JPH0550120U - トリムクリップの構造 - Google Patents

トリムクリップの構造

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JPH0550120U
JPH0550120U JP10957991U JP10957991U JPH0550120U JP H0550120 U JPH0550120 U JP H0550120U JP 10957991 U JP10957991 U JP 10957991U JP 10957991 U JP10957991 U JP 10957991U JP H0550120 U JPH0550120 U JP H0550120U
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JP
Japan
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trim
head
clip
elastic press
fitting portion
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Withdrawn
Application number
JP10957991U
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Inventor
正昭 山縣
利昭 岡野
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トリム穴4と取付穴6との間の位置ずれに対
する追従性が優れたトリムクリップを提供する。 【構成】 トリムクリップ11を頭部12、弾性圧入部
13及び連結部材14に3分割する。頭部12及び弾性
圧入部13の結合部には略球形の凹部19,22を形成
し、連結部材14の両端に形成した略球形の球形嵌合部
14a,14bを各々嵌合させ、3部品を一体化する。
トリム穴4と取付穴6との間に生じた位置ずれに対して
は、球形嵌合部14a,14bの中心が支点となって回
転して追従する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばドアトリムのような車両用内装材をインナパネルに取付け る際に使用するトリムクリップの構造に係り、特に、トリム側とインナパネル側 との間に生じる製造誤差に追従しうるトリムクリップの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトリムクリップの構造を図4ないし図6に基づいて説明する。トリムク リップ1は、たとえばドアトリム2をドアのインナパネル3へ取付ける際などに 使用する樹脂の成形部品であって、トリム穴4を貫通してドアトリム2の表裏両 面を挟持する頭部5と、インナパネル3に穿設された取付穴6へ圧入される弾性 圧入部7とが一体に結合された部品である。このトリムクリップ1には、ドア内 部に侵入した水が取付穴6を通って車室側へ流入するのを防止するなどの目的で 、薄い円板状のリップ8を設けてある。このリップ8は弾性圧入部7側の端部に 設けられており、図4に示した正常な取付け状態では、インナパネル3の車室内 側の面に密着してシールするようになっている。なお、上述したトリムクリップ 1は、頭部5に突設した球部9を弾性圧入部7の内部に深く嵌合させて一体化す る構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来構造のトリムクリップによれば、トリム穴4と取付穴 6との間に製造誤差を原因とするような位置ずれが生じると、頭部5と弾性圧入 部7との間に捩れや曲げなどの力が作用する。この力を受けると、頭部5が球部 9の中心9aを支点として追従するが、支点の位置がトリム穴4及び取付穴6か ら遠いため、リップ8の密着性を損なうことなく追従できる範囲は十分なものと はいえなかった。このため、トリム穴4と取付穴6との間の位置ずれが大きくな って追従可能範囲を越えると、図6に示す如く、リップ8が全周にわたってイン ナパネル3へ密着できなくなり、ドア内部から車室側へ水漏れしたり、あるいは 、遮音性が低下する恐れがあった。
【0004】 そこで、本考案の目的は、トリム側とインナパネル側との間に生じる製作誤差 に対しての追従性がより一層向上するトリムクリップの構造を提供することにあ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題を解決するもので、トリム穴を貫通させた頭部でトリム の表裏両面を挟持し、前記頭部の他端側に設けた弾性圧入部をインナパネルの取 付穴に圧入してトリムの車体への取付けをすると共に、前記インナパネルの内面 にリップが密着して水漏れの防止をするトリムクリップの構造において、前記頭 部とリップを備えた前記弾性圧入部とに2分割した両部材端部の結合部に略球形 の凹部を設け、両端が前記凹部と嵌合するように略球形に成形された連結部材を 介して、前記頭部と前記弾性圧入部とを連結して一体化するように構成したこと を特徴とするトリムクリップの構造である。
【0006】
【作用】
前述の手段によれば、頭部と弾性圧入部との一体化は両端が略球形に成形され た連結部材でなされ、しかも、該連結部材は、トリムとインナパネルとの略中間 に位置しているので、頭部の凹部と連結部材、及び弾性圧入部の凹部と連結部材 の嵌合部が支点となって、トリム穴と取付穴との間の位置ずれに追従した動きを する。
【0007】
【実施例】
本考案によるトリムクリップの構造の一実施例を図1ないし図3に基づいて説 明する。なお、従来構造と同一の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省 略する。
【0008】 図1に示したトリムクリップ11は、ドアトリム2の表裏両面を挟持する頭部 12と、インナパネル3側の取付穴6に圧入される弾性圧入部13とが連結部材 14によって一体化された樹脂の成形部品である。頭部5は、トリム穴2を貫通 する軸部15の両端に円形片16,17が平行に設けられ、さらに、インナパネ ル3側の円形片17側端部には結合部18が連設されている。この結合部18に は、略球形の凹部19が形成されている。なお、凹部19の中心は軸部15の中 心線上に位置している。
【0009】 一方の弾性圧入部13は、取付穴6よりも大径の部分を有する中空の圧入部2 0と、そのドアトリム2側端部に形成された円形のリップ21と、該リップ21 の中心部から圧入部20側へ形成された凹部22とが一体に成形されている。
【0010】 また、頭部12と弾性圧入部13とを連結して一体化する連結部材14は、棒 状部材の両端に略球形の球形嵌合部14a,14bを設けたものであり、該球形 嵌合部14a,14bを頭部12側の凹部19及び弾性圧入部13側の凹部22 と嵌合させて一体化する。なお、頭部12側の凹部19及び弾性圧入部13側の 凹部22は、いずれもその入口部分の径が球形嵌合部14a,14bより若干小 さくなるようにしておく。
【0011】 以下、上述した構成によるトリムクリップ11の作用を説明する。各々別体に 成形された頭部12、弾性圧入部13及び連結部材14は、凹部19,22に球 形嵌合部14a,14bを圧入しての嵌合によって一体化され、外観上は従来と 略同様のトリムクリップ11になる。このトリムクリップ11は、軸部15がト リム穴4を貫通して円形片16,17間にドアトリム2を挟持し、圧入によって 取付穴6を通過する際に一端中心側へ変形した圧入部20が弾性で復帰して抜け 止めとなる。従って、このトリムクリップ11を適当なピッチで使用すれば、ド アトリム2をインナパネル3に確実に取付けることができる。取付けが完了した 状態では、リップ21の端部が取付穴6の外側の全周にわたってインナパネル3 へ密着し、ドア内部から取付穴6を通って車室側へ侵入しようとする水をシール している。そして、トリム穴4及び取付穴6に制作上の誤差を原因とするような 位置ずれが生じると、図3に示す如く、頭部12と弾性圧入部13とは、連結部 材14の両端部に設けた球形嵌合部14a,14bの中心a,bを支点とする回 転をし、位置ずれに追従してリップ21のインナパネル3に対する密着を維持す ることができる。この時、支点がトリム穴4と取付穴6との間に2箇所存在する ので、その追従性は非常に高く、穴ずれや面変化をかなり広い範囲で吸収でき、 また、装着後の振動遮音や組付フィーリングの向上にも有効である。
【0012】 なお、頭部12、弾性圧入部13及び連結部材14の色を各々適宜選択して組 合せることにより、多種の組合せが可能となり、用途やサイズ等を色で容易に識 別することも可能である。
【0013】 なおまた、上述した実施例のトリムクリップ11はドアトリムの取付けを行う ものであったが、他の実施例では、ドアトリム以外の他の場所でのトリム取付け にも有効なことはいうまでもない。
【0014】
【考案の効果】
前述した本考案のトリムクリップの構造によれば、トリム穴と取付穴との間に 生じる位置ずれに対する追従性が大きく向上するので、リップ部の密着性を広い 範囲で維持できるようになる。このため、水漏れや遮音などに対するリップ部の 効果を確保でき、車両の品質向上に有効なトリムクリップとなる。
【0015】 また、組付け時のフィーリングだけでなく装着後の捩れや振動に対する追従性 もよく、さらには、色による識別も容易にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるトリムクリップの構造の一実施例
を示したもので、(A)は正面図、(B)は拡大左側面
図である。
【図2】ドアトリムをインナパネルに取付ける前の状態
を示す図である。
【図3】本考案の作用を説明するための図である。
【図4】従来のトリムクリップによるトリム取付状態を
示す図である。
【図5】従来のトリムクリップの構造を示す部分断面図
である。
【図6】従来のトリムクリップの課題を説明するための
図である。
【符号の説明】
2 ドアトリム 3 インナパネル 4 トリム穴 6 取付穴 11 トリムクリップ 12 頭部 13 弾性圧入部 14 連結部材 14a,14b 球形嵌合部 19,22 凹部 21 リップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリム穴を貫通させた頭部でトリムの表裏
    両面を挟持し、前記頭部の他端側に設けた弾性圧入部を
    インナパネルの取付穴に圧入してトリムの車体への取付
    けをすると共に、前記インナパネルの内面にリップが密
    着して水漏れの防止をするトリムクリップの構造におい
    て、前記頭部とリップを備えた前記弾性圧入部とに2分
    割した両部材端部の結合部に略球形の凹部を設け、両端
    が前記凹部と嵌合するように略球形に成形された連結部
    材を介して、前記頭部と前記弾性圧入部とを連結して一
    体化するように構成したことを特徴とするトリムクリッ
    プの構造。
JP10957991U 1991-12-11 1991-12-11 トリムクリップの構造 Withdrawn JPH0550120U (ja)

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JPH0550120U true JPH0550120U (ja) 1993-07-02

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ID=14513853

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009298381A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Asmo Co Ltd リヤワイパ装置及びバックドアのトリム取付構造
WO2014024591A1 (ja) * 2012-08-10 2014-02-13 大和化成工業株式会社 車両用ドアの防水構造

Cited By (4)

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