JPH0548773B2 - - Google Patents

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JPH0548773B2
JPH0548773B2 JP5556088A JP5556088A JPH0548773B2 JP H0548773 B2 JPH0548773 B2 JP H0548773B2 JP 5556088 A JP5556088 A JP 5556088A JP 5556088 A JP5556088 A JP 5556088A JP H0548773 B2 JPH0548773 B2 JP H0548773B2
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JP
Japan
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epoxy resin
glass fiber
base material
nonwoven fabric
resin laminate
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JP5556088A
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Masayuki Noda
Kenichi Karya
Takahiro Yamaguchi
Katsuharu Takahashi
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Priority to US07/201,684 priority patent/US4913955A/en
Priority to EP19880305112 priority patent/EP0294232A3/en
Priority to CA 568626 priority patent/CA1289048C/en
Priority to CN198888104318A priority patent/CN88104318A/zh
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、折曲げ可能なエポキシ樹脂積層板に
関する。 従来の技術 従来、電子機器の回路を構成する何枚かの硬質
プリント配線板を接続するために、フレキシブル
配線板やコネクター付きリード線が用いられてい
た。しかしながら、それらを接続配線する際、誤
配線や作業工程の増加が生じる。この問題を解決
して、接続のためのフレキシブル配線板やコネク
ター付リード線を不要にするために、ガラス繊維
含有ポリエステル不織布基材にエポキシ樹脂を含
浸させたフレキシブル積層板が知られているが
(特開昭59−184587号公報)、前記不織布を基材と
するプリント配線板加工時の寸法安定性が不十分
なところがあり、高密度プリント配線板の用途に
は適しているとはいえなかつた。また、フレキシ
ブル積層板とするために、エポキシ樹脂として如
何なるものを使用するか、具体的な開示はない。 一方、ガラス繊維織布に可とう性エポキシ樹脂
を含浸させたフレキシブル積層板は、、ガラス繊
維の伸び率が小さいため、寸法安定性は良好にな
るが、折り曲げると折り曲げた形状を保持できな
かつた。また、有機繊維不織布に可とう性エポキ
シ樹脂を含浸させたフレキシブル積層板は、折り
曲げは良好になるが、、プリント配線板加工時の
寸法安定性が悪く回路加工時の歩留りが悪い。
又、曲げ弾性率が小さいため電子部品搭載時のた
みが大きく実用上問題があつた。 発明が解決しようとする課題 本発明は上記の点に鑑み、寸法安定性に優れ、
電子部品搭載時のたわみも小さい折り曲げ可能な
積層板を提供するものである。 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、ガラス繊
維織布基材を中央の層とし、その両表面を前記ガ
ラス繊維織布より伸縮性の大なるシート状基材の
層とする。そして、前記基材の各層は、末端カル
ボキシル基を有するポリブタジエン−アクリロニ
トリル共重合体5〜60重量部と2官能以上のエポ
キシ樹脂95〜40重量部を反応させた組成物を含浸
して一体化されたものである。 また、改良発明は、上記発明において、ガラス
繊維織布の基材には、前記組成物に替えて2官能
以上のエポキシ樹脂を含浸して、他は同様にして
一体化されたものである。 作 用 一般に、エポキシ樹脂組成物を可とう化するた
めに、エポキシ化ダイマー酸、、エポキシ化ポリ
イソプレン、エポキシ化ポリプロピレンなどを主
に配合して使用されているが、成形時に一体に貼
り付けた金属箔の引きはがし強度、耐薬品性や耐
熱性が悪くなり、多量に使用することが出来なか
つた。しかしながら、積層板を折り曲げ可能にす
るためには、多量の可とう化エポキシ樹脂が必要
であるため、本発明者等は鋭意検討した結果、末
端カルボキシル基を有するポリブタジエン−アク
リロニトリル共重合体と2官能以上のエポキシ樹
脂を反応させたエポキシ樹脂組成物を使用するこ
とによつて、これとガラス繊維織布およびこれよ
り伸縮性の大なるシート状基材との接着性が良好
となり、金属箔引きはがし強度、耐薬品性や耐熱
性を悪くせずに、十分に可とう化したエポキシ樹
脂組成物が得られることが分かつた。一方、末端
カルボキシル基を有するポリブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体とエポキシ樹脂を予め反応さ
せずに、末端カルボキシル基を有するポリブタジ
エン−アクリロニトリル共重合体とエポキシ樹脂
を単に混合したものは、予め反応させた組成物と
比較して耐薬品性、金属箔引きはがし強さ、耐熱
性が劣つていた。 エポキシ樹脂と反応させる末端カルボキシル基
を有するポリブタジエン−アクリロニトリル共重
合体の量が5重量部未満であると、積層板を折り
曲げた際十分に折り曲げ性が保持されない。ま
た、エポキシ樹脂と反応させる末端カルボキシル
基を有するポリブタジエン−アクリロニトリル共
重合体の量が60重量部を越えると、耐薬品性、金
属箔引きはがし強さ、耐熱性が悪くなる。本発明
に使用する末端カルボキシル基を有するポリブタ
ジエン−アクリロニトリル共重合体のアクリロニ
トリルの含有量は10〜25%が良好であつた。アク
リロニトリルの含有量が少ないと、、エポキシ樹
脂との相溶性が悪く、エポキシ樹脂組成物に濁り
が発生し、良好な積層板が得られなかつた。一
方、アクリロニトリルの含有量が多いと耐熱性が
悪くなつた。 積層板が折り曲げられる際の応力分布を第1図
に示す。第1図より明らかなように、積層板1が
折り曲げられる際の応力分布は、中心線2を境
に、折り曲げ凸側と凹側で引つ張り応力3と圧縮
応力4に分かれ、積層板1の表面に行くにしたが
つて各々の応力が大きくなつている。従つて、折
り曲げに対しては適していないガラス繊維織布5
を中央部に配し、その両表面に折り曲げに対して
適した伸縮性の大なるシート状基材6を配した構
成は、本発明の目的である折り曲げ性について
は、もつとも理想的な構成である。そして、ガラ
ス繊維織布の介在によつて寸法安定性と部品搭載
時の耐たわみ性も良好なものとなつている。 また、中央の層であるガラス繊維織布5に含浸
させる樹脂として、2官能以上のエポキシ樹脂組
成物を使用すると、そのガラス転移温度が約130
℃と高いため、自動はんだ付工程などの高温処理
に対しても、折り曲げ性を保持しながら積層板の
たわみ量を小さく抑えるものである。 実施例 本発明に使用されるガラス繊維織布は、電気絶
縁用に通常使用されているもので特に限定しな
い。一般には、Eガラスを使用しヤーンを平織り
したものである。伸縮性の大なるシート状基材に
ついても、電気絶縁用に通常使用されているもの
で、ガラス繊維織布より伸縮性が大であれば特に
限定しない。例えば、有機繊維としては、引張り
伸び量が5%以上あり、比較的耐熱性がある有機
繊維が好ましいが特に限定されるもののではな
い。ポリエステル繊維、アラミド繊維、ポリアミ
ド繊維、フエノール繊維等が良好である。これら
の繊維を結着して不織布とするバインダーとして
は、エポキシ樹脂、ポバール、アクリロニトリ
ル、パルプなどが使用されている。 本発明に使用される2官能以上のエポキシ樹脂
は、ビスフエノールA型、またはビスフエノール
F型エポキシ樹脂、エポキシ化ノボラツク樹脂な
どの通常使用されているもので2官能以上のエポ
キシ樹脂であれば特に限定しない。積層板を難燃
化するたにエポキシ樹脂をブロム化したものを使
用してもよい。さらに、難燃助材として、三酸化
アンチモン、五酸化アンチモン、リン化合物、水
酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどを併
用してもよい。 本発明に使用される金属箔は、銅箔、ニツケル
箔、アルミ箔などであるが特に限定しない。 次に、伸縮性の大なるシート状基材として有機
繊維不織布を用いる場合について、本発明の実施
例を説明する。 実施例1〜3、比較例1〜2 末端カルボキシル基を有するポリブタジエン−
アクリロニトリル共重合体(商品名:
CTBN1300×8、宇部興産(株)製)を、難燃性エ
ポキシ樹脂(商品名:YDB−400、エポキシ当
量:400、臭素含率48%、東都化成(株)製)、エポキ
シ樹脂(商品名:Ep−828、エポキシ当量:195、
油化シエル(株)製)、クレゾールノボラツクエポキ
シ樹脂(商品味:YDCN−704、エポキシ当量:
210、東都化成(株)製)とトリフエニルフオスフイ
ンを触媒にして、第1表に示す配合組成で180℃
で4時間反応させた。この反応組成物にジシアン
ジアミドを配合してワニスとした。 上記ワニスをガラス繊維織布およびアラミド繊
維不織布(坪量:35g/m2)にそれぞれ含浸乾燥
してプリプレグを作製した。ガラス繊維織布プリ
プレグ1枚の両面にアラミド繊維不織布プリプレ
グを各1枚配置し、さらに両表面に35μ厚銅箔を
配置して、これを加熱加圧成形して0.6mm厚の両
面銅張り積層板を得た。 上記で得られた各積層板の特性を第1表に併せ
て示す。 尚、特性試験で、銅箔引きはがし強さは、JIS
−C−6481に準拠した。はんだ耐熱性は、試料を
40℃−湿度90%の雰囲気中に放置して、その後
260℃のはんだ浴上に浮かべたとき、30秒間異常
がない状態を保持し得る前記放置日数を測定し
た。寸法安定性は、銅箔をエツチングにより全面
除去した試料をE−0.5/150処理後に、処理前と
の寸法変化を測定した。耐薬品性は、40℃の塩化
メチレンで3分間処理した後の状態を観察した
(◎:異常なし、△:肌荒れ有り)。折り曲げ性
は、第2図aに示すように、まず円柱棒7に積層
板1を巻き付け(このとき、円柱棒7は、積層板
1を巻き付けたとき積層板にクラツクが発生しな
い程度の小さい径の円柱棒を適宜選択する)、そ
の後bに示すように折り曲げの応力を解除したと
きに積層板が保持している折り曲げ状態の半径R
を測定した。
【表】 比較例 3 実施例1で使用したアラミド繊維不織布プリプ
レグ3枚積層し、その両表面に35μ厚銅箔を載置
して、以下実施例1と同様に0.6mm厚の両面銅張
り積層板を得た。 比較例 4 実施例1で使用したガラス繊維織布プリプレグ
3枚を積層し、その両表面に35μ厚銅箔を載置し
て、以下実施例1と同様に0.6mm厚の両面銅張り
積層板を得た。 比較例 5 難燃エポキシ化ダイマー酸(エポキシ当量:
750:大日本インキ(株)製)100重量部にジシアンジ
アミド4重量部を配合してワニスを作製した。こ
れを、実施例1で使用したガラス繊維織布および
アラミド繊維不織布にそれぞれ含浸、乾燥してプ
リプレグを作製した。これを、実施例1と同じ層
構成で加熱加圧成形し、0.6mm厚の両面銅張り積
層板を得た。 比較例 6 末端カルボキシル基を有するポリブタジエン−
アクリロニトリル共重合体(商品名:
CTBN1300×8、宇部興産(株)製)を30重量部、
難燃性エポキシ樹脂(商品名:YDB−400、エポ
キシ当量:400、臭素含率48%、東都化成(株)製)
を40重量部、エポキシ樹脂(商品名:Ep−828、
エポキシ当量:195、油化シエル(株)製)を30重量
部を混合し、この混合物にジシアンジアミド3重
量部を配合して、ワニスを作製した。 これを、実施例1で使用したガラス繊維織布お
よびアラミド繊維不織布にそれぞれ含浸、乾燥し
てプリプレグを作製した。このプリプレグを実施
例1と同じ層構成で加熱加圧成形し、0.6mm厚の
両面銅張り積層板を得た。 比較例3〜6で得た積層板の特性を第2表に示
す。 比較例 7,8 末端カルボキシル基を有しアクリロニトリル結
合量が異なるポリブタジエン−アクリロニトリル
共重合体(商品名:CTBN、宇部興産(株)製)を、
それぞれ実施例1〜3で用いたエポキシ樹脂とト
リフエニルフオスフインを触媒にして、第3表に
示す配合組成で180℃で4時間反応させた。この
反応組成物にジシアンジアミドを配合してワニス
とした。 このワニスを用い、以下実施例1と同様に0.6
mm厚両面銅張り積層板を得た。得られた積層板の
特性を、実施例2における積層板の特性と併せて
第3表に示す。
【表】
【表】 次に、伸縮性の大なるシート状基材として有機
繊維織布を用いる場合について説明する。 実施例4〜6、比較例9〜10 実施例1〜3、比較例1〜2において、アラミ
ド繊維不織布に替えてポリエステル繊維織布
(0.18mm厚、平織)を用いて、以下同様にして、
0.6mm厚の両面銅張り積層板とした。 上記の各積層板の特性を第4表に示す。試験方
法は、第1表における場合と同様である。
【表】 次に、伸縮性の大なるシート状基材としてガラ
ス繊維と有機繊維の混抄不織布を用いる場合につ
いて説明する。 実施例7〜8、比較例11〜12 末端カルボキシル基を有するポリブタジエン−
アクリロニトリル共重合体(商品名:
CTBN1300×8、宇部興産(株)製)を、難燃性エ
ポキシ樹脂(商品名:YDB−400、エポキシ当
量:400、臭素含率48%、東都化成(株)製)、エポキ
シ樹脂(商品名:Ep−828、エポキシ当量:195、
油化シエル(株)製)とトリフエニルフオスフインを
触媒にして、第5表に示す配合組成で180℃で4
時間反応させた。こ反応組成物にアジピン酸60重
量部を配合してワニスとした。 上記ワニスをガラス繊維織布およびガラス繊
維/アラミド繊維混抄不織布(坪量:35g/m2
にそれぞれ含浸乾燥してプリプレグを作製した。
ガラス繊維織布プリプレグ1枚の両面にガラス繊
維/アラミド繊維混抄不織布プリプレグを各1枚
配置し、、さらに両表面に35μ厚銅箔を配置して、
これを加熱加圧成形して0.6mm厚の両面銅張り積
層板を得た。 上記で得られた各積層板の特性を第5表に併せ
て示す。試験方法は、第1表における場合と同様
である。
【表】 比較例 13 実施例7で使用したガラス繊維/アラミド繊維
混抄不織布プリプレグ3枚を積層板し、以下実施
例7と同様にして0.6mm厚の両面銅張り積層板を
得た。 比較例 14 実施例7で使用したガラス繊維織布プリプレグ
を3枚積層し、以下実施例7と同様にして0.6mm
厚の両面銅張り積層板を得た。 比較例 15 難燃エポキシ化ダイマー酸(エポキシ当量:
400、大日本インキ(株)製)100重量部にアジピン酸
60重量部を配合してワニスを作製した。これを、
実施例7で使用したガラス繊維織布およびガラス
繊維/アラミド繊維混抄不織布にそれぞれ含浸、
乾燥してプリプレグを作製した。このプリプレグ
を実施例7と同じ層構成で加熱加圧成形して0.6
mm厚の両面銅張り積層板を得た。 比較例13〜15で得た積層板の特性を第6表に示
す。
【表】 次に、伸縮性の大なるシート状基材としてガラ
ス繊維と有機繊維の混織布を用いる場合について
説明する。 実施例9〜10、比較例16〜17 実施例7〜8、比較例11〜12において、ガラス
繊維/アラミド繊維混抄不織布に替えて、ガラス
繊維/アラミド繊維混織布を用いて、以下同様に
して0.6mm厚の両面銅張り積層板とした。 比較例 18 実施例9におけるガラス繊維/アラミド繊維混
織布プリプレグを3枚積層し、以下実施例9と同
様にして0.6mm厚の両面銅張り積層板とした。 上記で得られた各積層板の特性を第7表に示
す。試験方法は第1表における場合と同様であ
る。
【表】 次に、伸縮性の大なるシート状基材としてガラ
ス繊維不織布を用いる場合について説明する。 実施例11〜13、比較例19〜20 実施例1〜3、比較例1〜2において、アラミ
ド繊維不織布に替えて、ガラス繊維不織布を用
い、以下同様にして、0.6mm厚の両面銅張り積層
板とした。 比較例 21 実施例11で使用したワニスをガラス繊維含有ポ
リエステル繊維不織布(坪量:35g/m2に含浸乾
燥して得たプリプレグを3枚積層し、その両表面
に35μ厚銅箔を載置して、加熱加圧成形して0.6mm
厚の両面銅張り積層板とした。 上記で得られた各積層板の特性を第8表に示
す。試験方法は第1表における場と同様である。
【表】 次に、中央に位置するガラス繊維織布の基材層
には、2官能以上のエポキシ樹脂組成物を含浸さ
せた場合の改良発明について実施例を説明する。 実施例14〜16、比較例22〜23 難燃性エポキシ樹脂(商品名:YDB−500、エ
ポキシ当量:500、臭素含率22%、東都化成(株)製)
90重量部、クレゾールノボラツクエポキシ樹脂
(商品名:YDCN−704、エポキシ当量:210、東
都化成(株)製)10重量部、ジシアンジアミド3重量
部を配合したワニスを、ガラス繊維織布に含浸乾
燥してプリプレグを作製した。 このプリプレグ1枚の両面に、実施例1〜3、
比較例1〜2で用いたアラミド繊維不織布プリプ
レグを、それぞれ各1枚ずつ配置し、さらに両表
面に35μ厚銅箔を配置して、これを加熱加圧成形
して0.6mm厚の両面銅張り積層板とした。 上記で得られた各積層板の特性を第9表に示
す。試験方法は、第1表における場合と同様であ
る。尚、高温時にたわみ性は、試料をスパン300
mmで150℃の雰囲気に置いたときにたわんだ量を
測定した。
【表】 尚、比較例3,4における積層板の高温時のた
わみ性は、それぞれ8mm、1mmであつた。 比較例 24 実施例14において、アラミド繊維不織布プリプ
レグに替えて、比較例5におけるアラミド繊維不
織布プリプレグを用い、他は実施例14と同様にし
て0.6mm厚の両面銅張り積層板とした。 比較例 25 実施例14において、アラミド繊維不織布プリプ
レグに替えて、比較例6におけるアラミド繊維不
織布プリプレグを用い、他は実施例14と同様にし
て0.6mm厚の両面銅張り積層板とした。 比較例24,25における積層板の特性を第10表に
示す。試験方法は、第9表における場合と同様で
ある。
【表】
【表】 実施例17〜19、比較例26〜27 実施例14〜16、比較例22〜23のそれぞれにおい
て、アラミド繊維不織布に替えて、ガラス繊維/
アラミド繊維混抄不織布(坪量:35g/m2)を使
用し、他は実施例14〜16、比較例22〜23のそれぞ
れと同様にして、0.6mm厚の両面銅張り積層板を
得た。得られた各積層板の特性を第11表に示す。
試験方法は、第9表における場合と同様である。
【表】 なお、実施例17においてガラス繊維織布にも、
ガラス繊維/アラミド繊維混抄不織布に用いたの
と同様のワニスを適用した積層板の高温時たわみ
性は、6mmであつた。 比較例 28 実施例17で使用したガラス繊維/アラミド繊維
混抄不織布プリプレグ3枚を積層し、その両表面
に35μ厚銅箔を載置して、以下実施例17と同様に
0.6mm厚の両面銅張り積層板を得た。 比較例 29 比較例5におけるワニスを、ガラス繊維/アラ
ミド繊維混抄不織布に含浸乾燥して得たプリプレ
グを、実施例17におけるガラス繊維/アラミド繊
維混抄不織布プリプレグに替えて使用し、他は実
施例17と同様にして0.6mm厚の両面銅張り積層板
を得た。 比較例 30 比較例6におけるワニスを、ガラス繊維/アラ
ミド繊維混抄不織布に含浸乾燥して得たプリプレ
グを、実施例17におけるガラス繊維/アラミド繊
維混抄不織布プリプレグに替えて使用し、他は実
施例17と同様にして0.6mm厚の両面銅張り積層板
を得た。 比較例28〜30で得た積層板の特性を第12表に示
す。試験方法は、第9表における場合と同様であ
る。
【表】 実施例20〜22、比較例31〜32 実施例14〜16、比較例22〜23のそれぞれにおい
て、アラミド繊維不織布に替えて、ガラス繊維不
織布(坪量:35/m2)使用し、他は実施例14〜
16、比較例22〜23のそれぞれと同様にして、0.6
mm厚の両面銅張り積層板を得た。得られた各積層
板の特性を第13表に示す。
【表】 尚、実施例20においてガラス繊維織布にも、ガ
ラス繊維不織布に用いたのと同様のワニスを適用
した積層板の高温時たわみ性は、5mmであつた。 比較例 33 実施例20で使用したガラス繊維不織布プリプレグ
3枚を積層し、その両表面に35μ厚銅箔を載置し
て、以下実施例20と同様に0.6mm厚の両面張り積
層板を得た。 比較例 34 比較例5におけるワニスをガラス繊維不織布に
含浸乾燥して得たプリプレグを、実施例20におけ
るガラス繊維不織布プリプレグに替えて使用し、
他は実施例20と同様にして0.6mm厚両面銅張り積
層板を得た。 比較例 35 比較例6におけるワニスをガラス繊維織布およ
びガラス繊維不織布に含浸乾燥してプリプレグを
作製し、ガラス繊維織布プリプレグを中央部にし
て、その両表面にガラス繊維不織布プリプレグを
各1枚配置し、35μ厚銅箔を最外層に載置して、
加熱加圧成形により0.6mm圧の両面銅張り積層板
を得た。 比較例33〜35における積層板の特性を第14表に
示す。
【表】 実施例23〜25、比較例36〜37 実施例14〜16、比較例22〜23のそれぞれにおい
て、アラミド繊維不織布に替えて、ガラス繊維/
アラミド繊維混織布を使用し、他は実施例14〜
16、比較例22〜23のそれぞれと同様にして、0.6
mm厚の両面銅張り積層板を得た。得られた各積層
板の特性を第15表に示す。
【表】
【表】 尚、実施例23においてガラス繊維織布にも、ガ
ラス繊維/アラミド繊維混織布に用いたのと同様
のワニスを適用した積層板の高温時たわみ性は、
6mmであつた。 比較例 38 実施例23使用したガラス繊維/アラミド繊維混
織布プリプレグ3枚を積層し、その両表面に35μ
厚銅箔を載置して、以下実施例23と同様に0.6mm
厚の両面銅張り積層板を得た。 比較例 39 比較例5におけるワニスをガラス繊維/アラミ
ド繊維混織布に含浸乾燥して得たプリプレグを、
実施例23におけるガラス繊維/アラミド繊維混織
布プリプレグに替え使用し、他は実施例23と同様
にして0.6mm厚の両面銅張り積層板を得た。 比較例 40 比較例6におけるワニスを、ガラス繊維/アラ
ミド繊維混織布に含浸乾燥して得たプリプレグ
を、実施例23におけるガラス繊維/アラミド繊維
混織布プリプレグに替えて使用し、他は実施例23
と同様にして0.6mm厚の両面銅張り積層板を得た。 比較例38〜40で得た積層板の特性を第16表に示
す。
【表】
【表】 発明の効果 上述のように本発明は、ガラス繊維織布基材の
層の両表面にこれより伸縮性の大なるシート状基
材の層を配置した層構成とし、これに特定の樹脂
を組合せた積層板としたことにより、たわみが小
さく寸法安定性も良好で、しか折り曲げて使用で
きる顕著な作用効果を奏する。そして耐薬品性、
金属箔の接着強度も優れており、高密度実装用プ
リント配線板として適したものである。 さらに、中央に位置するガラス繊維織布基材に
は、2官能以上のエポキシ樹脂組成物を適用する
ことにより、はんだ処理等の高温時のたわみも抑
制できるなど、その工業的価値は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明における積層板の層構成を積
層板の折り曲げ時の応力分布の状態と共に示した
説明図、第2図は積層板の折り曲げ特性の測定法
の説明図である。 5はガラス繊維織布、6は伸縮性の大なるシー
ト状基材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス繊維織布基材を中央の層とし、その両
    表面を前記ガラス繊維織布より伸縮性の大なるシ
    ート状基材の層としてなり、前記基材の各層は、
    末端カルボキシル基を有するポリブタジエン−ア
    クリロニトリル共重合体5〜60重量部と2官能以
    上のエポキシ樹脂95〜40重量部を反応させた組成
    物を含浸して一体化されたものであることを特徴
    とするエポキシ樹脂積層板。 2 伸縮性の大なるシート状基材が有機繊維から
    なるものである特許請求の範囲第1項記載のエポ
    キシ樹脂積層板。 3 伸縮性の大なるシート状基材が有機繊維とガ
    ラス繊維の複合からなるものである特許請求の範
    囲第1項記載のエポキシ樹脂積層板。 4 シート状基材が不織布である特許請求の範囲
    第2項または第3項記載のエポキシ樹脂積層板。 5 シート状基材が織布である特許請求の範囲第
    2項または第3項記載のエポキシ樹脂積層板。 6 伸縮性の大なるシート状基材がガラス繊維不
    織布である特許請求の範囲第1項記載のエポキシ
    樹脂積層板。 7 ガラス繊維織布基材を中央の層とし、その両
    表面を前記ガラス繊維織布より伸縮性の大なるシ
    ート状基材の層としてなり、前記伸縮性の大なる
    シート状基材の層には、末端カルボキシル基を有
    するポリブタジエン−アクリロニトリル共重合体
    5〜60重量部と2官能以上のエポキシ樹脂95〜40
    重量部を反応させた組成物を含浸し、ガラス繊維
    織布基材には2官能以上のエポキシ樹脂組成物を
    含浸して、各層が一体化されたものであることを
    特徴とするエポキシ樹脂積層板。 8 伸縮性の大なるシート状基材が不織布である
    特許請求の範囲第7項記載のエポキシ樹脂積層
    板。 9 不織布が有機繊維不織布である特許請求の範
    囲第8項記載のエポキシ樹脂積層板。 10 不織布がガラス繊維と有機繊維の混抄不織
    布である特許請求の範囲第8項記載のエポキシ樹
    脂積層板。 11 不織布がガラス繊維不織布である特許請求
    の範囲第8項記載のエポキシ樹脂積層板。 12 伸縮性の大なるシート状基材がガラス繊維
    と有機繊維の混織布である特許請求の範囲第7項
    記載のエポキシ樹脂積層板。 13 少なくとも一方の表面に金属箔が一体化さ
    れている特許請求の範囲第1項〜第12項のいず
    れか1項に記載のエポキシ樹脂積層板。
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