免疫グ ロブリン分子の免疫学的に活性な部分、すなわち抗体結合部位またはパラトープ を含む分子を含む組成物を意味する。
好ましい態様において使用される抗体はアフィニティー精製したものである。
“抗体結合部位”とは抗原を特異的に結合する重鎮および軽鎖の可変および超可 変部からなる抗体分子の構造部分である。
種々の文法型の“抗体分子”という語句は本来の免疫グロブリン分子および免疫 グロブリン分子の免疫学的活性領域の両方を示している。
代表的抗体分子には本来の免疫グロブリン分子、実質的免疫グロブリン分子およ び当分野でFab、Fat+”、F(ab”)*およびF(v )として知られ ている領域を含むパラトープを有する免疫グロブリンの一部分がある。これらの 免疫グロブリンの一部分は本治療法に有用である。
抗体分子のFabおよびF(ab−)2部分は当分野でよく知られている方法に より実質的免疫グロブリンを各々パパインおよびペプシンでたんばく質分解する ことにより得られる。たとえば米国特許Nα4,342,566、セオフイロホ ラス(The。
filopolous)等(本明細書では参考として引用している)参ffl。
Fab−抗体分子部分はよく知られており、2つの重鎮部を結合するジスルフィ ド結合をメルカプトエタノールで還元し、生成したたんばく質メルカプタンをヨ ードアセトアミドなどの試薬でアルキル化することによりF(ab″)2部分か ら生成する。本来の抗体分子を含む抗体が好ましく、例にはこれが使用される。
種々の文法型の“モノクローナル抗体2という語句は特定の抗原と免疫反応し得 る唯一種の抗体結合部位を有する抗体を示す。一般にモノクローナル抗体は免疫 反応する抗原に対して単一の結合アフィニティーを示す。それゆえモノクローナ ル抗体には各々異なる抗原に対して免疫特異的な抗体結合部位を多数含む抗体、 たとえば二特異的(キメラ)モノクローナル抗体が含まれる。
“実質的に同時”という語句は同時発生的結果、たとえば抗生物質投与と抗CD 14抗体、抗LBP抗体、LBPペプチドアナログ、またはこれらの組合せ物の 投与の結果として起こる敗血症の症状の軽減または予防などを生じるのに十分な 時間以内を意味する。
“医薬的に許容し得る”という語句は生理的に許容し得る、かつヒトに投与した 場合胃の不調、めまいなどアレルギーまたは不都合な反応を起こさない分子また は組成物に対して使用される。
B、治療法 本発明は敗血症の1つ以上の症状、特に発熱、低血圧、好中球減少症、白血球減 少症、赤血球減少症、ショックおよび多重器疾患などTNFの血中レベルの一時 間増加に関連する症状の治療および、または予防に関する。このような治療を必 要とする患者にはグラム陰性菌感染、ヘビ毒中毒、肝臓疾患などから生じるエン ドトクセミアなどトクセミアの危機にある患者が含まれる。さらに、ダラム陽性 菌、ウィルスまたは菌類感染した患者も敗血症の症状を示し、本発明の治療の対 象となる。特に本発明から恩恵を蒙る患者には大腸菌、ヘモフィラスインフルエ ンザB(Haemophillus 1nflnenza B)、ナイセリアメ ニンジチデス(Neisseriamenigitides)、スタフィロコッ カス(Staphylococci)またはニューモコツカス(pneumoc occi)に感染した患者がある。敗血症の危機にある患者には、火傷、銃によ る負傷、化学物質による中毒や乱用による腎臓または肝臓障害をもつ患者も含ま れる。
したがっである態様では本発明は治療を必要とする患者に治療効果量の抗CD1 4抗体を投与することにより敗血症の1つ以上の症状を軽減する方法に関する。
“治療効果量”という語句はTNFの血漿レベルの臨床的に有意な上昇を防ぎ、 好ましくは少なくとも約30パーセント、より好ましくは少なくとも約50パー セント、最も好ましくは少なくとも約90パーセント減少させるのに十分な量を 意味している。活性成分として用いる試薬の好ましい治療効果量にはセクション Cで述べるものか含まれる。
TNFの血漿レベルの臨床的に有意な上昇は少くとも約25 pg/−*での上 昇である。血漿TNFレベルの測定法は当分野でよく知られており、ここでは特 に好ましい方法について説明する。
健康人または正常な実験動物のTNFレベルはせいぜい約10pg/mlと見積 られ、この値はTNFの最も感度の高い検定法の検出限界である。ミシー(Mi chie)等、NewEngJ、Med、318:1481−1486 (19 88);vチソン(Mathison)等、J、Cl1n、 [nvest、8 1 :1925 (+ 988)およびワーノG!laage)等、Lance tl 1 :355−357 (1987)、LPSで処理した後のTNFレベ ルは20倍上昇して400 pg/mlまで到達することが示された。最近、グ ラム陰性LPS含存メニンゴコッ力スバクテリアに感染した場合の致死転帰と血 清TNFレベルの良い相関関係が示された。ワーノ(%tlaage)等、La ncet、1:355−357(1987)。さらに霊長類の敗血症モデルでT NFの同様の増加か示され、これらの変化は致死と直接相関していた。
トレーシー(Tracey)等、Nature、330 : 662−664  (1987)。
別の態様においてこの方法には敗血症の危機にあり治療を必要とする患者に治療 効果量の抗CD14抗体を、好ましくは単球/マイクロファージ系統、好ましく は単球由来のマイクロファージ細胞などの細胞によるインビボにおけるLPS誘 導型のTNF分泌を阻止するのに十分な量の抗CD14抗体を投与することが含 まれる。
本発明の治療法で使用する抗CD14抗体はアフィニティー精製したポリクロー ナル抗体であることが好ましい。さらにこの抗体はモノクローナル抗体であるこ とが好ましい。さらにここで用いる抗体CD14抗体分子は抗体分子のFab。
Fab−1F(ab″)3、またはP(v)部分であることが好ましい。
本発明を実施するのに有用なモノクローナル抗体はアシュマン(Ashman) 等(Bl。
od、69:886−892 (1987))によって報告された60bおよび バンブーリス(Van Voorhis)等(J、 Exp、 Med、、15 8:’126−145 (1983))によって報告されている3C10(アメ リカンタイプカルチャーコレクション登録番号TlB22B、ロックビル、MD )などのハイブリドーマによって生産されるものが好ましい。mAb 60 b および3C10はハイブリドーマ培養で生成できるが、本発明はこれに限定され るものではない。また本発明は60bおよび、または#C10などのハイブリド ーマからクローン化される抗CD14免疫グロブリン発現核酸によって生成する mAbの使用に関する。すなわち、/%イブリドーマ3C10などによって分泌 される抗CD14抗体分子を発現する核酸は他の細胞系列に移してトランスホー マントを生成し得る。このトランスホーマントは遺伝子型的に本来のハイブリド ーマとは異なるが、そのハイブリドーマによって分泌されるものに対応する抗体 分子の免疫学的に活性なフラグメントを含む抗CD14抗体分子を生産し得る。
たとえばリーディング(Rading)の米国特許Nα4.642.334:ロ ビンソン(Robinson)等のPCT刊行物NaWO890099:ウィン ター(Winter)等のヨーロッパ特許1ko 239400.キャビンー( Cabilly)等、ヨーロッパ特許Na0125023参糺モノクローナル抗 体は上述のハイブリドーマによって生成されるものと同じCD14に対する免疫 反応性を示すことが望ましい。ここで用いているように、種々の文法型の“免疫 反応性”という言葉は所定量の抗体および所定量のCD14抗原間の免疫反応を 50%阻害するのに必要な抗原濃度を示している。
すなわち、免疫反応性とは、B/Bo値0.5を達成するのに必要な抗原濃度で ある(ここでBoは競合する抗原非存在下で結合する抗体の最高量であり、Bは 競合抗原存在下の結合する抗体量である。BOおよびBはバックグランドに関し 補正したものである。)。ロバード(Robard) 、Cl1n、 Chem 、 20 : 1255−1270(1974)参照。
別の態様において、本発明の治療法には治療効果量の抗LBP抗体、好ましくは アフィニティー精製したポリクローナル抗体、より好ましくはmAbを投与する ことが含まれる。さらに、ここで用いられる抗LBP抗体分子は抗体分子全体の うちのFab、 Fab −1F(ab −)zまたはF(v )部分の形であ ることが望ましい。
投与する抗LBP抗体量は少なくとも敗血症の症状の1つを示す患者のTNFの 血中レベルのLBP−LPS複合体によって誘導される臨床的に有意な増加を少 なくとも約30パーセント、好ましくは少なくとも80パーセント減少させるの に十分な量であることが好ましい。先に議論したように本方法の恩恵を蒙る患者 にはグラム陰性菌感染の結果内毒素中毒症を被った患者である。LBPを単離し 、抗LBP抗体を誘導する方法は当分野でよく知られている。たとえばトビアス (Tobias)等、J、Exp、Med、 164 : 777−793 ( 1986)参照。CD14に、対するLBP−LPS複合体の結合を阻害し、そ れによりLBP誘導壓のTNF分泌を阻害する抗LBP抗体の能力を測定し、か つ至適化する方法は当分野でよく知られている。たとえば、実施例16で示した 検定法において抗CD14の代りに抗LBP抗体を用いることができる。
本発明を実施するのに有用な抗LBP抗体はLBPのペプチドアナログと免疫学 的に交叉反応する。“LBPペプチドアナログとは単球由来のマクロファージの 表面に発現するCD14へのLPS−LBP複合体の結合を競争的に阻害し得る ポリペプチドである。好ましいLBPペプチドアナログを第1表に示す。
第1表 名 称 アミノ酸配列 C16Y CNRLNRAPQPDELYYl 6CYTTPEPSELDDE DFRCKl 6CKRVDADADPRQYADTCポリクローナル抗ポリペ プチド抗体の生成法は当分野でよく知られている。ネスター(Nestor)等 、米国特許Net4.493.795参照。一般に有用な抗体分子のFabおよ び、またはF(ab’ )z部分を含むモノクローナル抗体はここで参考として 引用している“抗体、ラボラトリ−マニュアル”バーロー(Harlow)およ びレーン(Lane)編、コールドスプリングハーバ−ラボラトリ−、ニューヨ ーク(1988)に述べられているハイブリドーマ技術で調製し得る。簡単に云 うと、そのモノクローナル抗体組成物を生成するハイブリドーマを形成するため ミエローマまたは他の自己複製細胞系列をCD14またはそのLBP結合部分、 またはLBPまたはそのCD14結合部分で高度免疫化した哺乳類の膵臓から得 られるリンパ球と融合する。
このミエローマ細胞系列はリンパ球と同じ種由来のものが好ましい。一般的に、 マウス129GIX+株が好ましい。本発明に使用するのに適したマウスミエロ ーマには各々名称CRL 1580およびCRL1581でアメリカンタイプカ ルチャーコレクション、ロックビル、MDから入手し得るヒボキサンチン−アミ ノプテリン−チミジン感受性(HAT)細胞系列P3x63−Ag8.653お よびSp 210−Ag 14がある。
一般に牌細胞はポリエチレングリコール(PEG)6000を用いてミエローマ 細胞と融合する。融合したハイブリドーマはHATに対する感受性で選択する。
本発明を実施する上で有用なモノクローナル抗体を生成するハイブリドーマは実 施例16に示した方法でCD14またはLBPと免疫反応する能力およびLPS 誘導型TNF分泌を阻害する能力を見積ることで同定する。
本発明で使用するのに有用なモノクローナル抗体は適当な抗原特異性を有する抗 体分子を分泌するハイブリドーマを含む栄養培地からなるモノクローナル/)イ ブリドーマ培養を行なうことで生成し得る。この培養をそのハイブリドーマが培 地中に抗体分子を分泌する条件および十分な時間維持する。この抗体含有培地を 回収し、その中にある抗体分子を従来法を用いて単離する。
これらの組成物を調製するのに有用な培地は当分野でよく知られているもので市 販もされており、これらには合成培養培地、近文系マウスなどが含まれる。代表 的合成培地には4.5g、/j’グルコース、20mMグルタミンおよび20% ウシ胎児血清を補ったダルベコ最小基礎培地(DMEM、ダルベコ(Dulbe cco)等、Virol、8 : 396 (1959))がある。代表的近文 系マウスにはBaI!b/cがある。
また、モノクローナル抗ポリペプチド抗体の生成法は当分野でよく知られている 。ナイマン(Niman)等Proc、 Natl、 Acad、 Sci、  USA、 80:4949−4953 (1983)参照。一般に、先に述べた 抗CD14モノクローナル抗体生成操作における免疫原として1つ以上のLBP ペプチドアナログを単独、もしくは免疫原キャリヤーに結合して使用する。ハイ ブリドーマをLBPペプチドアナログおよびLBPと免疫反応する抗体産生能で スラリーニングする。適当な免疫交叉反応を示すmAbによるCD14へのLP S−LBP複合体の結合を阻害能は実施例16の検定で確める。
別の態様で本発明の治療法には治療効果量のLBPペプチドアナログ、好ましく は第1表で示した配列を有するアナログを投与することが含まれる。
敗血症の症状を示す患者はこれらの症状を予防または軽減する当分野でよく知ら れた治療様式の投与でその恩恵を蒙ることができる。したがって本発明は敗血症 の症状を予防または治療することが知られている様式の治療投与と実質的に同時 に治療効果量の抗CD14抗体、抗LBP抗体、LBPペプチドアナログ、これ らの組合せ物を投与することに関する。たとえば、抗TNF抗体および、または TNFアンタゴニストを使用するなど直接的または間接的に敗血症におけるTN Fの役割を阻害することが敗血症の症状を阻止または軽減し得る。特に、トレー シー(Tracey)等(Natnre、330:662−664(1987) )によって報告されているものに対応するTNFに対する免疫特異性を有するモ ノクローナル抗体など活性成分として抗TNF抗体を使用することが好ましい。
同様に、本発明の治療法は、さらにコルチソール、ハイドロコルチソンなどのス テロイドによる実質的に同時の治療を含み得る。
通常、敗血症の症状を示す患者は抗生物質、一般にはゲンタマイシンなどのアミ ノグリコシドまたはペニシリンやセファロスポリンなどのベーターラクタムで治 療する。したがって殺菌量の抗生物質を投与するのと実質的に同時にここで述べ ている治療効果量の抗CD14抗体、抗LBP抗体、LBPペプチドアナログ、 これらの組合せ物を投与する事が好ましい治療法である。“殺菌量”という語句 は治療を受けた患者においてバクテリアを死滅させる血中濃度に達するのに十分 な量を意味する。
一般に、ヒトへの投与に関して安全と認識される抗生物質の殺菌量は当分野でよ く知られており、これもよく知られているように抗生物質の種類や治療するバク テリア感染のタイプによって異なる。
好ましい態様において本明細書で述べている抗CD14抗体、抗LBP抗体、L BPペプチドアナログ、またはこれらの組合せ物の投与は抗生物質の投与から約 48時間以内、好ましくは約12〜36時間以内、最も好ましくは実質的に同時 に行なう。
本発明を実施するのに有用な抗生物質には医師デスクレファレンス、/%フ(H uff)、B、 B、編、メディカルエコノミーカンパニー、オラデル、NJ、  (1989)に述べられている処方の抗生物質、抗菌物質および消毒剤がある 。他の態様において本発明は治療効果量のCD14、好ましくはLPS−LBP 複合体を結合するその可溶性部分を単独もしくは治療効果量の抗TNF抗体、抗 LBP抗体および抗生物質と半組合せ又は組合せて投与することに関する。CD 14をコードするcDNAおよびこれから誘導されるアミノ酸残基配列は当分野 でよく知られている。ゴヤート(Goyert)等、5cience、 239 :497−500(1988)、フエレロ(Ferrero)等、Nuc、 A c1ds Res、 16:4173(1988)およびバジル(Bazil) 等、Eur、 J、 rrmunol、。
16 : 1583#1589(1986)参照。
C6治療組成物 さらに本発明は本発明の治療法を実施するのに有用な治療組成物に関する。本治 療組成物には混合物として医薬的に許容可能な賦形剤(キャリヤー)および活性 成分として本明細書で述べている抗CD14抗体、抗LBP抗体およびLBPポ リペプチドアナログのうちの1つ以上が含まれる。好ましい態様においてこの組 成物にはLPS−LBS複合体のCD14への結合を阻害し得る抗CD14mA bが含まれる。好ましいmAbは60bであり、より好ましいものには3CIO がある。
他の好ましい態様における組成物には、LPS−LBP複合体のCD14への結 合を阻害する抗LBP抗体、好ましくはmAbが含まれる。第1表に示した配列 を有するLBPペプチドアナログと免疫反応する抗LBP抗体を含む組成物が特 に好ましい。
また好ましい態様の1つにはCD14への結合に関してLPS−LBP複合体へ のアンタゴニストとして働<LBPペプチドアナログが含まれる。本発明の組成 物に使用する上で好ましいLBPペプチドアナログは第1表に示した配列を有す るものである。
さらに、好ましい治療組成物には以下の活性成分:抗生物質、ステロイドおよび 抗TNF抗体およびTNFアンタゴニストのうちの1つ以上が含まれる。代表的 処方を以下に示す。
ゲンタマイシン(硫酸塩)40 抗CDI4 (mAb3c10) 10亜硫酸水素ナトリウム USP 3.2 EDTAナトリウム塩 USP 0.1注射用水 q、s、a、d、 1.0m l’(処方B) 成 分 投与量(■/−) 抗TNF抗体 10 抗CD14 (mAb3c10) 10亜硫酸水素ナトリウム USP 3.2 EDTAナトリウム塩 USP 0.1注射用水 q、s、a、d、 1.0r Rf!(処方C) 成 分 投与量(■/ml) ゲンタマイシン(硫酸塩)40 抗TNF抗体 10 抗CD14 (mAb3c10) t。
亜硫酸水素ナトリウム USP 3.2EDTAナトリウム塩 USP 0.1 注射用水 q、s、a、d、 1.Ord別の態様において本発明は医薬的に許 容し得るキャリヤー中、CD14またはそのLBP結合可溶性部分を含む敗血症 治療に有用な治療組成物に関する。さらにこの組成物には治療効果濃度の抗TN F抗体、抗LBP抗体および抗生物質のうちの1つ以上を含まれることが望まし い。
活性成分としてポリペプチドまたは抗体分子を含む治療組成物の調製は当分野で よく知られている。一般にはそのような組成物は溶液やサスペンションなど注射 可能な形で調製されるが、溶液イLサスペンション化、液体化に適した固体も調 製し得る。またエマルシヨンも調製される。活性治療成分を医薬的に許容可能で 、カリ活性成分に適合する賦形剤と混合することがよくある。たとえば適当な賦 形剤には水、食塩水、デキストロース、グリセロール、エタノール、やその組合 せ物がある。さらに望ましい場合は活性成分の効果を高める保湿またはエマルジ ョン剤、pH緩衝剤など少量の補助剤が含められる。
ポリペプチドまたは抗体は中和した医薬的に許容可能な塩として治療組成物に処 方される。医薬的に許容可能な塩には酸付加塩(ポリペプチドまたは抗体分子の 遊離したアミノ基と形成される。)が含まわ、これはたとえば塩酸やリン酸など の無機酸または酢酸、シュウ酸、酒石酸、マンデル酸などの有機酸で形成される 。また遊離のカルボキシ基で形成される塩は、たとえばナトリウム、カリウム、 アンモニウム、カルシウム、または水酸化鉄などの無機塩基およびイソプロピル アミン、トリメチルアミン、2−エチルアミノエタノール、ヒスチジン、プロ力 インなどの有機塩基で誘導することができる。
治療用のポリペプチドまたは抗体含有組成物は従来たとえば注射により静脈に単 位投与量が投与される。本発明の治療組成物に関して使用する“単位投与量”と いう言葉はヒトに一回投与するのに適した物理的に独立した単位で、その各々が 必要とされる希釈剤、すなわちキャリヤーまたはベヒクルと共に所望される治療 を受ける検体、活性成分を利用する検体の免疫系の能力および所望されるCD1 4またはL P S −L B P複合体結合能の阻害または中和の程度に依存 する。投与に必要とされる活性成分の詳細な量は担当医の判断に依存し各々の患 者によって異なる。しかし適当な投与量範囲は1日当り体重1キログラム当り活 性成分0.1〜20、好ましくは約0.5〜約10.より好ましくは1〜数ミリ グラムのオーダーでありそれらは投与の経路にも依存する。初期投与や二次投与 に関する適当な投与様式も様々であるが初期投与につづいて次の注射または他の 投与法で1時間以上の間隔をあけて反復して投与するのが一般的である。それと は別に、血中に10ナノモル〜10マイクロモル濃度が維持されるような連続的 静脈内注入も使用される。
本明細書で使用している“pg”はピコグラム、“ng”はナノグラム、“μg #はマイクログラム、1■”はミリグラム、“μI!”はマイクロリットル、“ −”はミリリットル、“i!”はリットルを意味する。
(実施例) 以下に示す実施例は本発明を説明するものであり、これを制限するものではない 。
実施例1−11は単球/マクロファージ系統のヒト細胞が膜面上を動く細胞表面 レセプターを介してLPS−LBP複合体を結合することを明確にした実験を示 している。
実施例12は抗CD14抗体がLPS−LBP複合体のCD14への結合を特異 的に阻害することを示している。
実施例13〜15はCD14がLPS−LBP複合体と特異的に結合し、かつそ の結合がMO由来のTNF分泌を誘導することを示している。
実施例16は抗CDI 4mAbがヒト血液におけるLPS−LBP複合体が誘 導するTNFの分泌を阻害することを示している。
実施例17は実施例1〜16の結果のまとめおよび議論を提供している。
■、試薬 LBPは急性状態のウサギ血清から精製した(トビアス(Tobias)等、J 、 EXp。
Med、 、 164:m−793(1986)) 、これは銀染色ゲル上では 均一であると考えられる。
抗ウサギLBPはヤギで調製した。MBPはR,A、 B、エゼコビツツ(Ez ekowitz )博士(ボストン、MA)から提供さた。殺菌/透過促進因子 (BPI)はJ、ガベイ(Gabay )博士にューヨーク、NY)から提供さ れた。サルモネラミネソタ(Salmonella m1nnesota)のL PS (Re595または野生量)はリストバイオロジカル(キャンベル、CA )から入手した。CD18に対するモノクローナル抗体(lIIAb)IB4お よびFcyRI[(CD16)に対するmAb、308はライト(Wright )等、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA、 80:56 99−5703(1983)に報告■ れている。CR1に対するmAb 543は、R,シュレーバー(Schrei ber) (セントルイス、MO)から提供され、FcyRIおよびFcyRI Iに対するmAb22および■、3はM、ファンガ−(Fanger) (ハノ バー、NH)から提供された。
パイロジエンフリーのヒト血清アルブミン(ISA ’)はアーマーファーマシ ューティカルスから入手し、また、パイロジエンフリーのPBSおよびDGVB ″″′″はホワイテーカーMAバイオプロダクツから入手した。NH3−ビオチ ン、スルホ−NH3−ビオチンおよびストレプトアビジンはピアスケミカルから 入手した。
2表面 組織培養用プラスチック表面は20℃で1時間、LP31μg/mj’当り25 μg/iたんばく質(抗体、LBP・またはHSA)または1(μg/−とイン キュベーションすることでコーティングした。免疫複合体を形成するため、H3 Aコート表面をさらに30分間抗HSA抗血清(1:50)とインキュベーショ ンした。ある場合には、つづいてLPSコート表面を20°Cで30分間、10 μg/−のLBPで処理した。過酸化水素生産の検定のためには全てのコート化 表面を食細胞添加の前、1時間、1ミリグラム/ミリリツトル(■/RI>HS Aで処理した。コート化した表面は検定前パイロジエンフリーのPBSで注意深 く洗浄した。
3、細胞 単球由来のマクロファージ(MO)はライト(Wright)等、J、Exp、 Med、、156:1149−1164(+982)に報告されている方法に示 かい3〜lO日間テフロンビーカー中で精製したヒトの単球を培養することによ って得た。単層の新鮮な単球は37°Cで45分間、末梢血液単核細胞がたんば く質コート化プラスチックに粘着させることにより得た。PMNはイングリッシ ュ(English )等、J、 Ionunol、 Methods、 5: 249(+974)の方法により新鮮な血液から精製した。赤血球でロゼツト形 成させることにより精製したT細胞はJ、ミンク(lJing) (ロックフェ ラー大学)から提供された。ヒトのヘソの静脈内皮細胞単層(c7 (Lo)等 、J、Exp、1Jed、169:1779−1793 (1989))はS、  K口(Lo) (ロックフェラー大学)博士から提供された。ヒツジ赤血球( E)はライト(Wright)等、J、 Exp、Med、 、 156:11 49−1164(1982)に示された方法を用いI g G (EIgG)ま たはIgM(E[gM)でコートした。
C3b1は10%C5−欠損ヒト血清(ジグv)b++1中37°Cで30分間 2〜10X 10″のEIgMをインキュベートすることによりE I gMを 付着させた。
それからこの赤血球を洗浄し、ついで2.5mMエチレンジアミン四酢酸酢酸D TA)を含むバッファ中、0°Cで10分間インキュベーションした。生成した EC3biはEDTA耐性のMOとのロゼツト形成による検定で示されるように C3bを育していない。ライト(Wright)等、J、 Exp、 Med、  、 164: 1876−1888(1986)に従がいEをLPSでコート した。調製に用いたLPS量を変化させてELPS”(1−10μg/4X10 ’E)またはELPS” (0,2−1μg/4X10’E)が生成した。等容 量のELPSIO(10°/−およびLBPIOμg/−を37°Cl2O分間 インキュベーションすることによりELPS”をLBPでコートした。
生成したLBPコートELPS (リガンドコートE)は洗浄し、直ちに使用し た。
いくつかの実験ではEを別の方法でLBPコートした。まず5X10”個のEを 0.1M炭酸ナトリウムpH9,2中5°Cで20分間・250μgのスルホ− NH8−ビオチンとインキュベーションすることによりEをビオチン化し、また 50μgのLBPを5μgのスルホ−NH3−ビオチンとインキュベーションす ることによりLBPをビオチン化した後PBSに対して透析した。このビオチン 化したたんばく質はストレプトアビジンブリッジを介してビオチン化Eに結合さ せた。
洗浄した108個のビオチン化E (EB)を20℃で30分間lOμgのスト レプトアビジンとインキュベーションしてアビジンコート赤血球(EBAV)を 生成した。フルオレセイン化ストレプトアビジンを用いた予備実験はEBAVが 均一で強い蛍光性を有し、かつ凝集が見られないことを示した。洗浄した2、5 X1.07個のEBAVを20℃で30分間、2.5μgのビオチン化LBPと インキュベーションしてEBAV−LBPを生成した。
ガラクトースの存在下または非存在下でサルモネラチフィムリウム(Salmo nella typhimurium) LT2 Gaf Eを増殖させ、それ ぞれ完全な、または短縮したLPSを含む細胞を得た。ライト(Wright) 等、J、Exp、Med、、164:1876−1888(1986)。対数増 殖培養物を洗浄し、フルオレセインでラベル化した後PBSで2X10”/マイ クロリットルCurl’)に調製した。ライト(Wright)等、J、 Ex p、 Med、、!64:1876−1888(1986)。
4、検定 LPSコート赤血球の凝集(実施例3)は丸底マイクロプレート中21″Cで3 0分間希釈LBPIOμ!中の106個のELPS”を振とうすることにより測 定した。凝集は沈着パターンから読み取った。
MOへのりガントコートEの結合をライト(Wright)等、J、Exp、M ed、、156:1149−1164(1982)の方法で測定した(実施例3 )。簡単に云うとテラサキ(Terasaki)組織培養プレートをHSAまた は他のたんばく質でコードン〈実施例2)、ついで3mMグルコース、0.5  mg/rdHS Aおよび0.3 u/Tnlアプロチニン(シグマ)を含むP BS中の5μlの細胞(0,5X 10″/−を37℃で、45分間インキュベ ーションすることによりMOの単層を形成した。この単層にリガンドコート化E および指示たんばく質を添加した。Eを0℃、10分間かけて沈着させ、ついで そのプレートを37°Cに15分間維持した。洗浄して未吸着のEを除いた後位 相差顕微鏡で吸着を測定した。ライト(Wright)等、J、Exp、Med 、、164:1876−1888(1986)に示されているように37℃、1 5分間のインキュベーションを採用した同様の方法でフルオレセイン化サルモネ ラ(Sala+nella)の結合を検定した。
この結果は100個のMO当りのEまたはバクテリアの数を示す吸着指数として 報告する。37°Cで45分間MOをEとインキュベーションし、かつウェルを 測定する前、低張培地で簡単に処理することにより未摂取Eを分解すること以外 は同様の方法により(ライト(Wright)等、J、 Exp、 Med、  、 156:1149−1’164(1982))リガンドコート化Eの食作用 を測定した。
5、 L B Pは赤血球膜へ挿入したLPSに結合する。
0.5μg/−程のLBPのELPS”への添加が凝集を起こした。リン脂質と の疎水性相互作用によりEの膜へのLPSが分配されるので、この観察結果はL BPがリビドAの露出した親水性部分を認識し、かつ、LBPが多量体を形成す る能力を育することを示している。ELPSは強く凝集せず、緩やかなピペッテ ィングで分散し得る。
6、 L B PはELPSおよびサルモネラのマクロファージへの結合を増進 する。
LPSと白血球上のレセプターのCD18複合体とLPSとの相互作用を介して グラム陰性菌およびLPSコート化赤化法血球Oと結合する。ライト(Wrig ht)等、J、 EXp、 Med、 、 164: 1876−1888(1 986)。その相互作用を乱すLBPの能力を調べた。最初の実験は高レベルの LPSで調製したEを使用した。これらのELPS”はMOに強力に結合し、L BPの添加は結合をわずかに促進させた。この促進の性質を試験するため、低レ ベルのLPSでEを調製した。5マイクログラム/ミリリツトル(μg /ml ) L B Pの存在化または非存在下単層のMOをELPS”とインキュベー ションした。ELPS”はMOとほとんど結合しなかったが、LBPの添加で結 合が劇的に促進された(第1図)。結合の増進は1μg/−LBPで効果が最も 大きくなる投与量依存性を示す。この効果の特異性は他の急性状態反応体、マン ノース結合たんばく質が100μg/−の濃度でもELPS”のMOへの結合に 影響せず、別のLPS結合たんばく質BPIは10μg/−の濃度でもその結合 に影響せず、またポリクローナル抗LBP抗血清(1:200)がLBPによっ て起こるELPS’°のロゼツト形成を20倍も減少させるという観察によって 支持されている。
また、MOとELPSとの相互作用を促進するLBPの能力は赤血球膜中のLP S量に依存していた(第2図)。LBPはELPSとMOとの直接的相互作用を 維持するのに必要な量よりも20〜100倍も少ないLPS量で調製したEの結 合を効果的に仲介し得る。
短縮型LPSを発現するグラム陰性菌の株(ラフ株)はMOと強力に結合するが 、完全なLPSを育するスムーズ株はあまり結合しない。ライト(Wright )等、J、 Exp、Med、 、 164+1876−1888(1986) 。LBPはスムーズおよびう7LPSと等しく良く結合するので[トビアス(T obias)等、J、 Biol、 Chew、 、 264: 10867− 10871(1989))スムーズサルモネラ(Salmonella)へのL BPのオプソニン作用を調べた。第2表のデータが示すように、LBPの添加が スムーズサルモネラ(Salmonella)のMOへの結合を激しく促進させ た。
第2表 LBPはサルモネラのMO’への結合を促進する。
−LBP 273 1096 +LBP 1661 2.109 1、S、チフィムリウム(Typhimurium ) LT 2のスムーズお よびラフ型調製物はライト(Wright)等、J、 Fixp、 Med、  、 164 : 1876−1888(1986)に報告されているようにガラ クトースの存在下または非存在下でこの株のGa1E変異体を増殖することによ り得た。
マクロファージ単層へのバクテリアの結合は2.5μg/−のLBPの存在下ま たは非存在下で測定した。スムーズ型バクテリアのMOへの結合に関しLBPの 添加は5.9±1.9(n−4)倍の増加を起した。第2表はLBPの添加もラ フ型サルモネラ(Salmonel la)の結合を促進するがその効果はオプ ソニン化していないバクテリアの激しい結合によりスムーズ型S、チフイリウム (Typhimurium)で見られるものよりも著しく小さいことを示してい る。したがって、LBPは生きている本来のバクテリアのMOとの相互作用を促 進させる。
7、MOはLBPのLPSとの複合体を認識する。
実施例6において、LBPをMOおよびELPSと一緒にした。LBPがMOま たはELPSと結合するかどうかを測定するため、細胞を別々にLBPとインキ ュベートし、洗浄後それらを合わせた。この実験を第3表に示す。
第3表 ELPSのLBPによる前処理はそれらの相互作用を促進するがMOには促進が 見られない。! 吸着指数 条件 塞!11 割畦 大勢」= LBPなし 6 17 4 前処理ELPS” 820 715 942前処理MO52116 LPB、ELPS”および MOの コインキュベーノヲン 629 520  7961、単層のMOへのELPS”の結合は実施例4に示した方法で測定した く0.2μg/4X10”’E)a’ ELPS”またはMOを37°Cテ20 分子1l15 μg 7mFc前処理し検定前に洗浄した。別に吸着検定の際に 5μg/dLBPを添加した。
ELPS”のLBPによる前処理はコインキュベーション実験で観察されるもの と同じ(データを示さず)投与・応答曲線に従かいMOへの結合を強く促進した (第3表)。この結果はLBPはELPSと安定に会合し、カリ表面に結合した LBPはMOによって認識されることを示している。一方MOの前処理はつづ< ELPSの結合に影響しなかった(第3表)。
ELPS表面のLBPはLPSと複合体を形成する。LPSの非存在下MOがL BPと結合するかどうかを測定するため、LBPをビオチン化し、ストレプトア ビジンコート化赤血球に結合した。生成したEBAV−LBPはMOとは結合し ないが(第3図)、LPSの添加はELBPのMOへの強い吸着を引き起こした 。ELBPの吸着を引き起こすのに必要なLPS量はE欠失LBPの吸着に必要 な量よりも50倍も少ないことから(第3図)、LPSはLBPへの結合により EBAV−LBPの粘着を促進させるように思われる。さらに、LPS処理EL BPはCD18欠失MOに強く結合するが、ELPSはこれと結合しない。
したがって、LPはMOによって認識されるためにはLPSと複合体を形成しな ければならない。
8、 L B Pは単核食細胞に限定される移動性レセプターによって認識され る。
LBP処理ELPSは単球およびMOと実質的に100%結合する。このことは 結合活性がこれらの集団の全てのメンバーに存在することを示している。LBP が他のタイプの細胞と相互作用するかどうかを決定するため、単層のPMN、T 細胞、およびヘソの静脈内皮細胞をLBP処理したELPSloとインキュベー トした。結合は観察されなかった。同様に、たまたまMO調製物に混入したリン パ球がLBPコート化Eと結合することは決して観測されなかった。したがって 、LBPコート化粒子粒子合する能力は単核食細胞に限定された性質であると思 われる。
LBPに対する特異的なレセプターの存在がLPSおよびLBPの複合体でコー ドンた表面上にMOを拡げることで示された。第4表は表面結合したLBPはL BP処理したELPSの結合を強く低下させるがElgGまたはEC3biの結 合にはなんの影響も持たないことを示している。
第4表 LBPのレセプターは膜面中を移動する。′二匡 ELPS ’°LBP EL PS ” EC3bi 町酋H3A 833 507 915 621HSA− 抗−H5A 795 455 1051 451B4 846 149 200  253LPS−LBP 147 628 1161 7621、プラスチック 表面を21°Cで2時間HSA (500μg/mf) 、mAbIB4(25 μg/−またはLPS (1μg/−でコートし、ついで十分に洗浄した。指示 されている場合は、抗−H8A (ウサギ抗HSA抗血清のl:40希釈物)ま たはLBP (5μg/−を加え、20℃で30分間インキュベートした。MO を37°Cで45分間洗浄したコート化表面上を拡散させ、さらに洗浄した後、 リガンドコート化赤血球を添加した。3μg LPS/4X1 o’ Eを用い てELPS”を調製した。ELPS”は実施例3に示したように0.3μg L PS/4X10’Eで調製し、つづいて5μg /mlのLBPで処理した。示 したデータは4回の実験の代表値である。
上述の結果はLBPが膜面中を移動する分子によって認識されることを示してお り、このレセプターはCR3およびFcRとは異なることを示している。
9、 L B PはCR3またはFcRとは相互作用しない。
LPSはCR3やCD18複合体の他のメンバー(LFA−1およびp I 5 0゜95)によって認識されることが知られているので(ライト(Wright )等、J、 EXp。
Med、 、 167: 1876−1888(1986)) 、これらのレセ プターと少量のELPSの相互作用を容易にすることによりLBPがELPSの 結合を促進させるらしい。しかし、いくつかの観察結果はこの可能性を排除した 。第7表の結果はLBPがCD18の先天性欠損患者2人から単離した単球への ELPSの強い結合を引き起こすことを示している。CD18欠損細胞は平行し た検定でELPS”またはEC3biとほとんど結合しなかった。
第5表 LBPはCD18欠損患者由来の単球へのELPSloの結合を仲介する1゜コ ントロール1 108 31 282コントロール2 185 27 437患 者1 17 15 394 4 患者2 5 14 529 16 1.2人のCD18欠損患者の単球の単層(CD18欠損白血球はインビトロで LPSに応答する)および2人の正常な成人コントロールをEC3bi、ELP S”(3μg/4X10” E)、ELPS” (1μg/4X10”E)、と インキュベートし、その吸着係数を測定した。指示されている場合は、ELPS ”に2.5μg/イのLBPを添加した。
LBP処理ELPS”の認識にCD1Bが関与している証拠はCD18を抗CD 18mAbでコートした表面に拡げることによりMOの頂点表面からCD18分 子を放出させる実験から得られる。
MalB4はEC3bfおよびEl、PS”の結合の減少によって示されるよう にCD18分子を減少させるが、LBP処理ELPS”はこれらの細胞に正常に 結合する(第4表)。最後にCa”+およびMg−の欠失はC3b1およびLP SのCD18複合体の結合を完全にブロックするが〔ライト(Wright)等 、J、 Exp、 Med、 。
156:1149−1164(1982)およびライト(Wright)等、J 、By+p、Med、、164:1876−1888(1986)) 、EDT A含有バッファにおけるLBP処理ELPS”の結合は等しかった。
LBP認識におけるFcレセプターの関与も除外された。EIgGの結合により 検定されるように免疫複合体コート化表面上の細胞の拡散がFcレセプターを著 しく減少させる。しかし、LBPコート化ELPS”の結合は変化しなかった( 第4表)。同様の実験で表面結合マンノース結合たんばく質、FcRI、FcR II、FcRI[に対する表面結合mAbおよびCRIはLBPのMOへの結合 に影響しないことが示された。これらのデータはLBPがCRL CR3、Fc Rまたはマンノース結合たんばく質レセプターによって認識されないことを示し ている。
10、LBPのレセプターはFC仲介の貧食作用を促進する。
抗EIgGの添加はり、BPコート化ELPS”のMOによる食作用を著しく強 める(第4図)。最大の食作用の半分を起こすのに必要な抗EIgGの投与量は 非コート化Eの食作用を起こすのに必要な量よりも5倍も少ない。このようにL BPは食作用応答の誘導にIgGと相乗的に作用するように思われる。先の報告 に従がうと〔アーレンバーガー(Ehlenberger)等、J、 Exp  、 Med、 145:357−371 (1977))、EへのC3b1の吸 着はIgGに仲介される食作用を促進し、またこの促進度はLBPによるものと 同程度である(第4図)。
LBPのみに仲介される食作用も調べた。LBPコート化ELPSはMOときれ いなロゼツトを形成するが、結合したEはいずれも残存(第4図)、フィブロネ クチン−1またはPMA−刺激化MOのどれによっても貧食されなかつた。並行 した実験でEC3biの強いフィブロネクチン−およびPMA−刺激化貧食作用 が示された。LBP仲介貧食作用が無いことの説明は赤血球表面上のLPSの著 しい横方向への移動である。LPSはMOに吸着するEの極に“キャップ″をし てEの円周上のリガンドを不十分なものにし、シュードボドに誘導する。このキ ャッピングを防ぐため、ビオチン化したLBPを第4図で示した方法でビオチン 化したEたんば(質に結合させる。ここでも、このような結合を受けたEはEコ ート化した残存またはPMA刺激化MOのいずれによっても貧食されることはな かった(貧食指数=0)。並行した実験では抗CD18mAb (IB4)のビ オチン化F (ab)*によって容易に貧食されることが示された(貧食指数= 482)。したがって、LBPのレセプターはそれ自身ではコート化赤血球の貧 食作用を開始できない。
11、LBPのレセプターは酸化的破壊を開始しない。
LBPとそのレセプターの相互作用がMOからの細胞毒性応答を開始するかどう かを決めるため、コート化表面とMOとの相互作用の際の過酸化水素の生産を測 定した。
コート化表面上のMOの拡散の際の過酸化水素の放出をプラノ入ルブ(dela Harpe)等、J 、 Immunol、Methods、78:323−3 36 (1985)の方法で測定した。簡単に云うと、3〜4X10’個のMO (3日または4日目)をホースラディツシュパーオキシダーゼおよび4.2 n moleのスコボレチンを入れたたんばく質コート化組織培養ウェルに添加した 。このプレートを37℃でインキュベートし、間隔をおいて自動蛍光プレートリ ーダーを用いてスコボレチンの消費を測定した。3個のウェルの平均を結果とし てウェル当りに生産される過酸化物のnmole数で表わした。コントロール刺 激物、PMA(100ng第5図は、LPSコート化表面表面MOの結合がわず かな過酸化物の放出を起こすことを示している(免疫複合体またはPMAによる 刺激の12%)。しかし、LBPでコートした表面は基底量販上の過酸化物の放 出はなかった。さらに、LPSコート化表面表面LBPの添加はLPSによる放 出をプロ・ツクし、このことはLBPがこの実験系でLPSと効率よ(相互作用 していることを示している。並行した実験でLBPまたはLPS+LBPコート 化表面上のMOの拡散かLBP処理ELPS”の結合を減少させることが示され た。このことでLBPレセプターの結合が起きていることが確められた。したが って、LBPレセプターは酸化的破壊を開始できないと考えられる。
12、抗CD14抗体によるLPS−LBP複合体のMOへの結合の阻害。
MOへのLPS−LBP複合体の結合を阻害する3つの抗CD14mAbの能力 を測定した。単層のヒトMOをO″Cで15分間、それぞれOμg/ml、0. 15tt g/ml、 0.5 tt g/ml、1.5 u g/ml、 5  u g/ml、および15μg/−濃度のmAb3c10.60bまたは2b icとインキュベートした。この単層がLBP処理ELPS” (実施例3)と 結合する能力を実施例4に示した方法で検定した。
第6図に示したこの実験結果は、mAb3c10および60bは使用したmAb 濃度を増加させるにつれ減少する吸着指数を示し、一方、mAb3c10および 60bが認識するものと異なるエピトープを認識するmAb2bicはコントロ ールmAb濃度(0μg/−で得られるレベルより低い指数に減少させることは でききない、すなわち結合を阻害することはできなかった。このようにmAb3 c10および60bはMOへのLPS−LBP複合体の結合を阻害する能力を有 する。この阻害の特異性は、CDI lb、CDI 8、CD16およびHLA に対する抗体は結合を阻害しないことによって支持される(データ示さず)。
一方、第7図ではmAb2bic、3C10および60bが全てMOへのLPS −LBP複合体の結合を減少させうることを示している。MO単層を作る前にモ ノクローナル抗体を組織培養プレートに固定した。このことは、プレートに5μ gたんばく質/rniの濃度のmAbを加え、MOを接種する前に未結合のmA bをプレートから洗い落とすことによって行った。抗CD14mAbでコートし た表面に吸着したMOはLPS−LBP複合体でコートした赤血球の結合を減少 させたが、他のmAbは減少させなかった。このように吸着したマクロマージの 基底表面に再分布したCD14がLSP−LBP複合体の結合に必要である。こ の結果はCD14がLPS−LBP複合体のレセプターとして働くという第6図 の結論を確認している。
+3.CD14はLPS−LBP複合体と特異的に結合する。
LPS−LBP複合体と特異的に結合する精製CDI4の能力を測定した。
表面をまず抗CD14mAbでコートし、ついで単球のTritonX−100 抽出物でコートすることによりCD14をそれに固定した。10”個の卓球を1 %Tri ton P B S溶液に懸濁し、O″Cで15分間インキュベーシ ョンした後不溶性物質を遠心で除いた。CD14を含む抽出物を抗体コート化表 面と接触させた。
この操作でCD14でコートした表面ができる。CD14以外の抗原に対する抗 体を含むコントロールウェルではこの操作でCD14以外のたんばく質でコード ンた表面ができる。十分洗浄した後LPS−LBP複合体でコートした赤血球を コート化ウェルに入れ、その赤血球(ELPS” )の吸着を写真に撮った。
LPS−LBP結合部位に対する結合部位をブロックしないCD14に対する抗 体mAb 2bicにより表面に吸着したCD14はコート化赤血球に強く結合 した。他の抗原でコートした表面はこの活性を示さなかった。このように、精製 したCD14分子はLPS−LBP複合体を結合する能力を有する。この観測で CD14がLPS−LBP複合体のレセプターとして働いていることが確認され た。
14、LPS−LBP複合体はMOにおけるTNFの分泌を誘導する。
LBP、加熱処理LBP、ウシ血清アルブミン(BSA)またはウシ胎児血清( Fe2)の存在下、腹腔滲出性マクロファージ(PEM)におけるTNF分泌を 誘導するLPSの能力を測定した。
ウサギのPEMを得るため、NZWウサギ(2〜2.5kg)にBCG (BC G細胞壁、R−200、リビイム/ケムリサーチ社、ハミルトン、MT)由来の 細胞壁をlOμg含む35ミネラルオイル(ドラゲオール bVR、パンレコ、 パトラ−1PA)を腹腔内注射した。3日後、ベントパルビタールナトリウム( ウェスタンメディカルサプライ社、アルカディア、CA)120■の静脈注射を 行い、ついて2mML−グルタミン、1mMピルビン酸ナトリウム、50U15 0μgペニシリン/ストレプトマイシン/ml、10mMヘペス、2%ウシ胎児 血清、および5U/−ヘパリンを補った5 0 (7の氷冷RPMI−1640 による腹腔の無菌的洗浄を行った。収穫した細胞を遠心しく1000xG、10 分、4℃)、をFBSを含まない上記培地(無血清培地)に懸濁した。さらに遠 心と無血清培地への懸濁を行った後、その細胞をヘモサイトメーターを用いて計 数し、8〜l0XIO’マクロフアージ/フラスコの密度になるように150a lフラスコにブレーティングした。37°C,5%CO2で2時間後、激しい洗 浄と20−の無血清培地の補充により非粘着細胞を除去した。ライト染色した細 胞遠心調製物を用いて調べた時、ミネラルオイル誘導型の腹腔滲出液細胞には約 60%のマクロファージ、35%の好中球、および5%の白血球が含まれていた 。ブレーティングと洗浄後、粘着細胞の90%以上がマクロファージとなった。
このように生成したウサギPEMを12時間、先に示したたんばく質の存在下お よび非存在下、サルモネラミネソタ(Salmonella m1nesota )Re595から単離したLPS (100pg/−で処理し、その無細胞上清 をマチソン(Mathison)等、J、 C11n、 Invest、 、8 1 : l 925 (1988)に述べられているラフ(Ruff)等、Ly mphokines、2 : 235−242(1981)のL929検定法の 修正法を用いて上述のようにTNFを検定した。
簡単に言うと、L929細胞(CCLI、アメリカンタイプカルチャーコレクシ ョン、ロックビル、MD)をlomMヘペスおよび10%ウシ胎児血清を補った RPMI I 640 (ハイクロン、レバツイン(Rehatuin) F、 S、 、レヘイスケミカル社、フェニックス、AZ)で培養した。この集密培養 物を5mMEDTAおよび10mMヘペスを含む生理食塩水中0.5%トリプシ ン(TRL3、ワーシントンバイオケミカル社、フリーホールド、NJ)溶液で 簡単にすすぎ、アクチノマイシンD(1℃g/ldりを含む新鮮な培地に懸濁し た後96穴プレートに入れた(5〜7X10’細胞/ウエル)。培養2時間後、 順次希釈したサンプルをウェルに加え、そのウェルに0.2%クリスタルバイオ レット、10%ホルマリンおよびO,01Mリン酸塩pH7〜7.5からなる溶 液を満たす。ついで水で十分洗浄した後ウェルを乾燥させた。溶解度はIBM− PCコンピューターを備えたBio−TekモデルEL310プレートリーダー (Bio−Tekインスツルメント、バーリントン、VT)を用いて分光学的に 定量した。検定結果はU/−で表わした。■ユニット(■)は50%の細胞を溶 解するTNT量と定義する。
検定にはルーチンに8〜12個のプレートを作る。各プレートには2つのコント ロール、Re595LPS処理RAW264.7細胞のならし培地(6×10’ U/−およびRe595LPS処理ウサギPENのならし培地(1,3タス社、 エミリービル、CA、2x10’ U/mg)に対して校正し、それに従って検 定結果を標準化した。サンプルは4回検定し、その変動係数は0.12±0.0 8(SD)であった。この検定法を用いてlopg/−程のウサギマクロファー ジ由来TNFが検出できる(比活性1 x 10 ” U/mg)。しかし、1 0%以上の血清濃度はL929細胞の非特異的ラウンディングおよび粘着のロス を起こすので、血清中のウサギTNFの検出限界は20 U/ml (0,2n  gTNF/−に相当)である。第8図に示したこの実験結果は、LPSおよび 活性LBPの両方が存在する場合のみTNFが生産されることを示している。R e595LPSはサルモネラ(Salmonella)のラフ株由来のものであ る。大腸菌0111iB4由来のLPSなどスムーズ菌株から単離したLPSを 用いた場合も同様の結果が得られ、このことはこの効果の一般性を示している。
+5.LBPへのLPSの結合はLBPをトリプシン切断から保護する。
50mMヘペス、10mMEDTA、pH7,4を含むバッファ中最終濃度0. 3mg/−のLBPを含むサンプルを調製した。
1つのサンプルに対して最終濃度0.125mg/rd!どなるようにLPSを 加えた。第2のサンプルには最終濃度が0.125mg/rdとなるように硫酸 デキストリンを加えた。つづいて3個全てのサンプルに最終濃度2μg/rrd となるようにトリプシンを加えた。37°Cに維持しながら、5.25.60お よび120分の時間間隔で部分標本を採取した。この部分標本は12%ゲルを用 いたドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAG E)で分析した。第9図に示すこの実験結果は、LBPのLPSによる結合が酵 素分解からLBP保護することを示している。LPSは切断を防ぐLBPの構造 変化または切断部位への立体障害を誘導することによりLBPを保護する。
+6. ヒト血液において抗CD14モノクローナル抗体はLPS−LBP誘導 型のTNF生産を阻害する。
ヒト血液中において抗CD14mAbがMOによるTNF分泌を阻害する能力を エスペビク(Espevik)等、J、1anund:Meth、、95 :  99−105 (1986)に報告されているTNF誘導性細胞毒性検定法を用 いて測定した。簡単に言うと、ヘパリンで抗凝集処理したヒト血液を調製し、3 7°Cで30分間、最終濃度lμg/−となるようなmAb3cIo、Sobま たはIB4とインキュベーションした。つづいて、この細胞を37℃、12時間 、加湿、10%C02インキユベーター中で最終濃度O10,01,0,l、ま たは1.0ng/−のRe595・LPSとインキュベーションした。それから 各サンプルの血漿を採取しTNFの存在を検定した。
これらの実験では、健康な検体の血液中の構成的LBPレベルが100〜250 ng/mlと見積られるため、さらにLBPを添加する必要はない。トビアス( Tobjas)等、J、ExplMed、164ニア77 (1986)および トビアス(Tobias)等、Infect、 Immun、、50 : 73 −76 (1985)、 LBPに対するLPSのアフィニティーの見積もりに 基づき、(トビアス(Tobias)等、J、BiolSChem、264:1 0867−10871 (1989))、LBPの構成的レベルは添加した全て のLPSと結合するのに十分な量である。
WEHIクローン13細胞はトロンドヘイム大学のT1エズペビク(Ezpev ik)から提供さ札 10%FC3,0,1mMグルタミンおよび30μg/− ゲンタマイシンを含むRPM11640培養培地(ギブコ)で培養した。この細 胞をRPM11640培養培地100μl中2X10’個となるようにマイクロ プレートのウェルに接種した。ついでMO培養土#5〜50マイクロリットル( μl)のサンプルをWEHIクローン13細胞増殖培地に加え、37°Cで20 時間インキュベーションした。つづいてPBS中5mg/−濃度のMTTテトロ リットルを各ウェルに添加し、さらにそのウェルを37℃で4時間インキュベー トした。ウェルから上清100マイクロリツトルを吸引した後、0.04NHC fを含むイソプロパツール100マイクロリツトルを各ウェルに添加した。濃青 のホルマザン結晶を溶解した後、そのプレートをテスト波長570nmおよび参 照波長630nmを用いたマイクロプレートリーダーでプレートの測定CP/T NPを含むウェルの光学密度 +00− X100 コントロールウエルの光学密度 実験培養で得られる死細胞の割合を種々の既知の希釈率のTNFで得られた割合 と比較して各実験培養物中のTNF濃度を測定した。この実験結果を第6表に示 す。
第6表 ヒト血液におけるLPS誘導TNF生産に関するモノクローナル抗体の効果。
(Re 595 LPS) 、ng/Tnl 抗体’ (TNF) 、U#20 、01 3 C10<0.5 0.1 3C10<0.5 1.0 3C103 −60b <0.5 0、01 60 b <0.5 0.1 60b 2 1.0 60b 12 − IB4’ <0.5 0.01 1B4 2 0.1 1B4 13 1.0 1B4 40 ■、全てのモノクローナル抗体は最終濃度lμg/mlとなるように添加した。
2.7NF検定は標準物質として■当り2XIO’ユニツトの比活性を育する組 換えTNFを用いたWEHIクローン13検定法で行った。
3、抗CD18mAb。
第6表からヒト血液中のLPS誘導TNF生産はLPS濃度の増加とともに増加 することが分る。さらに、LPS−LBP複合体誘導TNF生産は抗CD14抗 体3C10および60bによって有意に阻害されるが、抗CD181B4モノク ローナル抗体はTNF生産を有意に阻害しないことが分る。スムーズ型バクテリ ア大腸菌0111:B4から単離したLPSで同じ実験を行ない、炭水化物含量 は異なるがリビドA構造は保存されているLPSIi製物に関するその一般性が 示された。
血液中に存在する細胞毒性のTNF特異性はマチソン(Mathison)等J 、Cl1n、1nvest、、81: 1925 (1988)に述べられてい るようにポリクローナルヤギ抗ヒトTNF [gG抗体を用いて確認した。この 抗体はLPS処理血液サンすル中の全ての細胞毒性を完全に中和した。
17、実施例1〜16の結果に関する考察これまで述べてきた事項はLPSがバ クテリアに結合しオプソニンとして機能することおよびマクロファージによりそ の結合および貧食作用が容易になることを示している。LBPはBPIのLPS 結合ドメインと相同的なドメインを介してLPSと結合する一方、LBPの細胞 への吸着はLBPにユニークなドメインに仲介されると考えられている。
LPSコート化粒子粒子表面上BPはMO上の膜面を移動する特異的レセプター CD14によって確認される。LBPコート化粒子粒子OなどCD14発現細胞 に結合するが他の血液細胞には結合しない。MOの頂点表面上の結合活性はLB P−LPS複合体でコートした基質上を細胞が拡散することにより消失する。
CRI、CR3およびFcRに対する表面結合抗体はLBPコート化粒子粒子合 を減じないことからLBPのレセプター〇D14は他のオプソニンレセブターと は異なる。
オプソニンとしてL B Pはグラム陰性菌など敗血症誘導性感染体の除去を促 進する。しかし、敗血症になった場合の菌分解は補体や分解性酵素を含む内在性 分解システムの作用またはその後の抗生物質の作用によって起こる。分解はLP Sの血中レベルの増加を起こす全身的なLPSの放出を誘導する。このレベルは 1〜1000 p gLPS/mlと見積られるので高アフィニティーのLPS −LBP複合体を形成するのに十分なLBPが存在する。〔スターク(Stur k)等、リムラスアメポサイト(Limulus Amebocyte)溶解物 テストによるバクテリア内毒素の検出、ワトソン(Watson)S、 W、ア ラン(Allan) R,リス(Liss)、NY1987:371−385) ヴアンデベンター(van Derenter)、S、J、 HoLancet l :605−608 (1988)。LPS−LBP複合体はマクロファージ /単球系統の細胞上のCD14に結合して、モノカインTNFの迅速な合成およ び放出を開始し、それによって完全な敗血症への進展に有意に寄与する。
従来から知られているオプソニン、IgGはIgGコート化粒子粒子合、それら の貧食作用的な取込みおよび過酸化水素などの毒性化合物の放出を可能にする。
別のオプソニン、C3は基本的に03コ一ト化粒子の結合を可能にする。非刺激 MOによる貧食作用はC3コ一ト化粒子がIgGを有する場合のみ観察され(ア ーレンバーガー(Ehlenberger)等、J、Exp、Med、145  :357−371(1977)、かつ過酸化水素の発生は開始しない。ライト( Wright)等、J、Exp、Med、 158 :20+6−2023 ( 1983)。
LBPのオプソニン活性はe3のものと非常に煮ている。LBPコート化粒子粒 子Oに強く結合するが、その場合は貧食作用または過酸化水素の放出は開始しな い(第5図)。またLBPは少量のIgGでコートした粒子の貧食作用を促進す る上でC3に似ている(第4図)。LBPのオプソニン効果は唯一の点でC3と 異なる。補体たんばく質はMOをPMA (ライト(Wright)等、J、  Exp、 Med。
156:1149−1164 (1982))またはフィブロネクチン(ライト (Wright)等、J、 EXI)、 Med、、158:1338−134 3 (1983))などの補助刺激物で処理した場合貧食作用を開始するが、L BPはそのように刺激した細胞でさえ貧食作用を仲介しない。
オプソニンとして作用することによりLBPは動物体内においてグラム陰性ノく クチリアの拡散を制限する。急性状態におけるLBPの出現が感染との戦いにう まく適応する。それゆえ、LBPはグラム陰性菌などの感染体に対する防御シス テムを代表するものであると考えられる。
特定の態様および実施例を含むこれまでの明細は本発明を説明するものでありこ れを制限するものではない。本発明の精神および範囲を逸脱することなしに多く の変化や修正が可能である。
吸着指数 貧食指数 過酸化物(nmole)/ウェル 吸着指数 吸着指数 たんばく質濃度(LOG G/ML) IG 8 手続補正書(方式) 4.1111Q 平成 年 月 日

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.治療効果量の抗CD14抗体を患者に投与することを含む敗血症の治療方法 。
  2. 2.前記抗CD14抗体がリポ多糖リポ多糖結合たんばく質複合体のCD14へ の結合を阻害するモノクローナル抗体である請求項1記載の方法。
  3. 3.前記モノクローナル抗体がハイブリドーマATCCTIB22Bまたはその 抗CD14抗体分子発現核酸によって生産される請求項2記載の方法。
  4. 4.前記モノクローナル抗体が抗CD14抗体分子の下(ab′)2部分を含む 請求項2記載の方法。
  5. 5.前記治療効果量が1日当り体重1キログラム当り0.1乃至20ミリグラム である請求項2記載の方法。
  6. 6.前記方法がさらに実質的に同時に殺菌量の抗生物質を前記患者に投与するこ とを含む請求項1記載の方法。
  7. 7.前記抗生物質がグラム陰性菌に対して有効な抗菌剤である請求項6記載の方 法。
  8. 8.前記敗血症がグラム陰性菌の感染に由来する請求項1記載の方法。
  9. 9.前記敗血症がウイルス、グラム陰性菌または菌類の感染に由来する請求項1 記載の方法。
  10. 10.前記方法がさらに実質的に同時にTNF血中濃度減少量の抗TNF抗体を 前記患者に投与することを含む請求項1記載の方法。
  11. 11.前記方法がさらに前記抗CD14抗体と実質的に同時に殺菌量の抗生物質 を前記患者に投与することを含む請求項10記載の方法。
  12. 12.前記患者がいかに示す症状:成人性呼吸困難、分散性血管内凝血、腎臓疾 患および肝臓疾患のうちの1つ以上の症状を示す請求項1記載の方法。
  13. 13.前記敗血症が化学的または物理的外傷に由来する請求項1記載の方法。
  14. 14.患者の内毒素血症の症状の改善方法で、該患者に単球マクロファージ系統 細胞によるリポ多糖誘導型腫瘍壊死因子分泌を阻止するのに十分な量の抗CD1 4抗体を投与することを含む方法。
  15. 15.前記抗CD14抗体がリポ多糖リポ多糖結合たんぱく質複合体のCD14 への結合を競争的に阻害するモノクローナル抗体である請求項14記載の方法。
  16. 16.前記モノクローナル抗体がハイプリドーマATCCTIB22Bまたはそ の抗CD14抗体分子発現核酸から生産される請求項15記載の方法。
  17. 17.患者の敗血症の治療方法で、該患者に治療効果量の抗リポ多糖結合たんば く質抗体を投与することを含む方法。
  18. 18.患者の敗血症の治療方法で、該患者に治療効果量のリポ多糖結合たんぱく 質のペプチドアナログを投与することを含む方法。
  19. 19.前記ペプチドアナログが以下の式:【配列があります】、 【配列があります】、または 【配列があります】. で表わされるアミノ酸配列を有する請求項18記載の方法。
  20. 20.医薬的に許容可能な賦形剤中、LPS−LBP複合体のCD14への結合 を阻止し得る抗CD14抗体分子を含む単位投与量型の治療組成物。
  21. 21.請求項20記載の組成物で、さらに単位投与量の抗TNF抗体分子を含む 組成物。
  22. 22.請求項20記載の組成物で、さらに殺菌量の抗生物質を含む組成物。
  23. 23.請求項21記載の組成物で、さらに殺菌量の抗生物質を含む組成物。
  24. 24.活性成分として敗血症の治療のためにヒトに投与するのに適した濃度の、 LPS−LBP複合体のCD14への結合を阻止し得る抗CD14抗体分子なら びに、抗生物質および抗TNF抗体分子のうちの1つまたは両方を含む組成物。
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