JPH0678164U - 圧接用プロテクターを備えた車両用外装部品 - Google Patents

圧接用プロテクターを備えた車両用外装部品

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JPH0678164U
JPH0678164U JP2103093U JP2103093U JPH0678164U JP H0678164 U JPH0678164 U JP H0678164U JP 2103093 U JP2103093 U JP 2103093U JP 2103093 U JP2103093 U JP 2103093U JP H0678164 U JPH0678164 U JP H0678164U
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tip
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cowl louver
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明彦 小塚
敏夫 三宅
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Kojima Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はシール性の要求される車両用外装部
品に、シール機能を有するプロテクターを簡便、安価、
且つ確実に組付けることを目的とする。 【構成】 板材1の端縁の先端部には係合頭部11を膨
出すると共に、該頭部の基部の上下両面に凹溝12を形
成し、プロテクター2は、基部に対向する上下1対の係
止突条21と先端にリップ23とを備え、内腔Oを有す
る形態とし、プロテクター2の両係止突条21を板材1
の上下の凹溝12に弾性嵌着させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、端縁部に当接シール性の要求される車両用の外装部材に関するもの であり、カウルルーバー、ガーニッシュドアアウトサイド、オーバーフェンダ、 スポイラー等に有効に実施出来るものである。
【0002】
【従来の技術】
車両のカウルルーバーとしては、従来は図3、図4に示すものがある。図3は 全体斜視図であり、図4は図3のA−A断面を示すものである。
【0003】 カウルルーバー1の窓ガラス(図示せず)に当接する縁部には、プロテクター 2が装着されて、該プロテクターが窓ガラスに当接して、カウルルーバー1と窓 ガラスとの間をシールしている。
【0004】 即ち、プロテクター2は、基部に嵌合用の底部の平滑な凹部29を形成してお き、カウルルーバー1先端にも該凹部29に対応する嵌合部10を形成し、凹部 29と嵌合部との対応面をプライマー処理した後、両面接着テープ3を介在して 、凹部29を嵌合部10に嵌合固着している。
【0005】 また、嵌合固着するプロテクター2は可撓性を有するプラスチック成形品であ って、リップ28は内方に傾倒しており、窓ガラスと当接するための内面は、基 部が平坦面S0 で、リップが弯曲傾倒面S1 である。従って、カウルルーバー1 を車両に組付けた場合には、リップ28が窓ガラスに押圧当接してその内面の傾 倒面S1 が窓ガラス面に順応変形して、内面S0 ,S1 が平坦面として窓ガラス に当接し、傾倒面S1 の押圧力によってシール作用を行う。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述のカウルルーバーにあっては、別体のプロテクター2を嵌合固着するため に、材料及び形状の設計によって、好みのシール性が確保出来るが、プロテクタ ー2の凹部29と両面接着テープ3との接着にも、カウルルーバー1の嵌合部1 0と両面接着テープ3との接着にもプライマー塗布が必要である。
【0007】 また、プロテクター2と両面接着テープ3を接着したものを、カウルルーバー に接着するのは、困難な作業であって労力を要する。また、両面接着テープ3と プライマー塗布とが必要なため経費がかかる。また、両面接着テープ3の接着力 も、車両使用中の温度上昇によって低下して、プロテクター2の機能消失を伴う ことがある。 本考案は、従来品のこれら欠陥を解消又は改善することを目的とするものであ る。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】
例えば、図1に示す如く、一方の材料1の先端部には、上下両面の嵌着用の凹 溝12と、その先の係合頭部11とを形成しておき、他方のプロテクター2は、 圧接方向(内方)に傾倒した弾性リップ23を備え、基部に上下に対向する1対 の係止突条21を備えた断面が弾頭形の空洞Oを有する形状に成形し、プロテク ター2の各係止突条21を板材1の各凹溝12に、プロテクターが板材の係合頭 部を覆うように弾性嵌着する。
【0009】 従って、剛性の外装用板材に対して、別部材として製造されたプロテクター2 を、その弾性変形を利用して係止突条21を凹溝に嵌合係止するだけで取付ける ので、プロテクターの板材への組付けが、従来品の如き両面接着テープやプライ マー塗布なしに実施出来、作業性が向上すると共に、コスト低減もはかれ、更に プロテクターの剥がれの心配もなくなる。
【0010】 また、プロテクター2のシール面を、本体の平坦面S0 とリップの内方傾倒面 S1 とで構成し、本体の材質よりもリップの材質の方が大きな可撓性を有するよ うに一体成形したので、板材1の他部材への装着時に、シール作用を奏するプロ テクター2にあっては、硬度の大な平坦面S0 が板材1の当接安定性を確保し、 硬度が小で可撓性の大な傾倒面S1 が押圧力による変形を受けて確実なシール性 が達成出来る。
【0011】 また、プロテクター2の基部内側は、係合頭部11と密着してプロテクター2 の先端部の内面と係合頭部の先端との間には空洞Oの存在する形態に、プロテク ターが密着しているため、プロテクターは、基部ではあたかも板材と一体物の如 き保形性を有するが、中間部では内部の空洞Oが材料節約と軽量化の外に可撓性 も付与し、リップ23の弾性変形シール作用に有効に助力する。従って、比較的 に硬度の低い1種の合成樹脂でプロテクター全体を成形したものにあっても、基 部の保形性とリップの可撓性とが好適に確保出来る。
【0012】
【実施例】
本願考案を図3に示す自動車のカウルルーバーに適用した。即ち、図1は、図 4と同様に図3のA−A断面に於けるカウルルーバー1とプロテクター2との関 係構造を示すものであり、図2の(A),(B)はそれぞれカウルルーバー及び プロテクターの要部斜視図である。
【0013】 カウルルーバー1は、従来品同様の材料で、且つ端縁部を除いては同一形状に 構成された合成樹脂成形品であり、端縁部は、図に示す如く、肉厚t1 を残して 上面と下面に凹溝12,12を、且つその先端は、断面きのこ型に膨出した係合 頭部11となっている。
【0014】 いっぽう、該ルーバー端縁に組付けるプロテクターとしては、基端に互に向き 合う1対の係止突条21,21がそれぞれ上下面から間隔t2 (t2 <t1 )で 対向突出し、下面が平坦面S0 であって断面が弾頭形状で、係合頭部上下面に密 着する内部空間を備えた本体22の先端に、下方、即ち押圧方向に傾倒した弯曲 面S1 を有するくちばし状のリップ23を連設した形態に一体成形した。
【0015】 プロテクター2の本体22は、各係止突条21,21が弾性変形して係合頭部 11を越えて凹溝12に弾性嵌着出来、嵌着後は使用状態で外れないための硬度 を備えた周知の材料であり、リップ23は本体22より硬度の低い周知の材料を 選んだ。
【0016】 得られたプロテクター2は、断面きのこ型の係合頭部11の先端に係止突条1 2,12の間隔t2 を当てて押圧すると、両係止突条21が弾性拡開して係合頭 部11を越えて凹溝12内に弾性嵌着し、同時にプロテクター内部の上下面がカ ウルルーバーの係合頭部11の上下面に密着した。
【0017】 従って、プロテクター2のルーバー端縁への組付けは、端から順次長手方向に 沿ってプロテクターを押圧して行くだけで簡単に実施出来た。また、プロテクタ ー本体22がかなりの弾撥力を有しており、且つ係止突条間の間隔t2 が板材( カウルルーバー)の凹溝部の肉厚t1 より小に成形されているため、プロテクタ ーの嵌着が係合頭部11に強固に密着出来た。
【0018】 また、本体22が必要硬度を有しているため、板材1に対する強固な嵌着と共 に、プロテクター2の当接シール作用時には平坦面S0 が保形性を発揮してリッ プ23の弾性変形シール作用を保証した。
【0019】
【その他】
上述の実施例では本考案をカウルルーバーに適用したが、本考案は、主に自動 車の外装部品で相手物とのシール性が要求される物品等に広く適用出来るもので あり、例えば、ガーニッシュ、ドアアウトサイド、オーバーフェンダー、スポイ ラー、及びドアミラー等に有効に利用出来るものである。
【0020】 また、プロテクター2のリップ23を、例えば長いくちばし状等、可撓性の生 じ易い形状とすれば、リップ23を本体22と同一材料で一体成形しても所期の 目的が達成出来る。また、プロテクター2の保形性は、係止突条21,21の断 面形状を板材1の凹溝12の断面形状と合致させて、プロテクター本体22の強 力な弾撥力でその係止突条21,21を凹溝12,12に弾性嵌着すれば、係合 頭部11のプロテクターへの密着の必要なしに確保出来る。
【0021】
【考案の効果】
プロテクター2の上下両係止突条21,21間の間隔t2 を板材1の係合頭部 11の先端に当接した状態で押圧するだけで弾性嵌着が出来るので、プロテクタ ー2の組付けは、長手方向に沿って端から順次押圧作業を行うだけで簡便、且つ 安易に達成出来る。
【0022】 また、プロテクターの板材への組付けは、従来品の如く接着剤を用いないので 、接着力が低下することなく、従って耐久性が増し、材料費のコスト低減が達成 出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプロテクターの板材への組付け構造を
示す断面図。
【図2】本考案の要部斜視図であって、(A)は板材要
部を、(B)はプロテクターを示す斜視図である。
【図3】本考案の実施の対象となった従来のカウルルー
バーの全体説明斜視図である。
【図4】従来のカウルルーバーとプロテクターとの関係
構造を示す図3のA−A断面図である。
【符号の説明】
1…カウルルーバー 2…プロテクター 11…係合頭部 12…凹溝 21…係止突条 22…本体 23…先端部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に係合頭部(11)を膨出し、該
    頭部の基部の両面に凹溝(12)を形成した板材(1)
    に対し、圧接方向に傾倒した弾性リップ(23)を先端
    に備えたプロテクター(2)の基部の対向する1対の係
    止突条(21)を該凹溝(12)に弾性嵌着した車両用
    外装部品。
  2. 【請求項2】 プロテクター(2)の圧接面が本体(2
    2)の平坦面(S0)とリップの内方傾倒面(S1 )と
    から成り、且つ本体(22)の材料よりもリップ(2
    3)の材料の方が硬度が小である請求項1の外装部品。
  3. 【請求項3】 プロテクター(2)の本体基部が係合頭
    部(11)と密着し、プロテクターの本体先端部内側と
    係合頭部(11)との間に空洞(O)が形成された請求
    項1又は2の外装部品。
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