JPH05506435A - メロシン、それをコードする核酸、フラグメントおよびその使用 - Google Patents

メロシン、それをコードする核酸、フラグメントおよびその使用

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JPH05506435A JP91505550A JP50555091A JPH05506435A JP H05506435 A JPH05506435 A JP H05506435A JP 91505550 A JP91505550 A JP 91505550A JP 50555091 A JP50555091 A JP 50555091A JP H05506435 A JPH05506435 A JP H05506435A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
22、ハイブリダイゼーションを可能にする、図1の核酸の一部と充分に相捕的 なヌクレオチド配列を含有する、核酸プローブ。 23、メロシンをコードする核酸細胞の存在を検出する方法でありで、該方法が 、請求項22に記載のプローブを該核酸と接触させること、および該核酸に対す る該プローブのハイブリダイゼーシヨンを測定することを包含する、方法。 24、細胞中のメロシンの存在を検出する方法であって、該方法が、請求項12 に記載の抗体をメロシンと接触させること、およびメロシンの一部に対する該抗 体の結合を測定することを包含する、方法。 25、図1の核酸の一部に対応する、核酸。 26、細胞中の分化の程度を測定する方法であって、該方法が、該細胞により生 成されるメロシンを検出することを包含し、ここで、実質的なメロシンの存在が 、高度に分化した細胞を意味している、方法。 27、腫瘍の悪性度を測定する方法であって、該方法が、該腫瘍により生成され るメロシンを検出することを包含し、ここで、メロシンが実質的に存在しないこ とが、悪性腫瘍を意味している、方法。 28、メロシンの生成を誘発する方法であって、該方法が、メロシン生成細胞を 、該メロシン生成細胞中にて、メロシンの生成を誘発する細胞またはマトリック スと接触させることを包含する、方法。 29、請求項28に記載の方法であって、メロシンの生成を誘発する前記細胞が 、間充繊細胞である、方法。 30、神経突起の成長を促進する方法であって、該方法が、二ニーロンを請求項 1に記載のタンパク質と接触させることを包含する、方法。 31、神経突起の成長を促進する方法であって、該方法が、二ニーロンを請求項 2に記載のタンパク質と接触させることを包含する、方法。 32、神経突起の成長を促進する方法であって、該方法が、ニエーロンを請求項 11に記載のタンパク質と接触させることを包含する、方法。 33、神経突起の成長を阻害する方法であって、該方法が、メロシンを神経突起 促進活性の阻害剤と接触させることを包含する、方法。 34、神経突起の成長を促進する方法であって、該方法は、メロシンの神経突起 促進活性の阻害剤と、メロシンとの結合を妨害することを包含する、方法。 35、メロシンと結合する細胞における細胞付着を促進する方法であって、該方 法が、該細胞を、メロシンまたはその細胞付着促進部分と接触させることを包含 する、方法。 36、構造M−X−82を含有する、実質的に純粋なヘテロトリマーの変種であ って、ここで、Mが、メロシンのMポリペプチドであり;Xが、ラミニンのB1 鎖およびS−ラミニンからなる群から選択され;そして82が、ラミニンの82 鎖である、ヘテロトリマーのラミニン変種。 37、xがS−ラミニンである、請求項36に記載の実質的に純粋なヘテロトリ マーのラミニン変種。 38、xがラミニンの81鎖である、請求項36に記載の実質的に純粋なヘテロ トリマーのラミニン変種。 39、 M−5−82ラミニン変種を含有する物質から、実質的に純粋なM−S −82ラミニン変種を単離する方法であって、該方法は、以下の(a)、(b) 、(c)、(d)、(e)および(f)の工程を包含する: (a)Blに選択的な免疫反応性を有する抗体を、固体担体に固定化する工程; (b)該M−S−82含有物質を、81に対する免疫反応性を有する該固定化し た抗体と接触させる工程; (c)Blに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体とは結合していない物 質を回収する工程であって、該回収した物質が、M−S−B2およびA−S−B 2を含有する混合物である、工程;(d)Mに対する選択的な免疫反応性を有す る抗体を、固体担体に固定化する工程; (e) Mに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体に、該混合物を接触さ せる工程;そして (r) Mに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体と結合した物質を回収 する工程であって、該回収した物質が、実質的に精製したM−S−82である、 工程。 40、請求項39に記載の方法であって、Mに対する免疫反応性を有する前記固 定化した抗体と結合していない物質が、工程(f)の前に回収され、そして実質 的に純粋なA−5−82である、方法。 41 、 M−S−82ラミニン変種を含有する物質から、M−S−82ラミニ ン変種を単離する方法であって、該方法は、以下の(a)、(b)、(c)、( d)、(e)および(f)の工程を包含する:(a)Mに選択的な免疫反応性を 有する抗体を、固体担体に固定化する工程; (b)該M−S−82含有物質を、Mに対する免疫反応性を有する該固定化した 抗体と接触させる工程; (c) Mに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体と結合している物質を 回収する工程であって、該回収した物質が、M−S−B2およびM−Bl−B2 を含有する混合物である、工程;(dosに対する選択的な免疫反応性を有する 抗体を、固体担体に固定化する工程; (e)Sに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体に、該混合物を接触させ る工程:そして (f) Sに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体と結合した物質を回収 する工程であって、該回収した物質が、実質的に精製したM−S−82である、 工程。 42、請求項41に記載の方法であって、Sに対する免疫反応性を有する前記固 定化した抗体と結合していない物質が、工程(f)の前に回収され、そして実質 的に精製したM−Bl−82である、工程。 明細書 メロシン、それをコードする核酸、 フラグメントおよびその使用 本発明は、助成金番号Di[30051、CA 45546、CA 28896 、および国立衛生研究所の癌センターの助成交付金番号CA 30199により 、援助されている。この発明の権利は、米国政府が有し得る。 発l目とえ景 本発明は、一般に、基底膜に関し、特に、新規な組織特異性の基底膜会合タンパ ク質に関する。 基底膜とは、上皮細胞を、その下にある組織のストローマから分ける細胞外マト リックスの薄いシートである。これらの膜は、上皮器官と内皮器官とを区分し、 そして組織構造を維持する。ある種の組織では、基底膜は、数種の細胞タイプの 相互作用の生成物である;例えば、骨格筋では、筋内膜に由来の線維芽細胞は、 基底膜の組立てに、タイプIvコラーゲンを寄与させ得る。神経基板の形成には 、シ二ワン細胞と二ニーロンの相互作用が必要である。さらに、基底膜は、細胞 の付着、移動および増殖を促進することにより、そして組織相互作用の信号を媒 介することにより、発生および組織の修復に機能する。 全ての基底膜は、ラミニン、タイプIVコラーゲン、エンタフチン(entac tfn)、およびヘパラン硫酸プロテオグリカンを含有する。ラミニンは、3個 のポリペプチド鎖、すなわち40OkDのA鎖および約200 kDの2個のB 鎖、から構成される大きな糖タンパク質である。A鎖アミノ末端側の3分の2は 、Bl鎖およびB2鎖と相同であるのに対して、カルボキシ末端側の3分の1は 、興なる構造を有する。ラミニンは、種々の細胞タイプの付着、分散、運動性お よび成長を促進する。ラミニンの最も顕著な特徴の1つは、培養した神経細胞か らの神経突起の成長を促進する能力である。細胞接着および神経突起促進活性の 主な部位は、この分子の長い腕の末端にある球状ドメインにあると思われる。 ある種の膿瘍細胞の転移性もまた、ラミニンに影響され得る。例えば、ラミニン は、タイプ!Vコラーゲンへの悪性力ルチノーマ細胞の結合を媒介し、そしてマ ウスの黒色腫細胞の転移可能性を増すことを示した。血管や他の上皮組織の基底 膜への転移性腫瘍細胞の付着には、他の基底膜タンパク質およびそれらのレセプ ターが関与し得る。 A鎖、Bl鎖およびB2鎖から構成されるラミニンに加えて、少な(とも2種の ラミニン関連のタンパク質、すなわち、メロシン(merosin)およびS− ラミニンが存在する。LeivoオヨdEngva11の参考文献、Proc、  Natl、 Acad、 Set、 USA、 85: 1544−1548 (198g)の内容は、本明細書に参考として援用されており、最近では、65 −kDaおよび8O−kDa前駆体である、メロシンと呼ばれる、基底膜が会合 したタンパク質の単離を記述している。しかしながら、本明細書および請求項で 記述のほぼ800 kDaのタンパク質の開示はない。この65−kDaおよび 8O−kDaタンパク質は、800 kDaタンパク質のサブユニットと思われ るので、「メロシン」との用語はまた、現在では、本明細書および請求項で記述 の800 kDaにも適用される。 他に特徴のあるラミニン関連のポリペプチドには、S−ラミニンがある。このラ ミニン関連のポリペプチドのアミノ酸配列は、ラミニンポリペプチドのうちでは 、Bl鎖に最も関連がある(Hunterら、Nature 338: 229 −234(1989)、この内容は本明細書に参考として援用されている)。さ らに、他のラミニン関連のポリペプチドも記述されている。例えば、ラミニンと 類似しているが同一ではない神経突起の促進因子は、非常に多くの起源に由来の 細胞に記述され、これには、筋肉細胞および心臓細胞、および正常および悪性の シニワン細胞が含まれる(Davtsら、J、Neurosci、5: 266 2−2671(1985); Landerら、Proc、Natl、 Aca d、Sei、USA 82: 2183−2187(19115) ;Arat ani、 Y、およびKitagava、 Y、、J、 Bfol、 Chew 、 263: 16163−16169(1988)、およびEdgarら、J 、 Ce1l Biol、 106: 1299−1306 (1988)、こ れらの全ての内容は本明細書に参考として援用されている)。これらの因子は、 馴化培地で確認され、またある場合には、そこから精製されており、ラミニンB 様のサブユニットと類似の分子量を有するが、400 kDすなわちA様のサブ ユニットがない。これらの因子は、ラミニンB鎖と免疫学的に交差反応するが、 ラミニンに対する抗体は、それらの活性を妨害しない(SteelgおよびHo ffman、 J、Neurosci。 Res、15: 323−339(1986); 5androckおよびMa tjhev%Proc。 Natl、Acad、Set、U、S、A、、84: 6934−6938(1 987) ; Landerら、ム、これらの全ての内容は、本明細書に参考と して援用されている)。 免疫組織化学の研究から、全ての基底膜には、その発生過程を通じて、ラミニン が存在するとの考えが導かれている。 しかしながら、メロシンは、現在では、筋肉および神経に特異的なラミニン様の 基底膜タンパク質であることが確認されている。この発見は、S−ラミニンの同 定と関連して、種々の基底膜におけるラミニン様の分子の同定の問題を提起する 。 これらの発見はまた、ラミニン関連のポリペプチドの新規なヘテロトリマーの( heterotri■eric)変種が存在するかどうかの問題を提起する。 発生、組織修復、神経突起の成長および癌では、基底膜が重要な役割を有するた めに、新しい基底膜成分を同定する必要性だけでなく、全てのラミニン関連ポリ ペプチドのヘテロトリマーな会合およびそれらの組織分布を確認して、その会合 過程の操作を可能にする必要性が存在する。本発明は、この必要性を満たす。 良肌二!1 本発明は、メロシンと呼ばれる精製したタンパク質であって、約800 kDa の見かけの分子量を有するものを提供する。本発明はまた、M−X−82構造を 含む実質的に純粋なヘテロトリマーのラミニンを提供する。ここで、Mは、メロ シンのMポリペプチドであり;Xは、ラミニンのB1鎖およびS−ラミニンから なる群から選択され;そして82は、ラミニンのB2jjlである。本発明はま た、メロシンをコードする単離した核酸配列を提供する。本発明はさらに、抗体 、ベクター、および宿主−ベクター系の使用による組換えタンパク質の発現を提 供する。本発明はまた、神経突起の成長を促進するためのメロシンの使用を提供 する。
【1東i星工笠■ 図1は、メロシンcDNAの一部のDNA配列、およびその推定アミノ酸配列を 示す。可能性のあるトグリコシル化部位は(ム)により示され、システィンは丸 で囲まれている。アミノ酸を配列決定することにより得られた配列は、アンダー ラインされている。アミノ酸配列内の保存されたモチーフは、枠で囲まれている 。 図2は、点マトリックスプロットによる、メロシンのアミノ酸配列と、マウスの ラミニンA鎖のC0OH末端部分との比較を示す。配列は、Micro Gen 1eマトリツクス比較プログラムを用いて、比較された。最低で40%が一致す る8個のアミノ酸について、枠組が設定された。 図3は、ペプチド抗血清を用いた胎盤抽出物のイムノプロットを示す。胎盤のN aDodSO4抽出物(レーン1)、および胎盤のヘフシン消化物からのメロシ ンの精製したフラグメント(レーン2)を、NaDodSO4の存在下にて、2 〜16%の勾配のアクリルアミドゲル上で電気泳動し、ニトロセルロース膜に移 した。(a)のプロットは、図1の残基475〜488に相当する13−アミノ 酸ペプチドに対するペプチド抗血清で染色した。(b)のプロットは、メロシン のC0OH末端フラグメントを識別するモノクローナル抗体で染色した。比較の ため、マウスのラミニンのプロットは、抗ラミニン(C)で染色した。先頭の印 は、分離したゲルの先端の位置を示し、数字は分子量マーカーの位置を示す(k Da)。 図4は、胎盤に由来の完全なメロシンの分析を示す。A:ラットのラミニン(レ ーン1)およびヒトの胎盤に由来のメロシン含有画分(レーン2)のNaDod SOa−ポリアクリルアミドゲル電気泳動。分子量マーカーの位置は、左に示さ れている。B:メロシン含有試料のロータリーシャドウインク後ノ電子顕微鏡写 真。C:メロシン含有試料でコートされたマイクロタイターウェル、およびラミ ニンの大きなペプシン消化フラグメントでコートされたウェルでのELISA、 抗体は、3E5(震;抗−Bl) 、2E8 (・;抗−82) 、lID5  (△;抗−A)および2G9(ム;抗−メロジン)であった。 図5は、(35−S)メチオニンでインキュベートしたJAR絨毛癌細胞の馴化 培地に由来の免疫沈降反応を示す。用いた抗体は、2E8抗−82(レーン1  ) 、 4E10抗−81(レーン2)、4C7抗−A(レーン3)、2C4抗 −B(レーン4)、IF5および11D5抗−A(レーン5〜6)、IF9抗− M(レーン7)、および対照3E1(抗−インテグリンβ4、レーン8)であっ た。7%のアクリルアミドゲルが、還元条件下にて使用された。 図6は、ラミニンAm(抗−407;左側のパネル)またはメロシンM鎖(抗− 5H2;右側のパネル)に対するモノクローナル抗体を用いた、組織切片の間接 免疫蛍光分析である。AおよびBは、成体ウサギの舌である。うpは表皮、de は真皮、muは筋肉である。CおよびDは、成体ウサギの心臓である。Eおよび Fは、ヒトの腑帯である。S11は平滑筋、ctは結合組織である。GおよびH は、1歳半の幼児の足指の組織である。 矢印は、4個の異なる末梢神経を示す。■およびJは、ヒトの胎膜である。a+ nは羊膜、ahは絨毛膜、ftは中間栄養芽層である。Barは50μmである 。 図7は、筋腿結合部位におけるラミニンおよびメロシンの免疫蛍光分析である。 1歳半の幼児の足指の筋肉の切片を、間接免疫蛍光法にて、モノクローナル抗体 で染色した。Aは抗−M (5H2) 、Bは抗−A (4C7) 、Cは抗− Bl (4E10)、Dは抗−B2 (2E8) 、 Dは抗−S (C4)で ある。肛は筋肉、teは腿、二重矢印は筋腿結合部位を示す。Barは50μm である。 図8は、胎盤のラミニンおよびメロシンのサブユニットの免疫蛍光分析を示す。 末端の胎盤絨毛の切片を、間接免疫蛍光分析にて、モノクローナル抗体で染色し た。Aは抗−A(407)、Bは抗−Bl (4ELO) 、Cは抗−B2 ( 2E8) 、Dは抗−M’(5EI2) 、Dは抗−5(C4)である。Bar は50μmである。 図9は、S (C4) 、Bl (3ES) 、B2 (2E8)およびメロシ ンM鎖(5H2)の80 KDaフラグメントに対する抗体と、単離した完全な メロシンとのイムノプロットである。 図10は、ELISAにより測定したアフィニティー精製の試料におけるラミニ ン関連ポリペプチドの定量分析を示す。ヘテロトリマーのタンパク質を、4E1 0抗−B1セファロース(Bl、 縞状カラム) 、4C7抗−Aセファロース (A、点状カラム)および5H2抗−Mセファロース(M、白色カラム)のいず れかにて、アフィニティークロマトグラ1イーにより、胎盤のペプシン消化物か ら単離した。タンパク質はまた、5H2抗−Mセファロース(M−Bl、黒色カ ラム)上にて、抗−81反応性物質から取り除かれた消化物から単離した。マイ クロタイターウェルを、およそ1Mg/mlの各試料でコートした。試料中の異 なるサブユニットの相対量は、抗体C4(抗−3)、4E10(抗−Bl) 、 2E8 (抗−82) 、11D5 (抗−AQ)および2G9(抗−M)との インキュベージコン後、決定した。結合抗体は、アルカリホスファターゼで標識 した抗−マウスIgGとのインキユベーションおよび結合酵素活性(E 405 )の測定後に決定した。 図11は、種々のタイプの細胞上のインテグリンレセブターの相対量、およびメ ロシンおよびラミニンに対する各細胞タイプの結合活性を示す。 図12は、完全なメロシン(a)、およびM鎖の球状のC−末端ドメインの最後 に2個の反復単位を含有する、メロシンの55kDフラグメント(b)のヘパリ ンセファロースクロマトグラフィーを示す。0.05M)リス[lCL pH7 ,5のヘノfリンカラム1こ試料を入れ、0.05M)リス緩衝液中の0.5M  NaC1で、結合タンパク質を溶出させた(矢印)。差込み部分は、分画後の タンパク質の5DS−PAGE分析を示す。 図13は、インテグリンβ1に対する抗体による、メロシンおよびラミニンによ る神経突起の成長の阻害を示す。JG22抗体く黒丸)または対照抗体(白丸) の腹水を、メロシン(実線)またはラミニン(点線)で処理した細胞で滴定し、 そしてインキュベートした。神経突起を有する二ニーロンの割合は、図3と同様 に算出した。 図14は、RN22ラミニン様タンパク質のイムノプロットを示す。RN22ヌ ードマウスの腫痛に由来の一部精製したタンパク質を、2〜16%5DS−PA GE上で分離し、ニトロセルロース膜に移し、そして抗−ラットL2ラミニン、 抗−300kD心臓ラミニンまたはM鎖(a−80K)のC末端フラグメントに 対する抗血清を用いてインキュベートした。イムノペルオキシダーゼ法により、 結合抗体を検出した。 図15は、ヒト胎盤(ug)およびラット骨格筋(ug)に由来のRT−PCR ,a、 RNAを逆転写し、メロシンブライv−(M)またはラミニンプライマ ー(L)で増幅した生成物のアガロースゲルを示す。ラット神経鞘1112N2 2細胞およびラット卵黄嚢腫瘍細胞L2に由来のす、 RNAは、同様に、RT −PCIIIに懸けられる。 良豆旦1皿ユ■里 本発明は、メロシンと呼ばれる新規なタンパク質を提供し、これは、構造的にラ ミニンと関連している。このタンパク質は、約800 kDaの見かけの分子量 を有し、300 kDa、 200 kDa。 200 kDaおよび80 kDaの見かけの分子量を有する4個のポリペプチ ドから構成される。300 kDaのポリペプチドは、ジスルフィド結合により 、200 kDaのポリペプチドと結合しており、そして300 kDaおよび 80 kDaのポリペプチドは、実質的に、図1に示すアミノ酸配列を有する。 メロシンは、胎盤、槙紋筋、末梢神経、栄養芽層およびヒトシニクン細胞新生物 で発見されている。 本発明はまた、ラミニンの新規なヘテロトリマーの変種、およびこのような変種 の単離方法を提供する。この新規なヘテロトリマーの変種は、B1ポリペプチド またはS−ラミニンと関連したM鎖ポリペプチド、およびB2鎖ポリペプチドか ら構成される。このような変種は、異なるそして時には、相互に排他的な組織分 布を示す。各変種は、組織から単離され、そして細胞接着過程の研究に用いられ 得る。 メロシンの生物学的機能またはラミニンヘテロトリマーの変種の全てのサブユニ ットの生物学的機能を破壊せず1こ、一定の変更が行われ得、そして活性を示す には、全体の一次構造の一部だけが必要であることが分かる。例えば、本発明の メロシンタンパク質は、図1に示される配列と実質的に類似のアミノ酸配列を有 するが、しかし、その活性を損なわな0ようなこの配列の僅かな変更もまた、メ ロシンの定義に入り、そのように請求項に記載のタンノイク質の定義に含まれる 。さらに、図1の配列のフラグメントまたはその変種のサブユニットのフラグメ ント(これには、全体のタン7−cり質の機能を保持している前記80 kDフ ラグメントは含まれな(1)ζよ、この定義に含まれる。第一級アミノ酸の僅か な変更の結果、図1で示した配列と比較して、またはヘテロトリマーの変種に対 して定義のように、実質的に同じ機能を有するか、またはさらに高い機能を有す るタンパク質が生じ得ることも分かる。 これらの変更は、例えば、部位特異的変異誘発によって計画的に行われか、また は例えば、メロシン生産者である宿主における突然変異によって、偶然に起こり 得る。これらの変更は、全て、メロシンの生物学的な機能が保持されている限り 、ここに含まれる。さらに、種々の分子がメロシンに結合し得、それには例えば 、他のタンパク質、炭水化物または脂質がある。このような変更は、メロシンの 定義に含まれ、そしてヘテロトリマーの変種の定義に含まれる。 「精製した」とは、メロシンの状態を記述するのに用いられるとき、その未変性 の環境にて、通常、メロシンと会合しているかまたはメロシンを生じる他のタン パク質および分子の一部を含まないタンパク質を表す。 「実質的に純粋な」との用語は、ヘテロトリマーのラミニン変種の状態を記述す るのに、本明細書および請求項で用いるとき、実施例IVに記述の実験操作によ り得られるレベルと実質的に等しい純度レベルを表す。この実施例は、ラミニン 族の一部ではないタンパク質、または自然環境にて、これらのタンパク質と普通 に会合した他の物質を実質的に含有しない純度レベルを示す。特定のヘテロトリ マーの変種はまた、本明細書および請求項で参照されるとき、他の変種を実質的 に含有しない。例えば、実質的に純粋なヘテロトリマーの変種M−S−82とは 、自然に会合した非ラミニン群のタンパク質だけでなく、ラミニン族の一部であ るM−Bl−B2、A−Bl−B2およびA−3−82を実質的に含有しないこ とを意味する。 本明細書および請求項で用いられるとき、「ヘテロトリマーのラミニン変種」と の用語は、ラミニン関連のポリペプチドから構成されるヘテロトリマーの構造を 表し、ラミニンB2およびS−ラミニンと組み合わせて、ラミニンA鎖ポリペプ チドまたはメロシンM鎖ポリペプチドのいずれかを含有する。 あらゆるこのポリペプチド鎖の機能的なフラグメントは、ヘテロトリマーの変種 の機能的なフラグメントと共に、含まれる。 本明細書および請求項で用いられるとき、「メロシンM鎖」または「M鎖ポリペ プチド」とのFfI語は、図1で記述のメロシンの大きな380 kDサブ二ニ レットと実質的に等しいポリペプチドを表す。 本明細書および請求項で用いられるとき、「S−ラミニン」または「S鎖」との 用語は、Hun terらのNature、338: 229−234(198 9)に記述の190 kDラミニン関連のポリペプチドを表し、その内容は、本 明細書に参考として援用されている。 本明細書および請求項で用いられるとき、「ラミニンB2Jまたはr B2fl iポリペプチドJとの用語は、Pikkarainenらのj、 Biol、  Chew、 263: 6751.(1988)に記述のラミニンの200 k Dサブユニットを表し、その内容は、本明細書に参考として援用されている。 本明細書および請求項で用いられるとき、「ラミニンBIJまたはrB1鎖ポリ ペプチド」との用語は、Pikkarainenらのj、 Rial、 Che IN、 252: 10454−10452(19117)i:記述のラミニン ノ200 kDサブユニットを表し、その内容は、本明細書に参考として援用さ れている。 本明細書および請求項で用いられるとき、「選択的な免疫反応性」との用語は、 その抗体が選択的な免疫反応性を有するようなポリペプチド以外のラミニン関連 ポリペプチドと反応しないかまたは反応させ得ない抗体または抗体フラグメント を表す。選択的な免疫反応性には、従って、結合特異性、親和性および結合活性 が含まれる。 」 「単離した」とは、核酸でコードしたメロシンの状態を記述するのに用いる とき、自然環境にて、核酸と会合しているかまたは核酸を生じる分子の少なくと も一部を含有しない核酸を表す。 「組換え発現ベクター」には、そこに含まれるDNA配列を発現できるベクター が含まれ、この場合、このような配列は、その発現を生じ得る他の配列と機能す るように連結している。 これらの発現ベクターは、エピゾームとしてか、または染色体DNAの肝要な部 分としてのいずれかで、宿主生物内にて、複製可能でなければならないことが示 唆されるが、必ずしも明白には断定できない。要するに、「発現ベクター」とは 、機能的な定義であり、そこに配置された特定のDNA配列の発現を生じ得るい ずれのDNA配列も、それが特定の配列に適用されるとき、この用語に包含され る。一般に、組換えDNA方法で有用な発現ベクターは、しばしば、環状二本鎖 DNAループである「プラスミド」の形状であり、このDNAのループは、ベク ター形状では、染色体には結合していない。本明細書では、「プラスミド」およ び「ベクターjは、プラスミドが最も普通に用いられるベクター形状であるため 、交換可能に用いられる。 しかしながら、本発明は、等しい機能を担い、そして当該技術分野で後に周知に なった他の型の発現ベクターも包含することを意図している。 「宿主ベクター系」は、組換えDNA技術を用いて構築されたベクターにより形 質移入された細胞を示す。本明細書および請求項で開示のベクターおよび方法は 、広範囲の原核生物および真核生物の宿主細胞での使用に適当である。 基礎技術を行うための定義および方法および手段で本発明に含まれるものが記述 されている分子生物学の標準教本を参考に挙げる。例えば、Maniatisら のMo ecular C1on’ : ALaborator Mar+ua l、 Co1d Spring Harbor Laboratory 、 N ev York (1982)、および本明細書で引用されている種々の参考文 献を参照せよ。この参考文献および引用された文献の内容は、本明細書に参考と して援用されている。 さらに、当業者が現在使用している組換えDNA方法は、オリゴヌクレオチドの 合成と組み合わせたポリメラーゼ鎖反応(PCll)を含み、この反応は、DN A配列の復製を容易にする。およそ6000塩基対までの長さのDNAセグメン トは、1個程度の遺伝子コピーから始まって、PCHによって指数関数的に増幅 され得る。この技術では、変性したDNA試料は、新しい相補鎖をDNAポリメ ラーゼに依存して合成させる2個のオリゴヌクレオチドブライマーとともにイン キュベートされる。複数サイクルの合成は各々、標的配列の量をほぼ2倍にする ことができる。 各サイクルは、DNA鎖を変性できるように温度を変え、プライマーをアニーリ ングし、そして新しいDNA鎖を合成するように、制御される。熱安定性のDN Aポリメラーゼを使用することにより、各サイクルに新しい酵素を加える必要が なくなり、それゆえ、完全に自動化したDNA増幅が可能になる。25サイクル の増幅サイクルにより、標的配列の量は、およそ106倍に増加する。このPC R技術は、米国特許第4.683.195号、第4.1100.159号、第4 .754.065号および第4.683.202号の題材であり、これらの全て の内容は、本FiJIIlII書に参考として援用されている。 本発明と関連して、図1で示したcDNAまたはその一部は、当該技術分野で周 知のように、所望の配列をPCBで増幅し、それを適当なベクターにクローニン グすることにより、クローニング目的および発現目的に再生され得る。 細胞中の核酸またはタンパク質の存在を検出する方法には、核酸プa−ブと細胞 の核酸とのハイブリダイゼーシ運ン、およびポリクローナル抗体またはモノクロ ーナル抗体で細胞染色することが包含される。このような技術は、当業者に周知 の方法により行われる。 メロシンに対するモノクローナル抗体およびポリクローナル抗体は、当該技術分 野で周知の方法に従って、調製した。 これらの抗体の特異性は、胎盤抽出物のエンザイムイムノアッセイおよびイムノ プロットを行うことにより、検出される。 モノクローナル抗体は、当該技術分野で周知のように、タンパク質を含有する物 質(例えば、ヒト胎盤組織の抽出物)で動物を免疫し、続いて、抗体形成ハイブ リドーマ細胞を単離することにより、調製される。(例えば、Harlotおよ びLaneSANTIBODIES: A LABOLATORY MANUA L、 Co1d Spring Harb。 r、 1988年9および本明細書で引用されている参考文献を参照せよ;これ らの全ての内容は、本明細書に参考として援用されている)。抗メロシン抗体は 、栄養芽層、横絞筋およびシ二ワン細胞の基底膜にはあるが他のほとんどの組織 の膜では存在しない箇所で、メロシンが局在化している組織切片の免疫蛍光分析 を行うことにより、選別される。抗体の同定は、上記ポリペプチドの1種以上を 解明するイムノプロット法および免疫沈降法により、確認される。適当なハイブ リドーマは、精製したメロシンまたはメロシンフラグメントと反応性である。メ ロシンフラグメントは、図1で示すメロシンcDNAを、上記の原核発現ベクタ ーまたは真核発現ベクターにて発現させることにより、調製し得る。 他方、抗メロシン抗体は、当該技術分野で周知のように、図1で示す配列から調 製される合成ペプチドまたは組換えタンパク質フラグメントで、動物を免疫する ことにより、調製し得る。抗体生成に適当なことが立証されている1つの配列に は、図1で示すアミノ酸残基が含まれる。抗メロシン抗体は、上記のように選別 される。 メロシンノcooH末端部分は、ラミニンA鎖のC0OH末端と構造的に関連し ている。しかしながら、メロシンのアミノ酸配列は、マウスおよびヒトのラミニ ンA鎖の相同部分とは、それぞれ61%および62%異なっている。親和性で精 製した抗体は、2つノハンドを染色する。このことは、メロシンベフチドが、そ れぞれ、 300 kDおよび80 kDの2個のフラグメントにプロセシング されたことを示唆している。 メロシン間鎖に対するcDNAクローンは、メロシンに特異性でありかつ親和性 で精製した抗体を用いて、ヒト胎盤ラムダgtll cDNA発現ライブラリー から単離した。271および225と呼ばれる2個のeDNAクローンは、それ ぞれ3.6kbおよび1.7kbの挿入物を有し、配列決定のために選別された 。このcDNAの核酸配列決定により、3.4kbの読み取り枠に続いて、15 5 bpの未翻訳の3°領域が明らかとなった。このcDNAおよび推定アミ/ 酸配列ヲ、図1に示す。胎盤のペプシン消化物またハキモトリブシン消化物から 単離したフラグメントのNH2末端アミノ酸配列、およびトロンビンを用いて生 成した16 kDフラグメントのNH2末端アミノ酸配列(表1)は、この推定 配列に含まれ、それゆえ、メロシンcDNAとしてのこのクローンが定義された 。 RNAプロット分析により、ヒト胎11RNAにおける約1(l kbの単一の 転写物が明らかとなった。 メロシンの推定部分配列には、113oアミノ酸が含まれ、可能性のある13個 のN〜グリコジル化部位を含有する。この配列は、約19f)個のアミノ酸から なる5個の反復単位を含む。これらの反141位は、保存された7個のアミノ酸 配列であるLFVGGLP、またはその変種を含有する。これは、はとんどの場 合グリシンを先頭として、17−21残基および40−43残基うしろにシステ ィンを有する。5個の反復単位のうち、平均して約25%が一致している。 周知のタンパク質を持ったメロシンのアミノ酸配列の比較分析により、マウスお よびヒトのラミニンA鎖との顕著な類似性が明らかとなった。データバンクの検 索では、他に著しい類似は発見されなかった。メロシンの5個の反復単位はまり 、ラミニアAMIiのCo0B末端部分にも存在する。このメロシン配列と、マ ウスのラミニンA8Nの対応する部分との全体的な一致は、39%である。 さらに、悪性腫瘍は、悪性でない腫瘍に比Qて、僅かな量のメロシンを有するこ とが発見された。メロシンの正確な量は、特定の腫瘍に依存し、そして本発明の 教示する当業者により、決定され得る。 本発明は、M−X−82構造からなる実質的に純粋なヘテロトリ?−(71)5 !ニン変種を提供する。ここで、Mは、メロシンのMポリペプチド、Xは、ラミ ニンのB1鎖またはS−ラミニンのいずれかであり、そして82は、ラミニンの 82鎖である。 本発明は、M−3−82ヘテロトリマーの変種を含有する物質から、実質的に純 粋なM−S−82ヘテロトリマーの変種を単離する方法を提供する。この方法は 、以下のa)、(b)、 C)、(d)、(e)および(f)の工程を包含する : a)81に対する選択的な免疫活性を有する抗体を、固体担体に固定するこ と:(b)このM−5−82含有物質を、B1に対する免疫活性を有する固定化 した抗体と接触させること; (e)81に対する免疫活性を有する固定化した 抗体とは結合していない物質を回収すること、ここで、回収した物質は、M−S −82およびA−S−82を含有する混合物である;(d)Mに対する選択的な 免疫活性を有する抗体を、固体担体に固定化すること; (e)Mに対する免疫 活性を有する固定化した抗体に、この混合物を接触させること;そして(f)M に対する免疫活性を有する固定化した抗体と結合した物質を回収すること、ここ で、回収した物質は、実質的に精製したM−S−82である。本発明はまた、M −S−82変種を単離する方法を提供する。この場合、この変種は、Sと免疫反 応性である固定化した抗体から回収される。 既に知られており本明細書および請求項で開示のラミニンヘテロトリマーおよび メロシンヘテロトリマーのうち、All[またはM鎖のいずれかが、B鎖と会合 している。これらのヘテロトリマーでは、メロシンのM鎖は、ラミニンのA鎖と 相同である。これらの2個のポリペプチドはまた、同様の大きさを有する。はと んどの基底膜は、ラミニンおよびメロシンの相互発現を示し、従って、A鎖含有 ヘテロトリマーまたはM鎖含有ヘテロトリマーのいずれかを含有するが、両方は 含有しない。1つの例外は、これらのポリペプチドの両方を含有する栄養芽層基 底膜である。この基底膜は、栄養芽層、合胞体栄養芽層および中間栄養芽層の細 胞のようないくつかの細胞のタイプを供給され得る。もう1つの例外は、筋肉お よび筋昶結合部位および筋反結合部位にあるシナプス基板であり、これはまた、 いくつかの細胞タイプから供給され、モしてAサブユニットおよびMサブユニッ トの両方を含有する。 栄養芽層基底膜およびシナプス基板以外の、組織中のA鎖およびM鎖の相互発現 は、これらのサブユニットの存在に特徴のあるヘテロトリマーが、基底膜では、 互いに機能的な代替物であることを示している。他方、これら2個のタンパク質 は、その活性は明らかに類似しているにもかかわらず、異なる機能を有するよう である。 そのS鎖は、ラミニンのB1鎖およびメロシンと非常に相同である。A鎖および M鎖の場合と同様に、S鎖およびBlMの組織分布はまた、相互的であり、はと んどの基底膜は、主として、一方または他方を含有する。このB2鎖は、検討し た全ての基底膜で見いだされ、このことは、このサブユニットの相同物が存在し ないことを示している。別の解釈では、その82鎖を検出するのに用いられる抗 体は、他の保存された領域であるB2様のサブユニットを識別し得るといえる。 S鎖の組織分布は、はとんどの組織では、M鎖よりもA鎖の組織分布に対応して いた。この分布は、このS鎖が、A鎖を有するヘテロトリマーに優先的に含有さ れていることを示している。しかしながら、筋昶結合部位では、1つの例外が発 見された。M@およびS鎖は共に局在化しており、これは、S鎖およびM鎖の両 方を含有するヘテロトリマーの変種もまた存在し得ることを示している。 全部で4個のヘテロトリマーは、胎盤から単離したヘテロトリマーの分析により 確認した。これらのポリペプチド成分は、旧来のラミニンであるA−Bl−82 鎖、最初のミロシンであるM−81−82鎖および2個のヘテロトリマーの変種 含有のS鎖ポリペプチドから構成されるヘテロトリマーに対応していた。この2 個のヘテロトリマーの変種の形状は、 A−S−B2構造およびM−S−82構 造を有する。 これらのヘテロトリマーの変種、およびそれらの抗体を利用すると、その機能的 な性質の分析が可能となる。ラミニンへの細胞接着を媒介すると考えられている 非常に多くのインテグリンおよび他の分子が知られている。おそら(、これらの ラミニン接着分子のいくつかは、ラミニン族の個々の群または本明細書および請 求項で記述の変種に特異的であり得るO以下の実施例は、本発明を例示するがそ れを限定する意図はない。 寛敷匠工 fia?:り化1製 cDN イブ−f−のスクリーニング λgtllにおけるヒト胎盤のcDNAライブラリーを、LeivoおよびEn gvall (fLIllli)に記述のようにして、メロシンノ変性6SkD 牛モトリプンンフラグメントに対する、アフィニティー精製した抗体を用いて、 スクリーニングした。単離したcDNAクローンは、Argravesら、J、  Ce1l Biol、105.1183〜1190(1987)に記述の方法 に従って同定し、その内容はここに参考として援用されている。 cDNAlの゛ および cDNA挿入物を、種々の制限酵素で切断し、そのフラグメントを、M13mp 19(+) (Bathesda Re5earch Laboratorie s、Gaithersburg、メリーランド)、またはBluescri’p t SK N13(+> (Stratagene Cloning Syst ems、 La Jolla、カリフォルニア)のいずれかにサブクローニング した。核酸の配列決定は、デオキシアデノシン 5°−α−[35S]チオリン 酸塩(New England Nuclear、ボストン、マサチューセッツ )およびUSHのキット(C1eaveland1 オハイオ)を眉いて、Sa ngerらのチェインターミネータ−法により行った。DNA合成装置(Apl )lied Biosystems、フォスターシティ、カリフォルニア)を用 いて合成した15塩基のオリゴヌクレオチドブライマーを用いて、ある領域を配 列決定した。配列分析は、MicroGenieプログラム(Beckman) を用いて行った。相同性の探索は、EMBLを用0たBionet、 Genb ank、 NBRF/PIRおよび5w1ss−Protのデータベースを用い て行った。 ンパク の ド LeivoおよびEngvall (紅斑)にS己述のようにして、モノクロー ナル抗体アフィニティークロマトグラフィーを用いて、ヒト胎盤のペプシン消化 物から55 kDメロンンフラグメントを単離した。このメロシンのペプシンフ ラグメントをさらにトロンビンで消化し、そして16 kDのフラグメントを配 列分析のために選別した。このメロシンフラグメントを、NaDodSOaの存 在下にて、10〜20%の勾配のアクリルアミドゲル上で電気泳動的に分離し、 ニフッ化ポリビニリデン膜(Millipore、ボストン、マサチューセッツ )にプロットし、そしてMatsudafra、 J、 Biol、 Chew 、 26210035〜10038(1987)に記述のように(その内容は、 本明細書に参考として援用されている) 、Applied Biosyste msの配列分析装置で配列決定した。 ■A 20 二旦立丘 クローン225に由来の800 bp EcotLフラグメントを、Blues criptベクター中で増殖し、Pharmacia LKB (Piscat avay、ニューシャーシー)のオリゴjlAWiキットを用いて、[32P]  acTPで標識した。この放射線標識したプローブを、ヒト胎盤に由来のRN Aを含有するプロットとハイブリダイズさせた(C1ontech、 Pa1o  Alto、カリフォルニア)。 ム ペプチド およびイムノブロード”。 2種の13アミノ酸の長いペプチドであるCNNFGLDLにADDKIおよび C5IVDIDTNQEE[を、cDNA配列から推定したアミノ酸配列に基づ いて合成した。これらのペプチドのN112末端部分にて、担体タンパク質への カップリングを促進するために、システィンを付加した。これらのペプチドを、 0°Sul 11vanらのAna 1、 Biochea+、 上、 100 〜108(1979) (その内容は、本明細書に参考として援用されている) に従って、m−マレイミドベンシイルートヒドロキシスクシンイミドエステルを 用いて、キーポールリンベットヘモシアニンとカップリングI、f、 (Pie rce Chemical Co、、ロックフォード、イリノイ)。得られた複 合体を、完全フロインドアジュバント中で乳化し、そしてウサギに注入した。1 力月および2力月後に、不完全フロインドアジュバント中の複合体による追加免 疫を行った。各注射投与量は、0.5mgのペプチド当Iであった。3回口の注 射後10日経って、採血した。得られた抗血清を、グルタルアルデヒド架橋のペ プチドに対して、ELISAで試験し、そしてMHlのNaDodso□抽出物 および単離したタンパク質に対して、LeivoおよびEngvall (fL m)に記述のようにして、イムノプロット法で試験した。 メロシンcDNAのオーブンリーディングフレームの長さから、成熟メロシンポ リペプチドは、胎盤抽出物中で最初に同定された80 kDフラグメントよりず っと長いことが示された。推定アミノ酸配列から、65 kDフラグメントおよ び80 kD組織ポリペプチドは、メロシンのC0OH末端フラグメントである ことが示唆された。完全メロシンポリペプチドにはない部分は、80kDフラグ メントのNH2末端であると推定される推定アミノ酸の一部から、2橿の13ア ミノ酸の長いペプチドを合成した後に、同定されたく図1の残基475〜488 および457〜469)。これらのペプチドを用いたウサギの免疫化により、イ ム/プロット法では、胎盤のNaDodSO,抽出物中の約300 kDのポリ ペプチドを染色する抗血清が得られた。この抗ペプチド抗血清は、メロシンの8 0 kDまたは65 kDのC0OH末端フラグメントとは反応しなかった。同 じ抽出物中に80 kDフラグメントが存在することは、モノクローナル抗体に より明らかとなった(図3b。 レーン1)。固定化されたペプチド上にて、抗ペプチド抗血清からアフィニティ ー精製した抗体はまた、300 kDのバンドを染色した。他のペプチド抗血清 および免疫前の血清は、イムノプロット法では、全く染色しなかった。これらの 結果は、メロシンポリペプチドが、それぞれ300 kDおよび80 kDの2 個のフラグメントにプロセッシングされたことを意味している。 か゛の6 メロシンの 次いで、マウス組織からのラミニンの単離にてさきに便溜した方法を用いて、メ ロシンを単離した(Paulssonら、Eur。 J、 Biochem、 166: 11〜19(1987):本明細書に参考 として援用されている)。これらの方法は、EDTA含有緩衝液を用いた、基底 膜に由来のラミニンの選択的な可溶化に基づいている。 ヒトの胎盤を、中性緩衝液および同じEDTA含有緩衝液で連続的に抽出したと き、メロシンの抗原活性は、主に、このEDTA抽出物に見いだされた。メロシ ンであれば、4M NaC1または40%飽和の硫酸アンモニウムのいずれかか ら、沈澱され得る。 セファロース6B上でゲル濾過を行うと、ボイドポリニームビークで、メロシン の抗原活性が溶出した。それはDEAEセルロースに結合し、約0.2 M ! facIで溶出した。 図4は、DEAE−セルロースクロマトグラフィーから得たメロシン含有のピー ク画分のN aDod SOa−ポリアクリルアミドゲルの電気泳動、ロータリ ーシャドウィング後の電子顕微鏡写真およびELISA分析を示す。この画分中 の主な成分は、ゲル電気泳動で測定されるように、分子の大きさは約700 k Daであり、これは、ラットのラミニンの分子の大きさ800 kDaより僅か に小さかったく図4a)。メルカプトエタノールで還元した後のメロシン画分は 、約500 kDa、 300 kDa、および180〜200 kDaのポリ ペプチドに加えて、60〜90 kDaのある種の微少な成分を含有していた( 図4a)。合成ペプチドの抗血清は、イムノプロット法では、600 kDaと 300 kDaのバンドに結合した。 メロシンのC0OH末端フラグメントに対する抗体は、80 kDaのバンドに 結合した。 このメロシン画分をさらに確認するために、ロータリーシャドウィング後の電子 顕微鏡写真を用いた。マウスおよびラットのラミニンと非常に類似している十字 形の像は、観察された構造のうち主なものであった(図4b)。 メロシンに特異的なモノクローナル抗体およびラミニンサブユニットに特異的な モノクローナル抗体を用いた、ELISAによる画分の分析では、調製物は、メ ロシンポリペプチド鎖およびラミニンB1およびB2の軽鎖を含有していること が分かった。 ラミニン重鎮に特異的な抗体との反応性は得られなかった(図4 c)。ラミニンの切型のペプシンフラグメントは、ラミニン重鎮に特異的なモノ クローナル抗体で単離したちのであるが、その重鎮に特異的な抗体だけでなくB l鎖およびB2鎖に特異的な抗体とも反応した。このラミニン調製物は、メロシ ン抗体とは反応しなかった(図4c)にれのら結果から、胎盤のEDTA抽出物 から単離した高分子量のラミニン様分子は、検出可能なラミニン重鎮を含有しな いが、メロ22重鎮と会合したラミニン軽鎖を含有していたことが分かる。 支1匠U L三ヱヱ孟並 メロシンの 、の ゛ メロシンによる細胞接着の促進を、当該技術分野で周知であり、本明細書に参考 として援用されているgylgval 1およびRuoslantiSColl agen Re1. Res、、3 : 359〜369(1983) (この 内容は、本明細書に参考として援用されている)に示されている方法により測定 した。要約すると、ポリスチレンマイクロタイタブレート(Flow Labo ratories、 Irvine、カリ乙オルニア)を、室温にて、3〜16 時間、PBS中で、異なる濃度のタンパク質を100μl入れたウェルをインキ 二ベー卜することにより、種々のタンパク質でコートした。結合していないタン パク質は、PBSで3回洗浄することにより、除去した。ある実験では、タンパ ク質溶液の入ったウェルを、 37”Cで空気乾燥し、次いで洗浄した。細胞を トリプシン処理して、EMEM中の0.5 a+g/ml大豆トリプシン阻害剤 で洗浄した。1 重lのEMEMあたりおよそ250.000個の細胞の10  mW HEPESの懸濁液を調製し、すでに0.1mlのEMEMを有する各ウ ェルに、0.1■lを加えた。 このプレートを、次いで、空気中に10%CO2が存在する雰囲気にて、37℃ で30〜90分間インキコベートした。細胞接着は、次の方法の1種またはそれ 以上により評価した:1)接着していない細胞を除去して数えた;2)接着した 細胞を固定化し、トルイジンブルーで染色し、そしてArtek細胞カウンター (Dynateeh Corporation、 Alexandoria、バ ージニア)を用いて数えた;または3)固定され染色した細胞による吸収光を、 自動ELISA読み取り装置(Multiscan Flow Laborat ories)を用いて測定した。溶液中でラミニンを試験するとき、細胞を加え る前に、ラミニンは、このプレート中にて、101M■EPESを含有するEM EM中のI B/ml BSAの溶液で連続的に希釈した。 すべての分析は、試料について3回行った。 表1の細胞系を、メロシンに対する細胞接着について、試験した。接着が成功し た場合は、「+」で示す。接着性が良くなるほど、「+」の数が増える。 表土 接着度 1n糸 メロシン ラミニン JAR,絨毛癌(Chortcarclnoma> + + +内皮細胞 −+ ++ SKLMS、筋肉 +++++ MG53、骨肉腫 +++ +++ U251、神経膠腫 +++ +++ IMR32、神経芽腫 +++ +++これらの結果は、メロシンが、全てのタ イプの細胞ではないが、多くの細胞の接着を促進することを示している。 メロシンの レセプター 細胞のラミニンへの接着は、インテグリンタイプのレセプターであるα1βl、 α2β1、α3β1、およびα6β1により、主に媒介される。インテグリンが メロシンを識別できることを確認するために、異なるインテグリンを有する非常 に多くの異なるタイプの細胞、メロシンおよびラミニンに対する接着性について 試験した。結果を図11に示す。 A204横紋筋肉腫は、検出可能なα1およびα2インテグリンサブユニツトを 持っておらず、非常に低いレベルのα3およびα6インテグリンサブユニツトし か有していなかったため、主要な周知のラミニンレセプターには入っていなかっ た。 これらの細胞は、試験された最も高い濃度でも、メロシンまたはラミニンのいず れとも接着しなかった。このA204m胞は、高レベルのα5インテグリンサブ ユニツトを有しており、フィブロネクチンと非常によく接着した。IMFI32 細胞は、その主要なインタグリンαサブユニットとして、α1を有していた。 この細胞は、メロシンおよびラミニンの両方によく接着した。 RDSU251および1IT29は、ラミニン接着性インテグリンのいくつかの αサブユニットを高レベルで有しており、また、メロシンおよびラミニンを同程 度によく接着した。主要なラミニン接着性インテグリンがα2β1である内皮細 胞(Languin。 ら、J、 Ca1l Biol、 109: 2455〜2462(1989) :本明細書に参考として援用されている)、およびα6β1を介してラミニンと 結合する血小板(Sonnenbergら、Nature 336: 487〜 489(1988):本明1[1書に参考として援用されている)は、ラミニン だけでなくメロシンとも結合した。それゆえ、ラミニンに対して周知の親和性を 持った少なくも1種のインテグリンを有する各々のタイプの細胞に対して、メロ シンの接着促進活性は、ラミニンの接着促進活性に類似していた(図11)。こ の研究では、内皮細胞が、表1で示した内皮細胞と比較して、メロシンへの結合 性を示した理由は、分からない。これら追加の結果は、少なくとも主要なラミニ ン結合性インテグリンがまた、メロシンとも結合することを示している。しかし ながら、このインテグリンが、2つの分子内に含まれている類似の部位に結合す るかどうかは分かっていない。 メロシンは、細胞の接着だけでな(、その分散も促進する。 メロシンおよびラミニンに接着した各々のタイプの細胞は、メロシン上では、ラ ミニン上と同じ特徴の形態を示した。この形態は、フィブロネクチンとの接着後 の同じ細胞の形態とは異なっている。 メロシンによる 0 の の  Engvallら、J、 Ce1l Biol、、103: 2457〜246 5(1986)、およびManthorpeら、A Dissection a nd Ti5sue Cu1ture、Manualof the Nervo us 5yste+*、 322〜326(1989)、Alan R,Lts s、 1ne、 、この両方の内容は参考として援用されている)に示されてい る周知の方法により、メロシンによる神経突起の促進活性を測定した。要約する と、ふ化後8日目のひよこの毛様体神経節の神経培養物を用いた。ポリオルニチ ンでコートした組織培養物を入れたプラスチックウェル(直径6 mm、 96 個のウェルマイクロプレート)を、PBS中のヒトのラミニンまたはメロシン5 μg 1011で、2〜3時間にわたり37℃で処理した。 これらのウェルを、工%BSAを含有するlOOμlのPBSで1@洗浄した。 1.000個のニューロンを含有する100μ】の培養培地(0,5%のBSA 、8 X 10−7Mのインシユリン、3.3X 10−2Mのグルコース、2 .6X 10−2M(7)NaHCO3,2X10−3Mのし一グルタミン、1 00μm /mlのペニシリン、および100栄養単位/mlの毛様体神経栄養 因子を補給したダルベツコの改変イーグル基本培地)を加えた。200μlの2 %グルタルアルデヒドを20分間かけて添加した3時間後、培養物を固定化し、 水洗し、そして水中の0.1%トルイジンで染色した。各培養条件に対し、約1 50個の二ニーロンを電子顕微鏡で観察した。二ニーロンは、神経突起全体の長 さが少なくとも50μmであるなら、神経突起を基準にして記録した。 さらに、接着用に、100μg/mlのポリオルニチン(polyoruith ine) (PORN)で表面をコートした。次いで、神経突起の成長用に、2 5μg/+*lのラミニンまたはメロシンを加えた。細胞は、72時間にわたり 、神経突起まで伸びていった。成長度を表2に示す。神経突起の成長の促進は、 「+」で示す。促進の程度が大きいほど、「+」の数が増える。 ム ムニレffl上 ラミニン メロンン ポリオルイチンなし −−− ポリオルイチン + +++ +++ この結果は、メロシンが神経突起の成長の促進剤であり、それだけでラミニンと 同程度に効率的であることを示してtする。このことは、ある種の応用(臨床的 な)には、メロシンは、例えば、脈管形成活性を有しないので、神経再生にはラ ミニンより好都合でありことを示唆して%zる。 尖11土■ ヒトのシュワン におするメロシン L狭肚五 基底膜タンパク質のメロシンおよびラミニンの発現は、一連の良性および悪性の 神経鞘層、および叢状神経線維腫ζこおいて、免疫組織化学的に研究した。新鮮 な組織試料を液体窒素で凍結した。メロシンおよびラミニンに対するモノクロー ナル抗体を、凍結切片に供し、間接イムノlく−オキシダーゼ法または間接免疫 蛍光法を用いて、組織中の2種のタンノ(り質を検出した。これらの結果は、L eivoらのLaboratory Investigation、 61:  426〜432(1989>に記述されて(する。この参考文献およびそこで引 用された参考文献の内容は、本明細書(こ参考として援用されている。 甚 組1u1料 ヒトの神経由来の腫瘍を、ヘルシンキ大学病理学部門にて、固定することな(新 鮮な状態で得た。ある場合には、組織は、フォンレクリングハウゼン(von  Recklinghauen)病にかかり頬の悪性神経鞘層にかかって死んだ患 者の死体解剖から手に入れた。この組織試料を液体窒素で凍結し、組織−Tek  OCT (Miles、 Naperville、イリノイ)に包埋した。こ の凍結切片を1〜2時間にわたり空気乾燥し、そしてアセトン中に固定した。各 組織試料の一部を、ヘマトキシリン−エオシンを用いた従来の組織評価用に、ホ ルマリンに固定し、そしてパラフィン中に包埋した。 ■ メロシンの還元しアルキル化した65−kDaポリペプチドフラグメントに対し て誘起したモノクローナル抗体を用いた。これらの抗体は、変性したヒトメロシ ンを検出し、ヒト胎盤のドデシル硫酸ナトリウム抽出物中の、 80 kDaポ リペプチドをプロットした。同様の染色結果を示す抗体の以下のクローンを用い た:5H2,4E10.2G9.4B2、IF6.2E10および2D1o0モ ノクローナル抗体で得た結果と同様の染色結果はまた、メロシンに対するポリク ローナル抗血清を用いて、通常の組織で得られた。はとんど完全なヒトのラミニ ンに対するモノクローナ)I抗体rt、Engvallら、庇上に記述されてい る。ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲルから移したラミニンの2 00 kDa Bl鎖をプロットするモノクローナル抗体2E8を用いた。 シュワン細胞腫瘍の免疫組織化学的な特徴では、ウシS−100夕″′り質(D akopatts、 Glostrup、 デンマーク)1こ対するウサギのポ リクローナル抗体を1 : 300の希釈度で用い、そしてダリアの原繊維酸性 タンパク質に対するモノクローナル抗体(Labsystems、 ヘルシンキ 、フィンランド)を1:30の希釈度で用いた。 免止1監止ヱ 凍結した切片は、平均1:2〜1:5の希釈度にて、ハイブリドーマ培養物で処 理した。マウス−次抗体を、その切片に30分間または一晩にわたり付与し、続 いて、ビオチン処理したウサギ抗マウスIgG抗血清(Dako、コペンノ1− ゲン、デンマーク)とともにl : 500の希釈度でインキユベートした。最 後に、結合ビオチンを、インビトロでビオチンパーオキサダーゼにアビジンを結 合して(AE複合体、Dakopatts)検出した。 希釈度は、共に1 : 160であった。0.02%過酸化水素を補給した3− アミノ−9−エチルカルバゾール(Sigma、 St、 Louis、ミズー リ)を用いると、発色した。ある場合には、結合した一次抗体を間接免疫蛍光法 で検出するために、フルオレセインイソチオシアネートをカップリングしたヤギ の抗マウスIgG(Bio−Rad、リッチモンド、カリフォルニア)を用いた 。 メロシンの染色に対する特異性を制御するために、ノ・イブリドーマの培地に代 えて、正常マウス血清(1: 1G)またはリン酸緩衝溶液を用いた。モノクロ ーナル抗体による、ラミニンの染色に対する特異性の制御を証明した。対照実験 では、著しい染色は認められなかった。イムノパーオキシダーゼ法で染色した調 製物を、核が見えるように、Mayer’ s hemalum (Merck 、 Daristadt、西ドイツ)で軽く対比染色した。イムノパーオキシダ ーゼの染色、および免疫蛍光法の試料を、エピイルミネーションを備えたZei ss Axiophotの顕微鏡で観察し、写真を撮った。 紘1 4個のヒト神経鞘層、2個の叢状神経線維腫、および4個の悪性神経鞘層を試験 した。 1臣■1 2個の神経鞘層は腹膜後にあり、1個は縦隔にあり、そして1個は、胃の神経鞘 層の組織学的な特徴を示す、胃壁に由来するものであった。組織学的に、全ての 神経鞘層は、核の中心領域が棚状配列となった比較的均一な紡錘状細胞の形態を 示した。2つのケースでは、細胞領域とルース領域(loose area)が 交互の模様を示し、それぞれ、いわゆるアントニー (Antoni) A領域 およびアンドニーB領域を表していた。3つのケースについて行った電子顕微鏡 試験では、粗い小胞体の豊かな紡錘細胞が明らかとなり、これは、基底膜物質の 顕著な沈澱物で覆われた多数の薄手細胞過程を示した。これらの発見は、神経鞘 層の超微細構造の特徴と一致する。免疫組織学的な研究では、全ての神経鞘層は 、S−100タンパク質に強い陽性を示す。ダリアのFt繊維酸性タンパク質( GFAP)は、3つのケースでは、中心に見えた。 ラミニンに対する主な染色は、細胞領域では、基底膜の平行な層、および全ての 血管壁の厚み全体に見られた。腫瘍のルーズで細胞の少ない領域、および血管壁 のまわりにある結合組織の鞘は、免疫反応性のラミニンを含有していなかった。 ベロツァイ小体を含む細胞領域は、メロシンを含有しないが、または無視できる 程度の量のメロシンしか含有していなかった。しかしながら、メロシンに対する 顕緒な染色は、細胞領域がルーズなストローマ領域と境界をなす界面、または細 胞領域が血管隔壁と境界をなす界面に、一定して見いだされた。 1太竺巨皿亘】 2個の叢状神経線維騰は、フォノレタリングハウゼン病の患者の背中および縦隔 の副真皮の神経幹から手に入れた。これらの腫瘍は、シュワン細胞および線維芽 細胞に匹敵する波状(wavy)コラーゲンおよび紡錘細胞を含む、拡大した蛇 行性の神経幹を表した。両方の腫瘍では、メロシンおよびラミニンは、蛇行した 神経のR維束の輪郭を作る基底膜に沿って、線状の免疫反応性の形状で、共に局 在化している。ラミニンはまた、血管壁にも見いだされた。しかしながら、メロ シンはこの位置には見られなかった。 11旦坦旦亘1 これらの腫瘍は、フォノレタリングハウゼン病の患者の大腿組織、腹膜後組織お よび頬組織の深い神経幹に由来してぃた。組繊学的に、これらは、明白な有糸分 裂活性を持った悪性のハイグレート紡鍾細胞、および壊死部分の中心の領域に示 された。悪性の神経鞘層は、S−;OOタンパク質に対し、僅かな中心部に免疫 染色を示したにすぎなかった。GFAPに対する抗体には、染色は検出されなか った。 ある腫の脈管周囲の腫瘍細胞では、ラミニン対し、僅かな中心部の染色だけがあ った。しかしながら、全ての血管壁は、ラミニンに対して陽性が高かった。4個 の悪性の神経鞘層のうち3個は、腫瘍細胞では、メロシンに呈する免疫染色を示 さなかった。ラミニンとは対照的に、血管壁の外縁だけが一定の染色を示した。 最初の神経幹の残片が顕微鏡で確認された部分では、メロシンに対する染色によ り、メロシンに陰性の腫瘍領域と混合した残りの正常な軸索のシュワン細胞基底 膜に、輪郭が描かれた。悪性の神経鞘層を取り囲んでいる線維被膜は、メロシン に対して陰性であった。しかしながら、隣接する横紋筋組織では、基底膜はメロ シンに対して陽性であった。1つのケースでは、R筋細胞の開に点状の沈澱物と して、少量ではあるが一定量のメロシンが認められた。この場合、ラミニンに対 する免疫染色と類似の模様が見られた。 ■ 要約すると、神経鞘層におけるメロシンの分布は、ラミニンの分布よりも限定さ れていた。これに対して、叢状神経線維腫では、両方のタンパク質は、同じ位置 に存在していた。 悪性の神経鞘層では、いずれのタンパク質の有意量も見いだされなかった。 神経鞘層では、細胞のアン) 二(Antoni)A領域の基底膜において、ラ ミニンに対する著しい染色が観察された。対照的に、これらの領域には、メロシ ンがなかった。免疫反応性のメロシンは、腫瘍細胞と血管壁との間の境界領域に て見られた。神経鞘層における2腫の基底膜タンパク質の分布の不一致は、シュ ワン細胞の基底膜にてメロシンとラミニンの両方が見られる正常な末梢神経の状 態とは異なっている。この相違の理由は不明だが、この結果は、2腫の基底膜タ ンパク質の異なる生物学的な役割を反映しているかも知れない。超微細構造的に は、神経鞘層の新生物性の基底膜と、シュワン細胞の周りの正常な基底膜との間 には、明白な相違は存在しないように思われる。 神経鞘層細胞と、非シュワン細胞の開票成分との境界部分にだけメロシンが存在 することは、メロシンの発現が、開票組織または細胞外基質とのシュワン細胞の 接触または相互作用により誘起され得ることを示し、比較的に分化型の腫瘍にお いてさえ、単離シュワン細胞によっては発現が起こらないことを示している。同 じように、末梢神経のシュワン細胞には、メロシンの合成および/または沈積の ために、他のタイプの神経線維束(例えば、ニューロン、神経内膜の線維芽細胞 または神経層膜細胞)との相互作用が必要とされる。神経をインビトロで成育す る際には、シュワン細胞の髄鞘形成および構築は、シュワン細胞と神経突起との 間の相互作用に依存することが示されている。同様に、培養したシュワン細胞に よるタイプIVコラーゲンの分、必は、神経突起との接触により調節される。 叢状神経線維腫では、多量のメロシンおよびラミニンが、全く同じ位置で見いだ された。これらの新生物は、多数のシュワン細胞および神経層膜細胞だけでなく 、完全な神経周膜鞘内に含まれている残留軸索を含有し、そして神経線維束を拡 大する。それゆえ、おそらくメロシンの発現に必須であると思われる、比較的よ く系統だてられた組織構築物が維持されている。これらの神経線維束に種々の細 胞要素が存在することで、多くの細胞の接触や相互作用が可能となり、明らかに 、これらのいくつかは、メロシンの分泌に必須である。 本研究の悪性の神経鞘層では、メロシンおよびラミニンの両方が欠けているか、 僅かに最小の発現を示す。シュワン細胞の鑑別のための免疫組織学的なマーカー (例えば、S−100タンパク質およびGFAP)が同時に欠けていることは、 これらの腫瘍が、シュワン細胞の分化が低レベルの、神経由来の肉層であること を示唆している。 神経鞘層を含めて、多くの培養ヒト細胞系を、メロシンの生合成および分泌につ いて試験したが、細胞培養物中では、タンパク質は発見されなかった。逆に、ラ ミニンの生合成では、タイプI+/コラーゲン、ヘパラン硫酸プロテオグリカン およびエンタフチン(entactin)が、シュワン細胞および神経鞘腫細胞 の培養物中で、繰り返し認められた。さらに、固形の絨毛癌では、中間栄養芽層 タイプの細胞により、メロシンが発現した。これらの細胞系はラミニンを合成し たものの、培養した絨毛癌細胞系では、メロシンは検出できなかった。明らかに 、新生物性の培養シュワン細胞および他の細胞は、メロシンを分泌する能力を失 うが、対応する成熟細胞を特徴づける他のある橿のマトリックスタンパク質は保 持している。 マウスの成育過程では、誕生後においてのみ、筋肉および末檎神経において、か なりの量のメロシンが発見された。このことは、本発明の結果と共に、メロシン の発現が、分化型の正常または新生物性のシュワン細胞でのみ予測できるような 成熟細胞の特徴であることを示している。 (以下余白) 裏W巨 ラミニンA に・ モノクローナル の。 本実施例は、ラミニンA鎖に特異的なモノクローナル抗体の生成を示し、そして 実施例V−111で用いたラミニン関連タンパク質に特異的な他の抗体を記述す る。 ラミニンの精製したペプシンフラグメントに対する数種のモノクローナル抗体は 、Engvallら、J、 Ca11. Biol、 103: 3457〜2 465(1986)に既に記述され、本明細書に参考として援用されている。ラ ミニンのB1鎖およびB2鎖を認識するために、これらの抗体のうちの3個を示 す:抗体2E8は、イムノプロット法では、ラットのL2ラミニンと交差反応し 、ラットのラミニンサブユニットの最小物であるB2と結合する。他の2個の抗 体である3E5と4E10は、もともとA鎖に特異的であると考えられていたが 、その後、BljiIに特異的であることが分かった(Gehlspnら、J、 Bfol、Chat 264: 19034〜1903B(1989):本明細 書に参考として援用されている)。他の抗体である4C7は、長し’腕(7)末 端の球状ドメインに結合する。このドメインは、A鎖のC末端部分であり、従っ て、この4G7抗体は、A鎖に対して特異的である。しかしながら、以前には、 この抗体の鎖特異性を指定することは不可能であった。この抗体が、げっ書類の ラミニンと交差反応せず、イムノプロット法では作動しなかったからである。メ ロシンのC末端部分に対するモノクローナル抗体5B2および2G9はまた、L a f voおよびglgvallのProc、 Natl、 Acad、 S ci、 USA 85: 1544〜154g(1988)に記述され、本明細 書に参考として援用されている。ヒトのラミニンと交差反応する、S−ラミニン に対する2個のモノクローナル抗体であるC1およびC4もまた、知られており 、)Iunterら、(1989)、庇上、に記述されている。 完全なメロシンは、実施例rに記述のようにして単離した。 要約すると、1個の末端胎盤を水洗し、50mMトリス、pH7゜4.100  mM NaCl、 0.1 mM PMSFでホモジナイズした。遠心分離後、 上澄み液を捨てた。冷温室にて、トリス−NaC1−PMSF中の10 mM  EDTAの1リツトル(攪拌した)で、ベレットを一晩抽出した。遠心分離後、 NaC1を5Mまで添加することにより、上澄み液中のメロシンを沈積させた。 、10℃で4〜24時間後、このベレットを遠心分離により集めた。NaC1沈 澱物に由来のベレットを、20 mlの0.5 M NaC1,50mMトリス 、pH7,4に溶解し、1..5mlのゼラチン−セファロースで吸収し、そし て遠心分離により清澄化した。この上澄み液を、セファロース、6Bを詰め50 厘Mトリスと100曽M NaC1を流した10X80 amのカラムで分画し た。7 ■1の画分を集めた。ボイドボリュームで溶出したタンパク質を集めた 。 ラミニンおよびメロシンの大きなペプシンフラグメントは、Weterら、j、 旧of、 Chew、 258: 12654〜1266G(1983)および Engvallら、J、 Ca1l Btol、 103= 2457〜246 5(1986) (本明細書に参考として援用されている)に記述のように、特 異抗体を用いて、モノクローナル抗体アブイニテイークロマトグラフィーにより 、末端胎盤のペプシン消化物から調製した。要約すると、M鎖に特異的な抗竺に っ0て、この抗体をカラムに適用する前に、胎盤抽出物をプレーンセファロース にあらかじめ通し、次いで、ゼラチン−セファロースに通すことにより、アフィ ニティークロマトグラフィーを行った。このカラムを、PBSおよびIMNaC lで洗浄し、結合した物質を、1M酢酸または4MKSCNで溶出した。 A鎖に特異的な抗体を得る目的で、新しい一組のモノクローナル抗体を生成した 。そのために、Ba1b/cマウスを、抗B1サブユニツトに特異的な抗体によ り胎盤から単離したペプシンフラグメントを用いて、免疫した。免疫した肺臓細 胞を、He5sleらのDifferentiation、 26: 49〜5 4(1984) (本明細書に参考として援用されている)に記述のように、ポ リエチレングリコールを用いて、ミエローマ細胞系ag8.653に融合した。 イムノプロット法により、ペプシンフラグメントと反応した10個の抗体を発見 した。これらの抗体は、胎盤および肋膜切片の免疫蛍光法により、特性付けされ た。この免疫蛍光法は、低温装置(Cryostat)上で切断し顕微鏡のガラ ススライド上に置いた凍結組織の3μm切片で行った。これらの切片を60分間 空気乾燥した。これらの切片を、10分間、水冷したアセトン中に入れて固定し 、次いで、PBSで洗浄した。各切片を、希釈していない培地かまたは1 :  100の比で希釈した腹水のいずれかを用いて、約20μlのモノクローナル抗 体によりコートした。この抗体とともに、冷却状態で、−晩インキ二べ一ション を行った。これらの切片を、次いで、PBSで3回洗浄し、次いで、フルオレセ インで標識したヤギまたはウサギの抗マウスIgGとともに、室温で2時間イン キュベートした。これらの切片を、再びPBSで3回洗浄し、次いで、蛍光顕微 鏡で試験した。 この試験では、胎盤切片において、栄養芽屡の基底膜は染色されたが血管の基底 膜は染色されなかったことにより、2個の潜在的なM鎖抗体を同定した。他の8 個の抗体は、胎盤中の、栄養芽層の基底膜と血管の基底膜の両方を染色した。 これらの抗体は、B11p、 821KまたはA鎖に対するものと推測した。 この8個の抗体がB鎖に特異的であることを確認するために、これらの抗体をイ ムノプロット法で分析した。8個の抗体のうち61’lは、メロシンのB1鎖ま たはB2鎖のいずれかを染色した。残りの2個の抗体は、IF5および11D5 で表されるが、B鎖またはM鎖を染色せず、A鎖に特異的な抗体であると考えら れた。 このA鎖に特異的な抗体、IF5および11D5を、JAR細胞培養培地に由来 のラミニンに対する特異性について、免疫沈降により試験した。対照として、周 知の8鎖抗体およびメロシン抗体を用いた。355で標識した細胞の馴化培地か ら、免疫沈降を行った。この馴化培地を集め、そして以下の化学物質を括弧内の 最終濃度で加えた: NaC1(Q、SM)、トリス−flcl。 pH8,0(50d) 、PMSF (0,L +*M)、トリトンX−100 (1%)、EDTA (10mM)。 免疫吸着剤を調製するために、PBS中のプロティンA−セファ0−スの0.o 5%Tveen 20との50%懸濁液11を、マウスIgに対するウサギ抗血 清1mlとともに、室温にて1時間にわたりインキュベートした。この混合物5 0μlを、ピペットで個々のチューブに入れ、セファロースビーズを、PBS− Tveenで1@洗浄した。lf↓−プあたり、0.5 mlのモノクローナル 抗体(ハイブリドーマ馴化培地)を加え、室温で2時間にわたりインキュベート した。これらのビーズをs PBS−Tweenで再び洗浄した。次いで、各チ ューブに、標識した培地(1,5mlを加え、2時間にわたりインキュベートし た。このインキュページ嘗ン後、これらのビーズを% PBS−Tweenで4 回洗浄し、ソシテコ(D ヒーXSOμl 〕5DS−PAGE試料緩衝液(4 %5DS10.001 M)リス、pH7,5,20%グリセロール)中で沸騰 させることにより、このビーズに結合したタンパク質を放出した。 還元条件下にて、7%アクリルアミドゲル上で、タンパク質を分画した。これら の結果を図5に示す。眉いた抗体およびソ17)特g性1を以下+7)fiリテ アル: (1)2E8抗B2、(2)4E1(l抗B1、(3)4C7抗A、  (4)2C4抗B、 (5)IF5抗A、 (6)11D5抗A。 (7)IF9抗M、 (8)3E1抗インテグリンβ4゜これらの結果から、I F5および11D5は、ラミニンA鎖および的な抗体はまた、ラミニンの3個の 抗体の全てを共沈したのに対して、メロシンに特異的な抗体は共沈しなかった。 JARIi胞iL ASBlおよびB2ポリペプチドのみを形成するので、そし てIF5および11D5は、BlまたはB2に免疫反応性ではないので、これら の結果から、3個のラミニンポリペプチドの全ての共沈は、A鎖に特異的な相互 作用を介していることが明らかとなった。ラミニンサブユニットおよびメロシン サブユニットを局在化するために、ここで用いたこれらの抗体および他の抗体を 表■に挙げる。 (以下余白) 表」− モノクローナル抗体の特徴の要約 抗体 1gクラス サブユニット特異性 種の反応性11D5 1gGI A  ヒト 512 rgGI M ヒト ウサギ 2G9 1gGI M ヒト ウサギ 4E10 EgGl ’81 ヒト ウサギ 3B5 1gGI Bl ヒト 2E8 1gG23 B2 ヒト モルモット 実上り1竺 なる におζるラミニンA およびメロシンM本実施例は、ラミニンA鎖ポリペ プチドおよびメロシンM鎖ポリペプチドの異なる局在化を示す。 M鎖で規定されるメロシン、およびA鎖で規定されるラミニンの分布は、成人の 骨格筋線維の基底膜において、免疫蛍光分析で評価される。メロシンは、これら の線維中に多く存在することが知られている;しかしながら、この位置のA鎖の 分布は測定されなかった。A鎖に特異的な抗体による免疫蛍光分析により、舌の 筋線維基底膜では、染色が著しく欠如していることが明らかとなった(図6A) 。この抗体は、筋肉および真皮の血管だけでなく、表皮の基底膜を強く染色した 。抗A鎖抗体IF5および11D5に加えて、先に特性付けした抗体4C7は、 全てのヒト組織にて、同じ染色模様を与えた。抗体4C7は、ウサギの基底膜と 交差反応する。この交差反応性により、ある実験には、さらに容易に入手できる ウサギの組織を使用することが可能になった。上の結果(図6Aおよび図6B) から、成熟筋線維の基底膜は、主として、メロシン(B鎖と会合したM鎖)を含 有し、ラミニン(B鎖と会合したA鎖)をほとんどまたは全く含有しないことが 証明された。 を格筋の他に基底膜にもラミニンおよびメロシンが存在することも調べた(図6 C−J)。免疫蛍光分析の結果、心臓では、骨格筋での発見事項と類似して、ラ ミニンは骨格筋には存在しないが血管に存在していることが分かった(図6C) 。しかしながら、このA鎖は、ヒトの謄帯、サルの結腸、およびウサギの胃およ び膀胱に存在していたのに対して、M鎖は、これらの組織では検出されなかった (図6EおよびF)。 末梢神経では、A鎖の染色は神経層膜に多かったのに対して、M鎖は、主として 、シュワン細胞の基底膜で発見された(図6GおよびH)。肋膜では、A鎖は、 羊膜および絨毛膜の全ての上皮基底膜で検出された。M鎖は、中間体の栄養芽層 細胞の層においてのみ発見された(図6■およびJ)。これらの結果から、はと んどの基底膜はA@ポリペプチドまたはM鎖ポリペプチドのいずれかを含有する が、両方はめったに含有しないことが明らかとなる。 灸嵐匠■ ラミニンA およびメロシンM は 1 たはS−ラミニン上」lLL得j。 本実施例は、メロシンポリペプチドと、S−ラミニンおよびラミニンB2との共 局在化を示す。 S−ラミニンの分布は、筋肉のシナプス部位、末梢神経の神経層膜、および腎臓 のある種の血管および糸球体に限定されている。これらは全て、A鎖を含有する がM鎖は含有しない基底膜である。これらの結果から、ラミニンは、サブユニッ ト組成A−81−82またはA−S−82を宵し得るのに対して、メロシンは、 トリマー!+l−B1−82としてのみ生じ得ることが示された。しかしながら 、筋肉結合部位の基底膜は、免疫蛍光分析により測定されるように、Mを含有し B1を欠いていることが認められた(図7)。さらに、M鎖抗体で観察した染色 模様の増加と同じ染色模様の増加は、B2抗体では見られたが、A鎖抗体で認め られなかった(図7)。しかしながら、S−ラミニンに対する抗体は、筋肉結合 部位を強くかつ選択的に染色した。 これらの結果は、組成M−3−82を有する分子が、筋肉結合部位の染色模様の 原因であることを証明している。 爽施1ヱ■ か゛のS−メロシンの 本実施例は、ヒトの胎盤からのラミニンヘテロトリマー変種の単離を示す。 胎盤は、ラミニンおよびメロシンの両方の豊かな供給源である( Newerら 、1984、f)Jj4 ; Dixit、 S、 N、、Connect、  Ti5sue Res、 14; 31〜40(1985)、および0hnoら 、Biochem、 Biophys、 Res、 Commun、 112:  1091〜109B(1983):これらの全て+1、本明細書に参考として 援用されている)。胎盤はまた、血管系に富んでおり、多くの血管で見いだされ るS−ラミニンを含有し得る。この組織がS−ラミニンを含有するかどうかを測 定するために、胎盤切片を、異なるラミニンポリペプチドおよびメロシンポリペ プチドに対する抗体で染色した(図8)。 栄養芽層の基底膜および胎児の毛細管の基底膜の両方で、A、B1およびB2ポ リペプチドが存在して℃)だの(こ対して、Mポリペプチドは、栄養芽層の基底 膜でのみ存在していた。このS−ラミニン抗体は、主として、栄養芽層の基底膜 を染色することを発見した。 胎盤が、サブユニット組成M−Bl−BZを有するメロシンに加えてサブユニッ ト組成M−S−82を有するメロシンを含有するかどうかを決定するために、胎 盤のEDTA抽出物に由来の少量のメロジノを、Mjilに特異的な抗体上で、 アフィニティークロマトグラフィーにより単離した。溶出したメロシン調製物を 、ELISAおよびイムノプロット法により、B1鎖、B2鎖およびS鎖の存在 について試験した。このイムノプロットの結果を図9に示す。B1、B2および Sに対する抗体は全て、主に、メロシン調製物中の200 kDポリペプチドと 反応した。高分子量側のさらに弱いバンドは、架橋したB鎖を表していると思わ れる。 抗S抗体は、200 kD以下の領域で、他のバンドを染色した。 これらの別のバンドの数および位置は、調製物によって変わるので、これらのバ ンドは分解生成物を表している可能性がある。M鎖の300 kD位置および+ 10 kD位置に対する抗体は、それぞれ、300 kDポリペプチドおよび8 0 kD (図9)ポリペプチドと反応した。これらの結果は、この方法で調製 したメロシンが、B1鎖ポリペプチドおよびB2鎖ポリペプチドおよびS−ラミ ニンを含有していたことを立証している。この結果は、MおよびB2が、S−ラ ミニンと会合して、ヘテロトリマー変種を形成し得ることを示している。 完全なメロシンおよびラミニンの抗体アフィニティークロマトグラフィーによる 単離は、非常に収率が悪いため、切型形状のメロシンおよびラミニンは、胎盤の ペプシン消化物から単離した。4タイプの試料を調製した;3タイプは、それぞ れ、抗B1抗体、抗M抗体および抗A抗体上のアフィニティークロマトグラフィ ーにより得た。4番目の調製物は、抗Blカラムに繰り返し通すことによりB1 反応性物質から除いた抽出物の抗M抗体上にて、アフィニティークロマトグラフ ィーにより、調製した。アフィニティークロマトグラフィーによる変種の除去お よび単離の順序は、逆にしてもよ(、このことは当業者に周知であることに注目 するべきである。さらに、上記との異なる順序では、異なる抗体カラムが使用さ れ得る。 全てのヘテロトリマー変種を単離するのに使用できる順序および抗体カラムは、 当業者に周知である。上の4種の試料は、次いで、サブユニット特異性の抗体を 結合させることにより、ELISAによって、異なるラミニンおよびメロノンサ ブユニットの存在について試験したく図10)。 ELISAは、0.5Mの炭酸ナトリウム中のタンパク質lμg/mlでマイク ロタイターウェルをコートし、室温で単に吸収させることにより行った。分析前 に、これらのウェルを、PBS−〇、05%Tveen 20で2回洗浄した。 異なる抗体を、PBS −Tweenで連続して希釈し、それらを1ウエルあた り0.1mlで加え、そして37℃で2時間にわたりインキュベートした0これ らのウェルを、PBS −Tveenで3回洗浄し、次いで、37℃で2時間に わたり、アルカリホスファターゼで標識した抗マウスIgGのPBS−Twte en 1 : 1000溶液でインキュベートした。 PBS−Tveenで3 回洗浄した後、このウェルに結合した酵素活性を測定した。酵素基質の緩衝液は 以下であった=IMのジェタノールアミン緩衝液中にて1 mg/mlのp−N PP、 pH9,8,1e+MのMgCl2゜405n国で、発色を測定した。 これらの結果から、抗B1カラム上で単離した試料には、S−ラミニンは存在し ないことが分かり、このことは、上の結果(すなわち、SはB1の代わりとなり 得るが、B1と同じ分子中には存在しない)を個々に裏付けている。AまたはM に特異的な抗体で単離した物質は、低レベルではあるが有意なレベルのS−ラミ ニンを含有していた。B1鎖を除いた消化物から単離したメロシン調製物では、 最も高いレベルのラミニンが存在していた。このB1鎖は、B1鎖を特別に除去 していない各調製物に存在していたのに対して、B2鎖は、4種の全ての調製物 にて、はぼ同じレベルで存在していた。抗Aを単離した物質中にM鎖が存在しな いこと、および抗Mを単離した試料では、A鎖の量が低い量であることにより、 単離手順を特定した。 実JLI上■ ヘパ1ンに・ るメロシンの ム イオン交換クロマトグラフィーにより精製した完全なメロシンを、ヘパリンと結 合し、そして0.5MのNaC1で溶出させた(図12)。メロシンに結合した ヘパリンの5DS−PAGE分析により、ペプチドの特徴的な型が分かった:約 80 kDにある1個のペプチドは、M鎖のC−末端ドメインの最後の3個の反 復単位を表し、約200 kDの2個のペプチドは、B鎖を表し、そして約30 0 kDの1個のペプチドは、M鎖のN−末端部分を表す。さらに、この調製物 は、高分子量の架橋生成物を表すと、古われる、さらに大きなペプチドを含有し ていた。 ラミニン中の主なヘパリン結合ドメインは、A鎖のgドメインの2個の最多C− 末端反復単位を含有するフラグメント3中に、存在している( Deutzma nnら、Eur、 J−Biochem、 191:513〜522(1990 ) :本明細書に参考として援用されている)。 メロシンの小さいペプシンフラグメントは、メロシンM鎖のC−末端の球状ドメ インの5個の反復単位のうち、最後の2個のほとんどまたは全部を表しくEhr igら、Proc、 Natl、 Acad。 Set、 USA 87: 3264〜326g(1990) :本明細書に参 考として援用されている)、それゆえ、B3の相同物である。この小さなフラグ メントもまた、ヘパシンに結合した(図12)。胎盤由来のラミニンの大きなペ プシンフラグメントは、現在では、ラミニンフラグメントとメロシンフラグメン トとの混合物であることが周知であるが、ヘパリンには結合しない(Engva  11ら、J、 Ce1l Biol、 103: 2457〜2465(19 85):本明細書に参考として援用されている)。これらのフラグメントは、マ ウスのラミニンのヘパリンに結合していないフラグメントE8と同様に、反復単 位4および5を欠いている。従って、反復単位4および5は、メロシンおよびラ ミニンの両方における、主なヘパリン結合部位を表す。 L血豆」 RN2 はメロシン る 以前に、RN22の神経鞘腫細胞の馴化培地から、神経突起促進因子を同定し、 単離し、そして特徴付けた。この因子は、機能的および生化学的にラミニンに類 似しているが、免疫化学的には、同じではない。 比較的に多量のタンパク質を間車な方法で得るために、このRN22細胞をヌー ドマウスに腫瘍として成育させ、そしてラミニン様のタンパク質を一部精製し、 イムノプロット法で試験した。要約すると、マウス−匹あたり約百万個のRN2 2細胞を背中に皮下注射することにより、RN22腫瘍をヌードマウスに形成し た。2〜6週間後に、腫瘍を集めた。この腫瘍組織を正常組織から分離し、そし て胎盤について上で記述のように、トリス緩衝液中でホモジナイズした。次いで 、不溶の残留物を、ED丁Aを含有するトリス緩衝液で抽出した。 ラットのラミニンに対する抗体は、このRN22腫瘍抽出物にて、約200 k Dの2個のバンドを検出した。これらのバンドは、このRN22腫瘍が、ラミニ ンB1およびB2サブユニットを形成することを示唆している(図14)。この ラットのラミニン抗体は、FIN22m胞にて400 kD鎖の欠損を確認する A鎖を検出しなかった。ヒトおよびラットのラミニンB2サブユニットは認職す るがマウスのラミニンサブユニットは認識しないモノクロ’?/L’tiJC2 E8ハまた、この腫瘍抽出物にて、200 kDのバンドを染色した。このこと は、この8鎖が、 RN22腫瘍源の少な(とも一部ではあるが、マウス宿主源 ではなかったことを示している。 ヒトのメロシンに対する3種の異なる抗血清を、RN22タンバク質に対し、イ ムノプロット法で試験した。ラットの「心臓ラミニン」の300 kD酸成分対 する抗血清(Paulssonおよび5aladin、 J、 Biol、 C hew、 264: 18726〜1g732(1989):本明細書に参考と して援用されている)は、現在では、メロシンのM鎖であることが分かっている が、抽出物中の300 kDバンドと反応しく図13)、そしてM鎖配列由来の 合成ペプチドに対する抗血清と反応した。メロシン間鎖のC末端フラグメントに 対する抗血清は、H22タンパク質の80 kDのバンドを染色した。結局、こ のRN22のラミニン様タンパク質は、メロシンで特徴付けられるポリペプチド を含有する。例えば、このタンパク質は、B鎖を含有し、Mllの300 kD の大きな訃末端フラグメントおよびM鎖の小さなC−末端フラグメントを含有す る。 このRN22細胞がヌードマウス中で腫瘍として成長としているとき、RN22 細胞がメロシンのみを形成したとの可能性を除外するために、インビトロで培養 したRN22細胞にて、メロシンmRNAの発現を、ラミニンAglmRNAの 発現と比較した。M鎖およびA鎖のメツセージの検出には、感度のよい逆転写酵 素−ポリメラーゼ連鎖反応(RT−PCR)法を使用した。A鎖に特異的なプラ イマーは、ヒト配列とマウス配列の間で全く同一のcDNA配列の2つの領域か ら選択した。マウスまたはラットのメロシン間鎖の配列は知られていないが、メ ロシンMfflおよびラミニンA鎖のある領域では一致しているので、A鎖に対 して選んだものと同様にして、M鎖のcDNA配列の対応する領域を選択した。 これらのプライマーが、ラットに由来のメロンンM鎖のDNAを増幅できるかど うかを試験するために、これらのプライマーを、まず、逆転写したヒト胎盤およ びマウス筋肉ノRNAの配列を増幅するために用いた(図15)。 要約すると、培養したRN22細胞から、ラットのL2細胞から、そして生後1 2日口のラットの骨格筋から、ポリA+ RNAを単離し、そしrRT−PCH ニより分析した。コノRNAを、M−ML’/−RT (BRL、 Gaith ersburg、メリーランド)およびランダムプライマーを用いて、cDNA に転写し、そしてこのcDNAを、A+eplitaqポリメラーゼ(Perk in−Elrner/Cetus、 Emvaeryville、カリフォルニ ア)を用いて増幅し、続いて、製造者の推薦により、93で1分間の変性、55 で45秒間のアニーリングおよび72で1分間の伸展を30サイクルかけた。こ れらのプライマーは、A鎖のDNAコーディングストランドが5’−AAAGT CGCCGTG丁CTGCAGACであり、A鎖の非コーディングストランドが 5’ −TTAAAATGAGTAACCTTCACAGCであり、M鎖のDN Aコーディングストランドが5°−AAAGTATCTGTGTCTTCAGG A−3’であり、モしてM鎖の非コーディングストランドが5°−AGTGAA TGTAATCACACG丁ACAGC−3’であった。 このコープインプライマーに、Eco R1部位を加え、そして非コーディング ブライマーにkpn 1部位を加えた。 生後12日口のラットの筋肉に由来のRNA、およびヒトの末端胎盤に由来のR NAから、予想された部位のPCR生成物を検出した。この結果は、選択したプ ライマーが、メロシンcDNAの保存配列を表したことを示している。ラミニン に特異的なプライマーを用いると、PCB生成物は得られなかった。この結果は 、末端胎盤または生後12日8のラットの筋肉では、ラミニンA鎖の発現はほと んどないことを示している。RN22のRNAを転写し増幅したとき、ラミニン に特異的なプライマーではなくメロシンに特異的なプライマーを用いると、44 7 bpのDNAフラグメントが得られた(図15)。メロシンプライマーでは なくラミニンプライマーでラットL2のcDNAを増幅したときに、400bp のPCR生成物が得られた(図15)。このことは、これらの細胞中では、メロ シンではなくラミニンが発現することを立証している。 これらの結果から、インビボで成育したRN22腫瘍には、検出できるAポリペ プチドがなく、インビトロで成育した細胞には、A鎖の発現が欠けていることか ら判断されるように、RN22細胞はラミニンA鎖を合成しないことが確認され る。さらに重要なことには、これらの結果から、R?J22細胞はメロシン間鎖 を形成することが分かる。このRN22腫瘍は、多く(7)M鎖ペプチドを含有 し、そしてM鎖のmRNAは、RT−PCHにより、培養細胞で検出できたから である。RN22中のM鎖の合成レベルは、かなり低いと思われる。このM鎖は 、ノーサンプロット法では検出できず、さらに感度のよいPCHによってのみ検 出できた。 横絞筋細胞により、そしてシュワン細胞により、ラミニンではなくメロシンが形 成されることは、組織中のラミニンおよびメロシンの分布、およびここで挙げた RN2Z細胞中のメロシンの発現から明らかである。内皮細胞および脂肪細胞は 、A鎖に加えて、A鎖の特徴の割合を限定する方法で合成されるさらに短い鎖で あり、細胞からの分泌前にB鎖と会合している鎖を形成する(Arataniお よびKitagawa%J、 Biol、 Chem、 263: 16163 〜16169(1988) :本明細書に参考として援用されている)。このよ り短い人様の鎖と、従来のA鎖およびM鎖の関係は不明である。 本発明は、現在にて好ましい実施態様に関連して記述しているものの、本発明の 精神からはずれることなく、種々の変更がなされ得ることが理解されるべきであ る。従って、本発明は、以下の請求の範囲によってのみ、限定される。 9(シートミルデートミートミート紳ト1F工απe2 smsa 藝 たgure3 1 2 1 2 ラミシン 禰 Rデヶドポシ−3S 七lフQ′色呵 巧し2二、ンF’igure 4 FIG、 5 FIGJRE 6 Figure 11 Figure 12 も Figwe 13 4ブLイす斉#当ゝ Fiqure 14 F”igure 15 要約書 本発明は、メロシンと呼ばれる、約800 kDaの見かけの分子量を有する、 精製タンパク質を提供する。本発明はまた、M−X−82構造を含む実質的に純 粋なヘテロトリマーのラミニン変種を提供する。ここで、Mは、メロシンのMポ リペプチドであり;又は、ラミニンのB15jlおよびS−ラミニンからなる群 から選択され;そしてB2は、ラミニンのB2鎖である。本発明はまた、メロシ ンをコードする単離した核酸配列を提供する。 本発明はさらに、抗体、ベクター、および宿主−ベクター系の使用による組換え タンパク質の発現を提供する。本発明はまた、神経突起の成長を促進するための メロシンの使用を提供する。 補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法菓184条の8)平成4年7月30日

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.メロシンと呼ばれ、約800kDaの見掛け分子量を有し、そして300k Da、200kDa、200kDaおよび80kDaの見掛け分子量を有する4 種のポリペプチドから構成される精製したタンパク質であって、該300kDa のポリペプチドが、ジスルフィド結合により、該200kDaのポリペプチドと 結合し、そして該300kDaのポリペプチドおよび80kDaのポリペプチド が、図1で示されるアミノ酸配列を実質的に有する、精製タンパク質。
  2. 2.380kDの分子量を有し、そして図1で示されるアミノ酸配列を実質的に 有する、精製ポリペプチド。
  3. 3.請求項2に記載のポリペプチドをコードする、単離した核酸配列。
  4. 4.請求項3に記載の核酸配列であって、該配列がDNAである、核酸配列。
  5. 5.請求項4に記載の核酸配列であって、該配列がcDNAである、核酸配列。
  6. 6.請求項3に記載の核酸配列であって、該配列がmRNAである、核酸配列。
  7. 7.3554個の塩基対を含有する、図1で同定した配列を実質的に有する、単 離した核酸。
  8. 8.メロシンに対する抗体の作製方法であって、a)メロシンまたはそのフラグ メントに対応するポリペプチドで、動物を免疫する工程、および b)メロシンと反応性の抗体を集める工程、を包含する、方法。
  9. 9.請求項7に記載の方法であって、前記ポリペプチドが、a)CNNFGLD LKADDKI、またはb)CSIVDIDTNQEENI、 の配列を本質的に含有する、方法。
  10. 10.請求項7に記載の方法により作製した抗体。
  11. 11.メロシンの300kDポリペプチドと実質的に同じアミノ酸配列を有する 、ポリペプチド。
  12. 12.請求項11に記載の300kDポリペプチドと反応性の抗体。
  13. 13.請求項12に記載の抗体であって、該抗体がポリクローナルである、抗体 。
  14. 14.請求項12に記載の抗体であって、該抗体がモノクローナルである、抗体 。
  15. 15.請求項3に記載の核酸を含有する組換え発現ベクターであって、該ベクタ ーが、形質転換した宿主細胞にて、メロシンを発現し得る、組換え発現ベクター 。
  16. 16.請求項15に記載の組換え発現ベクターであって、前記メロシンが、図1 のアミノ酸配列を実質的に有する、組換え発現ベクター。
  17. 17.請求項15に記載のベクターが、適当な宿主細胞中に存在する、宿主−ベ クター系。
  18. 18.前記宿主が原核細胞である、請求項17に記載の宿主−ベクター系。
  19. 19.前記宿主が真核細胞である、請求項17に記載の宿主−ベクター系。
  20. 20.前記原核生物が、大腸菌(Escherichiacoli)の菌株であ る、請求項18に記載の原核細胞。
  21. 21.適当な培地中に、請求項18に記載の細胞を含有する細胞培養物。
  22. 22.ハイブリダイゼーションを可能にする、図1の核酸の一部と充分に相補的 なヌクレオチド配列を含有する、核酸プローブ。
  23. 23.メロシンをコードする核酸細胞の存在を検出する方法であって、該方法が 、請求項22に記載のプローブを該核酸と接触させること、および該核酸に対す る該プローブのハイブリダイゼーションを測定することを包含する、方法。
  24. 24.細胞中のメロシンの存在を検出する方法であって、該方法が、請求項12 に記載の抗体をメロシンと接触させること、およびメロシンの一部に対する該抗 体の結合を測定することを包含する、方法。
  25. 25.図1の核酸の一部に対応する、核酸。
  26. 26.細胞中の分化の程度を測定する方法であって、該方法が、該細胞により生 成されるメロシンを検出することを包含し、ここで、実質的なメロシンの存在が 、高度に分化した細胞を意味している、方法。
  27. 27.腫瘍の悪性度を測定する方法であって、該方法が、核腫瘍により生成され るメロシンを検出することを包含し、ここで、メロシンが実質的に存在しないこ とが、悪性腫瘍を意味している、方法。
  28. 28.メロシンの生成を誘発する方法であって、該方法が、メロシン生成細胞を 、該メロシン生成細胞中にて、メロシンの生成を誘発する細胞またはマトリック スと接触させることを包含する、方法。
  29. 29.請求項28に記載の方法であって、メロシンの生成を誘発する前記細胞が 、間充織細胞である、方法。
  30. 30.神経突起の成長を促進する方法であって、該方法が、ニューロンを請求項 1に記載のタンパク質と接触させることを包含する、方法。
  31. 31.神経突起の成長を促進する方法であって、該方法が、ニューロンを請求項 2に記載のタンパク質と接触させることを包含する、方法。
  32. 32.神経突起の成長を促進する方法であって、該方法が、ニューロンを請求項 11に記載のタンパク質と接触させることを包含する、方法。
  33. 33.神経突起の成長を阻害する方法であって、該方法が、メロシンを神経突起 促進活性の阻害剤と接触させることを包含する、方法。
  34. 34.神経突起の成長を促進する方法であって、該方法は、メロシンの神経突起 促進活性の阻害剤と、メロシンとの結合を妨害することを包含する、方法。
  35. 35.メロシンと結合する細胞における細胞付着を促進する方法であって、該方 法が、該細胞を、メロシンまたはその細胞付着促進部分と接触させることを包含 する、方法。
  36. 36. 構造M−X−B2を含有する、実質的に純粋なヘテロトリマーの変種で あって、ここで、Mが、メロシンのMポリペプチドであり;Xが、ラミニンのB 1鎖およびS−ラミニンからなる群から選択され;そしてB2が、ラミニンのB 2鎖である、ヘテロトリマーのラミニン変種。
  37. 37.XがS−ラミニンである、請求項36に記載の実質的に純粋なヘテロトリ マーのラミニン変種。
  38. 38.XがラミニンのB1鎖である、請求項36に記載の実質的に純粋なヘテロ トリマーのラミニン変種。
  39. 39.M−S−B2ラミニン変種を含有する物質から、実質的に純粋なM−S− B2ラミニン変種を単離する方法であって、該方法は、以下の(a)、(b)、 (c)、(d)、(c)および(f)の工程を包含する: (a)B1に選択的な免疫反応性を有する抗体を、固体担体に固定化する工程; (b)該M−S−B2含有物質を、B1に対する免疫反応性を有する該固定化し た抗体と接触させる工程; (c)B1に対する免疫反応性を有する該固定化した抗体とは結合していない物 質を回収する工程であって、該回収した物質が、M−S−B2およびA−S−B 2を含有する混合物である、工程;(d)Mに対する選択的な免疫反応性を有す る抗体を、固体担体に固定化する工程; (e)Mに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体に、該混合物を接触させ る工程;そして (f)Mに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体と結合した物質を回収す る工程であって、該回収した物質が、実質的に精製したM−S−B2である、工 程。
  40. 40.請求項39に記載の方法であって、Mに対する免疫反応性を有する前記固 定化した抗体と結合していない物質が、工程(f)の前に回収され、そして実質 的に純粋なA−S−B2である、方法。
  41. 41.M−S−B2ラミニン変種を含有する物質から、M−S−B2ラミニン変 種を単離する方法であって、該方法は、以下の(a)、(b)、(c)、(d) 、(e)および(f)の工程を包含する:(a)Mに選択的な免疫反応性を有す る抗体を、固体担体に固定化する工程; (b)該M−S−B2含有物質を、Mに対する免疫反応性を有する該固定化した 抗体と接触させる工程; (c)Mに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体と結合している物質を回 収する工程であって、該回収した物質が、M−S−B2およびM−B1−B2を 含有する混合物である、工程;(d)Sに対する選択的な免疫反応性を有する抗 体を、固体担体に固定化する工程; (e)Sに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体に、該混合物を接触させ る工程;そして (f)Sに対する免疫反応性を有する該固定化した抗体と結合した物質を回収す る工程であって、該回収した物質が、実質的に精製したM−S−B2である、工 程。
  42. 42.請求項41に記載の方法であって、Sに対する免疫反応性を有する前記固 定化した抗体と結合していない物質が、工程(f)の前に回収され、そして実質 的に精製したM−B1−B2である、工程。
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